JP3549265B2 - ホームロッカー - Google Patents

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JP3549265B2 JP27225594A JP27225594A JP3549265B2 JP 3549265 B2 JP3549265 B2 JP 3549265B2 JP 27225594 A JP27225594 A JP 27225594A JP 27225594 A JP27225594 A JP 27225594A JP 3549265 B2 JP3549265 B2 JP 3549265B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、各種の物を収納し保管するホームロッカーに関し、特に全体の剛性、収納空間及び収納効率を改良したホームロッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ホームロッカーは図18に示すように構成されている。
【0003】
図中の1は底板で、この底板1の両側には側面パネル2,3が、底板1の背面には背面パネル(図示せず)がそれぞれ取り付けられている。側面パネル2,3と背面パネルの上側には屋根部4が取り付けられている。これら底板1と側面パネル2,3と背面パネルと屋根部4とで本体5が構成され、この本体5によって、前面が開口した収納空間が形成されている。この本体5の前面開口には開閉手段としてシャッタ6が設けられている。このシャッタ6は上下にスライドして前面開口を開閉する縦開き型として構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記構成のホームロッカーでは、シャッタ6が縦開き型であるためシャッタ6の開閉操作が煩雑である。
【0005】
このため、本発明者は横開き型シャッタを用いたホームロッカーを考案したが、シャッタが横開き型の場合、このシャッタを開くと、シャッタの基端部は側面パネル2,3の内側に収納されることになる。
【0006】
この場合、本体5内の収納空間のうち側面パネル2,3の内側面部分についてはシャッタの出入りを考慮して、ある程度空間を設ける必要がある。この空間はデッドスペースとなる。このため、内部に棚を設けることもできず、収納効率が悪い。
【0007】
また、側面パネル2,3や背面パネルは通常平板状に成形されるため、撓みやすく、本体5の剛性が低かった。
【0008】
本発明は以上述べたような問題点に鑑みてなされたもので、全体の剛性、収納空間及び収納効率を改良したホームロッカーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために第1の発明に係るホームロッカーは、底板に両側面パネルと背面パネルを取り付けると共にこの側面パネル及び背面パネルに屋根部を取り付けて前面を開口した状態で収納空間を形成し、前面開口に横開き型シャッタを備えたホームロッカーにおいて、前記各側面パネルの一方又は両方の内側に、この側面パネルとの間で前記横開き型シャッタの収納空間を形成する内側パネルを設けると共に、前記側面パネル及び内側パネルの両方に、前記シャッタに軽く接触してシャッタのスライドを案内する案内用リブを前記側面パネル及び内側パネルのうち前記シャッタのスライド方向全長に亘って設けたことを特徴とする。
第2の発明に係るホームロッカーは、底板に両側面パネルと背面パネルを取り付けると共にこの側面パネル及び背面パネルに屋根部を取り付けて前面を開口した状態で収納空間を形成し、前面開口に横開き型シャッタを備えたホームロッカーにおいて、前記各側面パネルの一方又は両方の内側に設けられこの側面パネルとの間で前記横開き型シャッタの収納空間を形成する内側パネルと、前記シャッタを上側から軽く押さえる上側押え用リブと、前記側面パネル及び内側パネルの両方に前記シャッタのスライド方向全長に亘って設けられ前記シャッタに軽く接触してシャッタのスライドを案内する案内用リブと、前記底板に設けられ前記シャッタがスライド可能に嵌合されるガイド溝と、前記ガイド溝の底部に設けられ前記シャッタのスライドをスムーズにするレールとを備えたことを特徴とする。
第3の発明に係るホームロッカーは、第2の発明に係るホームロッカーにおいて、前記側面パネル及び内側パネルの先端部を内側に弓なりに曲げて形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
第1の発明では、側面パネルの内側にシャッタの収納空間を形成する内側パネルを設けたので、ホームロッカー内に物を収納する場合、内部収納空間の背面パネル側と共に両側面パネル側にもシャッタの出入りの障害になることなく、物を隙間なくいっぱいに収納することができるようになる。
【0011】
さらに、側面パネル及び内側パネルの両方に案内用リブを設けたので、この案内用リブがシャッタに軽く接触してシャッタを案内し、シャッタのスライドがスムーズになる。
【0012】
第2の発明では、第1の発明と同様に、案内用リブがシャッタに軽く接触してシャッタを案内し、シャッタのスライドがスムーズになると共に、シャッタが上下に振動したりずれたりしないようになる。また、前記シャッタが嵌合されるガイド溝の底部にレールを設けたので、シャッタのスライドがスムーズになる。
第3の発明では、第2の発明と同様の効果をすることができると共に、側面パネル及び内側パネルの先端部を内側に弓なりに曲げて形成したので、シャッタはこの弓なりに曲げた先端部に案内されて出し入れされる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0014】
本実施例に係るホームロッカー11は、図1及び図3から図5に示すように構成されている。このホームロッカー11は、外殻を形成する本体11Aと、この本体11A内に適宜装着される棚板12とから概略構成されている。棚板12は平板で構成されている。
【0015】
本体11Aは、土台となる底板13と、この底板13の両側に取り付けられた側面パネル14,15と、底板13の背面に取り付けられた背面パネル16と、側面パネル14,15及び背面パネル16の上側を施蓋して設けられた屋根部17とから概略構成されている。
【0016】
この本体11Aの前面開口11Bには横開き型のシャッタ18が設けられている。このシャッタ18は前面開口11Bの中央部で右シャッタ部18Aと左シャッタ部18Bに分割されて、左右に開くようになっている。そして、右シャッタ部18Aは右側面パネル14の内側に、左シャッタ部18Bは左側面パネル15の内側にそれぞれスライドしながら収納されるように構成されている。各シャッタ部18A,18Bの先端部には、これらを開閉するための取っ手19A、19Bが設けられている。
【0017】
各側面パネル14,15の内側には、この各側面パネル14,15との間で各シャッタ部18A,18Bの収納空間を形成する内側パネル21,22が設けられている。
【0018】
側面パネル14,15は、図6から図8に示すように構成されている。なおこの図は、左側面パネル15を示している。右側面パネル14と左側面パネル15とは左右対象であることを除いて同一の構成を有しているので、ここでは左側面パネル15についてのみ説明する。図6は左側面パネル15を示す平面図、図7は左側面パネル15を示す底面図、図8は左側面パネル15を示す断面図である。
【0019】
この左側面パネル15は、図示するように1枚の平板25で構成され、底板13の形状に合せて先端部が内側(例えば図6中の左側)に弓なりに曲げられている。この平板25には、補強用の凸溝26が複数本設けらている。この凸溝26は平板25の上下方向に全長に亘って設けられ、断面形状が内側に凸状に折り曲げて形成されている。
【0020】
平板25の内側には、凸溝26と共に平板25を補強するための補強用リブ27が横方向に設けられている。この補強用リブ27は各凸溝26間を架け渡すように横方向に、かつ上下に多段に設けられている。この各補強用リブ27はその高さを凸溝26と同じ高さに設定されている。さらに、平板25の内側には左シャッタ部18Bの外側に当接してこの左シャッタ部18Bを案内する案内用リブ28が設けられている。この案内用リブ28は、各補強用リブ27のうちの数個を高くして形成されている。この案内用リブ28の高さは、この案内用リブ28の先端部と後述する内側パネル21,22の案内用リブ39の先端部との間隔が左シャッタ部18Bの厚さよりも僅かに広い程度に設定されている。即ち、案内用リブ28と案内用リブ39とで左シャッタ部18Bをゆるく挟持するようになっている。さらに、各案内用リブ28のうち最上段のリブ28だけは他のリブ28よりさらに高く成形され、左シャッタ部18Bを上側から押えて左シャッタ部18Bが上下に振動したりずれたりしないようになっている(図15参照)。
【0021】
図中の29は左側面パネル15と屋根部17とをねじで固定するためのねじ穴である。また、30は平板25の上端部に設けられた固定用突起部で、この固定用突起部30と左内側パネル22の固定用突起部40との間が互いにねじ固定されることで、左側面パネル15と左内側パネル22とが互いに固定されるようになっている(図14参照)。また、平板25の下端部には、その全長に亘って嵌合用リブ33が設けられている。この嵌合用リブ33は後述する底板13の嵌合溝45に嵌合してこの底板13と結合するためのものである。さらに、34は底板13と左側面パネル15とをねじで固定するためのねじ穴である。
【0022】
内側パネル21,22は、図9から図11に示すように構成されている。なおこの図は、左内側パネル22を示している。右内側パネル21と左内側パネル22とは、前記各側面パネル14,15の場合と同様に、左右対象であることを除いて同一の構成を有しているので、ここでは左内側パネル22についてのみ説明する。図9は左内側パネル22を示す平面図、図10は左内側パネル22を示す底面図、図11は左内側パネル22を示す断面図である。
【0023】
左内側パネル22は、図示するように1枚の平板36で構成され、底板13の形状に合せて、前記左側面パネル15と同様に弓なりに曲げられている。この平板36には、左側面パネル15の平板25と同様に、補強用の凸溝37が複数本設けられている。
【0024】
平板36の内側には、凸溝37と共に平板36を補強するための補強用リブ38が設けられている。さらに、平板36の外側には左シャッタ部18Bの内側に当接してこの左シャッタ部18Bを案内する案内用リブ39が設けられている。この案内用リブ39は、前記補強用リブ38とは反対側に、前記左側面パネル15の案内用リブ28に対向して設けられている。この案内用リブ39の高さは、前述したように、前記案内用リブ28の先端部との間隔が左シャッタ部18Bの厚さよりも僅かに広い程度に設定され、この左シャッタ部18Bの開閉により左シャッタ部18Bが各案内用リブ28,39に軽く接触しながらこれらの案内用リブ28,39に案内されてスライドするようになっている。図中の40は平板36の上端部に設けられた固定用突起部で、この固定用突起部40と前記左側面パネル15の固定用突起部30との間がねじ固定されることで、左側面パネル15と左内側パネル22とが互いに固定される(図14参照)。また、平板36の下端部には、その全長に亘って嵌合用リブ41が設けられている。この嵌合用リブ41は底板13に設けられた後述の嵌合溝47に嵌合してこの底板13と結合するためのものである。
【0025】
底板13には、図12及び図13に示すように、その両側部分に側面パネル14,15の嵌合用リブ33を嵌合させるための嵌合溝45が設けられている。この嵌合溝45の内側には 各シャッタ部18A,18Bがスライド可能に嵌合されるガイド溝46が設けられている。このガイド溝46は底板13の両側部分と前面部分に設けられている。各シャッタ部18A,18Bはこのガイド溝46に嵌合することで、支持され、開閉時の移動が案内されるようになっている。このガイド溝46の底面にはこの溝46の全長に亘って断面3角形状のレール46Aが設けられている。このレール46Aは接触面積を小さくすることで各シャッタ部18A,18Bのスライドをスムーズにするためのものである。
【0026】
ガイド溝46の内側には各内側パネル21,22の嵌合用リブ41が嵌合する嵌合溝47が設けられている。また、底板13の背面部分には背面パネル16の嵌合用リブ(図示せず)が嵌合するための嵌合溝(図示せず)が設けられている。
【0027】
そして、各側面パネル14,15が嵌合溝45に嵌合して固定され、この側面パネル14,15の内側に各シャッタ部18A,18Bがガイド溝46に嵌合され、さらに各内側パネル21,22が嵌合溝47に嵌合された後、図14のように、各側面パネル14,15と各内側パネル21,22とが各固定用突起部30,40間にねじ48で固定される。なおこのとき、各シャッタ部18A,18Bは、図15に示す概略図のように、側面パネル14,15に設けられた上側押え用のリブ28で上側から軽く押えられ、各シャッタ部18A,18Bが上下に振動したりずれたりしないようになっている。
【0028】
本体11Aの前面開口11Bの中央部には、図1に示すように、各シャッタ部18A,18Bの端部を当接支持すると共に屋根部17を補強するための支柱50が取り付けられている。
【0029】
背面パネル16は、図1、図2及び図5に示すように構成されている。この背面パネル16は、1枚の平板51で構成され、この平板51を補強するための凸溝52が複数本設けらている。この凸溝52は前述した左側面パネル15の凸溝26と同様に、平板51の上下方向に全長に亘って設けられ、断面形状が内側に凸状に曲げて形成されている。
【0030】
さらに、背面パネル16の左右方向中央部には、断面が凸形状で垂直方向に延長して形成された凸条54が設けられている。この凸条54は背面パネル16の垂直方向に全長に亘って形成され、この背面パネル16を補強している。この凸条54は支柱として機能し、特に屋根部17からかかる重量に対して十分な強度を有するように設定されている。凸条54の断面形状は本体11Aの内側へ窪ませた2段凸形状に形成されている。この形状及び大きさは、想定される重量に応じて適宜設定される。
【0031】
また、支柱50と前記各内側パネル21,22と背面パネル16には、棚板12を支持するための棚支持部材56が設けられている。この棚支持部材56は、ビスによって構成されている。具体的には、支柱50と前記各内側パネル21,22と背面パネル16にそれぞれ肉厚のビス穴(図示せず)を設け、このビス穴にビスをねじ込んで、棚板12をその下側の4ヵ所の位置で支持するようになっている。このように棚支持部材56は、棚板12を4ヵ所で支持するために、背面パネル16に2ヵ所、内側パネル21,22に1ヵ所、支柱50に1ヵ所それぞれ設けられている。さらにこれらの棚支持部材56は互いに同じ高さの位置に設けられる。棚板12は本体11A内において支柱50を境に左右に設けられるので、この棚支持部材56は支柱50を境に左右に設けられる。具体的には、背面パネル16の凸条54を境にした左右の一方又は両方にそれぞれ2ヵ所ずつ、各内側パネル21,22の一方又は両方の前面開口11B側にそれぞれ1ヵ所ずつ、支柱50の左右の一方又は両方にそれぞれ1ヵ所ずつ設けられている。棚板12を複数段に設けるときは、4ヵ所の同じ高さの位置に設けた棚支持部材56を1組として、これを上下に複数段に設ける。
【0032】
以上のように構成されたホームロッカー11を組み立てるときは、まず各側面パネル14,15と背面パネル16とをその上下を逆して互いにねじで固定する。次いで、側面パネル14,15及び背面パネル16を覆うように底板13を載せ、底板13の嵌合溝45に各側面パネル14,15の嵌合用リブ33を嵌合させると共に背面パネル16も底板13の嵌合溝(図示せず)に嵌合させた状態でねじによって互いに固定する。このとき、支柱50もねじで固定する。
【0033】
次いで、これらを逆にし、各側面パネル14,15の内側に沿って各シャッタ部18A,18Bをガイド溝46に嵌合させ、さらに各シャッタ部18A,18Bの内側に沿って各内側パネル21,22を取り付ける。この各内側パネル21,22ではその嵌合用リブ41を嵌合溝47に嵌合させ、その後各側面パネル14,15と各内側パネル21,22とを、その間に各シャッタ部18A,18Bを収納した状態でねじ48によって互いに固定する。
【0034】
次いで、各側面パネル14,15及び背面パネル16を覆って屋根部17を取り付け、ねじ58で屋根部17と、両側面パネル14,15、背面パネル16及び支柱50を固定する。
【0035】
次いで、4個の棚支持部材56を取り付ける。具体的には、背面パネル16の凸条54を境にした右側か左側の一方又は両方に2ヵ所、右内側パネル21か左内側パネル22の一方又は両方に1ヵ所、支柱50の右側か左側の一方又は両方に1ヵ所、合計4個一組の棚支持部材56をそれぞれ設け、棚板12を設置する。棚板12を複数段に設けるときは、必要に応じて棚支持部材56を4個一組にして適宜位置に取り付ける。
【0036】
以上のように組み立てられたホームロッカー11において、シャッタ18を開閉するときは、各取っ手19A,19Bを持って行なう。図3のように、シャッタ18が閉った状態から開くときは、各取っ手19A,19Bを持って両側にそれぞれスライドさせる。これにより、各シャッタ部18A,18Bはその下端部をガイド溝46のレール46Aに支持されると共にガイド溝46に案内され、その上部を各案内用リブ28に支持されて、側面パネル14,15と内側パネル21,22との間に収納されていく。この状態を図16及び図17に示す。図16は各シャッタ部18A,18Bが閉った状態である。この状態からシャッタ18を開くことで、各シャッタ部18A,18Bが側面パネル14,15と内側パネル21,22との間に収納される。この収納された状態を図17に示す。なお、シャッタ18を開放する度合いは、出し入れする物の大きさに応じて、全部開けたり、半分程開けたり、適宜開放される。
【0037】
また、棚板12も収納する物の大きさに応じて適宜取り付けられる。背丈の高い物を収納するときは棚板12を設けず、低い背丈の物を収納するときにその背丈に合せて2段や3段に棚板12を取り付ける。具体的には、背面パネル16の2ヵ所、内側パネル21,22の1ヵ所及び支柱50の1ヵ所であって所望の高さ位置に棚支持部材56をそれぞれ設け、この上に棚板12を載置する。この棚板12はその四隅を背面パネル16、内側パネル21,22及び支柱50で支持されるため、安定しており、かつ丈夫である。
【0038】
各シャッタ部18A,18Bを閉めるときは、取っ手19A,19Bを持って支柱21に当接するまでスライドさせる。
【0039】
一方、ホームロッカー11の屋根部17は水平になっており、この部分に物を載せたり、ホームロッカー11を2段以上に重ねたりすることがある。この場合、屋根部17にかかる荷重は本体11Aの前後左右で効率的に支持される。即ち、本体11Aの両側は側面パネル14,15及び内側パネル21,22で、前面は前面開口11Bに設けられた支柱50で、背面は背面パネル16に形成された凸条54でそれぞれ支持されている。特に背面パネル16の凸条54は支柱50とほぼ同様の機能を有し、屋根部17側からの荷重に対して強い構造となっている。
【0040】
以上のように、本実施例のホームロッカー11では、各側面パネル14,15の内側に各内側パネル21,22をそれぞれ設け、各シャッタ部18A,18Bの収納空間を形成したので、本体11Aの内部に収納した物は内側パネル21,22に当接して各シャッタ部18A,18Bに当たらない。このため、各シャッタ部18A,18Bの存在を考慮することなく、物を本体11A内に隙間なく収納することができるようになる。これにより、デッドスペースができることがなく、収納スペースが拡大して収納効率が大幅に向上する。
【0041】
さらに、各シャッタ部18A,18Bの組み付け時に各側面パネル14,15と各内側パネル21,22とで各シャッタ部18A,18Bを保持することができるため、ホームロッカー11の組み付け作業効率が向上する。
【0042】
さらに、背面パネル16と内側パネル21,22と支柱50とにそれぞれ棚支持部材56を備えたので、これに棚板12を取り付けることで本体11A内の空間を効率よく区画することができ、収納効率がさらに向上する。
【0043】
背面パネル16には凸条54を設けたので、この背面パネル16の剛性が大幅に向上し、屋根部17に重い物を載せたり、ホームロッカー11を複数段に積み重ねても十分に耐えられる強度を持つことができるようになる。さらに、底板13には凸条54に対応する穴(溝)が設けられているため、底板13に背面パネル16を組み付けるときに、凸条54が穴に嵌合してずれることがなくなり、組み付け時の位置決めの効果もある。さらに、棚板12を設けるときには、この棚板12の奥の部分が凸条54に当接して支持されるので、棚板12が左右にずれるのを防止することができる。
【0044】
なお、前記実施例では、棚板12を平板で構成したが、網状の板等の他の構成を有する板材を用いてもよい。
【0045】
また、棚支持部材56はビスによって構成したが、ワッシャとねじや、S字型の支持金具等、棚板12を下側から支持できる構造の部材であれば、他の支持部材を用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、次の効果を奏することができる。
【0047】
(1) 側面パネルの内側にシャッタの収納空間を形成する内側パネルを設けたので、ホームロッカー内に物を収納する場合、内部収納空間の背面パネル側と共に両側面パネル側にもシャッタの出入りの障害になることなく、物を隙間なくいっぱいに収納することができるようになる。これにより、収納スペースが拡大して収納効率が大幅に向上する。
【0048】
(2) 棚支持部材に棚を設けることで、ホームロッカーの収納空間を効率的に区画することができ、収納効率が向上する。
【0049】
(3) 背面パネルに凸条を設け、この凸条が支柱として機能するため、ホームロッカーの剛性が大幅に向上する。これにより、ホームロッカーの屋根部に物を載せたり、ホームロッカーを2段以上に積み重ねたりしても、十分に耐えられる剛性を有することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホームロッカーを示す分解斜視図である。
【図2】背面パネルの要部を示す部分断面図である。
【図3】本発明に係るホームロッカーを示す正面図である。
【図4】本発明に係るホームロッカーを示す平面図である。
【図5】本発明に係るホームロッカーを示す裏面図である。
【図6】左側面パネルを示す平面図である。
【図7】左側面パネルを示す底面図である。
【図8】左側面パネルを示す断面図である。
【図9】左内側パネルを示す平面図である。
【図10】左内側パネルを示す底面図である。
【図11】左内側パネルを示す断面図である。
【図12】底板を示す要部拡大図である。
【図13】側面パネル、シャッタ及び内側パネルが底板に嵌合される状態を示す概略断面図である。
【図14】側面パネルと内側パネルとの結合状態を示す要部斜視図である。
【図15】側面パネルと内側パネルとシャッタとの関係を示す概略断面図である。
【図16】シャッタが閉った状態のホームロッカーを示す平面断面図である。
【図17】シャッタが開いた状態のホームロッカーを示す平面断面図である。
【図18】従来のホームロッカーを示す斜視図である。
【符号の説明】
11…ホームロッカー、11A…本体、11B…前面開口、12…棚板、13…底板、14,15…側面パネル、16…背面パネル、17…屋根部、18…シャッタ、18A…右シャッタ部、18B…左シャッタ部、19A,19B…取っ手、21,22…内側パネル、50…支柱、54…凸条、56…棚支持部材。

Claims (3)

  1. 底板に両側面パネルと背面パネルを取り付けると共にこの側面パネル及び背面パネルに屋根部を取り付けて前面を開口した状態で収納空間を形成し、前面開口に横開き型シャッタを備えたホームロッカーにおいて、
    前記各側面パネルの一方又は両方の内側に、この側面パネルとの間で前記横開き型シャッタの収納空間を形成する内側パネルを設けると共に、前記側面パネル及び内側パネルの両方に、前記シャッタに軽く接触してシャッタのスライドを案内する案内用リブを前記側面パネル及び内側パネルのうち前記シャッタのスライド方向全長に亘って設けたことを特徴とするホームロッカー。
  2. 底板に両側面パネルと背面パネルを取り付けると共にこの側面パネル及び背面パネルに屋根部を取り付けて前面を開口した状態で収納空間を形成し、前面開口に横開き型シャッタを備えたホームロッカーにおいて、
    前記各側面パネルの一方又は両方の内側に設けられこの側面パネルとの間で前記横開き型シャッタの収納空間を形成する内側パネルと、
    前記シャッタを上側から軽く押さえる上側押え用リブと、
    前記側面パネル及び内側パネルの両方に前記シャッタのスライド方向全長に亘って設けられ前記シャッタに軽く接触してシャッタのスライドを案内する案内用リブと、
    前記底板に設けられ前記シャッタがスライド可能に嵌合されるガイド溝と、
    前記ガイド溝の底部に設けられ前記シャッタのスライドをスムーズにするレールとを備えたことを特徴とするホームロッカー。
  3. 請求項に記載のホームロッカーにおいて、
    前記側面パネル及び内側パネルの先端部を内側に弓なりに曲げて形成したことを特徴とするホームロッカー。
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