JP3024922B2 - 環形蛍光ランプ - Google Patents
環形蛍光ランプInfo
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- annular tube
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Description
数の環状管を同軸状に配置し、これら環状管を連結した
環形蛍光ランプに関するものである。
を環状に加工した環形蛍光ランプが住宅照明を中心とし
て広く用いられている。特に、高光束を得るために2つ
以上の環形蛍光ランプを段違いに配置したものが使用さ
れており、また、このような環形蛍光ランプは専用の照
明器具に取り付けられて使用されている。このため、こ
のような照明器具は厚形で大型のものとなり、経済的で
なく、かつ器具デザインの面からも自由度が制約される
などの問題がある。
のコンパクトな環状管を同一平面上かつ同心円状に配置
し、これらの環状管を相互に連結して、内部に一つの放
電路を形成するようにしたものがある(特開平2−61
956号公報、特開平6−203798号公報)。
ンプ光束が蛍光ランプとして実現可能な最大値よりも低
いという問題があった。すなわち、一般の蛍光ランプで
は、最大光束値を実現するために環状管内の点灯時に水
銀蒸気圧が0.5〜2.0Paの最適領域を保つように
設計されている。しかしながら、上記した従来の環形蛍
光ランプでは、ランプ形状がコンパクトであり、しかも
ランプは比較的高負荷で点灯されるので、必然的に水銀
蒸気圧を決める蛍光管内の最冷点温度が最適領域である
40〜50℃よりも上昇するためランプ光束が低下して
いた。
つことができ、高光束・高効率でコンパクトな環形蛍光
ランプを提供するものである。
は、環径が異なる複数の環状管が同軸状に設けられ、前
記複数の環状管を連結して、最外側の環状管の一端部に
設けた電極から最内側の環状管の一端部に設けた電極に
至る一つの放電路が形成されており、前記環状管の非電
極側他端部にあり、かつ、前記放電路から外れた内壁面
に溝部が設けられている構成を有する。
の最冷点個所の温度を光束面からの最適領域に保つラン
プ設計が容易であって、ランプ光束の最大値が得られ
る。
る環形蛍光ランプは、環径が異なる2つの環状管1,2
の一端部にそれぞれ電極3,4が設けられており、これ
ら環状管1,2は同一平面上かつ同軸状に配置されてい
る。環状管1,2は電極3,4を有しない側、すなわち
他端部の近傍をブリッジ接合部5によって連結されて、
内部に、最外側の環状管1の一端部に設けた電極3から
最内側の環状管2の一端部に設けた電極4に至る一つの
放電路が形成されている。環状管1,2の内面には希土
類蛍光体6が塗布されており、管内には余剰の水銀と緩
衝ガスとしてアルゴン,ネオン等の希ガス200〜50
0Paが封入されている。また、水銀としては亜鉛−水
銀等のアマルガム合金として封入してもよい。
ぼみ状の湾曲用保持部7がそれぞれ設けられている。ま
た、環状管1,2の非電極側他端部であり、かつ、放電
路から外れた内壁面に、つまり湾曲用保持部7と環状管
1,2の非電極側他端部との間に周状の溝部8がそれぞ
れ設けられている。最冷点個所が、環状管1の溝部8内
に形成されている。9は口金を示す。
mで、外側の環状管1の環内径は122mm、内側の環
状管2の環内径は90mmとコンパクトな形状であり、
ランプ入力25Wで点灯される。
うに製作した。すなわち、図3に示すように、蛍光体6
を内面に塗布した1本の直管形バルブ10をバーナによ
る加熱によって2本の直管形バルブ10a,10bに分
割する。そして、直管形バルブ10a,10bのそれぞ
れの一端部に電極3,4を封着する。次いで、直管形バ
ルブ10a,10bの全体をそれぞれ加熱・軟化し環形
の曲げ成型金具(図示せず)の周りにそれぞれ巻き付け
ることにより環状管1,2を製作している。環状管1,
2は、その他端部近傍をブリッジ接合によって接合され
1つの環形蛍光ランプを形成している。
10a,10bから環状管1,2への曲げ加工工程にお
ける寸法精度を高めるには、直管形バルブ10a,10
bのそれぞれの両端部を曲げ加工装置の保持チャック
(図示せず)でしっかりと掴むことが不可欠であり、本
実施例のように、直管形バルブ10a,10bのそれぞ
れの両端部に加熱によって、くぼみ状の湾曲用保持部を
形成して設け、この湾曲用保持部を保持チャックによっ
て保持し曲げ加工することによって加工精度の高い環状
管が得られる。このくぼみ状の湾曲用保持部は加熱成型
加工により設けている。
管の環内径中心値122mmに対して±0.5mmの範
囲に入る加工精度を得ることができた。一方、くぼみ状
の湾曲用保持部を設けていない通常の直管形バルブを用
いたときは、曲げ加工工程において保持チャックが直管
形バルブ上を滑り、繰りかえし試作のなかでは環状に曲
げることもできない場合もあるなど、環状管形成への曲
げ加工は極めて難しく、かつ上記のような高い加工精度
を得ることは不可能であった。
極側他端部であり、かつ、放電路から外れた内壁面に溝
部8を設けた場合、最冷点個所の温度は、溝部8を設け
ない場合と比してブリッジ接合部5から他端部先端まで
の距離Lを同じに保つかぎり低くなることがわかった。
これは、溝部8により最冷点個所への熱伝導,熱輻射お
よび熱対流が抑制されるからといえる。このように最冷
点個所の温度が低下することによって、環状管先端部の
非発光領域の距離Lを短縮することができて、かつ最冷
点温度を最適領域40〜50℃に保つことが可能とな
る。したがって、本実施例により、非発光領域の面積を
少なくし発光有効長を長くし、それだけ高い光束値を実
現できる。すなわち、環状管の非電極側他端部であり、
かつ、放電路から外れた内壁面に溝部を設けることによ
って、管先端部の最冷点個所の温度を光束面からの最適
領域に保つランプ設計が容易であって、ランプ光束の最
大値が得られる。
り、周波数50kHz,25W入力で点灯したとき15
50lmの光束が得られた。一方、従来の環形蛍光ラン
プの場合、距離Lは13mmとなり、同じ点灯条件にお
ける光束値は1490lmであった。したがって、本実
施例の環形蛍光ランプは従来の環形蛍光ランプと比して
ランプの光束値は約4%上昇することがわかった。ま
た、かかる最冷点温度を低下させる顕著な効果を得るた
めには、溝部8の深さaを種々変えて行った試作ランプ
の実験結果から、環状管の管外径dとするとa≧0.1
dであればよいことがわかった。
の形状としては、図2に示したように直管ガラスの端部
全円周にわたって設けることは必ずしも必要でない。基
本的には、溝部8が最冷点個所の周辺部に設けられてい
ればよい。また、本実施例では環状管が2つの場合につ
いて説明したが3つ以上用いてもよい。
ンプ光束を容易に最大値に保つことができ、高光束・高
効率でコンパクトな環形蛍光ランプを提供するものであ
る。
切欠正面図
Claims (3)
- 【請求項1】 環径が異なる複数の環状管が同軸状に設
けられ、前記複数の環状管を連結して、最外側の環状管
の一端部に設けた電極から最内側の環状管の一端部に設
けた電極に至る一つの放電路が形成されており、前記環
状管の非電極側他端部にあり、かつ、前記放電路から外
れた内壁面に溝部が設けられていることを特徴とする環
形蛍光ランプ。 - 【請求項2】 前記溝部は、くぼみ状の湾曲用保持部
と、前記環状管の前記非電極側他端部との間に設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の環形蛍光ラン
プ。 - 【請求項3】 前記溝部の深さaは、前記環状管の管外
径dに対して、a≧0.1dであることを特徴とする請
求項1または請求項2記載の環形蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7127851A JP3024922B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 環形蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7127851A JP3024922B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 環形蛍光ランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08321283A JPH08321283A (ja) | 1996-12-03 |
JP3024922B2 true JP3024922B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=14970243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7127851A Expired - Lifetime JP3024922B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 環形蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024922B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3595718B2 (ja) | 1999-03-15 | 2004-12-02 | 株式会社東芝 | 表示素子およびその製造方法 |
JP5572593B2 (ja) * | 2011-06-17 | 2014-08-13 | 日立アプライアンス株式会社 | 蛍光ランプ |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7127851A patent/JP3024922B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08321283A (ja) | 1996-12-03 |
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