JP3006379U - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JP3006379U JP3006379U JP1994004505U JP450594U JP3006379U JP 3006379 U JP3006379 U JP 3006379U JP 1994004505 U JP1994004505 U JP 1994004505U JP 450594 U JP450594 U JP 450594U JP 3006379 U JP3006379 U JP 3006379U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flanges
- flange
- pipe
- pipe joint
- taper surface
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- Expired - Lifetime
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 管継手を、コンパクトで漏洩がなく、迅速に
接続作業ができるものとする。 【構成】 管2に、背面がテ−パのフランジ4を鍔出し
により連設し、略半円形の円弧部31にV形溝6をも
ち、該円弧部31の両端に連結部32を突設した締結金具
3の2個を、重ね合わせたフランジ4、4に被嵌し、対
向する連結部32の割り溝7にボルト9を通して締めつ
ける。フランジ4、4はV形溝6で強く均等に加圧され
る。
接続作業ができるものとする。 【構成】 管2に、背面がテ−パのフランジ4を鍔出し
により連設し、略半円形の円弧部31にV形溝6をも
ち、該円弧部31の両端に連結部32を突設した締結金具
3の2個を、重ね合わせたフランジ4、4に被嵌し、対
向する連結部32の割り溝7にボルト9を通して締めつ
ける。フランジ4、4はV形溝6で強く均等に加圧され
る。
Description
【0001】
本考案は、各種の液体又は気体を流通させる管又は器具の端部同士を接続する 管継手に関し、金属製、合成樹脂製、コンクリ−ト製の各種の管や器具に利用で きる。
【0002】
フランジを用いる管継手は、例えばJIS規格B2205等で規定された図8 ,9に示すものが一般的である。図8でaは、ル−ズフランジ型の管継手で、管 bの端にフランジb1が形成され、ボルト孔c1をもつリング状の大径のフランジ cが遊嵌され、フランジb1の接合面dにガスケットd1が添設されて相手フラン ジと接続される。図9の管継手eは、溶接型の管継手で管bにリング状のフラン ジcが溶接部fで直接溶接されている。
【0003】 これらの管継手a,eは、管bの材質、長さ等からあまり制限を受けることは なく作られる利点はあるが、接合面dの半径方向外方にボルト穴c1を設ける必 要があるため、管径D1に比してフランジcの外径D2がかなり大径になり、狭い 空間には配管できない場合がある。
【0004】 また、締結のためのボルトは、4本以上使用し、できるだけ均等に締付けなけ れば漏洩が生じるおそれがあるため、施工能率が悪い上に施工に熟練を要する。
【0005】
本考案は、小型で施工性の良好な管継手を得ることを課題とする。
【0006】
前記課題を解決するための第1の手段は、請求項1に記載したとおり、管又は 器具の管状部に設けたフランジの一対を、ガスケットを介して接合して接続する 管継手において、両フランジの背部に外周側の厚さが薄くなるテ−パ面を設け、 両フランジに被嵌する円弧状の複数の締結金具に、前記テ−パ面に密接する内向 きのV字溝を設けた円弧部と、該円弧部の両端から突出する連結部と、隣接する 連結部同士を接近させて連結する締結部材とを設けたことを特徴とする。
【0007】 また第2の手段は、請求項2に記載したとおり、管又は器具の管状部に設けた フランジの一対を、ガスケットを介して接合して接続する管継手において、一方 のフランジの背部に外周側の厚さが薄くなるテ−パ面を設け、両フランジに被嵌 する円弧状の複数の締結金具に、前記テ−パ面に密接する内向きのV字溝を設け た円弧部と、該円弧部の両端から突出する連結部と、隣接する連結部同士を接近 させて連結する締結部材とを設けたことを特徴とする。
【0008】 更に第3の手段は、請求項3に記載したとおり、請求項1又は2において、フ ランジの背面に該フランジと同心の凹凸条を設けたことを特徴とする。
【0009】
前記請求項1及び2の管継手は、一対のフランジに所定数の締結金具を被嵌し 、その端部の連結部同士を締結部材で締結すると、フランジの背後のテ−パ面が 締結金具のV形溝で均一に加圧されて強固に接続される。
【0010】 また、請求項3の管継手は、フランジ背面の凹凸条がV形溝の表面に圧着され て摩擦力が増大し、締結したのち相互にずれることが防止される。
【0011】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1〜3において1は管継 手、2はその管、3は締結金具で、該管2の端部にフランジ4が鍔出し加工で形 成されており、該フランジ4は、中心線に直角の接合面41と、外周側が薄肉に なる背部のテ−パ面42とを備え、該テ−パ面42には、好ましくは管2と同心の 凹凸条43が設けられる。このフランジ4の鍔出し加工は、例えば本出願人の出 願に係る特開平5−228540号に示される装置により行なうことができる。 図中5はガスケットである。
【0012】 締結金具3は、半円弧に近い長さの円弧部31と、その両端から外方へ突出す る連結部32をもち、円弧部31の内周側に内向きのV形溝6が設けられ、ガスケ ット5を介設した前記フランジ4、4に被嵌するようにされている。
【0013】 前記連結部32には、図2に示す割り溝7とリンクピン孔8が設けられており 、図4の状態から両金具をフランジ4、4に被嵌し、図3に示すように両側の割 り溝7のに締結部材としてのボルト9を挿通してナット91を締付けると、V形 溝6がフランジ4のテ−パ面42を押して接合面41、ガスケット6に強力な圧力 を作用させて両フランジ4、4を結合する。連結部32の端部にはボルト止め突 起33が突設され、ボルト6が外方へ脱出するのを防止している。該ボルト止め 突起33はボルト、ナット用の座ぐりにより形成することができる。
【0014】 前記リンクピン孔8は、ボルト9の一方を省略してリンク結合するためのもの で、図5に示すように、一方の上下の連結部32の割り溝7に、締結部材として のめがね形のリンク10を挿入し、リンクピン11、11をリンクピン孔8に挿 入することにより連結し、他方の上下の連結部32をボルト9、ナット91で締め つけることによりフランジ4、4を連結することができる。
【0015】 次に図6は、主として大口径用の連結手段を示し、3個の締結金具3を用い、 3個所の連結部分のうち2個所をリンク10とリンクピン11により連結し、1 個所のみをボルト9で連結したもので、大口径にもかかわらず迅速に接続作業を することができる。
【0016】 以上、フランジ4、4の両方にテ−パ面をもつ例について説明したが、相手フ ランジにテ−パ面がない場合は、図7に示すように一方の面を垂直面61とした V形溝6をもつ締結金具を用いることができる。
【0017】
以上の説明から明らかなように、請求項1又は2の考案によれば、テ−パ面を もつフランジを締結金具のV形溝で加圧するから、加圧が均等かつ強力に行われ て漏洩が生じるおそれがない。
【0018】 また、締結金具の連結部の1個所又は2個所で連結作業を行なえばよいので、 管の接続作業を迅速に済ませることができる。
【0019】 更に、締結金具の大部分を形成する円弧部は、管径に比してあまり大径ではな いから、継手がコンパクトに形成され、狭い場所へ配管することが可能になる利 点を有する。
【図1】 フランジ部の断面図
【図2】 継手の一実施例の一部断面図
【図3】 同上正面図
【図4】 組立て方法説明図
【図5】 他の方法説明図
【図6】 継手の他の実施例の正面図
【図7】 更に他の実施例の断面図
【図8】 従来例の断面図
【図9】 他の従来例の断面図
2 管 3 締結金具 31 円弧部 32 連結部 4 フランジ 41 接合面 42 テーパ面 43 凹凸条 6 V字溝 7 割り溝 8 リンクピン孔 9 ボルト(締結部
材) 10 リンク(締結部材) 11 リンクピン
材) 10 リンク(締結部材) 11 リンクピン
Claims (3)
- 【請求項1】 管又は器具の管状部に設けたフランジの
一対を、ガスケットを介して接合して接続する管継手に
おいて、両フランジの背部に外周側の厚さが薄くなるテ
−パ面を設け、両フランジに被嵌する円弧状の複数の締
結金具に、前記テ−パ面に密接する内向きのV字溝を設
けた円弧部と、該円弧部の両端から突出する連結部と、
隣接する連結部同士を接近させて連結する締結部材とを
設けたことを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 管又は器具の管状部に設けたフランジの
一対を、ガスケットを介して接合して接続する管継手に
おいて、一方のフランジの背部に外周側の厚さが薄くな
るテ−パ面を設け、両フランジに被嵌する円弧状の複数
の締結金具に、前記テ−パ面に密接する内向きのV字溝
を設けた円弧部と、該円弧部の両端から突出する連結部
と、隣接する連結部同士を接近させて連結する締結部材
とを設けたことを特徴とする管継手。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、フランジの背
面に該フランジと同心の凹凸条を設けたことを特徴とす
る管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004505U JP3006379U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004505U JP3006379U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006379U true JP3006379U (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=43142246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004505U Expired - Lifetime JP3006379U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006379U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005040660A1 (ja) * | 2003-10-29 | 2005-05-06 | Wakayama Nokyo Foods Industry Co., Ltd. | 配管の連結構造 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP1994004505U patent/JP3006379U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005040660A1 (ja) * | 2003-10-29 | 2005-05-06 | Wakayama Nokyo Foods Industry Co., Ltd. | 配管の連結構造 |
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