JP3016494U - 管体の溶接継手 - Google Patents

管体の溶接継手

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JP3016494U
JP3016494U JP1995003900U JP390095U JP3016494U JP 3016494 U JP3016494 U JP 3016494U JP 1995003900 U JP1995003900 U JP 1995003900U JP 390095 U JP390095 U JP 390095U JP 3016494 U JP3016494 U JP 3016494U
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Japan
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pipes
pipe
backing material
tubular body
welded joint
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JP1995003900U
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Inventor
康志 鈴木
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合する管体間の間隔を確実に確保できるを
提供すること。 【構成】 管体と管体を突き合わせ、両管体の接合部を
溶接する管体の溶接継手において、一方の管体10の内
面に先端を先細り状とした裏当て材11を取り付けその
管体10の端部から突出させ、他方の管体20の内面に
受け面211を有するストッパ21を設け、前記裏当て
材11を他方の管体20の開口端へ挿入して管体同士を
突き合わせ、裏当て材11先端を受け面211に当接し
た際、両管体の端部間に所定の間隙が形成されることを
特徴とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼管杭や各種管体を突き合わせて溶着する管体の溶接継手に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋼管の接合は、図4に示すように、接合すべき鋼管A、B間に裏当てリ ングCを介在させて行われていた。 裏当てリングCは、リング体Dの外面に円盤状の保持板Eを突設したものであ る。 リング体Dは、外径を鋼管A、B内径よりやや小さく形成され、その端部を先 細り状となっており、鋼管A、Bに容易に取り付けられるようになっている。 鋼管A、Bの接合方法は、鋼管Aの端部に裏当てリングCを半分だけ嵌め込み 、保持板Eを端部に当接した状態とし、その裏当てリングCの反対側に鋼管Bを 嵌め込み、鋼管A、Bの端部同士を仮溶接した後、突出する保持板Eをハンマー 等で撤去し、本溶接して行う。 接合した鋼管A、Bのルート間隔(鋼管A、B端部同士の間隔)は、保持板E の厚みで設定することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
前記した従来の接合技術にあっては、裏当てリングCにおけるリング体Dへの 保持板E溶接部分が十分に研磨されていないと、鋼管A、Bのルート間隔が保持 板Eの厚さより広くなってしまうという問題があった。
【0004】
【本考案の目的】
本考案は以上の問題を解決するために成されたもので、その目的とするところ は、接合する管体間の間隔を確実に確保できるを提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
即ち本考案は、管体と管体を突き合わせ両管体の接合部を溶接する管体の溶接 継手において、一方の管体の内面に先端を先細り状とした裏当て材を取り付け、 その管体の端部から突出させ、他方の管体の内面に受け面を有するストッパを設 け、前記裏当て材を他方の管体の開口端へ挿入して管体同士を突き合わせ、裏当 て材先端を受け面に当接した際、両管体の端部間に所定の間隙が形成されること を特徴とする、管体の溶接継手である また本考案は、前記記載の管体の溶接継手において、前記裏当て材は、リング 状であることを特徴とする、管体の溶接継手である。 また本考案は、前記記載の管体の溶接継手において、前記ストッパは、リング 状であることを特徴とする、管体の溶接継手である。 更に本考案は、前記記載の管体の溶接継手において、前記ストッパは、他方の 管体の周面を変形させて形成したことを特徴とする、管体の溶接継手である。
【0006】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案の一実施例について説明する。 尚、本実施例にあっては、第二管体20の上端に第一管体10を突き合わせて 溶接する場合について説明する。 <イ>裏当て材(図1) 一方の管体である第一管体10の内面には、裏当て材11が第一管体10開口 端から突出した状態で取り付けられている。 裏当て材11は、その外径が第一管体10内径よりやや小さい寸法を有するリ ング体であり、一方の第一管体10開口端から突出する端部が先細り状となって いる。 ここで裏当て材11端部の先細り状とは、端部の筒径が裏当て材全体の筒径よ り小さく形成されている状態をいう。 この裏当て材11をリング体とすることにより、裏当て材11の突出長L(第 一管体10端面から裏当て材11先端までの距離)を各部均一に設定することが 容易となる。 裏当て材11の取り付けは溶接で行えるが、螺着やその他の方法で取り付けも よい。
【0007】 <ロ>ストッパ 他方の管体である第二管体20の内面には、ストッパ21が取り付けられてい る。 ストッパ21は、管体10、20を突き合わせて接合する際に、第二管体20 開口端へ挿入してくる第一管体10の裏当て材11を所定の位置で止めるための 部材であって、プレート状のものを間欠的に第二管体20内面に固着されている 。 このストッパ21の開口端側には受け面211が形成されており、この受け 面211で裏当て材11先端を受けて、第一管体10の挿入を阻止する構造とな っている。 ストッパ21の突設数は、管体10、20の菅径などに応じて適宜選択すれば よい。 また、ストッパ21の突設位置は、図3のように、第一管体10端面と第二管 体20端面との間、すなわちルート間隔をDとすると、受け面211から第二管 体の端面までの距離を裏当て材11突出長Lからルート間隔Dを引いた寸法(L −D)とすればよい。
【0008】 <ハ>管体の接合 次に管体10、20の接合について説明する。 第一管体10の裏当て材11を先頭にして、ストッパ21を突設した管体20 開口端へ挿入し、管体10、20を突き合わせる。 その時、裏当て材11先端は先細り状であり、第二管体20内径より小径とな っているので、挿入作業が容易に行える。
【0009】 そして、第二管体20内へ裏当て材11が入っていくと、裏当て材11先端が ストッパ21の受け面211に当接して、その挿入が阻止される。 その際、裏当て材11の突出長Lとストッパ21の突設位置(受け面211の 形成位置)を予め設定しておけば、ルート間隔Dが確実に確保される。 その状態で、管体10、20の端部同士を溶接して接合が完了する。
【0010】
【実施例2】 前記管体の溶接継手において、前記ストッパ21は、リング状であってもよい 。 即ち、第二管体20内面にリング状のストッパ21の取り付け、第二管体2 0内面に連続してストッパ21が突設した状態とする。 この場合、ストッパ21の受け面211の位置を各部均一とすることが容易と なる。 つまり、この第二管体20に第一管体10の裏当て材11を挿入した際に、管 体10、20間のルート間隔を全周にわたって均一に形成できる。
【0011】
【実施例3】 前記管体の溶接継手において、前記ストッパ21は第二管体20を変形させて 形成してもよい。 例えば、第二管体20の所定位置に絞り加工することにより第二管体20内面 側に突出部を形成し、この突出部で挿入される裏当て材11を受ける構造として もよい。 その際、突出部を点状に複数設けてもよいし、環状に設けてよい。
【0012】
【実施例4】 前記管体の溶接継手は、鋼管杭の溶接に適用することもできる。 例えば、第一管体10、20を鋼管杭とし、各鋼管杭に前記裏当て材11、ス トッパ21を設けておく。 そして、立設した一方の鋼管杭の上方から他方の鋼管杭を吊り込んで、それら の端部同士を突き合わせれば容易に接続できる。 その際、鋼管杭端部間には、所定のルート間隔が確実に確保される。
【0013】
【実施例5】 前記管体の溶接継手において、前記管体10、20の用途は前記鋼管杭に限ら れるものではなく、その他のものでもよい。 また、前記管体10、20の素材は、鋼製に限られるものではなく、導電性、 非導電性を問わず、溶着できるものであれば適用可能である。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ> 一方の管体から先細り状の裏当て材を突出したので、他方の管体への挿 入が容易に行える。 <ロ> 裏当て材の突出長とストッパの突設位置を予め設定しておけば、管体を 接続するだけで、両管体間に所定のルート間隔を確実に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の溶接継手の説明図
【図2】 管体の接合状態の説明図
【図3】 図2におけるIII の拡大図
【図4】 従来技術の説明図

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体と管体を突き合わせ、両管体の接合
    部を溶接する管体の溶接継手において、 一方の管体の内面に先端を先細り状とした裏当て材を取
    り付け、その管体の端部から突出させ、 他方の管体の内面に受け面を有するストッパを設け、 前記裏当て材を他方の管体の開口端へ挿入して管体同士
    を突き合わせ、裏当て材先端を受け面に当接した際、両
    管体の端部間に所定の間隙が形成されることを特徴とす
    る、 管体の溶接継手
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の管体の溶接継手におい
    て、 前記裏当て材は、リング状であることを特徴とする、 管体の溶接継手。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の管体の溶接継
    手において、 前記ストッパは、リング状であることを特徴とする、 管体の溶接継手。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の管体
    の溶接継手において、 前記ストッパは、他方の管体の
    周面を変形させて形成したことを特徴とする、 管体の
    溶接継手。
JP1995003900U 1995-04-03 1995-04-03 管体の溶接継手 Expired - Lifetime JP3016494U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023023541A (ja) * 2021-08-05 2023-02-16 積水ハウス株式会社 鋼管部材および建築物の沈下矯正方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023023541A (ja) * 2021-08-05 2023-02-16 積水ハウス株式会社 鋼管部材および建築物の沈下矯正方法
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