JP3024250B2 - 変速機のシフト装置 - Google Patents
変速機のシフト装置Info
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- JP3024250B2 JP3024250B2 JP3093581A JP9358191A JP3024250B2 JP 3024250 B2 JP3024250 B2 JP 3024250B2 JP 3093581 A JP3093581 A JP 3093581A JP 9358191 A JP9358191 A JP 9358191A JP 3024250 B2 JP3024250 B2 JP 3024250B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/38—Detents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/34—Locking or disabling mechanisms
- F16H63/3408—Locking or disabling mechanisms the locking mechanism being moved by the final actuating mechanism
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は変速機のシフト装置に
係り、特にシフトアンドセレクトレバーに振動が生ずる
のを防止するとともに、シフトの節度感を向上し得る変
速機のシフト装置に関する。
係り、特にシフトアンドセレクトレバーに振動が生ずる
のを防止するとともに、シフトの節度感を向上し得る変
速機のシフト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両にあっては、搭載した内燃機関の駆
動力を走行条件に応じて所要に変換して取出すために、
変速機を備えている。変速機には、歯車式の変速機やベ
ルト式の変速機等があり、駆動力の伝達損失の少ない歯
車式の変速機が多用されている。歯車式の変速機は、複
数段の変速歯車列を有しており、歯車列を切換えて各段
の歯車を噛合させることにより、内燃機関の駆動力を走
行条件に応じて所要に変換して取出している。
動力を走行条件に応じて所要に変換して取出すために、
変速機を備えている。変速機には、歯車式の変速機やベ
ルト式の変速機等があり、駆動力の伝達損失の少ない歯
車式の変速機が多用されている。歯車式の変速機は、複
数段の変速歯車列を有しており、歯車列を切換えて各段
の歯車を噛合させることにより、内燃機関の駆動力を走
行条件に応じて所要に変換して取出している。
【０００３】このような歯車変速機にあっては、変速比
を切換える方式によって、例えば選択摺動式、常時噛合
い式等がある。選択摺動式は、内燃機関側の入力軸に連
結可能なメイン軸とこのメイン軸に平行に配設したカウ
ンタ軸とこのメイン軸に平行に配設したアイドラ軸とに
夫々歯車を有し、アイドラ軸の歯車が摺動してメイン軸
の歯車及びカウンタ軸の歯車とに噛み合い、動力伝達を
するものである。
を切換える方式によって、例えば選択摺動式、常時噛合
い式等がある。選択摺動式は、内燃機関側の入力軸に連
結可能なメイン軸とこのメイン軸に平行に配設したカウ
ンタ軸とこのメイン軸に平行に配設したアイドラ軸とに
夫々歯車を有し、アイドラ軸の歯車が摺動してメイン軸
の歯車及びカウンタ軸の歯車とに噛み合い、動力伝達を
するものである。
【０００４】また、常時噛合い式は、必要な変速段数分
の歯車の歯車対が常時噛合わされており、軸と歯車の間
が空転できる構造となっていて必要な変速比の得られる
歯車対を軸上の結合スリーブで軸に固定してトルクを伝
達するものである。
の歯車の歯車対が常時噛合わされており、軸と歯車の間
が空転できる構造となっていて必要な変速比の得られる
歯車対を軸上の結合スリーブで軸に固定してトルクを伝
達するものである。
【０００５】また、手動式の変速機においては、図７〜
図９に示すものがある。第７〜図９において、１０２は
変速機、１０４は変速機ケース、１０６は歯車装置（図
示せず）を操作するシフト装置である。このシフト装置
１０６は、セレクト操作時に軸方向（ａ方向）に移動さ
れるとともに、シフト操作時には軸回りに回動（ｂ方
向）されるシフトアンドセレクト軸１０８を有してい
る。このシフトアンドセレクト軸１０８は、一端側が変
速機ケース１０４に連設した第１保持部１１０によって
支持され、他端側がコントロール軸（図示せず）に連結
して第２保持部１１２によって支持されている。即ち、
前記シフトアンドセレクト軸１０８は、運転者が車室側
のシフトレバー装置のシフトレバー（図示せず）をセレ
クト方向に作動させると、コントロール軸が動くことに
よって軸方向に移動される一方、運転者がシフトレバー
をシフト方向に作動させると、コントロール軸が動くこ
とによって軸周りに回動されるものである。
図９に示すものがある。第７〜図９において、１０２は
変速機、１０４は変速機ケース、１０６は歯車装置（図
示せず）を操作するシフト装置である。このシフト装置
１０６は、セレクト操作時に軸方向（ａ方向）に移動さ
れるとともに、シフト操作時には軸回りに回動（ｂ方
向）されるシフトアンドセレクト軸１０８を有してい
る。このシフトアンドセレクト軸１０８は、一端側が変
速機ケース１０４に連設した第１保持部１１０によって
支持され、他端側がコントロール軸（図示せず）に連結
して第２保持部１１２によって支持されている。即ち、
前記シフトアンドセレクト軸１０８は、運転者が車室側
のシフトレバー装置のシフトレバー（図示せず）をセレ
クト方向に作動させると、コントロール軸が動くことに
よって軸方向に移動される一方、運転者がシフトレバー
をシフト方向に作動させると、コントロール軸が動くこ
とによって軸周りに回動されるものである。
【０００６】このシフトアンドセレクト軸１０８には、
シフトアンドセレクトレバー１１４が固定して設けられ
ている。
シフトアンドセレクトレバー１１４が固定して設けられ
ている。
【０００７】このシフトアンドセレクトレバー１１４の
レバー係合部１１６は、シフトアンドセレクト軸１０８
の軸方向移動により、前進段の低速シフト軸である１速
・２速シフト軸１１８に連設した１速・２速シフトヨー
ク１２０と前進段の高速シフト軸である３速・４速シフ
ト軸１２２に連設した３速・４速シフトヨーク１２４と
５速・リバースシフト軸１２６に連設した５速・リバー
スシフトヨーク１２８と選択的に係合される前記５速・
リバースシフト軸１３２６と平行に、後述する５速フォ
ーク１３６とリバースアイドラアーム１３８とを保持す
る５速・リバースガイド軸１３０が配設されている。
レバー係合部１１６は、シフトアンドセレクト軸１０８
の軸方向移動により、前進段の低速シフト軸である１速
・２速シフト軸１１８に連設した１速・２速シフトヨー
ク１２０と前進段の高速シフト軸である３速・４速シフ
ト軸１２２に連設した３速・４速シフトヨーク１２４と
５速・リバースシフト軸１２６に連設した５速・リバー
スシフトヨーク１２８と選択的に係合される前記５速・
リバースシフト軸１３２６と平行に、後述する５速フォ
ーク１３６とリバースアイドラアーム１３８とを保持す
る５速・リバースガイド軸１３０が配設されている。
【０００８】図６に示す如く、前記１・２速シフト軸１
１８には歯車装置の１速・２速スリーブ（図示せず）に
係合する１速・２速フォーク１３２が設けられ、前記３
・４速シフト軸１２２には３速・４速スリーブ（図示せ
ず）に係合する３速・４速フォーク１３４が設けられて
いる。また、５速・リバースシフト軸１２６には、一端
側に５速スリーブ（図示せず）に係合し且つこの５速・
リバースシフト軸１２６に対して摺動可能に５速フォー
ク１３６が設けられるとともに他端側にはリバースアイ
ドラアーム１３８が設けられている。
１８には歯車装置の１速・２速スリーブ（図示せず）に
係合する１速・２速フォーク１３２が設けられ、前記３
・４速シフト軸１２２には３速・４速スリーブ（図示せ
ず）に係合する３速・４速フォーク１３４が設けられて
いる。また、５速・リバースシフト軸１２６には、一端
側に５速スリーブ（図示せず）に係合し且つこの５速・
リバースシフト軸１２６に対して摺動可能に５速フォー
ク１３６が設けられるとともに他端側にはリバースアイ
ドラアーム１３８が設けられている。
【０００９】また、前記シフトアンドセレクト軸１０８
には、二重噛合を防止、つまりシフト操作時に選択され
た一のシフトヨーク以外のシフトヨークが動作、つまり
図９におけるｃ方向に動作するのを防止するインタロッ
クプレート１４０を有するインタロック機構１４２が設
けられている。
には、二重噛合を防止、つまりシフト操作時に選択され
た一のシフトヨーク以外のシフトヨークが動作、つまり
図９におけるｃ方向に動作するのを防止するインタロッ
クプレート１４０を有するインタロック機構１４２が設
けられている。
【００１０】前記インタロックプレート１４０は、ガイ
ドボルト１４４によって第２保持部１１２に保持され、
シフトアンドセレクト軸１０８の軸方向にのみ移動さ
れ、ｂ方向へは回動不可能にされるものである。
ドボルト１４４によって第２保持部１１２に保持され、
シフトアンドセレクト軸１０８の軸方向にのみ移動さ
れ、ｂ方向へは回動不可能にされるものである。
【００１１】前記シフトアンドセレクト軸１０８の端部
には、図８に示す如く、連絡アーム１４６が連結されて
いる。この連絡アーム１４６には、車室側のシフトレバ
ー装置に連絡する連絡ケーブル１４８が連結されてい
る。
には、図８に示す如く、連絡アーム１４６が連結されて
いる。この連絡アーム１４６には、車室側のシフトレバ
ー装置に連絡する連絡ケーブル１４８が連結されてい
る。
【００１２】また、このような変速機のシフト装置とし
ては、例えば、実公平２−４４１３３号公報、特公平２
−５５６６４号公報に開示されている。実公平２−４４
１３３号公報に記載のものは、フォークシャフトの少な
くとも２本に摺動自在に支持され、リバースシフト時に
該フォークシャフトの軸方向に沿って独立して移動する
リバースシフトフォークを設けることにより、リバース
専用のフォークシャフトを不要にするものである。ま
た、特公平２−５５６６４号公報に記載のものは、シフ
トレバーによる縦シャフトの縦方向と横方向への揺動変
位操作を横シャフトの円周方向変位と軸方向変位とに分
割変換して位置決めを行う分割位置決め手段と、縦シャ
フトに対する横シャフト装着部付近から側方に突設した
ピンと該ピンが貫通係合する貫通溝付きプレートとを組
合せて設けられシフトレバーの揺動変位操作を補償ガイ
ドするガイド溝とを設けることにより、シフトレバーの
揺動によるシフト操作の運動をきわめて小形のガイドプ
レートでガイドさせ、コンパクトとするものである。
ては、例えば、実公平２−４４１３３号公報、特公平２
−５５６６４号公報に開示されている。実公平２−４４
１３３号公報に記載のものは、フォークシャフトの少な
くとも２本に摺動自在に支持され、リバースシフト時に
該フォークシャフトの軸方向に沿って独立して移動する
リバースシフトフォークを設けることにより、リバース
専用のフォークシャフトを不要にするものである。ま
た、特公平２−５５６６４号公報に記載のものは、シフ
トレバーによる縦シャフトの縦方向と横方向への揺動変
位操作を横シャフトの円周方向変位と軸方向変位とに分
割変換して位置決めを行う分割位置決め手段と、縦シャ
フトに対する横シャフト装着部付近から側方に突設した
ピンと該ピンが貫通係合する貫通溝付きプレートとを組
合せて設けられシフトレバーの揺動変位操作を補償ガイ
ドするガイド溝とを設けることにより、シフトレバーの
揺動によるシフト操作の運動をきわめて小形のガイドプ
レートでガイドさせ、コンパクトとするものである。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の変速
機のシフト機構においては、シフトアンドセレクトレバ
ーの回転方向（ｂ方向）への動作が各速シフトヨークに
おいてのみ規制されているので、図１０・図１１に示す
如く、各速ヨーク１２０、１２４、１２８の内面Ｐとシ
フトアンドセレクトレバー１１４のレバー係合片１１６
の外面Ｑとの間隙Ｓ内の回転方向の動作が自由であり、
各シフトフォークの切換スリーブ（図示せず）との摺動
による振動が各速シフトヨークを経てシフトアンドセレ
クトレバー１１４に伝達し易く、この振動が増幅されて
連絡アーム１４６、連絡ケーブル１４８を経て車室側の
シフトレバー装置に伝達してレバー振動やビビリ音を発
生してしまうという不都合があった。
機のシフト機構においては、シフトアンドセレクトレバ
ーの回転方向（ｂ方向）への動作が各速シフトヨークに
おいてのみ規制されているので、図１０・図１１に示す
如く、各速ヨーク１２０、１２４、１２８の内面Ｐとシ
フトアンドセレクトレバー１１４のレバー係合片１１６
の外面Ｑとの間隙Ｓ内の回転方向の動作が自由であり、
各シフトフォークの切換スリーブ（図示せず）との摺動
による振動が各速シフトヨークを経てシフトアンドセレ
クトレバー１１４に伝達し易く、この振動が増幅されて
連絡アーム１４６、連絡ケーブル１４８を経て車室側の
シフトレバー装置に伝達してレバー振動やビビリ音を発
生してしまうという不都合があった。
【００１４】また、シフトアンドセレクトレバー１１４
が間隙Ｓ内で動くので、この動作がレバー比によって増
幅されて車室側のシフトレバー装置上でガタツキが生じ
てシフトの節度感が低下するという不都合があった。
が間隙Ｓ内で動くので、この動作がレバー比によって増
幅されて車室側のシフトレバー装置上でガタツキが生じ
てシフトの節度感が低下するという不都合があった。
【００１５】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、セレクト操作時に軸方向
に移動されるとともにシフト操作時には回動されるシフ
トアンドセレクト軸と、このシフトアンドセレクト軸に
固定されたシフトアンドセレクトレバーと、前記シフト
アンドセレクト軸の軸方向移動時に前記シフトアンドセ
レクトレバーのレバー係合部に選択的に係合されるとと
もに前記シフトアンドセレクト軸の回動時には前記シフ
トアンドセレクトレバーのレバー係合部によって動作さ
れる複数の各速シフトヨークと、この各速シフトヨーク
に連設された各速シフトフォークと、シフト操作時に選
択されたシフトヨーク以外のシフトヨークの動作を防止
すべく前記シフトアンドセレクト軸上で前記シフトアン
ドセレクトレバーの基部位に設けられて前記シフトアン
ドセレクト軸の軸方向にのみ移動されるインタロックプ
レートとを備えた変速機のシフト装置において、前記シ
フトアンドセレクトレバーの基部と前記インタロックプ
レート間には前記シフトアンドセレクトレバーを各シフ
ト位置で押圧保持すべくレバー保持機構を設け、このレ
バー保持機構は前記シフトアンドセレクトレバーの基部
の内面に前記シフトアンドセレクト軸と平行に穿設した
収容穴にスプリング及びこのスプリングの両端で付勢さ
れる押圧ボールを設けるとともに前記シフトアンドセレ
クトレバーが回動された時に各シフト位置で前記押圧ボ
ールを係合するように前記インタロックプレートには同
一円上に複数のシフト穴部を設けて構成し、前記各速シ
フトヨークの内面と前記シフトアンドセレクトレバーの
前記レバー係合部の外面との間には間隙を形成したこと
を特徴とする。
述の不都合を除去するために、セレクト操作時に軸方向
に移動されるとともにシフト操作時には回動されるシフ
トアンドセレクト軸と、このシフトアンドセレクト軸に
固定されたシフトアンドセレクトレバーと、前記シフト
アンドセレクト軸の軸方向移動時に前記シフトアンドセ
レクトレバーのレバー係合部に選択的に係合されるとと
もに前記シフトアンドセレクト軸の回動時には前記シフ
トアンドセレクトレバーのレバー係合部によって動作さ
れる複数の各速シフトヨークと、この各速シフトヨーク
に連設された各速シフトフォークと、シフト操作時に選
択されたシフトヨーク以外のシフトヨークの動作を防止
すべく前記シフトアンドセレクト軸上で前記シフトアン
ドセレクトレバーの基部位に設けられて前記シフトアン
ドセレクト軸の軸方向にのみ移動されるインタロックプ
レートとを備えた変速機のシフト装置において、前記シ
フトアンドセレクトレバーの基部と前記インタロックプ
レート間には前記シフトアンドセレクトレバーを各シフ
ト位置で押圧保持すべくレバー保持機構を設け、このレ
バー保持機構は前記シフトアンドセレクトレバーの基部
の内面に前記シフトアンドセレクト軸と平行に穿設した
収容穴にスプリング及びこのスプリングの両端で付勢さ
れる押圧ボールを設けるとともに前記シフトアンドセレ
クトレバーが回動された時に各シフト位置で前記押圧ボ
ールを係合するように前記インタロックプレートには同
一円上に複数のシフト穴部を設けて構成し、前記各速シ
フトヨークの内面と前記シフトアンドセレクトレバーの
前記レバー係合部の外面との間には間隙を形成したこと
を特徴とする。
【００１６】
【作用】この発明の構成によれば、シフト操作時に、シ
フトアンドセレクト軸が回動されて選択されたシフトヨ
ークが動作するが、このとき、レバー保持機構の押圧ボ
ールが所定のシフト穴部に係合しているので、シフトア
ンドセレクトレバーが振動することがなく、車室側のシ
フトレバー装置に振動が伝達されず、レバー振動やビビ
リ音の発生を防止することができる。また、シフトアン
ドセレクトレバーが各シフト位置で押圧保持されるの
で、車室側のシフトレバー装置でのシフトの節度感を向
上させることができる。また、既存部品や設備を利用
し、スペース的、コスト的に有利とすることができる。
フトアンドセレクト軸が回動されて選択されたシフトヨ
ークが動作するが、このとき、レバー保持機構の押圧ボ
ールが所定のシフト穴部に係合しているので、シフトア
ンドセレクトレバーが振動することがなく、車室側のシ
フトレバー装置に振動が伝達されず、レバー振動やビビ
リ音の発生を防止することができる。また、シフトアン
ドセレクトレバーが各シフト位置で押圧保持されるの
で、車室側のシフトレバー装置でのシフトの節度感を向
上させることができる。また、既存部品や設備を利用
し、スペース的、コスト的に有利とすることができる。
【００１７】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図１〜図６は、この発明の実施
例を示すものである。図４〜図６において、２は変速
機、４は変速機ケース、６は歯車装置（図示せず）を操
作するシフト装置である。このシフト装置６は、セレク
ト操作時に軸方向（Ａ方向）に移動されるとともに、シ
フト操作時には軸回りに回動（Ｂ方向）されるシフトア
ンドセレクト軸８を有している。このシフトアンドセレ
クト軸８は、一端側が変速機ケース４に連設した第１保
持部１０によって支持され、他端側がコントロール軸
（図示せず）に連結して第２保持部１２によって支持さ
れている。即ち、前記シフトアンドセレクト軸８は、運
転者が車室側のシフトレバー装置のシフトレバー（図示
せず）をセレクト方向に作動させると、コントロール軸
が動くことによって軸方向に移動される一方、運転者が
シフトレバーをシフト方向に作動させると、コントロー
ル軸が動くことによって軸周りに回動されるものであ
る。
且つ具体的に説明する。図１〜図６は、この発明の実施
例を示すものである。図４〜図６において、２は変速
機、４は変速機ケース、６は歯車装置（図示せず）を操
作するシフト装置である。このシフト装置６は、セレク
ト操作時に軸方向（Ａ方向）に移動されるとともに、シ
フト操作時には軸回りに回動（Ｂ方向）されるシフトア
ンドセレクト軸８を有している。このシフトアンドセレ
クト軸８は、一端側が変速機ケース４に連設した第１保
持部１０によって支持され、他端側がコントロール軸
（図示せず）に連結して第２保持部１２によって支持さ
れている。即ち、前記シフトアンドセレクト軸８は、運
転者が車室側のシフトレバー装置のシフトレバー（図示
せず）をセレクト方向に作動させると、コントロール軸
が動くことによって軸方向に移動される一方、運転者が
シフトレバーをシフト方向に作動させると、コントロー
ル軸が動くことによって軸周りに回動されるものであ
る。
【００１８】このシフトアンドセレクト軸８には、シフ
トアンドセレクトレバー１４が固定して設けられてい
る。
トアンドセレクトレバー１４が固定して設けられてい
る。
【００１９】このシフトアンドセレクトレバー１４のレ
バー係合部１６は、シフトアンドセレクト軸８の軸方向
移動により、前進段の低速シフト軸である１速・２速シ
フト軸１８に連設した１速・２速シフトヨーク２０と前
進段の高速シフト軸である３速・４速シフト軸２２に連
設した３速・４速シフトヨーク２４と５速・リバースシ
フト軸２６に連設した５速・リバースシフトヨーク２８
と選択的に係合される前記５速・リバースシフト軸２６
と平行に、後述する５速フォーク３６とリバースアイド
ラアーム３８とを保持する５速・リバースガイド軸３０
が配設されている。
バー係合部１６は、シフトアンドセレクト軸８の軸方向
移動により、前進段の低速シフト軸である１速・２速シ
フト軸１８に連設した１速・２速シフトヨーク２０と前
進段の高速シフト軸である３速・４速シフト軸２２に連
設した３速・４速シフトヨーク２４と５速・リバースシ
フト軸２６に連設した５速・リバースシフトヨーク２８
と選択的に係合される前記５速・リバースシフト軸２６
と平行に、後述する５速フォーク３６とリバースアイド
ラアーム３８とを保持する５速・リバースガイド軸３０
が配設されている。
【００２０】図６に示す如く、前記１・２速シフト軸１
８には歯車装置の１速・２速スリーブ（図示せず）に係
合する１速・２速フォーク３２が設けられ、前記３・４
速シフト軸２２には３速・４速スリーブ（図示せず）に
係合する３速・４速フォーク３４が設けられている。ま
た、５速・リバースシフト軸２６には、一端側に５速ス
リーブ（図示せず）に係合し且つこの５速・リバースシ
フト軸２６に対して摺動可能に５速フォーク３６が設け
られるとともに他端側にはリバースアイドラアーム３８
が設けられている。
８には歯車装置の１速・２速スリーブ（図示せず）に係
合する１速・２速フォーク３２が設けられ、前記３・４
速シフト軸２２には３速・４速スリーブ（図示せず）に
係合する３速・４速フォーク３４が設けられている。ま
た、５速・リバースシフト軸２６には、一端側に５速ス
リーブ（図示せず）に係合し且つこの５速・リバースシ
フト軸２６に対して摺動可能に５速フォーク３６が設け
られるとともに他端側にはリバースアイドラアーム３８
が設けられている。
【００２１】また、前記シフトアンドセレクト軸８に
は、二重噛合を防止、つまりシフト操作時に選択された
一のシフトヨーク以外のシフトヨークが動作（図６のｃ
方向）するのを防止するインタロックプレート４０を有
するインタロック機構４２が設けられている。
は、二重噛合を防止、つまりシフト操作時に選択された
一のシフトヨーク以外のシフトヨークが動作（図６のｃ
方向）するのを防止するインタロックプレート４０を有
するインタロック機構４２が設けられている。
【００２２】前記インタロックプレート４０は、ガイド
ボルト４２によって第２保持部１２に保持され、シフト
アンドセレクト軸８の軸方向にのみ移動され、Ｂ方向へ
は回動不可能にされるものである。
ボルト４２によって第２保持部１２に保持され、シフト
アンドセレクト軸８の軸方向にのみ移動され、Ｂ方向へ
は回動不可能にされるものである。
【００２３】前記シフトアンドセレクトレバー１４の基
部１４ａとインタプレート４０間には、シフトアンドセ
レクトレバー１４を各シフト位置で押圧すべく、レバー
保持機構４６が設けられる。このレバー保持機構４６
は、図１、図２に示す如く、押圧ボール４８とスプリン
グ５０とシフト穴部５２−１、５２−２、５２−３とか
らなる。即ち、図１に示す如く、シフトアンドセレクト
レバー１４の基部１４ａの内面にシフトアンドセレクト
軸８と平行に穿設した収容穴５４を形成し、この収容穴
５４にはスプリング５０を設けるとともに、このスプリ
ング５０の付勢力で押圧すべくスプリング５０の両端に
押圧ボール４８を設け、また、インタロックプレート４
０にはシフトアンドセレクトレバー１４が回動された際
に各シフト位置で押圧ボール４８を係合、つまり、嵌込
むように、シフト穴部５２−１、５２−２、５２−３を
同一円上に形成する。
部１４ａとインタプレート４０間には、シフトアンドセ
レクトレバー１４を各シフト位置で押圧すべく、レバー
保持機構４６が設けられる。このレバー保持機構４６
は、図１、図２に示す如く、押圧ボール４８とスプリン
グ５０とシフト穴部５２−１、５２−２、５２−３とか
らなる。即ち、図１に示す如く、シフトアンドセレクト
レバー１４の基部１４ａの内面にシフトアンドセレクト
軸８と平行に穿設した収容穴５４を形成し、この収容穴
５４にはスプリング５０を設けるとともに、このスプリ
ング５０の付勢力で押圧すべくスプリング５０の両端に
押圧ボール４８を設け、また、インタロックプレート４
０にはシフトアンドセレクトレバー１４が回動された際
に各シフト位置で押圧ボール４８を係合、つまり、嵌込
むように、シフト穴部５２−１、５２−２、５２−３を
同一円上に形成する。
【００２４】また、図２に示す如く、各速シフトヨーク
２０、２４、２８の内面Ｐとシフトアンドセレクトレバ
ー１４のレバー係合部１６の外面Ｑとの間には、間隙Ｓ
が形成されている。
２０、２４、２８の内面Ｐとシフトアンドセレクトレバ
ー１４のレバー係合部１６の外面Ｑとの間には、間隙Ｓ
が形成されている。
【００２５】前記シフトアンドセレクト軸８の端部に
は、図５に示す如く、連絡アーム５６が連結されてい
る。この連絡アーム５６には、車室側のシフトレバー装
置に連絡する連絡ケーブル５８が連結されている。
は、図５に示す如く、連絡アーム５６が連結されてい
る。この連絡アーム５６には、車室側のシフトレバー装
置に連絡する連絡ケーブル５８が連結されている。
【００２６】次に、この実施例の作用を説明する。
【００２７】変速機２のセレクト操作時においては、シ
フトアンドセレクト軸８が軸方向に移動され、シフトア
ンドセレクトレバー１４のレバー係合部１６が軸方向移
動して選択されたいずれかのシフトヨークに係合する。
フトアンドセレクト軸８が軸方向に移動され、シフトア
ンドセレクトレバー１４のレバー係合部１６が軸方向移
動して選択されたいずれかのシフトヨークに係合する。
【００２８】そして、シフト操作時においては、シフト
アンドセレクト軸８が回動されているので、シフトアン
ドレバー１４と共に選択された一のシフトヨークが動作
して所定のシフトフォークが動作され、歯車装置が切換
えられる。
アンドセレクト軸８が回動されているので、シフトアン
ドレバー１４と共に選択された一のシフトヨークが動作
して所定のシフトフォークが動作され、歯車装置が切換
えられる。
【００２９】ところで、この実施例にあっては、シフト
アンドセレクトレバー１４は、スプリング５０の付勢力
によって押圧されている押圧ボール４８が各シフト位置
でシフト穴部５２−１、５２−２、５２−３のいずれか
に嵌込まれ、押圧保持されている。
アンドセレクトレバー１４は、スプリング５０の付勢力
によって押圧されている押圧ボール４８が各シフト位置
でシフト穴部５２−１、５２−２、５２−３のいずれか
に嵌込まれ、押圧保持されている。
【００３０】これにより、レバー係合部１６とシフトヨ
ーク２０、２４、２８との間隙Ｓが維持され、各フォー
クとスリーブ（図示せず）との摺動による振動が生ぜ
ず、振動が各シフトヨークを経てシフトアンドセレクト
レバー１４に伝達することがなく、車室側のシフトレバ
ー装置のレバー振動やビビリ音の発生を防止することが
できる。
ーク２０、２４、２８との間隙Ｓが維持され、各フォー
クとスリーブ（図示せず）との摺動による振動が生ぜ
ず、振動が各シフトヨークを経てシフトアンドセレクト
レバー１４に伝達することがなく、車室側のシフトレバ
ー装置のレバー振動やビビリ音の発生を防止することが
できる。
【００３１】また、シフトアンドセレクトレバー１４の
各シフト位置でのガタツキがなくなるので、車室側のシ
フトレバー装置上のシフトの節度感を向上させることが
できる。
各シフト位置でのガタツキがなくなるので、車室側のシ
フトレバー装置上のシフトの節度感を向上させることが
できる。
【００３２】更に、シフトアンドセレクトレバー１４と
インタロックプレート４０間には押圧ボール４８とスプ
リング５０とシフト穴部５２−１、５２−２、５２−３
とからなるレバー保持機構４６を設けたことにより、既
存部品や設備を利用し得て、スペース的、コスト的に有
利とすることができる。
インタロックプレート４０間には押圧ボール４８とスプ
リング５０とシフト穴部５２−１、５２−２、５２−３
とからなるレバー保持機構４６を設けたことにより、既
存部品や設備を利用し得て、スペース的、コスト的に有
利とすることができる。
【００３３】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、シフトアンドセレクトレバーの基部とイ
ンタロックプレート間にはシフトアンドセレクトレバー
を各シフト位置で押圧保持すべくレバー保持機構を設
け、このレバー保持機構はシフトアンドセレクトレバー
の基部の内面にシフトアンドセレクト軸と平行に穿設し
た収容穴にスプリング及びこのスプリングの両端で付勢
される押圧ボールを設けるとともにシフトアンドセレク
トレバーが回動された時に各シフト位置で押圧ボールを
係合するようにインタロックプレートには同一円上に複
数のシフト穴部を設けて構成し、各速シフトヨークの内
面とシフトアンドセレクトレバーのレバー係合部の外面
との間には間隙を形成したことにより、シフトアンドセ
レクトレバーに振動が発生するのを抑制し、レバー振動
やビビリ音の発生を防止するとともに、シフトの節度感
を向上し、更に、既存部品や設備を利用し、スペース
的、コスト的に有利とし得る。
発明によれば、シフトアンドセレクトレバーの基部とイ
ンタロックプレート間にはシフトアンドセレクトレバー
を各シフト位置で押圧保持すべくレバー保持機構を設
け、このレバー保持機構はシフトアンドセレクトレバー
の基部の内面にシフトアンドセレクト軸と平行に穿設し
た収容穴にスプリング及びこのスプリングの両端で付勢
される押圧ボールを設けるとともにシフトアンドセレク
トレバーが回動された時に各シフト位置で押圧ボールを
係合するようにインタロックプレートには同一円上に複
数のシフト穴部を設けて構成し、各速シフトヨークの内
面とシフトアンドセレクトレバーのレバー係合部の外面
との間には間隙を形成したことにより、シフトアンドセ
レクトレバーに振動が発生するのを抑制し、レバー振動
やビビリ音の発生を防止するとともに、シフトの節度感
を向上し、更に、既存部品や設備を利用し、スペース
的、コスト的に有利とし得る。
【図１】変速機のシフト装置のレバー保持機構の一側の
構成図である。
構成図である。
【図２】シフト装置のレバー保持機構の他側の構成図で
ある。
ある。
【図３】シフトアンドセレクトレバーが回動した状態の
レバー保持機構の説明図である。
レバー保持機構の説明図である。
【図４】変速機の一部断面図である。
【図５】図４の矢印Ｖによる側面図である。
【図６】シフト装置の一部断面図である。
【図７】従来における変速機のシフト装置の一側構成図
である。
である。
【図８】図７の矢印〓による側面図である。
【図９】図７におけるシフト装置の一部断面図である。
【図１０】インタロック機構の概略図である。
【図１１】シフトアンドセレクトレバーが動作したイン
タロック機構の説明図である。
タロック機構の説明図である。
２ 変速機 ４ シフト装置 ８ シフトアンドセレクト軸 １４ シフトアンドセレクトレバー １６ レバー係合部 １８ １速・２速シフト軸 ２０ １速・２速シフトヨーク ２２ ３速・４速シフト軸 ２４ ３速・４速シフトヨーク ２６ ５速・リバースシフト軸 ２８ ５速・リバースシフトヨーク ４０ インタロックプレート ４２ インタロック機構 ４６ レバー保持機構 ４８ 押圧ボール ５０ スプリング ５２ シフト穴部 ５４ 収容穴
Claims (1)
- 【請求項１】 セレクト操作時に軸方向に移動されると
ともにシフト操作時には回動されるシフトアンドセレク
ト軸と、このシフトアンドセレクト軸に固定されたシフ
トアンドセレクトレバーと、前記シフトアンドセレクト
軸の軸方向移動時に前記シフトアンドセレクトレバーの
レバー係合部に選択的に係合されるとともに前記シフト
アンドセレクト軸の回動時には前記シフトアンドセレク
トレバーのレバー係合部によって動作される複数の各速
シフトヨークと、この各速シフトヨークに連設された各
速シフトフォークと、シフト操作時に選択されたシフト
ヨーク以外のシフトヨークの動作を防止すべく前記シフ
トアンドセレクト軸上で前記シフトアンドセレクトレバ
ーの基部位に設けられて前記シフトアンドセレクト軸の
軸方向にのみ移動されるインタロックプレートとを備え
た変速機のシフト装置において、前記シフトアンドセレ
クトレバーの基部と前記インタロックプレート間には前
記シフトアンドセレクトレバーを各シフト位置で押圧保
持すべくレバー保持機構を設け、このレバー保持機構は
前記シフトアンドセレクトレバーの基部の内面に前記シ
フトアンドセレクト軸と平行に穿設した収容穴にスプリ
ング及びこのスプリングの両端で付勢される押圧ボール
を設けるとともに前記シフトアンドセレクトレバーが回
動された時に各シフト位置で前記押圧ボールを係合する
ように前記インタロックプレートには同一円上に複数の
シフト穴部を設けて構成し、前記各速シフトヨークの内
面と前記シフトアンドセレクトレバーの前記レバー係合
部の外面との間には間隙を形成したことを特徴とする変
速機のシフト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3093581A JP3024250B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 変速機のシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3093581A JP3024250B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 変速機のシフト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04302775A JPH04302775A (ja) | 1992-10-26 |
| JP3024250B2 true JP3024250B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=14086242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3093581A Expired - Fee Related JP3024250B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 変速機のシフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3024250B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103273345A (zh) * | 2013-05-16 | 2013-09-04 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 换挡摆杆w面车加工夹具 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2888303A1 (fr) * | 2005-07-05 | 2007-01-12 | Renault Sas | Dispositif de billage et boite de vitesses a arbres paralleles |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP3093581A patent/JP3024250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103273345A (zh) * | 2013-05-16 | 2013-09-04 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 换挡摆杆w面车加工夹具 |
| CN103273345B (zh) * | 2013-05-16 | 2015-10-21 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 换挡摆杆w面车加工夹具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04302775A (ja) | 1992-10-26 |
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