JP4844444B2 - 無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具 Download PDF

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本発明は、無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具に関するものである。
従来より、閉ループ形状に形成された管体からなるバルブを用いた照明器具があった(例えば特許文献1参照)。この照明器具は、例えばガラス等の透光性材料により閉ループ形状に形成された管体であって、内部に水銀蒸気及び緩衝ガスが封入されたバルブと、バルブを貫通した状態でバルブに取着される2つのリング状のフェライトコアと、各フェライトコアにそれぞれ巻回された誘導コイルと、誘導コイルに高周波電流を印加するための高周波電源を有する点灯回路とを備えている。
この照明器具では、高周波電流が誘導コイルに通電されると、電磁誘導によりバルブ内に高周波電磁界を発生させてバルブ内の水銀蒸気を励起し、紫外線を放出する。バルブ内面に蛍光物質が塗布されている場合には、放出した紫外線が蛍光物質により可視光に変換されバルブ表面を透過して外部に可視光が照射される。一方、バルブ内面に蛍光物質が塗布されていない場合には、放出した紫外線がバルブ表面を透過して外部に紫外線が照射される。この照明器具は、バルブ内部に短寿命の原因となる電極が存在しないので長寿命であるが、長時間点灯させずに放置した場合には暗所始動するまでに時間がかかるという問題があった。そこで、本照明器具では、始動補助材を塗布したフラグをバルブ内に配置し、点灯初期に必要な偶発電子をバルブ内に発生させることにより暗所始動性を向上させている。ここに、暗所始動性とは、この種の放電灯が器具や装置内に組み込まれて周囲の光から遮蔽された状態に置かれたり、設置前に梱包状態で長時間保管された状態で始動から点灯開始までに要する時間により定まる特性のことをいい、この時間が短いほど暗所始動性はよいといえる。
この照明器具では、バルブの内側において径方向両端部に2つの突起部が対向して突設され、一端側がフラグにそれぞれ固定された2本の金属製の支持ワイヤの他端側をそれぞれ対応する突起部に係止させてフラグをバルブ内に保持している。
特開平10−116591号公報(段落[0020]−[0032]、及び、第1図−第5図)
上述の特許文献1に示した照明器具では、フラグを支持ワイヤを用いてバルブの両端部で保持するために十分な長さの支持ワイヤが必要であるが、これらの支持ワイヤがバルブ内に発生するプラズマに曝され、エネルギーロスが発生することから発光効率が低下するという問題があった。また、内面に蛍光体が塗布されたバルブを用いた場合には、バルブ内部にフラグを配設する際にバルブ内面近傍での作業となるため、蛍光物質が剥離したり、不純物が混入してランプ性能が劣化する虞があった。さらに、フラグを保持するためにバルブに突起部を2箇所設ける必要があり、製造工程が増加するという問題もあった。また、2本の支持ワイヤをそれぞれ対応する突起部に係止させなければならず、作業性がよくないという問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、保持体をバルブ内に配設する際の作業性を向上させた照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、透光性材料により閉ループ形状に形成された管体であって内部に放電ガス及び最冷点温度で制御される水銀が封入されたバルブを備え、バルブは、外表面において外表面と交差する方向に突設された筒状の突起部と、始動補助材を保持し、突起部に係止させた支持体に支持されてバルブ内に配設される保持体とを有し、突起部の突出方向と交差する方向における保持体の最大幅寸法は、突起部の内寸法よりも小さい幅寸法に形成されており、保持体は突起部内を通ってバルブ内に配設されることを特徴とする。
請求項2の発明は、突起部内に、当該突起部の先端側の端部と保持体との間に介装されるスペーサを配置したことを特徴とする。
請求項3の発明は、突起部内に水銀を放出する材料を封入し、当該突起部に保温材を取着したことを特徴とする。
請求項4の発明は、保持体は、突起部の突出方向と交差する方向において少なくとも1つの曲げ部を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、突起部は、バルブ内を排気するとともに放電ガスをバルブ内に流入するための排気部を兼用することを特徴とする。
請求項6の発明は、バルブ内に高周波電磁界を発生させる誘導コイルが少なくとも一部に巻回されたコアの近傍に突起部を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の無電極放電ランプと、磁性体からなりバルブが貫通した状態で当該バルブに取着されるコアと、コアの少なくとも一部に巻回される誘導コイルと、当該誘導コイルに高周波電流を印加して電磁誘導により放電ガスを励起発光させるための高周波電源とを備えてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、突起部の突出方向と交差する方向における保持体の最大幅寸法を突起部の内寸法よりも小さい幅寸法に形成しており、突起部内を通して外部から保持体をバルブ内に配設することができるので、バルブ内で作業することがなく作業性が向上するという効果がある。また、保持体をバルブ内に配設する際に外側からの作業となるため、バルブ内面に蛍光物質が塗布されている場合でも蛍光物質が剥離することがなく、ランプ性能の低下を防止することができるという効果もある。
請求項2の発明によれば、突起部内にスペーサを配置することによって、保持体と突起部の先端側の端部との間の空間を埋めることができるので、取付状態において保持体が移動することがなく、保持体を所定の位置に配置できるという効果がある。
請求項3の発明によれば、突起部に保温材を取着することによって、スペーサに熱が奪われて突起部の温度が低下するのを抑制して、突起部において最冷点を確保することができるので、発光効率の低下を抑えることができるという効果がある。
請求項4の発明によれば、突起部の突出方向と交差する方向において保持体が少なくとも1つの曲げ部を有することによって、保持体が所定の幅寸法を確保した状態で保持体の表面積を大きくすることができるので、保持体に保持させる始動補助材の量を増加させることができ、暗所始動性をさらに向上させることができるという効果がある。
請求項5の発明によれば、突起部を排気部として兼用することによって、別途排気部を設ける必要がなく、製造工程の簡素化を図ることができ、且つ製造原価を低減することができるという効果がある。
請求項6の発明によれば、突起部をコアの近傍に設けることによって、保持体がコアに巻回した誘導コイルにより発生する高周波電磁界内に置かれることになり、保持体に保持させた始動補助材が活性化されるので、暗所始動性をさらに向上させることができるという効果がある。
請求項7の発明によれば、請求項1〜6の何れか1項に記載の無電極放電ランプを用いることによって、保持体をバルブ内に配設する際の作業性を向上させた照明器具を提供することができるという効果がある。
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。本実施形態の無電極放電ランプ1は、例えば蛍光灯として室内などを照明するために用いられる。尚、以下の説明において特に断りがない場合、図1において上下左右の方向を規定する。
この無電極放電ランプ1は、透光性材料(例えば、ガラスなど)により閉ループ形状(所謂トカマク形状)に形成され、内部に希ガス(放電ガス)及び最冷点温度で制御される水銀を封入してなるバルブ2を備えている。バルブ2は、例えば外径が38mmの円管からなる略U字状の一対のU字管部2aと、U字管部2aと同径の円管からなる一対の直管部2bとを有し、両直管部2b、2bを間にして上下方向両側から各U字管部2aがそれぞれ接続され、正面視楕円形状の閉ループ形状に形成されている。また、バルブ2の内部には、例えばアルゴンやクリプトンなどの希ガス及び水銀を放出するZn−Hgアマルガムなどが封入され、さらにバルブ2の内壁全体には蛍光体膜が形成されている。
バルブ2において上側のU字管部2aの上端部(頂部)には、例えば内径が6mm、外径が8mmの突管5(突起部)が外側に向かって突出する形で溶着されており、この突管5の上側の端部は開口し、後述する保持体6を挿入する保持体挿入口5aをなしている。尚、保持体挿入口5aは、保持体6を挿入後に閉塞される。また、突管5の内壁には後述する支持体7が係止する一対の係合突起5bが対向して設けられている(図2参照)。尚、この突管5は、バルブ2内を排気するとともにバルブ2内に上記希ガスを封入するための排気管としても使用される。
保持体6は、例えば幅寸法(図1の左右方向の寸法)が4mm、長さが7mmの板状の金属網であって、保持体6の表面には、例えば水酸化セシウムなどの始動補助材8が塗布されており、保持体6の上下方向上端部には線材からなる支持体7が溶接されている。また、支持体7の他端側には、この線材を折り曲げることで幅寸法が約5.5mmの係止部7aが一体に形成され、この係止部7aを突管5の両係合突起5b、5bに係止させることで支持体7に支持される形で保持体6がバルブ2内に配置される。尚、突管5の両係合突起5b、5bの間隔は、保持体6の幅寸法4mmより大きく、且つ、支持体7の係止部7aの幅寸法5.5mmより小さく設定されている。また、係止部7aの代わりに、図4に示すように、例えば外径が5mm、長さが5mmのステンレス製の短管18を支持体7に溶接して、この短管18を両係合突起5b、5bに係止させるようにしてもよく、この場合保持体6を安定して支持することができる。ここに、バルブ2、突管5、支持体7及び保持体6で無電極放電ランプ1が構成されている。
ここで、無電極放電ランプ1の暗所始動性を向上させるためには始動補助材8の量を多くする必要があり、そのためには始動補助材8を保持させる保持体6の表面積を大きく設定する必要があるが、保持体6の幅寸法は突管5の内径に応じて設定される。したがって、突管5の内径を大きく設定することで保持体6の表面積を大きくすることができるが、この場合最終的にバーナーなどで突管5を切断して封止する作業に時間がかかるため適当ではなく、突管5は外径が8mm、内径が6mm程度に設定するのが好ましい。この場合、保持体6の幅寸法は4mmに設定されるため、表面積を大きくするために厚み方向(図3(a)の前後方向)にく字状に折り曲げた保持体16を用いたり、幅方向(図3(b)の左右方向)に渦巻状に巻いた保持体17を用いてもよく、幅寸法を4mmに保ったまま保持する始動補助材8の量を増加させることができ、暗所始動性をさらに向上させることができる。また、表面積を大きくするために、保持体6の幅寸法を4mmに保ったまま、長さを例えば14mmに伸ばしたものを用いてもよい。
この保持体6は、突管5の保持体挿入口5aから突管5内に挿入され、支持体7の係止部7aを突管5の両係合突起5b、5bに係止させることで支持体7に支持される形でバルブ2内に配置される。さらに、保持体挿入口5aからバルブ2内を排気するとともにバルブ2内にアルゴンなどの希ガスを封入し、バーナーなどで突管5を切断、封止すると無電極放電ランプ1が完成する。
次に、照明器具Aについて説明する。照明器具Aは、上記無電極放電ランプ1と、磁性体(例えばフェライトなど)からなりバルブ2が貫通した状態でバルブ2に取着されるトロイダルコア3と、トロイダルコア3に巻回され、バルブ2内に高周波電磁界を発生させる誘導コイル4と、誘導コイル4に高周波電流を印加する高周波電源を有する点灯回路10とを備えている。
トロイダルコア3は磁性体からなる略リング状に形成され、図1に示すように各直管部2bと上側のU字管部2aの接続部位近傍にそれぞれバルブ2が貫通した状態で取着されている。また、各トロイダルコア3の少なくとも一部には、誘導コイル4がそれぞれ巻回され、各誘導コイル3の両端部には電源線9を介して点灯回路10がそれぞれ電気的に接続されている。
さらに、照明器具Aの点灯動作について説明する。点灯回路10により誘導コイル4に高周波電流が印加されると、電磁誘導によりバルブ2の内部に高周波電磁界が発生する。この高周波電磁界によりバルブ2内の電子が加速され、加速された電子が水銀原子に衝突することで水銀原子が励起され、励起された水銀原子は基底状態に戻るときに紫外線を放射する。放射された紫外線は、バルブ2の内面に形成した蛍光体膜により可視光に変換され、変換された可視光はバルブ2表面を透過して外部に放出される。尚、誘導コイル4に流れる電流は約135kHzの低い周波数であるため、誘導コイル4をトロイダルコア3の磁心に巻きつけインダクタンスを大きくとることで発光効率を高くしている。
本実施形態の無電極放電ランプ1では、保持体6の幅寸法を突管5の内径よりも小さい幅寸法に形成しており、保持体挿入口5aから突管5内に挿入することで外部から保持体6をバルブ2内に配設することができるので、バルブ2内で作業をすることがなく作業性が向上する。また、保持体6をバルブ2内に配設する際に外側からの作業となるため、バルブ2内面に形成された蛍光体膜が剥離することがなく、ランプ性能の低下を防止することができる。さらに、突管5を排気管として兼用することによって、別途排気管を設ける必要がなく、製造工程の簡素化を図ることができ、且つ製造原価を低減することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を図5に基づいて説明する。本実施形態の無電極放電ランプ1は、突管5内にスペーサ11を挿入しており、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
ここで、第1の実施形態で説明した無電極放電ランプ1では、突管5の保持体挿入口5aと支持体7との間に空間を設け、保持体挿入口5aを封止する際に発生するバーナーの熱を保持体6に届きにくくすることで保持体6に保持させた始動補助材8の熱劣化を抑えている。しかしこの場合、空間を設けることで支持体7が空間内を上下方向に移動可能となるため保持体6の位置が安定せず、暗所始動性にばらつきが発生する場合がある。
そこで、本実施形態では、例えば外径が5mm、長さが10mmのガラス製の棒状のスペーサ11を突管5内に配置している。この場合、突管5において保持体挿入口5aと支持体7との間の空間がスペーサ11により埋められ、保持体挿入口5aを封止した後において支持体7が上下方向に移動することがないので、保持体6をバルブ2内の所定の位置で保持することができる。また、ガラス製のスペーサ11を用いることで、バーナーにより発生する熱をスペーサ11が吸熱し保持体6に伝わる熱をさらに抑えることができるので、始動補助材8の熱劣化をさらに抑えることができる。
また、図6に示すように突管5をバルブ2の最冷部とするために、水銀を放出するZn−Hgアマルガム15を突管5内に封入し、さらに突管5を覆うように保温材12を突管5に取着してもよい。ここで、突管5内にガラス製のスペーサ11を設けた場合、突管5内の熱がスペーサ11に奪われて温度が低下するため、最冷点が確保できず水銀蒸気圧が低下し、発光効率が低下する虞があるが、突管5を覆うように保温材12を突管5に取着することで突管5内の温度低下が抑えられ、最冷点を確保することができ、発光効率の低下を抑えることができる。また、突管5が保温材12に覆われているので、突管5の破損を防止することもできる。
さらに、安定した最冷点を確保するために、図7に示すように突管5とは別に突管13をバルブ2に設け、この突管13内にZn−Hgアマルガム15を封入してもよい。尚、この場合、突管13で最冷点を確保するために、突管5内の温度を突管13より高めに設定する必要がある。
(第3の実施形態)
第3の実施形態を図8に基づいて説明する。本実施形態の無電極放電ランプ1は、突管5が一方(図8の右側)のトロイダルコア3の近傍において外側に向かって突出する形で上側のU字管部2aに溶着され、保持体6が誘導コイル4の近傍に配設されており、またバルブ2の上側のU字管部2aの上端部には排気管14が別に設けられている。それ以外の構成は第1の実施形態と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。尚、本実施形態において、点灯回路10は省略している。
本実施形態の無電極放電ランプ1では、保持体6を誘導コイル4の近傍に配置することによって、保持体6が誘導コイル4により発生する高周波電磁界内に置かれ、保持体6に保持させた始動補助材8が電磁界により活性化されるので、暗所始動性をさらに向上させることができる。尚、本実施形態の無電極放電ランプ1に第2の実施形態で説明したスペーサ11や保温材12を設け、Zn−Hgアマルガム15を封入して突管5を最冷部としたり、最冷部を構成する突管13を別途設けてもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態を図9に基づいて説明する。本実施形態の無電極放電ランプ1は、上側のU字管部2aの内側の外表面において内側に突出する形で突管5が溶着され、突管5内にBi−In−Hgアマルガム19が封入されており、またバルブ2の上側のU字管部2aの上端部には排気管14が別に設けられている。それ以外の構成は第1の実施形態と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。尚、本実施形態において、点灯回路10は省略している。
このBi−In−Hgアマルガム19は、温度が約70度以上で比較的安定した水銀蒸気圧となるので最冷点の温度を70度以上に保つことで安定した光出力が可能であるが、温度が低下すると急激に水銀蒸気圧が減少するため高温環境下に置くことが望ましい。
一方、バルブ2のU字管部2aの内側の部位は、プラズマからの熱やトロイダルコア3の熱で比較的高温になりやすいので、Bi−In−Hgアマルガム19をU字管部2aの内側に配置することで安定した水銀蒸気圧を確保することができ、安定した光出力が得られる。さらに、始動補助材8を保持した保持体6も設けているので、暗所始動性も向上する。
尚、突管5を設ける部位はU字管部2aの内側であればよく、より好ましくはトロイダルコア3の近傍がよい。さらに、本実施形態の無電極放電ランプ1に第2の実施形態で説明したスペーサ11を突管5内に挿入してもよい。
尚、上述した第1〜第4の実施形態において、無電極放電ランプ1を蛍光灯とした場合を例に説明したが、バルブ2の内壁に蛍光体膜を形成せず、紫外線殺菌灯として無電極放電ランプ1を用いてもよい。
第1の実施形態の無電極放電ランプを用いた照明器具の概略図である。 同上に設けた突管の上面図である。 (a)、(b)は同上に用いられる保持体の他の例を示す説明図である。 同上に用いられる支持体の他の例を示す説明図である。 第2の実施形態の無電極放電ランプの一部破断せる概略図である。 同上の他の無電極放電ランプの一部破断せる概略図である。 同上のさらに他の無電極放電ランプの一部破断せる概略図である。 第3の実施形態の無電極放電ランプを用いた照明器具の一部省略せる概略図である。 第4の実施形態の無電極放電ランプを用いた照明器具の一部省略せる概略図である。
符号の説明
1 無電極放電ランプ
2 バルブ
5 突管(突起部)
6 保持体
8 始動補助材

Claims (7)

  1. 透光性材料により閉ループ形状に形成された管体であって内部に放電ガス及び最冷点温度で制御される水銀が封入されたバルブを備え、
    前記バルブは、外表面において外表面と交差する方向に突設された筒状の突起部と、始動補助材を保持し、前記突起部に係止させた支持体に支持されて前記バルブ内に配設される保持体とを有し、
    前記突起部の突出方向と交差する方向における前記保持体の最大幅寸法は、前記突起部の内寸法よりも小さい幅寸法に形成されており、前記保持体は前記突起部内を通って前記バルブ内に配設されることを特徴とする無電極放電ランプ。
  2. 前記突起部内に、当該突起部の先端側の端部と前記保持体との間に介装されるスペーサを配置したことを特徴とする請求項1記載の無電極放電ランプ。
  3. 前記突起部内に水銀を放出する材料を封入し、当該突起部に保温材を取着したことを特徴とする請求項2記載の無電極放電ランプ。
  4. 前記保持体は、前記突起部の突出方向と交差する方向において少なくとも1つの曲げ部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の無電極放電ランプ。
  5. 前記突起部は、前記バルブ内を排気するとともに前記放電ガスを前記バルブ内に流入するための排気部を兼用することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の無電極放電ランプ。
  6. 前記バルブ内に高周波電磁界を発生させる誘導コイルが少なくとも一部に巻回されたコアの近傍に前記突起部を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の無電極放電ランプ。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の無電極放電ランプと、磁性体からなり前記バルブが貫通した状態で当該バルブに取着されるコアと、コアの少なくとも一部に巻回される誘導コイルと、当該誘導コイルに高周波電流を印加して電磁誘導により前記放電ガスを励起発光させるための高周波電源とを備えてなることを特徴とする照明器具。
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