JP3019986U - 基材ターニングボックス装置 - Google Patents

基材ターニングボックス装置

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JP3019986U
JP3019986U JP1995006520U JP652095U JP3019986U JP 3019986 U JP3019986 U JP 3019986U JP 1995006520 U JP1995006520 U JP 1995006520U JP 652095 U JP652095 U JP 652095U JP 3019986 U JP3019986 U JP 3019986U
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JP
Japan
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base material
substrate
suction plate
roll
coating
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JP1995006520U
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Inventor
好司 山田
寛幸 長森
Original Assignee
株式会社ムサシノキカイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片面に塗料等がコートされた基材のコート面
にガイドロール等が一切接触せずに移送方向を変える基
材ターニングボックス装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 基材1のコート面の裏面に接触する複数のキ
ャリヤロール11と、これらのキャリヤロールの間に設
けたサクションプレート3とよりなり、各キャリヤロー
ルは同一周速で同一方向に回転する構成であり、サクシ
ョンプレートには基材側の表面に穿設された複数の吸気
孔3aと、この吸気孔に連通している排気管3bが背面
に設けられ、排気装置で排気される構造である。又、基
材の通過幅を規制するガイド板5が通過幅の両側に設け
られている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフィルム等の基材のコーターに関し、コート後に塗料等の完全乾燥及 び乾燥後も基材の走行方向を変更する場合でもコート面にロール等を接触せしめ ない基材ターニングボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコーターの一例は図5に示すように、ロール状に巻かれている基材1は 巻出し機14から複数の案内ロール6及びダンサーロール7を経て一定速度でコ ートロール8に供給され、このコートロール8で所要の塗料や印刷インク等(以 下塗料等という)がコートされる。
【0003】 塗料等がコートされた後は長大な乾燥炉9内で平行でかつ多数の案内ロール6 の上側にコート面を上にして移送されながら加温乾燥され、乾燥炉9の出口側に 設けられた巻取り装置10に巻取られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
コート面が一層コートのみの場合では、上述の従来の装置で特に問題はないが 、複数層コートの場合には一層目のコート後に一旦保護基材でコート面を保護し 、二層目のコート前で保護基材を剥がして二層目のコートをする必要がある。
【0005】 この場合、最終コートまでの間に基材1の巻取り及び巻戻し動作が行われるた め、コート面に余分にロール等が接触し、傷や汚れ等が出来て問題である。 これを防止するためには、保護基材によるコート面の被覆が必要であるばかり でなく、巻取りロールの交換作業も必要である。
【0006】 本考案は上述の問題を解決するため、特に複数層のコートに好適なコーターを 提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、走行するフィルムシート等の基材の片面に塗料 その他をコートするコーターの搬送装置において、基材1のコート面の完全乾燥 前及び乾燥後もロール等の搬送部材に接触せしめないようにコート面の裏面に接 触する複数のキャリヤロール11と、これらの隣接するキャリヤロール11の間 に設けたサクションプレート3とよりなる。
【0008】 上述の各キャリヤロール11は同一周速で同一方向に回転するように構成し、 サクションプレート3には基材側の表面に穿設された複数の吸気孔3aと背面に 吸気孔3aに連通している排気管3bとを具備し、図示しない排気装置で吸引し ているものである。
【0009】 又、基材1の通過幅を規制するガイド板5を通過幅の両側に設けたものである 。
【0010】
【作用】
吸気孔3aから吸引される空気により、基材1はサクションプレート3側に吸 引されるが、サクションプレート3に接触する前にその両側に位置しているキャ リヤロール11に接触し、一定周速で回転しているキャリヤロール11で移送さ れる。
【0011】
【実施例】
図1は基材ターニングボックス装置の構造説明図で、(イ)は側面図、(ロ) は正面展開図である。
【0012】 図1の基材ターニングボックス装置2は基材1のコート面が完全乾燥前にロー ル等の搬送部材に接触せしめないようにコート面の裏面に接触する複数のキャリ ヤロール11と、これらの隣接するキャリヤロール11の間に設けたサクション プレート3とよりなる。
【0013】 各キャリヤロール11は図示しない駆動装置により、同一周速で同一方向に回 転するように構成してある。 又、サクションプレート3は両端はキャリヤロール11の両側に設けられたサ ポート板4で保持され、キャリヤロール11に対向した面はその周面に接近した 円筒面で構成され、基材側の表面には複数の吸気孔3aが穿設されており、この 吸気孔3aは背面に接続されている排気管3bに連通して、図示しない排気装置 で吸引するように構成されている。
【0014】 更に、基材1の通過幅を規制するガイド板5を通過幅の両側に設けることによ り、基材1が一定位置を通過するように構成されている。 このガイド板5は使用する基材1の幅により、必要位置に設定可能に構成され ている。
【0015】 なお、サクションプレート3の吸気孔3aはこの装置で使用する最も狭い幅の 基材1、即ちガイド板5が最も内側に設定した場合でも、なおその内側に位置す るように穿設されている。
【0016】 次に、上述の基材ターニングボックス装置2の動作について説明する。 先ず、キャリヤロール11は図示しない駆動装置により、一定方向に所定の周 速で回転している。 一方、サクションプレート3は図示しない排気装置で排気管3bを通して吸気 孔3aから外気を吸引することにより、この部分に移動してきている基材1を吸 引することにより、基材1はキャリヤロール11に大気圧で押し付けられて、キ ャリヤロール11の回転と共にその円弧状配列に沿って移送される。
【0017】 この場合、基材1はコートロール8で片面に塗料等がコートされていても、こ のコート面が円弧状の内側になるように構成されているので、コート面はロール 等に接触することなく通過することが可能である。
【0018】 なお、上述の排気装置は使用する基材1の厚さや硬さ及び弾性等により基材1 が確実にキャリヤロール11に大気圧により押圧されるように排気量が調節可能 に構成されている。
【0019】 次に、上述の基材ターニングボックス装置2を使用したコーターの実例につい て説明する。この装置は図2〜4に示すように2台のコーターを一直線上に配置 し、1号機と2号機の間に上述の基材ターニングボックス装置2を配置し、それ ぞれ単独にも、又連続した一組のコーターとしても使用可能な装置としたもので ある。 以下に各組み合わせの使用状態について説明する。
【0020】 図2は1号機、2号機のコーターを本考案の基材ターニングボックス装置2を 使用して二重コーティングを行うものである。 第一巻出し機14aからの基材1上に1号機の第一コートロール8aで第1コ ートを行い、乾燥炉9aで一次乾燥を行った後、基材ターニングボックス装置2 を経由して2号機の第二コートロール8bで第2コートを行い、乾燥炉9bで二 次乾燥を行った後、2号機の出口側で第四巻出し機15bより供給される保護皮 膜としてのシーラント基材12をラミネートするものである。 又、第一及び第二乾燥炉9a、9b、案内ロール6、第一及び第二コートロー ル8a、8bは基本的には従来例の図5と同じであるので、詳細説明は省略する 。
【0021】 このような複合コーターを使用することにより、1号機でコートした第1コー トのコート面はロール等の他の物体と接触することなく、連続して2号機で第2 コートを行い、最後に第四巻出し機15bより供給されるシーラント基材12を ラミネートするため、コート面は他の物体に接触することなくシーラント基材1 2で保護された状態で第二巻取り機13bに巻取られて二重コーティングの完成 品として取り出せる。
【0022】 図3は1号機、2号機共単独に同じ動作を行うもので、それぞれ基材1上に第 一及び第二コートロール8a、8bでコートを行い、コーティングされたコート 面上に第三及び第四巻出し機15a、15bから供給されるシーラント基材12 をそれぞれラミネートして一重コーティングの完成品として第一巻出し機14a の基材1は第一巻取り機13aへ、第二巻出し機14bの基材1は第二巻取り機 13bへそれぞれ巻き取られて、2台分のコーターとして動作する。
【0023】 図4は3層ドライラミネートを行う場合で、ベースとなる基材1は第一巻出し 機14aから供給し、第一コートロール8aで一層目のコートを行い、第一乾燥 炉9aを通過後、第三巻出し機15aから供給される第一のシーラント基材12 とラミネートし、床下の通路を経由して第二コートロール8bで二層目のコート を行い、第二乾燥炉9bを経由した後、第四巻出し機15bから供給される第二 のシーラント基材12とラミネートして3層ドライラミネートを形成させる。
【0024】
【考案の効果】
上述のように、片面に塗料等がコートされた基材1が移送途中で反転する場合 でも、裏面が吸引されてキャリヤロール11に押圧されて移送されるので、コー ト面には何も接触することなく移送され、コート面に一切傷が付かない。
【0025】 排気装置による排気量の調節により、基材1の特性に合わせた吸引移送が可能 である。
【0026】 上述の一連の装置を利用することにより、基材1に一重コート、二重コート、 及び3層ドライラミネートの各種の製品をそれぞれ一連の装置で製造することが 可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】基材ターニングボックス装置の構造説明図で、
(イ)は側面図、(ロ)は正面展開図である。
【図2】基材ターニングボックス装置で連結した2連コ
ーターの構造説明図で、二重コートラミネート基材の製
造説明図である。
【図3】基材ターニングボックス装置で連結したコータ
ーの構造説明図で、それぞれのコーターを単独に使用し
て一重コートラミネート基材の製造説明図である。
【図4】基材ターニングボックス装置で連結したコータ
ーの構造説明図で、基材ターニングボックス装置を使用
せずに3層ドライラミネート基材の製造説明図である。
【図5】従来のコーターの構造説明図である。
【符号の説明】
1 基材 2 ターニングボックス装置 3 サクションプレート 3a 吸気孔 3b 排気管 4 サポート板 5 ガイド板 8 コートロール 8a 第一コートロール 8b 第二コートロール 9 乾燥炉 9a 第一乾燥炉 9b 第二乾燥炉 10 巻取り機 11 キャリヤロール 12 シーラント基材 13a 第一巻取り機 13b 第二巻取り機 14a 第一巻出し機 14b 第二巻出し機 15a 第三巻出し機 15b 第四巻出し機

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するフィルムシート等の基材の片面
    に塗料その他をコートするコーターの搬送装置におい
    て、前記基材のコート面の完全乾燥前及び乾燥後もロー
    ル等の搬送部材に接触せしめないように前記コート面の
    裏面に接触する複数のキャリヤロールと、これらの隣接
    するキャリヤロールの間に設けたサクションプレートと
    よりなり、前記各キャリヤロールは同一周速で同一方向
    に回転するように構成し、前記サクションプレートには
    前記基材側の表面に穿設された複数の吸気孔と背面に前
    記吸気孔に連通している排気管とを具備していることを
    特徴とする基材ターニングボックス装置。
  2. 【請求項2】 前記基材の通過幅を規制するガイド板を
    前記通過幅の両側に設けたことを特徴とする請求項1の
    基材ターニングボックス装置。
JP1995006520U 1995-06-29 1995-06-29 基材ターニングボックス装置 Expired - Lifetime JP3019986U (ja)

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