JPH11134893A - シフトレジスタおよびこれを用いたマトリクス型液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

シフトレジスタおよびこれを用いたマトリクス型液晶表示装置の駆動回路

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JPH11134893A
JPH11134893A JP9298005A JP29800597A JPH11134893A JP H11134893 A JPH11134893 A JP H11134893A JP 9298005 A JP9298005 A JP 9298005A JP 29800597 A JP29800597 A JP 29800597A JP H11134893 A JPH11134893 A JP H11134893A
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clock
transfer
shift register
circuit
phase clock
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JP9298005A
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Hiroaki Ichikawa
弘明 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マトリクス型液晶表示装置において、水平/
垂直走査回路としてシフトレジスタを用いた場合に、画
素の高精細化、液晶パネルの大型化が進むにつれてシフ
トレジスタの段数が増加すると、それに伴ってクロック
伝送ラインの付加容量が増し、消費電力が増大するとと
もに、転送速度が低下することになる。 【解決手段】 単相クロックCK0を入力とするととも
に、各転送段において、1段前の転送段の入力パルスと
自段の転送段の出力パルスを2入力とするORゲート1
8の出力パルスに基づいてC‐MOSアナログスイッチ
16のスイッチング制御を行い、C‐MOSアナログス
イッチ16から選択的に供給される単相クロックCK0
に基づいて互いに逆相の2相のクロックCK,CKXを
クロック生成回路14で生成し、クロックドインバータ
11,12に供給し、各転送段の転送動作を必要なとき
にのみ行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦続接続された複
数段の転送段からなるシフトレジスタに関し、特にマト
リクス型液晶表示装置の駆動回路における水平/垂直走
査回路として用いて好適なシフトレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】マトリクス型表示装置の駆動回路におい
て、その水平/垂直走査回路として、従来、縦続接続さ
れた複数段の転送段からなり、これら転送段の各々がク
ロックドインバータを用いた構成のシフトレジスタが使
用されている。その構成の一例を図7に示す。同図にお
いて、一対のクロックドインバータ101,102の出
力端が共通に接続され、これらクロックドインバータ1
01,102の共通接続された出力端にはインバータ1
03の入力端が接続され、このインバータ103の出力
端はクロックドインバータ102の入力端に接続されて
いる。
【0003】この一対のクロックドインバータ101,
102およびインバータ103からなる回路を一単位と
して1つの転送段(レジスタ)が構成され、この転送段
が複数段縦続接続されることによってシフトレジスタを
構成している。そして、クロックドインバータ101の
入力端が各転送段の入力端となり、クロックドインバー
タ102の入力端とインバータ103の出力端の共通接
続点が各転送段の出力端となる。各段のクロックドイン
バータ101,102には、互いに逆相の2相のクロッ
クCK,CKXが与えられる。
【0004】1つの転送段の具体的な回路構成の一例を
図8に示す。同図において、各ゲートおよび各ドレイン
がそれぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタQp
101およびNMOSトランジスタQn101からなる
C‐MOSインバータと、PMOSトランジスタQp1
01のソースと正電源VDDの間に接続され、クロック
CKXをゲート入力とするPMOSトランジスタQp1
02と、NMOSトランジスタQn101のソースと負
電源VSSの間に接続され、クロックCKをゲート入力
とするNMOSトランジスタQn102とによってクロ
ックドインバータ101が構成されている。
【0005】同様にして、各ゲートおよび各ドレインが
それぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタQp1
03およびNMOSトランジスタQn103からなるC
‐MOSインバータと、PMOSトランジスタQp10
3のソースと正電源VDDの間に接続され、クロックC
Kをゲート入力とするPMOSトランジスタQp104
と、NMOSトランジスタQn103のソースと負電源
VSSの間に接続され、クロックCKXをゲート入力と
するNMOSトランジスタQn104とによってクロッ
クドインバータ102が構成されている。
【0006】また、各ゲートおよび各ドレインがそれぞ
れ共通に接続されたPMOSトランジスタQp105お
よびNMOSトランジスタQn105からなるC‐MO
Sインバータによってインバータ103が構成されてい
る。そして、クロックドインバータ101,102の各
出力端となるC‐MOSインバータのドレイン共通接続
点が相互に接続されるとともに、インバータ103の入
力端となるC‐MOSインバータのゲート共通接続点に
接続され、またクロックドインバータ102の入力端と
なるC‐MOSインバータのゲート共通接続点がインバ
ータ103の出力端となるC‐MOSインバータのドレ
イン共通接続点に接続されている。
【0007】上記構成の1つの転送段において、互いに
逆相のクロックCK,CKXを伝送するクロック伝送ラ
イン104,105の間には寄生容量C1が介在し、ま
たMOSトランジスタのゲート‐ソース間およびゲート
‐ドレイン間には拡散容量C2が形成され、さらに配線
相互間にはクロス容量C3が介在する。そして、これら
の容量C1〜C3はクロック伝送ライン104,105
に対する付加容量として存在することになる。この転送
段が複数段縦続接続されてなるシフトレジスタは、例え
ばアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路にお
いて、その水平/垂直走査回路として用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、アク
ティブマトリクス型液晶表示装置において、画素の高精
細化、また液晶パネルの大型化が進められている。しか
しながら、上述したように、1つの転送段においてクロ
ック伝送ラインの付加容量C1〜C3が存在することか
ら、画素の高精細化、液晶パネルの大型化が進むにつれ
てシフトレジスタの段数が増加すると、それに伴ってク
ロック伝送ラインの付加容量が増すため、消費電力が増
大するとともに、水平/垂直走査回路の転送速度(走査
速度)が低下することになる。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、クロック伝送ライン
の付加容量を低減し、低消費電力化および高速転送を可
能としたシフトレジスタおよびこれを水平/垂直走査回
路として用いたマトリクス型液晶表示装置の駆動回路を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるシフトレジ
スタは、縦続接続された複数段の転送段からなり、これ
ら転送段の各々が、単相クロックを入力とし、この単相
クロックを選択的に出力するスイッチング素子と、この
スイッチング素子から出力される単相クロックに基づい
て互いに逆相の2相のクロックを生成するクロック生成
回路と、このクロック生成回路で生成された2相のクロ
ックに応答して動作するクロックドインバータを用いて
なるレジスタと、1段前の転送段の入力パルスと自段の
転送段の出力パルスに基づいて上記スイッチング素子の
スイッチング制御を行う制御回路とを備えている。
【0011】上記構成のシフトレジスタにおいて、スイ
ッチング素子は1段前の転送段の入力パルスと自段の転
送段の出力パルスに基づいてスイッチング制御が行われ
ることで、自段のシフト動作期間で単相クロックをクロ
ック生成回路に供給する。すると、クロック生成回路
は、この単相クロックに基づいて互いに逆相の2相のク
ロックを生成し、自段の転送段を構成するクロックドイ
ンバータに供給する。これにより、各転送段には、シフ
トの必要な期間にのみクロックが与えられ、シフト動作
が行われる。そして、このシフトレジスタがマトリクス
型液晶表示装置の駆動回路における水平/垂直走査回路
として用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態を示すブロック図である。
【0013】図1において、例えばN段目の転送段の構
成について見てみると、一対のクロックドインバータ1
1,12の出力端が共通に接続され、これらクロックド
インバータ11,12の共通接続された出力端にはイン
バータ13の入力端が接続され、このインバータ13の
出力端はクロックドインバータ12の入力端に接続され
ている。
【0014】クロックドインバータ11,12には、互
いに逆相のクロックCK,CKXがクロック生成回路1
4から与えられる。このクロック生成回路14は、クロ
ック伝送ライン15との間に接続されたスイッチング素
子であるC‐MOSアナログスイッチ16を介して選択
的に供給される単相クロックCK0に基づいて、互いに
逆相の2相のクロックCK,CKXを生成する。
【0015】C‐MOSアナログスイッチ16は、互い
に並列に接続されたNMOSトランジスタQn11およ
びPMOSトランジスタQp11からなり、互いに逆相
の制御パルスφ,φXによってスイッチング制御が行わ
れる。このC‐MOSアナログスイッチ16に与えられ
る制御パルスφ,φXは、N段目の制御回路17におい
て、1段前のN−1段の転送段の入力パルスIN(n−
1)と自段の転送段の出力パルスOT(n)に基づいて
生成される。
【0016】すなわち、制御回路17は、1段前のN−
1段の転送段の入力パルスIN(n−1)、即ち2段前
のN−2段の転送段の出力パルスOT(n−2)と自段
の転送段の出力パルスOT(n)を2入力とし、その出
力パルスを制御パルスφとしてC‐MOSアナログスイ
ッチ16のNMOSトランジスタQn11のゲートに与
えるORゲート18と、このORゲート18の出力パル
スを反転して制御パルスφXとしてC‐MOSアナログ
スイッチ16のPMOSトランジスタQp11のゲート
に与えるインバータ19とから構成されている。
【0017】以上説明した、一対のクロックドインバー
タ11,12、インバータ13、クロック生成回路1
4、C‐MOSアナログスイッチ16および制御回路1
7からなる回路を一単位として1つの転送段(レジス
タ)が構成され、この転送段が複数段(……,N−1
段、N段,N+1段,……)縦続接続されることによっ
てシフトレジスタを構成している。そして、クロックド
インバータ11の入力端が各転送段の入力端となり、ク
ロックドインバータ12の入力端とインバータ13の出
力端の共通接続点が各転送段の出力端となる。
【0018】図2に、N段目の転送段の具体的な回路構
成の一例を示す。同図において、各ゲートおよび各ドレ
インがそれぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタ
Qp21およびNMOSトランジスタQn21からなる
C‐MOSインバータと、PMOSトランジスタQp2
1のソースと正電源VDDの間に接続され、クロックC
KXをゲート入力とするPMOSトランジスタQp22
と、NMOSトランジスタQn21のソースと負電源V
SSの間に接続され、クロックCKをゲート入力とする
NMOSトランジスタQn22とによってクロックドイ
ンバータ11が構成されている。
【0019】同様にして、各ゲートおよび各ドレインが
それぞれ共通に接続されたPMOSトランジスタQp2
3およびNMOSトランジスタQn23からなるC‐M
OSインバータと、PMOSトランジスタQp23のソ
ースと正電源VDDの間に接続され、クロックCKをゲ
ート入力とするPMOSトランジスタQp24と、NM
OSトランジスタQn23のソースと負電源VSSの間
に接続され、クロックCKXをゲート入力とするNMO
SトランジスタQn24とによってクロックドインバー
タ12が構成されている。
【0020】また、各ゲートおよび各ドレインがそれぞ
れ共通に接続されたPMOSトランジスタQp25およ
びNMOSトランジスタQn25からなるC‐MOSイ
ンバータによってインバータ13が構成されている。そ
して、クロックドインバータ11,12の各出力端とな
るC‐MOSインバータのドレイン共通接続点が相互に
接続されるとともに、インバータ13の入力端となるC
‐MOSインバータのゲート共通接続点に接続され、ま
たクロックドインバータ12の入力端となるC‐MOS
インバータのゲート共通接続点がインバータ13の出力
端となるC‐MOSインバータのドレイン共通接続点に
接続されている。
【0021】図3に、クロックCK,CKXを生成する
クロック生成回路14の回路構成の一例を示す。このク
ロック生成回路14は、入力される単相のクロックCK
0の極性を反転するインバータ21と、このインバータ
21から出力されるクロックの極性をさらに反転して入
力クロックCK0と同相のクロックCKとするインバー
タ22と、インバータ21から出力されるクロックの極
性を2度反転して入力クロックCK0と逆相のクロック
CKXとするインバータ23,24と、インバータ22
の出力端とインバータ24の出力端の間に互いに逆方向
に並列接続されてクロックCK,CKXの相互間の位相
を調整してそれらの遷移タイミングを一致させるインバ
ータ25,26とから構成されている。
【0022】ここで、上記構成のクロック生成回路14
およびC‐MOSアナログスイッチ16の動作につい
て、図1におけるN段目の転送段を例にとって図4のタ
イミングチャートを参照して説明する。
【0023】なお、図4のタイミングチャートには、単
相のクロックCK、2段前の転送段の入力パルスIN
(n−2)、1段前の転送段の入力パルスIN(n−
1)、自段の転送段の入力パルスIN(n)、自段の転
送段の出力パルスOT(n)、制御パルスφ、クロック
生成回路14の入力パルス(a)および2つの出力パル
ス(b),(C)のタイミング関係が示されている。こ
のタイミングチャートにおいて、2段前の転送段の入力
パルスIN(n−2)は3段前の転送段の出力パルスO
T(n−3)と、1段前の転送段の入力パルスIN(n
−1)は2段前の転送段の出力パルスOT(n−2)
と、自段の転送段の入力パルスIN(n)は1段前の転
送段の出力パルスOT(n−1)とそれぞれ同じであ
る。
【0024】N段目の転送段において、1段前のN−1
段の転送段の入力パルスIN(n−1)と自段の転送段
の出力パルスOT(n)との論理和がORゲート18で
とられ、当該ORゲート18の出力パルスである制御パ
ルスφがハイレベル、その反転パルスである制御パルス
φXがローレベルになることで、C‐MOSアナログス
イッチ16がオン(導通)状態となり、そのオン期間の
間、クロック伝送ライン15によって伝送される単相の
クロックCK0をクロック生成回路14にクロック
(a)として供給する。
【0025】すると、クロック生成回路14は、C‐M
OSアナログスイッチ16から選択的に供給されるクロ
ック(a)に基づいて、互いに逆相でかつ遷移タイミン
グが合致した2相のクロックCK(b),CKX(c)
を生成し、クロックドインバータ11,12にそれぞれ
供給する。これにより、クロックドインバータ11,1
2がクロックCK(b),CKX(c)に応答して動作
を開始し、よってN段目の転送段がシフト動作を実行す
る。
【0026】以上の動作説明から明らかなように、N段
目の転送段には、1段前の転送段から出力パルスOT
(n−1)が発せられ、自段の転送段に入力パルスIN
(n)が与えられる直前、即ち1段前の転送段へ入力パ
ルスIN(n−1)が与えられる時点から、自段の転送
段が出力パルスOT(n)の発生を終了する時点までの
期間(即ち、自段の転送段のシフト動作期間)にのみ、
C‐MOSアナログスイッチ16がオン状態となって単
相のクロックCK0がクロック生成回路14に供給さ
れ、このクロック生成回路14からクロックドインバー
タ11,12にクロックCK,CKXが供給されること
になる。
【0027】これによれば、上記構成のシフトレジスタ
において、各段の転送段が自段の転送タイミングでのみ
シフト動作を行うことになるため、各段の転送段が常時
シフト動作を行っていた場合に比べて大幅に消費電力を
低減できることになる。しかも、C‐MOSアナログス
イッチ16の制御パルスφ,φXを各転送段ごとに設け
られた制御回路17によって生成するようにしているの
で、当該制御パルスを外部から入力する必要がなく、そ
のための配線等も不要となる。
【0028】一方、クロック伝送ラインの付加容量につ
いては、従来の回路構成では、図8に示したように、ク
ロック伝送ライン104,105の間に発生する寄生容
量C1、MOSトランジスタのゲート‐ソース間および
ゲート‐ドレイン間に形成される拡散容量C2および配
線間のクロス容量C3が存在していたのに対し、本実施
形態に係る回路構成では、図2から明らかなように、C
‐MOSアナログスイッチ16がクロック伝送ライン1
5と正側電源ライン20との間に配置されていることか
ら、MOSトランジスタのゲート‐ソース間およびゲー
ト‐ドレイン間に形成される拡散容量C2のみが存在す
ることになる。
【0029】図8の回路では、クロックCKX分の容量
C2,C3についてもクロックCKと同様に形成される
ため、図2の容量C2と図8の容量C2が等しいものと
すると、クロック伝送ラインの付加容量ΔCは、 ΔC={C1+(C2+C3)*2}−C2 …(1) となり、従来の回路構成のものに比べて大幅に低減でき
ることになる。これにより、消費電力を低減できるとと
もに、高速転送(シフト)が可能となる。
【0030】また、外部から2相のクロックCK,CK
Xを供給するのではなく、単相クロックCK0のみを供
給し、内部でこの単相クロックCK0に基づいて2相の
クロックCK,CKXを生成してシフト動作を行うた
め、本シフトレジスタにクロックを与えるクロックバッ
ファを同一基板上に形成する場合に、図8の従来回路で
あれば、例えば図5(A)に示すように、2相のクロッ
クCK,CKXをバッファリングしなくてはならないの
に対し、図2の回路の場合は、例えば図5(B)に示す
ように、単相クロックCK0分のみのバッファリングで
良い。
【0031】すなわち、単相クロックCK0による順次
転送であるため、クロックバッファの回路構成を非常に
シンプルなものとすることができるとともに、約1/2
の消費電力で動作可能となる。上記のクロックバッファ
の回路構成と(1)式から、図2の回路構成の消費電力
W1は、図8の回路構成の消費電力W2に対して、 W1/W3=C2/(C1/2+C2+C3)*(1/2) …(2) の関係式で表される。
【0032】以上説明した本実施形態に係るシフトレジ
スタは、例えば、アクティブマトリクス型液晶表示装置
の駆動回路における水平/垂直走査回路として用いられ
る。図6に、アクティブマトリクス型液晶表示装置の構
成の一例を示す。
【0033】図6において、複数行のゲートバスライン
31の各々と複数列の信号ライン32の各々の交差部に
は複数個の画素33が2次元配置されている。これら画
素33は各々、ゲートバスライン31にゲート電極が、
信号ライン32にソース電極がそれぞれ接続されたTF
T(薄膜トランジスタ)34と、このTFT34のドレ
イン電極に画素電極が接続された液晶セル35と、当該
ドレイン電極に一方の電極が接続された補助容量36と
から構成されている。液晶セル35の対向電極には、コ
モン電圧Vcomが印加される。
【0034】複数個の画素33は、列単位で選択して駆
動するための水平駆動回路37および行単位で選択して
駆動するための垂直駆動回路38によって駆動される。
この水平駆動回路37および垂直駆動回路38は、水平
方向および垂直方向に順次走査するための走査回路を内
蔵しており、この走査回路として先述した本発明に係る
シフトレジスタが用いられる。
【0035】このように、クロック転送ラインの付加容
量を大幅に低減した本発明に係るシフトレジスタを、例
えばアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動回路に
おける水平/垂直走査回路として用いることにより、特
に当該駆動回路を複数個の画素33と同一基板上に搭載
して構成する場合において、従来の回路回路構成に比べ
て大幅に消費電力を低減できるとともに、より高速な転
送動作(走査)が可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
縦続接続された複数段の転送段からなり、これら転送段
の各々がクロックドインバータを用いてなるシフトレジ
スタにおいて、単相クロックを入力とし、この単相クロ
ックを各転送段に選択的に供給するとともに、各転送段
では選択的に供給される単相クロックに基づいて互いに
逆相の2相のクロックを生成してクロックドインバータ
に与える構成としたことにより、クロック伝送ライン自
体の寄生容量を低減できるとともに、各転送段が必要な
ときのみ動作するため、消費電力を低減できるととも
に、高速転送が可能となる。
【0037】また、マトリクス型液晶表示装置の駆動回
路において、本発明によるシフトレジスタを水平/垂直
走査回路として用いることにより、シフトレジスタにお
ける単位転送段当りのクロック伝送ラインの寄生容量が
小さいことから、シフトレジスタの段数が増えてもクロ
ック伝送ラインの寄生容量の増加に起因する消費電力の
増加および転送速度の低下は少なく、したがって画素の
高精細化、液晶パネルの大型化に寄与できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る1つの転送段の具体的な回路
構成を示す回路図である。
【図3】クロック生成回路の構成の一例を示すブロック
図である。
【図4】本実施形態に係るタイミングチャートである。
【図5】従来例(A)と本発明(B)に係るクロックバ
ッファの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明が適用されるアクティブマトリクス型液
晶表示装置の一例を示す概略構成図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【図8】従来例に係る1つの転送段の回路構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
11,12…クロックドインバータ、14…クロック生
成回路、15…クロック伝送ライン、16…C‐MOS
アナログスイッチ、17…制御回路、18…ORゲー
ト、33…画素、34…薄膜トランジスタ(TFT)、
35…液晶セル、36…補助容量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦続接続された複数段の転送段からな
    り、これら転送段の各々が、 単相クロックを入力とし、この単相クロックを選択的に
    出力するスイッチング素子と、 前記スイッチング素子から出力される単相クロックに基
    づいて互いに逆相の2相のクロックを生成するクロック
    生成回路と、 前記クロック生成回路で生成された前記2相のクロック
    に応答して動作するクロックドインバータを用いてなる
    レジスタと、 1段前の転送段の入力パルスと自段の転送段の出力パル
    スに基づいて前記スイッチング素子のスイッチング制御
    を行う制御回路とを備えていることを特徴とするシフト
    レジスタ。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子は、C‐MOSア
    ナログスイッチからなり、前記単相クロックを伝送する
    クロック伝送ラインと正側電源ラインとの間に配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載のシフトレジス
    タ。
  3. 【請求項3】 行列状に2次元配置された複数個の画素
    を列単位/行単位で選択する水平/垂直走査回路として
    シフトレジスタを用いたマトリクス型液晶表示装置の駆
    動回路において、 前記シフトレジスタの転送段の各々が、 単相クロックを入力とし、この単相クロックを選択的に
    出力するスイッチング素子と、 前記スイッチング素子から出力される単相クロックに基
    づいて互いに逆相の2相のクロックを生成するクロック
    生成回路と、 前記クロック生成回路で生成された前記2相のクロック
    に応答して動作するクロックドインバータを用いてなる
    レジスタと、 1段前の転送段の入力パルスと自段の転送段の出力パル
    スに基づいて前記スイッチング素子のスイッチング制御
    を行う制御回路とを備えていることを特徴とするマトリ
    クス型液晶表示装置の駆動回路。
JP9298005A 1997-10-30 1997-10-30 シフトレジスタおよびこれを用いたマトリクス型液晶表示装置の駆動回路 Pending JPH11134893A (ja)

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