JP3573906B2 - キャビネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネットに係わり、特に木質系のキャビネットにおける補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャビネットには金属製の本体を有するものと、木製の本体を有するもの等がある。このようなキャビネットにあっては、図7に示されるように上段の引出し01の真上に側板02、02同士を連結するように横桟03が架設され、この梁により上方からの荷重による天板04の変形の防止、および側板02、02の左右への傾斜が防止されている。またこの横桟03は引出し01の滑動空間を確保するために、本体の変形を防止する役目も有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような横桟03は太くて頑強なものであればある程、キャビネット本体である箱体の強度が増すことになるが、この太い横桟03は、引出し01の前面パネル05の面積を狭く抑えるようにその面積を占めるため、美観を低下させることになり、延いては横桟03の後方部である天板の下方部の空間の使用が不可能となり、使用可能な内容積が狭くなってしまう。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑み、特に木製の本体を有するキャビネットにおいて、内容積を十分に利用できるとともに、強度の高いキャビネットを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のキャビネットは、左右の2枚の木製の側板と、両側板に対して背側から接合される木製背板とを有し、両側板間の空間に引出し部材を滑動自在とした木質系のキャビネットであり、該木質系のキャビネットの側板それぞれの上端に固定される天板が、一体成型により製造された高剛性を有する合成樹脂製の天板であり、前記天板は、その上面がほぼ平滑面、下面が前後左右方向に格子状に交差する多数の縦リブと横リブが一体に形成されている格子状のリブの露出したリブ面であり、このリブの左右両側縁の縦リブと横リブが交叉する位置にダボ用穴が複数形成されて、両側板上面には前記ダボ用穴に対応するダボピンが形設されており、前記天板の前方端部近傍には、前記格子状に交差するリブにおける横リブが密に配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、横桟がない場合に最も移動量の大きい両側板の前方上方部を高剛性の天板で一体化できるため、本体の強度が向上するばかりか、横桟が不要になり、デッドスペースがなく、天板下方部を全て引出しの使用空間にできる。
さらに詳しくは、リブの左右両側縁の縦リブと横リブが交叉する位置にダボ用穴が形成されているため、天板のダボ用穴がリブで効果的に補強されるとともに、外力を受けた場合に力の分散が図れる。特に、天板の前方端部近傍に、前記格子状に交差するリブにおける横リブが密に配設されているため、横桟に相当する天板の前方端部近傍の強度が向上し、キャビネットの強度を効果的に高めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を挙げ図面に基づいて本発明を説明すると、図1には家具本体の一例としてのキャビネット1の斜視図が、また図2にはその箱体のみの分解図が示されている。キャビネット1は、複数の引出し2、2’、2”を有するとともに、天板9と側板3と背板4とで区画されている。図2のように引出しの収納空間5を有する本体6を区画する両側板3、3における側板上面7、7には、予め複数のダボピン8、8…が固定されている。なお、これら部材は全て木製品であり、10は適宜両側板3を接続する底面板である。
【0010】
図3には天板9の裏面(下面)の平面図が示され、図4には側板7に天板9を取付ける工程とその詳細が示されている。
【0011】
まず図3、図4に示された天板9は、その上面9’が図4に示されるように平滑面となっており、その下面(裏面)がリブ面9”となっている。このリブ面9”は天板9の外周枠91と一体にリブが前後左右に格子状に延びており、リブは前後方向の縦リブ12、12…と左右方向の横リブ13、13…から構成され、合成樹脂の射出成型によって、これら部材が天板9と一体に形成されている。さらに14はダボ用穴であり、このダボ用穴14は縦リブ12と横リブ13との交互する位置であり、かつ前述の側板3の側板上面7固定位置に長手方向に複数配設され、これらの射出成型時に天板9と一体に形成される。
【0012】
天板9と側板3の固定作業は、特に図4に示されるように、側板上面7のダボ8に対して天板9のダボ用穴14を嵌入するように天板9と側板3とが固定される。
【0013】
このような構造の天板9は、前述のように縦横に延びる縦リブ12、横リブ13、そして側周部分の外周枠91からなるリブ面9’’によって上面9’が一体に補強されているため、高い剛性を有している。そのため図5に示されるように、天板9に所定の荷重Wがかかっても、天板の撓みが極力防止されることにより、両側板3、3間の距離Lが変化せず、引出しの滑動が妨げられることがない。
【0014】
また、木製の側板3は、湿気や温度等で変形することがあるが、天板9は合成樹脂製であるため、湿度や温度等の影響を受けず、この天板9で側板3の変形を極力抑えることが出来る。
【0015】
背板4から最も離れた両側板3、3の前方上方部は、特に変形力によって最も移動しやすい箇所である。
【0016】
図6には天板9の別の実施形態が示され、通常横桟によって補強されるべき位置に相当する側板3、3の前方上方部にあって、天板9の前方部に横リブ13が密に配設されており、この部分が特に強化されている。このようにすることによって、天板の軽量化を維持しつつキャビネットを補強できる。
【0017】
以上、本発明の実施形態を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0020】
(a)請求項1の発明によれば、横桟がない場合に最も移動量の大きい両側板の前方上方部を高剛性の天板で一体化できるため、本体の強度が向上するばかりか、横桟が不要になり、デッドスペースがなく、天板下方部を全て引出しの使用空間にできる。 さらに詳しくは、リブの左右両側縁の縦リブと横リブが交叉する位置にダボ用穴が形成されているため、天板のダボ用穴がリブで効果的に補強されるとともに、外力を受けた場合に力の分散が図れる。特に、天板の前方端部近傍に、前記格子状に交差するリブにおける横リブが密に配設されているため、横桟に相当する天板の前方端部近傍の強度が向上し、キャビネットの強度を効果的に高めることができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるキャビネットの斜視図である。
【図2】本発明の実施形態であるキャビネットの箱部分の分解斜視図である。
【図3】天板を裏面から見た平面図である。
【図4】側板と天板の固定部の拡大図である。
【図5】天板と側板における荷重の影響を説明する概念図である。
【図6】図3に相当する天板の別実施形態の平面図である。
【図7】従来のキャビネットの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 キャビネット
2、2’、2” 引出し
3 側板
4 背板
5 収納空間
6 本体
7 側板上面
8 ダボピン
9 天板
9’ 上面
9” リブ面
10 底面板
12 縦リブ
13 横リブ
14 ダボ用穴
91 外周枠

Claims (1)

  1. 左右の2枚の木製の側板と、両側板に対して背側から接合される木製背板とを有し、両側板間の空間に引出し部材を滑動自在とした木質系のキャビネットであり、該木質系のキャビネットの側板それぞれの上端に固定される天板が、一体成型により製造された高剛性を有する合成樹脂製の天板であり、前記天板は、その上面がほぼ平滑面、下面が前後左右方向に格子状に交差する多数の縦リブと横リブが一体に形成されている格子状のリブの露出したリブ面であり、このリブの左右両側縁の縦リブと横リブが交叉する位置にダボ用穴が複数形成されて、両側板上面には前記ダボ用穴に対応するダボピンが形設されており、前記天板の前方端部近傍には、前記格子状に交差するリブにおける横リブが密に配設されていることを特徴とするキャビネット。
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