JP3017858B2 - 原子炉の有機体炭素除去システム - Google Patents

原子炉の有機体炭素除去システム

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JP3017858B2
JP3017858B2 JP3231752A JP23175291A JP3017858B2 JP 3017858 B2 JP3017858 B2 JP 3017858B2 JP 3231752 A JP3231752 A JP 3231752A JP 23175291 A JP23175291 A JP 23175291A JP 3017858 B2 JP3017858 B2 JP 3017858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電プラントの
プラント起動時に一次冷却材の水質を高純度化する原子
炉冷却材浄化系に係り、特に、復水中の有機体炭素を除
去して有機体炭素濃度を抑制する原子炉の有機体炭素除
去システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に原子力発電プラントは、原子炉内
で発生した熱エネルギーを熱輸送媒体としての蒸気を介
してタービンに伝達し、タービンにより発電機を駆動し
て発電を行っている。
【0003】原子力発電プラントは、原子炉と主蒸気系
とタービンと復水系と原子炉冷却材浄化系と給水系とを
備えるとともに、燃料プール冷却浄化系を備える。
【0004】主蒸気系は原子炉圧力容器から取り出され
た主蒸気をタービンに導入し、復水系はタービンで仕事
を終えた主蒸気を冷却して復水化する。原子炉冷却材浄
化系は復水系により復水化された一次冷却材をろ過系お
よび脱塩系によりろ過脱塩し、一部を復水貯蔵タンクに
貯蔵する。給水系はろ過・脱塩系で浄化された復水を原
子炉圧力容器に戻す。
【0005】燃料プール冷却浄化系は使用済み燃料を収
容する燃料プール内のプール水を循環させて冷却し使用
済み燃料の崩壊熱を除去するとともに、プール水を浄化
する。
【0006】一次冷却材は原子炉圧力容器内で高温高圧
の蒸気となり、原子炉圧力容器から主蒸気系を介してタ
ービンに導入されて発電機を駆動する。タービンで仕事
を終えた主蒸気は復水系により冷却されて復水となり、
原子炉冷却材浄化系を介してろ過脱塩され、給水系を通
じて原子炉圧力容器に戻される。こうして、一次冷却材
は、原子炉圧力容器、主蒸気系、タービン、復水系、原
子炉冷却材浄化系および給水系の間を循環する。
【0007】ところで、原子力発電プラントでは、原子
炉の起動にともない、復水系および原子炉冷却材浄化系
で用いられる樹脂から復水中に有機体炭素(Total Orga
nicCarbon)(以下TOCと称する)が溶出し、原子炉
圧力容器内に持ち込まれ、原子炉圧力容器内で炉心から
の熱又は放射線分解によりイオン化されて一次冷却水の
水質を悪化させる。
【0008】このため、原子炉圧力容器内に持ち込まれ
るTOCを抑制するため、(1)プラント起動前に給水
系および復水系の浄化運転を行い、復水脱塩装置の各脱
塩塔を逆洗し、ボトムドレンを実施することにより原子
炉冷却材浄化系の復水フィルタ又は復水脱塩装置のイオ
ン交換樹脂等の樹脂から溶出するTOCを極力抑制す
る。
【0009】(2)一次冷却材の循環系内に紫外線照射
装置を設けて、復水に紫外線を照射し復水中の溶出TO
Cを分解する。
【0010】(3)上記2種の方法を組み合わせて行う
方法等が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来、一次冷却材中の
TOCを除去するため、上述のような方法が採られてい
た。
【0012】ところが、上述の(1)の方法では、復水
脱塩装置の各脱塩塔で逆洗およびボトムドレンを行って
も、運転操作の違いによりTOCの除去量が異なり、完
全に排除することが困難であるばかりでなくTOCが通
過してしまうことがある。また、余分な廃液が増加し、
廃棄物処理系への負担が増えコストアップを招く恐れが
ある。さらに、廃棄物処理系におけるTOC除去処理の
問題が発生する。このため、廃棄物処理系においてTO
Cが完全に除去できない場合、プラントの水源である復
水貯蔵タンク(または復水貯蔵槽)へTOCが流入する
ことになり、TOC汚染がさらに拡大する可能性もあ
る。
【0013】また、復水系または給水系で溶出したTO
Cを除去する浄化運転を行うと、循環系を構成する原子
炉冷却材浄化系のろ過装置および脱塩装置から溶出する
TOCにより、さらにTOC汚染が拡大し、復水または
給水中のTOC濃度が上昇してしまうおそれがある。
【0014】さらに、上述の(2)の方法では、ろ過装
置および脱塩装置等の樹脂から溶出するTOCは、高分
子からなるものが多く、紫外線のみですべてのTOCを
分解することは困難である。また、紫外線照射装置を新
たに設けることになり、装置の設置や保守管理等により
コストアップを招く可能性がある。
【0015】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、繁雑な浄化運転や逆洗またはボトムドレン等の
TOC除去処理を行う必要がなく、操作が容易でしかも
一次冷却材中からTOCを確実に除去することができる
原子炉の有機体炭素除去システムを提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る原子炉の有
機体炭素除去システムは、上述した課題を解決するため
に、原子炉圧力容器から取り出された主蒸気をタービン
に導入する主蒸気系と、タービンで仕事を終えた主蒸気
を復水化する復水系と、復水化された一次冷却材をろ過
・脱塩系によりろ過脱塩し、一部を復水貯蔵タンクに貯
蔵する原子炉冷却材浄化系と、浄化された復水を原子炉
圧力容器に戻す給水系と、ろ過脱塩装置と熱交換器とを
有し使用済み燃料を収容する燃料プール内のプール水を
循環させ、浄化して冷却する燃料プール冷却浄化系とを
備えた原子炉において、前記復水貯蔵タンクから前記燃
料プール冷却浄化系の熱交換器の上下流側にそれぞれ弁
を介して連通可能に接続される各通路と前記復水貯蔵タ
ンクとにより有機体炭素除去系を形成し、この有機体炭
素除去系は、前記復水貯蔵タンク内の復水を前記燃料プ
ール内に循環可能に導入して復水中の有機体炭素(TO
C)を分解するようにしたものである。
【0017】また、本発明に係る原子炉の有機体炭素除
去システムは、上述した別の課題を解決するために、有
機体炭素除去系は、原子炉圧力容器の制御棒駆動機構を
水圧により制御する制御棒駆動水制御系に連通可能に接
続されるようにしたものである。
【0018】さらに、本発明に係る原子炉の有機体炭素
除去システムは、上述したさらに別の課題を解決するた
めに、有機体炭素除去系は、原子炉冷却材浄化系のろ過
系と脱塩系との各上下流側にそれぞれ弁を介して連通可
能に接続される各通路を有し、有機体炭素計量装置が前
記原子炉冷却材浄化系に、イオン化成分測定装置が前記
有機体炭素除去系にそれぞれ設けられるとともに、前記
有機体炭素計量装置により計量された復水中の有機体炭
素濃度と前記イオン化成分測定装置により測定された復
水中のイオン化成分とに応じて前記各弁を開閉制御し、
前記有機体炭素除去系内の復水が前記ろ過系と脱塩系と
の少なくともいずれか一方に循環可能に導入されるよう
にしたものである。
【0019】
【作用】本発明に係る原子炉の有機体炭素除去システム
は、原子炉圧力容器から取り出された主蒸気をタービン
に導入する主蒸気系と、タービンで仕事を終えた主蒸気
を復水化する復水系と、復水化された一次冷却材をろ過
・脱塩系によりろ過脱塩し、一部を復水貯蔵タンクに貯
蔵する原子炉冷却材浄化系と、浄化された復水を原子炉
圧力容器に戻す給水系と、ろ過脱塩装置と熱交換器とを
有し使用済み燃料を収容する燃料プール内のプール水を
循環させ、浄化して冷却する燃料プール冷却浄化系とを
備えた原子炉であって、有機体炭素除去系により復水貯
蔵タンクは、燃料プール冷却浄化系の熱交換器の上下流
側にそれぞれ弁を介して連通され、復水貯蔵タンク内の
復水を前記燃料プール内に循環可能に導入し、復水中の
有機体炭素(TOC)を使用済み燃料から発生する放射
線により分解して除去し、復水貯蔵タンク内の有機体炭
素濃度を低減させるようにしたことにより、原子炉圧力
容器に給水される一次冷却材の水質を高純度化させるこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下図1ないし図4を参照して本発明に係る
原子炉の有機体炭素除去システムの第1の実施例を説明
する。
【0021】図1は原子力発電プラントの系統図、図2
は本発明の第1の実施例に係る原子炉の有機体炭素除去
システムの系統図、図3および図4はそれぞれ図2の原
子炉の有機体炭素除去システムの作動状態を示す系統図
である。
【0022】原子力発電プラント1は、原子炉圧力容器
10と主蒸気系2とタービン11と復水系3と原子炉冷
却材浄化系4と給水系5とを備えるとともに、燃料プー
ル冷却浄化系6を備える。
【0023】主蒸気系2は原子炉圧力容器10から取り
出された主蒸気をタービン11に導入し、復水系3はタ
ービン11で仕事を終えた主蒸気を復水器20で冷却し
て復水化する。原子炉冷却材浄化系4は復水系3により
復水化された一次冷却材をろ過系7および脱塩系8によ
りろ過脱塩し、一部を復水貯蔵タンク12に貯蔵する。
給水系5はろ過・脱塩系7、8で浄化された復水を原子
炉圧力容器10に戻す。
【0024】燃料プール冷却浄化系6は使用済み燃料1
3を収容する燃料プール14内のプール水(冷却水)1
5を循環させて冷却し、プール水(冷却水)15を浄化
する。
【0025】復水系3は、上流側から復水器20と低圧
復水ポンプ21とを有する。復水系3は、主蒸気系2で
仕事を終えた主蒸気を復水器20に導いて復水に戻し、
復水を低圧復水ポンプ21により原子炉冷却材浄化系4
に送出する。
【0026】原子炉冷却材浄化系4は、上流側からろ過
系7を構成する復水ろ過装置22と脱塩系8を構成する
復水脱塩装置23と復水貯蔵タンク12と高圧復水ポン
プ24とを有する。
【0027】復水ろ過装置22は、内部に復水フィルタ
22A(図6参照)を収容し、復水系3から送出される
復水をろ過する。復水脱塩装置23は復水ろ過装置22
によりろ過された復水を脱塩処理する。復水貯蔵タンク
(復水貯蔵槽)12は、復水脱塩装置23と高圧復水ポ
ンプ24との間にスピールオーバーライン12Aを介し
て設けられ、ろ過脱塩された復水の一部を貯蔵する。
【0028】原子炉冷却材浄化系4は、制御棒駆動水制
御系9とスピールオーバーライン12Aを介して接続さ
れる。制御棒駆動水制御系9は、CRDポンプ(制御棒
駆動ポンプ)25と図示しない水圧制御ユニットと制御
棒駆動機構26とを備え、制御棒駆動機構26により制
御棒(図示せず)を駆動制御し炉心(図示せず)の出力
を制御する。
【0029】復水貯蔵タンク12は、スピールオーバー
ライン12Aに接続されるCRDポンプライン25Aお
よびCRDポンプ(制御棒駆動ポンプ)25を介して図
示しない水圧制御ユニットに連通される。水圧制御ユニ
ットは復水貯蔵タンク12から送出される制御棒駆動水
の水圧を制御して制御棒駆動機構26の駆動を制御す
る。
【0030】符号8A、4Aはそれぞれ、復水脱塩装置
23をバイパスするバイパス通路および復水を再循環さ
せる復水再循環ラインである。
【0031】給水系5は、上流側から低圧給水加熱器2
7と給水ポンプ28と高圧給水加熱器29とを有する。
給水系5は、原子炉冷却材浄化系4から送出された復水
を加熱し、原子炉圧力容器10に給水する。
【0032】燃料プール冷却浄化系6は、図2に示すよ
うに、上流側からスキマサージタンク30、31と、冷
却水ポンプ32A,32Bと燃料プール用ろ過脱塩装置
33と、燃料プール用熱交換器34A,34Bとを備
え、ラインにより接続される。
【0033】各スキマサージタンク30、31は並列に
設けられ、一方のスキマサージタンク30は、燃料プー
ル14に連通し、他方のスキマサージタンク31は、一
方のスキマサージタンク30に連通する。
【0034】スキマサージタンク30、31の下流側に
は、スキマサージタンク出口弁35が設けられる。各冷
却水ポンプ32A,32Bは並列に設けられ、スキマサ
ージタンク出口弁35と各冷却水ポンプ32A,32B
との間には冷却水入口弁36A,36Bがそれぞれ設け
られる。
【0035】冷却水ポンプ32A,32Bの下流側に
は、燃料プール用ろ過脱塩装置バイパス通路37が設け
られ、燃料プール用ろ過脱塩装置33をバイパスしてい
る。燃料プール用ろ過脱塩装置バイパス通路37には、
燃料プール用ろ過脱塩装置バイパス弁37Aが設けら
れ、燃料プール冷却浄化系6内を循環するプール水15
をろ過脱塩する。
【0036】燃料プール用熱交換器34A,34Bは並
列に設けられ、燃料プール用ろ過脱塩装置33と燃料プ
ール用ろ過脱塩装置バイパス通路37とから送出される
プール水を冷却する。
【0037】燃料プール冷却浄化系6の終端には、燃料
プール戻り弁38A,38Bを介して燃料プール戻りデ
ィフューザ39A,39Bが設けられ、プール水15内
に浸漬される。
【0038】燃料プール冷却浄化系6は使用済み燃料1
3を収容する燃料プール14内のプール水15を循環さ
せて冷却し使用済み燃料13の崩壊熱を除去するととも
に、プール水15を浄化する。
【0039】ところで、原子力発電プラント1は、図2
に示すように、有機体炭素除去系40を備える。
【0040】有機体炭素除去系40は、燃料プール用ろ
過脱塩装置33の下流側と復水貯蔵タンク12とを連通
する復水貯蔵タンク戻りライン41と、復水貯蔵タンク
12と燃料プール用熱交換器34A,34Bの下流側と
を連通する燃料プール補給水ポンプ導入ライン42とを
備える。
【0041】復水貯蔵タンク戻りライン41には、復水
貯蔵タンク戻り弁43が設けられ、燃料プール冷却浄化
系6から復水貯蔵タンク12に導入されるプール水15
の量を制御する。燃料プール補給水ポンプ導入ライン4
2には、上流側から燃料プール補給水ポンプ入口弁4
4、燃料プール補給水ポンプ45および燃料プール補給
水弁46が設けられる。
【0042】このため、有機体炭素除去系40は、復水
貯蔵タンク戻り弁43、燃料プール補給水ポンプ入口弁
44および燃料プール補給水弁46を介して復水貯蔵タ
ンク12を燃料プール冷却浄化系6に連通させ、燃料プ
ール補給水ポンプ45により復水貯蔵タンク12内の復
水を燃料プール14内に循環可能に導入するように構成
される。
【0043】次に第1の実施例の原子炉の有機体炭素除
去システムの作用について説明する。
【0044】原子炉圧力容器10内で高温化された一次
冷却材は、高温高圧の主蒸気となり、原子炉圧力容器1
0から主蒸気系2を介してタービン11に導入されて発
電機(図示せず)を駆動する。
【0045】タービン11で仕事を終えた主蒸気は、復
水系3の復水器20により冷却されて復水となり、低圧
復水ポンプ21により原子炉冷却材浄化系4に送出され
る。復水は、原子炉冷却材浄化系4の復水ろ過装置22
によりろ過され、ろ過された復水は復水脱塩装置23に
より脱塩処理される。この時、復水は復水ろ過装置22
および復水脱塩装置23を通過する間にフィルタ又はイ
オン交換樹脂等の樹脂から有機体炭素(以下TOCと称
す)が溶出し、水質が劣化する。
【0046】ろ過脱塩されたTOCを含む復水の一部
は、復水貯蔵タンク12に貯蔵されるとともに、他の復
水は、給水系5を通じて原子炉圧力容器10に戻され
る。こうして、一次冷却材は、原子炉圧力容器10、主
蒸気系2、タービン11、復水系3、原子炉冷却材浄化
系4および給水系5の間を循環する。
【0047】一方、燃料プール冷却浄化系6は、スキマ
サージタンク出口弁35、冷却水入口弁36A,36
B、燃料プール用ろ過脱塩装置バイパス弁37A、燃料
プール戻り弁38A,38Bがすべて開かれ、各冷却水
ポンプ32A,32Bが駆動される(図2参照)。スキ
マサージタンク30、31内のプール水15は、各冷却
水ポンプ32A,32Bからプール水15の一部が燃料
プール用ろ過脱塩装置33に送出されてろ過脱塩される
とともに、他のプール水15をバイパスさせて燃料プー
ル用ろ過脱塩装置33の下流側に導く。
【0048】燃料プール用ろ過脱塩装置33によりろ過
脱塩されたプール水15は、燃料プール用ろ過脱塩装置
バイパス通路37を経由したプール水15と合流し、燃
料プール用熱交換器34A,34Bに送出されて冷却さ
れ、燃料プール戻りディフューザ39A,39Bを介し
て燃料プール14内に戻される。スキマサージタンク3
0、31は、燃料プール14内のプール水15は負荷の
変化によって水位が変動すると、水位の変動に伴い、燃
料プール14内のプール水15がスキマサージタンク3
0、31に流出して水位の変動に伴う衝撃を緩和する。
【0049】このため、燃料プール14内のプール水1
5は、燃料プール冷却浄化系6内を循環する間にろ過脱
塩されて浄化されるとともに、冷却されて使用済み燃料
13の崩壊熱を除去する。
【0050】ところで、この時、有機体炭素除去系40
の復水貯蔵タンク戻り弁43が開かれると、燃料プール
用ろ過脱塩装置33の下流側から、復水貯蔵タンク12
内にプール水15が導入され、復水と混合される(図3
参照)。さらに、燃料プール補給水ポンプ入口弁44お
よび燃料プール補給水弁46が開かれ、燃料プール補給
水ポンプ45が駆動されると、復水貯蔵タンク12内の
プール水15と混合された復水が、燃料プール戻り弁3
8A,38Bおよび燃料プール戻りディフューザ39
A,39Bを介して燃料プール14内に送出される(図
4参照)。
【0051】プール水15と混合され、TOCを含む復
水が燃料プール14内に導入されると、TOCは、燃料
プール14内に収容された使用済み燃料13からの放射
線に晒され、分解してしまう。
【0052】燃料プール14内でTOCが分解したプー
ル水15は、燃料プール冷却浄化系6内を循環すると同
時に、復水貯蔵タンク12に導入され、復水貯蔵タンク
12内の復水に含まれるTOCを低減させる。そして、
有機体炭素除去系40を連続的に運転することにより、
復水中のTOCが除去される。
【0053】次に、本発明の第2の実施例に係る原子炉
の有機体炭素除去システムについて説明する。なお、図
1ないし図2と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0054】有機体炭素除去系40は、図5に示すよう
に、原子炉冷却材浄化系4と制御棒駆動水制御系9との
間に設けられる。
【0055】復水貯蔵タンク12は、スピールオーバー
ライン12Aを介してCRDポンプライン25Aに接続
される。このため、復水貯蔵タンク12は、CRDポン
プライン25AおよびCRDポンプ(制御棒駆動ポン
プ)25を介して図示しない水圧制御ユニットに連通さ
れる。水圧制御ユニットは復水貯蔵タンク12内の復水
を制御棒駆動水として取り出し、制御棒駆動水の水圧を
制御して制御棒駆動機構26を駆動制御する。
【0056】次に、第2の実施例の原子炉の有機体炭素
除去システムの作用について説明する。
【0057】燃料プール14内でTOCが分解されたプ
ール水15は、燃料プール冷却浄化系6内を経由して復
水貯蔵タンク12に戻され、復水貯蔵タンク12内の復
水に含まれるTOCを低減させる。そして、有機体炭素
除去系40を連続的に運転することにより、復水中のT
OCが除去される。
【0058】このため、復水貯蔵タンク12内のTOC
が取り除かれた復水が、制御棒駆動水として復水貯蔵タ
ンク12からCRDポンプライン25Aを介して制御棒
駆動水制御系9に供給される。
【0059】次に、本発明の第3の実施例に係る原子炉
の有機体炭素除去システムについて説明する。なお、図
1ないし図2と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0060】原子炉冷却材浄化系64は、図6に示すよ
うに、上流側からろ過系7の一部を構成する復水ろ過装
置22と脱塩系8の一部を構成する復水脱塩装置23と
復水貯蔵タンク12と高圧復水ポンプ24とを有し、原
子炉冷却材浄化ライン70により接続される。
【0061】復水ろ過装置22は、内部に複数の復水フ
ィルタ22Aを並列に収容し、復水系3から送出される
復水をろ過する。復水ろ過装置22の各復水フィルタ2
2Aの上下流側には、それぞれ復水フィルタ入口弁71
および復水フィルタ出口弁72が設けられる。
【0062】復水脱塩装置23は、複数の復水脱塩塔2
3A,23Bが並列に配置され、復水ろ過装置22によ
りろ過された復水を脱塩処理する。復水脱塩装置23の
上下流側には、それぞれ復水脱塩装置入口弁73A,7
3Bおよび復水脱塩装置出口弁74A,74Bが設けら
れる。
【0063】有機体炭素除去系40は、復水フィルタ入
口弁71の上流側と復水脱塩塔23A,23Bの下流側
との間に設けられ、有機体炭素除去ライン75により接
続される。有機体炭素除去系40の復水脱塩装置23側
には、復水脱塩装置側入口弁76が、また、有機体炭素
除去系40の復水ろ過装置22側には、復水ろ過装置側
出口弁77が有機体炭素除去ライン75にそれぞれ設け
られる。
【0064】復水脱塩装置側入口弁76の復水脱塩装置
23側すなわち上流側には、復水脱塩装置循環ポンプ7
8が設けられ、復水脱塩装置循環ポンプ78の上流側は
有機体炭素除去ライン75が分岐し、復水脱塩装置循環
弁79A,79Bを介して各復水脱塩塔23A,23B
の下流側にそれぞれ接続される。
【0065】有機体炭素除去ライン75は、有機体炭素
除去系64と復水ろ過装置側出口弁77との間に復水脱
塩装置循環ライン80が接続され、復水脱塩装置循環ラ
イン80の他端は、復水脱塩装置循環弁79Cを介して
復水脱塩装置入口弁73A,73Bの上流側に接続され
る。
【0066】有機体炭素除去系40は、復水ろ過装置側
出口弁77が閉じられ、復水脱塩装置循環弁79A,7
9B,79Cおよび復水脱塩装置側入口弁76が開か
れ、復水脱塩装置循環ポンプ78が駆動されると、復水
脱塩装置23で脱塩処理された復水の一部を再び復水脱
塩装置23の上流側に導き、循環させるようになってい
る。
【0067】バイパス通路8Aは、復水脱塩装置入口弁
73A,73Bの上流側と復水脱塩装置出口弁74A,
74Bの下流側とを連通し、復水脱塩装置23をバイパ
スする。バイパス通路8Aには、バイパス通路開閉弁8
1が設けられる。
【0068】また、符号4Aは、復水器20と高圧復水
ポンプ24の上流側とを連通する復水再循環ラインであ
る。
【0069】ところで、原子炉冷却材浄化系64には、
復水中に含まれる有機体炭素(TOC)の量を検出する
有機体炭素計量装置としての有機体炭素計量計90が設
けられる。有機体炭素計量計90は、高圧復水ポンプ2
4の上流側と復水脱塩装置側入口弁76の上流側とを接
続して設けられ、復水脱塩装置23の下流側を流れる復
水中に含まれるTOCを検出する。
【0070】また、有機体炭素除去系40と復水ろ過装
置側出口弁77との間には、イオン化成分測定装置とし
てのイオン分析計91が設けられ、有機体炭素除去系4
0の下流側を流れる復水のイオンを分析して検出する。
【0071】次に、第3の実施例の原子炉の有機体炭素
除去システムの作用について説明する。
【0072】まず、復水系3の復水器20により復水の
再循環運転を行う際には、図6に示すように、復水フィ
ルタ入口弁71、復水フィルタ出口弁72およびバイパ
ス通路開閉弁81を開き、他の弁73A,73B,74
A,74B,76,77,79A,79B,79Cをす
べて閉じ、復水器20を作動させる。復水は、復水器2
0から低圧復水ポンプ21を介して復水ろ過装置22に
送出され、バイパス通路8Aを経由し給水系5に供給さ
れるとともに、復水再循環ライン4Aを介して復水の一
部が復水器20に再循環される。
【0073】次に、図7に示すように、復水脱塩装置入
口弁73Aおよび復水脱塩装置循環弁79Aが開かれた
後、復水脱塩装置循環ポンプ78が起動されると、復水
脱塩装置側入口弁76および復水脱塩装置循環弁79C
が開かれ、復水は一方の復水脱塩塔23Aと有機体炭素
除去系40との間を循環する。
【0074】このとき、復水ろ過装置22の下流側の復
水の一部は、バイパス通路8Aおよび原子炉冷却材浄化
ライン70を経由し、有機体炭素計量計90を通って有
機体炭素除去系40に導入される。
【0075】次に、有機体炭素除去系40の再循環運転
を確認すると、有機体炭素計量計90とイオン分析計9
1とによりモニタリングを開始する。
【0076】続いて、有機体炭素計量計90およびイオ
ン分析計91により復水中のTOC濃度およびイオン化
成分を測定し、イオン化成分の低下が確認されると(す
なわちバックグランドとなった時点が確認されると)、
復水脱塩装置側入口弁76と復水脱塩装置循環弁79C
とが閉じられると同時に、復水脱塩装置循環ポンプ78
が停止する。
【0077】復水脱塩装置循環ポンプ78の停止後、復
水脱塩装置循環弁79Aが閉じられ、復水脱塩装置出口
弁74Aが開かれ、復水は一方の復水脱塩塔23Aから
給水系5に送出される(図8参照)。そして、有機体炭
素計量計90とイオン分析計91とによりモニタリング
が停止され、一連の作業が終了する。
【0078】また、上述の有機体炭素除去系40の再循
環運転は、有機体炭素除去系40と復水脱塩装置23と
の再循環運転について述べたが、これに限られるもので
はなく、復水脱塩装置循環ポンプ78の起動後、復水脱
塩装置循環弁79Cが閉じられたままで復水ろ過装置側
出口弁77が開かれた場合は、復水は一方の復水脱塩塔
23Aと有機体炭素除去系40と復水ろ過装置22との
間を循環する。この場合も、復水ろ過装置22の下流側
の復水の一部は、バイパス通路8Aおよび原子炉冷却材
浄化ライン70を経由し、有機体炭素計量計90を通っ
て有機体炭素除去系40に導入される。有機体炭素計量
計90とイオン分析計91とによるモニタリングも上述
と同様に行われる。
【0079】そして、有機体炭素計量計90およびイオ
ン分析計91により復水中のTOC濃度およびイオン化
成分を測定し、イオン化成分の低下が確認されると(す
なわちバックグランドとなった時点が確認されると)、
復水脱塩装置側入口弁76と復水ろ過装置側出口弁77
とが閉じられると同時に、復水脱塩装置循環ポンプ78
が停止する。
【0080】復水脱塩装置循環ポンプ78の停止後、復
水脱塩装置循環弁79Aが閉じられ、復水脱塩装置出口
弁74Aが開かれ、一方の復水脱塩塔23Aから給水系
5に復水が送出される。そして、有機体炭素計量計90
とイオン分析計91とによりモニタリングが停止され、
一連の作業が終了する。
【0081】このように、第3の実施例による原子炉の
有機体炭素除去システムでは、再循環運転によるTOC
汚染の拡大を抑制し、電力の消耗を押さえることができ
る。
【0082】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る原子
炉の有機体炭素除去システムは、原子炉圧力容器から取
り出された主蒸気をタービンに導入する主蒸気系と、タ
ービンで仕事を終えた主蒸気を復水化する復水系と、復
水化された一次冷却材をろ過・脱塩系によりろ過脱塩
し、一部を復水貯蔵タンクに貯蔵する原子炉冷却材浄化
系と、浄化された復水を原子炉圧力容器に戻す給水系
と、ろ過脱塩装置と熱交換器とを有し使用済み燃料を収
容する燃料プール内のプール水を循環させ、浄化して冷
却する燃料プール冷却浄化系とを備えた原子炉におい
て、復水貯蔵タンクから燃料プール冷却浄化系の熱交換
器の上下流側にそれぞれ弁を介して連通可能に接続され
る各通路と前記復水貯蔵タンクとにより有機体炭素除去
系を形成し、この有機体炭素除去系は、前記復水貯蔵タ
ンク内の復水を前記燃料プール内に循環可能に導入して
復水中の有機体炭素(TOC)を分解するようにしたこ
とにより、復水中の有機体炭素(TOC)を使用済み燃
料から発生する放射線により分解して除去し、復水貯蔵
タンク内の有機体炭素濃度を低減させるようにしたの
で、繁雑な浄化運転や逆洗またはボトムドレン等のTO
C除去処理を行う必要がなく、操作が容易でしかも復水
中からTOCを確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原子力発電プラントの系統図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る原子炉の有機体炭
素除去システムの有機体炭素除去系の系統図。
【図3】図2の有機体炭素除去系と燃料プール冷却浄化
系とが連通した状態を示す系統図。
【図4】図2の有機体炭素除去系の作動状態を示す系統
図。
【図5】本発明の第2の実施例に係る原子炉の有機体炭
素除去システムの系統図。
【図6】本発明の第2の実施例に係る原子炉の有機体炭
素除去システムの系統図。
【図7】図6の有機体炭素除去系の作動状態を示す系統
図。
【図8】図6の有機体炭素除去系の作動終了後原子炉冷
却材浄化系の作動状態を示す系統図。
【符号の説明】
2 主蒸気系 3 復水系 4,64 原子炉冷却材浄化系 5 給水系 6 燃料プール冷却浄化系 7 ろ過系 8 脱塩系 10 原子炉圧力容器 11 タービン 12 復水貯蔵タンク 13 使用済み燃料 14 燃料プール 15 プール水 33 燃料プール用ろ過脱塩装置 34A,34B 燃料プール用熱交換器 40 有機体炭素除去系 43 復水貯蔵タンク戻り弁(弁) 44 燃料プール補給水ポンプ入口弁(弁) 46 燃料プール補給水弁(弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 武俊 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 阿部 悟 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝 エンジニアリング株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 19/307 G21C 19/07

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器から取り出された主蒸気
    をタービンに導入する主蒸気系と、タービンで仕事を終
    えた主蒸気を復水化する復水系と、復水化された一次冷
    却材をろ過・脱塩系によりろ過脱塩し、一部を復水貯蔵
    タンクに貯蔵する原子炉冷却材浄化系と、浄化された復
    水を原子炉圧力容器に戻す給水系と、ろ過脱塩装置と熱
    交換器とを有し使用済み燃料を収容する燃料プール内の
    プール水を循環させ、浄化して冷却する燃料プール冷却
    浄化系とを備えた原子炉において、前記復水貯蔵タンク
    から前記燃料プール冷却浄化系の熱交換器の上下流側に
    それぞれ弁を介して連通可能に接続される各通路と前記
    復水貯蔵タンクとにより有機体炭素除去系を形成し、こ
    の有機体炭素除去系は、前記復水貯蔵タンク内の復水を
    前記燃料プール内に循環可能に導入して復水中の有機体
    炭素(TOC)を分解することを特徴とする原子炉の有
    機体炭素除去システム。
  2. 【請求項2】 有機体炭素除去系は、原子炉圧力容器の
    制御棒駆動機構を水圧により制御する制御棒駆動水制御
    系に連通可能に接続されることを特徴とする請求項1に
    記載の原子炉の有機体炭素除去システム。
  3. 【請求項3】 有機体炭素除去系は、原子炉冷却材浄化
    系のろ過系と脱塩系との各上下流側にそれぞれ弁を介し
    て連通可能に接続される各通路を有し、有機体炭素計量
    装置が前記原子炉冷却材浄化系に、イオン化成分測定装
    置が前記有機体炭素除去系にそれぞれ設けられるととも
    に、前記有機体炭素計量装置により計量された復水中の
    有機体炭素濃度と前記イオン化成分測定装置により測定
    された復水中のイオン化成分とに応じて前記各弁を開閉
    制御し、前記有機体炭素除去系内の復水が前記ろ過系と
    脱塩系との少なくともいずれか一方に循環可能に導入さ
    れることを特徴とする請求項1または2に記載の原子炉
    の有機体炭素除去システム。
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