JP2702500B2 - 設備数量調整方法 - Google Patents
設備数量調整方法Info
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- JP2702500B2 JP2702500B2 JP63102017A JP10201788A JP2702500B2 JP 2702500 B2 JP2702500 B2 JP 2702500B2 JP 63102017 A JP63102017 A JP 63102017A JP 10201788 A JP10201788 A JP 10201788A JP 2702500 B2 JP2702500 B2 JP 2702500B2
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- equipment
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビル内の部屋空間に設けられる水廻設備の設
備数量調整方法に関する。
備数量調整方法に関する。
(従来の技術) ビル内の部屋空間に設けられる水廻設備は、例えば、
雑居ビルやテナントビルに代表されるように、これを利
用する主体の特質如何により、その数量調整つまり設備
点数や幅寸法の適宜な増減の必要性に迫られることが少
なくない。
雑居ビルやテナントビルに代表されるように、これを利
用する主体の特質如何により、その数量調整つまり設備
点数や幅寸法の適宜な増減の必要性に迫られることが少
なくない。
そうした場合、従来は、既設の数量に対し、新たに必
要とされる分を拡張するか、不要になった分を撤去する
ようにしていた。
要とされる分を拡張するか、不要になった分を撤去する
ようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) 然るに、水廻設備の拡張撤去には、対応した管工事や
床工事が付随し、この種の工事は通常一朝一夕に済ます
訳に行かず、この為、単に追加コストがかさむだけでな
く、現場によっては比較的長期に渡り設備を休止する
等、多大な不便をかこわざるを得なかった。
床工事が付随し、この種の工事は通常一朝一夕に済ます
訳に行かず、この為、単に追加コストがかさむだけでな
く、現場によっては比較的長期に渡り設備を休止する
等、多大な不便をかこわざるを得なかった。
本発明は斯かる従来の問題点を有効に解決すべく為さ
れたもので、その目的とする処は、水廻設備の数量調整
を簡便な工事で済ますことのできる方法を提供するにあ
る。
れたもので、その目的とする処は、水廻設備の数量調整
を簡便な工事で済ますことのできる方法を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明は、部屋空間の水廻設備
の設備数量調整方法において、水廻設備を予め所定数量
設け、所定数量の設備の内、随時必要とされる分を除
き、残りを間仕切壁で隠蔽収納しておくようにし、間仕
切壁を水廻設備に対し相対的に移動させて水廻設備を出
没させることにより、随時必要とされる分の設備数量を
得るようにした。
の設備数量調整方法において、水廻設備を予め所定数量
設け、所定数量の設備の内、随時必要とされる分を除
き、残りを間仕切壁で隠蔽収納しておくようにし、間仕
切壁を水廻設備に対し相対的に移動させて水廻設備を出
没させることにより、随時必要とされる分の設備数量を
得るようにした。
(作用) 上記手段によれば、水廻設備の全体数量に変化が無
く、単に間仕切壁で仕切り分けして当面必要な数の水廻
設備を得るだけなので、簡便な工事で済ますことができ
る。
く、単に間仕切壁で仕切り分けして当面必要な数の水廻
設備を得るだけなので、簡便な工事で済ますことができ
る。
(実施例) 以下、本発明をトイレに適用した実施例に付き、添付
図面に基ずいて詳細な説明を行なう。
図面に基ずいて詳細な説明を行なう。
先ず、第1図及び第2図を参照して、本実施例の適用
を受けるトイレの概要を説明しておく。
を受けるトイレの概要を説明しておく。
第1図はトイルの伏図、第2図は第1図の2−2線断
面図である。
面図である。
図中、Tはトイレの全体を表し、トイレTは、ビルジ
ング躯体の壁Wbで囲まれた部屋空間Sbの床Fb上にチャン
ネル形ランナーRnを定着敷設し、これにタイル壁装壁パ
ネルPw…を建付け、並べ廻して、左右の平壁W1,W2及び
前後の交差壁W3,W4を形成することにより平面視略長方
形状のトイレスペースStを囲繞画成したプレファブタイ
プのもので、トイルスペースStの床Ftは防水下地トイル
仕上となっており、天井は壁パネルPw上縁沿いに廻した
桁材Rcの辺間に天井補強梁Bcを架設し、これから天井パ
ネルPcを吊設した構成になっている。
ング躯体の壁Wbで囲まれた部屋空間Sbの床Fb上にチャン
ネル形ランナーRnを定着敷設し、これにタイル壁装壁パ
ネルPw…を建付け、並べ廻して、左右の平壁W1,W2及び
前後の交差壁W3,W4を形成することにより平面視略長方
形状のトイレスペースStを囲繞画成したプレファブタイ
プのもので、トイルスペースStの床Ftは防水下地トイル
仕上となっており、天井は壁パネルPw上縁沿いに廻した
桁材Rcの辺間に天井補強梁Bcを架設し、これから天井パ
ネルPcを吊設した構成になっている。
以上において、本実施例では、予め、上記トイレTの
左側壁W1に沿いに、掃除流し用配管ユニットUtと大便所
配管ユニット10を、前後各一面と中間六面、都合八面に
及び略等ピッチで設置連結し、夫々、掃除流し用水槽Sk
と洋風大便器11を取付け、手前から順に、ブース仕切パ
ネルP0,P1〜P5,P0及びドア付パネルPd…で四角く囲い、
斯くして、六連の大便所ブースB0,B1〜B4,B0を、前後一
列に並べ設けると共に、一対の掃除流しブースBs,Bsで
両側から挟んでおくようにしている。
左側壁W1に沿いに、掃除流し用配管ユニットUtと大便所
配管ユニット10を、前後各一面と中間六面、都合八面に
及び略等ピッチで設置連結し、夫々、掃除流し用水槽Sk
と洋風大便器11を取付け、手前から順に、ブース仕切パ
ネルP0,P1〜P5,P0及びドア付パネルPd…で四角く囲い、
斯くして、六連の大便所ブースB0,B1〜B4,B0を、前後一
列に並べ設けると共に、一対の掃除流しブースBs,Bsで
両側から挟んでおくようにしている。
一方、右側壁W2沿いにも、ロングサイズの洗面化粧台
型配管ユニット20を据付けて、その洗面カウンター21上
面に、上記配管ユニット10…と等ピッチで、手前から順
に、四つの洗面器S1〜S4を嵌設し、更にユニット20のト
ップカンウンター22に、洗面カウンター21と略同幅wの
化粧鏡Mrを立設して、前後方向に延在せしめている。
尚、Scは衝立である。
型配管ユニット20を据付けて、その洗面カウンター21上
面に、上記配管ユニット10…と等ピッチで、手前から順
に、四つの洗面器S1〜S4を嵌設し、更にユニット20のト
ップカンウンター22に、洗面カウンター21と略同幅wの
化粧鏡Mrを立設して、前後方向に延在せしめている。
尚、Scは衝立である。
そして、斯かるトイレスペースStを前後の部屋空間R
f,Rrに仕切る前後移設自在な間仕切壁1を設け、これ1
により、上記四連の洗面器S1〜S4と、化粧鏡Mr(全幅
w)と、大便所ブース六連B0,B1〜B4,B0の内の両端に位
置するものB0,B0を除く分、即ち、中央四連B1〜B4と
の、都合三種の各四人分の水廻設備S1〜S4、Mr、B1〜B4
の各種に付き、その中の、手前側の部屋Rfに取って随時
必要とされる人数分(第1図の場合、各三人分、即ち、
S1〜S3、3w/4、B1〜B3)を除き、残り(各一人分、即
ち、S4、w/4、B4)を、対応する側のブースB0,Bsと共
に、奥の方の部屋Rrに仕切り込み、手前Rfからの利用を
遮ぎるようにしている。
f,Rrに仕切る前後移設自在な間仕切壁1を設け、これ1
により、上記四連の洗面器S1〜S4と、化粧鏡Mr(全幅
w)と、大便所ブース六連B0,B1〜B4,B0の内の両端に位
置するものB0,B0を除く分、即ち、中央四連B1〜B4と
の、都合三種の各四人分の水廻設備S1〜S4、Mr、B1〜B4
の各種に付き、その中の、手前側の部屋Rfに取って随時
必要とされる人数分(第1図の場合、各三人分、即ち、
S1〜S3、3w/4、B1〜B3)を除き、残り(各一人分、即
ち、S4、w/4、B4)を、対応する側のブースB0,Bsと共
に、奥の方の部屋Rrに仕切り込み、手前Rfからの利用を
遮ぎるようにしている。
この為、上記三種の設備S1〜S4、Mr、B1〜B4共、手前
側Rfから見た有効数量が増減しているにもかゝわらず、
全体数量は四人分の儘で変わり無く、単に間仕切壁1を
適宜なピッチ(即ち、w/4の整数倍)で移設して仕切り
分けるだけなので、簡便な工事で済ますことができ、従
って、何度有効数量を増減させても追加コストがかゝら
ず極めて有利なばかりか、長期に渡り設備を休止するよ
うな事態も回避し得る。
側Rfから見た有効数量が増減しているにもかゝわらず、
全体数量は四人分の儘で変わり無く、単に間仕切壁1を
適宜なピッチ(即ち、w/4の整数倍)で移設して仕切り
分けるだけなので、簡便な工事で済ますことができ、従
って、何度有効数量を増減させても追加コストがかゝら
ず極めて有利なばかりか、長期に渡り設備を休止するよ
うな事態も回避し得る。
また、上記間仕切壁1で仕切られた前後の部屋Rf,Rr
の双方に、夫々、専用の出入口Ef,Frを着けて、奥の部
屋Rrに位置する上記残りの水廻設備(即ち、S4、w/4、B
4)とブースB0,Bsも同時に利用させるようにしており、
従って、設備に無駄が無く、それに、前後処を入れ換え
て発想して見れば容易に理解出来る如く、両部屋Rf,Rr
共、立場的にはイーブンであり、この点、夫々の出入口
Ef,Erを介して上述の設備を利用する主体(例えば会社
等)の特質、つまり、平均在社就業員数や男女の比率そ
の他を考慮して間仕切壁1の位置を定めるようにすれ
ば、設備の有効利用上、極めて好ましい結果を期待でき
る。
の双方に、夫々、専用の出入口Ef,Frを着けて、奥の部
屋Rrに位置する上記残りの水廻設備(即ち、S4、w/4、B
4)とブースB0,Bsも同時に利用させるようにしており、
従って、設備に無駄が無く、それに、前後処を入れ換え
て発想して見れば容易に理解出来る如く、両部屋Rf,Rr
共、立場的にはイーブンであり、この点、夫々の出入口
Ef,Erを介して上述の設備を利用する主体(例えば会社
等)の特質、つまり、平均在社就業員数や男女の比率そ
の他を考慮して間仕切壁1の位置を定めるようにすれ
ば、設備の有効利用上、極めて好ましい結果を期待でき
る。
特に、劇場やタワービル等において、トイレスペース
の長手寸法を極めて大きく取り或いはエンドレスに周回
せしめて、相応数量の水廻設備を施し、これを複数の間
仕切壁で仕切って、水廻設備と間仕切壁を相対移動自在
に構成した状態を考えれば、上記効果の絶大なる利点に
容易に想到し得よう。
の長手寸法を極めて大きく取り或いはエンドレスに周回
せしめて、相応数量の水廻設備を施し、これを複数の間
仕切壁で仕切って、水廻設備と間仕切壁を相対移動自在
に構成した状態を考えれば、上記効果の絶大なる利点に
容易に想到し得よう。
こゝで、間仕切壁1の具体的構造及び移設方法と関連
配管系の構成を説明する。
配管系の構成を説明する。
先に配管系の構成を述べるに、左側壁W1沿いの大便所
用配管ユニット10…各一には、第2図に示すように、ロ
ータンクTkやフラッシュ系統Flを介して便器11に至る給
水管等のユーティリティ供給管系12と、各便器11及び流
し水槽Skからの排水を統括して図中手前側に流下せしめ
る汚水管13とが通されており、一方、右側壁W2沿いの配
管ユニット20には、各洗面器S1〜S4上方の湯栓・水栓若
しくは湯水混合栓23に至るユーティリティ供給管系24
と、対応する洗面器S1〜S4からの排水を受けて合流々下
せしめる一対の排水管25,26とが内蔵されている。
用配管ユニット10…各一には、第2図に示すように、ロ
ータンクTkやフラッシュ系統Flを介して便器11に至る給
水管等のユーティリティ供給管系12と、各便器11及び流
し水槽Skからの排水を統括して図中手前側に流下せしめ
る汚水管13とが通されており、一方、右側壁W2沿いの配
管ユニット20には、各洗面器S1〜S4上方の湯栓・水栓若
しくは湯水混合栓23に至るユーティリティ供給管系24
と、対応する洗面器S1〜S4からの排水を受けて合流々下
せしめる一対の排水管25,26とが内蔵されている。
そして、中央四連の大便所ブースB1〜B4各一の前後の
仕切パネルP1〜P5夫々に、上記管系12と略水平に取合う
ユーティリティ取合管系14と、若干斜行して汚水管13に
取合う排水取合管路15とが左右に内設保持され、また、
配管ユニット20の洗面カウンター21下方に、管系24と略
水平に取合うユーティリティ取合管系27と、矢張り若干
斜行して排水管25,26のいずれか一方に取合う排水取合
管路28とが左右に延設支持されており、各取合管系14,2
7及び管路15,28は、夫々、対応する仕切パネルP1〜P5の
端面と配管ユニット20のフロントカバー29とに取合フラ
ンジ14a,27a及び15a,28aが取付けられている。図中、16
は仕切パネルP1〜P5の内部点検口を塞ぐ為のカバー、17
は幅木、またDrはドアである。
仕切パネルP1〜P5夫々に、上記管系12と略水平に取合う
ユーティリティ取合管系14と、若干斜行して汚水管13に
取合う排水取合管路15とが左右に内設保持され、また、
配管ユニット20の洗面カウンター21下方に、管系24と略
水平に取合うユーティリティ取合管系27と、矢張り若干
斜行して排水管25,26のいずれか一方に取合う排水取合
管路28とが左右に延設支持されており、各取合管系14,2
7及び管路15,28は、夫々、対応する仕切パネルP1〜P5の
端面と配管ユニット20のフロントカバー29とに取合フラ
ンジ14a,27a及び15a,28aが取付けられている。図中、16
は仕切パネルP1〜P5の内部点検口を塞ぐ為のカバー、17
は幅木、またDrはドアである。
次いで、間仕切壁1の構造を述べるに、本実施例の場
合、これ1を、前後の壁装部1a,1bとその間に設けた軽
量金属性補強枠とで構成し、周縁に縁材2を廻すように
しており、縁材2は、幅木を兼ねる床側下縁部2aと、そ
の左端で対応する仕切パネルP1〜P5の端面に沿い立ちす
る左縁部2bと、下縁部2aの右端より配管ユニット20のフ
ロントカバー29沿いに立ち上がる下側右縁部2c及び洗面
カウンター21の上面に着座するカウンター側下縁部2d
と、トップカウンター22上面から化粧鏡Mrに臨んで立ち
上がる上側右縁部2eと、その上端を左縁部2bの上端に水
平連結する上縁部2fとから成る。尚、縁材2の左縁部2b
は着脱自在とする。
合、これ1を、前後の壁装部1a,1bとその間に設けた軽
量金属性補強枠とで構成し、周縁に縁材2を廻すように
しており、縁材2は、幅木を兼ねる床側下縁部2aと、そ
の左端で対応する仕切パネルP1〜P5の端面に沿い立ちす
る左縁部2bと、下縁部2aの右端より配管ユニット20のフ
ロントカバー29沿いに立ち上がる下側右縁部2c及び洗面
カウンター21の上面に着座するカウンター側下縁部2d
と、トップカウンター22上面から化粧鏡Mrに臨んで立ち
上がる上側右縁部2eと、その上端を左縁部2bの上端に水
平連結する上縁部2fとから成る。尚、縁材2の左縁部2b
は着脱自在とする。
前後の壁装部1a,1bは、縁材2下側右縁部2cの上方延
長線l1と上側右縁部2e下端の水平延長線l2とで囲まれた
領域が開口1cになっていて、その上縁l2側に中空1dが形
成されており、上記縁材2のカウンター側下縁部2dで下
側を縁取りされたスライドカバー3がこゝ1dに入れ子式
に嵌合している。
長線l1と上側右縁部2e下端の水平延長線l2とで囲まれた
領域が開口1cになっていて、その上縁l2側に中空1dが形
成されており、上記縁材2のカウンター側下縁部2dで下
側を縁取りされたスライドカバー3がこゝ1dに入れ子式
に嵌合している。
また、間仕切壁1には、壁装部1a,1bの下縁部間に押
し出し式のキャスター4…が内蔵されていて、縁材2左
縁部2bを外した後、壁1全体を左方にずらすと、軸足が
固定されるようになっている。
し出し式のキャスター4…が内蔵されていて、縁材2左
縁部2bを外した後、壁1全体を左方にずらすと、軸足が
固定されるようになっている。
間仕切壁1の位置決め固定は、縁材2の上部左端を、
対応する仕切パネルP1〜P5とドア付パネルPdとの交差部
上端に四股ジョイント5で結着する一方、右端を、化粧
鏡Mr上部のレールRlに設けた二股ジョイント6で挟着係
止することにより行なわれる。
対応する仕切パネルP1〜P5とドア付パネルPdとの交差部
上端に四股ジョイント5で結着する一方、右端を、化粧
鏡Mr上部のレールRlに設けた二股ジョイント6で挟着係
止することにより行なわれる。
尚、本実施例では、前記仕切パネルP1〜P5に内設した
ユーティリティ取合管系14及び排水取合管路15と、配管
ユニット20側の対応する取合管系27及び取合管路28と
を、夫々、間仕切壁1の下部中空1fに周設されたユーテ
ィリティ連絡管系7及び排水流下管路8で連結するよう
にしており、連絡管系7の各路及び流下管路8は夫々直
管7a及び8aと左右の取合フランジ付フレキ管7b,7c及び8
b,8cとから成る。図中、1g,1hは夫々上記中空1fの左右
の点検口を覆う為のカバーである。
ユーティリティ取合管系14及び排水取合管路15と、配管
ユニット20側の対応する取合管系27及び取合管路28と
を、夫々、間仕切壁1の下部中空1fに周設されたユーテ
ィリティ連絡管系7及び排水流下管路8で連結するよう
にしており、連絡管系7の各路及び流下管路8は夫々直
管7a及び8aと左右の取合フランジ付フレキ管7b,7c及び8
b,8cとから成る。図中、1g,1hは夫々上記中空1fの左右
の点検口を覆う為のカバーである。
間仕切壁1の移設に際しては、先ず、上記左右の点検
口カバー1g,1hを取外して、フレキ管7b,7c,8b,8cを相手
フランジ14a,15aから切り離し、洗面カウンター21上方
のスライドカバーを開口1c一杯に押し上げて一旦固定し
ておく。
口カバー1g,1hを取外して、フレキ管7b,7c,8b,8cを相手
フランジ14a,15aから切り離し、洗面カウンター21上方
のスライドカバーを開口1c一杯に押し上げて一旦固定し
ておく。
次いで、ジョイント5を叩き上げて外し、縁材2の左
縁部2bを手前に取出す。
縁部2bを手前に取出す。
そして、壁1全体を左方にずらしながら、キャスター
4…を押し出して、軸足を固定し、縁材2の上部右端を
ジョイント6に少し挟んだ状態の侭、開口1cの左縁l1に
手を掛けて、前後方向に適宜距離移動させ、以上と逆の
手順で、その場所にセットする。
4…を押し出して、軸足を固定し、縁材2の上部右端を
ジョイント6に少し挟んだ状態の侭、開口1cの左縁l1に
手を掛けて、前後方向に適宜距離移動させ、以上と逆の
手順で、その場所にセットする。
ところで、本実施例では、洗面器S1〜S4からの排水す
べてを常時自力で間仕切壁1内の排水管路8に流下させ
る都合上、洗面排水を一旦合流せしめ、間仕切壁1の位
置に応じて選択した方向に流下させるようにしており、
その流下方式を以下第3図に基き説明する。
べてを常時自力で間仕切壁1内の排水管路8に流下させ
る都合上、洗面排水を一旦合流せしめ、間仕切壁1の位
置に応じて選択した方向に流下させるようにしており、
その流下方式を以下第3図に基き説明する。
第3月は排水系要部の模式図である。
配管ユニット20の洗面排水を受ける前記一対の排水管
25,26は、夫々、正面視右下り及び左下りに斜行し、各
中点で、略X字状に交差しており、この交差部Cより上
位の部分、即ち、管26の右半部26aと管25の左半部25aと
に夫々洗面器S1,S2のトラップTr1,Tr2と洗面器S3,S4の
トラップTr3,Tr4とが接続されている。
25,26は、夫々、正面視右下り及び左下りに斜行し、各
中点で、略X字状に交差しており、この交差部Cより上
位の部分、即ち、管26の右半部26aと管25の左半部25aと
に夫々洗面器S1,S2のトラップTr1,Tr2と洗面器S3,S4の
トラップTr3,Tr4とが接続されている。
そして、交差部Cと、これより下位の部分、つまり、
管25の右半部25bと管26の左半部26bとに、夫々、一本、
二本、二本、計五本の排水取合管路28…が等ピッチ(即
ち、w/4)で接続され、常時的には、各管路28に不図示
の盲フランジを噛ませてある。
管25の右半部25bと管26の左半部26bとに、夫々、一本、
二本、二本、計五本の排水取合管路28…が等ピッチ(即
ち、w/4)で接続され、常時的には、各管路28に不図示
の盲フランジを噛ませてある。
また、交差部Cの下位両側極く近傍に止水栓V1,V2が
介設されていて、これら右と左の止水栓V1,V2は、間仕
切壁1が交差部Cの左方に位置している時に、右側V1
を、右方に位置している時は、逆に左側V2を、そして丁
度交差部Cに位置している場合に、左右双方V1,V2を閉
じるようになっている。
介設されていて、これら右と左の止水栓V1,V2は、間仕
切壁1が交差部Cの左方に位置している時に、右側V1
を、右方に位置している時は、逆に左側V2を、そして丁
度交差部Cに位置している場合に、左右双方V1,V2を閉
じるようになっている。
洗面器S1〜S4からの排水は、夫々のトラップTr1〜Tr4
を介して、管26の右半部26aから管25の左半部25aに流入
し、一旦交差部Cに集められる。そして、間仕切壁1が
丁度交差部Cに位置している時は、直接、その部分の取
合管路28から壁1内の管路8に流入し、その他の場合
は、止水栓V1,V2の開閉状態に応じ、管25の右半部25bか
管26の左半部26bに入り、対応する取合管路28から壁1
内の管路に流入する。
を介して、管26の右半部26aから管25の左半部25aに流入
し、一旦交差部Cに集められる。そして、間仕切壁1が
丁度交差部Cに位置している時は、直接、その部分の取
合管路28から壁1内の管路8に流入し、その他の場合
は、止水栓V1,V2の開閉状態に応じ、管25の右半部25bか
管26の左半部26bに入り、対応する取合管路28から壁1
内の管路に流入する。
(発明の効果) 以上の説明により明らかな如く、本発明によれば、部
屋空間の水廻設備の設備数量調整方法において、水廻設
備を予め所定数量設け、所定数量の設備の内、随時必要
とされる分を除き、残りを間仕切壁で隠蔽収納しておく
ようにし、間仕切壁を水廻設備に対し相対的に移動させ
て水廻設備を出没させることにより、随時必要とされる
分の設備数量を得るようにしたので、水廻設備の全体数
量に変化が無く、単に間仕切壁で仕切り分けして当面必
要な数の水廻設備を得るだけなので、簡単な工事で済ま
すことができ、水廻設備を追加したい場合も、追加コス
トの点で有利であるばかりか、追加工事の際水廻設備を
長期に渉って使用禁止することが無いので、使い勝手が
良い。
屋空間の水廻設備の設備数量調整方法において、水廻設
備を予め所定数量設け、所定数量の設備の内、随時必要
とされる分を除き、残りを間仕切壁で隠蔽収納しておく
ようにし、間仕切壁を水廻設備に対し相対的に移動させ
て水廻設備を出没させることにより、随時必要とされる
分の設備数量を得るようにしたので、水廻設備の全体数
量に変化が無く、単に間仕切壁で仕切り分けして当面必
要な数の水廻設備を得るだけなので、簡単な工事で済ま
すことができ、水廻設備を追加したい場合も、追加コス
トの点で有利であるばかりか、追加工事の際水廻設備を
長期に渉って使用禁止することが無いので、使い勝手が
良い。
又、仕切壁で隠蔽された部分の器具は毎日掃除しなく
ても良いため、清掃のための費用を節減でき、又、隠蔽
された部分を物置き等にも利用することができる。
ても良いため、清掃のための費用を節減でき、又、隠蔽
された部分を物置き等にも利用することができる。
図面は本発明をトイレに適用した実施例に付き示したも
ので、第1図はトイレの伏図、第2図は第1図の2−2
線断面図、第3図は排水系要部の模式図である。 尚、図中、1は間仕切壁、8は排水流下管路、10は配管
ユニット、11は大便器、20はロングサイズの配管ユニッ
ト、25,26は排水管、B0,B1〜B4は大便所ブース、Bsは掃
除流しブース、Ef,Erは出入口、Mrは化粧鏡、Rf、Rrは
部屋空間、S1〜S4は洗面器、Stはトイレスペース、Tは
プレファブ式トイレ、W1,W2はその側壁、wは化粧鏡の
幅を表している。
ので、第1図はトイレの伏図、第2図は第1図の2−2
線断面図、第3図は排水系要部の模式図である。 尚、図中、1は間仕切壁、8は排水流下管路、10は配管
ユニット、11は大便器、20はロングサイズの配管ユニッ
ト、25,26は排水管、B0,B1〜B4は大便所ブース、Bsは掃
除流しブース、Ef,Erは出入口、Mrは化粧鏡、Rf、Rrは
部屋空間、S1〜S4は洗面器、Stはトイレスペース、Tは
プレファブ式トイレ、W1,W2はその側壁、wは化粧鏡の
幅を表している。
Claims (11)
- 【請求項1】部屋空間の水廻設備の設備数量調整方法に
おいて、 前記水廻設備を予め所定数量設け、 該所定数量の設備の内、随時必要とされる分を除き、残
りを間仕切壁で隠蔽収納しておくようにし、 該間仕切壁を前記水廻設備に対し相対的に移動させて水
廻設備を出没させることにより、前記随時必要とされる
分の設備数量を得るようにした、 ことを特徴とする設備数量調整方法。 - 【請求項2】前記水廻設備を前記間仕切壁と交差する方
向に連設固定しておくようにしたことを特徴とする請求
項1に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項3】前記水廻設備は前記部屋空間の側壁沿いに
連設されていることを特徴とする請求項2に記載の設備
数量調整方法。 - 【請求項4】前記水廻設備は前記部屋空間の相対向する
両側壁沿いに連設されていることを特徴とする請求項2
に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項5】前記所定数量の水廻設備は前記連設方向か
ら見た輪郭が統一されており、前記間仕切壁は該輪郭に
合せた縁取りが為されていることを特徴とする請求項2
に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項6】前記水廻設備は配管ユニットと、該配管ユ
ニットの前面に着設された衛生機器とから成ることを特
徴とする請求項5に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項7】前記水廻設備は大便所ブースから成ること
を特徴とする請求項5に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項8】前記間仕切壁は前記配管ユニット内の配管
系と取合う連絡配管を内蔵していることを特徴とする請
求項6に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項9】前記所定数量の水廻設備の排水を前記間仕
切壁を介して排出するようにしたことを特徴とする請求
項1に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項10】前記排水を一旦合流せしめ、前記間仕切
壁の位置に応じて選択した方向に流下させるようにした
ことを特徴とする請求項9に記載の設備数量調整方法。 - 【請求項11】前記排水を略X字状に斜交する管路で合
流流下させるようにしたことを特徴とする請求項10に記
載の設備数量調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63102017A JP2702500B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 設備数量調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63102017A JP2702500B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 設備数量調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01275862A JPH01275862A (ja) | 1989-11-06 |
JP2702500B2 true JP2702500B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14315985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63102017A Expired - Fee Related JP2702500B2 (ja) | 1988-04-25 | 1988-04-25 | 設備数量調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702500B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2585814Y2 (ja) * | 1991-12-17 | 1998-11-25 | 東陶機器株式会社 | トイレの間仕切り |
JP2585512Y2 (ja) * | 1993-11-04 | 1998-11-18 | 鹿島建設株式会社 | トイレ構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS582203U (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-08 | クリ−ン工業株式会社 | 組立ハウス |
JPH0323951Y2 (ja) * | 1986-08-22 | 1991-05-24 |
-
1988
- 1988-04-25 JP JP63102017A patent/JP2702500B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01275862A (ja) | 1989-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |