JP3219741B2 - 復水処理システムおよび復水処理方法 - Google Patents

復水処理システムおよび復水処理方法

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JP3219741B2 JP06456699A JP6456699A JP3219741B2 JP 3219741 B2 JP3219741 B2 JP 3219741B2 JP 06456699 A JP06456699 A JP 06456699A JP 6456699 A JP6456699 A JP 6456699A JP 3219741 B2 JP3219741 B2 JP 3219741B2
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧水型原子力発
電所の2次系における復水処理システムおよび復水処理
方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧水型原子力発電所では、原子炉から
熱を取り出す1次系と、蒸気を発生させてタービンを回
す2次系とが蒸気発生器を介して分離されている。2次
系においては、蒸気発生器で1次系の高温、高圧水との
熱交換により高圧の蒸気を発生させ、発生した蒸気によ
りタービンを駆動して発電を行った後、蒸気を復水器で
冷却して復水となし、この復水を蒸気発生器に戻すよう
にしている。
【0003】このような復水還流系においては、復水中
の鉄クラッドやイオン不純物を除去する目的で、復水脱
塩装置が設置されている。復水脱塩装置は、通常、イオ
ン交換樹脂を充填した復水脱塩塔を複数並設した構成を
有する。また、蒸気発生器では系内に持ち込まれた塩類
等の不純物および腐食生成物が濃縮されるため、蒸気発
生器内部の腐食の問題や蒸気発生器の伝熱管への腐食生
成物の付着の問題が発生することがある。伝熱管への腐
食生成物の付着は伝熱性能の低下をもたらすばかりでな
く、伝熱管の腐食破損の原因ともなる。そのため、蒸気
発生器内の水を一部ブローダウンし、このブローダウン
水を復水器に導入し、復水と混合されたブローダウン水
を復水脱塩装置に通して脱塩処理し、しかる後、蒸気発
生器に戻すようにしていた。また、蒸気発生器への鉄ク
ラッドの持ち込みを抑制するため、AVT処理、すなわ
ちアンモニアを添加して蒸気発生器への給水のpHを
9.2程度に保ち、更にヒドラジンを添加して還元性雰
囲気に保つことで鉄の溶出を抑制する処理が行われてい
る。
【0004】したがって従来の復水処理系は、一般に、
たとえば図10に示すように構成されている。図10に
示すシステムにおいては、発電機101を駆動するター
ビン102で使用された蒸気は復水器103で冷却さ
れ、復水器103からの復水が復水ポンプ104により
復水脱塩装置105に送られて脱塩処理され、復水脱塩
装置105出口でアンモニア及びヒドラジンを再び添加
し、脱気器106、給水加熱器107等を通して蒸気発
生器108に戻される。蒸気発生器108からの蒸気が
蒸気供給ライン109を通してタービン102に送られ
るとともに、ブローダウン水がブローダウン水供給ライ
ン110を介して復水器103に導入される。
【0005】近年、加圧水型原子力発電所の2次系の鉄
クラッド濃度を更に低減することが計画されており、鉄
クラッド低減方法として、従来より高濃度のアンモニア
を添加して水質を例えばpH9.8〜10.0程度の高
pHにする運用が計画されている。すなわち、蒸気発生
器の伝熱管に付着する腐食生成物は、2次系の機器およ
び配管内表面から発生し、復水中に微量存在するクラッ
ドが殆どであり、このクラッドとしては大部分が鉄酸化
物(鉄クラッド)であることから、鉄酸化物の発生を防
止するために2次系の水を高pHに調整して運転する方
法である。
【0006】これを更に説明すると、アンモニアを添加
して鉄酸化物の生成を抑制する方法では、アンモニアの
気液分配率が1以上であるため液相中のアンモニア濃度
が小さくなることから、アンモニアの添加量を相当上げ
なければ現実に鉄酸化物の生成を抑制することができな
いことが判っており、そのため上述の如くpHを9.8
〜10.0程度に上げることが計画されている。そして
このような高アンモニア濃度による高pH運用では、復
水脱塩装置の入口のイオン濃度が高くなるため、復水の
全量を復水脱塩装置で処理することが困難になる。つま
り、復水脱塩装置のイオン交換樹脂の再生頻度が高くな
りすぎ、現実的な運用が困難になる。また、アンモニア
の代わりに、アンモニアより気液分配率が小さいモノエ
タノールアミン等の代替アミンを添加することによって
液相中のpHを高くし、鉄酸化物の生成を抑制すること
も計画されているが、モノエタノールアミンによる処理
においても、廃液処理の観点から、再生頻度を極力低減
することが望まれ、やはり復水の全量を復水脱塩装置で
処理することは困難である。
【0007】このような実情に鑑み、とくに高pH運用
を行おうとするプラントにおいては、複数の復水脱塩塔
が並設された復水脱塩装置に対し、復水を全量バイパス
させる方法や、一部の復水のみ復水脱塩装置で処理し残
りをバイパスさせて復水脱塩装置への負荷を小さくする
復水部分処理による方法が計画されている。
【0008】このような計画に見合うシステムとして、
先に本出願人により、復水を復水脱塩装置を通さずに蒸
気発生器に戻すバイパス路を設けた復水処理システムが
提案されている(特願平9−218028号)。この提
案では、さらに、蒸気発生器からのブローダウン水を電
気式脱イオン装置等の処理装置で処理することも記載さ
れている。
【0009】したがって、上記本出願人による提案技術
まで含めた、従来計画されている復水処理システムは、
たとえば図11に示すようになる。図11においては、
蒸気発生器111で発生した蒸気により高圧タービン1
12が駆動され、使用された蒸気が湿分分離加熱器11
3を通して復水器114に送られて冷却される。復水器
114からの復水は、復水ポンプ115により蒸気発生
器111へと戻されるが、通常運転時には、バイパス弁
116を開き、復水脱塩装置入口弁117、出口弁11
8を閉じて、復水脱塩塔119を並設した復水脱塩装置
120をバイパスさせて、たとえば復水ブースターポン
プ121、低圧給水加熱器122、脱気器123、給水
ポンプ124、高圧給水加熱器125を通して蒸気発生
器111へ戻される。あるいは、一部の復水脱塩塔11
9の入口弁126、出口弁127を開いて、復水部分処
理を行うこともできるようになっている。そして従来か
らも、各復水脱塩塔119に対して出口弁128、循環
ポンプ129を備えた循環ライン130が設けられてい
るが、この従来の循環ライン130は、とくに樹脂再生
後の浄化運転のために設けられているものである。さら
に、蒸気発生器111からの復水器114へのブローダ
ウン水供給ライン131には、ブローダウン水処理装置
132(たとえば、電気式脱イオン装置)を設けること
も計画されている。
【0010】ところが、図11に示したようなシステム
においても、未だ次のような問題が残されている。
【0011】復水の全量バイパス運転または復水の部分
処理を実施する場合にも、復水器の冷却に用いている海
水のリークが発生した場合や、何らかの原因で復水の水
質が低下した場合には、速やかに、バイパスを中止して
復水を全量脱塩処理する必要が生じる。図11に示した
ようなシステムでは、このような復水全量処理への切替
を速やかに行うことが困難である。
【0012】すなわち、停止している復水脱塩塔に全量
通水するためには、それぞれの塔出口における水質を確
認してから通水する必要がある。通水までの工程の一例
を示すと、塔満水確認→ブロー洗浄→復水器回収ブロー
(脱気)→循環洗浄→通水となる。これをそれぞれの復
水脱塩塔について実施することになるため、復水全量処
理を行うまでに長時間を必要とし、緊急時の対応が困難
である。
【0013】そこでこのような問題に対し、未だ出願未
公開の段階ではあるが、先に本出願人により、さらに、
図11における循環ポンプ129に加え、復水器からの
復水をバイパス運転している際に、復水脱塩塔の全塔を
必要な通水流速で循環通水することが可能なリサイクル
ポンプを設けるシステム構成が提案されている(特願平
10−343137号)。この提案では、さらに、蒸気
発生器のブローダウン水を復水脱塩装置の入口側に供給
し、復水脱塩装置を用いて蒸気発生器ブローダウン水を
処理する構成も提案されている。すなわち、この提案ま
で含めた現在計画中の加圧水型原子力発電所における復
水処理システムは、通常時には、復水の全量を復水脱塩
装置をバイパスさせ、リサイクルポンプを用いて全復水
脱塩塔に対して循環運転を行って海水リーク時等に対し
緊急使用が可能なように待機させておくとともに、復水
脱塩装置を用いて蒸気発生器ブローダウン水の処理を同
時に行うシステムである。循環ポンプは、再生後の復水
脱塩塔の浄化運転のために使用される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような現在計画
中の復水処理システムにおいては、復水脱塩塔を常時循
環させるためのリサイクルポンプと、復水脱塩塔再生後
の浄化運転を行うための循環ポンプが設置されるが、こ
れらのポンプについては、故障時等の非常時に対処が可
能なように、予備機を各々設置することが必要とされて
いる。したがって、これら予備機を設けた状態で、現在
計画中のシステムにおける通常運転時の状態を示すと、
図12に示すようになる。つまり、図12に示すよう
に、リサイクルポンプ133、循環ポンプ129に対し
各々予備機133a、予備機129aが設けられること
になる。通常時は、復水器114からの復水は復水脱塩
装置120をバイパスされるとともに、全復水脱塩塔1
19に対しリサイクルポンプ133により循環運転さ
れ、蒸気発生器ブローダウン水の通水処理が行われる。
【0015】しかし、このように予備機133a、12
9aを設置すると、それらの使用頻度が少ないにもかか
わらず、システム全体として大幅なコスト増大を招く。
【0016】そこで本発明の課題は、これら予備機の削
除を可能とすることにより、現在計画中の復水処理シス
テムの大幅なコスト低減をはかり、同時に効率の良い復
水処理運用を達成することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明の復水処理システムは、加圧水型原子力発電
所における復水器からの復水を、復水脱塩塔を複数並設
した復水脱塩装置を通して蒸気発生器に戻す復水脱塩路
と、復水脱塩装置をバイパスして蒸気発生器に戻すバイ
パス路とが並列に接続されているとともに、前記復水脱
塩装置に複数の復水脱塩塔を同時に循環運転可能なリサ
イクルポンプと、少なくとも復水脱塩塔一塔の再生後の
浄化運転が可能な全塔共通の循環ポンプとが、相互に予
備機として使用可能に設けられていることを特徴とする
ものからなる。
【0018】この復水処理システムにおいては、蒸気発
生器のブローダウン水を前記復水脱塩装置の入口側に供
給するラインが設けられている構成とすることもでき
る。リサイクルポンプと循環ポンプの入口側経路は、復
水脱塩塔からの循環水の行先をいずれかのポンプに切り
替え可能に、ライン、弁が構成、設置されている。
【0019】また、本発明に係る復水処理方法は、加圧
水型原子力発電所における復水器からの復水を、通常運
転時には復水脱塩塔を複数並設した復水脱塩装置をバイ
パスして蒸気発生器に戻し、復水の脱塩処理が必要な時
にのみ復水脱塩装置を通して蒸気発生器に戻し、前記通
常運転時にはリサイクルポンプにより複数の復水脱塩塔
を同時に循環運転し、いずれかの復水脱塩塔を再生する
時にはその復水脱塩塔再生後に全塔共通に設けられた循
環ポンプにより浄化運転し、かつ、前記リサイクルポン
プおよび循環ポンプのいずれか一方が稼働不能に陥った
時に他方を稼働不能に陥ったポンプの予備機として使用
することを特徴とする方法からなる。
【0020】この復水処理方法においては、蒸気発生器
のブローダウン水を復水脱塩装置の入口側に供給するこ
ともでき、復水脱塩装置を用いて蒸気発生器ブローダウ
ン水を処理することができる。
【0021】この復水処理方法では、より具体的には、
たとえば循環ポンプが稼働不能に陥った時、リサイクル
ポンプによる全復水脱塩塔の循環運転を停止して蒸気発
生器ブローダウン水を少なくとも一塔の限定通水に切り
替え、再生すべき復水脱塩塔の再生後に待機していたリ
サイクルポンプによりその復水脱塩塔を循環洗浄し、該
循環洗浄後にその復水脱塩塔に蒸気発生器ブローダウン
水を通水するとともにそれまで通水していた他の復水脱
塩塔への通水を停止し、循環ポンプ復旧後に、リサイク
ルポンプによる全復水脱塩塔の循環運転に戻すようにす
る。
【0022】また、たとえばリサイクルポンプが稼働不
能に陥った時、循環ポンプによる全復水脱塩塔の循環運
転に切り替え、再生すべき復水脱塩塔については他塔か
ら隔離して再生を行い、再生後に隔離を解除して循環ポ
ンプによりその復水脱塩塔の循環運転を行うとともに全
復水脱塩塔の循環運転を行い、リサイクルポンプ復旧後
に、リサイクルポンプによる全復水脱塩塔の循環運転に
切り替えるようにする。
【0023】上記のような本発明に係る復水処理システ
ムおよび復水処理方法においては、復水をバイパス路を
通して運転しているときに、復水脱塩塔全塔に対してリ
サイクルポンプにより循環運転が可能となり、全塔を、
バイパス運転から復水脱塩装置を通す処理への切替が可
能な状態に待機させておくことができるので、緊急時に
も速やかに復水脱塩装置に通水することが可能となる。
したがって、海水リーク時等への対応を極めて迅速に行
うことができる。
【0024】また、復水全量バイパス運用時には蒸気発
生器のブローダウン水の処理が必要になるが、ブローダ
ウン水を復水脱塩装置の入口側に供給するようにすれ
ば、復水脱塩装置を活用してブローダウン水の脱塩処理
を行うことができるようになり、ブローダウン水処理装
置を新たに設置する必要がなくなる。
【0025】そして、リサイクルポンプと循環ポンプが
相互に予備機として使用可能に構成されているので、現
在計画中のシステムのように各々のポンプに対して予備
機を設置する必要がなくなり、システム全体として大幅
なコスト低減が可能になる。
【0026】この予備機を持たない状態でも、後述の各
運転例に示すように、復水のバイパス運転、緊急時への
対応、蒸気発生器ブローダウン水の処理等に対し、実質
的に全く影響を及ぼすことがないから、極めて効率の良
い復水処理の運用をそのまま維持することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施態様に係る復水処理システムを示している。図1に
おいて、蒸気発生器1で加圧水型原子力発電所の1次系
との間で熱交換が行われて蒸気が発生される。発生した
蒸気により高圧タービン2が駆動され、使用された蒸気
が湿分分離加熱器3を通して復水器4に送られて冷却さ
れる。
【0028】復水器4からの復水は、復水ポンプ5によ
り蒸気発生器1へと戻されるが、通常運転時には、バイ
パス弁6を開き、復水脱塩装置入口弁7、復水脱塩装置
出口弁8を閉じて、複数の復水脱塩塔9を並設した復水
脱塩装置10をバイパスされる。このバイパス路11を
通った復水は、復水還流路12に設けられた復水ブース
ターポンプ13、低圧給水加熱器14、脱気器15、給
水ポンプ16、高圧給水加熱器17を通して蒸気発生器
1へと戻される。あるいは、一部の復水脱塩塔9の入口
弁18、出口弁19を開いて、復水の一部を復水脱塩塔
9で脱塩処理する復水部分処理を行うことも可能であ
る。
【0029】各復水脱塩塔9に対しては、従来から、循
環ライン20を介して、出口弁21、ポンプ出口弁22
を開き循環ポンプ23により、再生後の浄化運転のため
に循環運転を行うことができるようになっており、この
循環ポンプ23は、全復水脱塩塔9に対し共通のポンプ
として設けられている。
【0030】上記循環ポンプ23と並列にリサイクルポ
ンプ24が設けられている。リサイクルポンプ24の出
口側はポンプ出口弁25を介して復水脱塩装置10の入
口側母管26に接続されており、リサイクルポンプ24
の入口側は、ポンプ入口弁27を介して復水脱塩装置1
0の出口側母管28に接続されている。リサイクルポン
プ24と循環ポンプ23との入口側は切替弁29を介し
て連通されており、ポンプ入口弁27および切替弁29
の作動により、出口側母管28からの循環水の行先をリ
サイクルポンプ24と循環ポンプ23とに切り替えるこ
とができるようになっている。
【0031】蒸気発生器1のブローダウン水供給ライン
30は、本実施態様では弁31を介して復水器4へと接
続されているとともに、弁32を介して復水脱塩装置1
0の入口側母管26へと接続されている。このブローダ
ウン水供給ライン30には、図示を省略するが、たとえ
ば、電気式脱イオン装置、またはフィルタと電気式脱イ
オン装置とからなるブローダウン水処理装置が設けられ
ていてもよく、該処理装置によりブローダウン水の浄化
や脱イオン処理が施されるようにしてもよい。
【0032】蒸気発生器1のブローダウン水は、低pH
運用の場合には、復水器4へ供給し、復水器4からの復
水とともに、復水の全量を復水脱塩装置10に通して蒸
気発生器1へと戻す運転が可能であるが、前述の如く高
pH運用の場合には、復水の全量を復水脱塩装置10に
通す際にその処理が困難になることから、復水器4には
戻さず、復水器4からの復水はバイパス路11を通し、
蒸気発生器ブローダウン水は復水脱塩装置10を通して
処理し、処理後のブローダウン水を前記バイパス路11
を通した復水に合流させて蒸気発生器1に戻すようにす
る。
【0033】このように構成された復水処理システムに
おいては、図12に示した現在計画中のシステムに比
べ、循環ポンプ23、リサイクルポンプ24は相互に予
備機として使用可能なように、配管ラインおよび弁が設
けられている。
【0034】上記復水処理システムを用いた復水処理方
法の例について、とくに高pH運用に好適な、蒸気発生
器ブローダウン水を復水脱塩装置10の入口側に供給す
る場合に関して以下に説明する。
【0035】まず通常運転時には、図2に示すように、
復水器4からの復水が全量バイパス路11を通して蒸気
発生器1へと戻され、蒸気発生器1のブローダウン水は
復水脱塩装置10の入口側に供給され、全復水脱塩塔9
に対しリサイクルポンプ24により循環運転が行われる
とともに、復水脱塩装置10により処理されたブローダ
ウン水の量に相当する処理水が、バイパス路11の復水
に合流されて蒸気発生器1へと戻される。復水脱塩塔9
の循環運転により、各復水脱塩塔9は緊急時に備えて常
時待機されていることになり、復水器4における冷却用
海水リーク時等の非常時には、バイパス路11を通して
いた復水の全量が迅速に復水脱塩装置10へと通水され
て脱塩処理される。
【0036】このようなシステムにおいて、たとえば循
環ポンプ23が故障等により稼働不能に陥った場合、そ
の予備機としてリサイクルポンプ24が使用される。す
なわち、循環ポンプ23の故障等が確認された段階で、
図3に示すように、全復水脱塩塔9の循環運転が停止さ
れ、蒸気発生器ブローダウン水を脱塩塔9の一塔限定通
水に切り替えられる。リサイクルポンプ24は停止され
て、いずれかの復水脱塩塔9に再生の必要が生じ(脱塩
塔9内のイオン交換樹脂の再生の必要が生じ)、その再
生後の浄化運転のために待機される。
【0037】そして、上記通水中の復水脱塩塔9の採水
終点(再生の必要が生じる時点)に備え、待機中の復水
脱塩塔9(再生樹脂受入済みの復水脱塩塔)が、図4に
示すように、待機していたリサイクルポンプ24が起動
されて循環洗浄される。
【0038】循環洗浄が終了した復水脱塩塔9は、適切
な時点で、たとえば上記通水中の復水脱塩塔9の採水終
点で、図5に示すようにインサービスとされ(蒸気発生
器ブローダウン水がこの復水脱塩塔に通水され)、今ま
で通水されていた復水脱塩塔9が隔離される。
【0039】循環ポンプ23が復旧するまで、図3〜図
5に示した一連の工程がくり返される。これらの工程の
くり返し中には、復水は通常運転時同様全く問題なくバ
イパス路11を通して蒸気発生器1に戻され、蒸気発生
器ブローダウン水は必ずいずれかの復水脱塩塔9で処理
され、バイパス路11中の復水と合流されて蒸気発生器
1へと戻されるから、通常の円滑な運用、処理が途切れ
ることはない。また、いずれかの復水脱塩塔9に再生の
必要が生じた場合には、再生後の循環運転はリサイクル
ポンプ24を用いて問題なく行われるから、復水脱塩塔
9の再生、再生後のインサービスまでの操作も、問題な
く円滑に行われる。すなわち、循環ポンプ23の予備機
が備えられていなくても、リサイクルポンプ24が完全
に循環ポンプ23故障時の予備機として機能することに
なる。
【0040】循環ポンプ23の復旧後には、図2に示し
た通常の運転状態に戻され、循環ポンプ23は復水脱塩
塔9の再生後の浄化、循環運転用に待機される。
【0041】また、たとえばリサイクルポンプ24が故
障等により稼働不能に陥った場合には、その予備機とし
て循環ポンプ23が使用される。すなわち、リサイクル
ポンプ24の故障等が確認された段階で、図6に示すよ
うに、弁25が閉じられ、弁27、29、22が開かれ
て循環ポンプ23が起動され、該循環ポンプ23を用い
て全復水脱塩塔9が循環運転される。このとき、蒸気発
生器ブローダウン水は復水脱塩装置10の入口側にその
まま供給されている。
【0042】ある復水脱塩塔9が採水終点に至ったら、
図7に示すようにその復水脱塩塔9が隔離され、再生が
行われる。その復水脱塩塔9に再生樹脂が受け入れられ
ると、図8に示すように、上記隔離が解除されて、運転
中の循環ポンプ23を用いて再生後の浄化のための循環
運転が行われる。つまり、全復水脱塩塔9が循環運転状
態とされ、その状態にて同時に上記再生後の復水脱塩塔
9の浄化運転が行われることになる。
【0043】リサイクルポンプ24が復旧するまで、図
6〜図8に示した一連の工程がくり返される。これらの
工程のくり返し中には、復水は通常運転時同様全く問題
なくバイパス路11を通して蒸気発生器1に戻され、蒸
気発生器ブローダウン水は再生の必要が生じた復水脱塩
塔9以外の復水脱塩塔9に常時通水され、それらの復水
脱塩塔9は循環ポンプ23により緊急時に備えて常時循
環運転されるから、通常の円滑な運用、処理が途切れる
ことはない。また、いずれかの復水脱塩塔9に再生の必
要が生じた場合には、他の復水脱塩塔9の循環運転が継
続されつつ、その再生後の復水脱塩塔9の浄化運転が行
われるから、復水脱塩塔9の再生、再生後のインサービ
スまでの操作も、問題なく円滑に行われる。すなわち、
リサイクルポンプ24の予備機が備えられていなくて
も、循環ポンプ23が完全にリサイクルポンプ24故障
時の予備機として機能することになる。
【0044】リサイクルポンプ24の復旧後には、図2
に示した通常の運転状態に戻され、リサイクルポンプ2
4を用いて全復水脱塩塔9の循環運転が行われる。
【0045】なお、上記実施態様は、蒸気発生器ブロー
ダウン水を復水脱塩装置の入口側に供給するラインを有
するものについて説明したが、たとえば低pH運用で、
蒸気発生器ブローダウン水を復水器4に戻すことが可能
な場合には、このラインがない構成にて、たとえば図9
に示すように、とくに弁27、29とそのラインを設け
ることにより、循環ポンプ23とリサイクルポンプ24
を相互に予備機として使用することが可能である。
【0046】図9に示した復水処理システムにおいて
は、たとえば復水の一部をバイパス路11を通し残りを
復水脱塩装置10に通水しているような場合、循環ポン
プ23が故障等により稼働不能に陥った時、図4に示し
たのと同等の運転によりリサイクルポンプ24を特定の
復水脱塩塔9の再生後の循環、浄化運転に使用すること
が可能である。また、リサイクルポンプ24が稼働不能
に陥った時には、図8に示したのと同等の運転により循
環ポンプ23を、全復水脱塩塔9の循環運転に使用しつ
つ特定の復水脱塩塔9の再生後の循環、浄化運転に使用
することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の復水処理
システムおよび復水処理方法によれば、復水のバイパス
運転を可能に構成するとともに、復水脱塩装置に設けた
循環ポンプとリサイクルポンプを相互に予備機として使
用できるようにしたので、各ポンプに対して予備機を設
置する必要がなく、システム全体の大幅なコスト低減を
達成できる。
【0048】また、復水のバイパス運用および復水脱塩
塔の緊急時待機用の循環運転に影響を及ぼすことなく、
循環ポンプやリサイクルポンプの故障等の復帰操作が可
能となるので、常時効率の良い復水処理運用を継続する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る復水処理システムの
機器系統図である。
【図2】図1のシステムにおける通常運転時の状態を示
す機器系統図である。
【図3】図1のシステムの循環ポンプ故障時における一
操作状態を示す機器系統図である。
【図4】図3の次の操作状態を示す機器系統図である。
【図5】図4の次の操作状態を示す機器系統図である。
【図6】図1のシステムのリサイクルポンプ故障時にお
ける一操作状態を示す機器系統図である。
【図7】図6の次の操作状態を示す機器系統図である。
【図8】図7の次の操作状態を示す機器系統図である。
【図9】本発明の別の実施態様に係る復水処理システム
の機器系統図である。
【図10】従来の一般的な復水処理システムの基本構成
を示す機器系統図である。
【図11】現在計画されている復水処理システムの機器
系統図である。
【図12】現在計画されている別の復水処理システムの
機器系統図である。
【符号の説明】
1 蒸気発生器 2 高圧タービン 4 復水器 5 復水ポンプ 6 バイパス弁 7 復水脱塩装置入口弁 8 復水脱塩装置出口弁 9 復水脱塩塔 10 復水脱塩装置 11 バイパス路 18 復水脱塩塔入口弁 19 復水脱塩塔出口弁 20 循環ライン 21 出口弁 22 循環ポンプ出口弁 23 循環ポンプ 24 リサイクルポンプ 25 リサイクルポンプ出口弁 26 入口側復水母管 27 ポンプ入口弁 28 出口側復水母管 29 切替弁 30 ブローダウン水供給ライン 31、32 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G21D 3/00 GDP G21C 19/30 C G21D 1/00 GDPW (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21D 1/02 GDP G21D 1/00 GDP G21D 3/00 GDP

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧水型原子力発電所における復水器か
    らの復水を、復水脱塩塔を複数並設した復水脱塩装置を
    通して蒸気発生器に戻す復水脱塩路と、復水脱塩装置を
    バイパスして蒸気発生器に戻すバイパス路とが並列に接
    続されているとともに、前記復水脱塩装置に複数の復水
    脱塩塔を同時に循環運転可能なリサイクルポンプと、少
    なくとも復水脱塩塔一塔の再生後の浄化運転が可能な全
    塔共通の循環ポンプとが、相互に予備機として使用可能
    に設けられていることを特徴とする復水処理システム。
  2. 【請求項2】 蒸気発生器のブローダウン水を前記復水
    脱塩装置の入口側に供給するラインが設けられている、
    請求項1の復水処理システム。
  3. 【請求項3】 リサイクルポンプと循環ポンプの入口側
    経路が、復水脱塩塔からの循環水の行先をいずれかのポ
    ンプに切り替え可能に構成されている、請求項1または
    2の復水処理システム。
  4. 【請求項4】 加圧水型原子力発電所における復水器か
    らの復水を、通常運転時には復水脱塩塔を複数並設した
    復水脱塩装置をバイパスして蒸気発生器に戻し、復水の
    脱塩処理が必要な時にのみ復水脱塩装置を通して蒸気発
    生器に戻し、前記通常運転時にはリサイクルポンプによ
    り複数の復水脱塩塔を同時に循環運転し、いずれかの復
    水脱塩塔を再生する時にはその復水脱塩塔再生後に全塔
    共通に設けられた循環ポンプにより浄化運転し、かつ、
    前記リサイクルポンプおよび循環ポンプのいずれか一方
    が稼働不能に陥った時に他方を稼働不能に陥ったポンプ
    の予備機として使用することを特徴とする復水処理方
    法。
  5. 【請求項5】 蒸気発生器のブローダウン水を復水脱塩
    装置の入口側に供給する、請求項4の復水処理方法。
  6. 【請求項6】 循環ポンプが稼働不能に陥った時、リサ
    イクルポンプによる全復水脱塩塔の循環運転を停止して
    蒸気発生器ブローダウン水を少なくとも一塔の限定通水
    に切り替え、再生すべき復水脱塩塔の再生後に待機して
    いたリサイクルポンプによりその復水脱塩塔を循環洗浄
    し、該循環洗浄後にその復水脱塩塔に蒸気発生器ブロー
    ダウン水を通水するとともにそれまで通水していた他の
    復水脱塩塔への通水を停止し、循環ポンプ復旧後に、リ
    サイクルポンプによる全復水脱塩塔の循環運転に戻す、
    請求項5の復水処理方法。
  7. 【請求項7】 リサイクルポンプが稼働不能に陥った
    時、循環ポンプによる全復水脱塩塔の循環運転に切り替
    え、再生すべき復水脱塩塔については他塔から隔離して
    再生を行い、再生後に隔離を解除して循環ポンプにより
    その復水脱塩塔の循環運転を行うとともに全復水脱塩塔
    の循環運転を行い、リサイクルポンプ復旧後に、リサイ
    クルポンプによる全復水脱塩塔の循環運転に切り替え
    る、請求項4または5の復水処理方法。
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