JP3026845U - 灌水器 - Google Patents

灌水器

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JP3026845U
JP3026845U JP1996000070U JP7096U JP3026845U JP 3026845 U JP3026845 U JP 3026845U JP 1996000070 U JP1996000070 U JP 1996000070U JP 7096 U JP7096 U JP 7096U JP 3026845 U JP3026845 U JP 3026845U
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water
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雄一 後藤
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雄一 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットし易く、所用部分にのみ水を給水で
き、しかも外観に優れた潅水器を提供する。 【解決手段】 ノズル20の本体は、取付部21側から
下端側にかけて徐々に細くなる筒状をなしているため、
土中に差し込みやすい。また、注水孔25は潅水が必要
な位置のみに形成可能であり、効率よく水を供給するこ
とができる。さらに、貯水容器10は装飾性を備えてい
るため、目についても周囲の雰囲気を損ねることがな
く、潅水器として使用しない場合でも置物として飾るこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、植木鉢等に植えた植物の育成に使用する灌水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の灌水器としてはこれまで、水を散布あるいは噴霧する吊り下げ型や、 据え置き型、また土中に直接差し込むタイプのもの等の様々なものが知られてい る。これらの中で、土中に直接差し込むタイプのものは手軽であり、値段も安い ため、一般家庭で最もよく使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、土中に差し込むタイプのこれまでの灌水器は、ノズルの太さが一様 なため差し込みにくかったり、灌水が不要な部分にまで水が供給される等の問題 があった。また、せっかく植木鉢やプランターを戸内や戸外に装飾用として置い ているにも関わらず、それらに使用するこれまでの灌水器は、単にその機能面だ けが重視された外観に劣るものである。このため、便利だが周囲の雰囲気を損ね るという理由で灌水器を使用しない人が多いという問題点があった。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、セットし易く、また、所要部分に のみ水を給水でき、しかも外観に優れた灌水器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
(請求項1の考案) 請求項1の考案に係る灌水器は、植物育成用の土中に差し込んで使用されるも のであって、水を貯える貯水容器と土中に差し込まれるノズルとを備え、貯水容 器は底部に開口を有しており、ノズルは上端側に貯水容器に着脱可能に取り付け るための取付部を備えると共に、下端側ほど細くなる筒状をなし、外表面に形成 された溝内に複数個の注水孔が形成されているところに特徴を有する。 上記構成によれば、ノズル本体が取付部の下端側ほど細くなる筒状をなしてい るので、土中に容易に差し込むことができる。また、ノズルの外表面に溝を形成 し、その内部に注水孔を形成しているため、ノズルを土中に差し込んだ際でも注 水孔が土から離れることになり、注水孔に土が入り込んで目詰まりを起こすこと を防止でき、もって水が確実に流出して灌水機能が確実に果たされる。 (請求項2の考案) 請求項2に係る灌水器は、請求項1のものにおいて、ノズルには前記溝内に開 通させて注水孔を形成可能な複数の凹部が形成されていると共に、その凹部の底 部にはノズルと一体成形されて突き破り可能な薄膜が形成されているところに特 徴を有する。
【0006】 上記構成によれば、例えば灌水器を植木鉢やプランターの端の方に設置する場 合に、ノズル本体の植物に面する側面のみに注水孔を形成することができる。ま た、植物の根が土中の深い位置にまで達していないような状態であれば、ノズル の上部にのみ注水孔を形成すればよい。このように灌水が必要な方向、あるいは 位置にだけ注水孔を形成することにより、水を効率よく供給することができ、貯 水容器にもしばしば水を供給しなくてもよいという効果が得られる。
【0007】 また、注水孔開通の際、開通可能な部分が凹の形状になっているため、簡単に その位置を探り当てることができる。
【0008】 さらに、凹部の底部の薄膜はノズル成形時に同時に形成されるため、薄膜形成 の新たな工程が不要であり、生産性に優れる。また、この薄膜は先の尖ったもの で容易に突き破られるため、使用者は所望の位置に簡単に注水孔を形成すること が可能である。 (請求項3の考案) 請求項3の灌水器は、請求項1又は2のものにおいて、貯水容器の外部に装飾 機能部を設けたところに特徴を有する。
【0009】 上記構成によれば、貯水容器を植木鉢用の置物としても機能させることができ るから、灌水器として植木鉢やプランターに使用してそれが目についても、周囲 の雰囲気を損ねることがない。また灌水器として使用しない場合にも、ノズルを はずして屋内外の好きな場所に置物として飾っておくことができるという効果を 奏する。 (請求項4の考案) 請求項4の灌水器は、請求項1ないし請求項3のいずれかのものにおいて、貯 水容器の開口周縁に、貯水容器を置物として使用する場合に台座として機能する 短円筒部を形成したところに特徴を有する。
【0010】 上記構成によれば、貯水容器を灌水器としてではなく置物として使用する場合 でも、貯水容器の底部の短円筒部が置物の台座として機能する。このため、ノズ ルが取り外されて不安定になりがちな貯水容器を土の上に安定的に置くことがで き、見栄えがよくなるという効果を奏する。 (請求項5の考案) 請求項5の灌水器は、請求項1ないし請求項3のいずれかのものにおいて、貯 水容器の底部に、貯水容器内方に陥没させて凹部を形成し、その凹部内に開口を 設けたところに特徴を有する。
【0011】 上記構成によれば、貯水容器の開口は貯水容器底部の凹部内に形成されている から、これを灌水器として使用する場合、ノズルの取付部が不自然に土の表面に 露出することがない上に、置物として使用する場合にも開口が邪魔になることが なく、見た目もよいという効果を奏する。
【0012】
【実施形態】
<第1実施形態> 以下、本考案を具体化した第1実施形態について図1ないし図3を参照して説 明する。 図1は本考案に係る灌水器の第1実施形態の縦断面図である。
【0013】 貯水容器10は雪だるまを形取っており、例えば陶器や塩化ビニル等のプラス チックでつくられている。その底部には開口11が設けられており、開口11の 周縁は下方にのびて短円筒部12を形成している。そしてこの短円筒部12の下 端には、後述するノズル20の取付部21を引っかけて着脱可能にする引っかけ 部13が、外側に突出する形状で設けられている。
【0014】 一方ノズル20は、同図に示すように、取付部21がアンダーカット形状の囲 壁部21aを備えた円盤状をなしており、ノズル20本体は取付部21から下端 側にかけて徐々に細くなる筒状になっている。ノズル20本体の外表面には、図 2に示すように、ノズル20を上面からみて等角度をなす4方向であり、かつノ ズル20の縦方向に、溝22が形成されている。そして溝22の中心部には凹部 23が複数個形成されており、その底部はノズルと一体成形された薄膜24によ って形成されている。
【0015】 上記構成の灌水器を使用する場合は、まず灌水器を設置する位置を決定し、ど の方向、あるいは位置に灌水が必要であるかを確認した後、所望の位置に注水孔 25を開通させる。このとき注水孔25は、ノズル20の凹部23に針等の先の 尖ったものを差し込み、力を入れて薄膜24を押し破ることにより、簡単に形成 することが可能である。そして貯水容器10の開口11から水を入れ、準備した ノズル20を取り付け、逆さにして土中に差し込むのである(図3参照)。
【0016】 このとき、灌水器は植木鉢やプランターに植えられている植物の近辺に差し込 まれるため目に付きやすいが、これまでとは異なり貯水容器10自体が装飾性を 備えているため、周囲の雰囲気を損ねることなくインテリアの一部として楽しむ ことが可能である。
【0017】 また灌水が必要でない場合には、ノズル20をはずしてしまえば単に置物とし て違和感なく飾ることができるが、貯水容器10の底部の短円筒部12が置物の 台座風につくられているため見た目がよく、また安定して置くことができるとい う効果を奏する。
【0018】 <第2実施形態> 図4は、本考案に係る灌水器の第2実施形態の縦断面図である。 貯水容器30は岩を形取っており、第1実施形態と同様に陶器や塩化ビニル等 のプラスチック製である。第1実施形態との違いは、貯水容器30の底部に貯水 容器30内方に陥没した凹部31が形成されており、その凹部31内に開口32 が設けられているところである。そして第1実施形態と同様に、開口32の周縁 は下方にのびて短円筒部33となっており、短円筒部33の下端にはノズル20 の取付部21を着脱可能にする引っかけ部34が形成されている。また短円筒部 33は、貯水容器30の底部が全体として平らになる高さになっている。 上記構成の灌水器も、第1実施形態と同様に、注水孔を開通させたノズル20 を貯水容器30に取り付けて使用するが、灌水器として使用中もインテリアの一 部として楽しむことができる。(図7参照)また、短円筒部33を貯水容器30 の凹部31内に形成し、底部を平らにしてあるため、灌水器として使用しない場 合でも置物として安定よく飾ることができる。
【0019】 <他の実施形態> 本考案は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではな く、例えば次のような実施形態も本考案の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以 外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0020】 (1)上記実施形態では、貯水容器の材料を陶器や塩化ビニル等のプラスチッ ク製としたが、これに限らず、ガラスや金属等にしてもよい。
【0021】 (2)上記実施形態では、ノズル20の取付部21をはめ込み式の形状とした が、スクリュー式としてもよく、要は貯水容器とノズルを連結させる形状であれ ばよい。この場合、貯水容器の開口の形状も、ノズルに合致するものとする(図 6参照)。 (3)上記第2実施形態では、短円筒部33を貯水容器30の底部が全体とし て平らになる高さに形成したが、凹部31の深さよりも低くしてもよく、要は横 から見て飛び出さない高さになっていればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本校案の第1実施形態の灌水器を示す縦断面図
【図2】同じくノズルの拡大横断面図
【図3】同じく灌水器の使用例を示す斜視図
【図4】本校案の第2実施形態の灌水器を示す縦断面図
【図5】同じく灌水器の使用例を示す斜視図
【図6】本校案の他の実施形態の灌水器を示す縦断面図
【図7】同じく灌水器の使用例を示す斜視図
【図8】同じく灌水器の使用例を示す斜視図
【符号の説明】
10…貯水容器 11…開口 12…短円筒部 20…ノズル 21…取付部 25…注水孔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物育成用の土中に差し込んで使用され
    る灌水器であって、水を貯える貯水容器と土中に差し込
    まれるノズルとを備え、前記貯水容器は底部に開口を有
    しており、前記ノズルは上端側に前記貯水容器に着脱可
    能に取り付けるための取付部を備えると共に、下端側ほ
    ど細くなる筒状をなし、外表面に形成された溝内に複数
    個の注水孔が形成されていることを特徴とする灌水器。
  2. 【請求項2】 前記ノズルは、前記溝内に開通させて注
    水孔を形成可能な複数の凹部を備えていると共に、凹部
    の底部は前記ノズルと一体成形されて突き破り可能な薄
    膜により形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の灌水器。
  3. 【請求項3】 前記貯水容器の外部には装飾機能部が設
    けられて植木鉢用の置物として利用可能であることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の灌水器。
  4. 【請求項4】 前記貯水容器の開口の周縁には、貯水容
    器を置物として使用する場合に台座として機能する短円
    筒部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の灌水器。
  5. 【請求項5】 前記貯水容器の底部には、その底面部を
    貯水容器内方に陥没させた凹部が形成され、その凹部内
    に開口が設けられていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の灌水器。
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