JP3017691U - 折りたたみフレーム - Google Patents

折りたたみフレーム

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JP3017691U
JP3017691U JP1995002228U JP222895U JP3017691U JP 3017691 U JP3017691 U JP 3017691U JP 1995002228 U JP1995002228 U JP 1995002228U JP 222895 U JP222895 U JP 222895U JP 3017691 U JP3017691 U JP 3017691U
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正治 寺本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折りたたみ可能に一対のフレーム本体を連結
し、かつその各フレーム本体の安定性を高くすることを
可能にして、カートや棚などに使用することが可能な折
りたたみフレームをうる。 【構成】 逆凹形状に形成したフレーム本体1a,1b の各
対向部で支持部2a,2bが構成され、この支持部2a,2b の
各上端側に固定パイプ5が固定して取付けられて、その
下側にスライドパイプ8がスライド可能に取付けられ、
一対の棒状材11a,11b の中央部を軸着して、ほぼ1本の
棒状に折りたたみかつX字形状に開くことが可能に構成
した伸縮連結材10の棒状材11a,11b の各端部が固定パイ
プ5に軸着され、各他端がスライドパイプ8に軸着され
ている。そして、各スライドパイプ8に設けた取付孔13
に挿入して、支持部2a,2b の表面に接することと、分離
することが可能な円板状の偏心カム15が各スライドパイ
プ8に軸着され、偏心カム15にハンドル15a が突設され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、清掃用具その他の物品を載置し運搬するカートや各種の物品載置用 の棚の構成に使用される折りたたみ可能なフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
各種物品の運搬用などのカートにおいて、そのフレーム本体を折りたたみ可能 に構成したカートとして、例えば、実公平2−3974号公報に開示されたもの が知られている。このカートは、方形に形成された一対のフレーム本体41のそれ ぞれに水平方向で架設状に支持バー42が取付けられて、各支持バー42にスライド 可能なスライド軸受43a が取付けられ、かつ各支持バー42の端部に固定軸受43b が設けられている。そして、重ねた一対の棒状材44a,44b を中心部で互いに軸着 して、ほぼ1本の棒状に重ねて閉じることと、X字形状に開くこととが可能な伸 縮連結材45を構成する。この伸縮連結材45の各棒状材44a,44b の各一端を各スラ イド軸受43a に、各他端が固定軸受43b にそれぞれ軸着して、一対のフレーム本 体41を所定の間隔に開くことと、互いに近接させて折りたたむことが可能に構成 され、各フレーム本体41の下端にキャスター46が取付けられている。このカート は、一対のフレーム本体41を互いに近接させて折りたたむことができるから、運 搬や不使用時の収納などに適している。
【0003】 各種物品を載置保管する棚において、組立と分解が可能な棚も知られている。 この組立と分解が可能な棚は、例えば、棚材の両端を支持する一対のフレーム本 体の上下各端部に連結材を架設状に小ねじなどで取付けて、前記一対のフレーム 本体を組み立てる。そして、各フレーム本体に相対して突設した支持材に棚材の 両端を取付けて組み立てるように構成されている。この棚は分解が可能であるか ら、運搬や保管などが容易である。フレーム本体の下端にキャスターを取付ける ことも行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のカートは、その一対のフレーム本体41を互いに遠くまたは近くなる 方向に移動させるのみで、使用状態にすることと、折りたたむこととが可能であ って、その取扱いを効率よく行うことが可能である。しかし、前記棒状材44a,44 b の一端を支持バー42に設けられたスライド軸受43a に取付けており、支持バー 42とスライド軸受43a には隙間が生じているから、この隙間のために各フレーム 本体41の安定性がやや悪くなる。このフレーム本体41の不安定は、各フレーム本 体41の高さが高くなるに従って大きくなるものであって、一対のフレーム本体41 に棚材を架設して、この棚材に各種の物品を載置すると、その載置物品が不安定 になる課題がある。
【0005】 前記従来の組立式の棚は、組立てたときの安定性は、前記カートに比して高く なるが、組立と分解に要する手間が多くなる課題がある。
【0006】 本考案は、上記のような課題を解決するものであって、前記従来のカートのよ うに折りたたみ可能にフレーム本体を構成し、かつその各フレーム本体の安定性 を高くすることを可能にして、カートや棚などに使用することが可能な折りたた みフレームをうることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の折りたたみフレームは、一対のパイプまたは棒を間隔をおいて平行状 に配置してなるフレーム本体の一対が相対して平行状に立設され、各フレーム本 体に上下方向または水平方向に棒状の支持部が構成されて、この各支持部にスラ イド可能にスライドパイプが取付けられ、2本の棒状材を中心部で軸着して、ほ ぼ1本の棒状に折りたたむことと、X字形状に開くことが可能な伸縮連結材が設 けられ、この伸縮連結材の各棒状材の一端が各支持部の端部に軸着されて、各棒 状材の他端部が各スライドパイプに軸着され、スライドパイプの一部を貫通して 支持部の表面に接する円板状の偏心カムがスライドパイプに軸着されて、その偏 心カムにハンドルが突設され、ハンドルによる偏心カムの回転でスライドパイプ を支持部に固定またはスライド可能にすることができることを特徴とする。
【0008】 本考案の折りたたみフレームは、一対のパイプまたは棒を間隔をおいて平行状 に配置してなるフレーム本体の一対が相対して平行状に立設され、各フレーム本 体の水平方向の一端側に上下方向に棒状の支持部が構成されて、この支持部にス ライド可能にスライドパイプが取付けられ、2本の棒状材を中心部で軸着して、 ほぼ1本の棒状に折りたたむことと、X字形状に開くことが可能な伸縮連結材が 設けられ、この伸縮連結材の各棒状材の一端が支持部の端部に軸着されて、各棒 状材の他端部がスライドパイプに軸着され、一対のフレームに架設状にかつ上方 に折りたたみ可能に棚材が取付けられ、前記スライドパイプの一部を貫通して支 持部の表面に接する円板状の偏心カムがスライドパイプに軸着されて、その偏心 カムにハンドルが突設され、ハンドルによる偏心カムの回転でスライドパイプを 支持部に固定またはスライド可能にすることができることも特徴とする。
【0009】
【作用】
前記折りたたみフレームは、X字形状に開くことを可能に構成した伸縮連結材 で一対のフレーム本体を連結したものであり、伸縮連結材を構成した各棒状材の 回転で各フレーム本体は近くなる方向、または遠くなる方向に移動可能である。 このとき伸縮連結材の各一端は各支持部に軸着されているが、各他端がスライド パイプに軸着されているから、各スライドパイプが各支持部に沿ってスライドし て、各フレーム本体の前記移動を可能にする。そして、ハンドルで偏心カムを回 転させて、軸心からの距離が大きい部分を支持部に圧接させると、支持部にスラ イドパイプがスライド不能に固定される。したがって、一対のフレーム本体を遠 くして組立てた状態で偏心カムを支持部に圧接すると、伸縮連結材とフレーム本 体とが一体状態になってフレーム本体のがたつきがなくなり、フレーム本体の安 定性が高くなる。一方、偏心カムの回転で、支持部からスライドパイプを解放す れば、そのスライドが可能になる。
【0010】 したがって、この折りたたみフレームの各フレーム本体にキャスターを取付け てカートを構成した場合は、偏心カムの操作で各フレーム本体の安定をよくする ことが可能であるから、カートの移動をスムーズにすることができる。また、各 フレーム本体に架設状に棚材を取付けたものは、偏心カムの操作で各フレーム本 体の安定をよくして棚材の振動などを防止することできるから、各種の物品を安 定よく載置できる。
【0011】
【実施例】
本考案の折りたたみフレームの第1実施例を図1〜3に示したカートについて 説明する。図1〜3において、1a,1b はフレーム本体で、これらは鉄パイプを逆 凹形状に折曲して形成されており、その上下方向になった各対向部で4本の支持 部2a,2b を構成している。3a,3b は前記4本の支持部2a,2b の各下端側に水平方 向に架設状に取付けた金属丸棒からなる連結支持材、4は支持部2a,2b の各下端 に取付けたキャスター、5は4本の支持部2a,2b のそれぞれを挿通して、各支持 部2a,2b の上端側に固定された固定パイプで、その側面にブラケット6が突設さ れている。7は各固定パイプ5を支持部2a,2b に固定したロックピン、8は4本 の支持部2a,2b のそれぞれを挿通して、各支持部2a,2b にスライド可能に取付け られたスライドパイプで、その側面にブラケット9が突設されている。
【0012】 10a,10b は一対の伸縮連結材で、これらは帯状の金属板からなる一対の棒状材 11a,11b の長さ方向の中央部を支軸12で互いに回転可能に連結して、ほぼ1本の 棒状に重ねて閉じることと、X字形状に開くことが可能に構成されている。この 伸縮連結材10a,10b を構成した棒状材11a,11b の各一端を、前記各固定パイプ5 のブラケット6に軸着し、かつ棒状材11a,11b の各他端を各スライドパイプ8の ブラケット9に軸着して、フレーム本体1a,1a を互いに相対して平行状に固定パ イプ5とスライドパイプ9を介して伸縮連結材10a,10b で連結している。13は各 スライドパイプ8に、その軸線方向に長く形成した取付孔で、その幅方向の両側 に一対の軸受14が突設されている。15は円板状の偏心カムで、これが前記一対の 軸受14間から取付孔13に挿入されて、軸受14に支持ピン16で偏心させて取付けら れており、この偏心カム15の支持ピン16からの距離が大きい部分が、フレーム本 体1a,1b の支持部2a,2b の表面に圧接可能に構成されている。15a は偏心カム15 に突設したハンドルであって、このハンドル15a で偏心カム15を回転させて、そ の周面一部を支持部2a,2b に圧接させると、支持部2a,2b に対してスライドパイ プ8がスライド不能に固定され、支持部2a,2b から偏心カム15を離間させると、 スライドパイプ8がスライド可能になる。
【0013】 17はフレーム本体1a,1b に架設状に設けた棚材で、これは帯状の金属板からな る支承材18a,18b の各端部を重ねて結合軸19で回転可能に結合し、かつ支承材18 b の結合軸19側の端部に支承材18a の上面に重なる方向に折曲した当接部20を設 け、かつ結合軸19の軸線方向に並んだ複数の支承材18a,18b を架設バー21で連結 して構成されている。そして、フレーム本体1a,1a に設けた連結支持材3a,3b に 支承材18a,18b の各端部を回転可能に取付けている。22は前記のように構成され たカートである。
【0014】 前記カート22を使用状態にするときは、図1に実線で示したように、フレーム 本体1a,1b を互いに遠くなる方向に移動させる。このとき、図2に示した、偏心 カム15のハンドル15a を上方に回転させて、偏心カム15を支持部2a,2b のそれぞ れから分離させている。すると、フレーム本体1a,1b の支持部2a,2b に沿ってス ライドパイプ8のそれぞれが固定パイプ5の方向にスライドし、伸縮連結材10a, 10b の各棒状材11a,11b が上下方向で互いに近くなって、フレーム本体1a,1b が 互いに遠くなる方向に移動する。
【0015】 一方、フレーム本体1a,1b の前記移動に伴って棚材17を構成した支承材18a,18 b が下方に回動して、図1に実線で示したように直線状態になり、かつ支承材18 b の当接部20が支承材18a の上面に重なって、支承材18a,18b に直線状態を維持 させて、前記移動させたフレーム本体1a,1b を固定する。この状態で、図2に示 したように、前記ハンドル15a を下方に回転させて、偏心カム15の周面の一部を 支持部2a,2b に圧接させ、スライドパイプ8のそれぞれを支持部2a,2b に固定し てカート22を組立てる。
【0016】 前記のように組立てたカート22の相対した伸縮連結材10a,10b 間から棚材17に 清掃用具その他の物品を載置して、その物品をでキャスター4で運搬するが、前 記のように、スライドパイプ8のそれぞれを偏心カム15で支持部2a,2b に固定し ている。したがって、カート22の移動時にフレーム本体1a,1b にがたつきが生じ ることがなく、安定よく移動させることが可能である。
【0017】 カート22を使用しないときなどにおいて折りたたむときは、ハンドル15a によ る偏心カム15の回転で支持部2a,2b からスライドパイプ8を解放する。そして、 棚材17の支承材18a,18b を上方に折りたたんでフレーム本体1a,1b を相互に近く なる方向に移動させる。すると、支持部2a,2b に対してスライドパイプ8がキャ スター4側にスライドして、図1に鎖線で示したように、伸縮連結材10a,10b の 棒状材11a,11b が水平方向で互いに近くなって、フレーム本体1a,1b を近くして 折りたたんで、そのかさを小さくすることができる。このように、折りたたんだ 状態で偏心カム15を支持部2a,2b に圧接してスライドパイプ8を固定すれば、フ レーム本体1a,1b が互いに遠くなる方向に移動することを防ぐことができ、折り たたんだカート22の運搬その他の取扱いをスムーズに行うことが可能である。
【0018】 前記第1実施例は、フレーム本体1a,1b おける上下方向になった各対向部で支 持部2a,2b を構成している。しかし、フレーム本体1a,1b に水平方向に設けた連 結支持材3a,3b で前記支持部を構成する。そして、連結支持材3a,3b に前記固定 パイプ5及びスライドパイプ8を取付けて、その固定パイプ5とスライドパイプ 8に、前記従来例のように、伸縮連結材10a,10b を水平方向に架設状に取付ける ことも可能であって、フレームの用途などに対応して、伸縮連結材10a,10b の配 置方向を選択することが可能である。支持部2a,2b に取付ける固定パイプ5とス ライドパイプ8の位置は逆にすることも可能である。伸縮連結材10a,10b を構成 した棒状材11a,11b の端部は、支持部2a,2b に固定した固定パイプ5に軸着して いるが、この棒状材11a,11b の端部は支持部2a,2b に直接軸着することも可能で ある。
【0019】 本考案の折りたたみフレームの第2実施例を図4〜6に示した物品載置用の棚 について説明する。この第2実施例に示した棚は、逆凹形状に金属パイプで形成 したフレーム本体1a,1b の上下方向になった4本の対向部32a,32b における各一 方の対向部32a,32b を支持部2a,2b として、この支持部2a,2b の各上端側に固定 パイプ5が固定して取付けられ、その下側で支持部2a,2b にスライドパイプ8が スライド可能に取付けられている。そして、伸縮連結材10を構成した棒状材11a, 11b の各一端が各固定パイプ5のブラケット6に軸着され、かつ棒状材11a,11b の各他端が各スライドパイプ8のブラケット9に軸着されている。したがって、 フレーム本体1a,1b 間の一側には伸縮連結材10が架設状に存在しているが、他側 に開放した出し入れ部24が形成されている。
【0020】 3a,3b はフレーム本体1a,1b の各対向部32a,32b に架設状に、かつ上下方向に 間隔をおいて複数取付けた金属丸棒からなる連結支持材、17は棚材で、その支承 材18a,18b の各端部を前記連結支持材3a,3b を回転可能に取付けて、棚材17が連 結支持材3a,3b に架設状に複数段取付けられている。25は前記のように構成され た棚である。他の構成は前記第1実施例と同じであるから、同符号を付して示し た。
【0021】 前記棚25を使用状態に組立てるときは、前記第1実施例に示したカートと同様 に、フレーム本体1a,1b を互いに遠くなる方向に移動させ、かつ各棚材17の支承 材18a,18b を直線状態にする。使用状態に組立ててから各スライドパイプ8に設 けたハンドル15a で偏心カム15を回転し、偏心カム15の周面の一部を支持部2a,2 b に圧接して、各スライドパイプ8を支持部2a,2b に固定する。そして、出し入 れ部24から各棚材17に収納物品を載置する。前記のように、偏心カム15をフレー ム本体1a,1b の支持部2a,2b に圧接して、各スライドパイプ8を支持部2a,2b に 固定しているから、収納物品を棚材17に載置またはそれを取出すときなどに、フ レーム本体1a,1b や棚材17にがたつきが生じるおそれがなく、収納物品の取扱い をスムーズに行うことが可能である。
【0022】 組立てた棚25を折りたたむときは、前記偏心カム15の回転で支持部2a,2b を解 放し、スライドパイプ8のスライドを可能にしてから、各棚材17の支承材18a,18 b を上方に折曲し、フレーム本体1a,1b を互いに近くなる方向に移動させて、フ レーム本体1a,1b を近くした状態に折りたたんでかさを小さくする。前記のよう に、組み立てと折りたたみを簡単に行うことが可能であり、不使用時などにおけ る棚25の取扱いが容易である。また、棚材17は折りたたみ可能に構成して、その 両端部をフレーム本体1a,1b に架設した連結支持材3a,3b に取付けているから、 棚材17の取扱いも容易である。この第2実施例の棚25にはキャスター4を取付け ているから、組み立てた状態または折りたたんだときにおける移動をキャスター 4で容易に行うことができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案の折りたたみフレームは、上記のように、フレーム本体に構成した支持 部にスライド可能に設けたスライドパイプに偏心カムを取付けている。そして、 偏心カムの回転で、その周面の一部を前記支持部に圧接して支持部にスライドパ イプを固定、または支持部から偏心カムの周面を分離して、支持部に対してスラ イドパイプをスライドさせることを可能にした。したがって、一対のフレーム本 体を互いに遠くして使用状態にしたときに、前記のように、偏心カムでスライド パイプを支持部に固定すれば、フレーム本体にがたつきなどが生じるおそれがな いから、折りたたみフレームを安定よく使用することが可能である。また、一対 のフレーム本体を近くして折りたたんだときにも、偏心カムでスライドパイプを 支持部に固定すれば各フレーム本体が移動しないから、その運搬その他の取扱い を容易にかつスムーズに行うことが可能である。
【0024】 請求項2の折りたたみフレームは、前記一対のフレーム本体に架設状にかつ上 方に折りたたみ可能に棚材を取付けているから、フレーム本体を使用状態にする と同時に、それらに対して棚材が架設される。そして、一対のフレーム本体を連 結した伸縮連結材は、フレーム本体の一側のみに設けて、他側は開放している。 したがって、この折りたたみフレームは、そのまま棚として使用することが可能 である。そして、前記棚材はフレーム本体に架設状に取付けているから、フレー ム本体を組み立てまたは折りたたむのみであって、棚材を着脱する手間が不要で あり、組み立てと折りたたみを効率よく行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の正面図である。
【図2】第1実施例の一部を断面した要部の拡大側面図
である。
【図3】第1実施例の要部の拡大断平面図である。
【図4】第2実施例の一部を断面した正面図である。
【図5】第2実施例の平面図である。
【図6】第2実施例の要部の拡大側面図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b :フレーム本体、2a,2b :支持部、3a,3b :連結
支持材、5:固定パイプ、8:スライドパイプ、10:伸
縮連結材、11a,11b :棒状材、12:支軸、13:取付孔、
15:偏心カム、15a :ハンドル、17:棚材、18a,18b :
支承材、20:当接部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のパイプまたは棒を間隔をおいて平
    行状に配置してなるフレーム本体の一対が相対して平行
    状に立設され、各フレーム本体に上下方向または水平方
    向に棒状の支持部が構成されて、この各支持部にスライ
    ド可能にスライドパイプが取付けられ、2本の棒状材を
    中心部で軸着して、ほぼ1本の棒状に折りたたむこと
    と、X字形状に開くことが可能な伸縮連結材が設けら
    れ、この伸縮連結材の各棒状材の一端が各支持部の端部
    に軸着されて、各棒状材の他端部が各スライドパイプに
    軸着され、スライドパイプの一部を貫通して支持部の表
    面に接する円板状の偏心カムがスライドパイプに軸着さ
    れて、その偏心カムにハンドルが突設され、ハンドルに
    よる偏心カムの回転でスライドパイプを支持部に固定ま
    たはスライド可能にすることができる折りたたみフレー
    ム。
  2. 【請求項2】 一対のパイプまたは棒を間隔をおいて平
    行状に配置してなるフレーム本体の一対が相対して平行
    状に立設され、各フレーム本体の水平方向の一端側に上
    下方向に棒状の支持部が構成されて、この支持部にスラ
    イド可能にスライドパイプが取付けられ、2本の棒状材
    を中心部で軸着して、ほぼ1本の棒状に折りたたむこと
    と、X字形状に開くことが可能な伸縮連結材が設けら
    れ、この伸縮連結材の各棒状材の一端が支持部の端部に
    軸着されて、各棒状材の他端部がスライドパイプに軸着
    され、一対のフレームに架設状にかつ上方に折りたたみ
    可能に棚材が取付けられ、前記スライドパイプの一部を
    貫通して支持部の表面に接する円板状の偏心カムがスラ
    イドパイプに軸着されて、その偏心カムにハンドルが突
    設され、ハンドルによる偏心カムの回転でスライドパイ
    プを支持部に固定またはスライド可能にすることができ
    る折りたたみフレーム。
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