JP3026875B2 - 伝送装置のaps試験装置 - Google Patents
伝送装置のaps試験装置Info
- Publication number
- JP3026875B2 JP3026875B2 JP4014223A JP1422392A JP3026875B2 JP 3026875 B2 JP3026875 B2 JP 3026875B2 JP 4014223 A JP4014223 A JP 4014223A JP 1422392 A JP1422392 A JP 1422392A JP 3026875 B2 JP3026875 B2 JP 3026875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- bit data
- switching control
- control signal
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば同期多重化伝送
方式を採用した伝送システムに組込まれた伝送装置の試
験を実施するための測定装置に係わり、特に、伝送装置
相互間を2つの伝送路で接続し、異常発生時に伝送路を
切替える場合における動作応答特性等を測定する伝送装
置のAPS試験装置に関する。
方式を採用した伝送システムに組込まれた伝送装置の試
験を実施するための測定装置に係わり、特に、伝送装置
相互間を2つの伝送路で接続し、異常発生時に伝送路を
切替える場合における動作応答特性等を測定する伝送装
置のAPS試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】少ない伝送路でもって多くのデジタル情
報を伝送する手法として、一つの伝送路上に多数のデジ
タル信号を時分割多重化して送信する同期多重化方式が
提唱されている。そして、この同期多重化方式を採用し
た伝送システムは、例えば図4に示すように、多数の信
号を多重化するためのマルチプレクサ機構1aを有する
送信装置1と、多重化された信号を復元するデマルチプ
レクス機構2aを有する受信装置2と、これらを接続す
る伝送路3とで構成されている。
報を伝送する手法として、一つの伝送路上に多数のデジ
タル信号を時分割多重化して送信する同期多重化方式が
提唱されている。そして、この同期多重化方式を採用し
た伝送システムは、例えば図4に示すように、多数の信
号を多重化するためのマルチプレクサ機構1aを有する
送信装置1と、多重化された信号を復元するデマルチプ
レクス機構2aを有する受信装置2と、これらを接続す
る伝送路3とで構成されている。
【0003】そして、伝送路3には多数のデジタル信号
が時分割多重化されて伝送されるので、受信装置2でそ
れらを正確に元の各デジタル信号に分離するために、共
通の同期インタフェースが採用されている。図5(a)
は、CCITT によって定められた、データ伝送速度が156
Mb/sである場合におけるデジタル信号のフレーム構
成図である。このフレーム構成図においては、従来、横
一線の一次元で表現していたフレーム構成が9等分され
て9行に重ねて二次元で表現されている。1行は270
バイトで構成され、先頭に9バイトのヘッダー4が設け
られ、残りの261バイトに実際のデータを格納するデ
ータ領域5が設定される。
が時分割多重化されて伝送されるので、受信装置2でそ
れらを正確に元の各デジタル信号に分離するために、共
通の同期インタフェースが採用されている。図5(a)
は、CCITT によって定められた、データ伝送速度が156
Mb/sである場合におけるデジタル信号のフレーム構
成図である。このフレーム構成図においては、従来、横
一線の一次元で表現していたフレーム構成が9等分され
て9行に重ねて二次元で表現されている。1行は270
バイトで構成され、先頭に9バイトのヘッダー4が設け
られ、残りの261バイトに実際のデータを格納するデ
ータ領域5が設定される。
【0004】そして、データの属性や伝送条件等を指定
する9バイト×9行のヘッダー4の各行には図5(b)
に示す各種制御データが設定される。例えば1行目のA
1 ,A2 はフレーム同期信号であり、5行目のK1 ,K
I2 は二重化伝送システムを採用した場合に各伝送路を
切替えるための切替制御信号を構成する各8ビットから
なる各ビットデータである。
する9バイト×9行のヘッダー4の各行には図5(b)
に示す各種制御データが設定される。例えば1行目のA
1 ,A2 はフレーム同期信号であり、5行目のK1 ,K
I2 は二重化伝送システムを採用した場合に各伝送路を
切替えるための切替制御信号を構成する各8ビットから
なる各ビットデータである。
【0005】図6は、上述した同期多重化伝送方式にお
いて、2系統の伝送路を採用した二重化伝送システムを
示す模式図である。
いて、2系統の伝送路を採用した二重化伝送システムを
示す模式図である。
【0006】例えばA基地とB基地とが伝送路で接続さ
れている。各基地A,Bにはそれぞれ送信装置6a,6
bと受信装置7a,7bとが配設されている。各送信装
置6a,6bと各受信装置7a,7bとはインタフェー
ス8および一対の伝送路9a,9bを介して接続され
る。また、各受信装置7a,7b内には各伝送路9a,
9bを選択する選択回路10が設けられている。そし
て、送信装置6aと受信装置7aとでA基地側の伝送装
置11aを構成し、送信装置6bと受信装置7bとでB
基地側の伝送装置11bを構成する。
れている。各基地A,Bにはそれぞれ送信装置6a,6
bと受信装置7a,7bとが配設されている。各送信装
置6a,6bと各受信装置7a,7bとはインタフェー
ス8および一対の伝送路9a,9bを介して接続され
る。また、各受信装置7a,7b内には各伝送路9a,
9bを選択する選択回路10が設けられている。そし
て、送信装置6aと受信装置7aとでA基地側の伝送装
置11aを構成し、送信装置6bと受信装置7bとでB
基地側の伝送装置11bを構成する。
【0007】このような二重化伝送システムにおいて、
各送信装置6a,6bは0系と1系との両方の伝送路9
a,9bに対して図5で示したフレーム構成を有する同
一のデジタル信号を送出する。一方、各送信装置6a,
6bは0系と1系との両方の伝送路9a,9bを介して
入力した同一構成のテジタル信号を選択回路10で予め
選択されたいずれか一方の伝送路9a,9bを伝送され
たデジタル信号を受信する。そして、選択回路10にて
いずれの伝送路9a,9bを選択するかは、前記デジタ
ル信号の先頭部分のヘッダー4に組込まれた切替制御信
号の各ビットデータK1 .K2 にて指定される。
各送信装置6a,6bは0系と1系との両方の伝送路9
a,9bに対して図5で示したフレーム構成を有する同
一のデジタル信号を送出する。一方、各送信装置6a,
6bは0系と1系との両方の伝送路9a,9bを介して
入力した同一構成のテジタル信号を選択回路10で予め
選択されたいずれか一方の伝送路9a,9bを伝送され
たデジタル信号を受信する。そして、選択回路10にて
いずれの伝送路9a,9bを選択するかは、前記デジタ
ル信号の先頭部分のヘッダー4に組込まれた切替制御信
号の各ビットデータK1 .K2 にて指定される。
【0008】切替制御信号の各ビットデータK1 .K2
は図8に示すように構成されている。8桁のビットデー
タK1 は、各伝送路9a,9bに対する切替指示等の各
種指示データが設定される。また、次の8桁のビットデ
ータK2 はソフト的に現用伝送路と指定されている側の
伝送路を示すデータが設定される。例えば0系の伝送路
9aが現用伝送路と指定されている場合、ビットデータ
K2 は[00010000]となり、1系の伝送路9bが現用伝
送路と指定されている場合、ビットデータK2は[00100
000]となる。
は図8に示すように構成されている。8桁のビットデー
タK1 は、各伝送路9a,9bに対する切替指示等の各
種指示データが設定される。また、次の8桁のビットデ
ータK2 はソフト的に現用伝送路と指定されている側の
伝送路を示すデータが設定される。例えば0系の伝送路
9aが現用伝送路と指定されている場合、ビットデータ
K2 は[00010000]となり、1系の伝送路9bが現用伝
送路と指定されている場合、ビットデータK2は[00100
000]となる。
【0009】次に、A基地側の伝送装置11aとB基地
側の伝送装置11bとの間で実際にデジタル信号の授受
を実行する場合において、各デジタル信号のヘッダー4
に組込まれた切替制御信号の動作を図7のシーケンス図
を用いて説明する。なお、最初に0系の伝送路9aが現
用伝送路に指定されているとする。そして、各受信装置
7a,7bの選択回路10はソフト的に現用伝送路と指
定された0系の伝送路9a側に切替えられていると仮定
する。
側の伝送装置11bとの間で実際にデジタル信号の授受
を実行する場合において、各デジタル信号のヘッダー4
に組込まれた切替制御信号の動作を図7のシーケンス図
を用いて説明する。なお、最初に0系の伝送路9aが現
用伝送路に指定されているとする。そして、各受信装置
7a,7bの選択回路10はソフト的に現用伝送路と指
定された0系の伝送路9a側に切替えられていると仮定
する。
【0010】B基地の送信装置6bからA基地の受信装
置7aへデジタル信号を送信する場合、両方の伝送路9
a,9bを伝送されたデジタル信号はで選択回路10で
0系の伝送路9aからのデジタル信号が選択されて受信
される。この受信されたデジタル信号の切替制御信号は
正常信号(1) として、図8に示すビットデータK1 ,K
2 となる。すなわち、正常の場合、ビットデータK1 は
[00000000]となる。そして、ビットデータK2 は[00
010000]となる。
置7aへデジタル信号を送信する場合、両方の伝送路9
a,9bを伝送されたデジタル信号はで選択回路10で
0系の伝送路9aからのデジタル信号が選択されて受信
される。この受信されたデジタル信号の切替制御信号は
正常信号(1) として、図8に示すビットデータK1 ,K
2 となる。すなわち、正常の場合、ビットデータK1 は
[00000000]となる。そして、ビットデータK2 は[00
010000]となる。
【0011】A基地の伝送装置11aは必要とあれば、
デジタル信号受信後3フレーム経過以降に、別のデーテ
を含むデジタル信号をB基地の伝送装置11bへ送信す
る。この場合、送信装置6aから受信装置7bへ送信す
るデジタル信号の切替制御信号は正常信号(2) として、
図8に示すビットデータK1 ,K2 となる。すなわち、
B基地からA基地へ送信されたデジタル信号の正常信号
(1) と同一パターンとなる。
デジタル信号受信後3フレーム経過以降に、別のデーテ
を含むデジタル信号をB基地の伝送装置11bへ送信す
る。この場合、送信装置6aから受信装置7bへ送信す
るデジタル信号の切替制御信号は正常信号(2) として、
図8に示すビットデータK1 ,K2 となる。すなわち、
B基地からA基地へ送信されたデジタル信号の正常信号
(1) と同一パターンとなる。
【0012】そして、例えば時刻t1 にて現用の伝送路
9aに故障が発生すると、一定の切替要求保護時間Ta
経過後の時刻t2 おいて、B基地からA基地へ送信する
でデジタル信号の切替制御信号に切替要求(3) を組込ん
でA基地側へ送信する。この切替要求(3) のビットデー
タK1 は切替要求を示す[11000001]となる。なお、ソ
フト的な現用伝送路を示すビットデータK2 は[000100
00]のままである。
9aに故障が発生すると、一定の切替要求保護時間Ta
経過後の時刻t2 おいて、B基地からA基地へ送信する
でデジタル信号の切替制御信号に切替要求(3) を組込ん
でA基地側へ送信する。この切替要求(3) のビットデー
タK1 は切替要求を示す[11000001]となる。なお、ソ
フト的な現用伝送路を示すビットデータK2 は[000100
00]のままである。
【0013】この切替要求(3) を受信した基地A側の伝
送装置11aは3フレーム経過した時刻t3 にて受信装
置7aの選択回路10を1系の伝送路9bへ切替える。
そして、A基地側へデジタル信号に組込んで切替応答
(4) を送信する。この切替応答(4) のビットデータK1
は切替応答を示す[00100001]となる。なお、ソフト的
な現用伝送路を示すビットデータK2 は[00010000]の
ままである。すなわち、A基地の伝送装置11aは同一
内容をB基地の伝送装置11bへ返信する。
送装置11aは3フレーム経過した時刻t3 にて受信装
置7aの選択回路10を1系の伝送路9bへ切替える。
そして、A基地側へデジタル信号に組込んで切替応答
(4) を送信する。この切替応答(4) のビットデータK1
は切替応答を示す[00100001]となる。なお、ソフト的
な現用伝送路を示すビットデータK2 は[00010000]の
ままである。すなわち、A基地の伝送装置11aは同一
内容をB基地の伝送装置11bへ返信する。
【0014】この切替応答(4) を受信したB基地側の伝
送装置11bは3フレーム経過した時刻t4 にて受信装
置7bの選択回路10を1系の伝送路9bへ切替える。
送装置11bは3フレーム経過した時刻t4 にて受信装
置7bの選択回路10を1系の伝送路9bへ切替える。
【0015】しかして、両方の伝送装置11a,11b
における受信装置7a,7bの選択回路10が1系の伝
送路9bに切替られた。そして、時刻t4 以降、1系の
伝送路9bを用いてデジタル信号が送受信される。
における受信装置7a,7bの選択回路10が1系の伝
送路9bに切替られた。そして、時刻t4 以降、1系の
伝送路9bを用いてデジタル信号が送受信される。
【0016】そして、時刻t5 にて故障が回復すると、
故障回復から回復確認保護時間Tb経過した時刻t6 に
てB基地側からA基地側へ回復待機(5) を送信する。こ
の回復待機(5) のビットデータK1 は回復待機状態を示
す[01100001]となる。なお、ソフト的な現用伝送路を
示すビットデータK2 は[00010000]のままである。さ
らに、時刻t6 から回復待機保護時間Tcを経過した時
刻t7 において、B基地側からA基地側へ切替解除(6)
を送信する。この切替解除(6) のビットデータK1 は正
常状態を示す[00000000]となる。なお、ソフト的な現
用伝送路を示すビットデータK2 は0系の伝送路9aか
ら1系の伝送路9bを示す[00100000]へ変化する。
故障回復から回復確認保護時間Tb経過した時刻t6 に
てB基地側からA基地側へ回復待機(5) を送信する。こ
の回復待機(5) のビットデータK1 は回復待機状態を示
す[01100001]となる。なお、ソフト的な現用伝送路を
示すビットデータK2 は[00010000]のままである。さ
らに、時刻t6 から回復待機保護時間Tcを経過した時
刻t7 において、B基地側からA基地側へ切替解除(6)
を送信する。この切替解除(6) のビットデータK1 は正
常状態を示す[00000000]となる。なお、ソフト的な現
用伝送路を示すビットデータK2 は0系の伝送路9aか
ら1系の伝送路9bを示す[00100000]へ変化する。
【0017】この切替解除(5) を受信したA基地側の伝
送装置11aは3フレーム経過した時刻t8 にて自己の
ソフト的な現用伝送路を1系の伝送路9bへ名称変更す
る。そして、B基地側へ切替解除応答(7) を送信する。
この切替解除応答(7) の各ビットデータK1 ,K2 は先
の切替解除(6) の各各ビットデータK1 ,K2 に等し
い。すなわち、A基地の伝送装置11aは同一内容をB
基地の伝送装置11bへ返信する。
送装置11aは3フレーム経過した時刻t8 にて自己の
ソフト的な現用伝送路を1系の伝送路9bへ名称変更す
る。そして、B基地側へ切替解除応答(7) を送信する。
この切替解除応答(7) の各ビットデータK1 ,K2 は先
の切替解除(6) の各各ビットデータK1 ,K2 に等し
い。すなわち、A基地の伝送装置11aは同一内容をB
基地の伝送装置11bへ返信する。
【0018】この切替解除応答(7) を受信したB基地の
伝送装置11bは3フレーム経過した時刻t9 にて自己
のソフト的な現用伝送路を1系の伝送路9bへ名称変更
する。
伝送装置11bは3フレーム経過した時刻t9 にて自己
のソフト的な現用伝送路を1系の伝送路9bへ名称変更
する。
【0019】このような伝送路9a,9bの切替動作が
自動的に実行される二重化伝送システムに組込まれた各
伝送装置11a,11bにおいて、デジタル信号のヘッ
ダー4に組込まれた切替制御信号の各ビットデータK1
,K2 が正しく設定されていることを試験する必要が
ある。このような切替制御信号の各ビットデータK1 ,
K2 はヘッダー4を構成する図5(b)に示す各ビット
データA1 ,A2 ,……Z2 ,Z3 とともに、図9に示
す測定器12と制御装置13とからなる試験装置でもっ
て実施される。
自動的に実行される二重化伝送システムに組込まれた各
伝送装置11a,11bにおいて、デジタル信号のヘッ
ダー4に組込まれた切替制御信号の各ビットデータK1
,K2 が正しく設定されていることを試験する必要が
ある。このような切替制御信号の各ビットデータK1 ,
K2 はヘッダー4を構成する図5(b)に示す各ビット
データA1 ,A2 ,……Z2 ,Z3 とともに、図9に示
す測定器12と制御装置13とからなる試験装置でもっ
て実施される。
【0020】すなわち、測定器12内には試験対象とな
る伝送装置11a(11b)に対して各種の試験信号を
送出する試験信号発生部12aと、伝送装置11aから
の応答信号を受信してその妥当性を判定する測定部12
bとで構成されている。そして、測定器12の試験信号
発生部12aおよび測定部12bは外部の制御装置13
からの指令によって動作する。この制御装置13と測定
器12との間のデータや各種指令等の情報はGP−IB
規格やRS232C規格等のインタェースを介して実施
される。
る伝送装置11a(11b)に対して各種の試験信号を
送出する試験信号発生部12aと、伝送装置11aから
の応答信号を受信してその妥当性を判定する測定部12
bとで構成されている。そして、測定器12の試験信号
発生部12aおよび測定部12bは外部の制御装置13
からの指令によって動作する。この制御装置13と測定
器12との間のデータや各種指令等の情報はGP−IB
規格やRS232C規格等のインタェースを介して実施
される。
【0021】図10は図9の試験装置の制御装置13が
実施する試験処理を示す流れ図である。最初に、測定器
12の試験信号発生回路12aに対して送信すべき試験
信号を指定する。続いて測定部12bに対して測定開始
指令を送出する。そして、測定部12bから試験信号に
対して応答信号のビットデータが送出されると、このビ
ットデータに対する妥当性を判断する。そして、全試験
項目の試験が終了するとこの伝送装置11a(11b)
に対する全部の試験を終了する。
実施する試験処理を示す流れ図である。最初に、測定器
12の試験信号発生回路12aに対して送信すべき試験
信号を指定する。続いて測定部12bに対して測定開始
指令を送出する。そして、測定部12bから試験信号に
対して応答信号のビットデータが送出されると、このビ
ットデータに対する妥当性を判断する。そして、全試験
項目の試験が終了するとこの伝送装置11a(11b)
に対する全部の試験を終了する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9お
よび図10に示す試験装置においてもまだ次のような問
題があった。
よび図10に示す試験装置においてもまだ次のような問
題があった。
【0023】すなわち、前述したように、この試験装置
においては、伝送装置11a,11bに対して送出した
例えば図7に示す、正常信号(1) ,切替要求(3) ,…,
切替解除(6) に対する各応答(2) ,(4) ,(7) の各ビッ
トデータK1 ,K2 が正しいビットデータであるか否か
を調べることが可能である、しかし、前述したような同
期多重化伝送方式においては、データの伝送速度が図4
に示すように例えば156Mb/sと非常に高い。した
がって、上述したように正しいビットデータK1 ,K2
を有する応答信号が出力されることは勿論のこと、伝送
装置11a.11bの応答特性の確認も非常に重要な試
験項目となる。当然、図7において、伝送路の切替指令
が出力されてから実際に伝送路が切替わるまでの時間も
重要な試験項目となる。このような応答特性を簡単に検
証するには、試験信号を送出してから応答信号が出力さ
れるまでの時間を計測すればよい。
においては、伝送装置11a,11bに対して送出した
例えば図7に示す、正常信号(1) ,切替要求(3) ,…,
切替解除(6) に対する各応答(2) ,(4) ,(7) の各ビッ
トデータK1 ,K2 が正しいビットデータであるか否か
を調べることが可能である、しかし、前述したような同
期多重化伝送方式においては、データの伝送速度が図4
に示すように例えば156Mb/sと非常に高い。した
がって、上述したように正しいビットデータK1 ,K2
を有する応答信号が出力されることは勿論のこと、伝送
装置11a.11bの応答特性の確認も非常に重要な試
験項目となる。当然、図7において、伝送路の切替指令
が出力されてから実際に伝送路が切替わるまでの時間も
重要な試験項目となる。このような応答特性を簡単に検
証するには、試験信号を送出してから応答信号が出力さ
れるまでの時間を計測すればよい。
【0024】しかし、図9に示す試験装置においては、
制御装置13と測定器12との間にはGP−IB規格や
RS232C規格等のインタフェースを介して各種指令
やデータが伝送される。したがって、制御装置13から
試験信号を指定して、測定指令を送出した時刻から測定
部12bから応答信号のビットデータが転送されて来る
までの時間は、上述したインタフェースにおける処理時
間が含まれる。そして、この処理時間の割合が大きくな
るので、伝送装置11a,11b自体の応答時間が正確
に測定できない問題がある。
制御装置13と測定器12との間にはGP−IB規格や
RS232C規格等のインタフェースを介して各種指令
やデータが伝送される。したがって、制御装置13から
試験信号を指定して、測定指令を送出した時刻から測定
部12bから応答信号のビットデータが転送されて来る
までの時間は、上述したインタフェースにおける処理時
間が含まれる。そして、この処理時間の割合が大きくな
るので、伝送装置11a,11b自体の応答時間が正確
に測定できない問題がある。
【0025】また、制御装置13内における応答信号の
確認処理等はコンピュータによるソフト的手段で実施さ
れるので、迅速な結果が得られない。よって、連続して
多数の応答特性を調べる場合は前の応答特性に対する処
理が終了しないうちに次の応答信号が入力されて、対応
しきれない事態が発生する懸念がある。
確認処理等はコンピュータによるソフト的手段で実施さ
れるので、迅速な結果が得られない。よって、連続して
多数の応答特性を調べる場合は前の応答特性に対する処
理が終了しないうちに次の応答信号が入力されて、対応
しきれない事態が発生する懸念がある。
【0026】したがって、従来の試験装置においては、
実際問題として、応答特性を測定していなかった。
実際問題として、応答特性を測定していなかった。
【0027】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、切替制御信号に含まれるビットデータを検
出する手段や検出された検出ビットデータが目的とする
ビットデータであるか否かを判定する手段やカウンタ等
の応答特性を測定する各部材をハード回路で構成するこ
とによって、インタフェースを省略でき、伝送路の切替
所要時間を含めた正確な応答特性をほぼ実時間で測定で
きる伝送装置のAPS試験装置を提供することを目的と
する。
ものであり、切替制御信号に含まれるビットデータを検
出する手段や検出された検出ビットデータが目的とする
ビットデータであるか否かを判定する手段やカウンタ等
の応答特性を測定する各部材をハード回路で構成するこ
とによって、インタフェースを省略でき、伝送路の切替
所要時間を含めた正確な応答特性をほぼ実時間で測定で
きる伝送装置のAPS試験装置を提供することを目的と
する。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、伝送装置どうしを2系統の伝送路でもって
接続し、送信側から両方の伝送路へ同一デジタル信号を
送出し、受信側で一方の伝送路を選択してデジタル信号
を受信すると共に、選択された伝送路に異常が発生した
ときデジタル信号の先頭部分に組込まれた切替制御信号
によって他方の伝送路を選択する二重化伝送システムに
組込まれる伝送装置のAPS試験装置において、伝送装
置から出力されるデジタル信号に含まれる切替制御信号
のビットデータを検出する切替制御信号検出部と、予め
定められた第1および第2の特定ビットデータを記憶す
るビットデータメモリと、切替制御信号検出部にて検出
された検出ビットデータが第1の特定ビットデータに一
致すると一致信号を出力する比較器と、この比較器から
の一致信号出力時刻から所定待時間経過後に待時間終了
信号を出力する待時間回路と、この待時間終了信号に応
動して第2の特定ビットデータを有する切替制御信号を
伝送装置へ入力されるデジタル信号へ組込む切替制御信
号送出部と、待時間回路の待時間を可変設定する待時間
設定器とを備えたものである。
に本発明は、伝送装置どうしを2系統の伝送路でもって
接続し、送信側から両方の伝送路へ同一デジタル信号を
送出し、受信側で一方の伝送路を選択してデジタル信号
を受信すると共に、選択された伝送路に異常が発生した
ときデジタル信号の先頭部分に組込まれた切替制御信号
によって他方の伝送路を選択する二重化伝送システムに
組込まれる伝送装置のAPS試験装置において、伝送装
置から出力されるデジタル信号に含まれる切替制御信号
のビットデータを検出する切替制御信号検出部と、予め
定められた第1および第2の特定ビットデータを記憶す
るビットデータメモリと、切替制御信号検出部にて検出
された検出ビットデータが第1の特定ビットデータに一
致すると一致信号を出力する比較器と、この比較器から
の一致信号出力時刻から所定待時間経過後に待時間終了
信号を出力する待時間回路と、この待時間終了信号に応
動して第2の特定ビットデータを有する切替制御信号を
伝送装置へ入力されるデジタル信号へ組込む切替制御信
号送出部と、待時間回路の待時間を可変設定する待時間
設定器とを備えたものである。
【0029】また、別の発明のAPS試験装置において
は、伝送装置に対して選択された伝送路における異常発
生を模擬したエラー情報を送出するエラー情報送出部
と、伝送装置から出力されるデジタル信号に含まれる切
替制御信号のビットデータを検出する切替制御信号検出
部と、伝送路の切替えを指示する切替ビットデータを記
憶する切替ビットデータメモリと、切替制御信号検出部
にて検出された検出ビットデータが切替ビットデータに
一致すると一致信号を出力する比較器と、エラー情報送
出時刻から一致信号出力時刻までの経過時間を計時する
経過時間カウンタとが設けられている。
は、伝送装置に対して選択された伝送路における異常発
生を模擬したエラー情報を送出するエラー情報送出部
と、伝送装置から出力されるデジタル信号に含まれる切
替制御信号のビットデータを検出する切替制御信号検出
部と、伝送路の切替えを指示する切替ビットデータを記
憶する切替ビットデータメモリと、切替制御信号検出部
にて検出された検出ビットデータが切替ビットデータに
一致すると一致信号を出力する比較器と、エラー情報送
出時刻から一致信号出力時刻までの経過時間を計時する
経過時間カウンタとが設けられている。
【0030】さらに、別のAPS試験装置においては、
伝送装置から出力されるデジタル信号に含まれる切替制
御信号のビットデータを検出する切替制御信号検出部
と、伝送路の切替えを指示する第1の特定ビットデー
タ,および伝送路の切替え又は伝送路の名称変更を指定
する第2の特定ビットデータを記憶するビットデータメ
モリと、切替制御信号検出部にて検出された検出ビット
データが第1の特定ビットデータに一致すると第1の一
致信号を出力する第1の比較器と、切替制御信号検出部
にて検出された検出ビットデータが第2の特定ビットデ
ータに一致すると第2の一致信号を出力する第2の比較
器と、第1の一致信号出力時刻から第2のの一致信号出
力時刻までのでの経過時間を計時する経過時間カウンタ
とが備えられている。
伝送装置から出力されるデジタル信号に含まれる切替制
御信号のビットデータを検出する切替制御信号検出部
と、伝送路の切替えを指示する第1の特定ビットデー
タ,および伝送路の切替え又は伝送路の名称変更を指定
する第2の特定ビットデータを記憶するビットデータメ
モリと、切替制御信号検出部にて検出された検出ビット
データが第1の特定ビットデータに一致すると第1の一
致信号を出力する第1の比較器と、切替制御信号検出部
にて検出された検出ビットデータが第2の特定ビットデ
ータに一致すると第2の一致信号を出力する第2の比較
器と、第1の一致信号出力時刻から第2のの一致信号出
力時刻までのでの経過時間を計時する経過時間カウンタ
とが備えられている。
【0031】
【作用】このように構成された請求項1のAPS(Autm
atic Protection Switching )試験装置は、このAPS
試験装置が試験対象となる伝送装置に対して伝送路を介
して接続される他方の伝送装置とみなして、試験対象の
伝送装置から出力された第1の特定切替制御信号に対応
する第2の特定切替制御信号が試験対象の伝送装置へ入
力されるが、この第2の特定切替制御信号の入力タイミ
ングを任意に設定可能にした試験装置である。
atic Protection Switching )試験装置は、このAPS
試験装置が試験対象となる伝送装置に対して伝送路を介
して接続される他方の伝送装置とみなして、試験対象の
伝送装置から出力された第1の特定切替制御信号に対応
する第2の特定切替制御信号が試験対象の伝送装置へ入
力されるが、この第2の特定切替制御信号の入力タイミ
ングを任意に設定可能にした試験装置である。
【0032】すなわち、前記第1および第2の特定切替
制御信号を特定する第1,第2の特定ビットデータはビ
ットデータメモリに記憶されている。伝送装置から出力
されるデジタル信号の先頭部分に組込まれた切替制御信
号のビットデータは切替制御信号検出部で検出される。
そして、検出された検出ビットデータが第1の特定ビッ
トデータに一致すると、待時間設定器にて設定された待
時間経過後に第2の特定ビットデータを有する切替制御
信号がデジタル信号に組込まれて伝送装置へ送出され
る。すなわち、待時間を順次変更していくことによっ
て、試験装置における一つの制御信号を送出してから応
答信号が入力するまでの許容時間幅を測定できる。
制御信号を特定する第1,第2の特定ビットデータはビ
ットデータメモリに記憶されている。伝送装置から出力
されるデジタル信号の先頭部分に組込まれた切替制御信
号のビットデータは切替制御信号検出部で検出される。
そして、検出された検出ビットデータが第1の特定ビッ
トデータに一致すると、待時間設定器にて設定された待
時間経過後に第2の特定ビットデータを有する切替制御
信号がデジタル信号に組込まれて伝送装置へ送出され
る。すなわち、待時間を順次変更していくことによっ
て、試験装置における一つの制御信号を送出してから応
答信号が入力するまでの許容時間幅を測定できる。
【0033】請求項2のAPS試験装置は、伝送路に異
常が発生した場合に、異常発生から実際の伝送路を切替
える切替要求が実際に出力されるまでの切替要求保護時
間を測定する機能を有した試験装置である。
常が発生した場合に、異常発生から実際の伝送路を切替
える切替要求が実際に出力されるまでの切替要求保護時
間を測定する機能を有した試験装置である。
【0034】すなわち、エラー情報送出部から伝送装置
に対してエラー情報を送出し、経過時間カウンタを起動
する。そして、切替制御信号検出部にて検出されたビッ
トデータが切替ビットデータに一致すると経過時間カウ
ンタを停止させる。よって、経過時間カウンタによって
前記切替要求保護時間が測定される。
に対してエラー情報を送出し、経過時間カウンタを起動
する。そして、切替制御信号検出部にて検出されたビッ
トデータが切替ビットデータに一致すると経過時間カウ
ンタを停止させる。よって、経過時間カウンタによって
前記切替要求保護時間が測定される。
【0035】また、請求項3のAPS試験装置は、伝送
路に異常が発生した場合に、伝送路の切替を指示する切
替制御信号が送出されてから、例えば異常状態が回復し
て、次の切替要求または伝送路の名称変更が出力される
までの経過時間を測定する機能を有した試験装置であ
る。
路に異常が発生した場合に、伝送路の切替を指示する切
替制御信号が送出されてから、例えば異常状態が回復し
て、次の切替要求または伝送路の名称変更が出力される
までの経過時間を測定する機能を有した試験装置であ
る。
【0036】すなわち、切替制御信号検出部にて検出さ
れたビットデータが切替を指定する第1の特定ビットデ
ータに一致した時刻から、同じく切替制御信号検出部に
て検出されたビットデータが伝送路の切替または名称変
更を指定する第2の特定ビットデータに一致する時刻ま
での経過時間が経過時間カウンタによって測定される。
れたビットデータが切替を指定する第1の特定ビットデ
ータに一致した時刻から、同じく切替制御信号検出部に
て検出されたビットデータが伝送路の切替または名称変
更を指定する第2の特定ビットデータに一致する時刻ま
での経過時間が経過時間カウンタによって測定される。
【0037】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0038】図1は実施例の伝送装置のAPS試験装置
の概略構成を示すブロック図である。なお、試験対象と
しての二重化伝送システムに組込まれた伝送装置は図6
に示す各伝送装置11a,11bである。そして、各伝
送装置11a,11b相互間において、図7に示す各種
の切替制御信号がヘッダー4部に組込まれたデジタル信
号が送受信される。
の概略構成を示すブロック図である。なお、試験対象と
しての二重化伝送システムに組込まれた伝送装置は図6
に示す各伝送装置11a,11bである。そして、各伝
送装置11a,11b相互間において、図7に示す各種
の切替制御信号がヘッダー4部に組込まれたデジタル信
号が送受信される。
【0039】伝送装置11a(11b)から各伝送路9
a,9bへ出力される図5に示すフオーマットを有する
デジタル信号は切替制御信号検出部21へ入力される。
この切替制御信号検出部21は、図5に示すフオーマッ
トを有するデジタル信号のヘッダー4に含まれる切替制
御信号を構成するそれぞれ8桁構成の各ビットデータK
1 ,K2 を検出する。検出された各検出ビットデータK
1 ,K2 はバッファ22を介して論理積回路23の一方
の入力端子に印加される。この論理積回路23の他方の
入力端子にはマスクメモリ24に記憶されたマスクビッ
トK1a,K2aが常時印加されている。
a,9bへ出力される図5に示すフオーマットを有する
デジタル信号は切替制御信号検出部21へ入力される。
この切替制御信号検出部21は、図5に示すフオーマッ
トを有するデジタル信号のヘッダー4に含まれる切替制
御信号を構成するそれぞれ8桁構成の各ビットデータK
1 ,K2 を検出する。検出された各検出ビットデータK
1 ,K2 はバッファ22を介して論理積回路23の一方
の入力端子に印加される。この論理積回路23の他方の
入力端子にはマスクメモリ24に記憶されたマスクビッ
トK1a,K2aが常時印加されている。
【0040】論理積回路23は16個の単位論理積回路
で構成されており、各各検出ビットデータK1 ,K2 の
合計16個のデータはそれぞれ各マスクビットデータの
各データと論理積が取られる。したがって、検出ビット
データK1 ,K2 はこの論理積回路23を通過すること
によって、マスクビットデータが指定した桁のビットデ
ータのみが抽出されてバッファ26を介して比較器27
の一方の入力端子へ入力される。
で構成されており、各各検出ビットデータK1 ,K2 の
合計16個のデータはそれぞれ各マスクビットデータの
各データと論理積が取られる。したがって、検出ビット
データK1 ,K2 はこの論理積回路23を通過すること
によって、マスクビットデータが指定した桁のビットデ
ータのみが抽出されてバッファ26を介して比較器27
の一方の入力端子へ入力される。
【0041】前記マスクビットデータK1a,K2aは例え
は操作パネルに配設されたキーボード等のコード設定器
25を用いて操作者によって設定される。したがって、
このマスクビットデータK1a,K2aを設定することによ
って、前記検出ビットデータK1 ,K2 を構成する合計
16個のデータのうち次の比較器27で比較対照する必
要のない桁のデータを予め排除することができる。すな
わち、これ以降の処理において、不必要なデータを検証
する必要がない。
は操作パネルに配設されたキーボード等のコード設定器
25を用いて操作者によって設定される。したがって、
このマスクビットデータK1a,K2aを設定することによ
って、前記検出ビットデータK1 ,K2 を構成する合計
16個のデータのうち次の比較器27で比較対照する必
要のない桁のデータを予め排除することができる。すな
わち、これ以降の処理において、不必要なデータを検証
する必要がない。
【0042】比較器27の他方の入力端子にはビットデ
ータメモリ28aに予め前記コード設定器25にて設定
された第1の特定ビットデータK1c,K2cが常時印加さ
れている。そして、比較器27は論理積回路23から出
力された不必要な桁のデータがマスクされた検出ビット
データK1b,K2bの各桁のデータと第1の特定ビットデ
ータK1c,K2cの各桁のデータとが完全に一致したとき
一致信号を次の待時間回路29へ送出する。この待時間
回路29は一致信号が入力した時刻から例えばキーボー
ド等の待時間設定器30にて設定された待時間TWが経
過すると待時間終了信号を次の切替制御信号送出部31
へ印加する。
ータメモリ28aに予め前記コード設定器25にて設定
された第1の特定ビットデータK1c,K2cが常時印加さ
れている。そして、比較器27は論理積回路23から出
力された不必要な桁のデータがマスクされた検出ビット
データK1b,K2bの各桁のデータと第1の特定ビットデ
ータK1c,K2cの各桁のデータとが完全に一致したとき
一致信号を次の待時間回路29へ送出する。この待時間
回路29は一致信号が入力した時刻から例えばキーボー
ド等の待時間設定器30にて設定された待時間TWが経
過すると待時間終了信号を次の切替制御信号送出部31
へ印加する。
【0043】切替制御信号送出部31は、待時間終了信
号が入力されると、予め前記コード設定器25でもって
ビットデータメモリ28bに記憶されているそれぞれ8
桁の第2の特定ビットデータK1d,K2dを読出して伝送
装置11a(11b)へ入力されるデジタル信号のヘッ
ダー4に切替制御信号として組込む。
号が入力されると、予め前記コード設定器25でもって
ビットデータメモリ28bに記憶されているそれぞれ8
桁の第2の特定ビットデータK1d,K2dを読出して伝送
装置11a(11b)へ入力されるデジタル信号のヘッ
ダー4に切替制御信号として組込む。
【0044】このように構成されたAPS試験装置にお
いて、一方のビットデータメモリ28aに例えば図7,
図8に示す切替要求(3) のビットデータのうちの不必要
な桁のデータをマスクしたビットデータを第1の特定ビ
ットデータK1c,K2cとして設定し、他方のビットデー
タメモリ28bに例えば図7,図8に示す切替応答(4)
の全ビットデータを第2の特定ビットデータK1d,K2d
として設定する。
いて、一方のビットデータメモリ28aに例えば図7,
図8に示す切替要求(3) のビットデータのうちの不必要
な桁のデータをマスクしたビットデータを第1の特定ビ
ットデータK1c,K2cとして設定し、他方のビットデー
タメモリ28bに例えば図7,図8に示す切替応答(4)
の全ビットデータを第2の特定ビットデータK1d,K2d
として設定する。
【0045】すると、伝送装置11a(11b)から出
力されるテジタル信号に含まれる切替制御信号が図7に
示す切替要求(3) になると、前述した待時間TW経過後
に、切替応答(4) の切替制御信号を含むデジル信号が伝
送装置11a(11b)へ入力される。したがって、待
時間設定器30にて待時間TWの値を小さい時間から大
きい時間まで順番に変更していけば、伝送装置11a
(11b)が切替要求(3) を送出した時刻t2 から切替
応答(4) が入力する時刻t3 までの許容時間幅が計測さ
れる。すなわち、待時間TWが極端に短い場合や、極端
に長い場合は伝送装置11a(11b)は応答しきれな
いので、エラーとなる。
力されるテジタル信号に含まれる切替制御信号が図7に
示す切替要求(3) になると、前述した待時間TW経過後
に、切替応答(4) の切替制御信号を含むデジル信号が伝
送装置11a(11b)へ入力される。したがって、待
時間設定器30にて待時間TWの値を小さい時間から大
きい時間まで順番に変更していけば、伝送装置11a
(11b)が切替要求(3) を送出した時刻t2 から切替
応答(4) が入力する時刻t3 までの許容時間幅が計測さ
れる。すなわち、待時間TWが極端に短い場合や、極端
に長い場合は伝送装置11a(11b)は応答しきれな
いので、エラーとなる。
【0046】なお、ビットデータメモリ28a,28b
に設定する第1,第2の特定ビットデータは切替応答
(3) と切替応答(4) との各ビットデータ以外にも、正常
信号(1)(2)のヒッドデータを設定することによって、両
方の信号相互間の時間遅れを任意に設定できる。すなわ
ち、伝送装置11a,11bにおける一つの切替制御信
号を送出してから応答信号が入力されるタイミングを任
意に変更することによって、伝送装置11a,11bの
応答特性を測定することが可能である。
に設定する第1,第2の特定ビットデータは切替応答
(3) と切替応答(4) との各ビットデータ以外にも、正常
信号(1)(2)のヒッドデータを設定することによって、両
方の信号相互間の時間遅れを任意に設定できる。すなわ
ち、伝送装置11a,11bにおける一つの切替制御信
号を送出してから応答信号が入力されるタイミングを任
意に変更することによって、伝送装置11a,11bの
応答特性を測定することが可能である。
【0047】さらに、図1に示すAPS試験装置を構成
する切替制御信号検出部21,各バッファ22,26,
論理積回路23,比較器27,ビットデータメモリ28
a,28b,切替制御信号送出部31はハード回路で構
成されている。また、GP−IB規格やRS232C規
格等のインタフェースを用いていない。したがって、制
御装置を用いてソフト的手法によって検出ビットデータ
に対する判定処理を実行する従来試験装置に比較して、
処理所要時間をほぼ無視できる程度まで圧縮される。
する切替制御信号検出部21,各バッファ22,26,
論理積回路23,比較器27,ビットデータメモリ28
a,28b,切替制御信号送出部31はハード回路で構
成されている。また、GP−IB規格やRS232C規
格等のインタフェースを用いていない。したがって、制
御装置を用いてソフト的手法によって検出ビットデータ
に対する判定処理を実行する従来試験装置に比較して、
処理所要時間をほぼ無視できる程度まで圧縮される。
【0048】よって、前述した待時間TWを正確に設定
できるので、正確な応答特性が得られる。
できるので、正確な応答特性が得られる。
【0049】図2は本発明の他の実施例に係わるAPS
試験装置の概略構成を示すブロック図である。図1の実
施例と同一部分には同一符号が付してある。したがっ
て、重複する部分の詳細説明は省略されている。
試験装置の概略構成を示すブロック図である。図1の実
施例と同一部分には同一符号が付してある。したがっ
て、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0050】この実施例装置においては、試験対象とし
ての伝送装置11a(11b)に対して、現在選択中の
伝送路が異常発生したことを模擬するエラー情報として
のエラーコードEがコード設定器25からエラーコード
メモリ32に設定される。また、図7,図8の切替要求
(3) を示す各ビットデータK1 ,K2 がマスクされた状
態で切替ビットデータK1e,K2eとして切替ビットデー
タメモリ33に設定される。
ての伝送装置11a(11b)に対して、現在選択中の
伝送路が異常発生したことを模擬するエラー情報として
のエラーコードEがコード設定器25からエラーコード
メモリ32に設定される。また、図7,図8の切替要求
(3) を示す各ビットデータK1 ,K2 がマスクされた状
態で切替ビットデータK1e,K2eとして切替ビットデー
タメモリ33に設定される。
【0051】そして、測定開始トリガ手段34からエラ
ー情報送出部35へ測定開始指令が入力されると、エラ
ー情報送出部35はエラーコードメモリ32からエラー
コードEを読出して伝送装置11a(11b)へ入力さ
れるデジタル信号に組込む。エラー情報送出部35はエ
ラーコードEを送出すると同時に、経過時間カウンタ3
6に対して起動指令を送出する。この経過時間カウンタ
36はエラー情報送出部35から起動指令が入力すると
経過時間の計時を開始し、比較器27から一致信号が入
力すると計時動作を停止する。そして、そのときの経過
時間Tdを例えば液晶表示装置等の表示手段37へ送出
する。
ー情報送出部35へ測定開始指令が入力されると、エラ
ー情報送出部35はエラーコードメモリ32からエラー
コードEを読出して伝送装置11a(11b)へ入力さ
れるデジタル信号に組込む。エラー情報送出部35はエ
ラーコードEを送出すると同時に、経過時間カウンタ3
6に対して起動指令を送出する。この経過時間カウンタ
36はエラー情報送出部35から起動指令が入力すると
経過時間の計時を開始し、比較器27から一致信号が入
力すると計時動作を停止する。そして、そのときの経過
時間Tdを例えば液晶表示装置等の表示手段37へ送出
する。
【0052】このように構成されたAPS試験装置にお
いて、例えばキーボード等の測定開始トリガ手段34を
介してエラー情報送出部35を起動すると、エラーコー
ドEが伝送装置11a(11b)へ入力される。同時
に、経過時間カウンタ36が経過時間Tの計時を開始す
る。よって、この伝送装置11a(11b)は図7に示
すように、エラー検出時点から切替要求保護時間Ta経
過後に切替要求(3) の切替制御信号を出力する。そし
て、切替要求(3) を含むデジタル信号が出力されると、
比較器27から一致信号が出力される。その結果、経過
時間カウンタ35の計時動作が停止して、この時点の経
過時間Tdが表示手段37に表示される。
いて、例えばキーボード等の測定開始トリガ手段34を
介してエラー情報送出部35を起動すると、エラーコー
ドEが伝送装置11a(11b)へ入力される。同時
に、経過時間カウンタ36が経過時間Tの計時を開始す
る。よって、この伝送装置11a(11b)は図7に示
すように、エラー検出時点から切替要求保護時間Ta経
過後に切替要求(3) の切替制御信号を出力する。そし
て、切替要求(3) を含むデジタル信号が出力されると、
比較器27から一致信号が出力される。その結果、経過
時間カウンタ35の計時動作が停止して、この時点の経
過時間Tdが表示手段37に表示される。
【0053】よって、観測者は測定された経過時間Td
と予め設定されている切替要求保護時間Taとの間の誤
差時間ΔTを把握することが可能となる。すなわち、こ
の誤差時間ΔTが所定の許容誤差範囲に入っているか否
かを調べる。
と予め設定されている切替要求保護時間Taとの間の誤
差時間ΔTを把握することが可能となる。すなわち、こ
の誤差時間ΔTが所定の許容誤差範囲に入っているか否
かを調べる。
【0054】このように、異常発生からこの異常発生に
対する対応処理が開始されるまでの時間を正確に測定す
ることが可能である。すなわち、伝送装置11a(11
b)の一種の時間応答特性を評価できる。
対する対応処理が開始されるまでの時間を正確に測定す
ることが可能である。すなわち、伝送装置11a(11
b)の一種の時間応答特性を評価できる。
【0055】図3は本発明のさらに別の実施例に係わる
APS試験装置の概略構成を示すブロック図である。図
1の実施例と同一部分には同一符号が付してある。した
がって、重複する部分の詳細説明は省略されている。
APS試験装置の概略構成を示すブロック図である。図
1の実施例と同一部分には同一符号が付してある。した
がって、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0056】この実施例装置にいては、切替制御信号検
出部21から出力されるデジタル信号に含まれる切替制
御信号の各ビットデータK1 ,K2 はバッファ22を介
して各論理積回路23,23aの一方の入力端子へ入力
される。各論理積回路23,23aの他方の入力端子に
は各マスクメモリ24,24aに設定されているマスク
ビットデータK1a,K2a、K1g,K2gが常時入力されて
いる。
出部21から出力されるデジタル信号に含まれる切替制
御信号の各ビットデータK1 ,K2 はバッファ22を介
して各論理積回路23,23aの一方の入力端子へ入力
される。各論理積回路23,23aの他方の入力端子に
は各マスクメモリ24,24aに設定されているマスク
ビットデータK1a,K2a、K1g,K2gが常時入力されて
いる。
【0057】また、一方のビットデータメモリ38には
伝送路9a,9bの切替を指示する例えば図7の切替要
求(3) の各ビットデータK1 ,K2 が第1の特定ビット
データK1i,K2iとして設定されている。そして、他方
のビットデータメモリ38bには、伝送路の切替または
伝送路の名称変更を指示する図7の切替解除(6) の各ビ
ッドデータK1 ,K2 が第2の特定ビットデータK1j,
K2jとして設定されている。そして、各論理積回路2
3,23aから出力された検出ヒットデータK1b,K2
b、K1h,K2hはそれぞれハッファ26,26aを介し
て第1,第2の比較器27,27aの一方の入力端子へ
それぞれ入力される。この第1,第2の比較器27,2
7aの他方の入力端子には前記第1,第2の特定ビット
データK1i,K2i、K1j,K2jが印加される。
伝送路9a,9bの切替を指示する例えば図7の切替要
求(3) の各ビットデータK1 ,K2 が第1の特定ビット
データK1i,K2iとして設定されている。そして、他方
のビットデータメモリ38bには、伝送路の切替または
伝送路の名称変更を指示する図7の切替解除(6) の各ビ
ッドデータK1 ,K2 が第2の特定ビットデータK1j,
K2jとして設定されている。そして、各論理積回路2
3,23aから出力された検出ヒットデータK1b,K2
b、K1h,K2hはそれぞれハッファ26,26aを介し
て第1,第2の比較器27,27aの一方の入力端子へ
それぞれ入力される。この第1,第2の比較器27,2
7aの他方の入力端子には前記第1,第2の特定ビット
データK1i,K2i、K1j,K2jが印加される。
【0058】経過時間カウンタ36bは第1の比較器2
7の一致信号で起動し、第2の比較器27bの一致信号
で停止する。そして、計測された経過時間Teは表示手
段37に表示される。
7の一致信号で起動し、第2の比較器27bの一致信号
で停止する。そして、計測された経過時間Teは表示手
段37に表示される。
【0059】このように構成されたAPS試験装置にお
いて、伝送装置11a(11b)から出力されるデジタ
ル信号に含まれる切替制御信号の検出ビットデータK1
,K2 が図7に示す切替要求(3) のビットデータに一
致すると、経過時間カウンタ36aが起動し、切替解除
(6) の各ビッドデータに一致すると停止する。すなわ
ち、切替要求(3) の出力時刻t2 から切替解除(6) の出
力時刻t7 までの経過時間Teが正確に計測される。言
い換えれば、故障が発生して、元に復旧するまでの時間
が測定される。
いて、伝送装置11a(11b)から出力されるデジタ
ル信号に含まれる切替制御信号の検出ビットデータK1
,K2 が図7に示す切替要求(3) のビットデータに一
致すると、経過時間カウンタ36aが起動し、切替解除
(6) の各ビッドデータに一致すると停止する。すなわ
ち、切替要求(3) の出力時刻t2 から切替解除(6) の出
力時刻t7 までの経過時間Teが正確に計測される。言
い換えれば、故障が発生して、元に復旧するまでの時間
が測定される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明のAPS試験
装置によれば、切替制御信号に含まれるビットデータを
検出する切替制御信号検出部,比較回路,ビットデータ
メモリ,経過時間カウンタ等をハード回路で構成してい
る。したがって、デジタル信号から検出された切替制御
信号のビットデータが目的とするビットデータであるか
否かの判断や、信号出力相互間の時間差の測定をほぼ実
時間で正しく測定できる。よって、インタフェースを用
いてソフト的にビットデータの妥当性のみを測定してい
た従来試験装置に比較して、測定対象である伝送装置の
応答特性も確実に測定でき、伝送装置の特性をより他方
面から詳細に測定できる。
装置によれば、切替制御信号に含まれるビットデータを
検出する切替制御信号検出部,比較回路,ビットデータ
メモリ,経過時間カウンタ等をハード回路で構成してい
る。したがって、デジタル信号から検出された切替制御
信号のビットデータが目的とするビットデータであるか
否かの判断や、信号出力相互間の時間差の測定をほぼ実
時間で正しく測定できる。よって、インタフェースを用
いてソフト的にビットデータの妥当性のみを測定してい
た従来試験装置に比較して、測定対象である伝送装置の
応答特性も確実に測定でき、伝送装置の特性をより他方
面から詳細に測定できる。
【図1】 本発明の一実施例に係わるASP試験装置の
概略構成を示すブロック図、
概略構成を示すブロック図、
【図2】 本発明の他の実施例に係わるASP試験装置
の概略構成を示すブロック図、
の概略構成を示すブロック図、
【図3】 本発明のさらに別の実施例に係わるASP試
験装置の概略構成を示すブロック図、
験装置の概略構成を示すブロック図、
【図4】 一般的な同期多重化伝送方式の信号多重化手
順を示す模式図、
順を示す模式図、
【図5】 同方式に採用されるインタフェースのフレー
ム構成図、
ム構成図、
【図6】 一般的な二重化伝送システムを示す模式図、
【図7】 同システムにおける切替制御信号の送受信を
示すシーケンス図、
示すシーケンス図、
【図8】 同システムにおける各切替制御信号のビット
データを示す図、
データを示す図、
【図9】 従来の試験装置と伝送装置との接続関係を示
す図、
す図、
【図10】 同従来装置における制御装置の動作を示す
流れ図。
流れ図。
9a,9b…伝送路、11a,11b…伝送装置、21
…切替制御信号検出部、23,23a…論理積回路、2
4,24a…マスクメモリ、25…コード設定器、2
7,27a…比較器、28a,28b,28c,38,
38a…ビットデータメモリ、30…待時間設定器、3
1…切替制御信号送出部、33…切替ビットデータメモ
リ、34…測定開始トリガ手段、35…エラー情報送出
部、36,36a…経過時間カウンタ、37…表示手
段。
…切替制御信号検出部、23,23a…論理積回路、2
4,24a…マスクメモリ、25…コード設定器、2
7,27a…比較器、28a,28b,28c,38,
38a…ビットデータメモリ、30…待時間設定器、3
1…切替制御信号送出部、33…切替ビットデータメモ
リ、34…測定開始トリガ手段、35…エラー情報送出
部、36,36a…経過時間カウンタ、37…表示手
段。
Claims (3)
- 【請求項1】 伝送装置(11a,11b) どうしを2系統の伝
送路(9a,9b) でもって接続し、送信側から両方の伝送路
へ同一デジタル信号を送出し、受信側で一方の伝送路を
選択して前記デジタル信号を受信すると共に、前記選択
された伝送路に異常が発生したとき前記デジタル信号の
先頭部分に組込まれた切替制御信号によって他方の伝送
路を選択する二重化伝送システムに組込まれる伝送装置
のAPS試験装置において、 前記伝送装置から出力されるデジタル信号に含まれる切
替制御信号のビットデータを検出する切替制御信号検出
部(21)と、予め定められた第1および第2の特定ビット
データを記憶するビットデータメモリ(28a,28b) と、前
記切替制御信号検出部にて検出された検出ビットデータ
が前記第1の特定ビットデータに一致すると一致信号を
出力する比較器(27)と、この比較器からの一致信号出力
時刻から所定待時間経過後に待時間終了信号を出力する
待時間回路(29)と、この待時間終了信号に応動して前記
第2の特定ビットデータを有する切替制御信号を前記伝
送装置へ入力されるデジタル信号へ組込む切替制御信号
送出部(31)と、前記待時間回路の待時間を可変設定する
待時間設定器(30)とを備えた伝送装置のAPS試験装
置。 - 【請求項2】 伝送装置どうしを2系統の伝送路でもっ
て接続し、送信側から両方の伝送路へ同一デジタル信号
を送出し、受信側で一方の伝送路を選択して前記デジタ
ル信号を受信すると共に、前記選択された伝送路に異常
が発生したとき前記デジタル信号の先頭部分に組込まれ
た切替制御信号によって他方の伝送路を選択する二重化
伝送システムに組込まれる伝送装置のAPS試験装置に
おいて、 前記伝送装置に対して選択された伝送路における異常発
生を模擬したエラー情報を送出するエラー情報送出部(3
5)と、前記伝送装置から出力されるデジタル信号に含ま
れる切替制御信号のビットデータを検出する切替制御信
号検出部(21)と、伝送路の切替えを指示する切替ビット
データを記憶する切替ビットデータメモリ(33)と、前記
切替制御信号検出部にて検出された検出ビットデータが
前記切替ビットデータに一致すると一致信号を出力する
比較器(27)と、前記エラー情報送出時刻から前記一致信
号出力時刻までの経過時間を計時する経過時間カウンタ
(36)とを備えた被測定伝送装置のAPS試験装置。 - 【請求項3】 伝送装置どうしを2系統の伝送路でもっ
て接続し、送信側から両方の伝送路へ同一デジタル信号
を送出し、受信側で一方の伝送路を選択して前記デジタ
ル信号を受信すると共に、前記選択された伝送路に異常
が発生したとき前記デジタル信号の先頭部分に組込まれ
た切替制御信号によって他方の伝送路を選択する二重化
伝送システムに組込まれる伝送装置のAPS試験装置に
おいて、 前記伝送装置から出力されるデジタル信号に含まれる切
替制御信号のビットデータを検出する切替制御信号検出
部(21)と、前記伝送路の切替えを指示する第1の特定ビ
ットデータ,および前記伝送路の切替え又は伝送路の名
称変更を指定する第2の特定ビットデータを記憶するビ
ットデータメモリ(38,38a)と、前記切替制御信号検出部
にて検出された検出ビットデータが前記第1の特定ビッ
トデータに一致すると第1の一致信号を出力する第1の
比較器(27)と、前記切替制御信号検出部にて検出された
検出ビットデータが前記第2の特定ビットデータに一致
すると第2の一致信号を出力する第2の比較器(27a)
と、前記第1の一致信号出力時刻から前記第2のの一致
信号出力時刻までのでの経過時間を計時する経過時間カ
ウンタ(36a) とを備えた伝送装置のAPS試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014223A JP3026875B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 伝送装置のaps試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014223A JP3026875B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 伝送装置のaps試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206979A JPH05206979A (ja) | 1993-08-13 |
JP3026875B2 true JP3026875B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=11855071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4014223A Expired - Fee Related JP3026875B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 伝送装置のaps試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026875B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101270719B (zh) * | 2007-03-12 | 2013-04-24 | 阿尔斯通水电设备法国公司 | 水力设备及控制这种设备的方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100393055C (zh) * | 2002-12-10 | 2008-06-04 | 中兴通讯股份有限公司 | 自动保护倒换协议测试方法 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP4014223A patent/JP3026875B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101270719B (zh) * | 2007-03-12 | 2013-04-24 | 阿尔斯通水电设备法国公司 | 水力设备及控制这种设备的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05206979A (ja) | 1993-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3479248B2 (ja) | Atm伝送試験装置 | |
US5408461A (en) | Path route test apparatus for use in an ATM transmission system | |
JP3026875B2 (ja) | 伝送装置のaps試験装置 | |
US6590864B1 (en) | Protection switching using standby system for transmission of line status signals | |
JPH10207802A (ja) | 通信制御装置,通信制御システムおよび通信制御装置切り換え制御方法 | |
JP3445443B2 (ja) | 通信制御方法 | |
KR100214015B1 (ko) | 시간 스위치 구조를 갖는 전전자 교환기에서의 시간 스위치 비트 점검 장치 및 방법 | |
JPH0697975A (ja) | データ通信システム | |
JP3058805B2 (ja) | 通信ネットワークのビット誤り試験装置 | |
JP2693330B2 (ja) | 電力系統保護システム | |
JPH1146184A (ja) | ビット誤り測定装置 | |
JP2897341B2 (ja) | 伝送路試験方法及びそのシステム | |
JP3261266B2 (ja) | 火災感知器 | |
JP2970591B2 (ja) | 伝送二重化監視システム | |
JP3301411B2 (ja) | 同期信号試験装置 | |
JP2769064B2 (ja) | 系統選択制御方式 | |
JP3181485B2 (ja) | 通信装置の監視システム | |
JP3865718B2 (ja) | ネットワーク装置の応答時間測定装置 | |
KR100260300B1 (ko) | 디지탈데이터전송확인장치 | |
JP2000295142A (ja) | 自己診断装置 | |
JPS63198430A (ja) | 時分割多重化装置 | |
JPH0125459B2 (ja) | ||
JPH0580879B2 (ja) | ||
JPH08293865A (ja) | 信号パス監視装置 | |
JPH03158031A (ja) | 多重伝送システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |