JP2008053187A - 無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】コアに複雑な加工を施すことなく、コアを低体積化するとともにコアのエネルギーロスを低下させ、且つランプの発光効率を向上させるとともにランプを安定点灯できる無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】無電極放電ランプAは、透光性材料により閉ループ形状に形成され内部に放電ガスが封入されたバルブ2と、磁性体からなりバルブ2が貫通した状態でバルブ2に取着されるコア1と、コア1に巻回される誘導コイル3とを備えている。バルブ2は円管であって略コ字状に形成された一対の主発光部2bと、主発光部2bよりも径が大きい一対の直管部2aとで1つの連続した放電空間を形成しており、直管部2aにはコア1が取着されている。また無電極放電ランプAと、誘導コイル3に高周波電流を印加してバルブ2の内部に高周波電磁界を発生させる点灯回路4とで照明器具Bを構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光灯または紫外線滅菌用として用いられる無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具に関するものである。
従来より、閉ループ形状に形成されたバルブを用いた無電極放電ランプがあった。この無電極放電ランプは、閉ループ形状であって横長に形成されたバルブを有しており、バルブ内部には放電ガス及び水銀蒸気が封入されている。またバルブの長手方向両端寄りには、バルブを取り囲むリング状のフェライトコアがそれぞれ1つずつ取着されている。さらに各フェライトコアには誘導コイルがそれぞれ巻回されており、各誘導コイルは高周波電源に接続されている。
この無電極放電ランプでは、数百kHz程度の高周波電流を誘導コイルに通電すると、電磁誘導によって発生した高周波電磁界により放電ガスの放電が起こり、この放電中に水銀蒸気が励起されて紫外線が発生する。さらにバルブ内面に蛍光物質が塗布されている場合には、紫外線が蛍光物質により可視光に変換され、バルブを透過して可視光が外部に放出される。
この無電極放電ランプでは、径が小さく、全長が長いバルブを比較的低い点灯周波数で用いる場合、プラズマを点灯維持するために比較的大きな断面積のフェライトコアが必要となる(例えば、バルブ径38mm、全長600mmのバルブを点灯周波数150kHzで点灯させる場合、必要なコア断面積は12cm以上となる。)。またランプの寿命末期での安定点灯を考慮すると、フェライトコアのエネルギーロスを小さくする必要があり、さらに大きな断面積のフェライトコアが必要となる。この場合、フェライトコアの大形化に伴いフェライトコアによる光のけられが発生し、またフェライトコアの製作コストも高くなってしまうという問題があった。
そこで、フェライトコアを小さくするために、バルブの一部の径を小さくして、この部位にフェライトコアを取着した無電極放電ランプが提案されている。この無電極放電ランプでは、フェライトコアを取着する部位の径をバルブの他の部位よりも小さくすることで、フェライトコアの外径を小さくすることができる。しかしこの場合、バルブ径が小さいのでフェライトコアがランプに与えるエネルギーの結合度が低下してしまい、ランプに十分なエネルギーを供給できなくなる。そのため、ランプに十分なエネルギーを与えるためにフェライトコアの幅を大きくする必要があるが、フェライトコアの幅を大きくするとフェライトコアによる光のけられが増加してしまう。さらにバルブ径が小さい部位が長くなると、この部位でのプラズマの電子と管壁との衝突回数が増加するので、エネルギーロスが増加しプラズマ自身の効率も低下する。その結果ランプの発光効率が低下してしまうという問題があった。
そこで、ランプの発光効率を向上させるために、矩形状の閉ループ形状に形成されたバルブの四隅にフェライトコアを取着した無電極放電ランプが提案されている(例えば特許文献1参照)。この無電極放電ランプでは、バルブを矩形状に形成しているので、フェライトコアが取着される四隅は他の部位に比べてバルブ径が大きくなっている。
特開2003−86145号公報(第4頁−第5頁、及び、第9図、第10図)
上述の特許文献1に示した無電極放電ランプでは、バルブの四隅が他の部位に比べて径が大きく形成されており、このバルブの四隅にフェライトコアを配置することでランプの発光効率の向上が期待できる。しかしながらこの部位はバルブの軸方向に沿う長さが極端に短いので、バルブ径を大きくする効果が小さく、ランプの発光効率を向上させる効果が不十分であった。またこの場合、バルブの四隅の形状に応じたフェライトコアを設置することが望ましいが、リング状コアの内面は一般的にリング孔の軸方向に平らであり、バルブの四隅の形状に合わせる場合には、フェライトコアに複雑な加工が必要となり、コスト高になるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、コアに複雑な加工を施すことなく、コアを低体積化するとともにコアのエネルギーロスを低下させ、且つランプの発光効率を向上させるとともにランプを安定点灯できる無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、透光性材料により閉ループ形状に形成された管体であって内部に放電ガスが封入されたバルブと、磁性体からなりバルブが貫通した状態でバルブに取着されるコアと、コアの少なくとも一部に巻回される誘導コイルとを備え、バルブは、コアの取着される部位が直管状に形成されるとともに、直管部分の最小幅寸法をバルブの他の部位の最大幅寸法よりも大きく形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、直管部分と他の部位とは別体に形成されており、直管部分と他の部位とを接続することによりバルブを形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、コアは、直管部分の軸方向において複数に分割された分割コアからなり、各分割コアをそれぞれ直管部分に並べて取着したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の無電極放電ランプと、誘導コイルに高周波電流を印加して電磁誘導により放電ガスを励起発光させるための高周波電源とを備えてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、バルブにおいて直管部分の最小幅寸法を他の部位の最大幅寸法よりも大きく形成することによってバルブとコアのエネルギー結合度を大きくすることができるので、ランプの発光効率を向上させることができ、且つランプを安定点灯させることができるという効果がある。またバルブ内のエネルギーロスを考慮した場合、封入した放電ガス圧が高すぎるとイオンの弾性衝突ロスが増加し、低すぎると管壁でのイオンの拡散ロスが増加するので、バルブ内の放電ガス圧を発光効率が最高となる放電ガスの最適圧に設定する必要がある。ここに発光効率が最高となる放電ガスの最適圧はバルブ径に応じて変化し、バルブ径が小さいと高めに、バルブ径が大きいと低めに設定される。今、バルブ内部に封入される放電ガス圧をバルブの他の部位に合わせて設定すると、直管部分では放電ガスが最適圧よりも高めになるが、放電ガス圧が高くなるとコアのエネルギーロスを小さくすることができる。一方、放電ガス圧が高くなるとイオンの弾性衝突ロスが増加するので発光効率は減少するが、直管部分からの発光は元々コアによってけられるので発光効率には寄与していない。従って全体としてコアのエネルギーロスの減少分だけランプの発光効率を向上させることができるという効果がある。さらにバルブの直管部分にコアを配置することによってコアに複雑な加工を施すことなく、一般に使用される低コストのリング状のコアを用いることができ、且つランプの発光効率を向上させることができるという効果がある。またコアの体積を小さくするとコアのエネルギーロスは大きくなるが、バルブの直管部分を大きく形成することによってコアのエネルギーロスを小さくすることができる。従ってバルブの直管部分を大きく形成することによってコアの体積を小さくすることができ、且つコアのエネルギーロスを小さく抑えることができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、バルブにおいて直管部分と他の部位とは幅寸法が異なっているので、直管部分と他の部位とを別々に形成するとともに、バルブを形成する際に直管部分と他の部位とを接続することによって、バルブを容易に製造することができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、コアを直管部分の軸方向において複数の分割コアに分割することによって、各分割コアに巻回する誘導コイルの巻径を小さくすることができるので、コア全体でコア内部に均一な磁界を発生させることができる。従ってコアのエネルギーロスを低減させることができるので、ランプの発光効率を向上させることができるという効果がある。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の無電極放電ランプを用いているので、ランプの発光効率を向上させた照明器具を提供できるという効果がある。
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。本発明に係る無電極放電ランプAは、蛍光灯または紫外線殺菌用として用いられるのであるが、以下の実施形態では蛍光灯として用いられる場合について説明する。尚、図3〜図6において誘導コイル3及び点灯回路4は省略してある。
この無電極放電ランプAは、図1に示すように透光性材料(例えばガラスなど)により閉ループ形状に形成され内部に放電ガス(例えばアルゴンガス)が封入されたバルブ2と、磁性体からなりバルブ2が貫通した状態でバルブ2に取着されるフェライトコア1(以下コア1という)と、コア1に巻回される誘導コイル3とを備えている。ここに無電極放電ランプAと、誘導コイル3に高周波電流を印加してバルブ2の内部に高周波電磁界を発生させる点灯回路4(高周波電源)とで照明器具Bを構成している。
バルブ2は、円管であって略コ字状に形成された一対の主発光部2b(他の部位)(バルブ径38mm)と、主発光部2bよりも径が大きい一対の直管部2a(バルブ径45mm)とを有しており、両直管部2a,2aを間にして両側から各主発光部2bが接続され、長さが約600mmの矩形状の閉ループ形状に形成されている。またバルブ2の内部にはアルゴンガス及び水銀蒸気が封入されており、バルブ2の内壁には蛍光体6が塗布されている。尚、アルゴンガスのガス圧は主発光部2bにおいて最適値となるように設定されている。
次にコア1は、外径が80mm、内径が50mm、長さが40mmのリング状に形成されており、図1に示すように各直管部2aにそれぞれ取着されている。このコア1の少なくとも一部には、誘導コイル3がそれぞれ巻回されており、各誘導コイル3はそれぞれ点灯回路4に接続されている。
ここで、照明器具Bの動作について説明する。点灯回路4をオンにすると、両誘導コイル3,3に高周波電流が印加され、電磁誘導によりバルブ2の内部に高周波電磁界が発生する。さらに高周波電磁界によりアルゴンガスの放電が起こり、この放電中に水銀蒸気が励起され紫外線が発生する。そして紫外線はバルブ2の内壁に塗布された蛍光体6によって可視光に変換され、バルブ2を透過して可視光が外部に放出される。
図2(a)は入力電力に対するコア1のエネルギーロス(以下コアロスという)を、図2(b)は無電極放電ランプAの発光効率のデータを示している。尚、図2(a)及び図2(b)において、データaはバルブ径が38mmの従来の無電極放電ランプ(以下無電極放電ランプA’という)を示しており、データbは本発明に係る無電極放電ランプAを示している。図2(a)より、例えば入力電力が100Wの場合には、従来の無電極放電ランプA’はコアロスが約13Wであるのに対して、本実施形態の無電極放電ランプAはコアロスが約8Wに減少している。また図2(b)より、従来の無電極放電ランプA’は入力電力が約130Wで発光効率が最高値となっているのに対して、本実施形態の無電極放電ランプAはコアロスが減少した効果によって発光効率が最高値となる入力電力が約110Wに減少している。さらに入力電力が120W以下では従来の無電極放電ランプA’に比べて発光効率が向上している。
この無電極放電ランプAでは、バルブ2の直管部2aの最小幅を主発光部2bの最大幅よりも大きく、すなわち断面積を大きくすることによって、主発光部2bの外径を変えることなくバルブ2とコア1とのエネルギー結合度を大きくすることができるので、コアロスを低下させることができる。従ってランプの発光効率を向上させることができ、且つランプを安定点灯させることができる。またバルブ2の内部に封入されるアルゴンガス圧は主発光部2bに合わせて設定されるので、直管部2aでは圧力が最適値よりも高めになるが、アルゴンガスの圧力が高くなるとコアロスは小さくなる。一方、アルゴンガス圧が最適値よりも高めになるので発光効率は減少するが、直管部2aからの発光は元々コア1によってけられるので発光効率には寄与していない。従って全体としてコアロスの減少分だけランプの発光効率をさらに向上させることができる。
さらに直管部2aにコア1を配置することによってコア1に複雑な加工を施すことなく、一般に使用される低コストのリング状のコア1を用いることができ、且つランプの発光効率を向上させることができる。またコア1の体積を小さくするとコアロスは大きくなるが、直管部2aを大きく形成することによってコアロスを小さくすることができる。従って直管部2aを大きく形成することによってコア1の体積を小さくすることができ、且つコアロスを小さく抑えることができる。また無電極放電ランプAを用いることによって、ランプの発光効率を向上させた照明器具Bを提供することができる。
ところで上述の無電極放電ランプAでは、コ字状の主発光管2b,2bを用いているが、図3に示すように直管バルブを曲げ加工することによってU字状に形成された主発光部2bを用いてもよい。また図4に示すように図1に示す無電極放電ランプAにおいて、バルブ2の長手方向両端側にバルブ2を保持するための保持具5を取付けてもよい。
さらに図5に示すように、一方の主発光部2bをI字状に形成してもよい。この無電極放電ランプAは、両直管部2a,2aが一方側で略コ字状の主発光部2bと一体に接続されるとともに、他方側で略I字状の主発光部2bの両端側と一体に接続され、内部に1つの連続した放電空間を形成している。バルブ2以外の構成は図1に示す無電極放電ランプAと同様である。また図6に示すように主発光部2b,2bを直管状に形成してもよい。この無電極放電ランプAは、直管状の主発光部2bを2本上下に並べて、その両端部にそれぞれ直管部2aを接続して内部に1つの連続した放電空間を形成している。バルブ2以外の構成は図1に示す無電極放電ランプAと同様である。
図3〜図6に示す無電極放電ランプAは、図1に示す無電極放電ランプAと同様にコア1を取着する直管部2aの径を主発光部2bよりも大きく形成しているので、図1に示す無電極放電ランプAと同様の効果が得られる。
尚、本実施形態では、リング状のコア1を用いて説明したが、コア1の形状は本実施形態に限定されるものではなく、角形状のコア1であってもよい。また本実施形態では、主発光部2bの径を38mm、直管部2aの径を45mmとしたバルブ2を用いて説明したが、主発光部2bの径を25mm、直管部2aの径を38mmとしたバルブ2を形成してもよい。主発光部2bの径が25mmの場合、通常は発光効率が低く期待できないが、コア1を取着する直管部2aの径を38mmにすることで、無電極放電ランプAの発光効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。図7及び図8に示す無電極放電ランプAは、製造性を考慮したバルブ2を用いており、図7(b)〜図7(d)、図8(b)〜図8(d)にバルブ2の製造手順を示している。尚、図7及び図8において誘導コイル3及び点灯回路4は省略してある。
図7に示す無電極放電ランプAは、直管バルブを曲げ加工することによってU字状に形成された主発光部2bと、金型を用いて形成された直管部2aとを有している(図7(a)参照)。直管部2aの主発光部2b側の両端寄りには、主発光部2bと径を同じくする2つの突管2cがそれぞれ接続されている。以下製造手順について説明する。まず直管部2a及び主発光部2bの内壁にそれぞれ蛍光体6を塗布する(図7(b)参照)。尚、図7(b)〜図7(d)において、斜線部分が蛍光体6を塗布した部位であり、主発光部2bの両端部と突管2c,2cとの接合部分周辺(斜線のない部分)は蛍光体6を剥離している。続いて主発光部2bの両端部と直管部2aの両突管2c,2cをそれぞれ接続して内部に1つの連続した放電空間を形成する(図7(c)参照)。そして直管部2aに誘導コイル3を巻回したコア1を取付けると(図7(d)参照)、無電極放電ランプAが完成する。尚、アルゴンガス及び水銀蒸気は図7(c)の接続時において、直管部2a及び主発光部2b内の空気を抜きながら充填される。
次に図8に示す無電極放電ランプAは、直管バルブを曲げ加工することによってU字状に形成された主発光部2bと、金型を用いて形成された一対の直管部2aを有している(図8(a)参照)。各直管部2aの主発光部2b側には、主発光部2bと径を同じくする突管2cがそれぞれ接続されており、両直管部2a,2aが反対側で一体に接続されている。以下製造手順について説明する。まず直管部2a及び主発光部2bの内壁にそれぞれ蛍光体6を塗布する(図8(b)参照)。尚、図8(b)〜図8(d)において、斜線部分が蛍光体6を塗布した部位であり、主発光部2bの両端部と突管2c,2cとの接合部分周辺(斜線のない部分)は蛍光体6を剥離している。続いて主発光部2bの両端部と直管部2aの両突管2c,2cをそれぞれ接続して内部に1つの連続した放電空間を形成する(図8(c)参照)。そして直管部2aに誘導コイル3を巻回したコア1を取付けると(図8(d)参照)、無電極放電ランプAが完成する。
図7及び図8に示す無電極放電ランプAでは、直管部2aの径と主発光部2bの径とは異なっているので、直管部2aと主発光部2bとを別々に形成するとともに、バルブ2を形成する際に直管部2aと主発光部2bとを接続することによって、バルブ2を容易に製造することができる。また、第1の実施形態と同様の効果も得られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態を図9に基づいて説明する。尚、図9において誘導コイル3及び点灯回路4は省略してある。
図9(a)は、コア1が軸方向において分割された2つの分割コア1a,1aからなり、これら分割コア1a,1aを直管部2aに並べて配置した無電極放電ランプAを示しており、コア1を2つに分割した以外の構成は図6に示す無電極放電ランプAと同様である。また図9(b)も、コア1が軸方向において分割された2つの分割コア1a,1aからなり、これら分割コア1a,1aを直管部2aに並べて配置した無電極放電ランプAを示しており、コア1を2つに分割した以外の構成は図8に示す無電極放電ランプAと同様である。尚、2つの分割コア1a,1aにそれぞれ巻かれた誘導コイル3,3は、互いに直列に接続されている。
ここにコア1に誘導コイル3を巻回した場合、誘導コイル3の中心部で磁界が最大となり、中心から離れるにつれて磁界が弱くなる。従ってコア1の全長が長くなると均一な磁界が発生しにくくなる。それに対して本実施形態では、コア1を軸方向において複数に分割して各分割コア1aに誘導コイル3を巻回しているので、誘導コイル3の巻径を小さくすることができ、コア全体として磁界を均一にしている。
図9に示す無電極放電ランプAでは、コア1を2つのコア1a,1aに分割することによって、誘導コイル3を巻いた際に、誘導コイル3の巻径を小さくすることができ、コア1全体でコア内部に均一な磁界を発生させることができる。従って、コアロスを低減させることができるので、無電極放電ランプAの発光効率を向上させることができる。
尚、本実施形態では、2つに分割した分割コア1a,1aに巻く誘導コイル3,3は直列に接続しているが、並列に接続してもよい。
またバルブ2の形状及び寸法並びにコア1の寸法については、上記の各実施形態に限定されるものではない。
第1の実施形態の照明器具の概略図である。 (a)は同上の入力電力とコアロスとの関係を示すグラフである。(b)は同上の入力電力とランプの発光効率との関係を示すグラフである。 同上の他の無電極放電ランプを用いた例を示す概略図である。 同上の他の無電極放電ランプを用いた別の例を示す概略図である。 同上の他の無電極放電ランプを用いたさらに別の例を示す概略図である。 同上のさらに他の無電極放電ランプを用いた別の例を示す概略図である。 第2の実施形態の照明器具の無電極放電ランプの製造手順を示す説明図である。 同上の他の無電極放電ランプの製造手順を示す説明図である。 (a)は第3の実施形態の照明器具の無電極放電ランプの概略図である。(b)は同上の他の無電極放電ランプの概略図である。
符号の説明
1 フェライトコア
1a 分割コア
2 バルブ
2a 直管部
2b 主発光部(他の部位)
3 誘導コイル
4 点灯回路(高周波電源)
A 無電極放電ランプ
B 照明器具

Claims (4)

  1. 透光性材料により閉ループ形状に形成された管体であって内部に放電ガスが封入されたバルブと、磁性体からなり前記バルブが貫通した状態で前記バルブに取着されるコアと、前記コアの少なくとも一部に巻回される誘導コイルとを備え、
    前記バルブは、前記コアの取着される部位が直管状に形成されるとともに、前記直管部分の最小幅寸法を前記バルブの他の部位の最大幅寸法よりも大きく形成したことを特徴とする無電極放電ランプ。
  2. 前記直管部分と前記他の部位とは別体に形成されており、前記直管部分と前記他の部位とを接続することにより前記バルブを形成したことを特徴とする請求項1記載の無電極放電ランプ。
  3. 前記コアは、前記直管部分の軸方向において複数に分割された分割コアからなり、前記各分割コアをそれぞれ前記直管部分に並べて取着したことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の無電極放電ランプ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の無電極放電ランプと、前記誘導コイルに高周波電流を印加して電磁誘導により前記放電ガスを励起発光させるための高周波電源とを備えてなることを特徴とする照明器具。
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