JP7348653B2 - 組立式鋼製輸送容器 - Google Patents

組立式鋼製輸送容器 Download PDF

Info

Publication number
JP7348653B2
JP7348653B2 JP2020028036A JP2020028036A JP7348653B2 JP 7348653 B2 JP7348653 B2 JP 7348653B2 JP 2020028036 A JP2020028036 A JP 2020028036A JP 2020028036 A JP2020028036 A JP 2020028036A JP 7348653 B2 JP7348653 B2 JP 7348653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
stile
waist
upper stile
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020028036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021130500A (ja
Inventor
匠 久下沼
昌宏 渋谷
拓哉 片山
Original Assignee
親和パッケージ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 親和パッケージ株式会社 filed Critical 親和パッケージ株式会社
Priority to JP2020028036A priority Critical patent/JP7348653B2/ja
Publication of JP2021130500A publication Critical patent/JP2021130500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7348653B2 publication Critical patent/JP7348653B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

本発明は組立式鋼製輸送容器に係り、特に隣接する側フレームとつまフレームを折曲げ可能な一枚フレームで構成することで、組立と解体を容易化し部品点数を削減した組立式鋼製輸送容器に関する。
従来、特許文献1等において、工具やボルト等を使用することなく組立と解体が可能な鋼製輸送容器が提案されている。
特開平8-143035号公報
しかしながら、従来の鋼製輸送容器は、折曲げ可能な一枚フレームの両端にある柱部材同士を、腰下フレームの対角コーナー部において抱き合わせ係合する構造であった。そして、抱き合わせ係合した柱部材の下端部に接続する下框が、腰下フレームの辺々上に配置されていた。
このため、腰下フレーム上にコルゲートパネル(床パネル)などの積荷支持部材を配置する場合、当該支持部材の前端部と後端部を下框がある腰下フレームの滑材上まで延ばすことができなかった。積荷支持部材はできるだけ多くの滑材で支持するのが望ましいが、従来のこの種の輸送容器では、前述の制約から積荷支持部材の支持強度が不足するおそれがあった。もちろん、追加の滑材等による支持部材の補強は可能であるが、そうすると部品点数、製品コスト、製品重量がすべて増大する。
本発明は、かかる事情に鑑みて提案されたもので、折曲げ可能な一対の一枚フレームを有する鋼製輸送容器において、追加の滑材等を設けることなく積荷支持部材の支持強度を増大可能にすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、矩形状の腰下フレームと、前記腰下フレームの対向する二辺に着脱可能に係合する一対の側フレームとを有し、当該一対の側フレームは、それぞれの側フレームの一端又はいずれか一方の側フレームの両端に、当該側フレームに折曲げ可能に連結されると共に折曲げ状態において前記対向する二辺以外の二辺と折曲げ部分を除いて非接触でその上方に配置されるつまフレーム部を有することを特徴とする。
本発明によれば、側フレームが係合しない腰下フレームの二辺を支持部として有効利用することができ、追加の滑材等を設けることなく積荷支持部材の支持強度を増大することが可能になる。
本発明の実施形態に係る組立式鋼製輸送容器の組立完了後の斜視図である。 側フレームの立ち上げ状態を示す組立式鋼製輸送容器の斜視図である。 側フレームの床置き平面図である。 側フレームの変形例の床置き平面図である。 側フレームの位置決め状態を示す斜視図であって、(a)位置決め箇所を示す輸送容器の斜視図、(b)立設直前の側フレームの基端部斜視図、(c)立設完了後の側フレームの基端部斜視図である。 側フレームとつまフレーム部の係合状態を示す斜視図であって、(a)係合直前の斜視図、(b)係合途中の斜視図、(c)係合後の斜視図である。 側フレームとつまフレーム部の係合状態を示すコーナー部の平面図であって、コーナー金具の(a)装着前の平面図と(b)装着後の平面図である。 コーナー金具の(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図である。 腰下にコルゲートパネルを使用した組立式鋼製輸送容器の斜視図である。 コルゲートパネルを使用した腰下の(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図である。 腰下のコルゲートパネルの端部斜視図である。 腰下に渡し板を掛けて積荷(オートバイ)を揚げ降ろしする状態を示す断面図であって、(a)本実施形態の腰下の断面図、(b)従来の腰下の断面図である。
以下に本発明の実施形態に係る組立式鋼製輸送容器について図面を参照して説明する。なお、以下の説明中においては複数図面にわたる同一箇所には同一符号を付することで重複する説明を適宜省略するものとする。
図1A、図1Bに示すように、組立式鋼製輸送容器100は、長方形の腰下フレーム10と、2枚の側フレーム20、30と、4つのコーナー金具40と、2本の天梁50を有する。2枚の側フレーム20、30、4つのコーナー金具40および2本の天梁50は、それぞれ同形同大である。
(腰下フレーム)
長方形の腰下フレーム10は、短手方向に平行に配置された4本の滑材11~14と、当該滑材11~14を連結するように長手方向すなわち滑材11~14と直交する方向に配置された2本の外側連結材16、17と、2本の内側連結材18と、当該内側連結材18の相互間に配置された積荷支持部材19を有する。
積荷支持部材19は、ここでは被輸送製品である自立状態のオートバイを支持するために使用する。積荷支持部材19はオートバイの前後輪を支持するビーム状の渡しプレートを有し、当該渡しプレートの断面はV字状とされている。これにより前後輪のタイヤを安定支持する。
また積荷支持部材19の一端部には円弧状の凹所19aが形成され、当該凹所19aにオートバイの前輪のタイヤを位置決めすることで、輸送容器100に対するオートバイの前後方向位置を一定にする。また、凹所19aによってオートバイのハンドル高さを低くし、輸送容器100の高さを節約する。オートバイのハンドルの両端部は、側フレーム20、30の後述する柱部材22と23の間、および柱部材32と33の間に位置する。
積荷支持部材19の前後両端部19b、19cは、腰下フレーム10の長手方向両端の滑材11、14に支持され、かつ、積荷支持部材19の中間部は他の滑材12~13によって支持される。内側連結材18の両端部も同様である(図1Aの拡大図参照)。詳しくは、滑材11~14は同一のハット型鋼で構成され、各滑材11~14のハット型の上端フランジ部に積荷支持部材19の下面が溶接付けされている。積荷支持部材19の前後両端部は、両端の滑材11~14の外側フランジ部まで延びて溶接付けされている。
従来の輸送容器では、積荷支持部材19の前後両端部を両端の滑材11、14の内側フランジ部にしか溶接付けできなかった。これは、滑材11、14の外側フランジ部につまフレームの下框が当接していて、積荷支持部材19の両端部を外側フランジ部まで延長して溶接付けすることができなかったからである。このため、積荷支持部材19に大きな荷重が作用すると、滑材11、14の支持強度の不足により滑材11、14の長手方向中央部が捩られて外膨れ変形する問題があった。
しかし、本実施形態では、前述のように積荷支持部材19の前後両端部を滑材11~14の外側フランジ部まで延ばして溶接付けしている。これにより、滑材11、14に作用する荷重を安定的に支持することができ、強度不足による滑材11、14の変形を抑制することができる。また、このように積荷支持部材19の前後両端部を延長することで、腰下フレーム10の外形寸法を被輸送製品の搭載スペースとして最大限に有効利用することが可能となる。
このようにすべての滑材11~14で積荷支持部材19を安定支持しているため、十分な支持強度を確保することができる。側フレームとつまフレームを折曲げ可能な一枚フレームで構成した従来の輸送容器では、前述したようにつまフレームの下框が邪魔になるため、両端の滑材11、14を積荷支持部材19の支持用に有効利用することができなかった。
(側フレーム)
2枚の側フレーム20、30のうち一方の側フレーム20は、所定間隔をあけて配置された垂直な4本の柱部材21~24と、これら柱部材21~24の上端部を連結する水平な上框25と、柱部材21~24の下端部を連結する水平な下框26と、3本の斜材27a、27b、28を有する。斜材27a、27bは、柱部材21と22の間、および柱部材23と24の間に補強材として配置されている。また、斜材28は端部上框25bの補強材として配置されている。柱部材24、端部上框25bおよび斜材28によって、三角形を基本形とするトラス構造のつまフレーム部が構成される。
他方の側フレーム30も同じ構造であって、所定間隔をあけて配置された垂直な4本の柱部材31~34と、これら柱部材31~34の上端部を連結する水平な上框35と、柱部材31~34の下端部を連結する水平な下框36と、3本の斜材37a、37b、38を有する。斜材37a、37bは、柱部材31と32の間、および柱部材33と34の間に補強材として配置されている。また、斜材38は端部上框35bの補強材として配置されている。
柱部材34、端部上框35bおよび斜材38によって、三角形を基本形とするトラス構造のつまフレーム部が構成される。4つのコーナー金具40と2本の天梁50については、図1A~図4Aを説明した後で説明することにする。
側フレーム20の上框25と下框26は、図2Aに示すように、楕円で囲んだ部分(柱部材24の上下両端部分)で折曲げ可能に構成されている。これは他方の側フレーム30も同じである。
すなわち、上框25は断面コ字状ないしU字状の押出し部材で構成されているが、当該断面のニ辺が本体上框25aと端部上框25bの間で予め切断されている。そして残る一辺が、破線で示す折曲げ線Fに沿って塑性変形で折曲げ可能に構成されている。
一方、下框26は断面L字状の押出し部材で構成されているが、L字状断面の一辺が本体下框26aと端部下框26bの間で予め切断されている。そして残る一辺が破線で示す折曲げ線Fに沿って塑性変形で折曲げ可能に構成されている。
上框25と下框26の折曲げ線Fの位置は水平方向で同じ位置であって、上下2つの折曲げ線Fに沿って、端部上框25bと斜材28で構成されるトラス構造のつまフレーム部を直角に曲げ可能とされている。このようにつまフレーム部を直角に曲げることで、図1Aのように、輸送容器100のつま面を構成することができる。
他方の側フレーム30についても、折曲げ線Fによるつまフレーム部の直角折曲げは前述と同じであって、図1Aのように、側フレーム20の右側つまフレーム部と対向するように、輸送容器100の左側でつま面を構成することができる。前述のトラス構造のつまフレーム部は、折曲げ部分を除いて、非接触で腰下10の滑材11、14がある二辺の上方に配置される。なお前記側フレーム20は、図2Bのように、一方の側フレーム20の両端部につまフレーム部を形成し、他方の側フレーム20にはつまフレーム部がない構成にすることも可能である。
(傾斜スリット、長手スリット)
端部上框25bと端部上框35bの先端部、および、本体上框25aと本体上框35aの一端部(折曲げ線Fがない側の端部)に、それぞれ、傾斜スリットC1と長手スリットC2が形成されている。また、端部上框25bと端部上框35bの基端部、および、本体上框25aと本体上框35aの他端部(折曲げ線Fがある側)に、それぞれ、長手スリットC2が形成されている。
図4A(a)~(c)は、端部上框25bの先端部と、本体上框35aの一端部に、それぞれ形成された傾斜スリットC1と長手スリットC2を示す。傾斜スリットC1は、端部上框25bと端部上框35bの長手方向、および、本体上框25aと本体上框35aの長手方向に対して、45度の角度で傾斜して所定長さで延びている。
長手スリットC2は、端部上框25bと端部上框35bの長手方向、および、本体上框25aと本体上框35aの長手方向に対して、同方向で所定長さで延びている。これら傾斜スリットC1と長手スリットC2は、後述するコーナー金具40の係合爪41、42を係合させるための係合孔として作用する。
端部上框25bと端部上框35bの傾斜スリットC1は、図4A(c)のように、端部上框25b(36b)を本体上框35a(25a)に水平方向から係合させると、互いに重なるように配置されている。すなわち、端部上框25b(36b)の先端部に形成された挿入舌片P3を、本体上框35a(25a)の先端部側面に形成された係合スリットC3に挿入すると、端部上框25b(36b)の先端部上壁が、本体上框35a(25a)の先端部上壁の上に重なり、両者の傾斜スリットC1が重なり合う。
(コーナー金具)
図4B(a)(b)は、図4A(c)のように端部上框25bの先端部を本体上框35aの先端部に係合させた状態を上から見た図である。図4B(a)に見える傾斜スリットC1と長手スリットC2に、図4B(b)のコーナー金具40の係合爪41、42を挿入・係合する。これで端部上框25bと本体上框35aがコーナー金具40で堅固に連結される。
コーナー金具40は、図5に示すように、平面視でほぼ直角二等辺三角形状の板金部材43で構成されている。板金部材43の直角の角部に、垂直下向きに延びた係合爪41が形成されている。また板金部材43の他の角部に隣接して別の係合爪42が垂直下向きに形成されている。
板金部材43の中央部には、半球状の嵌合凸部44が形成されている。この嵌合凸部44は、図1Aの輸送容器100を段積みする際に、上下の輸送容器100相互間での位置ズレを防止するためのものである。嵌合凸部44は、段積み状態において、上段の輸送容器100の滑材11、14の両端部底壁に形成されている円形の嵌合孔に嵌入する。
板金部材43の直交二辺に、端部上框25bと本体上框35aの先端部外側面(あるいは端部上框35bと本体上框25aの先端部外側面)に接触するように、所定長さで下向きに延びた位置決め片45が形成されている。この位置決め片45によって、端部上框25bと本体上框35aの先端部、端部上框35bと本体上框25aの先端部が、外側に位置ズレするのが防止される。また折曲げ線Fがあるコーナー部においては、当該位置決め片45によって、本体上框25a、35aと端部上框25b、35bの直角曲げ状態が保持される。
位置決め片45の下端部にはV字状の折曲部45aが形成されている。当該折曲部45aの頂部が、図4Bにおいて、端部上框25bと本体上框35aの先端部外壁下縁に係合することで、コーナー金具40の浮き上がりや上方脱落が防止される。他のコーナー金具40についても同様である。
板金部材43の鋭角部近傍の2個所に、エンボス成型による凸状部46が下向きに形成されている。この凸状部46は、端部上框25b、35bと本体上框25a、35aの内側角部に、それぞれ係合する。これにより、端部上框25b、35bと本体上框25a、35aが、内側に位置ズレするのが防止される。
(輸送容器の組立)
輸送容器100を図1Aのように組み立てるには、まず2枚の側フレーム20、30を図2Aの折曲げ線Fに沿って直角に折曲げてL字状にする。L字状にした2枚の側フレーム20、30を、図1Bに示すようにやや外側に傾けた状態から垂直に引き起こすことで、側フレーム20、30の下框の水平フランジ部を、腰下フレーム10の外側連結材16,17のグリップ金具の内折り部の下側に係合させる。
この状態を図3の(b)(c)で説明すると、側フレーム20の本体下框26aの水平フランジ部26a1を、連結材16のグリップ金具の内折り部16aの下側に係合させる。この際、柱部材22の下端部が、グリップ金具に形成した位置決め用の切欠き部16bに嵌入するようにする。これで側フレーム20、30を腰下フレーム10に位置決め固定することができる。
次に、垂直に引き起こした側フレーム20、30の端部上框25b、35bの先端部の挿入舌片P3を、本体上框35a、25aの係合スリットC3に挿入する。そして図4B(b)のようにコーナー金具40を垂直上方から装着する。
最後に、上框25、35相互間に2本の天梁50を水平に掛け渡して輸送容器100の組立を完了する。天梁50の両端部には図1Aの拡大図のように、L字状に屈曲した2つの係合部50aが形成されているので、当該係合部50aを柱部材23の凸部を挟むようにして係合させる。これで天梁50の位置ズレを防止する。組立が完了した輸送容器100において、図1Aのように、トラス構造のつまフレーム部が折曲げ部分を除いて非接触で腰下10の滑材11、14がある二辺の上方に配置される。
(腰下フレームの変形例)
前述した腰下フレーム10の積荷支持部材19はオートバイ支持用としたが、腰下フレーム10ないし積荷支持部材19は、組立式鋼製輸送容器100の用途ないし被輸送製品に応じて様々な型式に変形することが可能である。図6は腰下フレーム10の一つの変形例であって、滑材11~14の上に図7の積荷支持部材としてのコルゲートパネル15を溶接付けしたものである。
腰下フレーム10にコルゲートパネル15を取り付けた従来の輸送容器では、コルゲートパネルの凹凸状両端部を両端の滑材11、14の内側フランジ部にのみ溶接付けしていた。滑材11、14の外側フランジ部にはつまフレームの下框が当接していているため、コルゲートパネルの凹凸状端部を外側フランジ部まで延長して溶接付けすることができなかったからである。このため、コルゲートパネル15に大きな積荷荷重が作用すると、滑材11、14の長手方向中央部が捩られて外膨れ変形しやすくなる。
しかし、本実施形態では、前述したように両端の滑材11、14の上を空けているので、図8のようにコルゲートパネル15の凹凸状両端部の短手方向中央部15aを、滑材14の外側フランジ部14aまで延長して滑材14の内外両フランジ部14a、14bに溶接付けしている。反対側の滑材11でも図8と同様である。この結果、コルゲートパネル15の両端を滑材11、14によって安定的に支持することが可能となり、強度不足による滑材11、14の外膨れ変形を抑制することができる。
なお、コルゲートパネル15の四隅部(図7の楕円VIIIの部分)すなわち凹凸状両端部の短手方向両端部15bは、図8のように滑材14の外側フランジ部14aまで延長しないで内側フランジ部14bにのみ溶接付けする。反対側の滑材11でも図8と同様である。外側フランジ部14aまで延長すると、端部下框26bや斜材28の下端部(折曲げ部分)と干渉するためである。なお、外側フランジ部14aの上にはパネル受け10aが固定され、このパネル受け10aで直角に曲げた方の端部下框26b、36bを保持する。
(積荷の揚げ降ろし)
本実施形態の輸送容器100によれば、図9(a)のように渡し板70を使用して積荷としてのオートバイを腰下10上に揚げ降ろしする際、オートバイのタイヤ60をスムーズに移動させることができる。すなわち、積荷支持部材19の端部19cが腰下10の外形寸まで延びているので、渡し板70と積荷支持部材19との間に隙間ができず、また渡し板70の先端を滑材14で安定支持することができるため、滑材14の変形を防止することができる。このためタイヤ60をスムーズに移動可能である。
これに対して、従来の輸送容器では図9(b)のように、渡し板70と積荷支持部材19との間に隙間ができ、また滑材14の変形(特に外側フランジ部14aの変形)のおそれもあるので、オートバイのタイヤ60をスムーズに移動させることができない。台車を使用してオートバイ以外の各種積荷の揚げ降ろしを行う場合も、前述と同様のことがいえる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば前記実施形態の柱部材、滑材、斜材の本数等は、輸送容器の用途や大きさに応じて適宜増減変更可能であるし、積荷支持部材19の形状も搭載製品の種類・形状に応じて適宜変更可能である。
10:腰下フレーム 11~14:滑材
15:コルゲートパネル 16,17:外側連結材
16a:内折り部 16b:切欠き部
18:内側連結材 19:積荷支持部材
19a:凹所 20,30:側フレーム
21~24:柱部材 31~34:柱部材
25,35:上框 26,36:下框
27a、27b、37a、37b:斜材 30:側フレーム
31~34:柱部材 40:コーナー金具
41,42:係合爪 46:凸状部
50:天梁 60:オートバイのタイヤ
70:渡し板 100:組立式鋼製輸送容器

Claims (4)

  1. 矩形状の腰下フレームと、前記腰下フレームの対向する二辺に着脱可能に係合する一対の側フレームとを有し、当該一対の側フレームは、それぞれの側フレームの一端又はいずれか一方の側フレームの両端に、当該側フレームに折曲げ可能に連結されると共に折曲げ状態において前記対向する二辺以外の二辺と折曲げ部分を除いて非接触でその上方に配置されるつまフレーム部を有し、
    当該つまフレーム部がトラス構造を有し、当該トラス構造が、前記側フレームの上框に連続する端部上框と、当該端部上框の先端部に上端部が連結されると共に下端部が前記側フレームの下框に連結された斜材を含み、
    前記腰下フレーム上に積荷支持部材が配設されると共に、当該積荷支持部材の端部が、前記斜材の下方の前記腰下フレーム上で支持されることを特徴とする組立式鋼製輸送容器。
  2. 前記つまフレーム部の前記端部上框の先端部が、対向する前記側フレームの柱部材に係合する請求項の組立式鋼製輸送容器。
  3. 前記一対の側フレームが前記腰下フレームの角部に位置する柱部材を有し、各柱部材の上方にコーナー金具が配置される請求項の組立式鋼製輸送容器。
  4. 前記腰下フレームが、前記積荷支持部材を構成するコルゲートパネルと、当該コルゲートパネルの下面に溶接付けされたハット型鋼による複数本の滑材を有し、前記腰下フレームの両端に位置する一対の滑材の内外両フランジ部に、前記コルゲートパネルの凹凸状端部が溶接付けされている請求項1から3のいずれか1項の組立式鋼製輸送容器。
JP2020028036A 2020-02-21 2020-02-21 組立式鋼製輸送容器 Active JP7348653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020028036A JP7348653B2 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 組立式鋼製輸送容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020028036A JP7348653B2 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 組立式鋼製輸送容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021130500A JP2021130500A (ja) 2021-09-09
JP7348653B2 true JP7348653B2 (ja) 2023-09-21

Family

ID=77551987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020028036A Active JP7348653B2 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 組立式鋼製輸送容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7348653B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225972A (ja) 2001-01-31 2002-08-14 Isao Shirayanagi 二輪車用梱包箱
JP2018052506A (ja) 2016-09-26 2018-04-05 親和パッケージ株式会社 コンテナ
JP2018158748A (ja) 2017-03-23 2018-10-11 親和パッケージ株式会社 輸送パレットの高さ延長部材

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3049171B2 (ja) * 1993-04-23 2000-06-05 本田技研工業株式会社 リターナブルケース
JPH06336249A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Tokyu Car Corp ドラム缶用コンテナ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225972A (ja) 2001-01-31 2002-08-14 Isao Shirayanagi 二輪車用梱包箱
JP2018052506A (ja) 2016-09-26 2018-04-05 親和パッケージ株式会社 コンテナ
JP2018158748A (ja) 2017-03-23 2018-10-11 親和パッケージ株式会社 輸送パレットの高さ延長部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021130500A (ja) 2021-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8800854B2 (en) Reinforcing support assemblies for a container and method of making same
US5755349A (en) Freight containers
US6041719A (en) Material handling pallet
JP7277364B2 (ja) パレット棚システムおよび物品をパレット棚システムに保管する方法
US20070051719A1 (en) Container with supports and method of manufacturing same
US4944421A (en) Angle reinforcement
JP7348653B2 (ja) 組立式鋼製輸送容器
US7854577B2 (en) Freight container
US7967165B2 (en) Reinforced transportation container
JPH0755710B2 (ja) 段ボール製パレット
KR101610910B1 (ko) 다목적 스틸 팔레트
JP4973863B2 (ja) 荷役用パレットの脚構造
US3943860A (en) Pallet skid device
JP5605774B2 (ja) 木製パレット
JP4196186B2 (ja) 段積み可能な搬送用ボックスパレット
KR200493532Y1 (ko) 적재품 미끄럼방지 기능 및 견고성이 향상된 스태킹 랙
JP2563753B2 (ja) 運搬容器
JP4398714B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JPS61244747A (ja) 輸送用パレツト
JP6325020B2 (ja) リターナブル輸送パレット
JP4326354B2 (ja) 合成樹脂製パレット
JP6800674B2 (ja) コンテナの製造方法
KR20230139660A (ko) 하중 분산기능을 통한 안정적인 적재가 가능한 포장용 박스
JP3079799U (ja) パレット
JP3188645U (ja) 金属パレット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7348653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150