JP3025665B2 - 防災監視制御盤 - Google Patents

防災監視制御盤

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JP3025665B2
JP3025665B2 JP9291120A JP29112097A JP3025665B2 JP 3025665 B2 JP3025665 B2 JP 3025665B2 JP 9291120 A JP9291120 A JP 9291120A JP 29112097 A JP29112097 A JP 29112097A JP 3025665 B2 JP3025665 B2 JP 3025665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の回線数単位
に盤の種別に応じた入出力回路を実装した複数種類の入
出力基板を選択して1又は複数を実装する防災監視制御
盤に関し、特に、選択実装した入出力基板による種別と
回線数を電源投入に伴う立ち上げ時に認識するための防
災監視制御盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災を集中監視する防災監視制御
盤には、監視場所の状況に応じ火報盤、連動制御盤又は
複合盤が使用されている。即ち、火報盤は、火災感知器
の発報受信に基づく火災の判断で地区音響装置を鳴動制
御する監視制御盤であり、また連動操作盤は、火災感知
の発報受信に基づく火災の判断で防排煙機器を連動制御
する監視制御盤であり、更に、複合盤は、火報盤と連動
操作盤の両方の機能を備えた監視制御盤である。
【0003】このような火報盤、連動制御盤又は複合盤
といった機能の異なる防災監視制御盤にあっては、回線
数や盤機能が異なっても盤の実装実装を可能な限り共通
化してコストダウンを図るため、主にMPUを備えた受
信制御基板(共通基板)と、所定の回線数に単位に分け
た入出力基板で構成している。図6は従来の防災監視盤
の一例であり、受信機として機能する防災監視制御盤1
は、入出力部2、MPU3、表示部4、操作部5、移報
部6及び電源部7で構成される。MPU3は受信制御基
板に実装され、これに対し入出力部2は、例えば5回線
単位に分けた入出力基板15−1〜15−nで構成され
ている。
【0004】入出力基板15−1〜15−nは、それぞ
れ5回線分の入力回路と出力回路を備えており、例えば
最大実装で50回線とすると、入力回線L1〜L5,L
6〜10,・・・L46〜L50と出力回線EA1〜E
A5,EA6〜EA10,・・・EA46〜EA50を
引き出している。具体的には、火報盤の場合、入力回線
L1〜L50は火災感知器が接続された感知器回線とな
り、入力回路は発報受信回路として機能する。出力回線
EA1〜EA50は、地区音響鳴動装置が接続された音
響鳴動制御回線となり、出力回路は地区音響制御回路と
して機能する。また連動操作盤の場合、入力回線L1〜
L50は防排煙制御用の火災感知器が接続された感知器
回線となり、入力回路は発報受信回路として機能する。
出力回線EA1〜EA50は、防排煙機器が接続された
制御回線となり、出力回路は防排煙制御回路として機能
する。
【0005】更に複合盤の場合、入力回線L1〜L50
は火報用又は防排煙制御用の火災感知器が接続された感
知器回線となり、入力回路は発報受信回路として機能す
る。出力回線EA1〜EA50は、地区音響鳴動装置又
は防排煙機器が接続された制御回線となり、出力回路は
地区音響制御回路又は防排煙制御回路として機能する。
【0006】このような防災監視制御盤1において、M
PU3は、入出力基板15−1〜15−nの実装による
回線数と盤の種別を受信制御のために認識する必要があ
り、ディップスイッチ16により種別と回線数を設定し
ている。ディップスイッチ16は例えば8回路のスイッ
チであり、種別設定部17に2つのスイッチを割り当
て、2つのスイッチのオン・オフにより2ビット情報0
0,01,10を設定することで、MPU3に例えば火
報盤、連動操作盤又は複合盤といった種別を認識させて
いる。
【0007】また回線数設定部18にディップスイッチ
18の残り6つの内4つのスイッチを割当て、4ビット
情報により5〜50回線までの回線数を5回線単位に1
0通りで設定してMPU3で認識できるようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディップスイッチを用いた種別と回線数の設
定にあっては、回路基板上に実装されているディップス
イッチのスイッチノブを、1つ1つオン又はオフの位置
に切り替えて2ビットの種別情報と4ビットの回線数情
報を設定する作業を必要とし、設定が大変であると共
に、間違えやすい問題があった。
【0009】またディップスイッチの設定状態は作業者
が目視で確認することを前提としていたため、ディップ
スイッチの設定が誤っても、これをMPU側で電源投入
に伴う立ち上げ時に認識することができず、運用中に異
常が起きて調べることによって初めてディップスイッチ
の設定ミスに気付くといった問題があった。また増築に
より回線数が増した場合には、ディップスイッチの設定
を変更しなければならないが、忘れ易い問題があった。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、所定回線数単位の入出力基板の実装
状態から簡単且つ確実に種別と回線数を認識できるよう
にした防災監視制御盤を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、所定の回
線数単位に盤の種別に応じた入出力回路を実装した複数
種類の入出力基板を有し、所定の盤種別の受信制御基板
に対し対応する種別の入出力基板を選択して1又は複数
を実装する防災監視制御盤を対象とする。
【0012】このような防災監視制御盤につき本発明に
あっては、入出力回路基板には、受信制御盤側からの選
択信号により選択接続される基板種別を表わす基板固有
抵抗RA を備えた種別・回線設定回路を設け、また受信
制御基板には、選択信号により選択された基板固有抵抗
RA に直列接続される盤固有抵抗RB と、電源投入時
に、基板固有抵抗RA と盤固有抵抗RB との分圧電圧を
種別検出電圧として読み込み入出力基板の種別と実装回
線数を認識する種別・回線数認識部とを設けたことを特
徴とする。
【0013】種別・回線数認識部は、入出力基板毎に読
み込んだ種別検出電圧の全てが所望の盤種別電圧に一致
する場合に入出力基板は正常実装と判定し、少なくとも
1つの種別検出電圧が所望の盤種別電圧に不一致となっ
た場合に入出力基板の実装異常と判定して異常表示す
る。また種別・回線数認識部は、入出力基板毎に読み込
んだ種別検出電圧の全てが所望の有効電圧であった場合
には基板のフル実装と判断してフル実装回線数を有効回
線数と認識し、いずれかの種別検出電圧が0ボルトであ
った場合は、基板の未実装と判断してフル実装回線数か
ら未実装回線数を差し引いた回線数を有効回線数と認識
する。
【0014】本発明で必要とする盤種別としては、例え
ば火災感知器の発報受信に基づく火災の判断で地区音響
装置を鳴動制御する火報盤、火災感知の発報受信に基づ
く火災ので防排煙機器を連動制御する連動操作盤、又は
火報盤と連動操作盤の機能を備えた複合盤であり、入出
力基板の基板固有抵抗RA は、火報盤、連動操作盤およ
び複合盤の各々に対応した固有の抵抗値をもつ。
【0015】このような本発明の防災監視制御盤によれ
ば、入出力基板そのものに種別と回線数の認識に必要な
回路パラメータ、即ち選択信号で選択接続可能な固有の
抵抗値をもたせたため、受信制御基板となるMPU側か
らの基板固有抵抗の選択接続で発生した電圧の読込み
で、基板の実装と未実装に基づく回線数と、盤種別に対
応した種別の入出力基板の実装の有無が自動的に認識さ
れ、従来のディップスイッチのような繁雑な操作や設定
ミスが回避できる。また運用の途中で回線数を増設した
ような場合にも、電源立ち上げで増設後の状態が自動的
に認識され、容易に回線数の増加等の設備変更に対処で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明による防災監視制御
盤の実施形態における基本構成のブロック図である。図
1において防災監視制御盤1は、入出力部2、受信制御
部として機能するMPU3、表示部4、操作部5、移報
部6及び電源部7で構成される。入出力部2には複数の
入出力基板8−1,8−2,・・・8−nが設けられて
いる。
【0017】この実施形態にあっては、入出力部2に対
しては最大50回線が接続でき、入出力基板8−1〜8
−nの入出力回路9は5回線単位に設けられている。即
ち、入出力基板8−1の入出力回路9は、入力回線L1
〜L5と出力回線EA1〜EA5を接続しており、それ
ぞれに対応して5回線分の入力回路と出力回路を設けて
いる。
【0018】残りの入出力基板8−2〜8−nのの入出
力回路9についても同様であり、入力回線L6〜L1
0,・・・L46〜L50と出力回線EA6〜EA1
0,・・・EA46〜EA50を接続しており、それぞ
れに対応して5回線分の入力回路と出力回路を設けてい
る。本発明に実施形態にあっては、防災監視制御盤1は 火報盤 連動操作盤 複合盤 のいずれかの盤種別をもっている。これらの盤種別に対
応し、入出力部2の入出力基板8−1〜8−nは、それ
ぞれの盤種別に対応した回路を有するものが使用され
る。
【0019】即ち、火報盤の場合、入力回線L1〜L5
0は火災感知器が接続された感知器回線となり、入力回
路は発報受信回路として機能する。出力回線EA1〜E
A50は、地区音響鳴動装置が接続された音響鳴動制御
回線となり、出力回路は地区音響制御回路として機能す
る。また連動操作盤の場合、入力回線L1〜L50は防
排煙制御用の火災感知器が接続された感知器回線とな
り、入力回路は発報受信回路として機能する。出力回線
EA1〜EA50は、防排煙機器が接続された制御回線
となり、出力回路は防排煙制御回路として機能する。
【0020】更に複合盤の場合、入力回線L1〜L50
は火報用又は防排煙制御用の火災感知器が接続された感
知器回線となり、入力回路は発報受信回路として機能す
る。出力回線EA1〜EA50は、地区音響鳴動装置又
は防排煙機器が接続された制御回線となり、出力回路は
地区音響制御回路又は防排煙制御回路として機能する。
【0021】種別・回線設定回路10にあっては、3種
類の盤種別のいずれかに対応した回路パラメータを設定
している。当然に、受信制御部として機能するMPU3
にあっても、3種類の盤機能に対応した監視制御機能が
設定されている。入力回線L1〜L50に対応した入出
力回路9に内蔵した入力回路の出力は、MPU3から順
次出力される選択信号E1〜Enを受ける毎に、5回線
単位に入力スキャン回路20に入力され、各入力回路の
出力が順次スキャンされ、MPU3のADコンバータ2
2により取込んで受信制御部24で火災を判断する。ま
た出力回線EA1〜EA50に対応した入出力回路9に
内蔵した出力回路に対しては、MPU3からの出力が並
列的に入力され、MPU3の受信制御部24で火災を判
断した際に外部機器の制御信号が与えられる。
【0022】更に、入出力基板8−1〜8−nの種別・
回線設定回路10にあっては、3種類の盤種別のいずれ
かに対応した回路パラメータを設定している。当然に、
受信制御部として機能するMPU3にあっても、3種類
の盤機能に対応した監視制御機能が設定されている。図
2は図1の防災監視制御盤1で実現できる3種類の盤機
能に対応した入出力部2に実装される3種類の入出力基
板の実施形態である。即ち本発明で使用する入出力基板
としては、図2(A)の火報用入出力基板8A、図2
(B)の連動操作用回路基板8B、及び図2(C)の複
合盤用回路基板8Cの3種類がある。これら3種類の入
出力基板8A,8B,8Cには、種別に対応した入出力
機能を備えた火報用入出力回路9A、連動操作用入出力
回路9B及び複合盤用入出力回路9Cが5回線単位に設
けられている。
【0023】図2(A)〜(C)の火報用、連動操作用
及び複合盤用回路基板8A〜8Cのそれぞれは、更に各
種別専用の種別・回線数設定回路10A,10B,10
Cを備えている。これら火報用、連動操作用及び複合盤
用種別・回線数設定回路10A,10B,10Cは、受
信制御部からの選択信号によりオン・オフ制御されるゲ
ートスイッチ11と、+5ボルトの電源ラインに各種別
に対応した基板固有の抵抗値を備えた基板固有抵抗RA
を接続している。
【0024】この実施形態にあっては、火報用種別・回
線数設定回路10Aに設けられた基板固有抵抗RA は例
えばRA =0オーム、連動操作用種別・回線数設定回路
10Bに設けられた基板固有抵抗RA はRA =100キ
ロオーム、更に複合盤用種別・回線数設定回路10Cに
設けられた基板固有抵抗RA はRA =100キロオーム
となっている。
【0025】図3は図2(A)〜(C)の火報用、連動
操作用、複合盤用回路基板8A〜8Cのいずれかを図1
の入出力部2に実装した場合の受信制御基板3−1側と
の回路接続の実施形態であり、入出力回路部9A〜9C
は省略している。図3において、5回線単位に構成され
た入出力基板8−1〜8−nに設けられた種別・回線設
定回路10−1〜10−nは、それぞれ基板固有抵抗R
A とゲートスイッチ11−1〜11−nを有する。ここ
で基板固有抵抗RA は、火報用、連動操作用または複合
盤用のいずれか一つに対応した抵抗値となっている。
【0026】入出力基板8−1〜8−nに対し、MPU
3を実装した受信制御基板側には、盤固有抵抗RB が設
けられている。この盤固有抵抗RB に対し、入出力基板
8−1〜8−nに設けている基板固有抵抗RA のそれぞ
れを、ゲートスイッチ11−1〜11−nを介して選択
的に接続可能としている。入出力基板8−1〜8−nに
設けられたゲートスイッチ11−1−11−nは、MP
U3側の制御機能で実現される選択制御部13からの選
択信号E1〜Enで順番にオン状態に制御される。この
ため、選択信号E1によりゲートスイッチ11−1がオ
ンすると、入出力基板8−1の種別・回線設定回路10
−1に設けている基板固有抵抗RA がMPU3側に設け
ている盤固有抵抗RB に直列接続され、この基板固有抵
抗RA と盤固有抵抗RB の直列回路に+5ボルトの電源
電圧が印加される。
【0027】ゲートスイッチ11−1のオン状態で形成
された基板固有抵抗RA と盤固有抵抗RB との分圧電圧
は、種別検出電圧ViとしてMPU3に内蔵したA/D
コンバータ14により、MPU3のプログラム制御で実
現される種別・回線数認識部12に取り込まれる。この
結果、入出力基板8−1〜8−n側に対し順番に選択信
号E1〜Enを出力し、その都度、A/Dコンバータ1
4により、そのときのオン状態にあるゲートスイッチ1
1−1〜11−nのいずれかによる基板固有抵抗RA と
共通の盤固有抵抗RB の直列接続による分圧電圧を種別
電圧をViとして取り込んでいる。このような処理は、
電源投入立ち上げ時に自動的に行われる。
【0028】図4は本発明における火報用、連動操作用
及び複合盤用の各入出力基板に対する基板固有抵抗RA
と共通の盤固有抵抗RB 及び種別検出電圧Viの一例を
表している。まず基板固有抵抗RA は火報用で0Ω、連
動操作用と複合盤用で同じ100KΩとなっている。こ
れに対し盤固有抵抗RB は火報用と連動操作用で共に1
00KΩとなっており、複合盤用で18KΩとなってい
る。
【0029】このため、電源電圧+5ボルトを印加した
ときの基板固有抵抗RA と盤固有抵抗RB の直列接続の
分圧電圧として得られる種別検出電圧Viは、火報用で
5.0ボルト、連動操作用で2.5ボルト、及び複合盤
用で1.5ボルトとなる。この図4の種別に対応した回
路パラメータとしての抵抗値から明らかなように、基板
固有抵抗RA と盤固有抵抗RB を直列接続したときの抵
抗値は、火報用で100KΩ、連動操作用出200K
Ω、複合盤用で118KΩ、いずれの場合についても十
分に高く、その結果、ゲートスイッチ11−1〜11−
nのオンで流れる電流を必要最小限に抑えて低消費電力
化を図っている。
【0030】即ち、単に種別検出電圧Viを火報用、連
動操作用及び複合盤用で異ならせるためには抵抗値を変
えるだけでよいが、これに加えて本発明にあっては、い
ずれの場合についても種別検出電圧Viを種別に応じて
変化させるための抵抗値を高くして、種別検出に必要な
消費電流を最小限に抑えている。図3のMPU3に設け
た種別・回線数認識部12は、図1に示した防災監視制
御盤1に電源を投入して立ち上げた際の初期化処理にお
いて動作し、ゲートスイッチ11−1〜11−nを順次
オンしながら、そのときの種別検出電圧ViをA/Dコ
ンバータ14から取り込み、入出力基板8−1〜8−n
の全ての種別検出電圧Viの取り込みが済むと、取り込
んだ種別検出電圧Viの状態に基づき、入出力基板8−
1〜8−nの種別の適否及び実装されている回線数の認
識処理を行う。
【0031】図5は図3のMPU3に設けた種別・回線
数認識部12による処理動作のフローチャートである。
まずステップS1で、入出力基板の基板番号NをN=1
に初期化し、次のステップS2で、そのときの基板番号
N=1で指定される最初の入出力基板8−1に対する選
択信号E1を有効としてゲートスイッチ11−1をオン
することにより入出力基板8−1を選択する。
【0032】続いてステップS3で、ゲートスイッチ1
1−1のオン状態で形成された基板固有抵抗RA と盤固
有抵抗RB の直列回路に対する電源電圧+5ボルトの印
加による分圧電圧としての種別検出電圧ViをA/Dコ
ンバータ14で読み込み、RAM等に保持する。これら
がステップS2の選択信号の有効化によるゲートスイッ
チのオンとステップS3のA/Dコンバータ14による
種別検出電圧Viの読み込みを、ステップS4で最終基
板が判別されるまで、ステップS5で基板番号Nを1つ
インクリメントしながら繰り返す。
【0033】ステップS4で最終基板、即ち入出力基板
8−nまでの基板選択と種別検出電圧Viの読み込みが
済むと、ステップS6に進み、MPU3側に種別に応じ
て予めセットされている盤種別電圧と入出力基板8−1
〜8−nの選択で読み込んだ種別検出電圧Viを比較判
定する。この比較判定の結果について、ステップS7
で、読み込んだ全ての種別検出電圧が予め設定している
盤種別電圧に一致していれば、盤種別に適合した正しい
入出力基板8−1〜8−nが実装されていることから、
ステップS8の実装回線数の認識に進む。
【0034】ステップS8にあっては、入出力基板8−
1〜8−nについて読み込んだ種別検出電圧の中に0ボ
ルトとなる基板があるか否かチェックする。種別検出電
圧の中に0ボルトの基板がなく所望の有効電圧であった
場合には、全ての入出力基板8−1〜8−nが有効に実
装されていると判断し、、ステップS9で回線数はフル
実装数に見合った回線数、例えば基板当たり5回線であ
れば回線数=(5×n)を有効回線数回線と認識し設定
する。
【0035】これに対し種別検出電圧のいずれかに0ボ
ルトがあった場合には、その0ボルトの基板については
図3の回路図から明らかなように入出力基板そのものが
実装されていないことが分かる。そこでステップS10
で、回線数はフル実装から未実装を差し引いた残り実装
数、即ち有効実装数に基板当たりの回線数を乗ずること
で、有効回線数を認識し設定する。
【0036】尚、ステップS8にあっては、種別検出電
圧が0ボルトの基板か否かチェックしており、このため
ステップS7の種別の認識にあっては、0ボルト以外の
有効な種別検出電圧を対象に盤種別電圧との一致の判定
を行っている。一方、ステップS7で0ボルトを除く全
ての種別検出電圧のいずれかが予め設定した盤種別電圧
に不一致であった場合には、誤った種別の入出力基板を
実装していることから、ステップS11に進み、入出力
基板の異常(実装異常)を表示部4において出力表示さ
せる。この異常表示にあっては、図3の選択制御部13
により入出力基板8−1〜8−nの選択タイミングに対
する読み込み電圧の関係が分かっていることから、異常
と判定された入出力基板の基板番号等も同時に表示する
こともできる。
【0037】この図5のフローチャートに示す一連の種
別・回線数認識処理で、実装された入出力基板の種別の
正常とこれに対応した回線数が認識されると、立ち上げ
時の初期化処理は正常終了となり、この認識設定された
情報を基に防災監視制御盤の運用が開始される。またス
テップS11で入出力基板の異常が出力表示された場合
には、表示された基板番号に対応する基板を正しい種別
基板に差し替えて再度電源を投入することで、ステップ
S1からS9またはS10に至る処理によって正常な運
用状態に移行することができる。
【0038】ここで図5の種別・回線数認識処理にあっ
ては、MPU3側に予め盤種別を設定して認識させてお
き、この状態で入出力基板の種別検出電圧がMPU3側
に予め設定してある盤種別電圧に一致していれば、実装
されている入出力基板の種別は正常と判断し、1つでも
予め設定してある盤種別電圧に不一致であれば、異常実
装と判断するようにしているが、他の実施形態として、
MPU3側に盤の種別を設定しておかず、実装している
入出力基板の種別検出電圧からMPU3が盤の種別を認
識して設定するようにしてもよい。
【0039】即ち、MPU3は、全ての入出力基板から
種別検出電圧を読み込むと、全ての種別検出電圧が一致
しているかどうかを確認し、全てが一致していれば、そ
の一致している電圧が、盤の種別のどれに対応するを、
予め記憶しておいて盤種別と種別検出電圧の対応表を参
照して識別し、盤種別を設定する。この対応表は例えば
次のものを使用する。
【0040】
【表1】
【0041】この場合、盤種別電圧の全てが一致してい
なければ、異常実装と判断し、異常を出力表示させる。
この実施形態によれば、予めMPUに盤種別を設定して
おく必要がない。
【0042】尚、上記の実施形態は5回線単位に入出力
基板を設けた場合を例にとっているが、入出力基板当た
りの回線数は必要に応じて例えば10回線、15回線と
いうように適宜に定めることができる。また上記の実施
形態は、火報盤、連動操作盤、複合盤といった3種類の
盤種別を例にとるものであったが、盤の種別は必要に応
じて適宜に定めることができる。
【0043】また上記の実施形態にあっては、入出力基
板として入力回路及び出力回路の両方を備えた入出力回
路の実装を例にとっているが、入力回路のみを実装した
入出力基板、又は出力回路のみを実装した入出力基板も
含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、所定数の回線単位に設けられた入出力基板そのもの
に種別と回線数の認識に必要な回路パラメータ、即ち選
択信号により選択接続可能な固有の基板抵抗値をもた
せ、同じく種別に応じた受信制御基板側の盤固有抵抗と
の直列回路の接続による分圧電圧で固有の種別検出電圧
を読み取り、これに基づき基板の実装と未実装に基づく
回線数と入出力基板の種別が盤種別に一致しているかど
うかが自動的に認識され、従来のディップスイッチによ
る種別と回線数の設定による繁雑な操作や設定ミスが回
避でき、更に、運用の途中で入出力基板を追加実装して
回線数を増設したような場合に、その後の電源立ち上げ
時に自動的に回線数と種別が認識され、容易に回線数増
加などの設備変更に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成のブロック図
【図2】図1で使用される3種類の入出力基板の説明図
【図3】図2の入出力基板を用いた本発明の種別と回線
数を認識するための実施形態の回路ブロック図
【図4】図3の実施形態における基板固有抵抗、盤固有
抵抗、及び種別検出電圧を入出力基板の種別毎に示した
説明図
【図5】図3の種別・回線数認識部の処理を示したフロ
ーチャート
【図6】ディップスイッチを用いて種別と回線数を設定
する従来装置の説明図
【符号の説明】
1:受信機(防災監視制御盤) 2:入出力部 3:MPU(受信制御部) 4:表示部 5:操作部 6:移報部 7:電源部 8−1〜8−n:入出力基板 8A:火報用入出力基板 8B:連動操作用入出力基板 8C:複合盤用入出力基板 9:入出力回路 9A:火報用入出力回路 9B:連動操作用入出力回路 9C:複合盤用入出力回路 10:種別・回線数設定回路 10A:火報用種別・回線数設定回路 10B:連動操作用種別・回線数設定回路 10C:複合盤用種別・回線数設定回路 11:ゲートスイッチ(スイッチ部) 12:種別回線数認識部 13:選択制御部 14:A/Dコンバータ L1〜L50:入力回線 EA1〜EA50:出力回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 才 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (72)発明者 蟻川 雅志 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (72)発明者 北村 英樹 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−69995(JP,A) 特開 平9−81876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 G08B 25/00 510

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の回線数単位に盤の種別に応じた入出
    力回路を実装した複数種類の入出力基板を有し、所定の
    盤種別の受信制御基板に対し対応する種別の入出力基板
    を選択して1又は複数を実装する防災監視制御盤に於い
    て、 前記入出力基板は、前記受信制御基板側からの選択信号
    により選択接続される基板種別を表わす基板固有抵抗R
    A を備えた種別・回線設定回路を備え、 前記受信制御基板は、 前記選択信号により順次選択された前記基板固有抵抗R
    A に直列接続される盤固有抵抗RB と、 電源投入時に、前記基板固有抵抗RA と盤固有抵抗RB
    との直列接続による分圧電圧を種別検出電圧として読み
    込み、前記入出力基板の種別と実装回線数を認識する種
    別・回線数認識部と、を備えたことを特徴とする防災監
    視制御盤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視制御盤に於いて、
    前記種別・回線数認識部は、前記入出力基板毎に読み込
    んだ種別検出電圧の全てが所望の盤種別電圧に一致する
    場合に前記入出力基板は正常実装と判定し、少なくとも
    1つの種別検出電圧が所望の盤種別電圧に不一致となっ
    た場合に入出力基板の実装異常と判定して異常表示する
    ことを特徴とする防災監視制御盤。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の防災監視制御盤に於
    いて、前記種別・回線数認識部は、前記入出力基板毎に
    読み込んだ種別検出電圧の全てが所望の有効電圧であっ
    た場合には基板のフル実装と判断してフル実装回線数を
    有効回線数と認識し、いずれかの種別検出電圧が0ボル
    トであった場合は、基板の未実装と判断してフル実装回
    線数から未実装回線数を差し引いた回線数を有効回線数
    と認識することを特徴とする防災監視制御盤。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の防災監
    視制御盤に於いて、前記盤種別は、火災感知器の発報受
    信に基づく火災の判断で地区音響装置を鳴動制御する火
    報盤、火災感知の発報受信に基づく火災の判断で防排煙
    機器を連動制御する連動操作盤、又は前記火報盤と連動
    操作盤の機能を備えた複合盤であり、前記入出力基板の
    基板固有抵抗RA は、前記火報盤、連動操作盤および複
    合盤の各々に対応した固有の抵抗値を備えたことを特徴
    とする防災監視制御盤。
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