JP3021399U - 黄金染が施された被服 - Google Patents

黄金染が施された被服

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JP3021399U
JP3021399U JP1995006338U JP633895U JP3021399U JP 3021399 U JP3021399 U JP 3021399U JP 1995006338 U JP1995006338 U JP 1995006338U JP 633895 U JP633895 U JP 633895U JP 3021399 U JP3021399 U JP 3021399U
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Japan
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dyed
indigo
bancha
dyeing
golden
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JP1995006338U
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はつよ 林
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はつよ 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】藍色の他、番茶色、黄金色(緑色、緑褐色)を
同一生地内に表出でき、色彩感覚を向上させる。 【構成】番茶製造時に発生する煮汁を使用して染色する
番茶染が、生地の一部に施され、藍を使用して染色する
藍染が、番茶染部分と一部重合させて生地の他の部分に
施されてなる染生地により、縫製されてなり、番茶染部
分が黄色、黄土色、黄褐色を呈し、藍染部分が藍色を呈
し、番茶染と藍染の重合部分(黄金染部分)が黄金色
(緑色、緑褐色)を呈する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、番茶染と藍染との重合部分が黄金色を呈する黄金染が施された被服 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、藍を使用して染色する藍染が施された被服は、藍色の濃淡により、その 色彩を観者に楽しませていた。
【0003】 また、藍染を施す際に、生地を糸や板等により部分的に締めつけて防染させ、 部分的に生地の地色をそのまま露出させて模様を表出させる絞り染加工を施すこ とにより、藍色と生地の地色とが混在した絞り染模様により、その色彩模様を観 者に楽しませていた。
【0004】 また、番茶製造時に発生する煮汁を使用して染色する番茶染が施された被服に おいても、前記藍染と同様に番茶色(黄色、黄土色、黄褐色)の濃淡、または番 茶色と生地の地色とが混在した絞り染模様により、その色彩模様を観者に楽しま せていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来、藍染が施された被服は藍色の濃淡、番茶染が施された被服は番茶色の濃 淡、または絞り染加工を施すことにより、藍色、番茶色と生地の地色とが混在し た絞り染模様による色彩模様しか同一生地内に表出できないことが問題となって いた。
【0006】 近年、生活環境も良くなり、被服も多種多様化し、藍染が施された被服におい ても、藍色の他に、別の色彩を混在させたものが要望されてきている。
【0007】 本考案は、このような要望に対処すべく、藍色の他、番茶色、黄金色(緑色、 緑褐色)を同一生地内に表出でき、色彩感覚を向上させた黄金染が施された被服 を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、番茶製造時に発生する煮汁を使用して染色する番茶染が、生地の一 部に施され、藍を使用して染色する藍染が、番茶染部分と一部重合させて生地の 他の部分に施されてなる染生地により、縫製されてなるもの、または必要に応じ て番茶染が絞り染加工により施されたもの、あるいは藍染が絞り染加工により施 されたものである。
【0009】
【作用】
本考案の作用を以下に説明する。
【0010】 本考案に係る黄金染が施された被服は、番茶染が施された部分が番茶色(黄色 、黄土色、黄褐色)を呈し、藍染が施された部分が藍色を呈し、番茶染と藍染と の重合部分が黄金色(緑色、緑褐色)を呈する黄金染が施されているため、同一 生地内に少なくとも3色が表出され、新奇な色彩感覚を与えることができる。
【0011】 また、番茶染または/および藍染がしぼり染加工により施されることにより、 藍色、番茶色、黄金色の色彩の他に、生地の地色を混在させた絞り染模様を表出 させ、色彩感覚をさらに向上させることができる。
【0012】
【実施例】
本考案に係る黄金染が施された被服は、図1および図2に示すように、以下の 構成からなるものである。
【0013】 番茶製造時に発生する煮汁を使用して染色する番茶染が、生地12の一部に施 されている。
【0014】 本実施例において、生地12は絹織物である。
【0015】 ここで、番茶染は、番茶を製造する第1工程である摘んだ番茶を煮る際に発生 する煮汁に、酢酸アルミ等の薬液、水、を混合させてなる染料を使用して生地1 2を染色する技法である。
【0016】 番茶染を施さない部分の生地12は、予めナイロン、ビニール袋等の被覆部材 で被覆されることが望ましい。
【0017】 藍を使用して染色する藍染が、番茶染部分14と一部重合させて生地12の他 の部分に施されている。
【0018】 この際、藍染を施さない部分(番茶染が施された部分)の生地12は、予めナ イロン、ビニール袋等の被覆部材で被覆されることが望ましい。
【0019】 この番茶染および藍染を施す際に、番茶染および藍染を施さない部分を被覆部 材で被覆させるのは、番茶染および藍染の染料が、番茶染および藍染を施さない 部分に浸透し、染色されるのを防止するためである。
【0020】 番茶染部分14と藍染部分16との重合部分18が、番茶色と藍色が重合した 色、つまり黄金色(緑色、緑褐色)を呈する黄金染となる。
【0021】 この黄金染が施された染生地20により、スカーフが縫製されている。
【0022】 また、図3に別の実施例が示してある。
【0023】 本例は、黄金染が施されてなる染生地20により、ネクタイが縫製された他は 前記実施例と同様であるため、説明は省略する。
【0024】 なお、両実施例において、番茶染または/および藍染を絞り染加工により施す ことにより、生地12の地色を混在させた絞り染模様を表出させ、色彩感覚をよ り向上させることができる。
【0025】 また、両実施例において、生地12は絹織物であるが、綿織物、化学繊維織物 等の素材であってもよい。
【0026】 また、本考案に係る被服は、スカーフ、ネクタイに限定されることはなく、シ ャツ、着物、和装小物等、他の被服形状とすることは自明のことである。
【0027】
【考案の効果】
本考案に係る黄金染が施された被服によれば、番茶染が施された部分が番茶色 (黄色、黄土色、黄褐色)を呈し、藍染が施された部分が藍色を呈し、番茶染と 藍染との重合部分が黄金色(緑色、緑褐色)を呈する黄金染が施されているため 、同一生地内に少なくとも3色が表出され、新奇な色彩感覚を与えることができ る。
【0028】 また、番茶染または藍染が絞り染加工により施されることにより、藍色、番茶 色、黄金色の色彩の他に、生地の地色を混在させた絞り染模様を表出させ、色彩 感覚をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る黄金染が施された被服(スカー
フ)の正面図。
【図2】染生地を示す正面図。
【図3】別の実施例(ネクタイ)を示す斜視図。
【符号の説明】
12 生地 14 番茶染部分 16 藍染部分 18 番茶染および藍染の重合部分(黄金染部分) 20 染生地

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番茶製造時に発生する煮汁を使用して染
    色する番茶染が、生地(12)の一部に施され、藍を使用し
    て染色する藍染が、番茶染部分(14)と一部重合させて生
    地(12)の他の部分に施されてなる染生地(20)により、縫
    製されてなる黄金染が施された被服。
  2. 【請求項2】 番茶染が絞り染加工により施されてなる
    請求項1記載の黄金染が施された被服。
  3. 【請求項3】 藍染が絞り染加工により施されてなる請
    求項1または請求項2記載の黄金染が施された被服。
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