JPH09220797A - 積層体の製造方法および製造装置 - Google Patents

積層体の製造方法および製造装置

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JPH09220797A
JPH09220797A JP8029383A JP2938396A JPH09220797A JP H09220797 A JPH09220797 A JP H09220797A JP 8029383 A JP8029383 A JP 8029383A JP 2938396 A JP2938396 A JP 2938396A JP H09220797 A JPH09220797 A JP H09220797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層体の製造方法および製造装置に関し、送
りベルトを用いずに積層体が製造できるようにする。 【解決手段】 ワーク(複数の平面状部材)には接着剤
が前工程で塗布され送り手段20に導かれる。その送り
手段20では、ワークを貼り付けて積層体とし、搬送手
段60まで送り出す。押圧手段30は加熱手段40と対
向してほぼ同位置に設けられており、接着剤によって貼
り付けられたばかりの積層体を平面的に押さえ付けて所
定の厚みにする。加熱手段40は、押圧手段30によっ
て押さえ付けられている積層体を加熱して接着剤に含ま
れる水分を乾燥させ、ワーク固着させる。その後、加熱
された積層体は冷却手段50によって冷却され、搬送手
段60によって吸着されながら搬送される。こうして、
送りベルトを用いることなく積層体を製造することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボール等の積層体
を製造する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数層の平面状部材(以下、本明細書で
は簡単のために「ワーク」と呼ぶ。)を接着させて積層
体を製造する従来の製造装置では、ワークの各層間に接
着剤を塗布する塗布部と、そのワークを貼り付けるとと
もに接着剤を乾燥させるために加熱する貼付部と、加熱
したワークを冷却しながら搬送する搬送部とによって構
成されている。この製造装置によって製造される積層体
には、紙面にフィルムを貼着したものや段ボール等があ
る。ここで、従来の製造装置70の一例を図22に示
す。この製造装置70における貼付部80では、ワーク
を摩擦力によって送り出す送りベルト84を用いてい
た。その送りベルト84は、所定の間隔をおいて設けら
れている複数のローラー82(「ウエイトローラー」と
も呼ばれる)に張られており、ワークを押さえ付けなが
ら貼り付けている。また、塗布部75でワークに塗布さ
れた接着剤を乾燥させるために、そのワークを加熱部8
6で加熱している。加熱部86は、上板,下板,側板
(図では側板のみが見える)によって構成されている。
上板と下板との間には支柱88が設けられ、支柱88間
に側板が設けられている。ワークを直接加熱する上板は
金属板(例えば鋳鉄)が用いられ、その板厚は厚い。こ
れは、製造するワークを平面にするために板状になって
おり、その部材の平面状態を維持するためにワークの幅
分の重量を支えるだけの厚みが必要なためである。この
ように厚みのある上板や下板および側板で囲まれた通路
の中に蒸気を通すことにより、上板を通じてワークを加
熱していた。さらに、搬送部90は、所定の間隔をおい
て設けられている複数のローラー94に張られているベ
ルト92と上記送りベルト84との間にワークを挟みつ
けて、図面右方向に搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワークを送り
出す送りベルトは消耗してしまうために、毎年のように
交換しなければならず、その維持費がかさんでいた。ま
た、ワークは送りベルトを介して所定の間隔をおいて設
けられている複数のローラーで押さえ付けられるため
に、製品としての積層体が波状になりやすかった。さら
に、加熱部における上板の板厚が厚いことから熱伝導率
が悪く、所望の加熱を行うのには相当の時間とエネルギ
ーが必要であった。本発明はこのような点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は送りベルトを用いずに積層
体を製造できるようにすることである。また、他の目的
は所望の加熱が可能になるまでの時間を短縮し、エネル
ギーの節約を図ることである。
【0004】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載の
発明は、複数層の平面状部材の各層間に接着剤又は接着
層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着させて積
層体を製造する積層体の製造方法であって、その積層体
を板状部材で押さえ付けている状態で、吸着させながら
搬送する製造方法である。請求項1に記載の発明によれ
ば、複数層の平面状部材を接着させて形成した積層体
は、板状部材によって押さえ付けられることから平面的
に圧力がかかる。そのため、積層体をより平面状に形成
し、その厚さをむらなく均一にすることが可能になる。
また、積層体は吸着して搬送されるため、送りベルトに
よる積層体の搬送に比べて傷をつけにくくなる。
【0005】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載の
発明は、複数層の平面状部材の各層間に接着剤又は接着
層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着させて積
層体を形成し、その接着した積層体を搬送する積層体の
製造装置であって、その積層体を吸着させながら搬送す
る搬送手段を有する。請求項2に記載の発明によれば、
形成された積層体は搬送手段によって吸着して搬送され
る。そのため、送りベルトによる積層体の搬送に比べ
て、積層体に傷をつけにくくなる。
【0006】
【課題を解決するための第3の手段】請求項3に記載の
発明は、請求項2に記載の積層体の製造装置であって、
その搬送手段は、複数の孔が設けられているタンクと、
複数の孔が設けられ、前記積層体を載置するベルトと、
前記タンクの孔と前記ベルトの孔とを通じて空気を吸引
する真空ポンプと、前記ベルトを所定方向に移動させる
モーターとを有する。請求項3に記載の発明によれば、
形成された積層体はタンクの孔とベルトの孔とを通じて
吸着され、ベルトによって所定方向に搬送される。その
ため、送りベルトによる積層体の搬送に比べて、積層体
に傷をつけにくくなる。
【0007】
【課題を解決するための第4の手段】請求項4に記載の
発明は、請求項2に記載の積層体の製造装置であって、
積層体の製造を始める前に、複数層の平面状部材を接着
させて前記搬送手段まで予め送り出す送り手段を有す
る。請求項4に記載の発明によれば、複数層の平面状部
材は送り手段によって接着されるとともに、積層体の製
造を始める前に予め搬送手段まで送り出される。そのた
め、積層体を予め送り手段まで送ることで、その積層体
の製造を自動的に行うことが可能になる。
【0008】
【課題を解決するための第5の手段】請求項5に記載の
発明は、複数層の平面状部材の各層間に接着剤又は接着
層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着させて積
層体を形成し、その接着した積層体を搬送する積層体の
製造装置であって、その積層体を板状部材で押さえ付け
る押圧手段と、その積層体を加熱する加熱手段とを有す
る。請求項5に記載の発明によれば、積層体は板状部材
によって押さえ付けられることから平面的に圧力がかか
り、加熱手段によって加熱される。そのため、ゆれや振
動等が生じても、積層体をより平面状に形成し、その厚
さをむらなく均一にすることが可能になる。
【0009】
【課題を解決するための第6の手段】請求項6に記載の
発明は、請求項5に記載の積層体の製造装置であって、
前記板状部材は、複数の長板を平面状に連結するととも
に、その長板の相互間に所定の隙間を空けて連結する。
請求項6に記載の発明によれば、複数層の平面状部材の
各層間を接着させる接着剤又は接着層に含まれている水
分等の蒸気が、長板相互間の隙間から逃げやすくなる。
そのため、水分等を効率よく蒸発させて、積層体をさら
に平面状に形成し、その厚さを均一することが可能にな
る。
【0010】
【課題を解決するための第7の手段】請求項7に記載の
発明は、請求項5に記載の積層体の製造装置であって、
前記板状部材は、複数の角部においてそれぞれ二点支持
される。請求項7に記載の発明によれば、複数層の平面
状部材は二点支持された板状部材によって押さえ付けら
れることから、平面的にかつ均等に圧力がかかる。その
ため、積層体の厚さをむらなく均一にすることが可能に
なる。
【0011】
【課題を解決するための第8の手段】請求項8に記載の
発明は、請求項5に記載の積層体の製造装置であって、
前記板状部材は、供給される流体の体積に応じて膨張縮
小する可撓性部材に接して設けられる。請求項8に記載
の発明によれば、複数層の平面状部材は可撓性部材に接
して設けられている板状部材によって押さえ付けられ
る。その可撓性部材は流体の体積に応じて膨張縮小する
ため、平面的にかつ均等に適切な圧力を複数層の平面状
部材にかけることができる。そのため、積層体の厚さを
むらなく均一にすることが可能になる。
【0012】
【課題を解決するための第9の手段】請求項9に記載の
発明は、請求項8に記載の積層体の製造装置であって、
複数の可撓性部材を連通して接続するパイプと、そのパ
イプを通じて前記複数の可撓性部材に前記流体を供給す
るブロワとを有する。請求項9に記載の発明によれば、
複数の可撓性部材にはブロワからパイプを通じて流体が
供給されるため、複数の可撓性部材間で均等な内部圧力
になる。こうして、板状部材を通じて複数層の平面状部
材を押さえ付けるため、その複数層の平面状部材を接着
させる際には平面的かつ均等に圧力がかかる。そのた
め、積層体の厚さをむらなく均一にすることが可能にな
る。
【0013】
【課題を解決するための第10の手段】請求項10に記
載の発明は、請求項5に記載の積層体の製造装置であっ
て、前記加熱手段は、肉厚が薄く、かつ熱流体を流す複
数の流体管からなり、その複数の流体管は、前記積層体
に接する側が平面となるように配置される。請求項10
に記載の発明によれば、積層体に接する側が平面となる
ように複数の流体管が配置されている加熱手段は、その
流体管の肉厚が薄いために管内を流れる熱流体の熱が伝
導しやすい。そのため、積層体に対して所望の加熱を行
うまでに要する時間を短縮することができるので、加熱
に必要なエネルギーを低く抑えることが可能になる。
【0014】
【課題を解決するための第11の手段】請求項11に記
載の発明は、請求項10に記載の積層体の製造装置であ
って、その複数の流体管に流す熱流体の方向が交互に変
わる。請求項11に記載の発明によれば、複数の流体管
は熱流体の流れる方向が交互に変わるので、流体管にお
ける流体の供給口と排出口との間での温度を低くでき
る。そのため、複数層の平面状部材を平面的かつ均等に
加熱するので、積層体をより平面状に形成し、その厚さ
をむらなく均一にすることが可能になる。
【0015】
【課題を解決するための第12の手段】請求項12に記
載の発明は、複数層の平面状部材の各層間に接着剤又は
接着層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着させ
て積層体を製造する積層体の製造装置であって、その複
数層の平面状部材を板状部材で押さえ付ける押圧手段
と、その接着した積層体を吸着させながら搬送する搬送
手段とを有する。請求項12に記載の発明によれば、複
数層の平面状部材は板状部材によって押さえ付けられる
ことから平面的に圧力がかかる。そのため、積層体をよ
り平面状に形成し、その厚さをむらなく均一にすること
が可能になる。また、積層体は吸着して搬送される。そ
のため、送りベルトによる積層体の搬送に比べて、積層
体に傷をつけにくくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。その一形態は、接着剤を用
いて、積層体の一つである段ボールを製造する段ボール
製造装置に本発明を適用したものである。 〔段ボール製造装置について〕まず、段ボール製造装置
の全体構成について、図1,図2を参照しながら説明す
る。ここで、図1,図2は段ボール製造装置の全体構成
を示す図であって、図1には正面図を、図2には平面図
をそれぞれ示す。なお、これらの図に共通する要素に
は、同一符号を付している。
【0017】図1において、段ボール製造装置10は大
きく分けて5つの装置、すなわち送り手段20,押圧手
段30,加熱手段40,冷却手段50および搬送手段6
0によって構成されている。送り手段20は、ワークを
搬送手段60に予め送り出すための装置である。押圧手
段30は、板状部材でワークを平面的に押さえ付けて接
着させ、段ボールを形成する装置である。加熱手段40
は、成形された積層体(すなわち段ボール)を加熱する
装置である。冷却手段50は、加熱した積層体を冷却す
る装置である。搬送手段60は、積層体を吸着しながら
搬送する装置である。
【0018】上記の5つの装置によって、段ボールは次
のようにして製造される。ここで、ワーク(複数の平面
状部材)としては、ライナーと、そのライナーに対して
波状部材が固着されている片段が用いられる。一つの片
段と一つのライナーとから「二枚合わせ」の段ボールが
製造され、二つの片段と一つのライナーとからは「三枚
合わせ」の段ボールが製造される。なお、上記一つのラ
イナーは「バックライナー」とも呼ばれ、 0.1〜0.5mm
程度の厚みを有する紙である。以下では、三枚合わせの
段ボールを製造する場合について説明する。
【0019】まず、各片段について波状部材の頂点部に
接着剤(例えば、澱粉糊等)が前工程で塗布され、一つ
のライナーとともに送り手段20に導かれる。その送り
手段20では、二つの片段と一つのライナーとを接着さ
せて外観上段ボールを形成し、押圧手段30等を経て搬
送手段60に送り出す。押圧手段30は加熱手段40と
対向してほぼ同位置に設けられており、送り手段20で
接着されたばかりの段ボールを平面的に押さえ付けて所
定の厚みにする。一方、加熱手段40は、押圧手段30
によって押さえ付けられている段ボールを加熱して接着
剤に含まれる水分を乾燥させ、二つの片段と一つのライ
ナーとを固着させる。その後、加熱された段ボールは冷
却手段50によって冷却され、搬送手段60によって吸
着されながら段ボール製造装置10の製品完成口(矢印
D方向)に向けて搬送される。こうして、製品としての
段ボールが完成する。この構成によって、ワークとして
の片段およびライナー(すなわち複数層の平面状部材)
を板状部材で押さえ付けた状態で、その段ボールを吸着
させながら搬送する製造方法が実現される。この場合、
板状部材によって押さえ付けられることから、積層体に
は平面的に圧力がかかる。そのため、段ボールをより平
面状に形成し、むらなく均一な厚みにすることができ
る。また、段ボールは吸着して搬送されるため、送りベ
ルトによる積層体の搬送に比べて、その積層体に傷をつ
けにくくなる。
【0020】以下、上記5つの各装置について、図3〜
図20を参照しながら詳細に説明する。まずは、送り手
段20について図3〜図5を参照しながら説明する。こ
こで、図3は送り手段20の構成を示す模式図である。
図4,図5は送り装置200の構造を示す図であって、
図4には正面図を、図5(A)には平面図を、図5
(B)には側面図をそれぞれ示す。なお、図1等やこれ
らの図に共通する要素には、同一符号を付している。
【0021】〔送り手段(送り装置)について〕図3に
おいて、送り手段20は、ローラー22a,22b,2
4a,24b、とベルト26,28とによって構成され
ている。ローラー22a,22bの間にはベルト28が
張られており、ローラー24a,24bの間にはベルト
26が張られている。これらのローラー22a,22b
およびローラー24a,24bは、図示しない駆動手段
(例えばモーター)によって回転駆動され、この回転駆
動に伴ってベルト26,28も回転移動する。一方、ベ
ルト26,28はウレタンやゴム等で形成されており、
これらのベルト26,28の間は所定の隙間を経て平行
状に維持されている。そのため、ベルト26とベルト2
8との隙間に、ワークとしての片段12,14とライナ
ー16とが導かれる。なお、片段12,14の波状部材
には、具体的にはその頂点部に予め前工程で接着剤が塗
布されている。ベルト26,28の間に導かれた片段1
2,14とライナー16とは接着剤によって接着され、
段ボール18となる。この段ボール18は、さらに押圧
手段30,加熱手段40,冷却手段50を経て、搬送手
段60に送り出される。
【0022】送り手段20は上記のように構成したの
で、片段12,14とライナー16(複数層の平面状部
材)は予め送り手段20によって搬送手段60にまで送
り出される。そのため、上記送り手段20までワーク
(片段12,14とライナー16)を導けば、積層体
(段ボール18)の製造を自動的に行うことができる。
なお、二つのローラー間にベルトを張る構成に限らず、
上下一組のローラー22a,24aでワークを送り出し
てもよい。この場合には、各ローラー22a,24aに
滑り止め手段(例えば、上記ベルトを巻き付けたり、ロ
ーラー表面に凹凸を施す等)を設ければなおよい。ま
た、一方の組のローラー(例えば、ローラー22a,2
2b)を矢印D2方向に上下させる上下動機構を設けれ
ば、形成する段ボール18の厚みを調整したり、最初に
ワークをベルト間に導きやすくすることができる。
【0023】次に、図4と図5に実際の送り装置200
の例を示す。図4に示す塗布装置100は、片段12,
14の波状部材に接着剤を塗布する装置である。すなわ
ち、ローラー102から吐出された接着剤はローラー1
12の外周面を経て片段12の波状部材に塗布され、ロ
ーラー104から吐出された接着剤はローラー106の
外周面を経て片段14の波状部材に塗布される。なお、
ローラー114,110はそれぞれローラー112,1
06に対向して設けられ、片段12,14を押さえるた
めのローラーである。一方、ライナー16はローラー1
08を介して送り装置200に導かれる。
【0024】送り装置200では、図4と図5に示すよ
うに、ローラー22a,22bにそれぞれ相当するロー
ラー202a,202b、同じくローラー24a,24
bにそれぞれ相当するローラー208a,208bを有
している。また、ローラー202a,202bの間には
ベルト220が張られ、ローラー208a,208bの
間にはベルト240が張られている。モーター226は
取扱いを容易にするためにDCモーターを用いており、
その回転駆動によってプーリー224,222を通じて
ローラー202bを回転させる。上記モーター226
は、搬送装置600のモーター616との間で速度同調
するが、その具体的な詳細は後述する。また、ローラー
202a,208a,208bは、ローラー202bに
連結されている歯車機構216によって、ワークを搬送
装置600側(矢印D4方向)に順次送り出す方向に同
時回転するようになっている。また、ローラー202
a,202bおよび歯車機構216は、上下動機構とし
てのシリンダ218によって上下方向に移動することが
できる。このシリンダ218によって、ベルト220,
240の間は所定の隙間が維持され、ワーク(片段1
2,14とライナー16)を導くことにより所定の厚み
を有する段ボール18が形成される。なお、シリンダ2
18には、エアシリンダ又は油圧シリンダのいずれを適
用してもよい。
【0025】一方、ライナー16は、ガイドローラー2
10,プレヒーター212,ローラー206を経て、上
記ベルト220,240の間に導かれる。ガイドローラ
ー210は、プレヒーター212の外周側に沿って移動
可能になっている。すなわち、モーター230の主軸に
連結されている部材(ピニオンギア)214が回転する
と、その回転力は歯車234,236に伝達され、ガイ
ドローラー210が取付けられている取付け板238が
移動する。このようにガイドローラー210が移動可能
に構成されているのは、ライナー16がプレヒーター2
12に接する時間を調整して、ライナー16を所望の温
度に予熱するためである。また、上記プレヒーター21
2には、蒸気管228aからロータリージョイント22
8を通じて蒸気が供給され、プレヒーター212内に溜
まった水は逆にロータリージョイント228を通じて排
出管228bから排出される。
【0026】送り装置200は上記のように構成したの
で、ワークは予め搬送装置600まで送り出され、積層
体(段ボール18)の製造を自動的に行うことができ
る。また、ガイドローラー210の位置を適切に調整す
ることによって、ライナー16を所望の温度に予熱する
ためである。こうして、ライナー16を予熱しておくこ
とにより、後工程の加熱手段40とともにワークに塗布
された接着剤に含まれる水分を効果的に蒸発させて、よ
り短時間で積層体を製造することができる。
【0027】〔押圧手段(押圧装置)について〕次に、
押圧手段30について図6〜図11を参照しながら説明
する。ここで、図6は押圧手段30と加熱手段40との
構成を示す模式図である。また図7〜図9は押圧装置3
00を示す図であって、図7には正面図を、図8には底
面図を、図9には右側面図をそれぞれ示す。さらに図1
0,図11は昇降装置を示す図であって、図10には正
面図を、図11には側面図をそれぞれ示す。なお、図1
等やこれらの図に共通する要素には、同一符号を付して
いる。
【0028】図6において、押圧手段30は、可撓性部
材32と板状部材34とによって構成されている。可撓
性部材32は、流体としての空気の供給を加減すること
によって膨張縮小する。また、板状部材34は、可撓性
部材32に接して設けられている平面状の部材である。
この板状部材34は、その可撓性部材32の膨張縮小に
よって、前工程における送り手段20で接着されたばか
りの段ボール18を平面的に押さえ付ける。
【0029】押圧手段30は上記のように構成したの
で、ワーク(片段12,14とライナー16)は板状部
材34によって押さえ付けられることから平面的に圧力
がかかる。そのため、積層体(段ボール18)をより平
面状に形成し、その厚さをむらなく均一にすることがで
きる。すなわち、ワークに接着剤が部分的に塗布されな
かった場合や、押圧手段30等にゆれや振動が生じた場
合であっても、積層体の厚さを均一にすることができ
る。なお、板状部材34は複数の長板34a,34b,
34c,34dを平面状に連結するとともに、その長板
34a,34b,34c,34dの相互間に所定の隙間
を設ける。このように隙間を設けるのは、加熱手段40
の加熱によって段ボール18から蒸発する水分を逃げや
すくするためである。こうして、ワークの各層間の接着
を効果的に進行させ、より強固に接着させることができ
る。
【0030】次に、図7〜図9に実際の押圧装置300
の例を示す。図7に示す押圧装置300は、フレーム3
02,固定部材304,支持部材306,エアバッグ3
08,長板310および押さえ板312によって構成さ
れている。固定部材304と押さえ板312はともにフ
レーム302に固定され、その固定部材304には支持
部材306が接続されている。この支持部材306は、
二点支持によって長板310を支持している。長板31
0はステンレス等の金属部材によって形成されており、
段ボール18の引っ掛かりを防止するためにその短辺側
の端部が少し上向きに曲げられている。また、エアバッ
グ308に接する側の長板310の面には、破損等を防
止するために耐熱性のコーティング剤が塗布されてい
る。
【0031】また、エアバッグ308は上記可撓性部材
32に相当し、合成ゴム等で形成されている。このエア
バッグ308は、押さえ板312と長板310との間に
配置されている。さらにエアバッグ308には、自身を
膨張縮小させるために、その内部に空気を矢印D30方
向に供給するパイプ314が接続されている。このパイ
プ314は上記エアバッグ308を含めて複数(例えば
4つ)のエアバッグに連通して設けられており、図示し
ないブロワに接続されている。さらに、このブロワはエ
アバッグの膨張縮小を調整可能にするため、CPU(プ
ロセッサ)を有する制御装置によって動作が制御されて
おり、エアバッグ308を含めて複数のエアバッグに供
給する空気量を調節する。こうして、複数のエアバッグ
を平均的に膨張縮小を調整することができ、それらのエ
アバッグ間で段ボール18に均等な圧力をかけることが
できる。
【0032】図8,図9に示すように、段ボール18が
搬送される方向D4に対して横向きに設置されている一
つのエアバッグ308には、複数の長板310がフレー
ム302を通じて連結されている。また、複数の長板3
10の相互間は、隙間dを隔てて連結されている。これ
は、上述したように段ボール18の加熱によって蒸発す
る水分を逃げやすくするためである。
【0033】押圧装置300は上記のように構成したの
で、ワーク(すなわち積層体としての段ボール18)は
板状部材(複数の長板310)によって押さえ付けられ
ることからワークに平面的に圧力がかかる。そのため、
ゆれや振動等が生じても、ワークをより平面状に形成
し、その厚さをむらなく均一にすることが可能になる。
また、二点支持では、ワークの摩擦力によって引っ張ら
れて当接面を平行に維持できない一点支持に比べて、圧
力に平均的な分散させることができる。そのため、支持
部材306で二点支持された複数の長板310は、より
平均してワークに圧力をかけることができる。なお、板
状部材34は複数の長板310を連結する構成に限ら
ず、ブロック状の板片を連結して構成したり、その連結
した板状部材と同様の大きさを有する一枚板で構成する
等の他の構成をなしてもよい。この場合において、連結
する長板310やブロック状板片の枚数が多くなるほ
ど、ワークに対して平面全体で平均的な圧力をかけるこ
とができる。また、一枚板で構成する場合には、長板3
10相互間の隙間に相当する蒸気を逃がす溝を設けるこ
とが望ましい。
【0034】〔昇降機構について〕ここで、上記押圧装
置300は昇降機構によって昇降可能になっており、そ
の昇降を実現する昇降装置350について図10,図1
1を参照しながら説明する。図10において、昇降装置
350は、大きく分けて可動装置と位置決め装置とによ
って構成されている。その可動装置は、ギアボックス3
56,駆動軸360,作用軸368および案内筒362
によって構成されている。駆動軸360にはラック36
4が設けられており、図示しない駆動手段によって図面
左右方向(矢印D36方向)に移動される。作用軸36
8にはラック366が設けられており、その一端はフレ
ーム302にボルト等の固定部材370によって固定さ
れ、その他端は案内筒362の内部に沿って図面上下方
向(矢印D34方向)に移動可能になっている。これら
の駆動軸360と作用軸368とは、ギアボックス35
6内に設けられているピニオン358を介して連結され
ている。なお、図示しない駆動手段としては、例えばエ
アシリンダ,油圧シリンダ,モーター,手動ギア等のよ
うに、おおよそ駆動軸360を図面左右方向に移動させ
る手段であれば何でもよい。上記可動装置では、駆動軸
360が図面左方向に移動すると、ラック364と噛み
合うピニオン358が時計廻りに回転し、作用軸368
が図面下方向に移動する。反対に、駆動軸360が図面
右方向に移動すれば、同様の動作によって結果的には作
用軸368が図面上方向に移動する。
【0035】一方、位置決め装置は、図11にも示すよ
うに位置調整部材352,ストッパー372および駆動
軸354によって構成されている。位置調整部材352
は駆動軸354に固定されており、その駆動軸354は
図示しない駆動手段によって図面に対して前後方向(す
なわち、図10に示す矢印D36方向)に移動される。
また、位置調整部材352は、ストッパー372と当接
する部位352aが傾斜している。一方、ストッパー3
72はフレーム302に固定されている。なお、図示し
ない駆動手段としては、例えばエアシリンダ,油圧シリ
ンダ,モーター,手動ギア等のように、おおよそ駆動軸
354を図面左右方向に移動させる手段であれば何でも
よい。上記位置決め装置では、駆動軸360が図面左方
向に移動すると作用軸368が図面下方向に移動し、位
置調整部材352とストッパー372とが当接する位置
でフレーム302が止まる。そのため、押圧装置300
と加熱装置400との間の隙間、すなわち段ボール18
が通過する部位の高さを所定距離に維持することができ
る。しかも、駆動軸354が図面に対して前後方向に移
動すれば、位置調整部材352の部位352aの高さが
変わるため、上記隙間(高さ,例えば0〜150mm)を
自在に調整することができる。
【0036】昇降装置350は上記のように構成したの
で、押圧装置300によって押さえ付けられる積層体
(段ボール18)の厚さを所望の厚みに調整することが
できるようになる。また、製造する段ボールの種類(例
えば、二枚合わせや三枚合わせ等)のように、積層体の
種類に応じて押圧装置300を適切な位置に位置決めす
ることができる。さらに、製造開始直前等において、昇
降装置350によって押圧装置300を上方に退避させ
て、積層体の先端部分を搬送装置600にまで送り出し
やすくしたり、加熱装置400に付着・堆積したゴミ等
を取り除きやすくすることができる。
【0037】〔加熱手段(加熱装置)について〕次に、
加熱手段40について図6,図12,図13を参照しな
がら説明する。ここで、図12は加熱装置400を示す
平面図である。図13は、加熱装置400に流れる蒸気
を制御する配管系統を示すブロック図である。なお、図
1等やこれらの図に共通する要素には、同一符号を付し
ている。
【0038】図6において、加熱手段40は、蒸気等の
熱流体を流す複数の流体管42(図6では4つの流体管
42a,42b,42c,42d)によって構成されて
おり、その複数の流体管42は段ボール18に接する側
が、その段ボール18の通路に対応して平面となるよう
に配置されている。一つ一つの流体管42は金属製であ
って、その流体管42の肉厚を例えば5〜10mm程度に
薄くして、所定形状(図6では断面が四角形状)に形成
している。そして、この流体管42内に熱流体を所定方
向(例えば、矢印D40方向)に流し、その流体管を通
じて熱エネルギーを段ボール18に伝達する。
【0039】上記のように加熱手段40は流体管42の
肉厚を薄く構成したので、熱伝導率が高まり、熱流体の
温度に追随しやすくなる。そのため、熱流体を供給する
ボイラー等を駆動するのに必要なエネルギーを低く抑え
ることができる。また、積層体(段ボール18)を加熱
する所望の温度に達するまでの時間を短縮することがで
きる。さらに、加熱手段40自体の重量が軽くなるの
で、加熱手段40の設置や移転等が行いやすくなる。な
お、複数の流体管42に流す熱流体の方向を交互に(例
えば、図6に示す矢印D40,D42方向に)変えれ
ば、流体管42の供給口と排出口との間で温度差が生じ
ても、隣合う流体管42の間で熱交換が行われる等によ
って、積層体に接する側の面は全体として小さくなる。
こうして、加熱手段40全体において、より均等に積層
体を加熱することができる。
【0040】次に、図12,図13に実際の加熱装置4
00の例を示す。図12に示す加熱装置400は一組の
流体管410,412,414,416を複数組連結し
て構成されており、いずれもフレーム402に固定され
ている。一つの流体管はそれぞれがU字状の外観をな
し、その断面が四角筒(例えば、縦横の長さが各々6m
m)に形成されている。また、一組の流体管410,4
12,414,416ごとに、図13に示すように供給
パイプ440や排出パイプ442等に接続されている。
図13に示す配管系統は、上記流体管410,412,
414,416に、熱流体としての蒸気を供給パイプ4
40から供給し、最終的に排出パイプ442に排出する
経路を示すものである。この蒸気は最も安全な熱流体で
あり、140〜200度程度の温度と、20〜30kg/c
m2程度の圧力で維持されている。なお、熱流体は蒸気に
限らず、熱された他のガスや液体であってもよい。
【0041】この配管系統は、次のように配管接続され
ている。まず、トラップ448および操作バルブ446
を挟んでバルブ452,444が直列に接続され、この
直列接続にバルブ450が並行して接続されている。バ
ルブ444,450の接続点には、一方がバルブ436
を経て圧力計438に接続され、他方がバルブ434を
経て外部出力できるようになっている。また、バルブ4
44,450の接続点には、さらに流体管410,41
2,414,416の供給口がそれぞれ接続されてい
る。一方、流体管410,414の排出口は直接排出パ
イプ442に接続され、流体管412,416の排出口
はバルブ424,428の接続点に接続されている。流
量計428および逆止めバルブ422を挟んでバルブ4
28,420が直列に接続され、この直列接続にバルブ
424が並行して接続されている。そして、バルブ42
4,420の接続点は、流体管410,414の排出口
とともに排出パイプ442に接続されている。さらに、
流体管410,414の排出口と、流体管412,41
6の排出口との間には、トラップ448およびトレンド
計器430が直列に接続されている。この配管接続によ
って、供給パイプ440から供給される蒸気は、操作バ
ルブ446によって流体管410,412,414,4
16に供給する圧力や流量を調整することができる。ま
た、現在の蒸気の圧力や流量を圧力計438,流量計4
26で確認することができる。
【0042】加熱装置400は上記のように構成したの
で、その流体管の肉厚が薄いために管内を流れる熱流体
(蒸気)の熱が伝導しやすい。そのため、積層体(段ボ
ール18)に対して所望の加熱を行うまでに要する時間
を短縮することができるので、加熱に必要なエネルギー
を低く抑えることができる。
【0043】〔冷却手段(冷却装置)について〕次に、
冷却手段50を具体化した冷却装置500について、図
14,図15を参照しながら説明する。ここで、図1
4,図15は冷却装置を示す図であって、図14(A)
には平面図を、図14(B)には正面図を、図15には
側面図をそれぞれ示す。なお、図1等やこれらの図に共
通する要素には、同一符号を付している。
【0044】図14,図15において、冷却装置500
は、ベースフレーム502,ローラー504,ガイドフ
レーム502,ガイド508,送風機用フレーム510
および送風機512によって構成されている。ベースフ
レーム502は加熱装置400や搬送装置600との高
さを維持するために脚514を有しており、ガイドフレ
ーム502,ローラー504および送風機用フレーム5
10が設けられている。このローラー504は、段ボー
ル18が進行方向D4に沿って移動しやすくする。ま
た、ガイドフレーム502を通じてガイド508が設け
られており、ゆれや振動等によって段ボール18が損傷
等をしないように案内する。さらに、送風機用フレーム
510には送風機510が設けられており、段ボール1
8に傾斜方向から風を当てて冷却する。上記冷却装置5
00の構成によれば、ガイド508によって積層体(段
ボール18)の損傷等を防止して冷却を行うことができ
る。また、その冷却は傾斜方向から積層体に風を当てて
いるので、効率よく冷却することができる。したがっ
て、冷却のために必要な工程長を短くできるので、段ボ
ール製造装置10の全工程長を短縮することができる。
【0045】〔搬送手段(搬送装置)について〕次に、
搬送手段60について図16〜図20を参照しながら説
明する。ここで、図16は搬送手段60を示す模式図で
ある。図17,図18は搬送装置600を示す図であっ
て、図17(A)には平面図を、図17(B)には正面
図を、図18には図17(A)の右側面図をそれぞれ示
す。図19は搬送装置600用のタンクを示す図であっ
て、図19(A)には平面図を、図19(B)には側面
図をそれぞれ示す。図20は搬送装置600用のベルト
を示す図であって、図20(A)には平面図を、図20
(B)には図20(A)のB−B断面図をそれぞれ示
す。なお、図1等やこれらの図に共通する要素には、同
一符号を付している。また、図18ではローラー駆動用
のモーター616の図示を省略している。
【0046】図16において、搬送手段60は、ローラ
ー62a,62b,62cと、ベルト64と、タンク6
6とによって構成されている。ローラー62a,62
b,62cにはベルト64が張られており、そのベルト
64には複数の孔64aが設けられている。タンク66
はベルト64と接する面に複数の孔66bが設けられて
おり、排出口66a等を介して真空ポンプ(図示せず)
に接続されている。なお、ローラー62a,62cはタ
ンク66の対向する面であって、かつ排出口66aのな
い面に配置される。ここで、ベルト64に設けられてい
る複数の孔64aとタンク66に設けられている複数の
孔66bとは、ベルト64の移動方向に沿って一致する
ように配置されている。この配置によって、ベルト64
の移動に伴って孔64aと孔66bとの相対的な位置関
係が変わっても常に空気が吸い込まれ、その吸い込まれ
た空気は排出口66a等を介して真空ポンプに吸引され
る。そのため、ベルト64上に段ボール18が載置され
ると、空気とともに段ボール18がベルト64に吸着さ
れる。したがって、図示しないモーターによってベルト
64が所定方向(矢印D4方向)に移動すると、そのベ
ルト64に吸着された段ボール18もまた移動する。
【0047】搬送手段60は上記のように構成したの
で、積層体(段ボール18)はタンク66の孔66bと
ベルト64の孔64aとを通じて吸着され、ベルト64
のモーター駆動によって搬送される。こうして、送りベ
ルトによる積層体の搬送に比べてゆれや振動等がほとん
どなくなるので、積層体に傷をつけにくくなる。また、
ベルト64の材質を綿にすれば、積層体をより傷つけに
くくすることができる。
【0048】次に、図17〜図20に実際の搬送装置6
00の例を示す。図17,図18に示す搬送装置600
は、主としてベルト604,タンク608,真空ポンプ
610およびモーター616によって構成されている。
タンク608はベースフレーム602に固定されてお
り、パイプ612を通じて真空ポンプ610に接続され
ている。このタンク608は、図19(A)に示すよう
に、複数の孔608aがベルト604と接する面に、そ
のベルト604の移動方向に沿って設けられている。ま
た、図19(B)に示すように、タンク608の平面部
(例えば底面)には複数の排出口608bが設けられて
おり、その複数の排出口608bは真空ポンプ610と
の間にパイプ612が接続されている。こうして、タン
ク608内の空気は複数の孔608aから入ってパイプ
612を通じて排出され、真空ポンプ610に吸い込ま
れる。
【0049】図17,図18に戻ってベルト604は、
ローラー606,620,622,624に張られてい
る。そのうちローラー620はモーター616の主軸に
連結されており、他のローラー606,622,624
はベースフレーム602に回動自在に設けられている。
ローラー622,624はベルト604のテンションを
調整するためのローラーである。こうして、ベルト60
4はモーター616の回転駆動によって、ローラー60
6,620,622,624間を通じて所定方向(図7
(B)における時計廻り)に走行する。また、ベルト6
04は、図20(A)に示すように、複数の孔604b
がタンク608の複数の孔608aと同位置になるよう
に設けられている。すなわち、ベルト604の移動に伴
ってタンク608の孔608aとベルト604の孔60
4bとの位置関係が変わっても常に空気が吸い込まれる
ように配置されている。これらの複数の孔604bは、
図20(B)に示すように、一つの窪み604a内に複
数個設けられている。さらに、こうした窪み604aは
ベルト604上に複数設けられている。そのため、ベル
ト604上に段ボール18が載置された場合には、真空
ポンプ610による空気の吸い込みによって窪み604
a全体で段ボール18を吸着することになる。ここで、
モーター616による搬送速度(x,例えば0〜300
m/min)と、真空ポンプ610による吸着力(y)との
関係は、図21にようになっている。すなわち、搬送速
度が変化すると一定の関係(図では一次関数y=ax+bによ
る比例関係)によって吸着力を変化させることによっ
て、段ボール18を所望の搬送速度で確実に搬送するこ
とができる。なお、搬送速度と吸着力との間の関係は比
例関係に限らず、関数形式で表される直線や曲線,複数
個のデータによる直線補間近似や曲線補間近似等のよう
に、製造する積層体の種類等に応じて適切に定義するこ
とができる。
【0050】再び図17,図18に戻って、ベースフレ
ーム602にはガイドフレーム614が固定されてお
り、そのガイドフレーム614にはガイド618が設け
られている。ガイド618は、段ボール18の引っ掛か
りを防止するためにその短辺側の端部が少し上向きに曲
げられている。なお、段ボール18はガイド618と、
タンク604上を走行するベルト604との間を矢印D
4方向に進行する。
【0051】ここで、搬送装置600のモーター616
と、送り装置200のモーター226との間では、速度
同調を行いながら運転を行う。この運転には、二つのモ
ーターの回転速度を調整するモーター制御装置が用いら
れる。すなわち、送り装置200によって搬送装置60
0まで送り出された段ボール18は、搬送装置600の
搬送速度に従って搬送する必要がある。そのため、作業
員がまず送り装置200で搬送装置600まで段ボール
18を送り出し、その後に上記モーター制御装置のスイ
ッチを速度同調する側に切り換えて段ボール18の製造
を開始する。こうして、段ボール18をスムーズに搬送
させることができる。また、ワークを送り装置200ま
で供給すれば、段ボール18の製造が自動的に行える。
なお、モーター226の送り出し速度から、二つのモー
ターの速度同調への切り換えは、上記スイッチの切り換
えに限らず、始めから速度同調運転を行なってもよい。
また、搬送装置600にセンサーを設けて、センサーが
段ボール18を検出するとモーター制御装置を速度同調
運転に切り換えるようにしてもよい。ここで、上記のセ
ンサーにはリミットスイッチ等の接触型センサや、光セ
ンサ等の非接触型センサのいずれを用いてもよい。さら
に、モーター226の回転を積算して段ボール18の移
動距離を算出し、その移動距離から段ボール18が搬送
装置600に達したことを判断してモーター制御装置を
速度同調運転に切り換えるようにしてもよい。
【0052】搬送装置600は上記のように構成したの
で、積層体(段ボール18)はタンク608の孔608
aとベルト604の孔604bとを通じて吸着され、ベ
ルト604のモーター駆動によって搬送される。そのた
め、モーター226の稼働範囲内で積層体の搬送速度を
自在に変えることができる。こうして、積層体を吸着し
て搬送するために、従来の段ボール製造装置のような送
りベルトによる積層体の搬送に比べてゆれや振動等がほ
とんどなくなる。したがって、積層体に傷をつけにくく
なる。なお、タンク608は一つのものに限らず、複数
の小さなタンクを連結したものであってもよい。この場
合には、複数の小さなタンクの間をパイプ612で連通
する必要がある。また、タンク608における孔608
aの大きさは制限されるものでないが、あまり大きいと
積層体が孔608aに吸い付けられて凹凸ができてしま
うため、適切な大きさに規制するのが望ましい。さら
に、タンク608の孔608aが設けられている側の面
は、その表面が平滑な金網状に形成してもよい。こうし
た場合であっても、確実に積層体を所望の搬送速度で搬
送することができる。
【0053】以上のように、本発明の積層体の製造方法
および製造装置によれば、送りベルトを用いずに積層体
を製造することができるので、ランニングコストを低減
することができる。また、加熱手段40に肉厚の薄い流
体管を用いたので、熱効率が高まり、積層体に対して所
望の加熱が可能になるまでの時間を短縮することができ
る。そのため、流体管に流す熱流体を供給するボイラー
等の熱源では、そのエネルギーの節約を図ることができ
る。
【0054】〔他の実施の形態〕上述した積層体の製造
方法および製造装置におけるその他の部分の構造,形
状,大きさ,材質,個数,配置および動作条件等につい
ては、上記実施の形態に限定されるものでない。例え
ば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施するこ
ともできる。 (1)ワーク(複数の平面状部材)の各層間は接着剤で
接着させたが、各層間に接着剤含浸支持体や溶融接着体
等の接着層を挟んで接着させてもよい。接着剤含浸支持
体は例えば圧力をかけると接着性が発揮される部材であ
り、溶融接着体は例えば加熱によって接着性が発揮され
る部材である。この場合、圧力は押圧手段30によっ
て、加熱は加熱手段40によって実現されるので、上記
実施の形態と同様に積層体の製造を行うことができ、同
様の効果を得ることができる。 (2)本発明は段ボール18を製造する段ボール製造装
置10に適用したが、他の積層体を製造する装置にも同
様に適用できる。他の積層体としては、紙やプラスチッ
ク等の平面状部材にフィルムを接着させたものや、合板
等がある。このような積層体であっても、ランニングコ
ストを低減することができ、また熱源のエネルギーの節
約を図ることができる。
【0055】
【他の発明の態様】以上、本発明の実施の形態について
説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載
した発明の態様以外の発明の態様を有するものである。
この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じ
て関連説明を行う。
【0056】〔態様1〕 請求項3に記載の積層体の製
造装置であって、前記モーターによる積層体の搬送速度
と、前記真空ポンプによる吸着力とを所定の関係に基づ
いて制御することを特徴とする積層体の製造装置。態様
1によれば、搬送速度が変化しても、確実に積層体を搬
送することができる。
【0057】〔態様2〕 請求項4に記載の積層体の製
造装置であって、前記送り手段の送り速度と前記搬送手
段の搬送速度とを速度同調させることを特徴とする積層
体の製造装置。態様2によれば、送り速度と搬送速度と
を速度同調させることにより、積層体をスムーズに搬送
させることができる。
【0058】〔態様3〕 態様2に記載の積層体の製造
装置であって、その積層体が前記搬送手段まで送られた
ことを検出して、前記送り速度と前記搬送速度とを速度
同調させることを特徴とする積層体の製造装置。態様3
によれば、自動的に速度同調が行われるので、製造装置
の自動化を図ることができる。
【0059】〔態様4〕 態様2に記載の積層体の製造
装置であって、前記板状部材を位置決めする位置決め装
置を有することを特徴とする積層体の製造装置。態様4
によれば、位置決め装置によって板状部材が適切な位置
に位置決めされるので、複数層の平面状部材を適切な圧
力で押さえ付けることができる。
【0060】〔態様5〕 請求項5に記載の積層体の製
造装置であって、その積層体を傾斜方向から冷却する冷
却手段を有することを特徴とする積層体の製造装置。態
様5によれば、積層体は傾斜方向から冷却されるので、
その冷却効率がよい。そのため、冷却方向の工程長を短
くでき、ひいては装置全体の工程長を短くすることがで
きる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、積層体をより平面状に
形成し、その厚さをむらなく均一にすることができる。
また、送りベルトによる積層体の搬送に比べて、積層体
に傷をつけにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】段ボール製造装置の全体構成を示す正面図であ
る。
【図2】段ボール製造装置の全体構成を示す平面図であ
る。
【図3】送り手段の構成を示す模式図である。
【図4】送り装置の正面図である。
【図5】送り装置を示す図である。
【図6】押圧手段および加熱手段の構成を示す模式図で
ある。
【図7】押圧装置を示す正面図である。
【図8】押圧装置を示す底面図である。
【図9】押圧装置を示す右側面図である。
【図10】昇降装置を示す正面図である。
【図11】昇降装置を示す側面図である。
【図12】加熱装置を示す平面図である。
【図13】加熱装置に流れる蒸気を制御する配管系統を
示すブロック図である。
【図14】冷却装置(冷却手段)を示す図である。
【図15】冷却装置(冷却手段)を示す側面図である。
【図16】搬送手段を示す模式図である。
【図17】搬送装置を示す図である。
【図18】搬送装置を示す側面図である。
【図19】搬送装置用のタンクを示す図である。
【図20】搬送装置用のベルトを示す図である。
【図21】搬送速度と吸着力との関係を示す図である。
【図22】従来の製造装置の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
10 段ボール製造装置 12,14 片段(ワーク) 16 ライナー(ワーク) 18 段ボール(積層体) 20 送り手段 22a,22b,24a,24b ローラー 26,28 ベルト 30 押圧手段 32 可撓性部材 34 板状部材 40 加熱手段 42a,42b,42c,42d 流体管 50 冷却手段 60 搬送手段 62a,62b,62c ローラー 64 ベルト 66 タンク 200 送り装置 300 押圧装置 400 加熱装置 500 冷却装置 600 搬送装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数層の平面状部材の各層間に接着剤又
    は接着層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着さ
    せて積層体を製造する積層体の製造方法であって、 その積層体を板状部材で押さえ付けている状態で、吸着
    させながら搬送することを特徴とする積層体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 複数層の平面状部材の各層間に接着剤又
    は接着層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着さ
    せて積層体を形成し、その接着した積層体を搬送する積
    層体の製造装置であって、 その積層体を吸着させながら搬送する搬送手段を有する
    ことを特徴とする積層体の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の積層体の製造装置であ
    って、 その搬送手段は、複数の孔が設けられているタンクと、 複数の孔が設けられ、前記積層体を載置するベルトと、 前記タンクの孔と前記ベルトの孔とを通じて空気を吸引
    する真空ポンプと、 前記ベルトを所定方向に移動させるモーターと、 を有することを特徴とする積層体の製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の積層体の製造装置であ
    って、 積層体の製造を始める前に、複数層の平面状部材を接着
    させて前記搬送手段まで予め送り出す送り手段を有する
    ことを特徴とする積層体の製造装置。
  5. 【請求項5】 複数層の平面状部材の各層間に接着剤又
    は接着層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着さ
    せて積層体を形成し、その接着した積層体を搬送する積
    層体の製造装置であって、 その積層体を板状部材で押さえ付ける押圧手段と、 その積層体を加熱する加熱手段と、 を有することを特徴とする積層体の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の積層体の製造装置であ
    って、 前記板状部材は、複数の長板を平面状に連結するととも
    に、その長板の相互間に所定の隙間を空けて連結したこ
    とを特徴とする積層体の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の積層体の製造装置であ
    って、 前記板状部材は、複数の角部においてそれぞれ二点支持
    されていることを特徴とする積層体の製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の積層体の製造装置であ
    って、 前記板状部材は、供給される流体の体積に応じて膨張縮
    小する可撓性部材に接して設けられていることを特徴と
    する積層体の製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の積層体の製造装置であ
    って、 複数の可撓性部材を連通して接続するパイプと、 そのパイプを通じて前記複数の可撓性部材に前記流体を
    供給するブロワと、 を有することを特徴とする積層体の製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の積層体の製造装置で
    あって、 前記加熱手段は、肉厚が薄く、かつ熱流体を流す複数の
    流体管からなり、 その複数の流体管は、前記積層体に接する側が平面とな
    るように配置されていることを特徴とする積層体の製造
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の積層体の製造装置
    であって、 その複数の流体管に流す熱流体の方向が相互に変わるこ
    とを特徴とする積層体の製造装置。
  12. 【請求項12】 複数層の平面状部材の各層間に接着剤
    又は接着層を介在させ、その複数層の平面状部材を接着
    させて積層体を製造する積層体の製造装置であって、 その複数層の平面状部材を板状部材で押さえ付ける押圧
    手段と、 その接着した積層体を吸着させながら搬送する搬送手段
    と、 を有することを特徴とする積層体の製造装置。
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