JPH10121754A - 車椅子対応型トイレブース - Google Patents

車椅子対応型トイレブース

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JPH10121754A
JPH10121754A JP28264796A JP28264796A JPH10121754A JP H10121754 A JPH10121754 A JP H10121754A JP 28264796 A JP28264796 A JP 28264796A JP 28264796 A JP28264796 A JP 28264796A JP H10121754 A JPH10121754 A JP H10121754A
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JP
Japan
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toilet
door
wheelchair
booths
booth
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JP28264796A
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English (en)
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Minoru Tsuda
実 津田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 2つのトイレブース27,28を並設
し、左右のトイレブース27,28の各々に大便器32
を設置し、一方のトイレブース28のドア24を車椅子
が通過可能な幅広の外開きドアとし、左右のトイレブー
ス27,28を仕切る仕切壁19を開閉可能にした。左
右のトイレブース27,28は、幅広のドア24か又は
この幅広のドア24よりも狭い普通のドア23を備え、
この普通のドア23を備えた方のトイレブース27に手
洗器37や手摺38を設けた。左右のトイレブース2
7,28の仕切壁19は、幅広のドア24と普通のドア
23のどちらか一方が施錠された時施錠可能なロック機
構45を備える様にした。 【効果】 健常者の利用に差支えることなく、既存のト
イレブースを簡単に改修して車椅子の人が一人で利用す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子に乗った人
も利用することができるトイレブースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】加齢により脚腰が弱ってきた高齢者や、
脚腰が不自由な障害者等の利用者のために、特に公共の
建物で、これらの利用者が車椅子で利用できるようにし
たトイレブースを設けることは珍しくなくなってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各地方自治体の福祉の
まちづくり指針や条例、更に平成6年6月に公布された
「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物
の建築の促進に関する法律」(通称ハートビル法)の施
行によって、このような車椅子対応のトイレブースを設
置するための環境が整ってきたが、現状ではこのように
車椅子で利用できるトイレブースはまだまだ絶対的に不
足している。しかしながら既存のトイレルームに設置さ
れた大便器、小便器、手洗器等の器具の数を減らして、
トイレブースを使用頻度の低い車椅子で利用できる広さ
に改造することは、健常者の利用に差支えるため現実的
ではない。
【0004】そこで本発明の目的は、健常者の利用に差
支えることなく、既存のトイレブースを簡単に改造して
車椅子で利用できるようにした車椅子対応型トイレブー
スを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1は、2つのトイレブースを並設し、左右の
トイレブースの各々に大便器を設置し、一方のトイレブ
ースのドアを車椅子が通過可能な幅広の外開きドアと
し、左右のトイレブースを仕切る仕切壁を開閉可能にし
た。
【0006】仕切壁を開けることによって2つのトイレ
ブースで1つの車椅子対応型トイレブースが形成される
ので、幅広の外開きドアを開けて車椅子で入り、隣りの
トイレブースのドアを閉めて大便器の手前で車椅子を降
り、その大便器を利用することができる。トイレブース
内で車椅子の方向転換はできないが、車椅子の利用者が
1人で十分に用を足すことができる。大規模なトイレル
ームや不特定多数の人が利用するトイレルームで、一時
的に2つのトイレブースのみを車椅子用に提供すること
ができる。
【0007】又、仕切壁を閉じることによって夫々別個
の普通の2つのトイレブースが形成されるから、健常者
が夫々のトイレブースを個別に利用することができる。
【0008】請求項2は、左右のトイレブースに、幅広
のドアか又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備
え、この普通のドアを備えた方のトイレブースに手洗器
を設けた。
【0009】2つのトイレブースの内一方に幅広のドア
を設け、他方は従来の普通のドアのままにし、仕切壁を
開閉自在にし、普通のドアを備えた方のトイレブースに
手洗器を設けるだけの改造で、車椅子対応型トイレブー
スを簡単に低コストで設けることができる。
【0010】又、車椅子で出入りしない普通のドアを備
えた方のトイレブースに手洗器を設けたので、使用する
大便器のすぐ近くに手洗器が置かれるから使い勝手が良
い。
【0011】請求項3は、左右のトイレブースに、幅広
のドアか又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備
え、この普通のドアを設けた方のトイレブースに手摺を
設けるようにした。
【0012】2つのトイレブースの内一方に幅広のドア
を設け、他方は従来の普通のドアのままにして、この普
通のドアを備えた方のトイレブースに手摺を設けるだけ
の改造で、車椅子対応型トイレブースを簡単に低コスト
で設けることができる。
【0013】又、車椅子で出入りしない普通のドアを備
えた方のトイレブースに手摺を設けたので、使用する大
便器のすぐ近くに手摺があるから、車椅子から大便器へ
移る際に身体を支えることができ使い勝手が良い。
【0014】請求項4は、左右のトイレブースに、幅広
のドアか又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備
え、左右のトイレブースの仕切壁は、幅広のドアと普通
のドアのどちらか一方が施錠されたときに施錠可能なロ
ック機構を備えるようにした。
【0015】左右のトイレブースの仕切壁は、車椅子で
利用する場合常に開けられるようにしてあるが、健常者
が利用する場合、どちら側のトイレブースからもロック
機構によってこの仕切壁に施錠して、隣りのトイレブー
スから開けられないようにすることができるから、利用
者のプライバシーを守ることができ、利用上の安全性も
確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明のトイレブースを
備えたトイレルームの平面図であり、トイレルーム1
は、建築躯体内の空間を複数の壁パネル2,3,4,5
で囲い、壁パネル2,3,4,5の上部間に図示せぬ天
井パネルを載置してなる。6はトイレルーム1の出入口
である。
【0017】出入口6の向かって右手の壁パネル2に沿
って図示せぬ配管ユニットを設け、配管ユニット上にカ
ウンター7と3個の洗面器8…(…は複数個備えること
を示す。以下同様。)を設置する。配管ユニット内に、
洗面器8…に接続された給水管、給湯管、排水管等を収
納する。出入口6から遠い側、且つ出入口6の向かい側
の壁パネル3に、配管ユニット9を設ける。この配管ユ
ニット9の前面に、5個の小便器11…を取付け、配管
ユニット9内に、小便器11…に接続された図示せぬ給
水管、排水管、通気管等を収納する。尚、10は出入口
6を形成する壁、12は小便器11…の目隠し壁であ
る。
【0018】出入口6の向かって左側で、且つ小便器1
1…の向かい側の壁パネル5に沿って、パネル板13〜
17、仕切壁18,19,21及びドア22〜25によ
って3つのトイレブース26,27,28と掃除用具の
ブース29を設ける。トイレブース26に和風便器31
を設置し、トイレブース27,28に夫々腰掛便器32
を設置する。又、掃除用具のブース29に、大型の平底
の流し33や図示せぬモップ、雑巾、洗剤、石鹸及びモ
ップを掛ける為のフック、雑巾、洗剤、石鹸等を収納す
る為の棚を設ける。
【0019】図2は本発明の第1実施例の車椅子対応型
トイレブースの平面図であり、第1実施例の車椅子対応
型トイレブース35は、車椅子の利用者が利用できると
ともに健常者が通常の利用をすることもできるように、
既存のトイレブースを改造した前記図1の2つのトイレ
ブース27,28からなる。
【0020】第1実施例の車椅子対応型トイレブース3
5は、トイレブース28のドア24を、車椅子が通過可
能な幅広の外開きのドア(例えば800mm程度)に改
造したものである。またトイレブース27のドア23
は、幅広のドア24よりも狭い既存の普通の内開きのド
ア(550mm〜600mm)をそのまま使用する。ド
ア23及び24は、ヒンジ23a、24aの取付位置を
互いに遠い側に設け、ドア23及び24の動く方の側部
23b及び24bを互いに近い側に設ける。
【0021】左右のトイレブース27,28を仕切る前
記仕切壁19は、既存の固定の仕切壁を開閉可能に改造
したものである。仕切壁19は、壁パネル5に固定され
た固定仕切壁19aと、例えば仕切壁19上方の図示せ
ぬ上框に吊った2枚構成の引戸19b,19cとからな
る。引戸19b,19cは、例えば下端部を床に設けた
ガイドレールでガイドさせるように構成することで、安
定した開閉をすることができる。
【0022】引戸19bは、引戸19cに連動して動く
ように且つ引戸19cを閉じた時固定仕切壁19aに係
合させることで、それ以上引戸19c方向に動かず、ま
た引戸19cに施錠した時は壁パネル5方向にも動かな
いように構成する。仕切壁19の引戸19cの施錠は、
後述するロック機構によって行ない、健常者が左右のト
イレブース27,28を夫々個別に利用する場合、安心
して利用できるようにする。
【0023】尚、トイレブース27,28とも、腰掛便
器32とドア23,24との間隔は、車椅子が入れる寸
法(例えば800mm程度)とする。改造前のトイレブ
ースに十分な寸法がない場合は、例えば腰掛便器32,
32の設置位置を調整し、パネル板13〜17及び仕切
壁18,19,21を寸法の大きいものに取替える。
【0024】図3は図2の矢視3図であり、トイレブー
ス27の普通の内開きのドア23側の仕切壁18に沿っ
て、手回品等を置くためのカウンター36を設置し、カ
ウンター36の右側に手洗器37を設ける。手洗器37
の右側に、縦の部分と横の部分とからなるL字形の手摺
38を取付け、手摺38の右側に使用後腰掛便器32に
水を流す為のスイッチ39、車椅子の利用者が利用中気
分が悪くなった時使用する非常用ベル41及びトイレッ
トペーパーの紙巻器42を設ける。43も非常用ベルで
あり、車椅子の利用者が万一床に倒れて置き上がれない
時に使用する為のものである。
【0025】2つのトイレブース27,28の内一方の
トイレブース28のドアを幅広のドア24に改造し、他
方のトイレブース27は従来の普通のドア23のままに
し、仕切壁19を開閉自在にし、普通のドア23を備え
た方のトイレブース27にカウンター36、手洗器3
7、手摺38及び非常用ベル41,43を取付けるだけ
の改造で、2つのトイレブース27,28からなる車椅
子対応型トイレブース35を簡単に低コストで設けるこ
とができる。
【0026】図4はロック機構を備えた仕切壁の斜視図
である。ロック機構45は、トイレブース27のドア2
3を内側から施錠する鍵46(不図示。図5参照。)及
びトイレブース28のドア24を内側から施錠する鍵4
7と、仕切壁19の引戸19cを夫々のトイレブース2
7,28側から施錠する鍵48,49(トイレブース2
7側から引戸19cに施錠する鍵48は不図示。図5参
照。)とからなる。鍵48,49は、幅広のドア24と
普通のドア23のどちらか一方が施錠されたときに施錠
可能な鍵である。50は、ドア24上方の上框51とド
ア24との間に設けられ、外側に開けた幅広のドア24
の手を離すと閉じる自動開閉機構である。
【0027】鍵47は(鍵46も同様の構成であるの
で、鍵47で代表させて説明する。)、ドア24とパネ
ル板15の対向する位置に設けられた1組のホルダー5
2,53と、ドア24側のホルダー52内を左右に水平
に移動可能なスライダー54と、スライダー54に形成
された横長のガイド溝55と、ドア24に固定されこの
ガイド溝55内に突出させたガイド用ピン56とからな
る。スライダー54の左端部にストッパー57を形成す
る。スライダー54を図の右方向に移動させて、パネル
板15側のホルダー53に係合させた時、ドア24がト
イレブース28内から施錠となり、トイレブース28を
外から開けることができない。
【0028】スライダー54は、右端部が係合させたホ
ルダー53を突き抜けて引戸19cに当接する長さを備
える。ホルダー53を突き抜けたスライダー54に面す
るパネル板15に、溝58を形成する。溝58の上端部
を、ホルダー53の上端部よりも上方に形成する。引戸
19cに設けた前記鍵49は、軸59によって基部を回
転自在に引戸19cに取付け、先端部にフック61を形
成する。この鍵49を回転させてフック61を施錠状態
の鍵47のスライダー54に溝58内で係止させて、引
戸19cを施錠する。60は鍵49のストッパーであ
る。
【0029】鍵47のスライダー54がホルダー53に
係合していない時(鍵47を掛けていない時)、鍵49
のフック61はスライダー54に係合できないので、引
戸19cに施錠できない。つまりトイレブース27,2
8を利用していない時は内側から施錠されていないの
で、車椅子でトイレブース27,28内に入って仕切壁
19を開け、利用することができる。
【0030】図5はロック機構の要部平断面図であり、
トイレブース27側の鍵46及び48を、トイレブース
28側の鍵47及び49と略左右対称に構成する。上記
のように左右のトイレブース27,28の仕切壁19
は、健常者が利用していなければ車椅子の利用者が常に
開けられるが、健常者がトイレブース27又は28を利
用する場合、鍵46又は47を施錠すれば、どちら側の
トイレブース27,28からも鍵48又は49によって
この仕切壁19に施錠して、隣りのトイレブースから開
けられないようにすることができるので、利用者のプラ
イバシーを守ることができ、利用上の安全性も確保する
ことができる。
【0031】以上の構成からなる第1実施例の車椅子対
応型トイレブースの作用を次に説明する。図6は第1実
施例の車椅子対応型トイレブースの作用を説明する図で
あり、(a)において、車椅子65の利用者66が車椅
子対応型トイレブース35を利用する時、トイレブース
27のドア23は内側に開いており、トイレブース28
の幅広のドア24は施錠されずに閉じている。又、仕切
壁19の引戸19b及び19cは閉じているが、施錠さ
れていない。
【0032】(b)において、幅広のドア24を開けて
車椅子65でトイレブース28に入り、仕切壁19の引
戸19b及び19cを開ける。開けたドア24は、手を
離すと前記自動開閉機構50によって自動的に閉じるの
で、鍵47を掛ける。次いで車椅子65でトイレブース
27側に入り、ドア23を閉じて鍵46を掛ける。カバ
ン等の手荷物がある場合はカウンター36に置く。
【0033】(c)において、トイレブース27側の腰
掛便器32の手前で車椅子65を降り、手摺38で身体
を支えながら移動して腰掛便器32に座り、用を足す。
利用後は腰掛便器32に座ったまま手洗器37で手を洗
う。車椅子対応型トイレブース35内で車椅子65の方
向転換はできないが、車椅子65の利用者66が1人で
十分に用を足すことができる。大規模なトイレルームや
不特定多数の人が利用するトイレルームで、一時的に2
つのトイレブース27,28のみを車椅子65用に提供
することができる。
【0034】図7は本発明の第2実施例の車椅子対応型
トイレブースの平面図であり、第2実施例の車椅子対応
型トイレブース70は、車椅子で利用できるとともに健
常者が通常の利用をすることもできるように、既存のト
イレブースを改造したものである。第1実施例との共通
部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0035】第2実施例の車椅子対応型トイレブース7
0は、第1実施例同様既存のトイレブースを改造した2
つのトイレブース71及び72からなる。トイレブース
71に腰掛便器32を設置し、トイレブース72に和風
便器73を設置する。和風便器73は、閉じた状態の幅
広のドア24と平行に設置する。腰掛便器32とドア2
3との間隔、及び和風便器73とドア24との間隔は、
車椅子が入れる寸法(例えば800mm程度)にする。
改造前のトイレブース71,72に十分な寸法がない場
合は、前記第1実施例と同様の改造を行なう。
【0036】トイレブース71と72を仕切る仕切壁仕
切壁74は、固定仕切壁74aと車椅子が入れる幅広
(例えば800mm程度)のドア74bとからなる。ド
ア74bは、トイレブース72側に開くことができ、前
記第1実施例と同様に幅広のドア24と普通のドア23
のどちらか一方が施錠されたときに施錠可能なロック機
構45を備える。尚、ドア74bは折戸でも良い。
【0037】図8は図7の矢視8図であり、第1実施例
同様にトイレブース27の仕切壁18に沿って、カウン
ター35、手洗器37、水平な手摺75、水を流す為の
スイッチ39、非常用ベル41,43、トイレットペー
パーの紙巻器42を設ける。
【0038】以上の構成からなる第2実施例の車椅子対
応型トイレブースの作用を次に説明する。図9は第2実
施例の車椅子対応型トイレブースの作用を説明する図で
あり、(a)において、車椅子65の利用者66が車椅
子対応型トイレブース70を利用する時、トイレブース
71のドア23は内側に開いており、トイレブース72
の幅広のドア24は施錠されずに閉じている。又、仕切
壁74のドア74bは閉じているが、施錠されていな
い。
【0039】(b)において、幅広のドア24を開けて
車椅子65でトイレブース72に入り、仕切壁74のド
ア74bを開ける。開けたドア24は、手を離すと前記
自動開閉機構50によって自動的に閉じるので、鍵47
を掛ける。次いで車椅子65でトイレブース71側に入
り、ドア23を閉じて鍵46を掛ける。カバン等の手荷
物がある場合はカウンター36に置く。
【0040】(c)において、トイレブース71側の腰
掛便器32の手前で車椅子65を降り、手摺38で身体
を支えながら移動して腰掛便器32に座り、用を足す。
利用後は腰掛便器32に座ったまま手洗器37で手を洗
う。第1実施例と同様に車椅子対応型トイレブース70
内で車椅子65の方向転換はできないが、車椅子65の
利用者66が1人で十分に用を足すことができる。大規
模なトイレルームや不特定多数の人が利用するトイレル
ームで、一時的に2つのトイレブース71,72のみを
車椅子65用に提供することができる。
【0041】尚、第1実施例、第2実施例とも、並設し
た2つのトイレブースの内左側のトイレブースのドアを
車椅子が通過可能な幅広の外開きドアとし、この幅広の
外開きドアよりも狭いドアを備えた右側のトイレブース
に設置された腰掛便器を車椅子の利用者が利用するよう
にしたが、幅広の外開きドアも、利用する腰掛便器も第
1実施例及び第2実施例の場合と左右逆に設置しても良
いことは勿論である。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、2つのトイレブースを並設し、左右
のトイレブースの各々に大便器を設置し、一方のトイレ
ブースのドアを車椅子が通過可能な幅広の外開きドアと
し、左右のトイレブースを仕切る仕切壁を開閉可能にし
た。
【0043】仕切壁を開けることによって2つのトイレ
ブースで1つの車椅子対応型トイレブースが形成される
ので、幅広の外開きドアを開けて車椅子で入り、隣りの
トイレブースのドアを閉めて大便器の手前で車椅子を降
り、その大便器を利用することができる。トイレブース
内で車椅子の方向転換はできないが、車椅子の利用者が
1人で十分に用を足すことができる。大規模なトイレル
ームや不特定多数の人が利用するトイレルームで、一時
的に2つのトイレブースのみを車椅子用に提供すること
ができる。
【0044】又、仕切壁を閉じることによって夫々別個
の普通の2つのトイレブースが形成されるから、健常者
が夫々のトイレブースを個別に利用することができる。
【0045】請求項2は、左右のトイレブースに、幅広
のドアか又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備
え、この普通のドアを備えた方のトイレブースに手洗器
を設けた。
【0046】2つのトイレブースの内一方に幅広のドア
を設け、他方は従来の普通のドアのままにして、この普
通のドアを備えた方のトイレブースに手洗器を設けるだ
けの改造で、車椅子対応型トイレブースを簡単に低コス
トで設けることができる。又、車椅子で出入りしない普
通のドアを備えた方のトイレブースに手洗器を設けたの
で、使用する大便器のすぐ近くに手洗器が置かれるから
使い勝手が良い。
【0047】請求項3は、左右のトイレブースに、幅広
のドアか又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備
え、この普通のドアを備えた方のトイレブースに手摺を
設けるようにした。
【0048】2つのトイレブースの内一方に幅広のドア
を設け、他方は従来の普通のドアのままにし、仕切壁を
開閉自在にし、普通のドアを備えた方のトイレブースに
手洗器を設けるだけの改造で、車椅子対応型トイレブー
スを簡単に低コストで設けることができる。
【0049】又、車椅子で出入りしない普通のドアを備
えた方のトイレブースに手摺を設けたので、使用する大
便器のすぐ近くに手摺があるから、車椅子から大便器へ
移る際に身体を支えることができ使い勝手が良い。
【0050】請求項4は、左右のトイレブースに、幅広
のドアか又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備
え、左右のトイレブースの仕切壁は、幅広のドアと普通
のドアのどちらか一方が施錠されたときに施錠可能なロ
ック機構を備えるようにした。
【0051】左右のトイレブースの仕切壁は、車椅子で
利用する場合常に開けられるようにしてあるが、健常者
が利用する場合、どちら側のトイレブースからもロック
機構によってこの仕切壁に施錠して、隣りのトイレブー
スから開けられないようにすることができるから、利用
者のプライバシーを守ることができ、利用上の安全性も
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレブースを備えたトイレルームの
平面図
【図2】本発明の第1実施例の車椅子対応型トイレブー
スの平面図
【図3】図2の矢視3図
【図4】ロック機構を備えた仕切壁の斜視図
【図5】ロック機構の要部平断面図
【図6】第1実施例の車椅子対応型トイレブースの作用
を説明する図
【図7】本発明の第2実施例の車椅子対応型トイレブー
スの平面図
【図8】図7の矢視8図
【図9】第2実施例の車椅子対応型トイレブースの作用
を説明する図
【符号の説明】 1…トイレルーム,2,3,4,5…壁パネル,18,
19,21,74…仕切壁,22,23,24,25…
ドア,26,27,28,71,72…トイレブース,
32…腰掛便器,35,70…車椅子対応型トイレブー
ス,37…手洗器,38…手摺,45…ロック機構,4
6,47,48,49…鍵,51…開閉機構,52,5
3…ホルダー,54…スライダー,55…ガイド機構,
56…ガイド用ピン,57…ストッパー,58…溝,6
1…フック,73…和風便器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのトイレブースを並設し、左右のト
    イレブースの各々に大便器を設置し、一方のトイレブー
    スのドアを車椅子が通過可能な幅広の外開きドアとし、
    左右のトイレブースを仕切る仕切壁を開閉可能にしたこ
    とを特徴とする車椅子対応型トイレブース。
  2. 【請求項2】 前記左右のトイレブースは、幅広のドア
    か又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備え、こ
    の普通のドアを備えた方のトイレブースに手洗器を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の車椅子対応型トイレ
    ブース。
  3. 【請求項3】 前記左右のトイレブースは、幅広のドア
    か又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備え、こ
    の普通のドアを備えた方のトイレブースに手摺を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車椅子対
    応型トイレブース。
  4. 【請求項4】 前記左右のトイレブースは、幅広のドア
    か又はこの幅広のドアよりも狭い普通のドアを備え、左
    右のトイレブースの仕切壁は、幅広のドアと普通のドア
    のどちらか一方が施錠されたときに施錠可能なロック機
    構を備えていることを特徴とする請求項1項、請求項
    2、又は請求項3記載の車椅子対応型トイレブース。
JP28264796A 1996-10-24 1996-10-24 車椅子対応型トイレブース Pending JPH10121754A (ja)

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