JP3019484U - ホームロッカー - Google Patents

ホームロッカー

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JP3019484U
JP3019484U JP1995006020U JP602095U JP3019484U JP 3019484 U JP3019484 U JP 3019484U JP 1995006020 U JP1995006020 U JP 1995006020U JP 602095 U JP602095 U JP 602095U JP 3019484 U JP3019484 U JP 3019484U
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shutter
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panels
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進 土井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタの開閉動作をより容易に行なえるホ
ームロッカーを提供する。 【構成】 底板13に両側面パネル14,15と背面パ
ネル16を取り付けると共に、この側面パネル及び背面
パネルに屋根部17を取り付けて前面を開口した状態で
収納空間を形成し、前面開口11Bを閉塞すると共に一
方及び又は両方の側面パネルの内側に沿って収納される
横開きシャッタ18を備えたホームロッカー11におい
て、シャッタの、開口を閉塞した状態において上面視湾
曲状態にある側面パネル側端部20A,20Bに、当該
シャッタの上下端部より連続して延在するガイド部21
A,21Bを形成し、ガイド部間に空隙22A,22B
を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の物を収納し保管するホームロッカーに関し、特にシャッタを 改良したホームロッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から各種の物を収納し保管するホームロッカーは種々存在する。本出願人 においても、底板、両側面パネル、背面パネル、そして屋根部とからなり、これ らをプラスチックにより成形し、使用者によって組み立てられるホームロッカー に関する技術として、登録実用新案第3005830号、また特願平6−167 863号、特願平6−268896号、特願平6−272255号、そして特願 平6−272256号にも開示してきた。
【0003】 このようなホームロッカーにおいて、収納性は勿論のこと、物を出し入れする 際のシャッタの操作性が重要であることは言うまでもない。ここで、ホームロッ カーを構成する各部材をプラスチックで成型することから、反りといったプラス チック特有の性質を考慮する必要がある。特に、可動部材であるシャッタにあっ ては、図1及び図14に示すように、曲がった状態で収納されている部分におい て、外側に湾曲する反りが発生することが検証されていた。この反りによって、 シャッタの操作が所謂重くなることが予測されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案者はより操作し易いシャッタを試案するに至ったわけである。
【0005】 本考案は以上に述べたように、シャッタの開閉動作をより容易に行なえるホー ムロッカーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前述した課題を解決するために第1の考案に係わるホームロッカーは、底板に 両側面パネルと背面パネルを取り付けると共に、この側面パネル及び背面パネル に屋根部を取り付けて前面を開口した状態で収納空間を形成し、前面開口を閉塞 すると共に一方及び又は両方の側面パネルに沿ってスライド収納される横開きシ ャッタを備えたホームロッカーにおいて、シャッタの開口を閉塞した状態におい て上面視湾曲状態にある側面パネル側端部に、当該シャッタの上下端部より連続 して延在するガイド部を形成して、このガイド部間に空隙を形成した。
【0007】
【作用】
第1の考案では、シャッタの側面パネル側端部の上下両端は、このシャッタの 所謂ガイドとなり、湾曲状態にあってもスライド移動を円滑にでき、この上下両 端を除く部分には空隙が形成されていることから、この側面パネル側端部におい てはシャッタが反ることがない。よって、少なくともシャッタの側面パネル側端 部と側面パネルとは接触することがない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0009】 本考案に係わるホームロッカー11は、図1,2に示すように構成されている 。このホームロッカー11は、外殻を形成する本体11Aと、この本体11A内 に適宜装着される棚板12とから概略構成されている。棚板12は平板で構成さ れている。
【0010】 本体11Aは、土台となる底板13と、この底板13の両側に取り付けられた 側面パネル14,15と、底板13の背面に取り付けられた背面パネル16と、 側面パネル14,15及び背面パネル16の上側を施蓋して設けられた屋根部1 7とから概略構成されている。
【0011】 この本体11Aの前面開口11Bには、図3にも示すように、横開き型のシャ ッタ18が設けられている。このシャッタ18は、前面開口11Bの中央部で右 シャッタ部18Aと左シャッタ部18Bに分割されて、左右に開くようになって いる。そして、右シャッタ部18Aは右側面パネル14の内側に、左シャッタ部 18Bは左側面パネル15の内側にそれぞれスライドしながら収納されるように 構成されている。
【0012】 そして、このシャッタ18A,18Bは、それぞれ前面開口11Bを閉塞した 状態において、外部に露出する露出部19A,19B(図3のC−C側)と、両 側面パネル15,16の内側に隠れていて外部に露出しない、本考案の側面パネ ル側端部である隠部20A,20B(図3のE−E側)とから大きく構成されて いる。
【0013】 また、隠部20A,20Bの上下の両端には、このシャッタ18の両端形状を そのまま連続して形成したガイド部21A,21Bが形成されていると共に、ガ イド部21A,21B間にあって所定長さに亘って切除したように形成された空 隙22A,22Bが設けられている。
【0014】 また、各シャッタ部18A,18Bの先端部には、これらを開閉するための取 っ手23A,23Bが設けられている。
【0015】 各側面パネル14,15の内側には、この各側面パネル14,15との間で各 シャッタ部18A,18Bの収納空間を形成する内側パネル31,32が設けら れている。
【0016】 側面パネル14,15は、図4から図6に示すように構成されている。尚この 図は、左側面パネル15を示している。右側面パネル14と左側面パネル15と は左右対称であることを除いて同一の構成を有しているので、ここでは左側面パ ネル15についてのみ説明する。図4は左側面パネル15を示す平面図、図5は 左側面パネル15を示す底面図、図6は左側面パネル15を示す断面図である。
【0017】 この左側面パネル15は、図示するように1枚の平板25で構成され、底板1 3の形状に合せて先端部が内側(例えば図4中の左側)に弓なりに曲げられてい る。この平板25には、補強用の凸溝26が複数本設けられている。この凸溝2 6は平板25の上下方向に全長に亘って設けられ、断面形状が内側に凸状に折り 曲げて形成されている。
【0018】 平板25の内側には、凸溝26と共に平板25を補強するための補強用リブ2 7が横方向に設けられている。この補強用リブ27は、各凸溝26間を架け渡す ように横方向に、かつ上下に多段に設けられている。この各補強用リブ27はそ の高さを凸溝26と同じ高さに設定されいる。さらに、平板25の内側には左シ ャッタ部18Bの外側に当接してこの左シャッタ部18Bを案内する案内用リブ 28が設けられている。この案内用リブ28は、各補強用リブ27のうちの数個 を高くして形成されている。この案内用リブ28の高さは、この案内用リブ28 の先端部と後述する内側パネル31,22の案内用リブ39の先端部との間隙が 左シャッタ部18Bの厚さよりも僅かに広い程度に設定されている。即ち、案内 用リブ28と案内用リブ39とで左シャッタ部18Bをゆるく狭持するようにな っている。さらに、各案内用リブ28のうち最上段のリブ28だけは他のリブ2 8よりさらに高く成形され、左シャッタ部18Bを上側から押えて左シャッタ部 18Bが上下に振動したりずれたりしないようになっている(図15参照)。
【0019】 図中の29は左側面パネル15と屋根部17とをねじで固定するためのねじ穴 である。また、30は平板25の上端部に設けられた固定用突起部で、この固定 用突起部30と左内側パネル22の固定用突起部40との間が互いにねじ固定さ れることで、左側面パネル15と左内側パネル22とが互いに固定されるように なっている(図12参照)。また、平板25の下端部には、その全長に亘って嵌 合用リブ33が設けられている。この嵌合用リブ33は後述する底板13の嵌合 溝45に嵌合してこの底板13と結合するためのものである。さらに、34は底 板13と左側面パネル15とをねじで固定するためのねじ穴である。
【0020】 内側パネル31,32は、図7から図9に示すように構成されている。なおこ の図は、左内側パネル32を示している。右内側パネル31と左内側パネル32 とは、前記各側面パネル14,15の場合と同様に、左右対称であることを除い て同一の構成を有しているので、ここでは左内側パネル32についてのみ説明す る。図7は左内側パネル32を示す平面図、図8は左内側パネル32を示す底面 図、図9は左内側パネル32を示す断面図である。
【0021】 左内側パネル32は、図示するように1枚の平板36で構成され、底板13の 形状に合せて、前記左側面パネル15と同様に弓なりに曲げられている。この平 板36には、左側面パネル15の平板25と同様に、補強用の凸溝37が複数本 設けられている。
【0022】 平板36の内側には、凸溝37と共に平板36を補強するための補強用リブ3 8が設けられている。さらに、平板36の外側には左シャッタ部18Bの内側に 当接してこの左シャッタ部18Bを案内する案内用リブ39が設けられている。 この案内用リブ39は、前記補強用リブ38とは反対側に、前記左側面パネル1 5の案内用リブ28に対向して設けられている。この案内用リブ39の高さは、 前述したように、前記案内用リブ28の先端部との間隙が左シャッタ部18Bの 厚さよりも僅かに広い程度に設定され、この左シャッタ部18Bの開閉により左 シャッタ部18Bが各案内用リブ28,39に軽く接触しながらこれらの案内用 リブ28,39に案内されてスライドするようになっている。図中の40は平板 36の上端部に設けられた固定用突起部で、この固定用突起部40と前記左側面 パネル15の固定用突起部30との間がねじ固定されることで、左側面パネル1 5と左内側パネル32とが互いに固定される(図12参照)。また、平板36の 下端部には、その全長に亘って嵌合用リブ41が設けられている。この嵌合用リ ブ41は底板13に設けられた後述の嵌合用溝47に嵌合してこの底板13と結 合するためのものである。
【0023】 底板13には、図10及び図11に示すように、その両端部分に側面パネル1 4,15の嵌合用リブ33を嵌合させるための嵌合溝45が設けられている。こ の嵌合溝45の内側には、各シャッタ部18A,18Bがスライド可能に嵌合さ れるガイド溝46が設けられている。このガイド溝46は底板13の両端部分と 前面部分に設けられている。各シャッタ部18A,18Bはこのガイド溝46に 嵌合することで、支持され、開閉時の移動が案内されるようになっている。この ガイド溝46の底面にはこの溝46の全長に亘って断面3角形状のレール46A が設けられている。このレール46Aは接触面積を小さくすることで各シャッタ 部18A,18Bのスライドをスムーズにするためのものである。
【0024】 ガイド溝46の内側には各内側パネル31,32の嵌合用リブ41が嵌合する 嵌合溝47が設けられている。また、底板13の背面部分には背面パネル16の 嵌合用リブ(図示せず)が嵌合するための嵌合溝(図示せず)が設けられている 。
【0025】 そして、各側面パネル14,15が嵌合溝45に嵌合して固定され、この側面 パネル14,15の内側に各シャッタ部18A,18Bがガイド溝46に嵌合さ れ、さらに各内側パネル31,32が嵌合溝47が嵌合された後、図12のよう に、各側面パネル14,15と各内側パネル31,32とが各固定用突起部30 ,40間にねじ48で固定される。尚、このとき、各シャッタ部18A,18B は、図15に示す概略図のように、側面パネル14,15に設けられた上側押え 用のリブ28で上側から軽く押えられ、各シャッタ部18A,18Bが上下に振 動したりずれたりしたりしないようになっている。
【0026】 本体11Aの前面開口11Bの中央部には、図1に示すように、各シャッタ部 18A,18Bの端部を当接支持すると共に屋根部17を補強するための支柱5 0が取り付けられている。
【0027】 背面パネル16は、図2、14及び15に示すように構成されている。この背 面パネル16は、1枚の平板51で構成され、この平板51を補強するための凸 溝52が複数本設けられている。この凸溝52は前述した左側面パネル15の凸 溝26と同様に、平板51の上下方向に全長に亘って設けられ、断面形状が内側 に凸状に曲げて形成されている。
【0028】 さらに、背面パネル16の左右方向中央部には、断面が凸形状で垂直方向に延 長して形成された凸条54が設けられている。この凸条54は背面パネル16の 垂直方向に全長に亘って形成され、この背面パネル16を補強している。この凸 条54は支柱として機能し、特に屋根部17からかかる重量に対して十分な強度 を有するように設定されている。凸条54の断面形状は本体11Aの内側へ窪ま せた2段凸形状に形成されている。この形状及び大きさは、想定される重量に応 じて適宜設定される。
【0029】 また、支柱50と前記各内側パネル31,32と背面パネル16には、棚板1 2を支持するための棚支持部材56が設けられている。この棚支持部材56は、 ビスによって構成されている。具体的には、支柱50と前記各内側パネル31, 32と背面パネル16にそれぞれ肉厚のビス穴(図示せず)を設け、このビス穴 にビスをねじ込んで、棚板12をその下側の4ヵ所の位置で支持するようになっ ている。このように棚支持部材56は、棚板12を4ヵ所で支持するために、背 面パネル16に2ヵ所、内側パネル31,32に1ヵ所、支柱50に1ヵ所それ ぞれ設けられている。さらにこれらの棚支持部材56は互いに同じ高さの位置に 設けられる。棚板12は本体11A内において支柱50を境に左右に設けられる ので、この棚支持部材56は支柱50を境に左右に設けられる。具体的には、背 面パネル16の凸条54を境にした左右の一方又は両方にそれぞれ2ヵ所ずつ、 各内側パネル31,32の一方又は両方の前面開口11B側にそれぞれ1ヵ所ず つ、支柱50の左右の一方又は両方にそれぞれ1ヵ所ずつ設けられている。棚板 12を複数段に設けるときは、4ヵ所の同じ高さの位置に設けた棚支持部材56 を1組として、これを上下に複数段に設ける。
【0030】 以上のように構成されたホームロッカー11を組み立てるときは、まず各側面 パネル14,15と背面パネル16とをその上下を逆にして互いにねじで固定す る。次いで、側面パネル14,15及び背面パネル16を覆うように底板13を 載せ、底板13の嵌合溝45に各側面パネル14,15の嵌合用リブ33を勘合 させると共に背面パネル16も底板13の嵌合溝(図示せず)に嵌合させた状態 でねじによって互いに固定する。このとき、支柱50もねじで固定する。
【0031】 次いで、これらを逆にし、各側面パネル14,15の内側に沿って各シャッタ 部18A,18Bをガイド溝46に嵌合させ、さらに各シャッタ部18A,18 Bの内側に沿って各内側パネル31,32を取り付ける。この各内側パネル31 ,32ではその嵌合用リブ41を嵌合溝47に嵌合させ、その後各側面パネル1 4,15と各内側パネル31,32とを、その間に各シャッタ部18A,18B を収納した状態でねじ48によって互いに固定する。
【0032】 次いで、各側面パネル14,15及び背面パネル16を覆って屋根部17を取 り付け、ねじ58で屋根部17と、両側面パネル14,15、背面パネル16及 び支柱50を固定する。
【0033】 次いで、4個の棚支持部材56を取り付ける。具体的には、背面パネル16の 凸条54を境にした右側か左側の一方又は両方に2ヵ所、右内側パネル31か左 内側パネル32の一方又は両方に1ヵ所、支柱50の右側か左側の一方又は両方 に1ヵ所、合計4個一組の棚支持部材56をそれぞれ設け、棚板12を設置する 。棚板12を複数段に設けるときは、必要に応じて棚支持部材56を4個一組に して適宜位置に取り付ける。
【0034】 以上のように組み立てられたホームロッカー11において、シャッタ18を開 閉するときは、各取っ手23A,23Bを持って行なう。シャッタ18が閉った 状態から開くときは、各取っ手23A,23Bを持って両側にそれぞれスライド させる。これにより、各シャッタ部18A,18Bはその下端部をガイド溝46 のレール46Aに支持されると共にガイド溝46に案内され、その上部を各案内 用リブ28に支持されて、側面パネル14,15と内側パネル31,32との間 に収納されていく。この状態を図16及び図17に示す。図14は各シャッタ部 18A,18Bが閉まった状態である。この状態からシャッタ18を開くことで 、各シャッタ部18A,18Bが側面パネル14,15と内側パネル31,32 との間に収納される。この収納された状態を図15に示す。なお、シャッタ18 を開放する度合いは、出し入れする物の大きさに応じて、全部開けたり、半分程 開けたり、適宜開放される。
【0035】 また、棚板12も収納する物の大きさに応じて適宜取り付けられる。背丈の高 い物を収納するときは棚板12を設けず、低い背丈の物を収納するときにその背 丈に合せて2段や3段に棚板12を取り付ける。具体的には、背面パネル16の 2ヵ所、内側パネル31,32の1ヵ所及び支柱50の1ヵ所であって所望の高 さ位置に棚支持部材56をそれぞれ設け、この上に棚板12を載置する。この棚 板12はその四隅を背面パネル16、内側パネル31,32及び支柱50で支持 されるため、安定しており、かつ丈夫である。
【0036】 各シャッタ部18A,18Bを閉めるときは、取っ手23A,23Bを持って 支柱50に当接するまでスライドさせる。
【0037】 ここで、ホームロッカーの使用条件を考慮すると、屋内は勿論のこと屋外使用 にも耐え得る仕様とする必要がある。屋外使用で最も必要とされる仕様の一つに 雨水の侵入の防止が挙げられる。この点を考慮するに、開口11Bを閉塞するシ ャッタ18からの侵入の可能性が高くなってくる。つまり、本実施例にあっては 、側面パネル14.15を前面側まで延長することによって、この延長された部 分に、閉塞状態にあるシャッタ18の端部を収納するようにし、雨水の侵入を防 止している。また、延長することによって、湾曲形状を成すことから、この側面 パネル14,15自身の剛性を高めることができる。
【0038】 以上に説明してきたように、側面パネル14,15を湾曲形状とすることによ って大きなメリットを得ることができるから、本出願人において広く採用されて いた。ここで、問題となってきたのが、従来技術でも説明したようにシャッタ1 8の反りである。
【0039】 以下、シャッタ18について検証する。使用下において大半が開口11B閉塞 状態にあるシャッタ18において、曲がった状態で側面パネル14,15の内側 に収納されている隠部20A,20Bにあっては、前面に向かってシャッタ18 が復元しようとする応力が作用することは周知の通りであり、この応力は、上側 が案内用リブ28、下側がガイド溝46によって案内されているシャッタ18に あっては、その中心部において最大に作用する。
【0040】 この検証に基づいて、シャッタ18を考察するに、曲がった状態で収納されて いる隠部20A,20Bにおいて、上下両端部にあるガイド部21A,21Bが が案内用リブ28及びガイド溝46に案内されていて、中央部には空隙22A, 22Bが形成されていることから、上記した応力はこの部分には作用できない。 したがって、隠部20A,20Bにおけるシャッタ18の反りは防止できること となる。
【0041】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、側面パネルに沿ってスライド収納 されるシャッタにあっては、そのスライド過程にあって湾曲する部分が必ず存在 する。シャッタに予め湾曲状態で存在する部分を形成しておけば、スライド移動 が円滑に行われる。また、湾曲状態にあるシャッタは、戻ろうとする力が作用し 、この作用によって中央部に反りを生じてくるが、空隙によってその力も逃げる ことができ、よって反りも発生しない。このようなことから、シャッタの操作性 が格段に向上し、使用者にとって大変有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるホームロッカーを示す斜視図で
ある。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本考案の要部であるシャッタの省略正面図であ
る。
【図4】左側面パネルを示す平面図である。
【図5】左側面パネルを示す底面図である。
【図6】左側面パネルを示す断面図である。
【図7】左内側パネルを示す平面図である。
【図8】左内側パネルを示す底面図である。
【図9】左内側パネルを示す断面図である。
【図10】底板を示す要部拡大図である。
【図11】側面パネル、シャッタ及び内側パネルが底板
に嵌合される状態を示す概略断面図である。
【図12】側面パネルと内側パネルとの結合状態を示す
要部斜視図である。
【図13】側面パネルと内側パネルとシャッタとの関係
を示す概略斜視図である。
【図14】シャッタが閉まった状態(開口の閉塞状態)
のホームロッカーを示す平面断面図である。
【図15】シャッタが開いた状態のホームロッカーを示
す平面断面図である。
【符号の説明】
11 ホームロッカー 11B 前面開口 13 底板 14,15 側面パネル 16 背面パネル 17 屋根部 18 シャッタ 20A,20B 隠部(側面パネル側端部) 21A,21B ガイド部 22A,22B 空隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板に両側面パネルと背面パネルを取り付
    けると共に、この側面パネル及び背面パネルに屋根部を
    取り付けて前面を開口した状態で収納空間を形成し、前
    面開口を閉塞すると共に一方及び又は両方の側面パネル
    に沿って収納される横開きシャッタを備えたホームロッ
    カーにおいて、 シャッタの、開口を閉塞した状態において上面視湾曲状
    態にある側面パネル側端部に、当該シャッタの上下端部
    より連続して延在するガイド部を形成し、ガイド部間に
    空隙を形成したことを特徴とするホームロッカー。
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