JP3026439B2 - 液晶ディスプレイ駆動装置 - Google Patents

液晶ディスプレイ駆動装置

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JP3026439B2
JP3026439B2 JP1008643A JP864389A JP3026439B2 JP 3026439 B2 JP3026439 B2 JP 3026439B2 JP 1008643 A JP1008643 A JP 1008643A JP 864389 A JP864389 A JP 864389A JP 3026439 B2 JP3026439 B2 JP 3026439B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、少なくとも1つ以上のX駆動回路により
サンプルホールドされる入力画像信号を対応する画素に
印加して液晶画面を表示駆動する液晶ディスプレイ駆動
装置に関し、特にサンプルホールドされた入力画像信号
におけるオフセット電圧のバラツキを平均化するように
したX駆動回路を備えた液晶ディスプレイ駆動装置に関
する。
(従来の技術) 液晶型ディスプレイ、例えばアクティブマトリックス
型ディスプレイの駆動例としては、第22図に示すように
構成されたものがある。
第22図において、アクティブマトリックス型ディスプ
レイでは、ディスプレイパネル1のそれぞれの液晶(図
示せず)に対応したコンデンサ3に、スイッチ5の開閉
制御によって画素信号電圧を供給して保持し、保持され
た画素信号電圧を対応した液晶に印加することで、ディ
スプレイパネル1に画像を表示するようにしている。そ
れぞれの画素信号電圧はX駆動回路7から供給され、ス
イッチ5はその開閉制御がY駆動回路9によって行なわ
れている。
このようなディスプレイにあっては、画面サイズの大
型化にともなって、TV信号等の入力画像信号からライン
方向のそれぞれの液晶に対応した画素信号を生成して同
時に出力するX駆動回路7が重要なものとなる。このよ
うなX駆動回路7としては、例えば第23図に示すように
構成されたものがある。
第23図において、X駆動回路7は、入力画像信号をサ
ンプリングするための信号となるスイッチパルスを発生
するシフトレジスタ(スイッチパネル発生回路)11と、
入力画像信号をサンプルしてホールドするスイッチ回路
13及びコンデンサ15と、サンプルホールドした信号を画
素信号としてディスプレイパネル1に出力する出力回路
17とから構成されている。
入力画像信号は、第24図(A)に示すように、所定数
の水平ラインからなる単位画面に対応した画像情報が、
垂直同期期間(α)の間隔で連続して与えられる。ま
た、第24図(A)に示したそれぞれの画像情報は、第24
図(B)に示すように、1水平ライン分の画像情報が水
平同期期間(B)の間隔で連続して構成されている。
このような入力画像信号は、水平シフトクロックに同
期してシフトレジスタ11に入力されて出力されるスイッ
チパルスにしたがってサンプリングされてホールドされ
る。すなわち、入力画像信号は、スイッチパルスによっ
て導通制御されるスイッチ回路13を介してコンデンサ15
に与えられて保持される。保持された入力画像信号は、
出力回路17を介してディスプレイパネル1の対応する画
素に与えられる。
(発明が解決しようとする課題) 上記したX駆動回路にあっては、多数の出力を備えて
いるため、製造上、構成上のバラツキが生じる。例え
ば、スイッチ回路13をFETで構成した場合には、それぞ
れのFETの特性にバラツキが生じることになる。これに
より、FETのゲート電極とソース電極あるいはドレイン
電極との間に形成される寄生容量がそれぞれ異なる。し
たがって、入力画像信号及びスイッチパルスは、FETの
寄生容量とホールド用のコンデンサ15に分割されること
になり、画像信号電圧にそれぞれ異なるオフセット電圧
が生じる。
このようなオフセット電圧は、それぞれのスイッチ回
路13、ホールド用のコンデンサ15、出力回路17のそれぞ
れの組合せに対して常に一定なものとなる。すなわち、
それぞれの画素には上記の組合せによる固有のオフセッ
ト電圧を有する画素信号電圧が与えられることになる。
このため、上記の回路の組合せの個々の特性が一定の画
素に偏ることになる。これにより、画面に段状、筋状の
縞が発生したり、表示画像が見ずらくなるといった不具
合を招いていた。
一方、画素信号電圧に生じるオフセット電圧を小さく
するためには、スイッチ回路13を構成するFETの寄生容
量に対してコンデンサ15の容量を大きくする必要があ
る。しかしながら、コンデンサ15の容量を大きくする
と、占有面積が増大するとともに、動作速度が制限され
るといった問題を招くことになる。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ホールド用コンデンサの
大型化及び動作速度の低下を招くことなく、出力特性の
偏りを防止して、表示画像を見易くした液晶ディスプレ
イ駆動装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、各々の画素に対応してサ
ンプルホールドされた入力画像信号を画素信号電圧とし
て各々対応する画素に印加することにより液晶を表示駆
動する少なくとも1つ以上のX駆動回路を備えた液晶デ
ィスプレイ駆動装置において、第1の発明は、1水平ラ
イン分の入力画像信号を各画素毎にサンプルホールドす
る複数の保持手段と、前記複数の保持手段のサンプルホ
ールド順序を1水平ライン毎にランダムに変更し、サン
プルホールドされた入力画像信号が対応する画素に印加
されるように、サンプルホールドされた入力画像信号を
画素信号電圧として出力する変更出力手段と、前記変更
出力手段における入力画像信号のサンプルホールド順序
をランダムに変更する動作及び出力動作を制御する制御
手段とから構成される。
一方、各々の画素に対応してサンプルホールドされた
入力画像信号を画素信号電圧として各々対応する画素に
印加することにより液晶を表示駆動する少なくとも1つ
以上のX駆動回路を備えた液晶ディスプレイ駆動装置に
おいて、第2の発明は、1水平ライン分の入力画像信号
を各画素毎にサンプルホールドする複数の保持手段と、
前記複数の保持手段にサンプルホールドされる入力画像
信号に比べて微少な電圧の調整信号を1水平ライン毎に
ランダムにそれぞれの保持手段に対応して発生する調整
信号発生手段と、前記調整信号発生手段から発生される
調整信号により対応する保持手段にサンプルホールドさ
れた入力画像信号を変化させてそれぞれの保持手段のオ
フセット電圧を調整する調整手段とから構成される。
(作用) 上記第1の構成において、第1の発明は、入力画像信
号をサンプルホールドする保持手段のサンプルホールド
順序を1水平ライン毎にランダムに変更し、それぞれの
保持手段にサンプルホールドされたそれぞれの入力画像
信号がそれぞれ対応した画素に印加されるように出力す
る。一方、上記第2の構成において、第2の発明は、サ
ンプルホールドされた入力画像信号に比べて微少な電圧
の調整信号によりサンプルホールドされた入力画像信号
のオフセット電圧のバラツキを1水平ライン毎に平均化
するようにしている。
(実施例) 以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明する。
第1図は第1の発明の第1の実施例に係る液晶ディス
プレイ駆動装置におけるX駆動回路の構成を示す図であ
る。同図に示す実施例は、入力画像信号をサンプルホー
ルドして出力するスイッチ回路12、コンデンサ15及び出
力回路17の動作順序を1水平ライン毎にランダムに変更
するようにしたものである。なお、第1図及び以下に示
す第2図乃至第21図において、第22図乃至第23図と同符
号のものは同一物であり、その説明は省略する。
第1図において、X駆動回路は、スイッチ回路13のホ
ールド用のコンデンサ15からなるサンプルホールド(S/
H)回路と出力回路17とに加えて、シャッフルバス(配
線入替回路)21及びデシャッフルバス(配線復元回路)
23と、これらの動作を制御するコントローラ25とを備え
ている。
シャッフルバス21は、シフトレジスタ11から順次出力
されるスイッチパルスを、コントロール25から与えられ
るコントローラ信号にしたがって、1水平ライン分の入
力画像信号毎に、ランダムに入替える回路である。すな
わち、第23図に示す構成にあっては、シフトレジスタ11
を第1図の左方向から右方向へ順次移動するスイッチパ
ルスが、第1図に示す左側のスイッチ回路13から順次与
えられていたのに対して、スイッチパルスは、シャッフ
ルバス21を介することによりランダムにスイッチ回路13
に与えられる。これにより、スイッチ回路13は、そのオ
ン→オフ動作が左側から順次行なわれるのではなく、ラ
ンダムに行なわれることになる。
したがって、入力画像信号は、第1図に示す左側のホ
ールド用のコンデンサから順次ホールドされるのではな
く、ランダムに入替えられてホールドされることにな
る。
このようなシャッフルバス21の具体的な一構成例を第
2図に示す。第2図に示すシャッフルバス21は、説明を
簡単にするために、スイッチパルスを6個の場合の構成
を示している。
第2図に示すシャッフルバス21は、与えられるスイッ
チパルスの半分の数のマルチプレクサ27を複数段(第2
図では3段)に配置し、第2図に示すようにそれらの間
を配線したものである。それぞれのマルチプレクサ27
は、コントロール信号にしたがって2入力をそのまま出
力するか、あるいは入替えて出力する。初段のマルチプ
レクサ27は、それぞれの入力にシフトレジスタ11から出
力される隣り合うスイッチパルスが与えられる。
マルチプレクサ27は、例えば第3図に示すように構成
されている。第3図において、マルチプレクサ27は、N
チャンネルのスイッチトランジスタ29a〜29dとインバー
タ31とから構成されている。このような構成にあって、
コントロール信号がハイレベルの場合は、スイッチトラ
ンジスタ29a,29bがオン状態となり、スイッチパルスの
入替えは行なわれない。一方、コントロール信号がロウ
レベルの場合には、スイッチトランジスタ29c,29dがオ
ン状態となり、スイッチパルスの入替えが行なわれる。
第1図に戻って、デシャッフルバス23は、サンプルホ
ールドされてそれぞれの出力回路17から出力される入力
画像信号を受けて、ランダムにサンプルホールドされた
入力画像信号を本来供給されるべき画素に画素信号電圧
として与えるものである。したがって、デシャッフルバ
ス23は、第2図に示したシャッフルバス21の出力側にそ
れぞれ対応する出力回路17から出力される入力画像信号
を与え、シャッフルバス21に与えられたと同様なコント
ロール信号により、入替えられてホールドされた入力画
像信号を復元する。すなわち、入力画像信号は、シャッ
フルバス21が無く、1水平ライン分の入力画像信号が第
1図に示す左側のホールド用のコンデンサ15から順次ホ
ールドされて、対応する出力回路17を介してそのまま出
力された場合と同様なものとなる。
コントロール25は、シャッフルバス21及びデシャッフ
ルバス23のそれぞれ対応するマルチプレクサ27に対して
同じコントロール信号を供給する。コントローラ25は、
コントロール信号を垂直同期信号に同期させて出力す
る。すなわち、コントロール信号は、1水平ライン分の
入力画像信号がサンプルホールドされる毎にコントロー
ラ25から出力される。
このようなコントローラ25は、例えば第4図に示すよ
うなM系列乱数発生器31により構成される。
M系列乱数発生器31は、1ビットのシフトレジスタ33
を複数継続接続し(第4図では7段の縦続接続)、初段
の入力を最終段の出力と初段の出力を入力とするEXOR
(排他的論理和)ゲート35の出力として、“0"あるいは
“1"の乱数を発生する。シフトレジスタ33は垂直同期信
号にしたがってシフトされる。したがって、M系列乱数
発生器31は、その“0"レベルあるいは“1"レベルの乱数
出力が、1水平ライン分の入力画像信号がサンプルホー
ルドされる毎に出力される。
コントローラ25は、このようなM系乱数発生器31を第
5図に示すように複数用意して、マルチプレクサ27の数
に応じコントロール信号を生成する。なお、乱数出力は
最終段のシフトレジスタ33の出力でなくとも、中間のシ
フトレジスタ33の出力としてもよい。このような場合に
は、M系列乱数発生器31をコントロール信号の数に対応
させて用意する必要はなく、回路規模は縮小される。
このような構成において、スイッチパルスが水平シフ
トクロックに同期してシフトレジスタ11により順次シフ
トされると、スイッチパルスはコントローラ25から乱数
として出力されるコントローラ信号にしたがってシャッ
フルバス21によりランダムに入替えられる。これによ
り、スイッチパルスはランダムにスイッチ回路13に与え
られ、オン→オフ動作するスイッチ回路13はランダムと
なる。したがって、入力画像信号は、第1図に示す左側
のホールド用のコンデンサ15から順次ホールドされるの
ではなく、ランダムにホールド用のそれぞれのコンデン
サ15にホールドされる。
ホールドされたそれぞれの入力画像信号は、対応する
出力回路17を介してデシャッフルバス23に与えられる。
デシャッフルバス23に与えられた入力画像信号は、スイ
ッチパルスがシャッフルバス21により入替えられたのと
は逆方向に入替えられる。これにより、デシャッフルバ
ス23から出力される画素信号電圧は、入力画像信号が入
替えられてホールドされる場合と同じ出力結果として対
応する画素に与えられる。このような動作は、1水平ラ
イン分の入力画像信号がホールドされる毎に、乱数出力
のコントロール信号により毎回の入替えが異なるように
行なわれる。
したがって、同列の画素に与えられる画素信号電圧
は、1水平ライン毎にそれぞれ異なるS/H回路によりサ
ンプルホールドされ、それぞれ異なる出力回路17を介し
て出力されるので、S/H回路及び出力回路17の個々の特
性によるオフセット電圧が、特定の画素にだけ偏ること
は防止される。すなわち、画素信号電圧のオフセット電
圧による出力特性が分散されて平均化されることにな
る。この結果、画面に段状や筋状の縞が生じたりするこ
とはなくなり、画面が見易くなる。
さらに、オフセット電圧を小さくするのではなく、一
定のオフセット電圧を特定の画素列に集中させないよう
にしているので、ホールド用のコンデンサ17の容量を小
さくすることが可能となり、動作速度を高速にすること
もできる。また、コンデンサ17を小さくできるので、構
成の小型化にも寄与することが可能となる。
第6図はこの第1の発明の第2の実施例に係る液晶デ
ィスプレイ駆動装置におけるX駆動回路の構成を示す図
である。同図に示す第2の実施例の特徴とするところ
は、第1図に示したシャッフルバス21がデシャッフルバ
ス23の機能を兼ね備えたことにある。すなわち、スイッ
チパルスをスイッチ回路13に供給する時と、出力回路17
を介して画素信号電圧を出力する時に、同一状態に保た
れたシャッフルバス21への入出力を切換回路27,39によ
り行なうようにしたことにある。
切換回路37は、シフトレジスタ11のビット数に対応し
て設けられており、シフトレジスタ11から与えられるス
イッチパルスと、シャッフルバス21から与えられる画素
信号電圧を択一的に切換えて出力するものである。一
方、切換回路39は、切換回路37に対応して設けられてお
り、シャッフルバス21から与えられるスイッチパルス
と、出力回路17から与えられる画素信号電圧を択一的に
切換えて出力する。切換回路37,39は、その切換動作が
コントローラ41により制御されている。
切換回路37,39は、例えば第7図,第8図に示すよう
に構成されている。
切換回路37,39は、コントローラ41から与えられる制
御信号により導通制御されるNチャンネルのスイッチト
ランジスタ43で切換えが行なわれるように構成されてい
る。一方の制御信号がハイレベルとなり、他方の制御信
号がロウレベルになると、スイッチパルスを入力するス
イッチトランジスタ43が導通状態となり、シフトレジス
タ11から出力されたスイッチパルスがシャッフルバス21
により入替えられたスイッチ回路13に与えられる。ま
た、一方の制御信号がロウレベルとなり、他方の制御信
号がハイレベルになると、サンプルホールドされた入力
画像信号を出力するスイッチトランジスタが導通状態と
なり、出力回路17から出力された画素信号電圧が対応す
るそれぞれの画素に供給される。
このような構成にあっても、第1の実施例と同様の効
果を得ることができる。また、シャッフルバスを共用し
ているので、回路規模の大型化を招くことはない。
第9図は第2の発明の一実施例に係る液晶ディスプレ
イ駆動装置におけるX駆動回路の構成を示す図である。
同図に示す実施例は、S/H回路及び出力回路17のオフセ
ット電圧を、1水平ライン毎にランダムに調整しようと
するものである。調整方法は、以下に説明するように、
調整信号発生回路45から発生されるそれぞれのS/H回路
及び出力回路17に対応した調整信号により行なわれる。
調整信号発生回路45は、以下に示すように、オフセッ
ト電圧を調整する方法に応じた微少な直流電圧の調整信
号を発生するものである。この微少な直流電圧は、調整
される信号電圧に対して、1/100以下程度の値の電圧で
ある。
調整信号発生回路45は、具体的には例えば第4図に示
した乱数発生回路で1水平ライン毎のタイミングでラン
ダムに発生される“0"あるいは“1"にしたがって、乱数
発生回路の出力が“0"であるならば負の微少な直流電圧
を発生し、“1"であるならば正の微少な直流電圧を発生
する。
あるいは、調整信号発生回路45は、第10図に示すよう
に構成され、第11図に示すように、ノイズ信号発生回路
47から発生される微少振幅の符号が変化する交流電圧を
1水平ライン毎のタイミングで、スイッチ回路49及びホ
ールド用のコンデンサ51によりサンプルホールドし、サ
ンプルホールドした電圧を調整信号として出力する。な
お、ノイズ信号発生回路47に代えて、垂直同期信号と同
期しない周波数の交流電圧を発生する正弦波発生回路を
用いてもよい。
このような調整信号発生回路45から出力される調整信
号の値に応じて、それぞれのS/H回路及び出力回路17の
オフセット電圧を1水平ライン毎の時間でランダムに大
きくしたり小さくしたりすることで、画素信号電圧にデ
ィザを与える。これにより、特定の画素信号電圧に特定
のオフセット電圧が生じることを防止して、回路固有の
特性を分散させている。
次に、オフセット電圧を調整する具体的な方法を図面
を用いて説明する。
<入力画像信号を調整する場合> 第12図は入力画像信号を調整する場合の実施例であ
る。これは入力画像信号の入力線に調整電圧を加えて出
力全体を調整するものである。すなわち、加算回路53に
より調整信号と入力画像信号とを加える。
この方法の特徴は、設計しやすく、各S/H回路ごとに
加算回路31が1つで調整できるので回路構成が極めて簡
単であり、また調整時間は短くて済み、確実に調整でき
ることにある。
<ホールド用のコンデンサのグランドの電位を変化させ
る場合> 第13図はS/H回路のホールド用のコンデンサ15のグラ
ンドの電位を変化させる場合の実施例を示す図である。
入力画像信号をS/H回路でサンプルホールドした後、
ホールド用のコンデンサ15のグランドの電位を変化させ
ると、それぞれのS/H回路の出力電圧は全体的に変化す
る。この実施例はこれを利用してグランドの電位に調整
信号を加えることにより出力全体を調整するものであ
る。更に、グランドの電位を変化させるタイミングも生
成する。このタイミングは入力画像信号をS/H回路でサ
ンプルホールドした後、ホールド用のコンデンサ15のグ
ランドの電位を変化させるようにするものである。
この方法では、第12図に示した実施例と同様の効果を
得ることができる。
<ホールド用のコンデンサのディメンジョンを調整する
場合> 第14図はS/H回路の構成例を示す図である。S/H回路は
スイッチトランジスタ55とホールド用のコンデンサ15で
構成されている。S/H回路のオフセット電圧はコンデン
サ15のディメンジョンに依存する。すなわち、ディメン
ジョンが大きくなるとオフセット電圧は小さくなり、デ
ィメンジョンが小さくなるとオフセット電圧は大きくな
る。この実施例は、このコンデンサ15のディメンジョン
を調整することで、各S/H回路の出力のオフセット電圧
を調整するものである。
第15図はホールド用のコンデンサ15のディメンジョン
を調整する場合の実施例を示す図である。この実施例
は、変換回路57によって導通制御されるスイッチトラン
ジスタ59を直列接続し、直列接続点に微小コンデンサ60
を接続して構成されたものである。変換回路57からの出
力信号で微小コンデンサ60のうち、コンデンサ15に近い
方から選択することにより、コンデンサ15のディメンジ
ョンを微調整する。変換回路35では、調整信号に応じて
使用すべき微小コンデンサ60の数に変換する。この時、
変換回路57はコンデンサ15に近い方の微小コンデンサ60
から選択するようにスイッチトランジスタ59を導通制御
する。
なお、微小コンデンサ60は選択用のスイッチトランジ
スタ59の寄生容量を利用してもよく、このような場合
に、微小コンデンサ60を付ける必要はないので、回路規
模、回路構成は簡単になる。
<スイッチトランジスタのディメンジョンを調整する場
合> 第16図はスイッチトランジスタ55のディメンジョンを
調整する場合の実施例を示す図である。
S/H回路のオフセット電圧はスイッチトランジスタ55
のディメンジョンにより大きくなったり小さくなったり
する(ディメンジョンが大きくなるとオフセット電圧は
大きくなり、ディメンジョンが小さくなるとオフセット
電圧は小さくなる)。
この実施例はメインのスイッチトランジスタ55の他
に、選択用のスイッチトランジスタも兼ねた微小トラン
ジスタ61が並列接続されて構成されている。変換回路57
からの出力信号で微小トランジスタ61を選択することに
より、スイッチトランジスタ55のディメンジョンを微調
整する。微小トランジスタ61を使用しなければ(トラン
ジスタがオフ状態)、スイッチトランジスタ55のディメ
ンジョンには影響しない。微小トランジスタ61を使用し
た場合には(トランジスタがオン状態)、スイッチトラ
ンジスタ55のディメンジョンが大きくなる。このよう
に、スイッチトランジスタ55のディメンジョンを変化さ
せて寄生容量等を変化させることにより、オフセット電
圧を調整する。
変換回路57は、調整信号に応じてスイッチトランジス
タ55のディメンジョンを調整する微小トランジスタ61の
数に変換して、その数のスイッチパルスを出力する。
この実施例の特徴は、スイッチトランジスタ55のディ
メンジョンの調整を、微小トランジスタ61をスイッチト
ランジスタとして選択的に使用するか否かで行えるの
で、簡単な回路構成で実現できる。
<スイッチパネルの立ち上がり、立ち下がり時間を微小
に変化させて調整する場合> 第17図にスイッチパルス発生回路であるシフトレジス
タ11の構成例を示す。シフトレジスタ11はクロックドイ
ンバータ63で構成されている。第18図にクロックドイン
バータ11の構成例と動作機能を示す。このようなクロッ
クドインバータ11における出力トランジスタ65のディメ
ンジョンを調整する(トランジスタの寄生容量やオン抵
抗が変化する)ことで、スイッチパルスの立ち上がり、
立ち下がり時間を微小に調整する。
S/H回路のオフセット電圧は、スイッチパルスの立ち
上がり、立ち下がり時間により大きくなったり小さくな
ったりする。CMOSを用いたS/H回路のオフセット電圧
は、スイッチがオフする順序により大きくなったり小さ
くなったりする(スイッチの切れる時間の差が大きくな
ると後から切れたトランジスタによりオフセット電圧は
大きくなり、同時に近づくとオフセット電圧は小さくな
る)。また、単体トランジスタを使ったS/H回路のオフ
セット電圧は、スイッチパルスの立ち上がり、立ち下が
り時間により大きくなったり小さくなったりする。ホー
ルド用のコンデンサと、入力画像信号線側のコンデンサ
の大きさの比によって決まるが、この場合は、入力信号
線側のコンデンサの容量の方が大きいので、変化時間が
大きくなるとオフセット電圧は小さくなり、急激に変化
するとオフセット電圧は大きくなる。
第19図は出力トランジスタのディメンジョンを調整す
る場合の実施例を示す図である。この実施例は、メイン
の出力トランジスタ65の他に、選択用のトランジスタも
兼ねた微小トランジスタ67がそれぞれの出力トランジス
タ65と並列接続されて構成されている。変換回路69から
の出力信号で微小トランジスタ67を選択することによっ
て、出力トランジスタ65のディメンジョンを微調整す
る。微小トランジスタ67を使用しなければ(トランジス
タがオフ状態)、出力トランジスタ65のディメンジョン
には影響しない。微小トラジスタ67を使用した場合には
(トランジスタに入力が入った状態)、出力トランジス
タ65のディメンジョンが大きくなる。変換回路69は調整
信号に応じて使用すべき微小トランジスタ67の数に変換
して、その数の信号を出力する。
この方法の特徴は、出力トランジスタ65のディメンジ
ョンの調整を、微小トランジスタ67を出力トランジスタ
として使用するか否かで行えるので、簡単な回路構成で
実現できる。
<出力回路のオフセット電圧を調整する場合> 第20図に出力回路17の構成例を示す。この出力回路17
は、利得1の差動増幅器で構成されており、入出力間に
は通常オフセット電圧は存在しないものとする。このよ
うな出力回路17の対称なトランジスタ対71,73のディメ
ンジョンを調整することで、オフセット電圧を微小に調
整する。
トランジスタ対71,73に流れる電流Ids,Ids′が同じ場
合、入力信号側のトランジスタ71のディメンジョンの方
が大きいとオフセット電圧は大きくなり、出力信号側の
トランジスタ73のディメンジョンの方が大きいとオフセ
ット電圧は小さくなる。
また、入出力側のトランジスタ71,73のディメンジョ
ンが等しい場合、入力信号側に流れる電流Idsが大きい
とオフセット電圧は大きくなり、出力信号側に流れる電
流Ids′が大きいとオフセット電圧は小さくなる。
第21図はトランジスタ73のディメンジョンを調整する
場合の実施例を示した図である。この実施例はメインの
トランジスタ73の他に、選択用のトランジスタ75が接続
された微小トランジスタ77が並列接続されて構成されて
いる。変換回路79からの出力信号で微小トランジスタ77
を選択することによって、トランジスタ73のディメンジ
ョンを微調整する。微小トランジスタ77を使用しなけれ
ば(選択用のトランジスタ75がオフ状態)、トランジス
タ73のディメンジョンには影響しない。微小トランジス
タ77を使用する場合には(選択用のトランジスタ75がオ
ン状態)、トランジスタ73のディメンジョンが大きくな
る。変換回路59は調整信号に応じて使用すべき微小トラ
ンジスタ57の数の選択信号を出力する。
対称なトランジスタ71,73を流れる電流Ids,Ids′を調
整する場合は、電流源であるカレントミラートランジス
タ81のディメンジョンを調整すればよく、調整は同様に
行えば良い。
このような調整方法により、オフセット電圧を調整し
て分散させるようにしているので、特定のオフセット電
圧が特定の画素に集中することはなくなるので、表示画
像の斑は目立たなくなり、画面が見易くなる。また、オ
フセット電圧の調整を1水平ライン毎に行なうようにし
ているので、温度変化等の経時変化によるオフセット電
圧の変動に対して有効となる。
なお、上記第1及び第2の発明における実施例にあっ
ては、入力画像信号をアナログ値として説明したが、デ
ジタル値であっても上記したと同様にオフセット電圧の
平均値のバラツキを小さくすることができる。このよう
な場合には、入力画像信号をD/A変換する際に調整する
ようにすればよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この第1及び第2の発明によれ
ば、入力画像信号のサンプルホールド順序を変更した
り、調整信号により画素信号電圧のオフセット電圧を調
整したりして、出力特性が特定の画素に偏ることを防止
したので、入力画像信号をホールドする構成の大型化及
び動作速度の低下を招くことなく、表示画像を見易くし
た液晶ディスプレイ駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の第1の実施例に係る液晶ディスプ
レイ駆動装置におけるX駆動回路の構成を示す図、第2
図乃至第5図は第1図に示す回路の要部具体的構成を示
す図、第6図は第1の発明の第2の実施例における構成
を示す図、第7図乃至第8図は第6図に示す構成におけ
る要部具体的構成を示す図、第9図は第2の発明の一実
施例における構成を示す図、第10図乃至第21図は第9図
に示す構成における要部具体的構成を示す図、第22図乃
至第24図は液晶ディスプレイ駆動装置におけるX駆動回
路の一従来例を示す図である。 11……シフトレジスタ 13……スイッチ回路 15……コンデンサ 17……出力回路 21……シャッフルバス 23……デシャッフルバス 25……コントローラ 45……調整信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 H04N 5/66 G02F 1/133

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々の画素に対応してサンプルホールドさ
    れた入力画像信号を画素信号電圧として各々対応する画
    素に印加することにより液晶を表示駆動する少なくとも
    1つ以上のX駆動回路を備えた液晶ディスプレイ駆動装
    置において、 1水平ライン分の入力画像信号を各画素毎にサンプルホ
    ールドする複数の保持手段と、 前記複数の保持手段のサンプルホールド順序を1水平ラ
    イン毎にランダムに変更し、サンプルホールドされた入
    力画像信号が対応する画素に印加されるように、サンプ
    ルホールドされた入力画像信号を画素信号電圧として出
    力する変更出力手段と、 前記変更出力手段における入力画像信号のサンプルホー
    ルド順序をランダムに変更する動作及び出力動作を制御
    する制御手段と を有することを特徴とする液晶ディスプレイ駆動装置。
  2. 【請求項2】各々の画素に対応してサンプルホールドさ
    れた入力画像信号を画素信号電圧として各々対応する画
    素に印加することにより液晶を表示駆動する少なくとも
    1つ以上のX駆動回路を備えた液晶ディスプレイ駆動装
    置において、 1水平ライン分の入力画像信号を各画素毎にサンプルホ
    ールドする複数の保持手段と、 前記複数の保持手段にサンプルホールドされる入力画像
    信号に比べて微少な電圧の調整信号を1水平ライン毎に
    ランダムにそれぞれの保持手段に対応して発生する調整
    信号発生手段と、 前記調整信号発生手段から発生される調整信号により対
    応する保持手段にサンプルホールドされた入力画像信号
    を変化させてそれぞれの保持手段のオフセット電圧を調
    整する調整手段と を有することを特徴とする液晶ディスプレイ駆動装置。
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