JP3026861U - 生ゴミ．可燃ゴミ併用型焼却炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は可燃ゴミの燃焼エネルギーで生ゴ
ミの処理等を目的としたマルチ型焼却炉に関するもので
ある。 【構成】 焼却炉燃焼室の上に生ゴミを入れる凹状の器
と、その蓋を組み合わせた基本構成である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は可燃ゴミと生ゴミの処理を目的とした家庭等で使用する簡易型焼却 炉に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、家庭等で使用する簡易型の焼却炉は可燃ゴミの焼却処理のみを目的とし たものであり、生ゴミについては処理ができなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

家庭からでる生活ゴミは指定された日程に指定された集積場所へ出すことが一 般的ですが指定された日に出すことが出来なかったり大量のゴミが出た場合等は どうしても家庭で処理しなければなりませんし、理想的には自分で出したゴミは 自分で処理し行政の負担を軽減することが望ましいことです、一般の可燃ゴミに ついては従来の焼却炉にて処理できますが生ゴミについては処理ができず大変困 惑している実情であり、特に生ゴミは保管が困難なため問題です。 尚、現在市販されている生ゴミ処理機等がありますが、勿論生ゴミのみの処理 であるうえ高価であり残留物の環境的問題も残っています。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、これらの課題を解決する為に考案されたものであり、焼却炉の可燃 ゴミ燃焼室の上に凹状の生ゴミ乾燥器を組み合わせた基本構成で、生ゴミ乾燥器 は外周に平たい鍔を設け中を凹状とするし両側に握り手を有し片側に取り外し式 のヒンジを付け、その上に蓋を被せた構成とする。

【０００５】

【作 用】

本案は以上のような組み合わせ構成であり、燃焼室に可燃ゴミを入れ生ゴミ乾 燥器には生ゴミを入れて燃焼室の可燃ゴミを燃焼させることにより、その燃焼エ ネルギーで上の生ゴミ乾燥器の生ゴミを加熱して乾燥させる作用であり、この乾 燥により可燃性化した生ゴミを燃焼室に入れて焼却させるし、または生ゴミ乾燥 器で熱分解させてしまい肥料として利用する作用でもある。

【０００６】

【実施例と作用】

この実施例を図面により説明すれば、箱型焼却炉の正面上側に把手の付いた開 閉ドアー１を有し、その中を可燃ゴミの燃焼室２とした構造の天井部に四周に平 たい鍔を付け両側に握り手３を有し片側には取り外し式ヒンジ６を有した凹状の 生ゴミ乾燥器４を組み合わせ、その上に把手の付いた蓋５を有した構成であり生 ゴミ乾燥器４の凹部底面は平面でも球面でもアール面でもよいし、その他一般焼 却炉と同様に煙突等の附帯備品を装備する。 把手を持って開閉ドアー１を開けて可燃ゴミを燃焼室２に入れ、把手を取って 蓋５を開けて生ゴミを生ゴミ乾燥器４へ入れて燃焼室２の可燃ゴミを燃焼させる と、その燃焼エネルギーで生ゴミ乾燥器４を加熱し生ゴミを乾燥させる作用であ り乾燥した生ゴミは可燃性をおびているため燃焼室２に入れると燃焼焼却する作 用であるし、生ゴミ乾燥室４でチャーになるまで熱分解すれば肥料にもなるし、 また生ゴミ乾燥器４に水を入れると湯を沸かす作用もあるし、芋等を入れると焼 き芋等の料理を作る作用でもある。 また生ゴミ乾燥器４の中の物を出したり中を清掃したりする場合は両側の握り 手３を持って取り外すか片側の握り手３を持ち取り外し式ヒンジ６を支点として 反転するかの作用である。 すなはち可燃物の燃焼エネルギーを利用して生ゴミ処理、湯沸かし、料理等に も利用する基本作用である。

【０００７】

【考案の効果】

この生ゴミ．可燃ゴミ併用型焼却炉は、これだけで可燃ゴミの処理は勿論生ゴ ミの乾燥焼却および熱分解して肥料への活用が可能であるし、その他お湯沸かし 、焼き芋等の料理にも利用できるため、生活に大変便利な焼却炉であるし、また ゴミ焼却が楽しくなるマルチ型の家庭用焼却炉であります。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の開閉ドアーを閉め蓋を開けた全
体斜視図

【図２】本考案実施例の開閉ドアーと蓋を開け生ゴミ乾
燥器を反転した全体斜視図

【符号の説明】

１は開閉ドアー ２は燃焼室 ３は握り手 ４は生ゴミ乾燥器 ５は蓋 ６は取り外し式ヒンジ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 焼却炉燃焼室の上に生ゴミを入れる凹状
   の器を組み合わせた生ゴミ．可燃ゴミ併用型焼却炉。