JPH08191947A - パチンコ肘掛けアーム - Google Patents

パチンコ肘掛けアーム

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JPH08191947A
JPH08191947A JP2477795A JP2477795A JPH08191947A JP H08191947 A JPH08191947 A JP H08191947A JP 2477795 A JP2477795 A JP 2477795A JP 2477795 A JP2477795 A JP 2477795A JP H08191947 A JPH08191947 A JP H08191947A
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armrest
pachinko
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elbow
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JP2477795A
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Tatsuya Fujio
達也 藤生
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AMTEX KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなる遊技者が長時間パチンコで遊んでも
その者の手首等に負担が掛かりにくくすることのできる
新規なパチンコ遊技場における肘掛けアームを提供する
こと。 【構成】 パチンコ機の前面部に設けられるパチンコ玉
発射用操作ハンドルの手前側に肘掛けが設置されるパチ
ンコ肘掛けアームであって、この肘掛けアームは、肘掛
けと、この肘掛けを一端で支える支持アームと、この支
持アームの他端に位置し、パチンコ機設置台の下面に固
定される固定板とからなり、該支持アームは、固定板か
ら下方に延びかつラチェット機構を介して固定板に対し
段階式に回動自在な基軸アームと、この基軸アームに対
して回動可能に連結される従動アームとからなり、該従
動アームは、基軸アームから水平方向に向けて前記パチ
ンコ台を越えて延び、かつ、軸周りに自在に回動可能な
水平アームと、この水平アームの先端から垂直方向に延
びる垂直アームとからなり、未使用時には、パチンコ機
台下に収納可能に回動するパチンコ肘掛けア−ムとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技場で遊技
者が使用するパチンコ肘掛けアームに関する。詳しく
は、遊技者が、パチンコ前面に設けられるパチンコ玉発
射用操作ハンドル(以下、単に「パチンコ操作ハンド
ル」という。)を長時間操作する際にも、腕の疲労を回
避するために肘を載せる肘掛けアームに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】パチンコ店でパチンコをす
る遊技者は、パチンコ機の前に設けられた椅子に腰掛
け、パチンコ操作ハンドルを操作して、パチンコ玉を所
望の釘や釘同士の間に散在された入賞ホ−ルめがけて打
ち込むようにする。
【0003】ところで、パチンコ操作ハンドルは、通
常、遊技者に対して、パチンコ機の右方前面下部に設け
られている。このため、遊技者の右腕は、前方斜め下方
に緩やかに伸びて、図8に示すごとき状態となる。これ
を詳しく述べれば、手首を境にパチンコ操作ハンドルを
持つ手の部分および肘の部分は、図8に正対してこれら
を見た場合にそれぞれ左斜め上および右斜め上に傾いた
状態となる。
【0004】そして、パチンコ操作ハンドルを手の部分
で握っているので、肩から下の腕の重量のほとんどを手
首で受けつ、かつ、パチンコ操作ハンドルの操作を行う
際には、このような重量を手首に掛けないように配慮し
つつハンドル操作を行うことになる。
【0005】また、パチンコ操作ハンドルは、単に、ハ
ンドルを操作すればよいというものではなく、数多くの
入賞を期待するため、強く打ちすぎてはならず、また、
弱く打ちすぎてもいけない。入賞ホ−ルに狙いを定め、
適度の回転角を調整維持して、微妙なハンドルの操作を
必要とする。
【0006】そうすると、この微妙なハンドル操作を行
うに際して、ハンドル操作の腕を支えるのは、遊技者の
手首と肩だけということになり、しかも、手首には、前
述するように不必要な力は掛けられないから、結局は、
遊技者は、肩、腕を自分の体で支えてハンドル操作を行
うことになり、これがため、遊技者が長時間にわたって
遊技を行う際には、思いの外、疲労が蓄積することにな
り、パチンコ遊技自体が苦痛になることさえあるという
原因であった。
【0007】そこで、パチンコ遊技に対して、遊技者の
手首から腕にかけて、何かしらの支えがあれば、これら
の疲労を解消することになる。ある種のパチンコ店にお
いては、肘掛けの付いた椅子を用意することもあるが、
肘掛け椅子は標準的な体の大きさの人を基準として設定
されるため、誰が使用しても支えに満足するというわけ
にはいかないばかりか、肱掛け椅子は、使用しない場合
には、意外とかさばり、遊技者が、店内を移動する際
や、店内従業員が、パチンコ機の周囲を清掃する際に、
邪魔となることが多いという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みて発明されたものであって、遊技者が、長
時間に亘り、パチンコ遊技を行っても、その者の手首、
肩等に負担が掛かりにくく疲労を軽減することができ、
かつ、未使用時には、収納されて遊技その他の作業に邪
魔にならことのない新規なパチンコ肘掛けアームを提供
することにある。
【0009】また、本願発明者は、パチンコ遊技につい
て考察を深めるうちに、安定したハンドル操作や、疲労
のないハンドル操作は、常に、遊技者の肘が、ハンドル
操作時の手首(掌)位置よりも低い位置にあるときであ
ることを発見した。
【0010】
【課題を達成するための手段】そこで、本発明者は、次
のような構成のパチンコ肘掛けアームを提供せんとする
ものである。すなわち、請求項1記載のパチンコ肘掛け
アームにあっては、パチンコ機の前面部に設けられるパ
チンコ玉発射用操作ハンドルの手前側に肘掛けが設置さ
れるパチンコ肘掛けアームであって、この肘掛けアーム
は、肘掛けと、この肘掛けを一端で支える支持アーム
と、この支持アームの他端に位置し、パチンコ機設置台
の下面に固定される固定板とからなり、該支持アーム
は、固定板から下方に延び、かつ、ラチェット機構を介
して固定板に対し、段階式に回動自在な基軸アームと、
この基軸アームに対して、回動可能に連結される従動ア
ームとからなり、該従動アームは、基軸アームから水平
方向に向けて、前記パチンコ台テ−ブルを越えて延び、
かつ、軸周りに自在に回動可能な水平アームと、この水
平アームの先端から垂直方向に延びる垂直アームとから
なり、未使用時には、パチンコ台テ−ブル下に収納可能
に回動するようにした。
【0011】請求項2記載のパチンコ肘掛けア−ムにあ
っては、肘掛けアームは、遊技者が、その肘を前記肘掛
けにおき、かつ、前記パチンコ玉発射用操作ハンドルを
その掌で把持したときに、該肘が、該掌よりも常に下方
に位置するように、前記肘掛けの最高位が定められるも
のとした。
【0012】請求項3記載のパチンコ肘掛けア−ムにあ
っては、基軸アームと従動アームとの連結部分には基軸
アームに対する従動アームの回動防止機構が設けるよう
にした。
【0013】請求項4記載のパチンコ肘掛けア−ムにあ
っては、この肘掛けは、肘が載せられる肘掛け本体と、
この肘掛け本体から下方に延ばされ、かつ、前記垂直ア
ームに対し、その軸方向に摺動自在な中空摺動杆とから
なり、この摺動杆は、その中空に弾性体が収納された状
態で、前記垂直アームに外嵌され、これによって前記摺
動杆を前記弾性体の弾力で、常時上方に付勢せしめるよ
うにするとともに、前記摺動杆と前記垂直アームとの間
には高さ調整部を設けるようにした。
【0014】請求項5記載のパチンコ肘掛けアームの肘
掛け本体と中空摺動杆とは、ピボット継ぎ手を介して枢
着されるようにし、請求項6記載のパチンコ肘掛けア−
ムの弾性体は、圧縮スプリングにし、請求項7記載のパ
チンコ肘掛けア−ムにあっては、その肘掛けの上面が、
遊技者の腕部形状に沿う横断面の湾曲形状を有するよう
にした。
【0015】
【作用】本発明に係るパチンコ肘掛けアームによれば、
従動アームは、基軸アームから水平方向に向けて前記パ
チンコ島を越えて延びかつ水平面上で自在に回動可能な
水平アームと、この水平アームの先端から垂直方向に延
びる垂直アームとからなり、この垂直アームの一端に前
記肘掛けが支えられので、パチンコをする際には、従動
アームを基軸アームを介して水平面上または/および垂
直面上で適宜回動し、肘掛けを利用できる適宜の箇所を
見つけてから基軸アームに対する従動アームの回動防止
機構を介して肘掛けアームを回動不能にすれば、肘掛け
の位置決めがなされる。
【0016】一方、パチンコが終わった後は、従動アー
ムを水平面上または/および垂直面上で適宜回動するこ
とでパチンコ台テ−ブルの下側空間に肘掛けを収納でき
るようになる。
【0017】また、この発明に係るパチンコ肘掛けア−
ムによれば、遊技の際には、遊技者は、遊技者の肘を肘
掛けにおき、かつ、パチンコ玉発射用操作ハンドルをそ
の掌で把持したときに、その肘が該掌よりも常に下方に
位置するように、肘掛けの最高位が定められるので、手
首を境にパチンコ操作ハンドルを持つ手の部分および肘
の部分は、それぞれ左斜め上および右斜め下に傾いた状
態に支えられることとなる。
【0018】したがって、遊技者の掌から肘に掛けての
部分は、常に肘側に行くにつれて下方に位置するように
なるので、該掌から肘に掛けての部分の重量はすべて肘
に接する肘掛けに掛かるようになるので、手首、腕が安
定し、疲労しないばかりか、安定したハンドル操作が可
能になる。
【0019】殊に、請求項3〜請求項7記載のパチンコ
肘掛けア−ムによれば、支持アームは、固定板から下方
に延びかつ固定板に対してラチェット機構を介して段階
式に回動自在の基軸アームと、この基軸アームに対して
可動状態に連結される従動アームとからなり、基軸アー
ムと従動アームとの連結部分には基軸アームに対する従
動アームの回動防止機構が設けられているので、遊技者
は従動アームの可動範囲において、自己の好きな箇所に
肘掛けを移動した後で、固定的に位置決めできるように
なる。
【0020】請求項3〜請求項7記載のパチンコ肘掛け
ア−ムによれば、肘掛けは、肘が載せられる肘掛け本体
と、この肘掛け本体から下方に延ばされ、かつ、前記垂
直アームに対して摺動自在の中空摺動杆とからなり、こ
の摺動杆はその中空に弾性体が収納された状態で前記垂
直アームに外嵌され、これによって、前記摺動杆を、前
記弾性体の弾力で、常時上方に付勢せしめるようにする
とともに、前記摺動杆と前記垂直アームとの間には、高
さ調整部を設けるようにしたので、基軸アームを介して
従動アームを水平面上、または/および垂直面上で、回
動し所望の箇所で位置決めした後、今度は、肘掛けに肘
を載せた状態で肘の位置を所望の高さで位置決めできる
ようになる。
【0021】請求項3〜請求項7記載のパチンコ肘掛け
ア−ムによれば、肘掛け本体と中空摺動杆とはピボット
継ぎ手を介して枢着されているので、肘掛け本体は、遊
技者がそこに肘を掛けているときに当該遊技者の肘の掛
け方および肘掛け本体への力の掛け方如何によって前後
左右上下に自在に動くため、肘と肘掛け本体とのフィッ
ト感が高まる。
【0022】請求項7記載のパチンコ肘掛けア−ムによ
れば、肘掛けの上面は遊技者の腕部に合わせて横断面緩
やかな湾曲形状にされているので、遊技者の腕部は安定
した状態で置けるようになる。
【0023】
【実施例】以下に本発明パチンコ肘掛けア−ムを図示し
た実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
るパチンコ肘掛けア−ム1(以下、単に「肘掛けアーム
1」という。)が採用されたパチンコ台2の斜視図であ
って、肘掛けアーム1を使用できる状態にして示す図、
図2は図1の正面図、図3は肘掛けアーム1の収納状態
を示す図、図4は肘掛けア−ムの使用状況を示す図、図
5は肘掛けアーム1に高さ調整部47を設ける際の詳細
を示す斜視図、図6は肘掛けアーム1の変形例1Aを示
す図である。
【0024】パチンコ機4は、パチンコ台2に適宜の取
り付け手段を介して取り外し可能に取り付けられてい
る。そして、その前面下部4fの右側には、図示しない
パチンコ玉を発射するためのパチンコ操作ハンドル6が
設けられている。
【0025】本発明に掛かるパチンコ肘掛けア−ム1
は、このパチンコ操作ハンドル6の手前側に、後述する
肘掛け8が設置されるようになっている。なお、符号5
aは、いわゆるパチンコ機が設置されるとパチンコ台の
テーブルであって、この上に、パチンコ玉を入れるため
のケース箱やタバコ等が置かれ、遊技者9の便宜を図っ
ている。
【0026】肘掛けアーム1は、肘掛け8と、肘掛けア
ーム1を使用するときの形状がほぼU字形状をしており
肘掛け8をその一端12aで支える支持アーム12と、
この支持アーム12の他端12bに位置し、パチンコ島
5aの裏面5a’に図示を省略するビスで固定される固
定板16とからなる。
【0027】肘掛け8は、遊技者9の肘9aが載せられ
る肘掛け本体18と、この肘掛け本体18から下方に延
ばされ、、かつ、支持アーム12の後述する垂直アーム
に対しその軸方向に摺動自在の摺動杆20とからなる。
【0028】支持アーム12は、前記固定板16と図示
しない周知のラチェット機構を介して段階式に回動自在
に連結され、かつ、下方に延ばされ、下端部が直角に曲
げられた基軸アーム32と、この基軸アーム32の下端
部に連結される横倒しL字形の従動アーム34とからな
る。そして、従動アーム34の先端に摺動杆20が外嵌
される。
【0029】また、基軸アーム32と従動アーム34と
の連結部分35、すなわち、基軸アーム32の下端部3
2dと従動アーム34の反先端側部分34rには、基軸
アーム32に対する従動アーム34の回動を防止する回
動防止機構36が設けられている。
【0030】回動防止機構36は、図5に示すように、
基軸アーム32の直角に曲げられた部分である下端部3
2dの先端に設けられた複数のU字形切り欠き溝38・
38・…と、従動アーム34の反先端側部分34rに放
射状に設けられて前記切り欠き溝38・38・…の各々
と係合する複数の棒体40・40・…と、基軸アーム3
2の下端部32dと従動アーム34の反先端側部分34
rとの連結状態を保持するために基軸アーム32に従動
アーム34を引き付ける図示しない引っ張りスプリング
とからなる。
【0031】この引っ張りスプリングは、基軸アーム3
2の下端部32dと従動アーム34の反先端側部分34
rとの間に適宜配置されている。そして、基軸アーム3
2と従動アーム34とが、引っ張りスプリングの引っ張
り力を受けると、切り欠き溝38・38・…と棒体40
・40・…とが各々係合され、これによって基軸アーム
32に対して従動アーム34が勝手に回転しないように
なる。
【0032】そして、この回動防止機構36を解除すべ
く、引っ張りスプリングの引っ張り力に抗して基軸アー
ム32と従動アーム34とを離間し、これによって切り
欠き溝38・38・…の各々と棒体40・40・…との
係合を解いた状態で従動アーム34を180゜回転し、
その後、基軸アーム32を、パチンコ設置台2側へ回転
すれば、図3および図4の実線で示す状態から、図4の
二点鎖線で示す状態になるため、肘掛けアーム1を使用
しないときにはこれをパチンコ島裏面下の空間41内に
収納することができる。逆に肘掛けアーム1を使用する
ときは、先程とは逆の順序をたどれば、図4の二点鎖線
で示す状態から図3または図4の実線で示す状態にする
ことができる。
【0033】従動アーム34は、記述したように横倒し
L字形をしており、基軸アーム32から水平方向に向け
て前記パチンコ台テ−ブル5aを越えて延び、かつ、軸
周りに自在に回動可能な水平アーム42と、この水平ア
ーム42の先端から垂直方向に延びる垂直アーム44と
からなり、この垂直アーム44の一端に前記肘掛け8が
支えられるように垂直アーム44が摺動杆20に内嵌さ
れ、また、垂直アーム44の先端近傍には、係合突起4
6が設けられている。この係合突起46が、摺動杆20
の係合孔28・28・…と係合し、既述したように肘掛
け8の高さ調整部47を形成する。
【0034】肘掛け本体18は、その上面18uが遊技
者の腕部に合わせて横断面で緩やかに湾曲されており、
下面18dから摺動杆20が下方に延びた状態で固定さ
れている。なお、下面18dに半球状凹部を設けこの半
球状凹部と嵌合する球状突起を摺動杆20の上端部に設
け両者を嵌合することによってピボット継ぎ手を形成
し、このピボット継ぎ手を介して肘掛け本体18と摺動
杆20とを枢着するようにしてもよい。
【0035】また、摺動杆20の内部には、弾性体とし
ての圧縮スプリング26が収納され得る中空にされてお
り、摺動杆20に圧縮スプリング26を収納してから摺
動杆20は前記垂直アームに外嵌され、これによって圧
縮スプリング26の弾力によって、摺動杆20は、常時
上方に付勢されるようになる。ただし、遊技者9が、そ
の者の肘9aを肘掛け本体18に置き、かつ、パチンコ
玉発射用操作ハンドル6をその掌9bで把持したときに
該肘9aが該掌9bよりも常に下方に位置するように、
前記肘掛け8の最高位が定められている。
【0036】なお、ここで肘掛け8の最高位とは、これ
は、肘掛け8は、その高さを自在に調整でき、その高さ
の最高位をいう。そして、当該自在調整をするために、
摺動杆20には、その外周壁20aに複数の係合孔28
・28・…が、摺動杆20の軸方向に沿って同じく外周
壁20aに設けられたスリット30と一体的に、かつ、
当該スリット30沿いに一定の間隔をもって形成され、
これらの係合孔28・28・…には、支持アーム12に
おける後述する従動アーム34に設けた係合突起46が
係合することで遊戯者9にとって所望の高さでの肘掛け
8の高さ調整ができる高さ調整部47が形成される。
【0037】固定板16はこの実施例では円盤状をした
ものを示したが、この形に限られない。また、本実施例
においては、固定板16に、基軸アーム32を介して従
動アーム34を設けたが、図6に示すように、他の変形
実施例を示すように、基軸ア−ムを介しないで、あるい
は、極めて短い基軸ア−ム32の一体に形成された回動
機構を介して直接従動ア−ム34が、回動あるいは摺動
するように構成されてもよいものである。
【0038】さらに、本実施例では、説明の便宜のた
め、パチンコ遊技者の肘を支えるような構造として説明
したが、手首と肘の間の前腕のいずれかの部分で支えら
れるようにしてもよいものである。
【0039】しかして、このような構成の肘掛けアーム
1によれば、次のような作用効果を奏する。 (1)従動アーム34は、基軸アーム32から水平方向
に向けてパチンコ島5aを越えて延び、かつ、水平面上
で自在に回動可能な水平アーム42と、水平アーム42
の先端から垂直方向に延びる垂直アーム44とからな
り、垂直アーム44の一端に肘掛け8が支えられので、
パチンコをする際には、従動アーム34を基軸アーム3
2を介して水平面上または/および垂直面上で適宜回動
し、肘掛け8を利用できる適宜の箇所を見つけてから基
軸アーム32に対する従動アーム34の回動防止機構3
6を介して肘掛けアーム1を回動不能にすれば、肘掛け
8の位置決めがなされる。
【0040】一方、パチンコが終わった後は、従動アー
ム34を水平面上または/および垂直面上で適宜回動す
ることでパチンコ台テ−ブル5aの下側空間41に肘掛
け8を収納できるようになる。したがって、肘掛けアー
ム1は、これを使用しないときには邪魔にならないよう
にできるため使い勝手がよい。
【0041】(2)肘掛けアーム1は、遊技者9が、そ
の者の肘9aを肘掛け8に置き、かつ、パチンコ玉発射
用操作ハンドル6をその掌9bで把持したときに該肘9
aが該掌9bよりも常に下方に位置するように、肘掛け
8の最高位が定められているので、手首を境にパチンコ
操作ハンドル6を持つ手の部分および肘の部分は、それ
ぞれ左斜め上および右斜め下に直線状に傾くようになる
(図4参照)。したがって、遊技者の掌9bから肘9a
に掛けての部分は、常に肘9a側に行くにつれて下方に
位置するようになるので、該掌9bから肘9aに掛けて
の部分の重量は、すべて肘9aに接する肘掛け8に掛か
るようになる。したがって、いかなる遊技者が長時間パ
チンコで遊んでもその者の手首等に負担がかかりにくく
することができる。
【0042】(3)支持アーム12は、固定板16から
下方に延び、かつ、固定板16に対してラチェット機構
を介して段階式に回動自在の基軸アーム32と、この基
軸アーム32に対して可動状態に連結される従動アーム
34とからなり、基軸アーム32と従動アーム34との
連結部分35には基軸アーム32に対する従動アーム3
4の回動防止機構36が設けられているので、遊技者は
従動アーム34の可動範囲において自己の好きな箇所に
肘掛け8を移動した後で固定的に位置決めできる。
【0043】(4)肘掛け8は、肘9aが載せられる肘
掛け本体18と、肘掛け本体18から下方に延ばされ、
かつ、垂直アーム44に対して摺動自在の中空摺動杆2
0とからなり、この摺動杆20はその中空に圧縮スプリ
ング26が収納された状態で垂直アーム44に外嵌さ
れ、これによって摺動杆20を圧縮スプリング26の弾
力で常時上方に付勢せしめるようにするとともに、摺動
杆20と垂直アーム44との間には高さ調整部47を設
けるようにしたので、基軸アーム32を介して従動アー
ム34を水平面上または/および垂直面上で回動し所望
の箇所で位置決めした後、今度は、肘掛け8に肘9aを
載せた状態で肘9aの位置を所望の高さで位置決めでき
る。したがって、遊技者の誰彼を問わず、誰もが自分の
好みに合った位置に肘掛けを設定できる。
【0044】(5)肘掛け本体18と中空摺動杆20と
はピボット継ぎ手を介して枢着されているので、肘掛け
本体18は、遊技者9がそこに肘9aを掛けているとき
に遊技者9の肘9aの掛け方および肘掛け本体18への
力の掛け方如何によって前後左右上下に自在に動くよう
になるため、肘9aと肘掛け本体18とのフィット感が
高まる。したがって、これによっても使用勝手がよいと
いうことができる。
【0045】(6)肘掛け8の上面18uは遊技者9の
腕部に合わせて横断面緩やかな湾曲形状にされているの
で、遊技者の腕部は安定した状態で置けるようになる。
したがって、パチンコ操作ハンドル6を操作しやすくで
きるとともに、肘掛け8から遊技者9の肘9aがすべり
落ちることもない。したがって、パチンコ操作ハンドル
6の操作をし易くできる。
【0046】なお、図6で示す変形例のように、支持ア
ームの回転は、矢印AおよびBに示す箇所で行うように
してもよい。なお、この場合は、支持アーム12に係る
ラチェット機構は用いない。
【0047】
【発明の効果】本発明パチンコ肘掛けア−ムによれば、
遊技者が、長時間パチンコ遊技を行っても、その手首等
に、必要以上の負担が掛かりにくくすることができ、遊
技者の疲労を軽減することができるばかりでなく、未使
用時には、収納されて遊技その他の作業に邪魔になるこ
とがないという効果がある。
【0048】また、手首等に支えができるので、疲労が
軽減されることはもとより、安定したハンドル操作がで
きるという極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ肘掛けア−ムの採用され
たパチンコ設置台の斜視図であって、肘掛けアームを使
用できる状態にして示す図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】肘掛けアームをパチンコ台テ−ブルの裏面下側
空間内に収納した状態を示す図である。
【図4】図2の拡大側面図である。
【図5】肘掛けアームの斜視図である。
【図6】肘掛けアームの変形例を示す図である。
【図7】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ肘掛けア−ム 4・・・パチンコ機 5・・・パチンコ機設置台 5a・・パチンコ台テ−ブル 6・・・パチンコ玉発射用操作ハンドル 8・・・肘掛け 9・・・遊技者 9a・・肘 9b・・掌 12・・支持アーム 16・・固定板 18・・肘掛け本体 18u・肘掛け上面 20・・中空摺動杆 24・・ピボット継ぎ手 26・・弾性体(圧縮スプリング) 32・・基軸アーム 34・・従動アーム 35・・連結部分(基軸アームと従動アームとの) 36・・回動防止機構 42・・水平アーム 44・・垂直アーム 47・・高さ調整部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の前面部に設けられるパチン
    コ玉発射用操作ハンドルの手前側に肘掛けが設置される
    パチンコ肘掛けアームであって、この肘掛けアームは、
    肘掛けと、この肘掛けを一端で支える支持アームと、こ
    の支持アームの他端に位置し、パチンコ機設置台の下面
    に固定される固定板とからなり、該支持アームは、固定
    板から下方に延びかつラチェット機構を介して固定板に
    対し段階式に回動自在な基軸アームと、この基軸アーム
    に対して回動可能に連結される従動アームとからなり、
    該従動アームは、基軸アームから水平方向に向けて前記
    パチンコ台を越えて延び、かつ、軸周りに自在に回動可
    能な水平アームと、この水平アームの先端から垂直方向
    に延びる垂直アームとからなり、未使用時には、パチン
    コ機台下に収納可能に回動することを特徴とするパチン
    コ肘掛けア−ム。
  2. 【請求項2】 肘掛けアームは、遊技者が、その肘また
    は前腕を前記肘掛けにおき、かつ、前記パチンコ玉発射
    用操作ハンドルをその掌で把持したときに、該肘が、該
    掌よりも常に下方に位置するように、前記肘掛けの最高
    位が定められたことを特徴とする請求項1記載のパチン
    コ肘掛けアーム。
  3. 【請求項3】 基軸アームと従動アームとの連結部分に
    は基軸アームに対する従動アームの回動防止機構が設け
    られていることを特徴とする請求項2記載のパチンコ肘
    掛けアーム。
  4. 【請求項4】 この肘掛けは、肘が載せられる肘掛け本
    体と、この肘掛け本体から下方に延ばされかつ前記垂直
    アームに対しその軸方向に摺動自在な中空摺動杆とから
    なり、この摺動杆は、その中空に弾性体が収納された状
    態で、前記垂直アームに外嵌され、これによって前記摺
    動杆を前記弾性体の弾力で常時上方に付勢せしめるよう
    にするとともに、前記摺動杆と前記垂直アームとの間に
    は高さ調整部を設けるようにしたことを特徴とする請求
    項3記載のパチンコ肘掛けアーム。
  5. 【請求項5】 肘掛け本体と中空摺動杆とはピボット継
    ぎ手を介して枢着されていることを特徴とする請求項4
    記載のパチンコ肘掛けアーム。
  6. 【請求項6】 弾性体は圧縮スプリングであることを特
    徴とする請求項5記載のパチンコ肘掛けアーム。
  7. 【請求項7】 肘掛けの上面は遊技者の腕部に合わせて
    横断面で湾曲形状とされていることを特徴とする請求項
    6記載のパチンコ肘掛けアーム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144120A (ja) * 2005-10-27 2007-06-14 Raito Kikaku Kk 遊技機用柱および遊技島用フレーム
JP2009247591A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Kijima Mokko:Kk 遊戯台用アームレスト

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