JP4894985B2 - 両面接着テープの製造方法および製造装置 - Google Patents

両面接着テープの製造方法および製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は両面接着テープの製造方法および製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
両面接着テープを製造する過程概略を図3に示す断面図に基づき説明する。まず、剥離紙100上に粘着剤101を塗布する(工程a−1)。ついで、粘着剤101を乾燥後、基材としての不織布102を粘着剤101上に積層したものを得ておく(工程a−2)。次に、キャリア103上に粘着剤101を塗布したもの(工程b−1)と工程(a−2)により得た積層体とを、不織布102と粘着剤101とを対向して積層する(工程c〜d)。その後、キャリア103を剥離し(工程e)、残った積層体を巻き取る。以上の工程により、両面接着テープが得られる。
【0003】
上述の製造工程を具体的に実現する方法として、2段階製造方法が知られている。この2段階製造方法は、前記工程(a−1)〜(a−2)で得られた積層体をまず巻き取り、次に工程(b−1)で得られた積層体と貼り合わす工程(c)〜(e)を実施する、というものである。
2段階製造方法は、製造工程(a−1)〜(a−2)または製造工程(b−1)〜(e)を行なう設備が1つで足りるため、設備費用の点で有利である。しかし、オフライン生産となるために、生産効率の点では不利である。しかも、(a−1)〜(a−2)の工程を行なった後に積層体を巻き取るが、巻き回し体の外周側と内周側とで巻き圧力に差異が生ずることにより、粘着剤101の不織布102への含浸の度合いが不均一になる。つまり、巻き圧力の大きい内周側に位置する積層体では粘着剤101の不織布102への含浸量が大きく、逆に巻き圧力の小さい外周側に位置する積層体では粘着剤101の不織布102への含浸量が小さくなる傾向にある。これが原因で、得られた両面接着テープの表面・裏面の接着力にアンバランスが生ずることがあった。また、最終製品としての巻き回しに変形が発生することもあり、その部分はテープ表面が粗れて凹凸となるという問題も提起されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の2段階製造方法による問題点を解消しうる製造方法として、塗工機を2台用いる製造方法が知られている。ここで、本願明細書において、塗工機とは両面接着テープを製造するための一連の工程を行なう装置全体としての概念を有し、また塗工装置とは粘着剤を塗布するための特定の部分を意味する。塗工機を2台用いる製造方法は、製造工程の途中で積層体を巻き取ることがないため、1段階製造方法と呼ばれている。図4に1段階製造方法を説明する概念図を示す。図4において、剥離紙100を巻き出すための巻き出し機106、塗工装置104、乾燥機105、不織布102を巻き出すための巻き出し機107から第1のライン120が構成される。一方、キャリア103を巻き出すための巻き出し機108、塗工装置109および乾燥機110から第2のライン121が構成される。また、第1のライン120により得られた積層体および第2のライン121によるキャリア103を積層した後に、キャリア103を剥離しかつ巻き取るための巻き取り機112、さらには残りの積層体を巻き取る巻き取り機111が備えてある。
図4における両面接着テープの製造方法を説明すると、まず巻き出し機106から剥離紙100が巻き出され、塗工装置104において粘着剤101が塗布される。塗布された粘着剤101は、乾燥機105内で乾燥される。乾燥された粘着剤101が塗布された剥離紙100と、巻き出し機107から巻き出された不織布102とが積層される。同時に、巻き出し機108から巻き出されたキャリア103には、塗工装置109において粘着剤101が塗布された後、乾燥機110内で乾燥される。乾燥機105を通過した剥離紙100と乾燥機110を通過したキャリア103は、粘着剤101が塗布された面を対向して積層される。積層された後に、キャリア103は巻き取り機112にて巻き取られ、残りの製品となる積層体は巻き取り機111にて巻き取られる。
【0005】
以上の1段階製造方法によれば、2段階製造方法のように途中で積層体を巻き取ることがないため、2段階製造方法で生じていた、表・裏面における接着性のアンバランス等の問題が生ずることはない。
ところが、従来の1段階製造方法は、第1のラインと第2のラインを直列に配置していた。したがって、ライン確保のために長い敷地および建屋が必要となり、所有する工場の敷地の関係で1段階製造方法を採用することができないこともあった。また、ラインが長い場合には、作業員が製造作業、管理のために移動する距離が長くなる不都合が指摘されている。ちなみに、第1のラインと第2のラインを直列に配置すると、その全長は60〜70mに達する。
したがって本発明は、均一な接着性能を有する両面接着テープを効率よく生産することのできる製造方法および製造装置の提供を課題とする。また本発明は、製造作業、管理のための負担を軽減することのできる製造方法および製造装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の製造方法および製造装置は、生産効率の点から2つの塗工機を用いることを前提とする。そして、2つの塗工機を用いる場合に直列に配置するのではなく、平行に配置することについて検討を行なった。その結果、粘着剤を塗布したウエブを反転する工程を経ることにすれば、2つの塗工機を平行に配置することができることを知見した。
【0007】
本発明は以上の知見に基づく発明であり、粘着剤を第1のウエブに塗布する工程と、粘着剤を第2のウエブに塗布する工程と、粘着剤が塗布された第1のウエブおよび粘着剤が塗布された第2のウエブを反転手段により反転する工程と、第1のウエブと第2のウエブとを、粘着剤が塗布された面を対向させて積層する工程と、を備え、第1のウエブを搬送する第1のラインおよび第2のウエブを搬送する第2のラインは略平行に配置されているとともに、反転手段は、中空部を備えたバー状の形態をなすとともに、中空部から外部に向けて気体を噴出するエアターンバーであることを特徴とする両面接着テープの製造方法である。ここで、本発明でいう反転とは、第1のウエブがエアターンバーによって所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に第1のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、前記第1のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)、または第2のウエブがエアターンバーによって所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に第2のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、前記第1のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)を意味する。
本発明の両面接着テープの製造方法は、粘着剤が塗布された第1のウエブおよび粘着剤が塗布された第2のウエブの両方を反転させる。したがって、粘着剤を第1のウエブに塗布する工程を実現する第1のラインと、粘着剤を第2のウエブに塗布する工程を実現する第2のラインとを、平行に配置することができる。第1のラインと第2のラインとを平行に配置すれば、第1のラインと第2のラインとを直列に配置した従来の1段階製造方法に比べて、ラインの全長を1/2程度に短くすることができる。よって、ラインに必要な敷地および建屋が長いものである必要がなく、また、作業者の移動距離も短くてすむ。
なお、上述したように、本発明でいう反転には、第1のウエブまたは第2のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない。搬送方向が180°変わる場合のウエブの折り返しのみでは、第1のラインと第2のラインとを平行に配置することができないからである。この点については、実施の形態において図面を用いて説明する。
【0009】
本発明の両面接着テープの製造方法において、前記反転手段は、粘着剤が塗布された第1のウエブおよび粘着剤が塗布された第2のウエブと非接触状態で反転させる機能を備えていることが望ましい。
2つの塗工機を平行に配置した場合に、粘着剤の塗布された面同士を対向させて積層するためには、第1のラインまたは第2のラインにより得られた積層体のいずれか一方を反転させる必要がある。粘着剤が表面に塗布されたウエブを反転させると、反転のための機構に粘着剤が粘着する、またはウエブ同士が粘着する虞がある。したがって、このような粘着剤が存在しても、反転を支障のないように行なうことが必要である。
ウエブの反転を行なうためにはターンバーを用いればよい。つまり、通常、ウエブの搬送方向に対して所定の角度を持って配置したターンバーにウエブを巻き付かせて反転を行なう。ところが、粘着剤が塗布されたウエブを、粘着剤が塗布されていない面をターンバーに巻き付かせて反転を行なったとしても、ウエブ端部の粘着剤がターンバーに付着することがある。そうすると、以後の反転に支障を来たすことになる。また、両面接着テープの場合、剥離紙に傷がつくことを避けなければならない。剥離紙は、通常、粘着剤に対して剥離性の優れた物質を紙等にコーティングしているから、このコーティングが傷により剥げると剥離紙としての機能を損なうことになるからである。したがって、非接触でウエブを反転させることのできるターンバーを採用することが望ましい。
この反転手段としてのターンバーは中空部を備え、その中空部から外部に向けて気体、代表的にはエアを噴出する機構を備え、この噴出エアによって、ターンバーからウエブを浮上させることにより非接触での反転を可能とする。このようなターンバーを、エアターンバーと呼び、本発明ではこのエアターンバーを用いる。エアを噴出する場合には、前記中空部内における静圧を500〜3000mmAqとすることが望ましい。静圧は、後述する張力との関係で適宜定めればよいが、粘着剤を塗布した面をエアターンバーに対向して反転を行なう場合には静圧を高く、そうでない場合には静圧を低くすることができる。エアターンバーは非接触でウエブを反転することができるものであるが、粘着剤を塗布した面をエアターンバーに対向して反転を行なう場合には安全を見て1800mmAq以上の静圧とすることが望ましい。粘着剤をエアターンバーに対向して反転を行なう場合には、500〜900mmAqの範囲で反転を支障なく行なうことができることを確認している。
【0010】
本発明の両面接着テープの製造方法において、粘着剤が塗布された第1のウエブおよび粘着剤が塗布された第2のウエブの粘着剤が塗布されていない面を前記反転手段に対向させて反転することが望ましい。これは、本発明の両面接着テープの製造方法においては、非接触状態で第1および第2のウエブを反転することを提案するものであり、そうであれば反転手段とウエブの粘着剤塗布面との関係は本来問題とならないはずである。ところが、製造過程中にウエブにたるみが生じ、長時間にわたって非接触状態を完全に確保することが困難でなことも想定される。したがって、以上のように、粘着剤が塗布されていない面を前記反転手段に対向させて反転することが望ましい。
また本発明では、反転時のウエブに対する張力を、5〜15kg/mとすることが望ましい。張力が5kg/mより低いとウエブの安定した搬送を確保することができない。逆に、15kg/mより高いと、前記静圧の範囲内で、反転手段とウエブとの非接触状態を得ることが困難になるからである。望ましい張力は、8〜10kg/mである。
【0011】
ここで、第1のウエブおよび第2のウエブは、従来の技術の欄で説明した剥離紙またはキャリアに相当するものであり、基材が不織布に相当する。したがって、本発明の両面接着テープの製造方法において、両面接着テープの基材となる第3のウエブを粘着剤が塗布された第1のウエブまたは第2のウエブの粘着剤が塗布された面に積層する。
本発明の第1のウエブおよび第2のウエブとしては、従来公知のウエブを適用することができる。たとえば、ポリエチレンコーティングされた上質紙やクラフト紙、グラシン紙等の紙基材のコーティング面にシリコーンで剥離処理したもの、およびポリエステル、PP等の合成樹脂シートにシリコーンで剥離処理したもの等がある。前述のように、第1のウエブまたは第2のウエブは、一方が製品となる剥離紙、他方はキャリアとして製造過程で剥離される媒体である。したがって、第1のウエブおよび第2のウエブは、剥離することができるという基本的な要求に差異がないことから、上述したものから同一のものを選択して使用することができる。
また、第3のウエブである両面接着テープの基材としては、紙、不織布、プラスチックフィルム、金属箔等公知の基材を用いることができる。不織布を用いる場合には、10〜25g/m2の範囲のものを用いることが望ましい。
【0012】
さらに本発明の両面接着テープの製造方法において用いることのできる粘着剤を例示すると以下のとおりである。すなわち、溶剤型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着剤を用いることができる。また、このような粘着剤をウエブに対して塗布する塗工装置としては、コンマロールコーター、ナイフコーター、ロールコーター、リバースロールコーター、キスコーター、グラビアコーター、ダイコーターなどが挙げられる。粘着剤はこれら塗工装置により、乾燥後の膜厚が10〜100μmとなるように塗布することが推奨される。
【0013】
以上の両面接着テープの製造方法を実施するための製造装置を本発明は提供する。すなわち、本発明の両面接着テープの製造装置は、巻き回された第1のウエブを巻き出す第1の巻き出し機と、前記第1の巻き出し機から巻き出された第1のウエブに対して粘着剤を塗布する第1の塗工装置と、前記第1の塗工装置により塗布された粘着剤を乾燥するための第1の乾燥機とを備えた第1のラインと、巻き回された第2のウエブを巻き出す第2の巻き出し機と、前記第2の巻き出し機から巻き出された第2のウエブに対して粘着剤を塗布する第2の塗工装置と、前記第2の塗工装置により塗布された粘着剤を乾燥するための第2の乾燥機とを備えた第2のラインと、前記第1のラインを経た粘着剤が塗布された第1のウエブおよび前記第2のラインを経た粘着剤が塗布された第2のウエブを反転させる反転手段と、前記反転手段により反転された第1のウエブおよび第2のウエブのうちの一方と第1のウエブおよび第2のウエブのうちの他方とを積層するための積層手段と、を備え、第1のラインおよび第2のラインは略平行に配置されており、反転手段は、中空部を備えたバー状の形態をなすとともに、中空部から外部に向けて気体を噴出するエアターンバーであることを特徴とする。ここで、反転は、第1のラインを経た第1のウエブがエアターンバーによって所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に第1のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、第1のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)、または第2のラインを経た第2のウエブが所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に第2のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、第2のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)を意味する。
【0014】
前記反転手段として、エアターンバーを用いることはすでに述べたが、そのエアターンバーの曲率半径を50〜300mmとすることが望ましい。曲率半径が50mmより小さいとウエブの折り返しがきつくなり、反転に支障が生じるとともに、ウエブからの粘着剤の剥離が生ずる。曲率半径が大きくてもウエブの反転に支障はないが、設備の大型化、エア供給量を大きくする必要がある等の不具合が生じる。したがって、300mm以下とするのがよい。より望ましい曲率半径は、100〜250mmである。
本発明の両面接着テープの製造装置は、前記第1のラインおよび前記第2のラインを前記第1のウエブおよび前記第2のウエブが同一方向に搬送されることが望ましい。
本発明の両面接着テープの製造装置は、前記両面接着テープの基材となる第3のウエブが巻き回されている第3の巻き出し機をさらに備え、前記第3のウエブが、前記積層手段によって前記第1の乾燥機を通過した前記第1のウエブと積層される構成とすることができる。
前記第3の巻き出し機は、前記第1の乾燥機の下方に配置されることが好ましい。
また、前記第3のウエブは、例えば不織布である。
本発明の両面接着テープの製造装置において、前記反転手段は、前記第1のラインを経た前記第1のウエブを所定の位置で反転させる第1のエアターンバーと、前記第1のエアターンバーにより反転された前記第1のウエブを所定の位置でさらに反転させる第2のエアターンバーとを含む構成とすることができる。当該構成を採用する場合には、前記第1のエアターンバーは前記第1の乾燥機の下方に配置され、かつ、前記第2のエアターンバーは前記第2の乾燥機の下方に配置されることが好ましい
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下本発明の実施形態を図1および図2に基づき説明する。図1は本発明の両面接着テープ製造装置10を示す図である。両面接着テープ製造装置10は、第1のライン11、第2のライン21を備えている。
第1のライン11は、第1の巻き出し機12、第1の塗工装置13、第1の乾燥機14とから構成されている。第1の巻き出し機12には剥離紙15が巻き回されており、巻き出された剥離紙15は第1の塗工装置13により粘着剤が塗布される。粘着剤が塗布された剥離紙15は、連続的に第1の乾燥機14に搬送される。第1の乾燥機14では、粘着剤に含まれる溶剤等を除去する。第1の乾燥機14としては、従来公知の乾燥機を適用することができるが、フローティング型の乾燥機を用いるのが望ましい。このフローティング型の乾燥機は、被乾燥体にエアを吹き付けることにより浮上(フローティング)した状態で装置内を搬送するため、被乾燥体に擦り傷、ロールによる熱じわやマーキングを生じさせない利点がある。
第1の乾燥機14を通過した剥離紙15は、ローラRに導かれて第1の積層部50に到達する。第1の積層部50に到達した時点の剥離紙15の断面は、図3の(a−1)と同様の断面構造を有する。
【0016】
第2のライン21は、第2の巻き出し機22、第2の塗工装置23、第2の乾燥機24とから構成されている。第2の巻き出し機22にはキャリア25が巻き回されており、巻き出されたキャリア25に第2の塗工装置23で粘着剤が塗布される。粘着剤が塗布されたキャリア25は、連続的に第2の乾燥機24に搬送される。キャリア25は第1のライン11における剥離紙15の搬送方向と一致している。第2の乾燥機24では、粘着剤に含まれる溶剤等を除去する。
第2の乾燥機24を通過したキャリア25は、ローラRに導かれて第2の積層部60に到達する。第2の積層部60に到達した時点のキャリア25の断面は、図3の(b−1)と同様の断面構造を有する。
【0017】
第1の乾燥機14の下方には、第3の巻き出し機32が配置されている。第3の巻き出し機32には、両面接着テープの基材となる不織布33が巻き回されている。第3の巻き出し機32から巻き出された不織布33は、ローラRを通過して第1の積層部50に到達する。そこで、第1のライン11における第1の乾燥機14を通過してローラRによって第1の積層部50に到達した剥離紙15と積層され、第1の積層体L1を構成する。第1の積層体L1の断面構造は、図3の(a−2)と同様の断面構造を有する。
【0018】
第1の積層体L1は、第1のエアターンバー35により反転され、搬送方向を90°変える。反転された第1の積層体L1は、第2のライン21に向かって搬送する。ここで、反転を第1のエアターンバー35によって行なっているため、第1の積層体L1が反転に伴って何らかの部材と接触することは原則としてない。したがって、第1の積層体L1が粘着剤を塗布したウエブでありながら、反転に支障は生じない。第1のエアターンバー35については、すでに説明したとおりであり、エアを第1の積層体L1に向けて噴出することにより非接触状態を得る。
【0019】
第2のライン21に向かった第1の積層体L1は、第2のエアターンバー36により反転された後に、第2の積層部60に到達する。そこで、第2のライン21における第2の乾燥機24を通過してローラRによって第2の積層部60に到達したキャリア25と積層され、第2の積層体L2を構成する。第2の積層体L2の断面構造は、図3の(d)と同様の断面構造を有する。
第2の積層体L2は、第2の乾燥機24の下方を搬送する。第2の乾燥機24の下方には、第1の巻き取り機41および第2の巻き取り機42が設けてある。第1の巻き取り機41は、第2の積層体L2からキャリア25を剥離した残りの第3の積層体L3を巻き取る。この第3の積層体L3は、図3(e)と同様の断面構造を有する。第3の積層体L3の巻き回し体が、市販されている両面接着テープとしての商品に該当する。キャリア25には粘着剤が当初塗布されているが、第1の巻き取り機41で分離される際には当該粘着剤は第1の積層体L1の不織布33側に転写されているため、その後のキャリア25は、キャリア25のみの単体となる。このキャリア25は、第2の巻き取り機42で巻き取られる。なお、キャリア25を剥離せず、そのまま第1の巻き取り機41で巻き取る商品もある。
【0020】
本実施の形態にかかる両面接着テープ製造装置10は、第1のライン11と第2のライン21とが平行に配置されている。したがって、塗工装置を2台直列に配置した従来の1段階製造方法の装置に比べて、装置全長が1/2程度ですむ。第1のライン11および第2のライン21において、第1の乾燥機14および第2の乾燥機24の占める長さは大きい。両面接着テープ製造装置10においては、全長が25m程度の第1の乾燥機14および第2の乾燥機24を使用していることから、従来70m程度の長さの敷地が必要であったのに対して、本実施の形態では35m程度の長さの敷地があれば足りる。また、第1のライン11と第2のライン21とが平行に配置されていることにより、作業員の移動距離は少なくてすむ。より具体的にいうと、作業員が第1のライン11と第2のライン21の間に居れば、少ない移動距離で第1のライン11および第2のライン21の両ラインを受け持つことができる。
【0021】
また、両面接着テープ製造装置10は、剥離紙15を巻き出すための第1の巻き出し機12および不織布33を巻き出すための第3の巻き出し機32を第1の乾燥機14の下方に、キャリア25を巻き出すための第2の巻き出し機22、キャリア25を巻き取るための第2の巻き取り機42および第3の積層体L3を巻き取るための第1の巻き取り機41を第2の乾燥機24の下方に配置している。したがって、両面接着テープ製造装置10が占有する面積を少なくすることができる。
【0022】
両面接着テープ製造装置10は、前述のように、第1のライン11と第2のライン21とが平行に配置されているが、このように平行に配置することができたのは、第1の積層体L1を2度反転させているからである。一度目の反転は、粘着剤が塗布された剥離紙15と不織布33とを積層して第1の積層体L1を得た後に行なわれている。このときの反転により剥離紙15の搬送方向が90°変更される。なお、粘着剤の塗布された剥離紙15と不織布33との積層は、剥離紙15を反転した後に行なうこともできる。しかし、粘着剤が直接露出した状態はできるだけさけるべきである。そこで、本実施の形態では反転前に不織布33を剥離紙15に積層し、粘着剤が直接露出することを防止している。
【0023】
図2は、本発明における反転を説明するための図である。なお、ウエブWは矢印方向に搬送される。
図2において、はじめにウエブWは第1のエアターンバー35で折り返され、搬送方向が90°変わる。これを第1の折り返しとする。次に、ウエブWは第2のエアターンバー36で折り返され、搬送方向が90°変わる。これを第2の折り返しとする。さらに、ウエブWはローラRにより折り返され、搬送方向が180°変わる。この折り返しを第3の折り返しとする。先に説明したように、本発明における反転とは、ウエブWが所定の位置で折り返されることにより平面視した場合に表面と裏面とが入れ替わることをいうが、ウエブWの搬送方向が180°変わる場合は含まない。第1および第2の折り返しは、ウエブWが折り返されることにより平面視した場合に表面と裏面とが入れ替わるとともに、搬送方向の変化が90°である。したがって、第1および第2の折り返しは、本発明でいう反転に該当する。しかし、第3の折り返しは、ウエブWが折り返されることにより平面視した場合に表面と裏面とが入れ替わっているものの、搬送方向は180°変わっているから、本発明でいう反転には該当しない。
【0024】
以上説明したように、第1実施形態の両面接着テープ製造装置10は、製造過程で巻き取り作業を行なうことがないので、均一な接着性の両面接着テープを得ることができる。また、第1のライン11と第2のライン21とを平行に配置しているので、装置の全長を短くすることができるとともに、作業員の移動距離を短縮することができる。さらに、第1のライン11と第2のライン21とを平行に配置するために、第1のエアターンバー35および第2のエアターンバー36を用いているから、支障なく反転を行なうことができる。
また本実施形態では、第1のライン11における剥離紙15の搬送方向と、第2のライン21におけるキャリア25の搬送方向が一致している。したがって、剥離紙15側とキャリア25側との積層までの距離を最小限に抑えることができるとともに、反転の回数も抑制することができる。
なお、本実施の形態において、剥離紙15、キャリア25、不織布33および粘着剤については、先に説明したものを含め従来公知のいかなるものも使用することができる。また、各エアターンバー35、36による静圧、反転時に付与する張力も、先に説明した範囲、つまり静圧については500〜3000mmAqの範囲で、張力については5〜15kg/mの範囲で設定することができる。さらに、各エアターンバー35,36の曲率半径については、50〜300mmの範囲で選択する。この場合、使用する剥離紙15、キャリア25の幅寸法に応じて各エアターンバー35,36の曲率半径を設定することが推奨される。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、均一な接着性能を有する両面接着テープを効率よく生産することができ、しかも、装置の設置条件に制約が少なく、加えて製造作業、管理のための作業者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる両面接着テープ製造装置10を示す図である。
【図2】本発明の反転を説明するための図である。
【図】両面接着テープの製造過程を説明するための図である。
【図】従来の1段階製造方法を説明するための図である。

Claims (15)

  1. 粘着剤を第1のウエブに塗布する工程と、
    前記粘着剤を第2のウエブに塗布する工程と、
    前記粘着剤が塗布された前記第1のウエブおよび前記粘着剤が塗布された前記第2のウエブを反転手段により反転させる工程と、
    前記第1のウエブと前記第2のウエブとを、前記粘着剤が塗布された面を対向させて積層する工程と、を備え、
    前記第1のウエブを搬送する第1のラインおよび前記第2のウエブを搬送する第2のラインは略平行に配置されているとともに、
    前記反転手段は、中空部を備えたバー状の形態をなすとともに、前記中空部から外部に向けて気体を噴出するエアターンバーであり、
    前記反転は、前記第1のウエブが前記エアターンバーによって所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に前記第1のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、前記第1のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)、または前記第2のウエブが前記エアターンバーによって所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に前記第2のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、前記第2のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)を意味することを特徴とする両面接着テープの製造方法。
  2. 前記反転手段は、前記粘着剤が塗布された前記第1のウエブおよび前記粘着剤が塗布された前記第2のウエブに向けて前記気体を噴出することにより非接触状態を得る機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の両面接着テープの製造方法。
  3. 前記反転手段は、前記中空部内における静圧を500〜3000mmAqとすることを特徴とする請求項1または2に記載の両面接着テープの製造方法。
  4. 前記粘着剤が塗布された前記第1のウエブおよび前記粘着剤が塗布された前記第2のウエブを反転する場合、前記粘着剤が塗布されていない面を前記反転手段に対向させて反転することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の両面接着テープの製造方法。
  5. 前記反転手段による反転時の、前記第1のウエブおよび前記第2のウエブに負荷する張力を、5〜15kg/mとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の両面接着テープの製造方法。
  6. 前記両面接着テープの基材となる第3のウエブを、前記粘着剤が塗布された前記第1のウエブまたは前記第2のウエブの前記粘着剤が塗布された面に積層することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の両面接着テープの製造方法。
  7. 前記第1のウエブまたは前記第2のウエブに前記第3のウエブを積層した後に、反転させることを特徴とする請求項6に記載の両面接着テープの製造方法。
  8. 巻き回された第1のウエブを巻き出す第1の巻き出し機と、前記第1の巻き出し機から巻き出された前記第1のウエブに対して粘着剤を塗布する第1の塗工装置と、前記第1の塗工装置により塗布された前記粘着剤を乾燥するための第1の乾燥機とを備えた第1のラインと、
    巻き回された第2のウエブを巻き出す第2の巻き出し機と、前記第2の巻き出し機から巻き出された前記第2のウエブに対して前記粘着剤を塗布する第2の塗工装置と、前記第2の塗工装置により塗布された前記粘着剤を乾燥するための第2の乾燥機とを備えた第2のラインと、
    前記第1のラインを経た前記粘着剤が塗布された前記第1のウエブおよび前記第2のラインを経た前記粘着剤が塗布された前記第2のウエブを反転させる反転手段と、
    前記反転手段により反転された前記第1のウエブおよび前記第2のウエブのうちの一方と前記第1のウエブおよび前記第2のウエブのうちの他方とを積層するための積層手段と、を備え、
    前記第1のラインおよび前記第2のラインは略平行に配置されており、
    前記反転手段は、中空部を備えたバー状の形態をなすとともに、前記中空部から外部に向けて気体を噴出するエアターンバーであり、
    前記反転は、前記第1のラインを経た前記第1のウエブが前記エアターンバーによって所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に前記第1のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、前記第1のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)、または前記第2のラインを経た前記第2のウエブが前記エアターンバーによって所定の位置で折り返されることにより、平面視した場合に前記第2のウエブの表面と裏面とが入れ替わるとともにその搬送方向が変化すること(但し、前記第2のウエブの搬送方向が180°変わる場合は含まない)を意味することを特徴とする両面接着テープの製造装置。
  9. 前記エアターンバーの曲率半径が50〜300mmであることを特徴とする請求項8に記載の両面接着テープの製造装置。
  10. 記第1のラインおよび前記第2のラインを前記第1のウエブおよび前記第2のウエブが同一方向に搬送されることを特徴とする請求項8または9に記載の両面接着テープの製造装置。
  11. 前記両面接着テープの基材となる第3のウエブが巻き回されている第3の巻き出し機をさらに備え、
    前記第3のウエブは、前記積層手段によって前記第1の乾燥機を通過した前記第1のウエブと積層されることを特徴とする請求項8に記載の両面接着テープの製造装置。
  12. 前記第3の巻き出し機は、前記第1の乾燥機の下方に配置されることを特徴とする請求項11に記載の両面接着テープの製造装置。
  13. 前記第3のウエブは不織布であることを特徴とする請求項11または12に記載の両面接着テープの製造装置。
  14. 記反転手段は、
    前記第1のラインを経た前記第1のウエブを所定の位置で反転させる第1のエアターンバーと、
    前記第1のエアターンバーにより反転された前記第1のウエブを所定の位置でさらに反転させる第2のエアターンバーと、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の両面接着テープの製造装置。
  15. 前記第1のエアターンバーは前記第1の乾燥機の下方に配置され、かつ、
    前記第2のエアターンバーは前記第2の乾燥機の下方に配置されることを特徴とする請求項14に記載の両面接着テープの製造装置。
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