JPH0733292U - 人目に触れないで干せる女性用下着の物干し具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 通風性の有る素材より成る容器又は袋１の中に、開口部
２より洗濯物の下着５を入れ、洗濯挟み３で吊るす。そ
の後、それ等を掛け部４にて洗濯竿等の物干し具６に掛
け、下着の乾燥を待つ。素材は、通気性が有ると同時
に、迷彩する等して内部の下着が外見してはっきり確認
できない物を使用する。 【目的】身に付けた女性用下着、特にショーツを屋外に
干し、人目に晒す事は、女性心理として少なからず羞恥
心を覚えるものである。外部からは中身の下着が、はっ
きり見える事無く風乾出来る物干し具。 【構成】布，目の細かいネット，小さな多数の孔が空い
たプラスチック等の、通気性が有り、更に外部から中身
がはっきり見えない素材より成る袋又は容器１、１の内
側上部に付いた洗濯挟み３、１に設けた細い裂孔又は穴
である開口部２、外側上部の懸け部４、より成る。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、女性用下着、主にショーツを、洗濯物干し具に掛けて干すのに 用いる乾燥具で有る。従来、下着を干すのには、物干し竿等の種々なる洗濯物 干し具に直接かけ、日光や空気に晒して乾燥させた。これでは屋外に干す場合 、通行人や第三者の目に触れ、少々気恥ずかしさが伴った。本考案は、人目に 触れる事無く屋外で干す事を目的とした物干し具である。

図面にもとずき、本考案を詳細に説明する。

図１は本考案の斜視図である。

１は、布，又は目の細かいネット等を用い、通気性を有し、更に外部より遠 望して中味がはっきり判らない素材を使用した開口部２を持つ袋又は容器であ り、内側上部に１個又は複数個の洗濯挟み３が付き、更に外側上部に物干し竿 等の洗濯物干し具６に固定する為の懸け部４を有する。

開口部２は下着５を袋の中に入れ、洗濯挟み３に吊るす為のものである。こ の作業が可能であり、中の下着が外部に覗かなければ、形状，大きさ，場所は 如何なるもので有っても良い。１が布や繊維等の柔軟な素材とした袋であれば 細長い切れ目の裂孔でもよく、ファスナーやホック，ボタン等の止め具を付け れば、開放を更に妨げる。この場合、開口部２が少々大きくて窓状であっても 、止め具を閉めれば中身は見えない。１の素材が固いプラスチック等の容器状 の場合は、開口部２は少し大きめでなければ、下着を中に吊るす事が出来ない 。しかし、これを設ける場所を裏にするとか、蓋を付ける事により容器の中の 下着を、他人の視線から遮る事が出来る。プラスチック等の固い素材を用いる 容器は、駕籠状，網目状，又は多数の孔が空いている等の、通風性を必ず備え ねばならない。

外側上部には、懸け部４を有し、竿等の洗濯物干し具６に掛ける。この懸け部 ４は、洗濯物干し具６に固定出来れば如何なる形状で有っても良い。引っ掛ける 鉤状でも良し、外部の洗濯挟みに挟まれる様な突起物でも良い。

図２は本考案の使用中の斜視図で有る。これに基いて使用方法を述べる。

開口部２から下着５を入れ、下着５の一端を洗濯挟み３に挟み、袋又は容器１の 中に吊るす。この状態で下着５は袋又は容器１で覆われ、外部より見えない。そ れを懸け部４にて洗濯物干し具６に固定し、乾燥を待つ。上述の様に袋又は容器 １は通気性が有る為、袋又は容器１の内部に有る下着５は経時的に乾燥する。１ が袋で有る場合、袋１の一個、又は複数個の開口部２には、ハスナー等の止め具 を付けても良い。下着５を開口部２より入れ、袋１の内部に洗濯挟み３で吊るし た後止め具を閉める。開口部２の機能は、下着を袋の中に入れて洗濯挟み３に吊 るす為に使用するのみならず、通風口としても役立つ。開口部２にハスナーを付 ければこの通風口としては機能しないが、素材の通気性で、充分内部の洗濯物は 乾く。ハスナーではなく、部分的な止め具であるホック，ボタン等を付ければ、 完全に開口部２が閉鎖されないので開口部からの通風は保たれる。

ハスナー，ホック等の止め具は、開口部２の閉鎖により、一層の外部からの視 覚的な隔離が出来る。しかし、これらの止め具が無くても、開口部２が細い間隙 で有れば、設置する位置が袋１の裏側とか側部とかの場所を選べば、中の下着が 見える事は無い。

洗濯物干し場所は、通常、第三者からは離れて居る事が多い。因って、近くで 見て内部の下着が多少確認できても、遠望した場合には見えない。容器や袋に彩 色し、迷彩を施すことにより一層分かり難くなる。素材の選択や開口部の決定に より、本考案の目的は容易に果たすことが出来る。

この考案は、人目に晒す事無く、屋外で下着を干す目的で考案した物である。

女性心理として、自ら身に付けた下着、特にショーツを他人に見られる事は、羞 恥心を抱くものである。本考案を用いれば、袋又は容器のみ外見出来、内部に吊 るした下着は見える事無く乾燥する。

従来、本考案と同目的の電気下着乾燥機は有った。しかし、それは高価であ ると同時に電気エネルギーを必要とし、経済的にも環境問題の点でも不合理で ある。本考案は、安価に作れ、その上自然現象を活用するのみである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図

【図２】 本考案の使用中の斜視図

【符号の説明】

１は袋又は容器 ２は開口部 ３は洗濯挟み ４は懸け部 ５は下着 ６は洗濯物干し具

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 坂本 伸子 大阪府枚方市渚栄町24番９号 (72)考案者 坂本 實 大阪府枚方市渚栄町24番９号 (72)考案者 坂本 毅 大阪府枚方市渚栄町24番９号 (72)考案者 坂本 泰 大阪府枚方市渚栄町24番９号

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一個又は複数個の開口部を持つ、彩色する
   等した、通気性の有る袋又は容器の内側上部に洗濯挟み
   の付いた、女性用下着の洗濯物乾燥具