JP3021882B2 - トイレブースユニット - Google Patents
トイレブースユニットInfo
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- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、使い勝手性、利用性を
向上させたトイレブースユニットに関するものである。
向上させたトイレブースユニットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のトイレブースは、周囲を壁パネル
で囲橈し、室内の奥の壁際に便器を配設し、便器の向き
は、便器の正面が奥の壁面を背にして正面の扉を使用者
が眺めるように配設されている。又手洗い器をトイレブ
ース室内に設ける場合には、側壁面に手洗い器を設置し
ている。
で囲橈し、室内の奥の壁際に便器を配設し、便器の向き
は、便器の正面が奥の壁面を背にして正面の扉を使用者
が眺めるように配設されている。又手洗い器をトイレブ
ース室内に設ける場合には、側壁面に手洗い器を設置し
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】囲橈の従来技術は、便
器がトイレブースの奥の壁面を背にして配設され、使用
者の正面には扉が臨み、室内は盲部屋状となって圧迫感
があり、利用感は決して良いものとは言えない。これ
は、便器の背部側の壁面に窓が設けられる場合も同様
で、窓は使用者の背に臨み、窓が設けられていても圧迫
感があり、上記と同様に利用感は良好とは言えない。
器がトイレブースの奥の壁面を背にして配設され、使用
者の正面には扉が臨み、室内は盲部屋状となって圧迫感
があり、利用感は決して良いものとは言えない。これ
は、便器の背部側の壁面に窓が設けられる場合も同様
で、窓は使用者の背に臨み、窓が設けられていても圧迫
感があり、上記と同様に利用感は良好とは言えない。
【０００４】一方、トイレブース内に手洗い器を設ける
場合があるが、手洗い器はトイレブースの壁面に設けら
れ、壁面が手洗い器で占領され、圧迫感が生じ、トイレ
利用上良好とは言い難い。又手洗い器を便器とは別置
し、壁面に設けることから、配管等は壁面を用いて行わ
ざるを得ず、便器と別系統となって配管の数が多くな
り、取り付ける際、工数が多くなり、施工等の点で煩雑
となり、更に壁パネルを四周に立設してトイレブースを
形成するプレファブ式のトイレブースでは、壁パネルに
手洗い器を取付、支持することから、補強構造を必要と
し、構造が複雑化する等の問題がある。
場合があるが、手洗い器はトイレブースの壁面に設けら
れ、壁面が手洗い器で占領され、圧迫感が生じ、トイレ
利用上良好とは言い難い。又手洗い器を便器とは別置
し、壁面に設けることから、配管等は壁面を用いて行わ
ざるを得ず、便器と別系統となって配管の数が多くな
り、取り付ける際、工数が多くなり、施工等の点で煩雑
となり、更に壁パネルを四周に立設してトイレブースを
形成するプレファブ式のトイレブースでは、壁パネルに
手洗い器を取付、支持することから、補強構造を必要と
し、構造が複雑化する等の問題がある。
【０００５】本発明はかかる課題を解決すべくなされた
もので、その目的とする処は、都居るブース内で便器を
利用する場合、解放感が得られ、寛いでトイレブース内
を利用することができ、且つ手洗い器の設置が、配管、
レイアウト上合理的で、快適に用足し、手洗いを行い得
るトイレブースユニットを提供するにある。
もので、その目的とする処は、都居るブース内で便器を
利用する場合、解放感が得られ、寛いでトイレブース内
を利用することができ、且つ手洗い器の設置が、配管、
レイアウト上合理的で、快適に用足し、手洗いを行い得
るトイレブースユニットを提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項１では、四周を壁パネルで囲橈して
トイレブースを形成し、室内に便器を配設したトイレブ
ースユニットにおいて、トイレブースの出入口には開閉
自在な扉を設け、これと対向する壁面には窓を設け、前
記トイレブース内には、該ブース内の前後方向の手前の
扉を有する出入口側に手洗い器を固定設置し、該手洗い
器の奥で、該ブース内の前後方向の中間部には、中空で
縦長の薄板状箱状をなし、内部に給水管、配管ケース等
を収納した配管ケースで構成した仕切板を起立して固定
設置し、該仕切板の奥で、該ブース内の前後方向の前記
窓側に、該窓に正面を向けて便器を該仕切板を介して手
洗い器と背中合せとなるように固定設置し、前記手洗い
器、仕切板、便器の少なくとも一側方と、前記ブースの
左右の壁パネルの少なくとも一方との間に、手洗い器、
便器を固定設置したブース内の室内を、使用者が前後に
通る空間を形成したことを特徴とする。 請求項２は、請
求項１において、便器、仕切板、手洗い器のユニット
は、室内の左右方向の中間部に配設し、便器、仕切板、
手洗い器のユニットの両側と前記ブースの左右の壁パネ
ルとの間には、使用者が前後に通る空間を形成したこと
を特徴とする。 請求項３は、請求項１において、窓は設
置壁面の一側に偏寄して設けられ、上記便器、仕切板、
手洗い器のユニットは、室内の上記窓が偏寄して設置さ
れる側の側壁面に偏寄して配設し、便器、仕切板、手洗
い器のユニットの一側と前記ブースの左右の壁パネル一
方との間には、使用者が前後に通る空間を形成したこと
を特徴とする。
めの手段は、請求項１では、四周を壁パネルで囲橈して
トイレブースを形成し、室内に便器を配設したトイレブ
ースユニットにおいて、トイレブースの出入口には開閉
自在な扉を設け、これと対向する壁面には窓を設け、前
記トイレブース内には、該ブース内の前後方向の手前の
扉を有する出入口側に手洗い器を固定設置し、該手洗い
器の奥で、該ブース内の前後方向の中間部には、中空で
縦長の薄板状箱状をなし、内部に給水管、配管ケース等
を収納した配管ケースで構成した仕切板を起立して固定
設置し、該仕切板の奥で、該ブース内の前後方向の前記
窓側に、該窓に正面を向けて便器を該仕切板を介して手
洗い器と背中合せとなるように固定設置し、前記手洗い
器、仕切板、便器の少なくとも一側方と、前記ブースの
左右の壁パネルの少なくとも一方との間に、手洗い器、
便器を固定設置したブース内の室内を、使用者が前後に
通る空間を形成したことを特徴とする。 請求項２は、請
求項１において、便器、仕切板、手洗い器のユニット
は、室内の左右方向の中間部に配設し、便器、仕切板、
手洗い器のユニットの両側と前記ブースの左右の壁パネ
ルとの間には、使用者が前後に通る空間を形成したこと
を特徴とする。 請求項３は、請求項１において、窓は設
置壁面の一側に偏寄して設けられ、上記便器、仕切板、
手洗い器のユニットは、室内の上記窓が偏寄して設置さ
れる側の側壁面に偏寄して配設し、便器、仕切板、手洗
い器のユニットの一側と前記ブースの左右の壁パネル一
方との間には、使用者が前後に通る空間を形成したこと
を特徴とする。
【０００７】
【作用】上記手段によれば、トイレブース内の便器正面
は窓と対面し、窓を通して解放感が得られ、一方、便器
の背面には仕切板が設けられ、これの背面には手洗い器
が配設されているので、用足し後にブース内の室内を、
使用者が前後に通る空間を通り、出入口側に臨んで仕切
板の出入口側の手洗い器で手を洗うことができ、機能的
で便利であり、又仕切板を配管ケースとすることで、給
水管等を便器と供用することができる。
は窓と対面し、窓を通して解放感が得られ、一方、便器
の背面には仕切板が設けられ、これの背面には手洗い器
が配設されているので、用足し後にブース内の室内を、
使用者が前後に通る空間を通り、出入口側に臨んで仕切
板の出入口側の手洗い器で手を洗うことができ、機能的
で便利であり、又仕切板を配管ケースとすることで、給
水管等を便器と供用することができる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付した図面に従
って詳述する。図１は本発明にかかるトイレブースユニ
ットの横断平面図、図２は同縦断側面図、図３は便器と
手洗い器を背中合わせに配設する仕切板を配管ユニット
とした実施例の要部拡大縦断側面図、図４は第２実施例
の縦断側面図、図５は同横断平面図である。
って詳述する。図１は本発明にかかるトイレブースユニ
ットの横断平面図、図２は同縦断側面図、図３は便器と
手洗い器を背中合わせに配設する仕切板を配管ユニット
とした実施例の要部拡大縦断側面図、図４は第２実施例
の縦断側面図、図５は同横断平面図である。
【０００９】図１乃至図３は本発明にかかるトイレブー
スユニットの第１実施例を示す。トイレブース１は前壁
パネル２、左右の側壁パネル３，４、奥の壁パネル５、
床６、天井７で周囲から画成されるように囲橈されて形
成され、前壁パネル２には扉８で開閉される出入口９が
設けられ、奥の壁パネル５の左右方向の中間部で、上下
方向の中間部には窓１０が設けられており、実施例では
窓１０は出窓式のものを採用している。
スユニットの第１実施例を示す。トイレブース１は前壁
パネル２、左右の側壁パネル３，４、奥の壁パネル５、
床６、天井７で周囲から画成されるように囲橈されて形
成され、前壁パネル２には扉８で開閉される出入口９が
設けられ、奥の壁パネル５の左右方向の中間部で、上下
方向の中間部には窓１０が設けられており、実施例では
窓１０は出窓式のものを採用している。
【００１０】トイレブース１の室内は左右の寸法に比較
し、前後方向の寸法が大きく形成され、かかるトイレブ
ース１の室内に便器１２、手洗い器１５を設置する。便
器１２、手洗い器１５はこの間に配設される仕切板２０
とで水廻りユニット１１を構成し、水廻りユニット１１
は、室内の左右方向の中間部で前後方向の中間部に配設
される。
し、前後方向の寸法が大きく形成され、かかるトイレブ
ース１の室内に便器１２、手洗い器１５を設置する。便
器１２、手洗い器１５はこの間に配設される仕切板２０
とで水廻りユニット１１を構成し、水廻りユニット１１
は、室内の左右方向の中間部で前後方向の中間部に配設
される。
【００１１】水廻りユニット１１は、窓１０側に正面を
向けた洋式便器１２を備え、便座１３に使用者が座った
場合に、使用者の正面に壁パネル５の窓１０が臨むよう
に便器１２は配置されている。実施例では、便器の後端
上部にタンク１４を備えるロータンク式のものを採用し
たが、ロータンクを備えないフラッシュバルブ式のもの
を採用しても良い。
向けた洋式便器１２を備え、便座１３に使用者が座った
場合に、使用者の正面に壁パネル５の窓１０が臨むよう
に便器１２は配置されている。実施例では、便器の後端
上部にタンク１４を備えるロータンク式のものを採用し
たが、ロータンクを備えないフラッシュバルブ式のもの
を採用しても良い。
【００１２】便器１２の背面側には手洗い器１５が配設
され、手洗い器１５は床６上の所定高さに配設され、手
洗い器１５の正面は前壁パネル２、即ち扉９側に向け、
手洗い器１５は壁パネル２と対面するように設定する。
手洗い器１５は手洗いボール１６、リム部の一部に起設
された給水栓１７、下部のトラップ１８を備える排水管
１９等からなる。
され、手洗い器１５は床６上の所定高さに配設され、手
洗い器１５の正面は前壁パネル２、即ち扉９側に向け、
手洗い器１５は壁パネル２と対面するように設定する。
手洗い器１５は手洗いボール１６、リム部の一部に起設
された給水栓１７、下部のトラップ１８を備える排水管
１９等からなる。
【００１３】以上の出入口８側の手洗い器１５と、窓１
０側の便器１２間には仕切板２０を設ける。仕切板２０
は配管ケース２１で構成し、配管ケース２１は図３で詳
細に示す如くで、高さは図２で示すように一般的な身長
よりも若干高く形成し、左右の幅は便器１２、手洗い器
１５と同等か、これよりも若干大きくし、前後方向の厚
さは、内部に配管等を収納し、且つ床６に起立させて手
洗い器１２の荷重を支持するに必要、充分の大きさに設
定する。
０側の便器１２間には仕切板２０を設ける。仕切板２０
は配管ケース２１で構成し、配管ケース２１は図３で詳
細に示す如くで、高さは図２で示すように一般的な身長
よりも若干高く形成し、左右の幅は便器１２、手洗い器
１５と同等か、これよりも若干大きくし、前後方向の厚
さは、内部に配管等を収納し、且つ床６に起立させて手
洗い器１２の荷重を支持するに必要、充分の大きさに設
定する。
【００１４】配管ケース２１は前後の枠部材２２、不図
示の上部の部材、下部の枠部材２３、左右、上下の枠部
材２４、中間部の補強枠部材２５、下部の補強枠部材２
６、前後の表面板２７，２８等からなり、内部は中空
で、縦長で左右に幅のある厚い板状のボックス状をな
す。上記した枠部材２４の下部のものを床６に起設した
ボルト２９…に結合し、ケース２１を床上に固定、立設
する。
示の上部の部材、下部の枠部材２３、左右、上下の枠部
材２４、中間部の補強枠部材２５、下部の補強枠部材２
６、前後の表面板２７，２８等からなり、内部は中空
で、縦長で左右に幅のある厚い板状のボックス状をな
す。上記した枠部材２４の下部のものを床６に起設した
ボルト２９…に結合し、ケース２１を床上に固定、立設
する。
【００１５】配管ケース２１内には、高さ方向の中間部
に給水管３０を収納、設置し、給水管３０から前後に分
岐管３１，３２を導出し、便器１２のロータンク１４、
手洗い器１５の給水栓１７に接続する。又配管ケース２
１の下部内には、便器１２側に径の大きい排水管３３
を、又手洗い器１５側には径の小さい排水管３５を収
納、設置し、排水管３３は上方の通気管３４と接続さ
れ、且つ便器１２側の表面板２７の下部を貫通する接続
管３６で便器２１の排出部と接続されている。
に給水管３０を収納、設置し、給水管３０から前後に分
岐管３１，３２を導出し、便器１２のロータンク１４、
手洗い器１５の給水栓１７に接続する。又配管ケース２
１の下部内には、便器１２側に径の大きい排水管３３
を、又手洗い器１５側には径の小さい排水管３５を収
納、設置し、排水管３３は上方の通気管３４と接続さ
れ、且つ便器１２側の表面板２７の下部を貫通する接続
管３６で便器２１の排出部と接続されている。
【００１６】上記の排水管３５は、接続管３７を介して
手洗い器１５の排水管１９と接続され、以上により便器
１２、手洗い器１５は配管ケース２１の前後に振り分け
られて配設され、給水、排水管を配管ケース２１内に内
装した給水管、排水管と接続され、水廻りユニットをな
す配管ケースの前後に水を使用する便器１２、手洗い器
１５が背中合わせに配設されることとなる。
手洗い器１５の排水管１９と接続され、以上により便器
１２、手洗い器１５は配管ケース２１の前後に振り分け
られて配設され、給水、排水管を配管ケース２１内に内
装した給水管、排水管と接続され、水廻りユニットをな
す配管ケースの前後に水を使用する便器１２、手洗い器
１５が背中合わせに配設されることとなる。
【００１７】以上のように便器１２を窓１０と対面させ
て仕切板２０の一面に設置し、仕切板２０の出入口８と
対面する仕切板２１の反対側の面に手洗い器１５を設
置、支持せしめ、従って、便器１２、手洗い器１５の配
管ケース２１からなる水廻りユニットは、これ等を一体
化してトイレブース１内の左右方向、前後方向の中間部
に配設され、仕切板をなす配管ケース２１の手洗い器１
５側の表面板２８の上半部には、化粧用鏡３９を設置
し、手洗い後の化粧等の便宜を図るものとし、配管ケー
ス２１の左右の側面は側面板４０で塞がれ、又配管ケー
ス２１の上面も上面板４１で塞がれている。
て仕切板２０の一面に設置し、仕切板２０の出入口８と
対面する仕切板２１の反対側の面に手洗い器１５を設
置、支持せしめ、従って、便器１２、手洗い器１５の配
管ケース２１からなる水廻りユニットは、これ等を一体
化してトイレブース１内の左右方向、前後方向の中間部
に配設され、仕切板をなす配管ケース２１の手洗い器１
５側の表面板２８の上半部には、化粧用鏡３９を設置
し、手洗い後の化粧等の便宜を図るものとし、配管ケー
ス２１の左右の側面は側面板４０で塞がれ、又配管ケー
ス２１の上面も上面板４１で塞がれている。
【００１８】以上の配管ケース２１の左右両端部と左右
の壁パネル３，４との間には使用者が通るに必要な空間
を確保するものとし、便器１２と奥の壁パネル５との間
にも空間を確保し、又手洗い器１２と前壁パネル２との
間にも空間を確保する。
の壁パネル３，４との間には使用者が通るに必要な空間
を確保するものとし、便器１２と奥の壁パネル５との間
にも空間を確保し、又手洗い器１２と前壁パネル２との
間にも空間を確保する。
【００１９】以上において、使用者は扉９を開いて出入
口８からトイレブース１内に入り、仕切板２０の左右の
空間部を通って便器１２に臨み、便座に座って用足しを
行うが、使用者の前面には従来のように出入口の扉等が
臨むことなく窓１０が臨み、窓１０を視認することによ
り、従来と異なった解放感が得られ、圧迫感の無い快適
な使用が行える。ところで、便器の利用状況は仕切板２
０で塞がれて出入口側からは看取することができず、従
って、万一扉９のロックをし忘れても、使用状態が看取
することができず、安心である。
口８からトイレブース１内に入り、仕切板２０の左右の
空間部を通って便器１２に臨み、便座に座って用足しを
行うが、使用者の前面には従来のように出入口の扉等が
臨むことなく窓１０が臨み、窓１０を視認することによ
り、従来と異なった解放感が得られ、圧迫感の無い快適
な使用が行える。ところで、便器の利用状況は仕切板２
０で塞がれて出入口側からは看取することができず、従
って、万一扉９のロックをし忘れても、使用状態が看取
することができず、安心である。
【００２０】用足し後は、仕切板２０の背面の出入口側
に臨む手洗い器１５を利用して手の洗浄、鏡３９による
身繕いが行え、手洗い器１５が壁面に無いことから、ト
イレブース１内は壁面がすっきりし、室内が広く感じら
れ、圧迫感の無い、解放感のあるトイレブースが実現で
きる。
に臨む手洗い器１５を利用して手の洗浄、鏡３９による
身繕いが行え、手洗い器１５が壁面に無いことから、ト
イレブース１内は壁面がすっきりし、室内が広く感じら
れ、圧迫感の無い、解放感のあるトイレブースが実現で
きる。
【００２１】又仕切板２０をなす配管ケース前後に、水
廻り設備である便器１２、手洗い器１５を背中合せに配
設したので、機能的で、スペース利用上も有利であり、
用足し後、出入口側に向かって便器の裏側に臨み、手洗
いを行うことができて、利用上便利であり、又仕切板２
０を配管ケース２１としたので、窓側の壁パネルや側壁
に配管等を行う必要が無く、配管ケース２１の背中合わ
せに便器１２、手洗い器１５を設けたので、配管が集中
して行え、且つケース２１内の配管と接続すれば良く、
配管施工等が容易となる。
廻り設備である便器１２、手洗い器１５を背中合せに配
設したので、機能的で、スペース利用上も有利であり、
用足し後、出入口側に向かって便器の裏側に臨み、手洗
いを行うことができて、利用上便利であり、又仕切板２
０を配管ケース２１としたので、窓側の壁パネルや側壁
に配管等を行う必要が無く、配管ケース２１の背中合わ
せに便器１２、手洗い器１５を設けたので、配管が集中
して行え、且つケース２１内の配管と接続すれば良く、
配管施工等が容易となる。
【００２２】図４、図５は本発明の第２実施例を示す。
本実施例は、上記した便器、仕切板、手洗い器からなる
水廻りユニット１１を側壁の一方の側壁側に偏寄して配
設したもので、便器、仕切板、手洗い器の水廻りユニッ
ト１１は基本的に上記と同様なので同一部分には同一符
号を付し、詳細な説明は省略する。トイレブース１は上
記と同様に前壁パネル２、これに設けられた扉９を備え
る出入口８、左右の側壁をなす壁パネル３，４、奥の壁
パネル５、床６、天井７からなる。
本実施例は、上記した便器、仕切板、手洗い器からなる
水廻りユニット１１を側壁の一方の側壁側に偏寄して配
設したもので、便器、仕切板、手洗い器の水廻りユニッ
ト１１は基本的に上記と同様なので同一部分には同一符
号を付し、詳細な説明は省略する。トイレブース１は上
記と同様に前壁パネル２、これに設けられた扉９を備え
る出入口８、左右の側壁をなす壁パネル３，４、奥の壁
パネル５、床６、天井７からなる。
【００２３】奥の壁パネル５に設けられる窓１１０は、
側壁の一方をなす壁パネル４側に偏寄して設けられてい
る。窓１１０は、上記と同様に出窓式で、窓１１０の一
側の内周１１０―１は壁パネル４の延長上に臨み、窓１
１０の他側の内周１１０―２は奥の壁パネル５の中間部
に臨み、窓１１０は内周一側が壁パネル４と連続して奥
の壁パネル５左右の半部に偏寄して配設されている。
側壁の一方をなす壁パネル４側に偏寄して設けられてい
る。窓１１０は、上記と同様に出窓式で、窓１１０の一
側の内周１１０―１は壁パネル４の延長上に臨み、窓１
１０の他側の内周１１０―２は奥の壁パネル５の中間部
に臨み、窓１１０は内周一側が壁パネル４と連続して奥
の壁パネル５左右の半部に偏寄して配設されている。
【００２４】以上のトイレブース１の、窓１１０が偏寄
して設けられた側壁をなす壁パネル４に、上記した仕切
板２０の一側が当接するようにこれを配設し、仕切板２
０をなす配管ケース２１の前後に便器１２、手洗い器１
５を配設する。本実施例では、便器１２のロータンク１
４を配管ケース２１のこの側の表面板２７内に内装さ
せ、表面には給水時の操作子１４―１を露出させるよう
に構成した。
して設けられた側壁をなす壁パネル４に、上記した仕切
板２０の一側が当接するようにこれを配設し、仕切板２
０をなす配管ケース２１の前後に便器１２、手洗い器１
５を配設する。本実施例では、便器１２のロータンク１
４を配管ケース２１のこの側の表面板２７内に内装さ
せ、表面には給水時の操作子１４―１を露出させるよう
に構成した。
【００２５】かかる実施例によれば、便器１２と手洗い
器１５とを背中合わせに配設した仕切板２０を有する水
廻りユニット１１は、トイレブース１内の一側壁面４に
当接して設けられ、反対側の壁面３との間には室内を前
後に通る空間を一方に確保すれば良く、トイレブースの
室内の左右の幅寸法が、上記した実施例よりも小さくて
済む。又、上記した便器１２、手洗い器１５、仕切板２
０の水廻りユニット１１が一方の側壁４に当接するよう
に配設されているので、上記と同様の効果を得つつ、隣
接するトイレブースに同様に対称的に上記ユニットを配
設すれば、ユニットは壁パネルを通して隣接することと
なり、配管ケース２１の給水管、排水管等配管の接続が
共通化して行え、施工上有利でもある。
器１５とを背中合わせに配設した仕切板２０を有する水
廻りユニット１１は、トイレブース１内の一側壁面４に
当接して設けられ、反対側の壁面３との間には室内を前
後に通る空間を一方に確保すれば良く、トイレブースの
室内の左右の幅寸法が、上記した実施例よりも小さくて
済む。又、上記した便器１２、手洗い器１５、仕切板２
０の水廻りユニット１１が一方の側壁４に当接するよう
に配設されているので、上記と同様の効果を得つつ、隣
接するトイレブースに同様に対称的に上記ユニットを配
設すれば、ユニットは壁パネルを通して隣接することと
なり、配管ケース２１の給水管、排水管等配管の接続が
共通化して行え、施工上有利でもある。
【００２６】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
請求項１では、四周を壁パネルで囲橈してトイレブース
を形成し、室内に便器を配設したトイレブースユニット
において、トイレブースの出入口には開閉自在な扉を設
け、これと対向する壁面には窓を設け、トイレブース内
には、該ブース内の前後方向の手前の扉を有する出入口
側に手洗い器を固定設置し、該手洗い器の奥で、該ブー
ス内の前後方向の中間部には、中空で縦長の薄板状箱状
をなし、内部に給水管、配管ケース等を収納した配管ケ
ースで構成した仕切板を起立して固定設置し、該仕切板
の奥で、該ブース内の前後方向の前記窓側に、該窓に正
面を向けて便器を該仕切板を介して手洗い器と背中合せ
となるように固定設置し、手洗い器、仕切板、便器の少
なくとも一側方と、ブースの左右の壁パネルの少なくと
も一方との間に、手洗い器、便器を固定設置したブース
内の室内を、使用者が前後に通る空間を形成した。 従っ
て、トイレブース内に便器、手洗い器を設置するに際
し、トイレブースの奥に窓を設け、室内の中間部に窓と
対面するように便器を、これの背中に配管ケース等の仕
切板を、仕切板の便器反対側に出入口側に対面するよう
に手洗い器を背中合わせに設けることとなり、便器を使
用する場合、正面に窓が臨み、従来の盲部屋の如き使用
時における圧迫感が一切無く、又壁面に手洗い器が配設
されていないことから、上記と併せ解放感溢れたトイレ
ブースが実現でき、使用上圧迫感の無い、解放感があっ
て寛いだトイレの使用を行うことができる。
請求項１では、四周を壁パネルで囲橈してトイレブース
を形成し、室内に便器を配設したトイレブースユニット
において、トイレブースの出入口には開閉自在な扉を設
け、これと対向する壁面には窓を設け、トイレブース内
には、該ブース内の前後方向の手前の扉を有する出入口
側に手洗い器を固定設置し、該手洗い器の奥で、該ブー
ス内の前後方向の中間部には、中空で縦長の薄板状箱状
をなし、内部に給水管、配管ケース等を収納した配管ケ
ースで構成した仕切板を起立して固定設置し、該仕切板
の奥で、該ブース内の前後方向の前記窓側に、該窓に正
面を向けて便器を該仕切板を介して手洗い器と背中合せ
となるように固定設置し、手洗い器、仕切板、便器の少
なくとも一側方と、ブースの左右の壁パネルの少なくと
も一方との間に、手洗い器、便器を固定設置したブース
内の室内を、使用者が前後に通る空間を形成した。 従っ
て、トイレブース内に便器、手洗い器を設置するに際
し、トイレブースの奥に窓を設け、室内の中間部に窓と
対面するように便器を、これの背中に配管ケース等の仕
切板を、仕切板の便器反対側に出入口側に対面するよう
に手洗い器を背中合わせに設けることとなり、便器を使
用する場合、正面に窓が臨み、従来の盲部屋の如き使用
時における圧迫感が一切無く、又壁面に手洗い器が配設
されていないことから、上記と併せ解放感溢れたトイレ
ブースが実現でき、使用上圧迫感の無い、解放感があっ
て寛いだトイレの使用を行うことができる。
【００２７】又トイレブースの室内の前後方向中間部に
奥から便器、仕切板、手洗い器からなる水廻りユニット
を配設したので、窓を眺めて用足しを行った後、ブース
内の側方に設けた通路を通って出入口側に臨んで便器背
面の手洗い器で手を洗ったり、身繕いを行うことがで
き、利用上機能的であって、トイレの利用性を高めるこ
とができ、壁面に手洗い器が無く、便器、配管ケース、
便器を背中合わせに配設したので、壁面の手洗い器の設
置、穿孔、配管工事が不要となり、水廻りがユニット化
して背中合わせに集中し、水廻りの工事が簡単化し、施
工の点でも合理的である。
奥から便器、仕切板、手洗い器からなる水廻りユニット
を配設したので、窓を眺めて用足しを行った後、ブース
内の側方に設けた通路を通って出入口側に臨んで便器背
面の手洗い器で手を洗ったり、身繕いを行うことがで
き、利用上機能的であって、トイレの利用性を高めるこ
とができ、壁面に手洗い器が無く、便器、配管ケース、
便器を背中合わせに配設したので、壁面の手洗い器の設
置、穿孔、配管工事が不要となり、水廻りがユニット化
して背中合わせに集中し、水廻りの工事が簡単化し、施
工の点でも合理的である。
【００２８】又請求項３では、窓を室内の一側壁側に偏
寄して設け、便器、仕切板、手洗い器からなる水廻りユ
ニットをこの側に偏寄して設けることにより、水廻りユ
ニットの一側に通路を設ければ良く、スペースが小さく
て済み、ユニットが一側壁に臨むことにより、隣接する
トイレブース内のユニットを対向する壁面の対称的に配
設することにより、ユニット相互が隣接し、配管等が共
通化でき、施工の容易化、部品の共通化等が図れ、有利
である。
寄して設け、便器、仕切板、手洗い器からなる水廻りユ
ニットをこの側に偏寄して設けることにより、水廻りユ
ニットの一側に通路を設ければ良く、スペースが小さく
て済み、ユニットが一側壁に臨むことにより、隣接する
トイレブース内のユニットを対向する壁面の対称的に配
設することにより、ユニット相互が隣接し、配管等が共
通化でき、施工の容易化、部品の共通化等が図れ、有利
である。
【図１】本発明にかかるトイレブースユニットの横断平
面図
面図
【図２】上記トイレブースユニットの縦断側面図
【図３】便器と手洗い器を背中合わせに配設する仕切板
を配管ユニットとした実施例の要部拡大縦断側面図
を配管ユニットとした実施例の要部拡大縦断側面図
【図４】トイレブースユニットの第２実施例の縦断側面
図
図
【図５】上記トイレブースユニットの横断平面図
１…トイレブース、 ２，３，４，５…壁パネル、 ８
…出入口、 ９…扉、１０，１１０…窓、 １１…水廻
りユニット、 １２…便器、 １５…手洗い器、２０…
仕切板、 ２１…配管ケース、 ３０…給水管、 ３
３，３５…排水管。
…出入口、 ９…扉、１０，１１０…窓、 １１…水廻
りユニット、 １２…便器、 １５…手洗い器、２０…
仕切板、 ２１…配管ケース、 ３０…給水管、 ３
３，３５…排水管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−91720（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−134492（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04H 1/12 A47K 3/02 - 4/00
Claims (3)
- 【請求項１】 四周を壁パネルで囲橈してトイレブース
を形成し、室内に便器を配設したトイレブースユニット
において、 トイレブースの出入口には開閉自在な扉を設け、これと
対向する壁面には窓を設け、前記トイレブース内には、該ブース内の前後方向の手前
の扉を有する出入口側に手洗い器を固定設置し、該手洗
い器の奥で、該ブース内の前後方向の中間部には、中空
で縦長の薄板状箱状をなし、内部に給水管、配管ケース
等を収納した配管ケースで構成した仕切板を起立して固
定設置し、該仕切板の奥で、該ブース内の前後方向の前
記窓側に、該窓に正面を向けて便器を該仕切板を介して
手洗い器と背中合せとなるように固定設置し、 前記手洗い器、仕切板、便器の少なくとも一側方と、前
記ブースの左右の壁パネルの少なくとも一方との間に、
手洗い器、便器を固定設置したブース内の室内を、使用
者が前後に通る空間を形成した、 ことを特徴とするトイレブースユニット。 - 【請求項２】 上記便器、仕切板、手洗い器のユニット
は、室内の左右方向の中間部に配設し、便器、仕切板、
手洗い器のユニットの両側と前記ブースの左右の壁パネ
ルとの間には、使用者が前後に通る空間を形成した請求
項１のトイレブースユニット。 - 【請求項３】 上記窓は設置壁面の一側に偏寄して設け
られ、上記便器、仕切板、手洗い器のユニットは、室内
の上記窓が偏寄して設置される側の側壁面に偏寄して配
設し、便器、仕切板、手洗い器のユニットの一側と前記
ブースの左右の壁パネル一方との間には、使用者が前後
に通る空間を形成した請求項１のトイレブースユニッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327170A JP3021882B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | トイレブースユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327170A JP3021882B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | トイレブースユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141111A JPH05141111A (ja) | 1993-06-08 |
| JP3021882B2 true JP3021882B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=18196092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3327170A Expired - Fee Related JP3021882B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | トイレブースユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3021882B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108385770A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-08-10 | 中国建筑设计院有限公司 | 一种用于卫生间的侧立式中水储水及处理回用系统 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3327170A patent/JP3021882B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108385770A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-08-10 | 中国建筑设计院有限公司 | 一种用于卫生间的侧立式中水储水及处理回用系统 |
| CN108385770B (zh) * | 2017-03-02 | 2021-09-28 | 中国建筑设计研究院有限公司 | 一种用于卫生间的侧立式中水储水及处理回用系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05141111A (ja) | 1993-06-08 |
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