JP3025298B2 - モールド金型 - Google Patents

モールド金型

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JP3025298B2 JP2331363A JP33136390A JP3025298B2 JP 3025298 B2 JP3025298 B2 JP 3025298B2 JP 2331363 A JP2331363 A JP 2331363A JP 33136390 A JP33136390 A JP 33136390A JP 3025298 B2 JP3025298 B2 JP 3025298B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はマルチプランジャータイプのモールド金型に
関する。
(従来の技術) マルチプランジャータイプのモールド金型では、金型
のポットに樹脂タブレットを供給し、プランジャで溶融
樹脂をキャビティに充填して成形する。金型に設けるポ
ットは従来は成形しようとする製品の樹脂封止部に合わ
せて個々設定している。第4図〜第6図はマルチプラン
ジャータイプのモールド金型の従来例を示す。図のよう
にポット10はキャビティブロック14に設けるキャビティ
16の配置位置に合わせてセンターブロック12に所定間隔
で設置される。たとえば、第5図の製品は第4図の製品
とくらべて樹脂成形部が大型でキャビティ16の設置間隔
も第4図の製品よりも広くなっている。このため、第5
図に示すポット10は設置間隔を広くとると共に、第4図
のポット10よりもやや大きなポットに形成している。ま
た、第6図に示す例では、一つのポット10からキャビテ
ィ16に連絡するランナ18を分岐させて設けることによっ
て一つのポット10で4つのキャビティ16に樹脂を充填す
るようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにマルチプランジャータイプのモールド金
型で製品をモールドする際、従来は製品に応じてキャビ
ティブロック14を製作すると共に、ポット10を設置する
センターブロック12も個々別々に製作している。製品に
よって樹脂モールド部のサイズやレイアウトが異なるこ
とから金型でのポット10の配置も異なり、また製品によ
って必要とする樹脂量も異なるから、それぞれ製品に応
じて設計しなければならない。
このように、製品ごとポット10およびセンターブロッ
ク12を設計して別々に用意することは容易でなく、しか
も異種製品ごとにセンターブロックやプランジャあるい
は等圧ユニット等の各構成部品をセッティングすること
は、きわめて多種類の製品を生産するような場合は非常
に煩雑な作業となる。
そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、異種製品のモール
ドが容易にでき、成形機のセッティング作業も容易にで
きるモールド金型を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえ
る。
すなわち、ポットを設置するセンターブロックを異種
製品に対し共通に使用するマルチプランジャータイプの
モールド金型であって、前記センターブロックの両側に
配置するキャビティブロックに、前記各ポットから延出
するランナーの中途で各ランナー間を連絡する連通ラン
ナー路を設け、該共通に設けた連通ランナー路からゲー
ト等の樹脂路を延設してキャビティと連通ランナー路と
を連絡したことを特徴とする。なお、前記連通ランナー
路に樹脂溜りを設けたものが効果的である。
また、ポットを設置するセンターブロックを異種製品
に対し共通に使用するマルチプランジャータイプのモー
ルド金型であって、前記ポット間を一体的に連通する連
通カル部を前記センターブロックの全幅で設けると共
に、該連通カル部の外縁からキャビティに連絡させるラ
ンナーあるいはゲートの樹脂路をキャビティブロックに
設けたことを特徴とする。
(作用) キャビティに連絡するゲート等の樹脂路を連通ランナ
ー路から延設することにより、また連通カル部からキャ
ビティに連絡する樹脂路をとることによって、キャビテ
ィのレイアウト等が異なる製品の場合でもセンターブロ
ックを共通にして使用することができる。連通ランナー
路、連通カル部を設けることによってキャビティ間が溶
融樹脂で連通され、連通圧力によって均等の樹脂圧で樹
脂を充填することができる。これにより、プランジャの
押圧機構側に等圧ユニットを設ける必要がない。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本発明に係るモールド金型の実施例を示す説
明図である。図はポット10を配置する側の金型を示す。
第1図(a)と第1図(b)はセンターブロック12を
共通にして異種製品をモールドする場合の構成例を示す
ものである。第1図(a)はキャビティブロック14に4
つのキャビティ16を設けた例、第1図(b)は3つのキ
ャビティ16を設けた例である。
第1図(a)および第1図(b)に示す両例で用いて
いるセンターブロック12は同一のセンターブロック12を
共通に用いているもので、ポット10は5つ設置してい
る。各ポット10にはそれぞれプランジャを配設し、プラ
ンジャの押圧機構を設けていることは従来例と同様であ
る。
また、ポット10とキャビティ16との間にはランタナー
18およびゲート20で連絡するが、本発明に係るモールド
金型ではキャビティブロック14に各キャビティ16に通じ
るランナー18およびゲート20をたがいに連通させる連通
ランナー路22を設けることを特徴とする。すなわち、連
通ランナー路22を設けることによってセンターブロック
10の片側のキャビティブロック14上ですべてのキャビテ
ィ16を連通させる。
キャビティブロック14に設けるキャビティ16のレイア
ウトは個々の製品によって異なるから、第1図(a)、
(b)に示すように、各ポット10からそれぞれ両側にラ
ンナー18を延出し、それぞれのランナー18の端部に連通
ランナー路22で連絡してひと続きの連通ランナー路22を
形成する。そして、この連通ランナー路22の所要個所に
キャビティ16に樹脂を充填するゲート20を配置するよう
にする。連通ランナー路22を図のようにポット10の配置
と平行に設定することによってキャビティ16のレイアウ
トに合わせて任意にゲート20を設定でき、多種製品に効
果的に利用することができる。
なお、第1図ではポット10寄りのランナー18の流路端
がポット10に接続していないが、これは第2図に示すよ
うにポット10からキャビティ16に連絡するランナー18を
上型と下型で屈曲させるようにして設けているためで、
上型と型締めした際に連通する。
また、第1図で連通ランナー路22の適宜位置に樹脂溜
り24を設ける。樹脂溜り24は樹脂を充填する際に樹脂量
を適宜調整するためとボイドをなくして良好な樹脂成形
をさせることを目的に設けるものである。すなわち、異
種製品を樹脂モールドする場合は製品によって必要とす
る樹脂量が異なる。ポットを設計する場合は樹脂モール
ド部の樹脂量の他、ランナー、ゲート、カル部の樹脂容
積を計算して設計している。したがって、上記のように
ポット10を共通にした場合は、製品によって樹脂量の過
不足が生じるから、これを樹脂溜り24を設けることによ
って解消させることができる。
また、樹脂モールドの際にはモールド部にボイドが発
生するという問題があるから、まず充填開始時に上記の
樹脂溜り24に樹脂を流れ込ませ、エアを樹脂樹脂溜り24
に入れてからキャビティ16に樹脂充填するようにする。
これによって成形部にボイドを発生させずに好適な樹脂
モールドを行うことができる。樹脂溜り24にはじめに樹
脂を流れ込ませるようにするため、隣接するポット10か
ら注出された溶融樹脂が連通ランナー路22上で出会う位
置に樹脂溜り24を設けるようにするのがよい。
キャビティブロック14は製品ごとキャビティ16のレイ
アウト等が個々異なるから別々に製作しなければならな
いが、上記の共通利用するセンターブロック12に合わせ
て連通ランナー路22や樹脂溜り24を考慮してキャビティ
ブロック14を設計するようにする。
また、上記のように各キャビティ16を連通ランナー路
22で連通させたことによって、樹脂がキャビティ16内に
充填された際に各キャビティ16に連通圧力が加わってプ
ランジャからの充填圧力が均等の樹脂圧で充填されると
いう利点がある。プランジャの圧力がこうして均等化さ
れてキャビティ16に加わるから、プランジャを押圧する
押圧機構にプランジャを均等圧力で押圧する等圧ユニッ
トを設ける必要がなくなり、成形機の構造を単純化する
ことができる。
第3図はセンターブロック12を共通化して使用するモ
ールド金型の他の実施例を示す。この実施例ではセンタ
ーブロック12上で各ポット12間を一体的に連通させる連
通カル部30をセンターブロック12の全幅で設けることを
特徴とする。すなわち、プランジャによってポットから
押し出された樹脂はカル部からランナー、ゲート等の樹
脂路を通じてキャビティに充填されるが、従来ポットご
と独立にカル部を設けたのに対し実施例ではカル部の範
囲を図のように拡大し、隣接するポット10のカル部を接
続して一体化した連通カル部30とする。キャビティブロ
ック14上のキャビティ16へ連絡する樹脂路は連通カル部
30の外縁からゲート20等を延出させて設ける。
第3図(a)、(b)に示すように、連通カル部30に
設けるゲート20等の充填樹脂用の樹脂路をキャビティ16
のレイアウトに合わせて設定することにより、異種製品
を樹脂モールドする際に共通にセンターブロック12を用
いてモールドすることができる。このように、センター
ブロック12を共通に使用できれば、センターブロックと
ともに使用するプランジャおよびプランジャの押圧機構
も交換せずに使用でき、成形機への金型のセッティング
作業を大幅に簡略化することができる。成形機のセッテ
ィング作業は非常に煩雑であるから、このように作業を
単純化することによって多種製品の生産を容易に行うこ
とが可能になる。
なお、上記例においても連通カル部30を設けることに
よってキャビティ16が均等の樹脂圧で樹脂充填でき、プ
ランジャの押圧機構側に等圧ユニットを設けずにすませ
られるという利点がある。
また、上記例においても前述した実施例と同様に樹脂
路の適当位置に樹脂溜りを設けることによって樹脂量の
調節をすることができる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、他の種々の樹脂モールド製品に利用できる等、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。
(発明の効果) 本発明に係るモールド金型によれば、上述したように
構成したことにより、ポットを設置するセンターブロッ
クを異種製品でも共通に利用することができ、金型製作
を容易にすることができると共に、ポットに合わせて配
置するプランジャおよびプランジャの押圧機構等を共通
化できるから装置のセッティングを簡易に行うことが可
能となる。また。樹脂溜りを設けることでポットを共通
化した際の樹脂量調整ができるとともに、ボイド等のな
い良好な樹脂モールドが可能となる。また、連通ランナ
ー路、連通カル部を設けてキャビティ間を溶融樹脂で連
通させることにより均等な樹脂圧で樹脂充填ができ、好
適な樹脂モールドを行うことができる等の著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係るモールド金型の一
実施例を示す説明図、第2図はモールド金型の断面図、
第3図(a)、(b)はモールド金型の他の実施例を示
す説明図、第4図、第5図、第6図はモールド金型の従
来例の説明図である。 10……ポット、12……センターブロック、14……キャビ
ティブロック、16……キャビティ、18……ランナー、20
……ゲート、22……連通ランナー路、24……樹脂溜り、
30……連通カル部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポットを設置するセンターブロックを異種
    製品に対し共通に使用するマルチプランジャータイプの
    モールド金型であって、 前記センターブロックの両側に配置するキャビティブロ
    ックに、前記各ポットから延出するランナーの中途で各
    ランナー間を連絡する連通ランナー路を設け、 該共通に設けた連通ランナー路からゲート等の樹脂路を
    延設してキャビティと連通ランナー路とを連絡したこと
    を特徴とするモールド金型。
  2. 【請求項2】前記連通ランナー路に樹脂溜りを設けた請
    求項1記載のモールド金型。
  3. 【請求項3】ポットを設置するセンターブロックを異種
    製品に対し共通に使用するマルチプランジャータイプの
    モールド金型であって、 前記ポット間を一体的に連通する連通カル部を前記セン
    ターブロックの全幅で設けると共に、該連通カル部の外
    縁からキャビティに連絡させるランナーあるいはゲート
    の樹脂路をキャビティブロックに設けたことを特徴とす
    るモールド金型。
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