JP3018724U - 鋸 - Google Patents

Info

Publication number
JP3018724U
JP3018724U JP1995006209U JP620995U JP3018724U JP 3018724 U JP3018724 U JP 3018724U JP 1995006209 U JP1995006209 U JP 1995006209U JP 620995 U JP620995 U JP 620995U JP 3018724 U JP3018724 U JP 3018724U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saw
handle
saw blade
back metal
retaining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995006209U
Other languages
English (en)
Inventor
和雄 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma KK
Original Assignee
Takuma KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takuma KK filed Critical Takuma KK
Priority to JP1995006209U priority Critical patent/JP3018724U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3018724U publication Critical patent/JP3018724U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】柄部と鋸刃とを強固に抜止め固定することがで
き、適宜木材の切断作業が容易に行える鋸を提供する。 【構成】柄部の先端側に形成した鋸差込み溝に、背金に
形成した抜止め片と、鋸刃に形成した抜止め片との一側
面を互いに重合して差込み、柄部の先端側に形成した斜
面部と、鋸刃の基端側上縁部に係合した背金の鋸受け片
とを当接して差込み量を規制する。柄部に形成した鋸差
込み溝に背金の抜止め片と鋸刃の抜止め片とを差込んだ
状態のまま抜止めボルト及び抜止めナットにより締付け
固定することで、柄部に形成した鋸差込み溝と、鋸刃に
形成した抜止め片との対向面が互いに圧接され、柄部の
鋸差込み溝に差込まれた鋸刃の抜止め片に対して抜止め
ボルト及び抜止めナットによる締付け力が直接作用し、
柄部と鋸刃とを強固に抜止め固定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、角材、板材等の適宜木材を手作業により切断する作業に 用いられる片刃型又は両刃型の鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような鋸としては、例えば、図7、図8に示すように、柄部1 2の先端側に形成した鋸差込み溝12aに、断面U字形に折曲げ形成した背金1 3を差込み、背金13の各折曲げ片13a,13a間に鋸刃14の基端側に形成 した差込み片14aを差込んだ後、柄部12の先端側両側面に形成した各孔部1 2b…と、背金13の各折曲げ片13a,13aに形成した大小の各孔部13b …と、鋸刃14の抜止め片14aに形成した各孔部14b…とを連通して各ボル ト15…及び各ナット16…により締付け固定した手引き鋸11がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のように背金13の各折曲げ片13a,13a間に鋸刃14の抜 止め片14aを差込み固定するので、各折曲げ片13a,13aの弾性に抗して 各ボルト15…及び各ナット16…により締付け固定しなければならず、鋸刃1 4の抜止め片14aを圧接するのに必要な締付け力が得られない。且つ、背金1 3の各折曲げ片13a,13aと鋸刃14の抜止め片14aとの対向面間に隙間 が生じても、背金13の各折曲げ片13a,13aと鋸刃14の抜止め片14a とを互いに圧接することができず、鋸刃14の抜止め片14aをガタ付きの無い 状態に固定することが困難である。
【0004】 また、樹脂製の柄部12を用いる場合、柄部12の鋸差込み溝12aに背金1 3を差込んだ後、柄部12の各孔部12b…と背金13の各孔部13b…とをボ ール盤(図示省略)により加工すると、背金13の加工部分に生じる熱により柄 部12が変形したり、歪みが生じたりするため、組付け前に予め加工しておく必 要がある。例えば、平面形状に展開された背金13の折曲げ側端部に各孔部13 b…をボール盤(図示省略)により加工し、背金13の折曲げ側端部を相対向す る方向に折曲げて、各折曲げ片13a,13aに形成した各孔部13b…を連通 させた場合、背金13の折曲げ部分に生じる歪みにより各折曲げ片13a,13 aの折曲げ角度が変位しやすく、各折曲げ片13a,13aに形成した各孔部1 3b…が位置ズレすることがあるため、背金13の各孔部13b…に対して各ボ ルト15…を真っ直ぐに挿入することができない、且つ、各折曲げ片13a,1 3aの折曲げ角度又は各孔部13b…の位置を修正しなければならず、組付け作 業に手間及び時間が掛かるという問題点を有している。
【0005】 木製の柄部12を用いる場合、柄部12の鋸差込み溝12aに背金13の基端 側を差込んだ状態のままボール盤(図示省略)により加工することで、柄部12 の各孔部12b…と背金13の各孔部13b…とを連通して加工できるが、平面 形状に展開された背金13を断面U字形に折曲げなければならず、一つの背金1 3に要する単価が高くなり、製造工程が複雑となる問題点を有している。
【0006】 この考案は上記問題に鑑み、柄部に形成した鋸差込み溝に背金の抜止め片と鋸 刃の抜止め片との一側面を重合して差込み固定することにより、柄部と鋸刃とを 強固に抜止め固定することができ、適宜木材の切断作業が容易に行える鋸の提供 を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、上記柄部の鋸差込み溝に差込み固定される背金の抜止 め片を、上記鋸刃の基端側に形成した抜止め片の一側面に対して重合される大き さ及び形状に形成した鋸であることを特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記柄部の鋸差込 み溝よりも外側に突出される背金の突出側端部に鋸受け片を形成すると共に、該 鋸受け片を上記背金の基端側に対して係止される形状に折曲げ形成した鋸である ことを特徴とする。
【0009】 請求項3記載の考案は、上記請求項2記載の構成と併せて、上記柄部の先端側 と上記背金の鋸受け片との対向部分を互いに当接する形状に形成した鋸であるこ とを特徴とする。
【0010】 請求項4記載の考案は、上記請求項2又は3記載の構成と併せて、上記柄部の 先端側に形成した斜面部と、上記背金の突出側に形成した鋸受け片の斜辺部とを 互いに当接すると共に、該柄部の斜面部と背金の斜辺部との当接面を上記鋸刃の 前端側上縁部から後端側下縁部に向けて適宜角度に傾斜した鋸であることを特徴 とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載の鋸は、柄部に形成した鋸差込み溝に、背金に形成した抜止め片 の一側面と、鋸刃に形成した抜止め片の一側面とを互いに重合して差込んだ後、 柄部の鋸差込み溝と、背金の抜止め片と、鋸刃の抜止め片とに形成した各孔部に 、例えば、抜止めボルトや抜止めピン等の固定部材を挿通して締付け固定するこ とで、柄部に形成した鋸差込み溝と、鋸刃に形成した抜止め片との対向面が圧接 され、柄部の鋸差込み溝に差込まれた鋸刃の抜止め片に対して固定部材による締 付け力が直接作用し、柄部と鋸刃とを強固に抜止め固定できる。
【0012】 請求項2記載の鋸は、上記請求項1記載の作用と併せて、背金に形成した鋸受 け片を鋸刃の基端側に係止して、柄部に形成した鋸差込み溝に背金及び鋸刃の各 抜止め片を重合して差込むことで、鋸刃の基端側に撓みが生じるのを積極的に防 止でき、例えば、背金を用いずに柄部及び鋸刃を差込み固定した鋸に比べて、鋸 刃の腰が強くなり、適宜木材の切断作業が容易に行える。
【0013】 請求項3記載の鋸は、上記請求項2記載の作用と併せて、柄部に形成した鋸差 込み溝に背金及び鋸刃の各抜止め片を重合して差込み、柄部の先端側と背金の鋸 受け片との対向部分、例えば、平面形状や凹凸形状等の対向面を互いに当接する ことで、切断時に於いて、鋸刃の基端側に付加される応力が背金により吸収され 、相互をガタ付きの無い状態に組付けできる。
【0014】 請求項4記載の鋸は、上記請求項2又は3記載の作用と併せて、柄部に形成し た鋸差込み溝に背金及び鋸刃の各抜止め片を重合して差込み、柄部の先端側に形 成した斜面部と、背金の鋸受け片に形成した斜辺部とを斜めに当接することで、 切断時に於いて、鋸刃の基端側に付加される応力が背金により吸収される。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、柄部に形成した鋸差込み溝に背金の抜止め片と鋸刃の抜止 め片との一側面を重合して差込み固定するので、例えば、抜止めボルトや抜止め ピン等の固定部材による締付け力が鋸刃の抜止め片に直接作用し、柄部と鋸刃と を強固に抜止め固定することができる。
【0016】 しかも、背金の抜止め片と鋸刃の抜止め片との一側面を重合するため、従来例 のように1枚の金属板を二つに折曲げて背金を製作するよりも、背金自体の材料 コストが安価となり、製造工程が簡素化されるため、製作コストの低減を図るこ とができる。且つ、鋸刃の抜止め片と対向する背金の抜止め片のみに各孔部を形 成するので、各孔部を適正位置に形成することができ、固定部材の組付けが容易 に行える。
【0017】 さらに、背金に形成した鋸受け片を鋸刃の基端側に係止し、柄部に形成した斜 面部と背金に形成した斜辺部とを斜めに当接することで、鋸刃の基端側に付加さ れる切断応力が背金により吸収され、鋸刃の基端側に撓みが生じるのを積極的に 防止できると共に、例えば、背金を用いずに柄部及び鋸刃を差込み固定した鋸に 比べて、鋸刃の腰が強くなり、適宜木材の切断作業が容易に行える。且つ、柄部 の斜面部と背金の斜辺部との当接により鋸刃の差込みがガイドされ、鋸刃の差込 み位置を規制して、ガタ付きの無い状態に組付けることができる。
【0018】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は適宜木材を手作業により切断する作業に用いられる片刃型の手引き鋸を 示し、図1、図2、図3、図4に於いて、この手引き鋸1は、柄部2の先端側に 形成した鋸差込み溝2bに、背金3の基端側に形成した抜止め片3bと、鋸刃4 の基端側に形成した抜止め片4bとを互いに重合して差込み固定する。
【0019】 上述した柄部2は、作業者の片手又は両手により把持可能な大きさ及び形状に 柄本体2aを形成し、同柄本体2aの先端側中央面に後述する背金3の抜止め片 及び鋸刃4の抜止め片を差込むための鋸差込み溝2bを長さ方向に切欠き形成し ている。且つ、柄本体2aの先端側両側面に後述する背金3の各固定孔3c,3 cと鋸刃4の固定孔4c及び係止溝4dとに連通して各固定孔2c,2cを連通 して形成し、柄本体2aの先端側斜面部2dを後述する背金3に形成した鋸受け 片3dの斜辺部3fと当接する角度及び形状に形成すると共に、同斜面部2dを 前端側上縁部から後端側下縁部に向けて適宜角度に傾斜している。
【0020】 前述した背金3は、上述した柄部2の鋸差込み溝2bに対して差込み可能な厚 さに板本体3aの基端側抜止め片3bを形成し、同板本体3aの抜止め片3bを 上述した柄部2の鋸差込み溝2bに対して差込み収納される大きさ及び形状であ って、後述する鋸刃4の抜止め片4bに対して重合される大きさ及び形状に形成 している。且つ、抜止め片3bの中央平面部に上述した柄部2の各固定孔2c, 2cと後述する鋸刃4の固定孔4c及び係止溝4dとに連通して各固定孔3c, 3cを形成している。
【0021】 且つ、板本体3aの先端側上縁部に形成した三角形状の鋸受け片3dを、同板 本体3aの一側面と対向する方向に折曲げて、板本体3aと鋸受け片3dとの対 向面間に後述する鋸刃4の基端側上縁部を係止するための鋸係止溝3eを形成し ている。さらに、鋸受け片3dの折曲げ側斜辺部3fを上述した柄部2の斜面部 2dと当接する角度及び形状に形成すると共に、同斜辺部3fを前端側上縁部か ら後端側下縁部に向けて適宜角度に傾斜している。
【0022】 前述した鋸刃4は、上述した柄部2の鋸差込み溝2bに対して差込み可能な厚 さに鋸本体4aの基端側抜止め片4bを形成し、同鋸本体4aの抜止め片4bを 上述した柄部2の鋸差込み溝2bに対して差込み収納される大きさ及び形状であ って、上述した背金3の抜止め片3bに対して重合される大きさ及び形状に形成 している。且つ、抜止め片4bの中央平面部に上述した柄部2の各固定孔2c, 2cと背金3の各固定孔3c,3cとに連通して固定孔4c及び係止溝4dを形 成すると共に、鋸本体4aの先端側下縁部に多数枚の各切断刃4e…を所定間隔 に隔てて形成している。
【0023】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、手引き鋸1を構成する柄 部2と、背金3と、鋸刃4との組付け方法を説明する。 先ず、図5に示すように、背金3の基端側に形成した抜止め片3bと、鋸刃4 の基端側に形成した抜止め片4bとの一側面を互いに重合して、背金3の先端側 上縁部に折曲げ形成した鋸受け片3dを鋸刃4の基端側上縁部に係合すると共に 、同鋸受け片3dの鋸係止溝3eを鋸刃4の基端側上縁部に係止して、背金3の 抜止め片3bに形成した各固定孔3c,3cと、鋸刃4の抜止め片4bに形成し た固定孔4c及び係止溝4dとを互いに連通する状態に位置合わせする。
【0024】 次に、図2、図4に示すように、柄部2の先端側に形成した鋸差込み溝2bに 、背金3の抜止め片3bと鋸刃4の抜止め片4bとを互いに重合した状態のまま 差込み、柄部2の先端側に形成した斜面部2dと、背金3の先端側に形成した鋸 受け片3dの斜辺部3fとを当接して、鋸刃4の差込み位置を規制すると共に、 柄部2の先端側両側面に形成した各固定孔2c,2cと、背金3の抜止め片3b に形成した各固定孔3c,3cと、鋸刃4の抜止め片4bに形成した固定孔4c 及び係止溝4dとが互いに連通する状態に差込みセットする。
【0025】 且つ、柄部2に形成した鋸差込み溝2bに、背金3に形成した抜止め片3bを 差込んだ後、背金3に形成した鋸受け片3dの鋸係止溝3eに鋸刃4の基端側上 縁部を係止しながら、柄部2の鋸差込み溝2bと背金3の抜止め片3bとの対向 面間に鋸刃4に形成した抜止め片4bを差込み、背金3に形成した抜止め片3b と、鋸刃4に形成した抜止め片4bとの一側面を互いに重合して、背金3に形成 した鋸受け片3dを鋸刃4の基端側上縁部に係合するもよく、背金3に形成した 鋸受け片3dにより鋸刃4が差込みガイドされるため、柄部2の先端側両側面に 形成した各固定孔2c,2cと、背金3の抜止め片3bに形成した各固定孔3c ,3cと、鋸刃4の抜止め片4bに形成した固定孔4c及び係止溝4dとを互い に連通した状態に差込みセットできる。
【0026】 次に、図3に示すように、柄部2の右側面に形成した各固定孔2c,2cに各 ナット6,6を予め嵌込み固定しておき、柄部2の左側面に形成した各固定孔2 c,2cに2本の各抜止めボルト5,5を挿通し、背金3の抜止め片3bに形成 した各固定孔3c,3cと、鋸刃4の抜止め片4bに形成した固定孔4c及び係 止溝4dとを介して、柄部2の右側面に形成した各固定孔2c,2cに各抜止め ボルト5,5を挿通し、各抜止めボルト5,5及び各抜止めナット6,6を互い に螺合して締付け固定することで、柄部2に形成した鋸差込み溝2bと、鋸刃4 に形成した抜止め片4bとの対向面が互いに圧接され、柄部2の鋸差込み溝2b に差込まれた鋸刃4の抜止め片4bに対して各抜止めボルト5,5及び各抜止め ナット6,6による締付け力が直接作用するため、鋸刃4の抜止め片4bを強固 に抜止め固定することができ、図1に示すように、手引き鋸1を構成する柄部2 と、背金3と、鋸刃4とを一体的に組付けることができる。
【0027】 以上のように、柄部2に形成した鋸差込み溝2bに、背金3に形成した抜止め 片3bと、鋸刃4に形成した抜止め片4bとの一側面を互いに重合して差込み固 定するので、柄部2の鋸差込み溝2bに差込まれた鋸刃4の抜止め片4bに対し て各抜止めボルト5,5及び各抜止めナット6,6による締付け力が直接作用し 、柄部2と鋸刃4とを強固に抜止め固定することができる。
【0028】 しかも、背金3の抜止め片3bと鋸刃4の抜止め片4bとの一側面を重合する ので、従来例のように1枚の金属板を二つに折曲げて背金13を製作するよりも 、背金3自体の材料コストが安価となり、製造工程が簡素化されるため、製作コ ストの低減を図ることができる。且つ、鋸刃4の抜止め片4bと対向する背金3 の抜止め片3bのみに固定孔3c及び係止溝3dを形成するので、固定孔3c及 び係止溝3dを適正位置に形成することができ、各抜止めボルト5,5の組付け が容易に行える。
【0029】 さらに、背金3に形成した鋸受け片3dを鋸刃4の基端側上縁部に係止し、柄 部2に形成した斜面部2dと、背金3に形成した斜辺部3fとを斜めに当接する ことで、鋸刃4の基端側に付加される切断応力が背金3により吸収され、鋸刃4 の基端側に撓みが生じるのを積極的に防止できると共に、背金3を用いずに柄部 2及び鋸刃4を差込み固定するよりも、鋸刃4の腰が強くなり、適宜木材の切断 作業が容易に行える。且つ、柄部2の斜面部2dと、背金3の斜辺部3fとの当 接により鋸刃4の差込みがガイドされ、鋸刃4の差込み位置を規制して、ガタ付 きの無い状態に組付けることができる。
【0030】 図6は手引き鋸1を構成する柄部2と、背金3と、鋸刃4とを各抜止めピン7 ,7により抜止め固定する他の組付け方法を示し、柄部2に形成した鋸差込み溝 2bに、背金3に形成した抜止め片3bと、鋸刃4に形成した抜止め片4bとの 一側面を互いに重合して差込み、柄部2に形成した各固定孔2b,2bと、背金 3の抜止め片3bに形成した各固定孔3c,3cと、鋸刃4の抜止め片4bに形 成した固定孔4c及び係止溝4dとを連通する。この後、柄部2の右側面に形成 した各固定孔2c,2cに2本の各抜止めピン7,7を挿通し、背金3の各固定 孔3c,3cと、鋸刃4の固定孔4c及び係止溝4dとを介して、柄部2の左側 面に形成した各固定孔2c,2cに各抜止めピン7,7を突出した後、各抜止め ピン7,7の突出側端部をカシメ加工して抜止め固定することで、柄部2に形成 した鋸差込み溝2bと、鋸刃4に形成した抜止め片4bとの対向面が互いに圧接 され、柄部2の鋸差込み溝2bに差込まれた鋸刃4の抜止め片4bに対して各抜 止めピン7,7をカシメ加工したときの締付け力が直接作用するため、柄部2と 鋸刃4とを強固に抜止め固定することができる。
【0031】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の鋸は、実施例の手引き鋸1に対応し、 以下同様に、 柄部2及び背金3の対向部分は、柄部2の斜面部2dと、背金3の斜辺部3f とに対応し、 固定部材は、抜止めボルト5と、抜止めナット6と、抜止めピン7とに対応す るも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0032】 上述の実施例では、柄部2の先端側に形成した斜面部2dと、背金3の先端側 に形成した鋸受け片3dの斜辺部3fとを適宜傾斜角度に当接するが、例えば、 柄部2の先端側と背金3の鋸受け片3dとの対向部分とを平面形状又は凹凸形状 に形成するもよく、実施例と同様に、鋸刃4の差込みがガイドされると共に、鋸 刃4の差込み位置を規制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の手引き鋸の組付け状態を示す側面
図。
【図2】手引き鋸の差込み部分を示す平面図。
【図3】手引き鋸の差込み部分を示す側面図。
【図4】手引き鋸の差込み部分を示す断面図。
【図5】背金及び鋸刃の差込み状態を示す斜視図。
【図6】手引き鋸の他の組付け方法を示す断面図。
【図7】従来例の手引き鋸の差込み部分を示す側面図。
【図8】手引き鋸の差込み部分を示す断面図。
【符号の説明】
1…手引き鋸 2…柄部 2b…鋸差込み溝 2c…固定孔 2d…斜面部 3…背金 3b…抜止め片 3c…固定孔 3d…鋸受け片 3f…斜辺部 4…鋸刃 4b…抜止め片 4c…固定孔 4d…係止溝 5…抜止めボルト 6…抜止めナット 7…抜止めピン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柄部の先端側に形成した鋸差込み溝に、背
    金の基端側に形成した抜止め片と、鋸刃の基端側に形成
    した抜止め片とを互いに係合して差込んだ後、柄部の鋸
    差込み溝と、背金の抜止め片と、鋸刃の抜止め片とに形
    成した各孔部に固定部材を挿通して相互を締付け固定し
    た鋸であって、上記柄部の鋸差込み溝に差込み固定され
    る背金の抜止め片を、上記鋸刃の基端側に形成した抜止
    め片の一側面に対して重合される大きさ及び形状に形成
    した鋸。
  2. 【請求項2】上記柄部の鋸差込み溝よりも外側に突出さ
    れる背金の突出側端部に鋸受け片を形成すると共に、該
    鋸受け片を上記背金の基端側に対して係止される形状に
    折曲げ形成した請求項1記載の鋸。
  3. 【請求項3】上記柄部の先端側と上記背金の鋸受け片と
    の対向部分を互いに当接する形状に形成した請求項2記
    載の鋸。
  4. 【請求項4】上記柄部の先端側に形成した斜面部と、上
    記背金の突出側に形成した鋸受け片の斜辺部とを互いに
    当接すると共に、該柄部の斜面部と背金の斜辺部との当
    接面を上記鋸刃の前端側上縁部から後端側下縁部に向け
    て適宜角度に傾斜した請求項2又は3記載の鋸。
JP1995006209U 1995-05-29 1995-05-29 Expired - Lifetime JP3018724U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006209U JP3018724U (ja) 1995-05-29 1995-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006209U JP3018724U (ja) 1995-05-29 1995-05-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3018724U true JP3018724U (ja) 1995-11-28

Family

ID=43154160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995006209U Expired - Lifetime JP3018724U (ja) 1995-05-29 1995-05-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3018724U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019209559A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 朋之 近藤 手引き鋸

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019209559A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 朋之 近藤 手引き鋸
JP7099878B2 (ja) 2018-06-04 2022-07-12 朋之 近藤 手引き鋸

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7257900B2 (en) Canted saw blade
JP3334092B2 (ja) 自己穿孔型締結具
US4299511A (en) Connector and imperforate reinforcement plates in combination
JP3018724U (ja)
JPH10180374A (ja) 金属性復原部材を有する締付け用ダイス型
JPH04127973U (ja) かしめ構造及びかしめ用治具
JP3801809B2 (ja) 軸とヨークの結合構造
US4145862A (en) Rotary sheet metal fastener and fastening system
JP2714752B2 (ja) 直交板材のカシメ方法及びこれを用いたファンケーシングの組立て方法
JP3931188B2 (ja) 集合材
JPH068673B2 (ja) パイプ保持具の仮止め用クリップ
JP3011139U (ja) 板材の結合構造
JP3818758B2 (ja) 木材の接合金具とそれを利用する連結構造
JPH0329113Y2 (ja)
JPS6125922Y2 (ja)
JP2541267Y2 (ja) 倣い削り用のクランプバイト
JPH0667002U (ja)
JPS6112408Y2 (ja)
JP3005271U (ja) 抜け防止機能を備えたステープル
JPH03170205A (ja) スローアウエイチツプ
JPS6018253Y2 (ja) ブロ−チ工具
JPS5858173B2 (ja) 組立式切削工具
JP6578265B2 (ja) 切断用平行定規
KR101014304B1 (ko) 부품고정용 클램프
JPH069101Y2 (ja) 緊結具