JP4956224B2 - 無電極放電灯の製造方法、該製造方法によって製造された無電極放電灯、並びに、該無電極放電灯を用いた照明器具 - Google Patents

無電極放電灯の製造方法、該製造方法によって製造された無電極放電灯、並びに、該無電極放電灯を用いた照明器具 Download PDF

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本発明は、無電極放電灯の製造方法、該製造方法によって製造された無電極放電灯、並びに、該無電極放電灯を用いた照明器具に関するものである。
従来から、無電極放電灯として、環形状であって密封されたバルブを備える無電極放電灯が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の無電極放電灯として、例えば図4に示すようなものがある。この無電極放電灯は、それぞれ直管からなる2本の直管部11と、それぞれU字形状であって直管部11の一端部同士を互いに連結する2個の屈曲部12とを有し、全体として環形状の密封されたガラス製のバルブ1を備える。バルブ1には、例えば水銀蒸気と希ガスとで構成された放電ガスが封入されている。バルブ1において一方の屈曲部12の外面には、バルブ1の外側に突出してバルブ1の内面に凹部を形成する最冷点凸部13が、バルブ1内の水銀の蒸気圧を制御するために設けられている。
さらに、バルブ1には、それぞれ例えばフェライトのような磁性体からなりバルブ1の管を囲む環形状のコア2が少なくとも1個(図では2個)取り付けられている。コア2は例えばそれぞれ半円形状であってバルブ1を挟んで互いに結合する2個の半割体で構成される。各コア2にはそれぞれコイル3が小周方向(ポロイダル方向)に巻回されており、各コイル3にはそれぞれ高周波電源4が接続されている。高周波電源4から各コイル3にそれぞれ数百kHz程度の周波数の高周波電力が供給されると、各コイル3がそれぞれ発生させる高周波電磁界により、バルブ1内に放電が発生し、この放電によって励起された水銀が紫外光を放射する。照明用の無電極放電灯においてはバルブ1の内面に蛍光体(図示せず)が塗布されており、この蛍光体によって上記紫外光が可視光に変換されて放射される。
図4のような形状のバルブ1を製造するに当たっては、まず、図5(a)に示すように円筒形状のガラス管GTを矢印A1で示すように軸回りに回転させながらガラス管GTの一部(例えば軸方向の中央部)を加熱して矢印A2で示すように力を加えることにより、図5(b)に示すように曲げる。その後、ガラス管GTの両端をそれぞれ曲げ、又はガラス管GTの一端をU字形状に曲げることにより、ガラス管GTの両端を互いに接合させ、又は同様にしてU字形状に曲げられたもう一つのガラス管GTを開口同士を合わせるようにして互いに接合することにより、密閉された環形状のバルブ1を構成する。その後、バルブ内に連通して先端が開口した筒形状の最冷点凸部13を設け、最冷点凸部13を通じて排気と放電ガスの封入とを行った後で、最冷点凸部13の先端を閉塞する。
従来は、図5(b)のようにガラス管GTを曲げた後に、矢印A3で示すようにガラス管GT内に空気を吹き入れることにより、図5(c)に示すようにガラス管GTにおいて屈曲部12となる曲げられた部位の管径を他の部位の管径と同程度としていた。
特開平10−116591号公報
しかし、図5(a)〜(c)の製造方法で製造されたバルブ1においては、屈曲部12の外周側の管壁が引き延ばされて薄くなることにより、機械的強度が低下していた。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、機械的強度を向上した無電極放電灯の製造方法、該製造方法によって製造された無電極放電灯、並びに、該無電極放電灯を用いた照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、密封された環形状のバルブを備える無電極放電灯の製造方法であって、円筒形状のガラス管の一部を加熱して曲げる工程と、ガラス管の前記工程において曲げられた部位の管径を他の部位の管径よりも小さくする工程と、前記工程において曲げられたガラス管を用いて環形状のバルブを形成する工程とを備え、バルブは、2本の直管部と、それぞれ各直管部の一端部間を連結する曲げ部とを有し、一方の曲げ部においてのみ管径が直管部の管径よりも小さくされていることを特徴とする。
この発明によれば、ガラス管の曲げられた部位の管径を他の部位の管径と同じとする場合に比べ、曲げられた部位の肉厚が大きくなるから機械的強度が向上する。また、両方の曲げ部において管径を直管部の管径よりも小さくする場合に比べ、管壁付近での再結合が抑制されることにより、ランプ効率が向上する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、ガラス管の曲げられた部位の管径を他の部位よりも小さくする工程において、ガラス管内に気体が吹き入れられることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2記載の製造方法によって製造された無電極放電灯であって、磁性体からなり環形状であってバルブにおいて管径が小さくされた部位を囲む形で取り付けられコイルが巻回されたコアを備えることを特徴とする。
この発明によれば、バルブにおいて管径が小さくされていない部位にコアが取り付けられる場合に比べ、コアの小型化及び軽量化が可能となる。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2記載の製造方法によって製造された無電極放電灯又は請求項記載の無電極放電灯と、無電極放電灯を保持する器具本体とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明は、ガラス管において加熱して曲げられた部位の管径を他の部位の管径よりも小さくする工程を備えるので、ガラス管の曲げられた部位の管径を他の部位の管径と同じとする場合に比べ、曲げられた部位の肉厚が大きくなるから機械的強度が向上する。また、バルブは、2本の直管部と、それぞれ各直管部の一端部間を連結する曲げ部とを有し、一方の曲げ部においてのみ管径が直管部の管径よりも小さくされているので、両方の曲げ部において管径を直管部の管径よりも小さくする場合に比べ、管壁付近での再結合が抑制されることにより、ランプ効率が向上する。
請求項の発明は、環形状のコアがバルブにおいて管径が小さくされた部位を囲む形で取り付けられているので、バルブにおいて管径が小さくされていない部位にコアが取り付けられる場合に比べ、コアの小型化及び軽量化が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、従来例において図5(a)〜(c)を用いて説明した製造方法でバルブ1を製造する際に、ガラス管GT内に吹き入れる空気の圧力を従来例の場合よりも小さくすることにより、図1に示すように屈曲部12の管径を直管部11よりも小さくしたことを特徴としている。また、それぞれ環形状の2個のコア2がそれぞれ屈曲部12を囲む形で取り付けられている。さらに、コア2が屈曲部12の大周方向(トロイダル方向)の中央に配置されていることにより、最冷点凸部13はコア2を避けて屈曲部12の大周方向の中央から図1の上方にずらした位置の外周側から外向きに設けられている。その他の構成は従来例と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
上記構成によれば、屈曲部12の管径を直管部11の管径と同じとする場合に比べて屈曲部12の外側の肉厚が増すことにより機械的強度が向上する。これにより、屈曲部12の外周側に最冷点凸部13を設けながらも、アマルガム収納凹部13及びその近傍の機械的強度が確保されている。
また、直管部11よりも管径を小さくした屈曲部12にコア2を取り付けたことにより、図2(b)や図2(c)に示すようにコア2を直管部11に取り付ける場合に比べてコア2の小型化及び軽量化が可能となっている。ここで、図1及び図2(a)〜(c)ではそれぞれコイル3の図示を省略しているが、本実施形態も図4の従来例と同様に、各コア2にそれぞれコイル3が巻回されており、各コイル3をそれぞれ高周波電源4に接続して用いられる。
本実施形態の無電極放電灯は、適宜形状の器具本体に取り付けて照明器具に用いることができる。
なお、屈曲部12の形成時に屈曲部12の管径を調整する方法としては、上記のように吹き入れる空気の量で調整するほか、金型を押し当てることによって調整してもよい。
また、最冷点凸部13の位置や形状は図1のものに限られず適宜変更することができる。
ここで、図3に、入力電力と、相対的なランプ効率との関係を、図2(a)のように各屈曲部12の管径をそれぞれ直管部11と同じとした場合について曲線aで、図2(b)のように最冷点凸部13を設けた一方の屈曲部12のみ直管部11よりも管径を20%程度小さくして他方の屈曲部12では管径を直管部11と同じとした場合について曲線bで、図2(c)のように両方の屈曲部12でそれぞれ直管部11よりも管径を20%程度小さくした場合について曲線cで、それぞれ示す。図2(a)〜(c)の例では、それぞれ、各直管部11において最冷点凸部13を設けた屈曲部12に近い側の一端部(図における右端部)にそれぞれコア2が取り付けられている。図3を見てもわかるように、バルブ1において管径を小さくする箇所を増やすほど、バルブ1の管壁付近での再結合によるエネルギーロスが増加してランプ効率が低下するため、ランプ効率を求める場合には図2(b)のように一方の屈曲部12のみ直管部11よりも管径を小さくすることが望ましい。
本発明の実施形態を示す概略構成図である。 (a)は同上の比較例を示す概略構成図であり、(b)は同上の別の形態を示す概略構成図であり、(c)は同上の更に別の形態を示す概略構成図である。 図2の3通りの場合についてそれぞれ入力電力と相対的なランプ効率との関係を示す説明図である。 従来例を示す概略構成図である。 (a)〜(c)はそれぞれバルブの製造方法を示す説明図であり、(a)〜(c)は互いに異なる段階を示す。
符号の説明
1 バルブ
2 コア
3 コイル
12 屈曲部
GT ガラス管

Claims (4)

  1. 密封された環形状のバルブを備える無電極放電灯の製造方法であって、
    円筒形状のガラス管の一部を加熱して曲げる工程と、
    ガラス管の前記工程において曲げられた部位の管径を他の部位の管径よりも小さくする工程と、
    前記工程において曲げられたガラス管を用いて環形状のバルブを形成する工程とを備え
    バルブは、2本の直管部と、それぞれ各直管部の一端部間を連結する曲げ部とを有し、
    一方の曲げ部においてのみ管径が直管部の管径よりも小さくされていることを特徴とする無電極放電灯の製造方法。
  2. ガラス管の曲げられた部位の管径を他の部位よりも小さくする工程において、ガラス管内に気体が吹き入れられることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の製造方法によって製造された無電極放電灯であって、
    磁性体からなり環形状であってバルブにおいて管径が小さくされた部位を囲む形で取り付けられコイルが巻回されたコアを備えることを特徴とする無電極放電灯。
  4. 請求項1又は請求項2記載の製造方法によって製造された無電極放電灯又は請求項3記載の無電極放電灯と、
    無電極放電灯を保持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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