JP3026004U - 物干しネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 女性の下着類を屋外に干す場合に、人目につ
き難く、安心して干すことができる用具を得る。 【解決手段】 通気性のある合成繊維の布地で作られた
ネット部１ａの両側にファスナ１ｂを設けて開閉できる
袋状にすると共に、物干し竿２に干された洗濯物（下
着）４を覆うことができるように形成され、かつ、覆わ
れた洗濯物４が見えにくいように上記布地に色模様１ｃ
を施した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、女性の下着類を洗濯して干す際に、干した下着類が見えにくいよ うにするための物干しネットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

女性の下着類は、素材・色・デザイン・模様などが改良されて美しくなったた めに、洗濯したとき屋外に干すと他人に見られるので躊躇することが多い。この ため、実開平３−７３９４号公報に示されたように、吊り下げ式物干し具の全体 を目隠しするものが提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

吊り下げ式物干し具の全体を目隠しするものは、高価であり、また、１枚だけ の下着で、他のものは目隠しする必要ない洗濯物であっても全体を目隠しするこ とになり、不便であった。従って、一般に屋内に干すことが多くなっている。屋 内に干すと、他人に見られることはないが、乾きが悪く、室内も見苦しくなる。 従って、この考案は女性の下着類を屋外に干す場合に、人目につき難く、安心し て干すことができる用具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、女性の下着類を屋外に干すときに、通気性のある合成繊維の布地 で縫製され、かつ、布地に色模様を施した物干しネットで洗濯物を覆うことによ り、干した下着類が人目につきにくくして問題点を解決している。

【０００５】

【考案の実施の形態】

この考案の物干しネットにおいては、通気性のある合成繊維の布地を用いて、 ファスナにより開閉できる袋状にして物干し竿あるいは洋服かけに干された洗濯 物を覆うことができるように形成され、かつ、上記覆われた洗濯物が見えにくい ように上記布地に色模様を施すことにより、女性の下着類を安心して屋外に干す ことができる。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図１において、１は物干しネッ トであり、例えば、通気性のある化学繊維の布地をおむつ状に縫製したネット部 １ａと、ネット部１ａの両側をスライドファスナ１ｂで開閉できるように形成さ れたものである。なお、ネット部１ａはポリエステル繊維あるいはポリアミド繊 維のような化学繊維による通気性布地を縫製すると共に、各種の色模様１ｃが施 してある。２はクリップ部２ａを有する物干し用具であり、放射状物干し具の中 の１本のみを示したものである。この物干し用具２は一般の物干し竿であっても よい。（以下物干し竿２という）。３は物干し竿２に掛けられた洗濯はさみ、４ は女性の下着であり、洗濯はさみ３により物干し竿２に吊り下げられている。５ はブラジャで、物干し竿２に直接掛けられている。このように、物干しネット１ で下着４を覆うことにより、下着４を干してあることが分かり難い。各種の色の 下着４であっても、また、花柄などの模様の下着４であっても、物干しネット１ は色模様１ｃが施してあるので分かりにくい。

【０００７】 上記実施例では、ネット部１ａの両側をスライドファスナ１ｂで開閉できるよ うに形成されたものを示したが、放射状物干し具のように物干し竿部の一方側だ けが支持されている物干し具に干す場合には、ネット部１ａの片側だけを開閉で きるようにスライドファスナ１ｂを設けたものであってもよい。 また、下着類によっては、洋服かけのような用具に掛けて物干し竿に吊るすこ とがある。この場合は、図２に示すように、ネット部１ａの中央部をスライドフ ァスナ１ｂにより開閉できるように形成したものが適当である。この物干しネッ ト１は、洋服かけ６に掛けた下着４の上を、洋服かけ６と共に覆うことにより目 隠しするものである。

【０００８】 上記の実施例による物干しネット１は各種の形状・大きさのものを用意してお くのが望ましい。この場合、通気性のある化学繊維の布地は、通気性を良くする ために網地もしくはチュールレース状の布地にするのが望ましい。ただし、色模 様１ｃを施すためにガーゼ程度の網目にするのが適当である。色模様は、染色に よる模様、レースのような模様織、あるいは刺しゅうによる模様であってもよい 。なお、網目の布地による物干しネット１の場合はは洗濯用ネットとして利用で きる。洗濯用ネットとして利用したあと物干しネット１として使用できる。この 場合、化学繊維の布地であるために、乾燥は早く、下着類の乾燥の妨げになるこ とは殆どない。

【０００９】

【考案の効果】

この考案の物干しネットは以上説明したように、簡単な構成で使用方法が簡単 であり、女性の下着類を屋外に干す場合に、人目につき難く、安心して干すこと ができる。また、洗濯用ネットとしても使用できるなどの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例である物干しネットの使用
状態を示す正面図である。

【図２】この考案の他の実施例である物干しネットの使
用状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１ 物干しネット １ａ ネット部 １ｂ スライドファスナ １ｃ 色模様 ２ 物干し竿 ３ 洗濯はさみ ４ 下着 ６ 洋服かけ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 通気性のある合成繊維の布地を用いて、
   ファスナにより開閉できる袋状にして物干し竿あるいは
   洋服かけに干された洗濯物を覆うことができるように形
   成され、かつ、上記覆われた洗濯物が見えにくいように
   上記布地に色模様を施したことを特徴とする物干しネッ
   ト。