JP3024341B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3024341B2
JP3024341B2 JP4030336A JP3033692A JP3024341B2 JP 3024341 B2 JP3024341 B2 JP 3024341B2 JP 4030336 A JP4030336 A JP 4030336A JP 3033692 A JP3033692 A JP 3033692A JP 3024341 B2 JP3024341 B2 JP 3024341B2
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JP
Japan
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rice
temperature
container
rice cooking
rice cooker
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田中  敦
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に家庭で使用される
マイクロコンピュータを備えた炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータを用いた炊
飯器が一般的であり、このような炊飯器においては、白
米,玄米,おかゆ,おこわ等の複数の炊飯メニューのそ
れぞれで異なる炊飯行程を記憶し、その炊飯行程にした
がって、ヒーターをコントロールして炊飯を行うもので
ある。
【0003】図3に従来の炊飯器のブロック構成図を、
図4にその炊飯器における炊飯行程のうち白米炊飯を例
にしたタイミングチャートを示す。
【0004】図3において、11は米を収容する容器1
1bと容器11bの蓋11aと容器11bを加熱するヒ
ーター11c等により構成される炊飯手段、12は白
米,玄米,おかゆ等の複数の炊飯メニューを選択するメ
ニュー選択スイッチ、13は炊飯を開始するスタートス
イッチ、14は複数の炊飯メニューごとに吸水,加熱,
沸騰維持,むらし等の炊飯行程を記憶している記憶手段
である。15は温度検知手段で炊飯手段11の容器11
bの温度θを測定する容器温度検知手段15aと蓋11
aの温度φを測定する蓋温度検知手段15bからなって
いる。16は制御手段でメニュー選択スイッチ12とス
タートスイッチ13と記憶手段14と温度検知手段15
の入力を受けて、炊飯手段11のヒーターへの通電を制
御して炊飯を行うものである。17は制御手段16の出
力を受けて炊飯行程や炊飯メニュー等を表示する表示手
段である。
【0005】図4に示す従来の白米の炊飯行程において
吸水行程は、水を浸した水をぬるま湯程度の温度に保っ
て米に十分水を吸わせる行程、ならし行程は炊飯手段1
1のヒーター11cへの通電を最大にして水を沸騰させ
る行程、判定行程は炊飯手段11のヒーター11cへの
通電を最大に保ちつつ、温度検知手段15の出力により
炊飯する米と水の量を判定する行程、沸騰維持行程は判
定行程で判定した米と水の量に応じて炊飯手段11のヒ
ーター11cへの通電量を調節して、温度検知手段15
により測定された温度が所定の炊飯終了温度になるまで
水を沸騰させ続ける行程、むらし行程は余分な水分を蒸
発させる行程である。
【0006】従来の炊飯器においては、上記炊飯行程に
基づいて白米の炊飯を行っているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の炊飯器においては、白米を炊飯する際に炊飯量判定行
程まで最大の熱量で加熱して沸騰させ、それ以降炊飯量
に応じた熱量を加えて炊飯を行うものであり、他の炊飯
メニューにおいても、まず最大の熱量で加熱して沸騰さ
せ、それ以降、沸騰維持行程で沸騰させ続けて炊飯を行
うものである。ところが、従来の炊飯行程では、誤って
水のみを容器11bに入れた場合や、水をかなり多く入
れて炊飯した場合、水が沸騰し、蒸発するまで沸騰維持
行程で沸騰させ続けるので、炊飯器各部の温度が上昇
し、安全性に問題があった。また、そのために炊飯器各
部に高耐熱温度の部品を使用しなければならず、炊飯器
のコストも高くつくという欠点があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、安全
で、コストの安い炊飯器を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第一の課題解決手段は、米を収容する容器
と容器の蓋と容器を加熱するヒーター等により構成され
る炊飯を行うための炊飯手段と、炊飯を開始するための
スタートスイッチと、前記炊飯手段の容器の温度と蓋の
温度を測定する温度検知手段と、前記スタートスイッチ
と前記温度検知手段の入力を受けて前記炊飯手段のヒー
ターへの通電を制御して炊飯を行う制御手段と、時間設
定可能なタイマーとを備え、炊飯行程中の水を沸騰させ
る行程において、前記温度検知手段により検知された蓋
の温度が所定の温度を越えて水が沸騰したことを検知す
ると、前記タイマーを前記温度検知手段の入力により設
定し、前記タイマーの設定時間経過までに容器の温度を
測定する温度検知手段が沸騰維持の終了温度を検知しな
い場合は、前記制御手段により前記炊飯手段のヒーター
への通電を制御して、炊飯器を構成する各部品が保証温
度に達しないように、前記炊飯手段の容器への加熱量を
下げるように制御するようにしたものである。
【0010】本発明の第二の課題解決手段は、前記タイ
マーの時間設定を2段階にしたものである。
【0011】本発明の第三の課題解決手段は、前記タイ
マーの設定時間経過後は前記制御手段により前記炊飯手
段のヒーターへの通電を制御して、前記炊飯手段の容器
への加熱をあらかじめ決められたプログラムに基づき制
御を行い、時間の経過とともに通電量を可変するように
したものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した第一の手段により、誤って水
のみを入れた場合や、水をかなり多く入れて炊飯した場
合、水が沸騰し、蒸発するまで沸騰維持行程で沸騰させ
続けるのではなく、タイマーにより、設定時間経過後
は、ヒーターへの通電を制御して、容器への加熱をあら
かじめ決められた所定熱量以下に一定に制御するため、
炊飯器各部の温度上昇を抑さえることができる。
【0013】また、第二の手段により、タイマーの時間
設定を2種類にすることで制御手段を簡単にでき、安価
な炊飯器を提供できる。
【0014】さらに、第三の手段により、タイマーの設
定時間経過後はあらかじめ決められたプログラムに基づ
き制御を行い、通電量を可変できるようにしたため、各
部の温度上昇をさらに抑えることができ、より安全な炊
飯器を提供できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1,図2
を用いて説明する。
【0016】図1において、1は炊飯を行うための炊飯
手段で米と水を収容する鍋である容器1bと容器1bの
蓋1aと容器1bを加熱するヒーター1c等により構成
されている。2は白米,玄米,おかゆ,おこわの複数の
炊飯メニューを選択するメニュー選択スイッチ、3は炊
飯を開始するスタートスイッチ、4は複数の炊飯メニュ
ーごとに吸水,加熱,沸騰維持,むらし等の炊飯行程を
記憶している記憶手段である。5は温度検知手段で炊飯
手段1の容器1bの温度θを測定する容器温度検知手段
5aと蓋1aの温度φを測定する蓋温度検知手段5bか
らなっている。6は制御手段でメニュー選択スイッチ2
とスタートスイッチ3と記憶手段4と温度検知手段5の
入力を受けて、炊飯手段1のヒーター1cへの通電を制
御して炊飯を行うものである。表示手段7は制御手段6
の入力を受けて炊飯メニュー、炊飯行程等を表示するも
のである。
【0017】またタイマー8は炊飯行程の中の水を沸騰
させる行程において、蓋温度検知手段5bにより検知さ
れた蓋1aの温度φが所定の温度φ1を越え水が沸騰し
たことを検知すると、温度検知手段5の出力によりあら
かじめ決められた演算の結果、内容物の量に応じて、時
間を設定するものである。
【0018】次に図2の白米炊飯行程を示すタイミング
チャートを用いて上記構成の動作を説明する。なお、こ
こでは一実施例として白米の炊飯行程を示しているが、
玄米やおかゆ等の炊飯メニューにおいても同様であるこ
とはいうまでもない。
【0019】図2において、吸水行程は容器温度検知手
段5aにより検知した容器1bの温度θの出力にしたが
って制御手段6により炊飯手段1のヒーター1cへの通
電量を制御して、所定時間、米を浸した水を所定のぬる
ま湯程度の温度θ1に保って米に十分水を吸わせる行程
である。次にならし行程は制御手段6により炊飯手段1
のヒーター1cへの通電を制御して最大熱量で加熱する
行程で、次の判定行程は炊飯手段1のヒーター1cへの
通電を最大のまま、容器温度検知手段5aによる温度が
θ2になってから蓋温度検知手段5bによる温度がφ1
になって水が沸騰したことを検知するまでの時間によ
り、炊飯する米と水の量を判定する行程である。
【0020】さらに弱火行程は吹きこぼれ防止手段であ
り、前記の判定行程が終わってから沸騰した水により炊
飯手段1の容器1b内で蓋1a付近まで吹き上がった泡
が、蓋1aに開いた蒸気抜きの孔から吹きこぼれるのを
防止するため、制御手段6により炊飯手段1のヒーター
1cへの通電を所定時間のみ所定熱量に制御することに
よって、発生した泡を炊飯手段1の容器1b内の水面近
くまで下げる行程である。続いて、沸騰維持行程は判定
行程で判定した炊飯量に応じて炊飯手段1のヒーター1
cへの通電量を調節して、容器温度検知手段5aにより
測定された温度θが所定の炊飯終了温度θ3になるまで
水を沸騰させ続ける行程である。そしてむらし行程は余
分な水分を蒸発させる行程である。
【0021】以上の炊飯行程において、本発明の炊飯器
は、誤って容器1bに水のみを入れた場合や、水をかな
り多く入れて炊飯した場合、吸水,ならし,判定,弱火
の各行程までは通常に動作を行うが、判定行程の結果に
より演算を行い、タイマー8を設定し、沸騰維持行程へ
と移る。沸騰維持行程では、誤って水のみを入れたり、
水をかなり多く入れたため、容器温度検知手段5aによ
り測定された温度θが所定の炊飯終了温度θ3に到達せ
ず、その後、タイマー8による設定時間Tが経過した場
合、炊飯手段1のヒーター1cへの通電をさらに制限し
て、あらかじめ決められた所定熱量以下に一定に制御す
るものである。したがって、より安全性の高い炊飯器の
提供が可能であり、炊飯器各部の部品により耐熱温度の
低いものを使用でき、コストの低減を図ることが可能と
なる。
【0022】なお、本実施例ではタイマー8の設定に演
算を用いて各種の時間設定を行ったが、簡単にするた
め、判定行程の結果に基づき所定時間以上か以下か等の
2種類の時間設定として限定しても構わない。これによ
って制御手段6が簡単になりより安価な炊飯器を提供で
きるようになる。また、タイマー8の設定時間経過後は
あらかじめ決められた所定熱量以下に一定に制御した
が、プログラムにより制御を可変することにより、各部
の温度上昇の一層の制御や炊飯行程などを継続すること
ができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、誤って水のみを入れた場合や、水をかなり多く
入れて炊飯した場合、水が沸騰し、蒸発するまで沸騰維
持行程で沸騰させ続けるのではなく、タイマーにより、
設定時間経過後は、ヒーターへの通電を制御して、容器
への加熱をあらかじめ決められた所定熱量以下に制御す
るため、炊飯器各部の温度上昇を抑えることができ、よ
り安全性の高い炊飯器が提供可能である。また、そのた
めに炊飯器各部の部品により耐熱温度の低いものを使用
でき、コストを低減できるため、より安価な炊飯器を提
供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の炊飯器のブロック構成図
【図2】同炊飯器の白米炊飯行程を示すタイミングチャ
ート
【図3】従来の炊飯器のブロック構成図
【図4】同炊飯器の白米炊飯行程を示すタイミングチャ
ート
【符号の説明】
1 炊飯手段 1a 蓋 1b 容器 1c ヒーター 3 スタートスイッチ 5 温度検知手段 6 制御手段 8 タイマー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米を収容する容器と容器の蓋と容器を加
    熱するためのヒーター等により構成される炊飯を行うた
    めの炊飯手段と、炊飯を開始するためのスタートスイッ
    チと、前記炊飯手段の容器の温度と蓋の温度を測定する
    温度検知手段と、前記スタートスイッチと、前記温度検
    知手段の入力を受けて前記炊飯手段のヒーターへの通電
    を制御して炊飯を行う制御手段と、時間設定可能なタイ
    マーとを備え、炊飯行程中の水を沸騰させる行程におい
    て、前記温度検知手段により検知された蓋の温度が所定
    の温度を越えて水が沸騰したことを検知すると、前記タ
    イマーを前記温度検知手段の入力より設定し、前記タイ
    マーの設定時間経過までに容器の温度を測定する温度検
    知手段が沸騰維持の終了温度を検知しない場合は、前記
    制御手段により前記炊飯手段のヒーターへの通電を制御
    して、炊飯器を構成する各部品が保証温度に達しないよ
    うに、前記炊飯手段の容器への加熱量を下げるように
    御する炊飯器。
  2. 【請求項2】 タイマーの時間設定を2段階にした請求
    項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 タイマーの設定時間経過後は制御手段に
    より炊飯手段のヒーターへの通電を制御して、前記炊飯
    手段の容器への加熱をあらかじめ決められたプログラム
    に基づき制御を行い、時間の経過とともに通電量を可変
    するようにした請求項1記載の炊飯器。
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