JP3018757U - 遊技装置における収容型手置き台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は遊技装置における収容型手置き台に
関する。 【構成】 遊技装置における収容型手置き台は、遊技台
の前面をすっきりしかつ整頓された状況が確保されるこ
と、また不必要時、清掃時等の際に邪魔とならず遊技及
び他の作業に役立つこと、等を意図する考案であり、そ
の構成は、遊技台の前面でかつ前記遊技台のハンドルの
下方に設けられる手置き台で、当該手置き台は前記遊技
台又は遊技台の天板等の遊技装置の凹室に収容可能に構
成されている構造である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は遊技装置における収容型手置き台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

電動式遊技台（パチンコ台、スロットルマシン等のゲーム機を含む）では常時 ハンドルを把持することから手又は手首（以下、単に手首とする。）に対する負 担が極めて大きくなる。したがって、遊技時間とともに、その疲労度が蓄積され ることが知られている。そして、この負担軽減並びに快適な遊技を楽しむ等の趣 旨よりして、近時、次のような技術文献がある。

【０００３】 （１）実開平３−３３８１号公報記載のパチンコ腕置き台がある。この考案は、 パチンコ台を載架する平板に腕置き台を固定式に取付ける構成である。（２）実 開平６−８３０８５号公報記載の折り畳み可能なパチンコ用ひじ掛台がある。こ の考案は、前述（１）とほぼ同構成となっている。（３）実開平７−２４３９２ 号公報記載の遊技台の手置き用サポーターがある。この考案は、遊技台の前面又 はハンドルの細軸部を利用して前記ハンドルの下方に手置き部を設ける構成であ る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前述した各考案は、手首又は腕等を載架し、従来の前記部位に対する負担軽減 を図ることを意図する。その中で、実開平４−２４３９２号公報記載の考案が、 手首を確実に載架でき、かつ通行又はその他パチンコ遊技中に邪魔とならない特 徴を有している。しかしながら、遊技台の前面に装着されていることから、何ら かな都合により邪魔となり困ること、又は清掃等の場合に邪魔となること、等の 課題がある。又すべての人が手置き部を希望するとはいえず、人によっては不都 合を感じることがある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記に鑑み、本考案は、ハンドルの下方に設けられた手置き台を、遊技装置に 設けた凹室に簡易かつ速やかに収容できる構成とし、遊技台の前面をすっきりす ることとともに、遊技、清掃等の際に邪魔とならない部位に、手置き台を収容可 能とすること、不使用時の不都合を解消すること、等を目的として下記の構成を 採用する。

【０００６】 即ち、本考案は、遊技台の前面でかつ前記遊技台のハンドルの下方に設けられ る遊技装置における収容型手置き台であって、当該手置き台は、前記遊技台又は 遊技台の天板等の遊技装置に形成された凹室に収容・取出し可能に設けられる構 成である。

【０００７】

【作用】

本考案の手置き台は、遊技台又は天板に設けた凹室に収容可能（出没自在）に 設けられているので、必要時（必要な場合）には当該手置き台をハンドルの下方 に位置させる。この状態でハンドルを把持すると、手の平の下方が自然な状態で 手置き台に載置される。したがって、楽な姿勢でハンドルを把持、操作できる特 徴、及び長時間に亘る操作でも、疲労感少なくかつゆったりした雰囲気のもとで 、遊技が楽しめる。そして、手置き台が不要となった場合は、当該手置き部を凹 室に収容できるので、ハンドルを従来と同様に単独で把持できる。また必要とし ない場合も同様である。尚、その他清掃、閉店、未使用等の場合は、簡易に収容 でき、作業又は業務、通行等の場合には邪魔とならないようにする。

【０００８】

【実施例】

本考案の一実施例を説明する。

【０００９】 本考案は、遊技台１又は天板２等の遊技装置Ａに設けた凹室３に手置き台４が 収容可能に設けられる構成であり、必要時に手置き台４が遊技台１に設けたハン ドル５の下方に設けられることを特徴とする。その一例としては、下記のような 各例が考えられるが、図例及び説明例に限定されない。また各例とも手置き台４ の収容又は取出し等の安定を考慮してストッパー６を設けることがよい。

【００１０】 先ず、図１〜図６の各例を説明すると、図１の例は、遊技台１に設けた凹室３ に手置き台４が水平回転（水平に限定されず、以下同じ）されて収容又は取出さ れる構成であり、手置き台４を支持する取付部４１が遊技台１に枢着される。尚 、枢着に替える取付方法も可能である（以下同じ）。また取付部４１は折畳み可 能とする場合も有る。図２の例は、遊技台１に設けた凹室３に手置き台４が揺動 して収容又は取出される構成であり、手置き台４を支持する取付部４１が遊技台 １に枢着される。尚、１１１は凹室３を閉ぐ蓋体である。また当該蓋体１１１が ストッパー６を兼ねる場合も有る。さらに図３の例は、前記図２の例とほぼ同様 であるが、ストッパー６の構成が異なる。図４の例は、遊技台１に設けた凹室３ に手置き台４が水平押込（収容）、引き出される（取出される）構成であり、手 置き台４がそのまま遊技台１に設けられる。勿論取付部４１を設ける構成も可能 である。尚、取付部４１の大きさ、構造、機構等は自由である。尚、図５の例は 、遊技台１に設けた凹室３に手置き台４が回転及び立上げた状態で差込み（収容 ）、取出される構成であり、手置き台４は取付部４１に回転自在に設けられてお り、例えば、手置き台４を取付部４１と同じ軸線上に立上げられた状態で収容さ れ、一方取り出された状態で、しかも取付部４１の水平方向に回転された状態に おいて、ハンドル５の下方に位置する構造となっている。また図６の例は、遊技 台１に設けた凹室３に手置き台４が天板２面等に沿って移動して収容又は取出さ れる構成であり、手置き台４を支持する取付部４１が、例えば、天板２の溝部２ １を移動する構造となっている。

【００１１】 次に図７〜図１１の各例を説明すると、図７の例では、天板２に設けた凹室３ １に手置き台４が上下動して収容又は取出される構成であり、手置き台４を支持 する取付部４１が伸縮する。図中１１１ａは天板２の凹室３１を開閉する蓋体で ある。図８の例は、天板２に設けた凹室３１に手置き台４が揺動して収容又は取 出される構成であり、手置き台４の取付部４１が天板２に枢着されている。また 図９、図１０の例は、天板２に設けた凹室３１に手置き台４が上下動して収容又 は取出される構成であり、例えば、手置き台４の取付部４１が遊技台１の前面１ ａに沿って上下動する。さらに図１１の例は、天板２に設けた凹室３１に手置き 台４が揺動して収容又は取出される構成であり、手置き台４の取付部４１が遊技 台１に枢着されている。

【００１２】 続いて図１２の一例を説明すると、図例では、遊技台１と遊技台１との隙間１ １１１（遊技装置Ａ）の凹室３１１に手置き台４を差込み、当該部位より取出す 構成であり、手置き台４は取付部４１に回転自在に設けられており、例えば、手 置き台４を取付部４１と同じ軸線上に立上げられた状態で収容され、一方取り出 された状態で、しかも取付部４１の水平方向に回転された状態において、ハンド ル５の下方に位置する構造となっている。尚、遊技装置Ａは、図示しないが、例 えば、他に球貸し器、打球供給装置、等の機器でも可能である。また図１３は図 ５、図１２の手置き台４の一例を示す拡大斜視図である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、遊技装置に設けた凹室に手置き台を収容又は取出し可能とする構成 である。したがって、遊技台の前面がすっきりかつ整頓された状況が確保される こと、また必要としないとき、清掃するとき等の際に邪魔とならず重宝すること 及び不使用時の不都合を解消できること、等の効果を有する。また本考案は、凹 室に簡易かつ速やかに収容又は取出しができるので、手置き台又は遊技台の前面 スペース等を随意選択使用できる特徴を有する。更に遊技台等が合成樹脂製の場 合は、当該手置き台の簡易な装置が可能となり有益である。

【図面の簡単な説明】

【図１】手置き台を遊技台に水平回転自在に設け、かつ
遊技台に収容、取出し自在に設けた一例を示す斜視図で
ある。

【図２】手置き台を遊技台に揺動自在に設け、かつ遊技
台に収容、取出し自在に設けた一例を示す斜視図であ
る。

【図３】手置き台を遊技台に揺動自在に設け、かつ遊技
台に収容、取出し自在に設けた一例を示す側面図であ
る。

【図４】手置き台を遊技台に水平押入、取出し自在に設
け、かつ遊技台に収容、取出し自在に設けた一例を示す
斜視図である。

【図５】手置き台を遊技台に差込み、取出し自在に設
け、かつ手置き台を取付部に回転自在に設けた一例を示
す斜視図である。

【図６】手置き台を天板に移動可能に設け、遊技台に収
容、取出し自在に設けた一例を示す側面図である。

【図７】手置き台を天板に上下動可能に設け、かつ天板
に収容、取出し自在に設けた一例を示す側面図である。

【図８】手置き台を天板に揺動可能に設け、かつ天板に
収容又は取出し可能にした構成の一例を示す正面図であ
る。

【図９】手置き台を遊技台に上下動可能に設け、天板に
収容又は取出し可能にした構成の一例を示す斜視図であ
る。

【図１０】図８の側面図である。

【図１１】手置き台を遊技台に揺動可能に設け、かつ天
板に収容又は取出し可能にした構成の一例を示す斜視図
である。

【図１２】手置き台を遊技台と遊技台との隙間に収容
し、かつハンドルの下方に装置できる構成の一例を示す
斜視図である。

【図１３】手置き台を取付部に回転自在に設けた一例を
示す拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ 遊技台 １ａ 前面 １１１ 蓋体 １１１ａ 蓋体 １１１１ 隙間 ２ 天板 ２１ 溝部 ３ 凹室 ３１ 凹室 ３１１ 凹室 ４ 手置き台 ４１ 取付部 ５ ハンドル ６ ストッパー Ａ 遊技装置

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技台の前面でかつ前記遊技台のハンド
   ルの下方に設けられる手置き台であって、当該手置き台
   が前記遊技台又は遊技台の天板等の遊技装置に収容可能
   に構成されている遊技装置における収容型手置き台。
2. 【請求項２】 上記手置き台を収容する装置を凹室にし
   た構成の請求項１記載の遊技装置における収容型手置き
   台。
3. 【請求項３】 上記手置き台がワンタッチで凹室に収容
   されたことを特徴とする請求項１記載の遊技装置におけ
   る収容型手置き台。