JP2018045922A - 無電極ランプ - Google Patents

無電極ランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2018045922A
JP2018045922A JP2016181167A JP2016181167A JP2018045922A JP 2018045922 A JP2018045922 A JP 2018045922A JP 2016181167 A JP2016181167 A JP 2016181167A JP 2016181167 A JP2016181167 A JP 2016181167A JP 2018045922 A JP2018045922 A JP 2018045922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bulb
electric field
lead wire
electrodeless lamp
amalgam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016181167A
Other languages
English (en)
Inventor
好則 神田
Yoshinori Kanda
好則 神田
哲也 岡部
Tetsuya Okabe
哲也 岡部
主税 國弘
Chikara Kunihiro
主税 國弘
一博 篠原
Kazuhiro Shinohara
一博 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Plusalpha Co Ltd
Original Assignee
Plusalpha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Plusalpha Co Ltd filed Critical Plusalpha Co Ltd
Priority to JP2016181167A priority Critical patent/JP2018045922A/ja
Publication of JP2018045922A publication Critical patent/JP2018045922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Abstract

【課題】バルブの周囲温度が低温であっても、点灯初期の始動時間を短くすることができる無電極ランプを提供することを目的とする。【解決手段】閉ループ状のバルブが挿通された環状コアの一部に第1の誘導コイルが形成され、該第1の誘導コイルに高周波電流を流すことによって電磁誘導作用により前記バルブの閉ループ形状に沿って第1の誘導電界を発生させることで、前記バルブに封入された金属蒸気を励起させ、発生した紫外線を可視光に変換して発光させる無電極放電ランプであって、前記バルブの閉ループ形状に沿って発生する第1の誘導電界と交差する方向に、該第1の誘導電界とは異なる第2の誘導電界を発生させる第2の誘導コイルを備えていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、無電極ランプに関するものである。
従来から、閉ループ状に形成されたバルブの内部に放電ガス及び水銀蒸気を封入した無電極ランプ(「無電極放電ランプ」ともいう。)が知られている。このような無電極ランプは、例えば、ガラス管を用いて閉ループ状に形成されたバルブを中空の環状に形成されたフェライトコアに挿通し、バルブ内に放電ガスとしての不活性ガスや、水銀蒸気供給源としての水銀アマルガムを封入し、フェライトコアに巻回された誘導コイルに高周波電流を流すことで磁界を発生させ、さらに電磁誘導でバルブのループ形状方向に沿って発生した電界により、バルブ内の電子が加速されて水銀原子と衝突して水銀蒸気が励起され、このとき発生した紫外線をガラス管の内壁面に塗布された蛍光体により可視光に変換している。
無電極ランプは、従来の白熱灯、蛍光灯、水銀灯、メタルハライドランプ等と異なり電極(フィラメント)を有せず、電極の消耗がなくて寿命が長いので、点検・修理・交換等の保守作業が困難な場所への設置に適している他、無電極ランプの発する光は、高演色、広角、グレアが少ない等の多くのメリットを有している。一方、無電極ランプにおいては、点灯初期の始動性の向上、発光材料によって最冷点温度や水銀蒸気圧を最適な条件にするなどの広い動作温度範囲での光出力の安定性向上等の課題を解決するためのいろいろな手段が設けられている。
引用文献1には、「加工が簡単で、製造し易く、しかも、バルブにおけるフラグ保持用突起部やアマルガム保持用突起部などの部材保持用突起部の温度低下を確実に抑え得る無電極放電ランプ及び照明器具を提供することを目的」(段落「0009」参照。参照。)として、「第1実施形態の無電極放電ランプ1」に「バルブ2における第1湾曲管部23のほぼ上下中央部に、最冷点用突起部25がバルブ2の外周側に突出するように設けられている」(段落「0029」、図1参照。)、「バルブ2における第1湾曲管部23の上部側には、部材保持用突起部としてのフラグ保持用突起部6がバルブ2の外周側に突出するように設けられている」(段落「0031」参照。)という構成を備え、「本発明品の最冷点用突起部25が約40°C、フラグ保持用突起部6がそれ以上の温度(約50°C)となったため、本発明品では、バルブ全体で設定通り最冷点が約40°Cとなり、比較例に比べてランプ効率が高くなったと考えられる」(段落「0043」参照。)ことが記載されており、また、「第3実施形態の無電極放電ランプ200」に「部材保持用突起部として、保温部材7で覆われたフラグ保持用突起部6と、保温部材207で覆われたアマルガム保持用突起部206とが設けられている」(段落「0049」、図5参照。)という構成を備え、「このようにして構成した、アマルガム262を保持したアマルガム保持用突起部206は、保温部材207によって、コア32からの熱、及びバルブ2内の発光熱により加温され、約70°C以上の温度になる。そして、保温部材207の保温効果により、約70°C以上の温度に保持でき、適切な水銀蒸気圧を確保でき、水銀蒸気圧の低下による発光効率の低下を抑えることができる」(段落「0057」参照。)ことが記載されている。
また、特許文献2には、「ループ形状のバルブを備え、バルブの周囲温度が広い範囲で変動しても光出力を安定させることができる無電極放電灯装置および照明器具を提供する」(段落「0010」参照。)ことを目的として、「無電極放電灯装置100」において、「ガラスで形成され且つ管状部1cと連続一体に形成された支持部1eが、バルブ1の内面における管状部1cに対応する位置に設けられている。ここで、支持部1eは、アマルガム収納容器5の一部が前記放電空間に突出する形でアマルガム収納容器5を支持する。また、管状部1cの内側に、アマルガム収納容器5を支持部1eに押し当てる弾性体6が配置されている。ここで、弾性体6は、ガラス繊維からなる繊維状部材の集合体で形成され、管状部1cの管軸方向においてアマルガム収納容器5よりも前記放電空間から遠い側に配置されている」(段落「0034」、図1参照。)という構成を備え、「アマルガム収納容器5の一部が前記放電空間に突出した形で配置されていることにより、アマルガム収納容器5に収納された水銀アマルガムが温められ易くなっているので、バルブ周囲温度が常温よりも低い低温の場合や、定格点灯時に比べて低い供給電力で点灯している調光点灯の場合においても、バルブ1の内部の水銀蒸気圧を、光出力が安定する圧力に維持することができるから、バルブ周囲温度が広い範囲で変動しても光出力を安定させることができる。また、弾性体6が、管状部1cの内部の前記一端部に配置され、且つアマルガム収納容器5の前記一端部側に弾接する形で配置されていることによって、アマルガム収納容器5が前記放電空間から遠ざかる方向へ移動するのを規制するので、前記放電空間での放電による熱を確実にアマルガム収納容器5に伝えることができる」(段落「0048」、「0049」、図1参照。)と記載されている。
特開2009−032485号公報 特開2010−092774号公報
上記特許文献1、2に記載の発明は、無電極放電ランプの点灯後にバルブの周囲温度が広い範囲でも安定した発光効率を得られるものであるが、アマルガムの温度が上昇するのに時間を要するので、特に、バルブの周囲温度が低い場合には、点灯初期の始動に時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、まず第一に、バルブの周囲温度が低温であっても、点灯初期の始動時間を短くすることができる無電極ランプを提供することを目的とする。
次に、本発明は、点灯後に広い動作温度範囲で安定して光出力をすることができる無電極ランプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、無電極ランプであって、閉ループ状のバルブが挿通された環状コアの一部に第1の誘導コイルが形成され、該第1の誘導コイルに高周波電流を流すことによって電磁誘導作用により前記バルブの閉ループ形状に沿って第1の誘導電界を発生させることで、前記バルブに封入された金属蒸気を励起させ、発生した紫外線を可視光に変換して発光させる無電極放電ランプであって、前記バルブの閉ループ形状に沿って発生する第1の誘導電界と交差する方向に、該第1の誘導電界とは異なる第2の誘導電界を発生させる第2の誘導コイルを備えていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の無電極ランプであって、前記第2の誘導コイルは、前記バルブの外周面に大円周方向に沿って配線されたリード線で形成されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の無電極ランプであって、前記第2の誘導コイルは、前記バルブの外周面に小円周方向に沿って巻回されたリード線で形成されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無電極ランプであって、前記バルブは、内部の放電空間から内周方向に突出して形成されたフラグ保持用突起部を備え、該フラグ保持用突起部内に、当該無電極ランプの点灯初期の始動を補助するインジウムがメッキ処理されたフラグが設けられていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無電極ランプであって、前記バルブは、内部の放電空間から外周方向に突出して形成されたアマルガム保持用突起部を備え、該アマルガム保持用突起部は、内部にアマルガムが封入され、前記バルブに連通されて形成されたアマルガム保持本体部と、該アマルガム保持本体部に被装された保温カバーとを備えていることを特徴とする。
本発明の無電極ランプによれば、バルブの周囲温度が低くても、無電極ランプの始動時間を従来よりも短くすることができるという顕著な効果を奏する。
また、本発明の無電極ランプによれば、始動完了後に、広い動作温度範囲で安定して光出力をすることができるという顕著な効果を奏する。
本発明の第1の実施形態における無電極ランプの全体外観斜視図である。 図1の無電極ランプの配線を説明する図である。 図1の無電極ランプの応用例を示す全体外観斜視図である。 図3の無電極ランプの配線を説明する図である。 図3のコア部の拡大図である。 アマルガム保持部とフラグ部を説明する図である。 フラグの全体外観斜視図である。 アマルガム保持部の要部拡大図である。
以下、好適な実施形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施形態は本発明を具現化した例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施形態)
本発明の実施形態における無電極ランプ1について、図1〜図8を参照しながら説明する。まず、図1に示すように、無電極ランプ1は、バルブ2と、コア50,51と、誘導コイル500,501と、リテーナ30a,30b,31a,31bと、リード線99a,100,500a,101,99bと、リード線102a,501a,102bを備えている。
リード線99a,100,500a,101,99bは、一体的に連続して形成された一本のリード線であり、リード線102a,501a,102bは、一体的に連続して形成された一本のリード線であるが、説明の便宜上、それぞれ、複数の符号を付して説明する。リード線99aとリード線102aは、不図示のコネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の安定器に接続される。同様に、リード線99bとリード線102bは、不図示の前記コネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の前記安定器に接続される。安定器からは、この一対(2本)のリード線を介して、無電極ランプ1に高周波電流が印加される。なお、リード線99aとリード線102bが、不図示の前記コネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の前記安定器に接続され、リード線99bとリード線102aが、不図示の前記コネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の前記安定器に接続されるように構成してもよい。
バルブ2は、中空の円環形状(ドーナツ形状、トーラス形状ともいう。)のガラス管で形成され、ガラス管の内壁面には蛍光体が塗布されている。また、バルブ2内部の放電空間には、放電ガスとしての不活性ガス、発光ガスとしての金属蒸気が封入されている。不活性ガスとしては、例えば、周知のアルゴン、ネオン、クリプトン、キセノン等があり、金属蒸気としては、例えば、周知の水銀、ナトリウム、カドミウム、亜鉛等がある。バルブ2を構成するガラス管は、図1では、中空の円環形状のものを示しているが、中空で閉ループを構成していれば、例えば、角型の環形状でもよく、特に円環形状に限定されない。
コア50,51は、それぞれが、磁性体(例えば、酸化鉄を主成分とするセラミックの総称であるフェライト)により環状に形成され、バブル2の大円周の直径方向に対向して配置されている。コア50,51の内周形状はバルブ2の小円周方向(ポロイダル方向)の外周形状よりも拡径に形成されており、コア50,51にバルブ2が挿通可能な構成になっている。したがって、コア50,51の外周及び内周方向は、バルブ2の挿通方向に交差している。バルブ2がコア50,51に挿通される部分のバルブ2の環径は、他の部分の環径よりも縮径されている。つまり、バブル2は、コア50,51に挿通される部分が窪みを有するように形成されている。また、コア50,51は、バルブ2に着脱可能とするために、径方向に分割可能に形成されている。
コア50には、周方向の一部分に周方向を巻き軸方向としてリード線500aが巻回されて、誘導コイル500が形成されている。誘導コイル500が設けられたコア50には、リテーナ30a,30bが被装されている。リテーナ30a,30bは、アルミニウムで形成され、T字形の放熱フィンが形成されている。リテーナ30a,30bのそれぞれの一端部には係合部が形成され、他端部には螺設部が形成されており、係合部同士が係合されて、螺設部同士がネジ等で螺設されることで、コア50を保持する構成となっている。
コア51には、周方向の一部分に周方向を巻き軸方向としてリード線501aが巻回されて、誘導コイル501が形成されている。誘導コイル501が設けられたコア51には、リテーナ31a,31bが被装されている。リテーナ31a,31bは、アルミニウムで形成され、T字形の放熱フィンが形成されている。リテーナ31a,31bのそれぞれの一端部には係合部が形成され、他端部には螺設部が形成されており、係合部同士が係合されて、螺設部同士がネジ等で螺設されることで、コア51が保持される構成となっている。なお、バルブ2とコア50,51との間には緩衝材が挟装されてもよい。
リード線99aは、リテーナ31aの上部に形成された入出力孔に挿通され、バルブ2とコア51との間を通って、リード線100に一体的に連接されている。リード線100は、バルブ2の外周面に大円周方向に沿って配線され、両端がそれぞれ耐熱粘着テープ521,520でバルブ2外周面に貼着されて、リード線500aに一体的に連接されている。このリード線500aは、コア50に所定回数巻回されて誘導コイル500を形成し、リード線101に一体的に連接されている。リード線101は、コア50側の端部を耐熱粘着テープ510でバルブ2外周面に貼着され、バルブ2の外周面に大円周方向に沿って配線され、リード線99bに一体的に連接されている。リード線99bは、図2に示すように、コア51に一回程度巻回されているが、この巻回部分は、脱落防止のために掛止されているだけであるので、コイルとして作用しない。
リード線102aは、リテーナ31aの上部に形成された入出力孔に挿通され、リード線501aに一体的に連接されている。リード線501aは、コア51に所定回数巻回され、リード線102bに一体的に連接されている。リード線501aの巻回部分は、誘導コイル501を構成している。
ここで、本願発明の第1の特徴は、上述したように、リード線100,101が、バルブ2の外周面に大円周方向に沿って配線(巻回)されていることである。無電極ランプに一対のコアと一対の誘導コイルを設け、電磁誘導でバルブの環状方向にのみ電界を発生させる構成は、上記の特許文献1,2にも記載されているように公知であるが、本願発明では、誘導コイル500,501に巻回されているリード線500a,501aの巻回方向と交差する方向にリード線100,101を配線(巻回)することで、電磁誘導により、バルブ2の環状方向に発生される誘導電界に加えて、さらに、環状方向に交差する方向にも誘導電界を発生させることができ、したがって、バルブ内の電子は、環状方向の誘導電界に加え環状方向と交差する方向の誘導電界の作用により、水銀原子との衝突が増加して紫外線の発生が増加し、可視光への変換量も多くなる。よって、無電極ランプ1の点灯初期の始動時間は、上記の従来技術に比べて短くすることができる。
次に、上述した無電極ランプ1の応用例について、図3〜図5を参照しながら説明する。図3〜図5に示す無電極ランプ10は、図1等で示した誘導コイル500,501(図3では不図示)に加え、さらに誘導コイル600,601を備えている。誘導コイル600,601は、図示するように、バルブ2の縮径部(つまり、バブル2のコア50,51に挿通される窪み部分)の外周面の小円周方向(ポロイダル方向)に沿って、リード線600a,601aを巻回して構成されている。したがって、誘導コイル600,601に巻回されるリード線600a,601aの巻回方向(電流方向)が、誘導コイル500,501に巻回されるリード線500a,501aの巻回方向(電流方向)に対して交差する方向となるので、誘導コイル500,501の電磁誘導で発生するバルブ2の環状方向の誘導電界と交差する方向に、新たな誘導電界を発生することができる。これにより、バルブ内の電子は、環状方向の誘導電界に加え環状方向と交差する方向の誘導電界の作用により、水銀原子との衝突が増加して紫外線の発生が増加し、可視光への変換量も多くなる。よって、無電極ランプ10の点灯初期の始動時間は、上記の従来技術に比べて短くすることができる。
無電極ランプ10の具体的な構成について、以下、説明する。無電極ランプ10は、バルブ2、コア50,51、誘導コイル500,600,501,601、リテーナ30a,30b,31a,31b、リード線98a,500a,600a,98b、リード線103a,501a,601a,103bを備えている。
リード線98a,500a,600a,98bは、一体的に連続して形成された一本のリード線であり、リード線103a,501a,601a,103bは、一体的に連続して形成された一本のリード線であるが、説明の便宜上、複数の符号を付して説明する。リード線98aとリード線103aは、不図示のコネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の安定器に接続される。同様に、リード線98bとリード線103bは、不図示の前記コネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の前記安定器に接続される。安定器からは、この一対(2本)のリード線を介して、無電極ランプ1に高周波電流が印加される。なお、リード線98aとリード線103bが、不図示の前記コネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の前記安定器に接続され、リード線98bとリード線103aが、不図示の前記コネクタに接続されて一本のリード線に変換されて不図示の前記安定器に接続されるように構成してもよい。
リード線98aは、リテーナ30aの上部に形成された入出力孔に挿通されて、リード線500aに一体的に連接されている。リード線500aは、コア50に所定回数巻回されて誘導コイル500を形成し、誘導コイル500の出力として、リード線600aに一体的に連接されている。
リード線600aは、バルブ2の縮径部(つまり、バブル2のコア50に挿通される窪み部分)の外周面(ポロイダル方向の外周面)に所定回数巻回されて、誘導コイル600を構成している。誘導コイル600に巻回されるリード線600aの巻回方向(電流方向)は、誘導コイル500に巻回されるリード線500aの巻回方向(電流方向)に対して交差している。リード線600aは、誘導コイル600の出力として、リード線98bに一体的に連接されている。
リード線103aは、リテーナ31aの上部に形成された入出力孔に挿通されて、リード線501aに接続されている。リード線501aは、コア51に所定回数巻回されて誘導コイル501を形成し、誘導コイル501の出力としてリード線601aに一体的に連接されている。
リード線601aは、バルブ2の縮径部(つまり、バブル2のコア51に挿通される窪み部分)の外周面(ポロイダル方向の外周面)に所定回数巻回されて、誘導コイル601を構成している。誘導コイル601に巻回されるリード線601aの巻回方向(電流方向)は、誘導コイル501に巻回されるリード線501aの巻回方向(電流方向)に対して交差している。誘導コイル601の出力は、出力リード線103bに一体的に連接されている。
図4に示すように、リード線600a(リード線500a)の端部、及び、リード線601a(リード線501a)の端部は、それぞれ、耐熱粘着テープ520,521でバルブ2の外周面に貼着されている。
このように、本願発明においては、従来の誘導電界方向と交差する方向に別の誘導電界を発生させることで、無電極ランプの始動時間を短くすることができるという従来技術にない顕著な効果を奏する。なお、本実施形態の無電極ランプ1,10では、本願発明の始動時間は、上記の従来技術よりも0.3秒短くすることができた。
次に、図6〜図8において、本願発明のフラグ、アマルガム保持用突起部について説明する。本願発明では、従来技術の特許文献1とは異なり、図6に示すように、バルブ2内部の放電空間から内周方向に突出するような形でフラグ保持用突起部25が形成されている。フラグ20は、図7に示すように金網状に形成されたフラグ本体21と、スパイラル状に形成された係止部22とから構成されている。また、図6に示すように、係止部22が、フラグ保持用突起部25内に挿入され、フラグ本体21がバルブ2内部の放電空間に挿入されるように配設されている。フラグ20は、ステンレスにインジウムがメッキされて形成されている。フラグ20は、無電極ランプ1,10の始動時間を短くする手段として設けられているもので、点灯初期に必要な電子をバルブ内に数多く発生させることができる。
また、本願発明では、図6に示すように、バルブ2内部の放電空間から外周方向に突出するような形でアマルガム保持用突起部62が形成されている。アマルガム保持用突起部62は、内部にアマルガム65が封入され、バルブ2に連通されて形成されたアマルガム保持本体部63に保温カバー60が被装されて構成されている。保温カバー60は、シリコンゴムで形成され、図8に示すように、キャップ部60aと鍔部60bとで構成されている。保温カバー60がシリコンゴムで形成されているので、温度保持効果があり、また、バルブ2の外周面に突出して形成することで、無電極ランプ1,10の最冷点としての効果も奏することができるので、無電極ランプ1,10の温度特性を向上させることができる。したがって、バルブ周囲温度が広い範囲で変動しても安定した光出力を得ることができる。
1,10 無電極ランプ
2 バルブ
20 フラグ
21 フラグ本体
22 係止部
25 フラグ保持用突起部
30a,30b,31a,31b リテーナ
50,51 コア
60 保護カバー
60a キャップ部
60b 鍔部
62 アマルガム保持用突起部
63 アマルガム保持本体部
65 アマルガム
98a,98b,99a,99b,100,101,102a,102b,103a,103b,500a,501a,600a,600b リード線
500,501,600,601 誘導コイル
510,520,521 耐熱粘着テープ

Claims (5)

  1. 閉ループ状のバルブが挿通された環状コアの一部に第1の誘導コイルが形成され、該第1の誘導コイルに高周波電流を流すことによって電磁誘導作用により前記バルブの閉ループ形状に沿って第1の誘導電界を発生させることで、前記バルブに封入された金属蒸気を励起させ、発生した紫外線を可視光に変換して発光させる無電極放電ランプであって、
    前記バルブの閉ループ形状に沿って発生する第1の誘導電界と交差する方向に、該第1の誘導電界とは異なる第2の誘導電界を発生させる第2の誘導コイルを備えている
    ことを特徴とする無電極ランプ。
  2. 前記第2の誘導コイルは、前記バルブの外周面に大円周方向に沿って配線されたリード線で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の無電極ランプ。
  3. 前記第2の誘導コイルは、前記バルブの外周面に小円周方向に沿って巻回されたリード線で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の無電極ランプ。
  4. 前記バルブは、内部の放電空間から内周方向に突出して形成されたフラグ保持用突起部を備え、
    該フラグ保持用突起部内に、当該無電極ランプの点灯初期の始動を補助するインジウムがメッキ処理されたフラグが設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無電極ランプ。
  5. 前記バルブは、内部の放電空間から外周方向に突出して形成されたアマルガム保持用突起部を備え、
    該アマルガム保持用突起部は、
    内部にアマルガムが封入され、前記バルブに連通されて形成されたアマルガム保持本体部と、
    該アマルガム保持本体部に被装された保温カバーとを備えている
    ことを特徴とする求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の無電極ランプ。
JP2016181167A 2016-09-16 2016-09-16 無電極ランプ Pending JP2018045922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016181167A JP2018045922A (ja) 2016-09-16 2016-09-16 無電極ランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016181167A JP2018045922A (ja) 2016-09-16 2016-09-16 無電極ランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018045922A true JP2018045922A (ja) 2018-03-22

Family

ID=61692535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016181167A Pending JP2018045922A (ja) 2016-09-16 2016-09-16 無電極ランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018045922A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109004368A (zh) * 2018-06-27 2018-12-14 浙江开元光电照明科技有限公司 一种无磁芯天线结构及无极荧光灯

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109004368A (zh) * 2018-06-27 2018-12-14 浙江开元光电照明科技有限公司 一种无磁芯天线结构及无极荧光灯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120112624A1 (en) Xenon lamp using ceramic arc tube
JP2018045922A (ja) 無電極ランプ
KR101030481B1 (ko) 무전극 방전 램프, 조명 기구, 및 무전극 방전 램프의 제조 방법
KR20020080787A (ko) 3차원 구조를 갖는 무전극 형광 램프
JP2009289495A (ja) 無電極放電灯および照明器具
JP2006210249A (ja) 無電極放電ランプ、無電極放電ランプ装置および照明装置
JP2008053187A (ja) 無電極放電ランプ及びそれを用いた照明器具
JP4605095B2 (ja) 無電極放電ランプ及びその製造方法並びに照明器具
JP4423561B2 (ja) 白熱電球および照明装置
JP4581834B2 (ja) 無電極放電灯及びそれを備えた照明器具
KR100896035B1 (ko) 고효율 무전극 램프
JP4737064B2 (ja) 無電極蛍光ランプ及び照明器具
JP2008210561A (ja) 無電極放電灯装置及びそれを備えた照明器具
JP2007242553A (ja) 無電極放電ランプ及びそれを用いる照明器具
JP4775350B2 (ja) 無電極放電ランプ、及び照明器具、及び無電極放電ランプの製造方法
KR100906451B1 (ko) 무전극 형광램프
JP2008210538A (ja) 無電極放電ランプ及びそれを備えた照明器具
JP4715538B2 (ja) 無電極放電灯装置及び照明器具
JP2008300241A (ja) 蛍光灯
JP2008117669A (ja) 無電極放電灯及びそれを用いた無電極放電灯装置並びに照明器具
JP2006108049A (ja) Uvランプ
JP2009129838A (ja) 無電極放電ランプ及び照明器具
JP2009289481A (ja) 無電極放電灯およびそれを用いた照明器具
WO2007023573A1 (ja) 無電極放電灯装置及びこの無電極放電灯装置を備えた照明器具
JP2010050057A (ja) 無電極放電灯及び照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180722

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210105