JP3023996U - パレット - Google Patents

パレット

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JP3023996U
JP3023996U JP1995011220U JP1122095U JP3023996U JP 3023996 U JP3023996 U JP 3023996U JP 1995011220 U JP1995011220 U JP 1995011220U JP 1122095 U JP1122095 U JP 1122095U JP 3023996 U JP3023996 U JP 3023996U
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JP
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girder
deck
reinforcing
pallet
fork insertion
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JP1995011220U
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田 通 宏 坂
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Mitsui and Co Ltd
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Mitsui and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】フォークの挿入方向に制約のない折版構造のデ
ッキを有するパレットの提供。 【解決手段】山部1aと谷部1bとが交互に連続する折
版状の金属板からなるデッキ1の下面の少くとも左右部
に山部および谷部が走る方向に対し直交する方向に桁4
が固設されたパレットにおいて、桁4には、フォークリ
フトのフォーク3,3の間隔に対応する左右間隔を有し
かつ桁の上面との間に所要幅の補強面部6を残置してフ
ォーク挿入孔5,5を開口し、補強面部6の領域に補強
材9,15を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は荷役に用いられるパレットに係り、特に金属材を主体とするパレット に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフトを用いて各種荷物を運搬する際には、パレット上に荷物を積載 し、そのパレットにフォークリフトのフォークを挿入して持ち上げ、所定の場所 へ運搬するようになされている。
【0003】 この種のパレットは、従来木材により構成された木製パレットが主流を占めて いたが、木材資源保護、および耐久性等の観点から近時ではプラスチックによる 成形品や金属製のパレットに移行しつつある。なかでも燻蒸時に使用するパレッ トには金属製のものが要求されている。
【0004】 金属製のパレットは、一般に図11にその一例を示すように、荷物を積載する 載置面を構成するデッキ1として、台形状の山部1aと谷部1bとが互い違いに 連続するよう褶曲された折版状の鋼板が用いられ、その下面の左右部で前記山部 1aおよび谷部1bが走る方向に対し直交する方向に桁2,2が固着され、図1 1の矢印A方向からフォーク3,3をデッキ1の下面にそって挿入し、パレット を持ち上げて運搬するようになされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の金属製パレットでは、そのデッキ1の山部1aおよび谷部 1bと直交する方向(図11のA方向)からフォーク3,3を挿入して持ち上げ るようにしないとデッキ1の剛性が保たれず、そのためフォーク3,3の挿入方 向が限定され、荷役時における取り廻しが制約されて効率のよい荷役作業を妨げ るものとなっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、デッキに折版状の金属板を用いたパレットであっても、いずれの方 向からフォークを挿入して支持してもデッキの剛性を損うことがなく、荷役作業 の効率化を図ることを課題としてなされたもので、デッキの下面に固着される桁 を横切るようにフォークを挿入可能とするとともにこの桁自体がデッキの剛性を 補い、重量物の運搬でも支障なく行うことができるようにしたことにある。
【0007】 上記課題を解決するための手段として本考案は、前記桁にフォークの間隔に対 応する左右間隔を有しかつ桁の上面との間に所要幅の補強面部を残置してフォー ク挿入孔を開口し、前記補強面部の領域に補強材を設けたことにある。
【0008】 上記桁は、閉断面を有する型材であるほか、金属板を断面略U字状に折曲して その側板部上端に外方へ向け水平に突出するデッキ溶接用フランジを有し該フラ ンジの下部との間に所要幅の補強面部を残置してフォーク挿入孔が開口したもの であってもよい。
【0009】 補強材としては、フォーク挿入孔の上端内部に設けた受板とデッキ下面との間 に収納され縦方向に剛性を有する詰物によるもの、あるいは前記フランジの下部 とフォーク挿入孔の上縁との間の外面に補強材としての鋼板製のバンドを巻着し たもの、さらには前記フォーク挿入孔を打抜く際にその打抜き片の上端が側板部 に連設された状態として内側へ直角に折曲し、相対向する打抜き片の先端を重ね 合わせて溶着することにより受板を形成し、この受板とデッキ下面との間に縦方 向に剛性を有する補強材を詰納するようにしたものや、前記フランジに係合する 係合縁を有し該フランジからフォーク挿入孔の上縁に至る深さを有して略U字状 に折曲形成された受部材を設け、この受部材の係合縁を前記フランジに重ねて溶 着するとともにこの受部材の底板部とデッキ下面との間に縦方向に剛性を有する 補強材を詰納するものを含む。
【0010】 上記の構成により、デッキの山部および谷部と平行する方向からであっても、 桁のフォーク挿入孔にフォークを挿入して持ち上げたときデッキ上の積荷の重量 はフォークの上部に位置する補強面部の存在およびその部分に設けられる補強材 により支えられ、デッキを撓ませることがない。したがっていずれの方向からも フォークを挿入して持ち上げることができ、フォークリフトによる作業の効率化 を図ることができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に示す実施の形態を参照して説明する。 本考案によるパレットの基本構成は、図1に外観を、図2に正面を示すように 、前記図11に示したと同様、台形状断面の山部1aと谷部1bとが互い違いに 連続するよう褶曲された鋼板製のデッキ1を有し、このデッキ1の下面の前記山 部1aおよび谷部1bが走る方向に対し直交する方向の両端近くに桁4,4が固 着されている。
【0012】 この桁4,4は鋼材製の直方体形状を有するもので、その側面部4aにはフォ ーク3,3の間隔に対応する間隔をおいて左右一対のフォーク挿入孔5,5が形 成され、図1の矢印B方向からフォーク3,3を挿入可能とされている。
【0013】 上記フォーク挿入孔5,5は、桁4の下面からフォーク3,3を挿入し得る高 さに開口され、このフォーク挿入孔5,5の上縁5aと桁4の上端との間には高 さ寸法H(図2示)の補強面部6,6が残されている。
【0014】 図3,図4は、桁4の一実施形態を示すもので、この例では閉断面を有する鋼 材からなっており、その上面部4bの長手方向両側部にはデッキ1にスポット溶 接するためのフランジ7,7を有し、フォーク挿入孔5,5の上縁位置の内部に は図4に示すように受板8が設けられ、この受板8と桁4の上面部4bとの間に は縦方向に剛性を有する補強材9が詰納されていて圧縮荷重を分担するようにな されている。
【0015】 上記桁4の両端開放面には蓋板10,10が溶着されていて両端が封止されて いる。この蓋板10,10は、下端に屈曲部11を有し、桁4の端部に溶着した とき屈曲部11が接地し、桁4を若干浮き上がった状態に支えるようになってい る。
【0016】 前記補強材9は、図5(A)に示すような円筒状部片9a、同(B)に示すよ うな角柱状部片9b等、適宜なものを使用することができ、場合によっては鉄製 の空缶等、縦方向に剛性を有するものであれば使用することができる。
【0017】 図6〜図8は桁4の他の実施形態を示すもので、鋼板を折曲して形成されるも のである。すなわち図8に展開状態を示すように、予め平板状の鋼板素材12の 所定位置にフォーク挿入孔5,5…を穿設しておき、次いで折線13,13およ び14,14で図6に示すように略U字形断面状に折り曲げて下面部4c、両側 面部4a,4a、およびフランジ7,7を有する桁4とされるものである。
【0018】 そして前記補強面部6の高さ寸法Hと同一乃至は若干広幅の帯鋼からなる補強 材としてのバンド15を前記フランジ7,7の下面とフォーク挿入孔5,5の上 縁5aとの間に巻回してスポット溶接により固着される。したがって図7に断面 を示すように、フォーク挿入孔5,5の上部の補強面部6,6の外面にバンド1 5が位置し、フォーク挿入孔5,5にフォーク3,3を挿入して持ち上げるとき バンド15の下端を同時に支えることになって、補強面部6,6と共にデッキ1 を支えることになる。
【0019】 なお、上記バンド15による補強材は、桁4を一周させず、桁4の長手方向片 面ずつ分離させたものを溶着させてもよく、さらにはフォーク挿入孔5,5の開 口幅を包含する長さの範囲にのみ設けるようにしてもよい。また上記フォーク挿 入孔5の穿孔時にフォーク挿入孔5の下縁部分に切起し片16,16を連設して おき、この切起し片16,16を内側に折り込んでフォーク挿入孔5の下縁を補 強するようにすることが好ましい。
【0020】 図9は上記フォーク挿入孔5,5を打抜く際に上縁部分に折曲片17,17を 残し、これら折曲片17,17を内方に直角に折り曲げてその先端同士を重ね合 わせ、その重ね合わせた部分をスポット溶接して固着することにより図4に示し た受板8と同様の機能を有する受板が構成され、これら折曲片17,17とデッ キ1の下面との間に前述の補強材9を詰納するようになされたものである。この 場合は、図9に示した補強用のバンド15は省略してもよい。
【0021】 図10は、上記受板の別な実施形態を示すもので、桁4のフランジ7,7に係 合する係合縁18,18を有し、前記フランジ7,7からフォーク挿入孔5の上 縁5aに至る深さを有するよう略U字状に折曲形成された受部材19を備え、こ の受部材19の係合縁18,18と桁4のフランジ7,7とをスポット溶接によ り固着し、その受部材19の底板部19aとデッキ1の下面との間に補強材9を 詰納するようになされたものである。
【0022】 したがって上記いずれの実施形態においても、桁4,4のフォーク挿入孔5, 5にフォークリフトのフォーク3,3を挿入してパレットを持ち上げたとき、デ ッキ1上に積載された荷物の重量は桁4,4の補強面部6,6の位置に設けられ る補強材9またはバンド15を介して支えられ、その荷重は桁4の全域に分散さ れて桁4,4のみで荷重を支持することができ、デッキ1の山部1a,谷部1b と平行な方向でのフォーク3,3による2点支持であってもデッキ1を撓ませる ことがない。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、山部と谷部とが交互に連続する折版状の 金属製デッキを有するパレットであっても、フォークリフトのフォークをいずれ の方向からも挿入して持ち上げることができるので、フォークリフトによる作業 性を著しく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるパレットの基本形態を示す斜視
図。
【図2】図1のB矢視図。
【図3】桁の一実施形態を示す一部分解斜視図。
【図4】図3のC−C拡大断面図。
【図5】(A),(B)は図4における補強材の一例を
示す斜視図。
【図6】桁の他の実施形態を示す斜視図。
【図7】図6のD−D拡大断面図。
【図8】図6の桁を製作する過程を示す展開平面図。
【図9】桁の他の実施形態を示す図7相当図。
【図10】桁の他の実施形態を示す一部の斜視図。
【図11】従来の金属製パレットを示す斜視図。
【符号の説明】
1 デッキ 1a 山部 1b 谷部 2,4 桁 3 フォーク 5 フォーク挿入孔 6 補強面部 7 フランジ 8 受板 9 補強材 10 蓋板 11 屈曲部 15 補強用バンド 16 切起し片 17 折曲片 18 係合縁 19 受部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】山部と谷部とが交互に連続する折版状の金
    属板からなるデッキの下面の少くとも左右部に該山部お
    よび谷部が走る方向に対し直交する方向に桁が固設され
    たパレットにおいて、前記桁には、フォークリフトのフ
    ォークの間隔に対応する左右間隔を有しかつ桁の上面と
    の間に所要幅の補強面部を残置してフォーク挿入孔を開
    口し、前記補強面部の領域に補強材を設けたことを特徴
    とするパレット。
  2. 【請求項2】前記補強材は、フォーク挿入孔の上端内部
    に設けた受板とデッキ下面との間に収納され縦方向に剛
    性を有する詰物からなる請求項1記載のパレット。
  3. 【請求項3】前記桁が、金属板を断面略U字状に折曲し
    てその側板部上端に外方へ向け水平に突出するデッキ溶
    接用フランジを有し該フランジの下部との間に所要幅の
    補強面部を残置してフォーク挿入孔が開口されている請
    求項1記載のパレット。
  4. 【請求項4】前記フランジの下部とフォーク挿入孔の上
    縁との間の外面に補強材としての鋼板製バンドが巻着さ
    れている請求項3記載のパレット。
  5. 【請求項5】前記フォーク挿入孔を打抜く際にその打抜
    き片の上端が側板部に連設された状態として内側へ直角
    に折曲し、相対向する打抜き片の先端を重ね合わせて溶
    着することにより受板を形成し、この受板とデッキ下面
    との間に縦方向に剛性を有する補強材が詰納されている
    請求項3記載のパレット。
  6. 【請求項6】前記フランジに係合する係合縁を有し該フ
    ランジからフォーク挿入孔の上縁に至る深さを有して略
    U字状に折曲形成された受部材を設け、この受部材の係
    合縁を前記フランジに重ねて溶着するとともにこの受部
    材の底板部とデッキ下面との間に縦方向に剛性を有する
    補強材が詰納されている請求項3記載のパレット。
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