JPH04204296A - 原子力発電所の脱塩装置 - Google Patents
原子力発電所の脱塩装置Info
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- JPH04204296A JPH04204296A JP2336739A JP33673990A JPH04204296A JP H04204296 A JPH04204296 A JP H04204296A JP 2336739 A JP2336739 A JP 2336739A JP 33673990 A JP33673990 A JP 33673990A JP H04204296 A JPH04204296 A JP H04204296A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、原子力発電所の脱塩装置に係り、特にイオン
交換樹脂で捕捉されにくい弱イオン成分を効率的に処理
する原子力発電所の脱塩装置に関する。
交換樹脂で捕捉されにくい弱イオン成分を効率的に処理
する原子力発電所の脱塩装置に関する。
(従来の技術)
軽水炉として例えば沸騰水型原子炉(BWR)を備えた
BWR原子力発電所では、原子炉復水給水系、原子炉冷
却材浄化系、燃料プール冷却浄化系および放射性液体廃
棄物処理系等の水処理系統に脱塩装置が設置されている
。この脱塩装置には、粒状のイオン交換樹脂を充填層と
した脱塩装置と、粉末状のイオン交換樹脂を濾過処理機
能を有する内部エレメントにプリコートした濾過脱塩装
置とがあり、各処理系統に脱塩装置を単独あるいは組み
合せて使用されている。これらの脱塩袋!は、入口水(
被処理水)に含まれるイオン成分を除去することにより
、出口水(処理水)の導電率および不純イオン成分濃度
を所定値以下まで低減することを目的に設置される。
BWR原子力発電所では、原子炉復水給水系、原子炉冷
却材浄化系、燃料プール冷却浄化系および放射性液体廃
棄物処理系等の水処理系統に脱塩装置が設置されている
。この脱塩装置には、粒状のイオン交換樹脂を充填層と
した脱塩装置と、粉末状のイオン交換樹脂を濾過処理機
能を有する内部エレメントにプリコートした濾過脱塩装
置とがあり、各処理系統に脱塩装置を単独あるいは組み
合せて使用されている。これらの脱塩袋!は、入口水(
被処理水)に含まれるイオン成分を除去することにより
、出口水(処理水)の導電率および不純イオン成分濃度
を所定値以下まで低減することを目的に設置される。
一方、脱塩装置に流入する入口水中のイオン成分には、
イオン交換樹脂に捕捉され易く、かつ水の導電率上昇へ
の寄与が大きいナトリウムイオンや硫酸イオン等の強イ
オン成分と、イオン交換樹脂に捕捉されにくくかつ水の
導電率上昇への寄与が少ないシリカイオン等の弱イオン
成分とがある。
イオン交換樹脂に捕捉され易く、かつ水の導電率上昇へ
の寄与が大きいナトリウムイオンや硫酸イオン等の強イ
オン成分と、イオン交換樹脂に捕捉されにくくかつ水の
導電率上昇への寄与が少ないシリカイオン等の弱イオン
成分とがある。
このため、従来は水処理系統では第8図に原理的に示す
ような脱塩装置1を設置し、この脱塩装置illのイオ
ン交換樹脂層内に被処理水を案内し、イオン交換樹脂層
内を通すことにより被処理水中に含まれるイオン成分(
○印・強イオン成分、×印:弱イオン成分)を捕捉し、
回収処理するようになっている。
ような脱塩装置1を設置し、この脱塩装置illのイオ
ン交換樹脂層内に被処理水を案内し、イオン交換樹脂層
内を通すことにより被処理水中に含まれるイオン成分(
○印・強イオン成分、×印:弱イオン成分)を捕捉し、
回収処理するようになっている。
被処理水の脱塩装置1での処理状態は、第9図(A)〜
(E)に示すように表わされる。
(E)に示すように表わされる。
■;脱塩装置1への通水初期には、東9図(A)に示す
ようにイオン交換樹脂で強イオン成分と弱イオン成分を
両方とも捕捉し、8口水(処理水)の導電率、不純イオ
ン成分濃度は所定値以下の適性状態に保たれる。その際
、イオン交換樹脂の選択吸着特性から、イオン交換樹脂
層内では、入口側に強イオン成分、出口側に弱イオン成
分が捕捉されるようになる。
ようにイオン交換樹脂で強イオン成分と弱イオン成分を
両方とも捕捉し、8口水(処理水)の導電率、不純イオ
ン成分濃度は所定値以下の適性状態に保たれる。その際
、イオン交換樹脂の選択吸着特性から、イオン交換樹脂
層内では、入口側に強イオン成分、出口側に弱イオン成
分が捕捉されるようになる。
01通水を継続するに伴い、強イオン成分と弱イオン成
分がイオン交換樹脂の捕捉能力限度(イオン交換容量)
に達し、これ以降は第9図(B)に示すように弱イオン
成分は捕捉できずに出口水に流出する一方、強イオン成
分の捕捉に伴って捕捉されていた弱イオン成分も放出さ
れていくようになる。
分がイオン交換樹脂の捕捉能力限度(イオン交換容量)
に達し、これ以降は第9図(B)に示すように弱イオン
成分は捕捉できずに出口水に流出する一方、強イオン成
分の捕捉に伴って捕捉されていた弱イオン成分も放出さ
れていくようになる。
この場合には、出口水は、強イオン成分は含まないため
導電率は低く保たれるか、弱イオン成分の不純物を含む
ようになる。
導電率は低く保たれるか、弱イオン成分の不純物を含む
ようになる。
■;第9図(C)に示す通水後期を経て脱塩装置1への
通水をさらに継続していくと、第9図(D)に示すよう
に、強イオン成分がイオン交換容量に達し、これ以降は
第9図(E)に示すように、強イオン成分も捕捉できず
に出口水に流出するようになり、出口水は導電率、不純
イオン成分濃度ともに所定値を満足できなくなる。
通水をさらに継続していくと、第9図(D)に示すよう
に、強イオン成分がイオン交換容量に達し、これ以降は
第9図(E)に示すように、強イオン成分も捕捉できず
に出口水に流出するようになり、出口水は導電率、不純
イオン成分濃度ともに所定値を満足できなくなる。
脱塩装置1は脱塩処理により上述した■〜■のイオン成
分捕捉挙動が存在する。従来の脱塩装置1では出口水の
導電率を管理基準としてイオン交換樹脂の交換あるいは
薬液再生を行なっていたたため、強イオン成分が第9図
(D’)に示すイオン交換容量に達するまて脱塩処理を
続けることとなり、弱イオン成分はたれ流しの状態であ
った。
分捕捉挙動が存在する。従来の脱塩装置1では出口水の
導電率を管理基準としてイオン交換樹脂の交換あるいは
薬液再生を行なっていたたため、強イオン成分が第9図
(D’)に示すイオン交換容量に達するまて脱塩処理を
続けることとなり、弱イオン成分はたれ流しの状態であ
った。
一方近年では、原子力発電所内水質向上の観点からこれ
ら弱イオン成分も着目されるようになり、この弱イオン
成分の出口水中の濃度も管理基準とされるようになって
きた。
ら弱イオン成分も着目されるようになり、この弱イオン
成分の出口水中の濃度も管理基準とされるようになって
きた。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、最近の脱塩装置1では被処理水の脱塩処理によ
り、弱イオン成分は、前述の通り早期にイオン流出が始
まることから、第9図(B)に示すように、結果的に通
水期間が短縮され、イオン交換樹脂の交換あるいは薬液
再生の頻度が大幅に増加し、使用されるイオン交換樹脂
や薬液量か増加し、結果的に二次廃棄物量の増大を招い
ていた。
り、弱イオン成分は、前述の通り早期にイオン流出が始
まることから、第9図(B)に示すように、結果的に通
水期間が短縮され、イオン交換樹脂の交換あるいは薬液
再生の頻度が大幅に増加し、使用されるイオン交換樹脂
や薬液量か増加し、結果的に二次廃棄物量の増大を招い
ていた。
本発明は、前述した事情を考慮してなされたもので、弱
イオン成分についても効率的に処理できる原子力発電所
の脱塩装置を提供することを目的とする。
イオン成分についても効率的に処理できる原子力発電所
の脱塩装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、使用されるイオン交換樹脂や薬液
量を減らして二次廃棄物量を減少させた原子力発電所の
脱塩装置を提供するにある。
量を減らして二次廃棄物量を減少させた原子力発電所の
脱塩装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段)
本発明に係る原子力発電所の脱塩装置は、上述した課題
を解決するために、請求項1に記載したように、原子炉
冷却材浄化系等の水処理系統に脱塩装置を設け、この脱
塩装置は内部にイオン交換樹脂を備えて被処理水を脱塩
処理するようにした原子力発電所の脱塩装置において、
イオン交換樹脂の再生時に、前記脱塩装置に温水を案内
するイオン交換樹脂再生手段を設けたものである。
を解決するために、請求項1に記載したように、原子炉
冷却材浄化系等の水処理系統に脱塩装置を設け、この脱
塩装置は内部にイオン交換樹脂を備えて被処理水を脱塩
処理するようにした原子力発電所の脱塩装置において、
イオン交換樹脂の再生時に、前記脱塩装置に温水を案内
するイオン交換樹脂再生手段を設けたものである。
(作用)
この原子力発電所の脱塩装置は、原子炉冷却材浄化系、
腹水浄化系等の水処理系統に脱塩装置を設け、この脱塩
装置に備えられるイオン交換樹脂で被処理水に含まれる
イオン成分を除去する脱塩処理を行なう一方、イオン交
換樹脂の再生時に脱塩装置内に温水を通水させてイオン
交換樹脂に捕捉されたイオン成分を取り除き、イオン交
換樹脂の交換頻度あるいは薬液再生頻度を減らし、二次
廃棄物発生量を低減させたものである。
腹水浄化系等の水処理系統に脱塩装置を設け、この脱塩
装置に備えられるイオン交換樹脂で被処理水に含まれる
イオン成分を除去する脱塩処理を行なう一方、イオン交
換樹脂の再生時に脱塩装置内に温水を通水させてイオン
交換樹脂に捕捉されたイオン成分を取り除き、イオン交
換樹脂の交換頻度あるいは薬液再生頻度を減らし、二次
廃棄物発生量を低減させたものである。
(実施例)
以下、本発明に係る原子力発電所の脱塩装置の実施例を
添付図面を参照して説明する。
添付図面を参照して説明する。
本発明は軽水炉としての例えば沸騰水型原子力発電所(
BWR原子力発電所)の原子炉冷却材浄化系、原子炉復
水給水系、燃料プール冷却浄化系および放射性液体廃棄
物処理系等の水処理系統に設置される。第1図は水処理
系統10に脱塩装置としての脱塩塔11を設けたもので
あり、この脱塩塔11内にイオン交換樹脂を備え、この
イオン交換樹脂で被処理水(原液)を脱塩処理してイオ
ン成分を除去するようになっている。
BWR原子力発電所)の原子炉冷却材浄化系、原子炉復
水給水系、燃料プール冷却浄化系および放射性液体廃棄
物処理系等の水処理系統に設置される。第1図は水処理
系統10に脱塩装置としての脱塩塔11を設けたもので
あり、この脱塩塔11内にイオン交換樹脂を備え、この
イオン交換樹脂で被処理水(原液)を脱塩処理してイオ
ン成分を除去するようになっている。
脱塩塔11への入口管13の大口弁14が備えられる一
方、そのa口管15に出口弁16が設けられている。入
口管13の大口弁14の下流側に温水供給管17が接続
される。温水供給管17は供給弁18が備えられており
、図示しない原子炉水やタービン系ヒータドレン水等の
温水がイオン交換樹脂再生時に脱塩塔11に供給される
ようになっている。脱塩塔11内に通水された温水の温
廃液にはイオン不純物が含まれるために、ドレン管19
を通って放射性液体廃棄物処理系(図示せず)にドレン
される。このドレン管19は出口管15の途中から分岐
され、その途中にドレン弁20が備えられており、前記
温水供給管17、脱塩塔11およびドレン管19により
、イオン交換樹脂再生手段(再生系統)22が構成され
る。
方、そのa口管15に出口弁16が設けられている。入
口管13の大口弁14の下流側に温水供給管17が接続
される。温水供給管17は供給弁18が備えられており
、図示しない原子炉水やタービン系ヒータドレン水等の
温水がイオン交換樹脂再生時に脱塩塔11に供給される
ようになっている。脱塩塔11内に通水された温水の温
廃液にはイオン不純物が含まれるために、ドレン管19
を通って放射性液体廃棄物処理系(図示せず)にドレン
される。このドレン管19は出口管15の途中から分岐
され、その途中にドレン弁20が備えられており、前記
温水供給管17、脱塩塔11およびドレン管19により
、イオン交換樹脂再生手段(再生系統)22が構成され
る。
ところで、一般のイオン交換樹脂では、イオン交換能力
は通水温度に依存しており、通水温度が高い程イオン交
換容量が減ることが知られている。
は通水温度に依存しており、通水温度が高い程イオン交
換容量が減ることが知られている。
この原子力発電所の脱塩装置は、イオン交換樹脂のこの
温度依存性を利用し、ブレーク(イオン交換樹脂の捕捉
能力限度)に近付いたイオン交換樹脂に温水を通水して
一時的にイオン交換容量を低下させることで、それまで
捕捉していたイオン成分の一部を放出させるという熱再
生方法を適用するものである。
温度依存性を利用し、ブレーク(イオン交換樹脂の捕捉
能力限度)に近付いたイオン交換樹脂に温水を通水して
一時的にイオン交換容量を低下させることで、それまで
捕捉していたイオン成分の一部を放出させるという熱再
生方法を適用するものである。
本再生方式は、使用済樹脂や再生廃液といった二次廃棄
物が発生しないことが特徴であり、またイオン交換樹脂
の選択性から、イオン交換樹脂へ捕捉されにくいシリカ
等の弱イオン成分を選択的に除去可能である。したがっ
て、弱イオン成分濃度も管理基準としている最近の原子
力発電プラントでは、この再生方式の適用にによりイオ
ン交換樹脂の交換あるいは薬液再生の頻度を減らし、二
次廃棄物量を低減することが可能である。
物が発生しないことが特徴であり、またイオン交換樹脂
の選択性から、イオン交換樹脂へ捕捉されにくいシリカ
等の弱イオン成分を選択的に除去可能である。したがっ
て、弱イオン成分濃度も管理基準としている最近の原子
力発電プラントでは、この再生方式の適用にによりイオ
ン交換樹脂の交換あるいは薬液再生の頻度を減らし、二
次廃棄物量を低減することが可能である。
この原子力発電所の脱塩装置11による被処理水の脱塩
処理は、第2図および第3図(A)〜(F)で示すよう
に行なわれる。第2図は脱塩装置11の原理を示すもの
である。この原理図においてHは、脱塩装置11の内部
に備えられるイオン交換樹脂層の高さを、■はイオン交
換樹脂によるイオン交換容量をそれぞれ表わしており、
入口管13から供給される被処理水に含まれるイオン成
分(O印・ナトリウムイオンや硫酸イオン等の強イオン
成分、×印ニジリカイオン等の弱イオン成分)は脱塩装
置11内のイオン交換樹脂を通る際にこのイオン交換樹
脂により捕捉されて、回収される。
処理は、第2図および第3図(A)〜(F)で示すよう
に行なわれる。第2図は脱塩装置11の原理を示すもの
である。この原理図においてHは、脱塩装置11の内部
に備えられるイオン交換樹脂層の高さを、■はイオン交
換樹脂によるイオン交換容量をそれぞれ表わしており、
入口管13から供給される被処理水に含まれるイオン成
分(O印・ナトリウムイオンや硫酸イオン等の強イオン
成分、×印ニジリカイオン等の弱イオン成分)は脱塩装
置11内のイオン交換樹脂を通る際にこのイオン交換樹
脂により捕捉されて、回収される。
■、脱塩装置11への通水初期には、第3図(A)に示
すようにイオン交換樹脂で強イオン成分(O印)と弱イ
オン成分(×印)を両方とも捕捉し、回収処理されるの
で、出口水(処理水)の導電率、不純物イオン成分濃度
は所定値以下の適性状態に保たれる。
すようにイオン交換樹脂で強イオン成分(O印)と弱イ
オン成分(×印)を両方とも捕捉し、回収処理されるの
で、出口水(処理水)の導電率、不純物イオン成分濃度
は所定値以下の適性状態に保たれる。
■;通水を継続するに伴い、強イオン成分と弱イオン成
分が第3図(B)に示すように、イオン交換容量に達し
、弱イオン成分がブレークする。
分が第3図(B)に示すように、イオン交換容量に達し
、弱イオン成分がブレークする。
■、この場合、脱塩処理を一時中断してイオン交換樹脂
再生手段22から第3図(C)に示すように、温水を通
水する。この温水通水による温度上昇に伴いイオン交換
樹脂の交換容量が見掛上域るため、これまで捕捉してい
たイオン成分を保持できなくなる。
再生手段22から第3図(C)に示すように、温水を通
水する。この温水通水による温度上昇に伴いイオン交換
樹脂の交換容量が見掛上域るため、これまで捕捉してい
たイオン成分を保持できなくなる。
この結果、捕捉イオン成分を放出することとなるが、こ
のときにはイオン交換樹脂の選択性により弱イオン成分
が選択的に放出される。
のときにはイオン交換樹脂の選択性により弱イオン成分
が選択的に放出される。
01次に熱再生を完了(第3図(D)の状態)して被処
理水の通水を再開すると、第3図(E)に示すように、
イオン交換樹脂の温度の低下に伴いイオン交換容量が元
のレベルへ復帰する。
理水の通水を再開すると、第3図(E)に示すように、
イオン交換樹脂の温度の低下に伴いイオン交換容量が元
のレベルへ復帰する。
その結果、熱再生により除去されたイオン分のイオン交
換容量だけ、脱塩処理を継続することかできる。
換容量だけ、脱塩処理を継続することかできる。
■;その後、熱再生により得られたイオン交換容量に達
し、第3図(F)に示すように弱イオン成分がブレーク
し始めると、再び脱塩処理を中断して温水を通水し、今
まで捕捉していたイオン成分を除去してイオン交換樹脂
を再生したり、あるいはイオン交換樹脂の交換が行なわ
れる。
し、第3図(F)に示すように弱イオン成分がブレーク
し始めると、再び脱塩処理を中断して温水を通水し、今
まで捕捉していたイオン成分を除去してイオン交換樹脂
を再生したり、あるいはイオン交換樹脂の交換が行なわ
れる。
なお本発明で使用される温水はイオン交換樹脂の劣化温
度以下であれば高いほどよく、60℃〜90℃の範囲で
適宜選択される。
度以下であれば高いほどよく、60℃〜90℃の範囲で
適宜選択される。
第4図は、原子力発電所の脱塩装置の第2実施例を示す
系統図である。第1図と同一部材には同一符号を付して
説明を省略する。
系統図である。第1図と同一部材には同一符号を付して
説明を省略する。
この実施例に示されたものは、脱塩塔11の入口管13
にイオン交換樹脂再生手段23を構成する加熱器24を
備え、この加熱器24で入口管13を案内される被処理
水を所要時に加熱し、温水としたものである。
にイオン交換樹脂再生手段23を構成する加熱器24を
備え、この加熱器24で入口管13を案内される被処理
水を所要時に加熱し、温水としたものである。
加熱器24は加熱管25を通して送られる蒸気または温
水(原子炉水やタービン系ヒータドレン水)と熱交換し
て被処理水を加熱し、加熱された温水を利用してイオン
交換樹脂の熱再生化を行なうようになっている。イオン
交換樹脂の熱再生化に寄与した温廃水は、第1図に示す
ものと同様ドレン管19より排水される。加熱管25の
供給側には弁26が備えられている。
水(原子炉水やタービン系ヒータドレン水)と熱交換し
て被処理水を加熱し、加熱された温水を利用してイオン
交換樹脂の熱再生化を行なうようになっている。イオン
交換樹脂の熱再生化に寄与した温廃水は、第1図に示す
ものと同様ドレン管19より排水される。加熱管25の
供給側には弁26が備えられている。
第4図の脱塩装置における脱塩処理は、第1図に示す場
合と同様である。
合と同様である。
第5図は、原子力発電所の脱塩装置の第3実施例を示す
系統図である。この実施例に示されたものは、濾過脱塩
装置11Aのように循環ライン30を有する脱塩装置で
ある。濾過脱塩装置11Aは粉末状のイオン交換樹脂を
フィルタエレメント等にプリコートして使用するもので
あり、待機中の粉末イオン交換樹脂の保持のために循環
ライン30とホールディングポンプ31が備えられてい
る。
系統図である。この実施例に示されたものは、濾過脱塩
装置11Aのように循環ライン30を有する脱塩装置で
ある。濾過脱塩装置11Aは粉末状のイオン交換樹脂を
フィルタエレメント等にプリコートして使用するもので
あり、待機中の粉末イオン交換樹脂の保持のために循環
ライン30とホールディングポンプ31が備えられてい
る。
ホールディングポンプ31の下流側には冷却器32か設
けられ、この冷却器32で循環運転中のホールディング
ポンプ31のジュール熱による循環系内の昇温を防止し
ている。冷却器32は脱塩処理時には循環水を冷却する
ため冷却管33内を流れる冷却水と熱交換される。冷却
管33には供給弁34が付設されており、この供給弁3
4を閉塞することにより、循環ライン30を循環する被
処理水の温度が上昇する。
けられ、この冷却器32で循環運転中のホールディング
ポンプ31のジュール熱による循環系内の昇温を防止し
ている。冷却器32は脱塩処理時には循環水を冷却する
ため冷却管33内を流れる冷却水と熱交換される。冷却
管33には供給弁34が付設されており、この供給弁3
4を閉塞することにより、循環ライン30を循環する被
処理水の温度が上昇する。
このため、第5図に示す脱塩装置においては、冷却器3
2、冷却管33、供給弁34、循環ライン30、ドレン
管19がイオン交換樹脂再生手段35として機能する。
2、冷却管33、供給弁34、循環ライン30、ドレン
管19がイオン交換樹脂再生手段35として機能する。
なお、循環ライン30にも弁36.36が設けられてい
る。
る。
第5図に示す脱塩装置において、イオン交換樹脂の熱再
生は、冷却器32へ冷却水を供給する冷却管33を閉止
し、冷却能力を無くして循環運転を行ない、循環系内を
昇温して脱塩塔11Bに温水を通水する。また、熱再生
完了後の循環系内温排水はドレン管19より排水する。
生は、冷却器32へ冷却水を供給する冷却管33を閉止
し、冷却能力を無くして循環運転を行ない、循環系内を
昇温して脱塩塔11Bに温水を通水する。また、熱再生
完了後の循環系内温排水はドレン管19より排水する。
この実施例は、温排水の発生量を少なくできることを特
徴とし、またホールディングポンプ31の容量が小さく
昇温か不十分な場合には、第1図および第4図のような
温水供給管または加熱器を組み合せることも可能である
。
徴とし、またホールディングポンプ31の容量が小さく
昇温か不十分な場合には、第1図および第4図のような
温水供給管または加熱器を組み合せることも可能である
。
第6図は原子力発電所の脱塩装置を原子炉冷却材浄化系
に適用した第4実施例を示すものである。
に適用した第4実施例を示すものである。
原子炉冷却材浄化系38は、原子炉39から導いた原子
炉水を脱塩装置である原子炉冷却材浄化濾過脱塩塔11
Cで浄化処理して原子炉39へ戻す循環系統であり、濾
過脱塩塔11Cでの炉水温度を下げるために、再生熱交
換器40と非再生熱交換器41が設けられている。符号
42は原子炉冷却材浄化ポンプである。
炉水を脱塩装置である原子炉冷却材浄化濾過脱塩塔11
Cで浄化処理して原子炉39へ戻す循環系統であり、濾
過脱塩塔11Cでの炉水温度を下げるために、再生熱交
換器40と非再生熱交換器41が設けられている。符号
42は原子炉冷却材浄化ポンプである。
前記非再生熱交換器41は冷却管43内を流れる冷却水
と熱交換して原子炉水を冷却し、炉水温度を下げるよう
になっている。冷却管43には弁44が備えられており
、この冷却管43や非再生熱交換器41がイオン交換樹
脂再生手段45として機能する。
と熱交換して原子炉水を冷却し、炉水温度を下げるよう
になっている。冷却管43には弁44が備えられており
、この冷却管43や非再生熱交換器41がイオン交換樹
脂再生手段45として機能する。
しかして、原子炉冷却材浄化系38の冷却材浄化濾過脱
塩塔11C内に収容されたイオン交換樹脂の熱再生は、
非再生熱交換器41へ冷却水を供給している冷却管43
上の弁44の絞り込みもしくは閉止により非再生熱交換
器41での冷却を減らして原子炉炉水を昇温させ、この
炉水を、濾過脱塩塔11Cへ通水して行なう。また温排
水はブローダウンライン46により放射性廃棄物処理系
へ排水する。
塩塔11C内に収容されたイオン交換樹脂の熱再生は、
非再生熱交換器41へ冷却水を供給している冷却管43
上の弁44の絞り込みもしくは閉止により非再生熱交換
器41での冷却を減らして原子炉炉水を昇温させ、この
炉水を、濾過脱塩塔11Cへ通水して行なう。また温排
水はブローダウンライン46により放射性廃棄物処理系
へ排水する。
第7図は原子力発電所の脱塩装置を原子炉復水給水系の
復水浄化に適用した第5実施例を示す。
復水浄化に適用した第5実施例を示す。
この原子力発電プラントは、原子炉39で発生した蒸気
を主蒸気系48を通して蒸気タービン49に供給して蒸
気タービンを駆動した後、復水器50に案内して凝縮さ
せ、復水にしている。この復水は原子炉復水給水系51
を通して再び原子炉39に戻すようになっている。原子
炉復水給水系51には、復水器50で凝縮された復水を
処理する復水浄化装置52と、処理された復水を復水ポ
ンプ53で昇圧した後、加熱する低圧給水加熱器54お
よび高圧給水加熱器55とが設けられており、加熱され
た給水は給水ポンプ56により原子炉に供給される。復
水浄化装置52には脱塩装置が単独で設けられたものや
、濾過脱塩装置と脱塩装置を組み合せたもの等の種々の
構成がある。
を主蒸気系48を通して蒸気タービン49に供給して蒸
気タービンを駆動した後、復水器50に案内して凝縮さ
せ、復水にしている。この復水は原子炉復水給水系51
を通して再び原子炉39に戻すようになっている。原子
炉復水給水系51には、復水器50で凝縮された復水を
処理する復水浄化装置52と、処理された復水を復水ポ
ンプ53で昇圧した後、加熱する低圧給水加熱器54お
よび高圧給水加熱器55とが設けられており、加熱され
た給水は給水ポンプ56により原子炉に供給される。復
水浄化装置52には脱塩装置が単独で設けられたものや
、濾過脱塩装置と脱塩装置を組み合せたもの等の種々の
構成がある。
この原子炉復水給水系51の復水浄化装置52に備えら
れるイオン交換樹脂の熱再生は、イオン交換樹脂再生手
段57により行なわれる。この再生手段57は高圧給水
加熱器55および低圧給水加熱器54を加熱したタービ
ン抽気58のヒータドレンをヒータドレンポンプ59に
よりドレン配管60を経て復水浄化装置52に供給され
るように構成したものである。
れるイオン交換樹脂の熱再生は、イオン交換樹脂再生手
段57により行なわれる。この再生手段57は高圧給水
加熱器55および低圧給水加熱器54を加熱したタービ
ン抽気58のヒータドレンをヒータドレンポンプ59に
よりドレン配管60を経て復水浄化装置52に供給され
るように構成したものである。
しかして、復水浄化装置52に備えられるイオン交換樹
脂の熱再生は、タービン抽気58を低圧給水加熱器54
または高圧給水加熱器55で凝縮させたヒータドレンを
ヒータドレンポンプ59により復水浄化装置52を構成
する濾過脱塩塔または脱塩塔に通水して行なう。また、
温排水は、トレン管61より放射性廃棄物処理系へ排水
する。
脂の熱再生は、タービン抽気58を低圧給水加熱器54
または高圧給水加熱器55で凝縮させたヒータドレンを
ヒータドレンポンプ59により復水浄化装置52を構成
する濾過脱塩塔または脱塩塔に通水して行なう。また、
温排水は、トレン管61より放射性廃棄物処理系へ排水
する。
なお、本発明の実施例では、原子力発電所の脱塩装置を
原子炉冷却材浄化系や原子炉復水給水系に適用した例を
示したが、この脱塩装置は、他に燃料プール冷却浄化系
や放射性液体排気物処理系にも適用でき、さらに軽水炉
や高速炉の水処理系統にも適用することができる。
原子炉冷却材浄化系や原子炉復水給水系に適用した例を
示したが、この脱塩装置は、他に燃料プール冷却浄化系
や放射性液体排気物処理系にも適用でき、さらに軽水炉
や高速炉の水処理系統にも適用することができる。
以上に述べたように本発明に係る原子力発電所の脱塩装
置においては、原子炉冷却材浄化系等の水処理系統に脱
塩装置を設け、この脱塩装置に備えられるイオン交換樹
脂で被処理水に含まれるイオン成分を除去する脱塩処理
を行なう一方、イオン交換樹脂の再生時にイオン交換樹
脂再生手段により温水を脱塩装置に案内するようにした
ので、案内される温水によりイオン交換樹脂に捕捉され
たイオン成分を取り除くことができ、その分、イオン交
換樹脂の活性化を図ることが可能となるので、イオン交
換樹脂の交換頻度あるいは薬液再生頻度を減らすことが
でき、二次廃棄物発生量を大幅に低減させることができ
る。
置においては、原子炉冷却材浄化系等の水処理系統に脱
塩装置を設け、この脱塩装置に備えられるイオン交換樹
脂で被処理水に含まれるイオン成分を除去する脱塩処理
を行なう一方、イオン交換樹脂の再生時にイオン交換樹
脂再生手段により温水を脱塩装置に案内するようにした
ので、案内される温水によりイオン交換樹脂に捕捉され
たイオン成分を取り除くことができ、その分、イオン交
換樹脂の活性化を図ることが可能となるので、イオン交
換樹脂の交換頻度あるいは薬液再生頻度を減らすことが
でき、二次廃棄物発生量を大幅に低減させることができ
る。
第1図は本発明に係る原子力発電所の脱塩装置の一実施
例を示す系統図、第2図は原子力発電所の脱塩装置での
脱塩処理作用を説明する原理図、第3図(A)〜(F)
は本発明による脱塩装置での処理状態をそれぞれ示す説
明図、第4図ないし第7図は原子力発電所の脱塩装置の
第2実施例から第5実施例をそれぞれ示す系統図、策8
図は従来の原子力発電所の脱塩装置における脱塩処理の
原理を示す原理図、第9図(A)〜(E)は従来の脱塩
装置での処理状態をそれぞれ示す説明図である。 10・・・水処理系統、11.IIA、IIB。 11C・・・脱塩塔(脱塩装置)、13・・・入口管、
14・・・入口弁、15・・・8口管、16・・・8口
弁、17・・・温水供給管、18・・・供給弁、19・
・・ドレン管、20・・・ドレン弁、22.23,35
.45.57・・・イオン交換樹脂再生手段、24・・
・加熱器、25・・・加熱管、26・・・弁、30・・
・循環ライン、31・・・ホールディングポンプ、32
・・・冷却器、33・・・冷却管、38・・・原子炉冷
却材浄化系、39・・・原子炉、40・・・再生熱交換
器、41・・・非再生熱交換器、43・・・冷却管、4
8・・・生蒸気系、49・・・蒸気タービン、50・・
・復水器、51・・・原子炉復水給水系、52・・・復
水浄化装置、54.55・・・給水加熱器、59・・・
ヒータドレンポンプ、60・・・ドレン配管、61・・
・ドレン管。 出願人代理人 波 多 野 久第2ta 第3wR 1114図 第5図
例を示す系統図、第2図は原子力発電所の脱塩装置での
脱塩処理作用を説明する原理図、第3図(A)〜(F)
は本発明による脱塩装置での処理状態をそれぞれ示す説
明図、第4図ないし第7図は原子力発電所の脱塩装置の
第2実施例から第5実施例をそれぞれ示す系統図、策8
図は従来の原子力発電所の脱塩装置における脱塩処理の
原理を示す原理図、第9図(A)〜(E)は従来の脱塩
装置での処理状態をそれぞれ示す説明図である。 10・・・水処理系統、11.IIA、IIB。 11C・・・脱塩塔(脱塩装置)、13・・・入口管、
14・・・入口弁、15・・・8口管、16・・・8口
弁、17・・・温水供給管、18・・・供給弁、19・
・・ドレン管、20・・・ドレン弁、22.23,35
.45.57・・・イオン交換樹脂再生手段、24・・
・加熱器、25・・・加熱管、26・・・弁、30・・
・循環ライン、31・・・ホールディングポンプ、32
・・・冷却器、33・・・冷却管、38・・・原子炉冷
却材浄化系、39・・・原子炉、40・・・再生熱交換
器、41・・・非再生熱交換器、43・・・冷却管、4
8・・・生蒸気系、49・・・蒸気タービン、50・・
・復水器、51・・・原子炉復水給水系、52・・・復
水浄化装置、54.55・・・給水加熱器、59・・・
ヒータドレンポンプ、60・・・ドレン配管、61・・
・ドレン管。 出願人代理人 波 多 野 久第2ta 第3wR 1114図 第5図
Claims (1)
- 原子炉冷却材浄化系等の水処理系統に脱塩装置を設け
、この脱塩装置は内部にイオン交換樹脂を備えて被処理
水を脱塩処理するようにした原子力発電所の脱塩装置に
おいて、イオン交換樹脂の再生時に、前記脱塩装置に温
水を案内するイオン交換樹脂再生手段を設けたことを特
徴とする原子力発電所の脱塩装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2336739A JP2892827B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 原子力発電所の脱塩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2336739A JP2892827B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 原子力発電所の脱塩装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04204296A true JPH04204296A (ja) | 1992-07-24 |
JP2892827B2 JP2892827B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18302277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2336739A Expired - Fee Related JP2892827B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 原子力発電所の脱塩装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892827B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169723A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 復水脱塩装置 |
JP2014202552A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | 中部電力株式会社 | 原子炉冷却材浄化系のシリカ除去方法及びシリカ吸着量の推定方法 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2336739A patent/JP2892827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169723A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 復水脱塩装置 |
JP2014202552A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | 中部電力株式会社 | 原子炉冷却材浄化系のシリカ除去方法及びシリカ吸着量の推定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2892827B2 (ja) | 1999-05-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |