JP3018366U - 釣用リール - Google Patents

釣用リール

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JP3018366U
JP3018366U JP1995005832U JP583295U JP3018366U JP 3018366 U JP3018366 U JP 3018366U JP 1995005832 U JP1995005832 U JP 1995005832U JP 583295 U JP583295 U JP 583295U JP 3018366 U JP3018366 U JP 3018366U
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Japan
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handle
support shaft
fishing reel
handle knob
knob
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JP1995005832U
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Inventor
剛史 北山
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Mamiya OP Co Ltd
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Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にネジ調整等を効率的且つ的確に行い、優
れた使い勝手を実現する釣用リールを提供する。 【構成】 リール本体とハンドル機構10を備えてい
る。ハンドル機構10は、リール本体に回動自在に取り
付けられたハンドルアーム11と、ハンドルアーム11
から植立した支軸12と、支軸12に対して回転自在且
つ挿脱可能に挿着したハンドルノブ13と、少なくとも
作用部14Aが露出するようにハンドルノブ13の端部
に埋設されたツール部14と、を有する。作用部14A
は、プラスドライバ又はマイナスドライバとして形成さ
れる。支軸12はスリーブ体16を介してハンドルノブ
13に挿入すると共に、挿入した支軸12に対してハン
ドルノブ13を軸方向にロックするロック手段17を備
えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、釣用リールに係り、特にリール回動用のハンドル機構に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
リール本体にリール回転用のハンドルを備えた釣用リールでは、そのリール構 成部品に設けたネジの調節もしくは取り外しによって、ブレーキブロックの調整 やハンドル交換を行い得るようになっている。 従来、例えば特にフィールド(釣現場)においてリールの分解作業、ブレーキ ブロックの調整或いはハンドル交換を行う場合、別に用意した工具によってかか る調整作業等を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の釣用リールにおいて、そのような工具は通常、所定の釣 用具入れ、或いは衣類のポケット等に収納されているため、ネジ調整等のために 用いる度に、釣用具入れ等から取り出して使用しなければならなかった。 また、この種の工具は比較的小物であり、釣用具入れ等から一々探し出して使 用するためには手間がかかるばかりか、作業時間を長引かせたり、或いは工具を 紛失するおそれもあった。 本考案はかかる実情に鑑み、特にネジ調整等を効率的且つ的確に行い、優れた 使い勝手を実現する釣用リールを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の釣用リールは、リール本体とこのリール本体に装着されたスプール回 転用のハンドル機構を備えており、特に、前記ハンドル機構は、前記リール本体 に回動自在に取り付けられたハンドルアームと、このハンドルアームから植立し た支軸と、この支軸に対して回転自在且つ挿脱可能に挿着したハンドルノブと、 少なくとも作用部が露出するように前記ハンドルノブの端部に埋設されたツール 部と、を有するものである。
【0005】 また、本考案の釣用リールにおいて、前記ツール部の作用部は、プラスドライ バ又はマイナスドライバとして形成されている。 また、本考案の釣用リールにおいて、前記ハンドルアームの両端部にて一対の 前記ハンドルノブを備え、一方のハンドルノブの前記ツール部の作用部がプラス ドライバとして形成され、他方のハンドルノブの前記ツール部の作用部がマイナ スドライバとして形成される。
【0006】 また、本考案の釣用リールにおいて、前記支軸は軸受カバーを介して前記ハン ドルノブに挿入すると共に、この挿入した支軸に対して前記ハンドルノブを軸方 向にロックするロック手段を備えている。 更に、本考案の釣用リールにおいて、前記ロック手段は、前記支軸及び前記軸 受カバーのまわりに巻回するコイルスプリングと、このコイルスプリングの端部 を押圧し、その径を拡開し得るプッシュボタンと、を有するものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、常態ではリール本体に取り付けられているハンドル機構の操 作によって適正なリーリング動作を行うことができる。 このハンドル機構において、ハンドルノブはハンドルアームの支軸に対して挿 脱可能になっており、その支軸から取り外すことができる。 そして取り外したハンドルノブを用いて、好適にはドライバとして構成された ツール部によってリール本体等のネジ部のネジ調整を行うことができる。
【0008】 本考案では好適には一対のハンドルノブを有し、それらを取り外してプラスド ライバ及びマイナスドライバとして使用することができる。 ハンドルノブはロック手段によって支軸にロックされているため、通常のハン ドル操作時にはハンドルノブから外れる危険はないが、これをドライバとして使 用する場合、ロック手段の操作により簡単に取り外すことができる。 即ち、ハンドルノブのプッシュボタンを押すことにより、支軸のまわりの巻回 しているコイルスプリングの径が拡開し、これによりハンドルノブを支軸から容 易に抜き去ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、図1〜図4に基づき、本考案による釣用リールの好適な実施例を説明す る。 図1は、本考案に係る釣用リール1の外観構成を示している。 この釣用リール1は、リール本体2とこのリール本体2に装着されたスプール (図示せず)回転用のハンドル機構10とを備えている。
【0010】 ハンドル機構10の回動操作によって、スプールにラインを巻き付けるように なっている。 また、リール本体2は、ブレーキブロックの調整或いはハンドル交換等を行う ための複数のネジ部、即ち、この実施例では、例えばプラスネジ3、マイナスネ ジ4を備えている。
【0011】 図2は、ハンドル機構10の要部構成を示している。 図2(a)と図2(b)とは、ツール部14のみ形状が異なったものであるの で、ここでは(a)を参考に説明する。 ハンドル機構10は、リール本体2に回動自在に取り付けられたハンドルアー ム11と、ハンドルアーム11から植立した支軸12と、支軸12に対して回転 自在且つ挿脱可能に挿着したハンドルノブ13と、少なくとも作用部14Aが露 出するように、ハンドルノブ13の端部に埋設されたツール部14とを有してい る。
【0012】 支軸12の一端部12Aは、カシメ等によってハンドルアーム11に固定され ている。 ハンドルノブ13は、好適にはラバー材料を用いて滑り難く形成されており、 中心部には挿通穴が設けられ、穴に支軸12が挿入する。 ハンドルノブ13の挿通穴には、例えば樹脂製のスリーブ体16が固着されて いる。 このスリーブ体16は、軸受15及び支軸12と接触する部分である。 このように支軸12は、ハンドルノブ13に挿入され、該ハンドルノブ13は スリーブ体16を介して軸受15に支持されながら回転する。
【0013】 ハンドルノブ13の他端側に埋設されたツール部14は、ハンドルノブ13と 強固に一体化している。 このツール部14は、好ましくは金属により形成され、インサート成形等によ ってハンドルノブ13内に埋め込むことができる。 ツール部14の端部に設けた作用部14Aは、ハンドルノブ13の端部開口1 3Aから露出するようになっており、後述するように工具として機能する。 ここで図3は、ツール部14の好適な構成例を示している。
【0014】 ところで、本案のハンドル機構10は、ハンドルアーム11の両端部にて上記 のように構成された一対のハンドルノブ13を備えている。 この例では、一方のハンドルノブ13のツール部14を図3(a)に示したよ うにマイナスドライバの作用部14Aを有するものとして形成する。 また他方のハンドルノブ13のツール部14を図3(b)に示したようにプラ スドライバの作用部14Aを有するものとして形成する。 即ち、これらのツール部14をドライバ工具として使用するものである。
【0015】 ハンドル機構10はまた、図2のようにハンドルノブ13に挿入した支軸12 に対して、ハンドルノブ13が軸方向に移動しないようにロックしておくための ロック手段17を備えている。 ロック手段17は、ハンドルノブ13が支軸12から抜けないようにロックす るもので、支軸12のまわりに巻回し、支軸12の溝20と係合するコイルスプ リング18と、このコイルスプリング18の端部18Aを押圧し、その径を拡開 し得るプッシュボタン19とを有している。
【0016】 なお、この溝20は支軸12に直接設けないで、図示しないが支軸12の外周 に被覆された樹脂層に設けることも可能である。 プッシュボタン19は、ハンドルノブ13に形成したガイド孔13Bに沿って ストロークだけスライドし得るようになっているが、常時コイルスプリング18 の弾力によって外側へ付勢されている。
【0017】 上記のように構成された釣用リール1において、常態では、リール本体2に取 り付けられているハンドル機構10の操作によって適正なリーリング動作を行う ことができる。 ハンドル機構10のハンドルノブ13は、ハンドルアーム11の支軸12に対 して挿脱可能になってはいるが、支軸12から抜けないようにロック手段17に よって確実に保持される。
【0018】 また、リーリング動作の際、ハンドルノブ13は支軸12のまわりにスリーブ 16を介して円滑に回転することができ、従って、ハンドル機構10の釣具とし ての本来の機能を保証する。 さて、本考案のハンドル機構10によれば、ハンドルノブ13を支軸12から 取り外して、そのツール部14により、ドライバ工具として使用することができ る。
【0019】 次にこのドライバ工具として使用する場合を説明する。 この場合、先ず図4に示されるように、ハンドルノブ13の2つのプッシュボ タン19を摘まみ(図4(a))、コイルスプリング18の弾力に抗して指Fで 矢印方向に押し込むことにより、支軸12のまわりの巻回しているコイルスプリ ング18を、支軸12の径以上に拡開させる(図4(b))。 この状態で、図1のようにハンドルノブ13を引くと、支軸12から容易に抜 き去ることができる。 このようにハンドルノブ13の取り外し操作は、片手でプッシュボタン19を 押して、ロック手段17によるロックを解除することにより簡単に行うことがで き極めて便利である。
【0020】 このように取り外されたハンドルノブ13を用いて、そのツール部14によっ てリール本体2等のネジ部のネジ調整を行うことができる。 例えば、プラスネジ3を調整する場合、プラスドライバとして形成された作用 部14Aを有するハンドルノブ13により、それらのプラスネジ3のネジ調整を 簡単に行うことができる。 また、同様にしてマイナスドライバとして形成された作用部14Aを有するハ ンドルノブ13により、マイナスネジ4を調整することができる。 これらのネジ調整を行う場合、ハンドルノブ13をラバーにより滑り難く形成 しているため、ドライバ工具としての操作・取扱性に優れており、極めて使い易 い工具を実現する。
【0021】 また、取り外されたハンドルノブ13を再びリール本体2に装着する場合、ロ ック手段17のプッシュボタン19を押す。 これにより上記と同様にコイルスプリング18が拡開するのでその状態のまま ハンドルノブ13に支軸12を挿入させることにより、簡単に取り付けることが できる。そして、そのハンドルノブ13は、支軸12から抜けないようにロック 手段17によって確実に保持され、これにより通常のリール使用が可能になる。
【0022】 以上実施例について本考案を説明したが、本考案の範囲を逸脱しない限り、種 々の変形等が可能である。 例えば、ツール部14の作用部14Aは、プラスもしくはマイナスドライバと して形成される場合に限らず、その他の工具類として形成することもでき、或い はまた、作用部14Aに適宜にアタッチメントを介してそのような工具類を取り 付けることも可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、釣用リールとしての通常使用時にはその 本来の機能を発揮させる一方で、ネジ調整を行いたい場合には即座にドライバ工 具として使用することができる。 その場合、ハンドルノブを取り外すだけの簡単な操作により、優れた工具機能 を発揮する。 このようにリール自体において工具機能を兼備させたことにより、効率的で優 れた利便性を実現すると共に、工具の紛失の心配が全い等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案による釣用リールの実施例にお
ける外観構成例を示す図である。
【図2】図2は、本考案の釣用リールに係るハンドル機
構の要部構成を示す断面図であり(a)は、ツール部が
マイナスドライバの場合を、また(b)は、ツール部が
プラスドライバの場合を示す。
【図3】図3は、本考案の釣用リールに係るツール部の
構成例を示す図であり、(a)は、ツール部がマイナス
ドライバの場合を、また(b)は、ツール部がプラスド
ライバの場合を示す。
【図4】図4は、本考案の釣用リールに係るロック手段
の構成を示す図2のA−A線に沿う断面図であり、
(a)は、ロック状態を、また(b)は、ロック解除状
態を示す。
【符号の説明】
1…釣用リール 2…リール本体 10…ハンドル機構 11…ハンドルアーム 12…支軸 12A…一端部 13…ハンドルノブ 13A…端部開口 13B…ガイド孔 14…ツール部 14A…作用部 15…軸受 16…スリーブ体 17…ロック手段 18…コイルスプリング 19…プッシュボタン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体とこのリール本体に装着され
    たスプール回転用のハンドル機構を備えた釣用リールに
    おいて、 前記ハンドル機構は、前記リール本体に回動自在に取り
    付けられたハンドルアームと、このハンドルアームから
    植立した支軸と、この支軸に対して回転自在且つ挿脱可
    能に挿着したハンドルノブと、少なくとも作用部が露出
    するように前記ハンドルノブの端部に埋設されたツール
    部と、を有することを特徴とする釣用リール。
  2. 【請求項2】 前記ツール部の作用部は、プラスドライ
    バ又はマイナスドライバとして形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の釣用リール。
  3. 【請求項3】 前記ハンドルアームの両端部にて一対の
    前記ハンドルノブを備え、一方のハンドルノブの前記ツ
    ール部の作用部がプラスドライバとして形成され、他方
    のハンドルノブの前記ツール部の作用部がマイナスドラ
    イバとして形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の釣用リール。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の釣用リールにおいて、 前記支軸は軸受カバーを介して前記ハンドルノブに挿入
    すると共に、この挿入した支軸に対して前記ハンドルノ
    ブを軸方向にロックするロック手段を備えていることを
    特徴とする釣用リール。
  5. 【請求項5】 前記ロック手段は、前記支軸及び前記軸
    受カバーのまわりに巻回するコイルスプリングと、この
    コイルスプリングの端部を押圧し、その径を拡開し得る
    プッシュボタンと、を有することを特徴とする請求項4
    に記載の釣用リール。
JP1995005832U 1995-05-20 1995-05-20 釣用リール Expired - Lifetime JP3018366U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3383149B2 (ja) 1996-03-22 2003-03-04 ダイワ精工株式会社 魚釣用リ−ルのハンドル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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