JP3016401U - 水溶性クーラントの自動補給装置 - Google Patents

水溶性クーラントの自動補給装置

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JP3016401U
JP3016401U JP1995004340U JP434095U JP3016401U JP 3016401 U JP3016401 U JP 3016401U JP 1995004340 U JP1995004340 U JP 1995004340U JP 434095 U JP434095 U JP 434095U JP 3016401 U JP3016401 U JP 3016401U
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JP
Japan
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coolant
tank
stock solution
control valve
water
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995004340U
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English (en)
Inventor
峰男 石川
忠 杉保
Original Assignee
株式会社シイエヌケイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】複数の加工母機からの要求に応じてクーラント
希釈用タンクよりクーラントを自動供給することによ
り,希釈クーラント作成の面倒さを解消し,かつ希釈濃
度のバラ付きによる加工上のトラブルを未然に防止す
る。 【構成】クーラント希釈用タンク1の上に希釈濃度の容
量割合に注入出来るクーラント原液用升タンク4が取り
付けられ,起動サインを受けて,両升タンクに所定量が
満たされ次第,原液をクーラント希釈用タンク1に落下
注入する。又クーラント原液は,タンク1の側面に取り
付けられた,圧力エヤーパイプでエヤーがかけられ,ク
ーラント原液タンク12から,クーラント原液吐出パイ
プで制御弁を介し,クーラント原液用升タンク4に圧送
される。その他各加工母機へ該クーラントを分配補給す
る制御弁群がタンク1上に取り付けられ,これ等の各弁
には各加工母機へ専用配管出来る口金が準備されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
工作機械に使用されるクーラントは,その稼働中に加工熱で蒸発,及び切りく ず,ワークに付着して目減りする。特に最近は加工性が向上したためその現象が 顕著であり,該クーラントの頻繁な補給が必要となってきている。これに対し本 考案の水溶性クーラントの自動補給装置は,常に一定の濃度にクーラントが保た れているので補給での該クーラントによる加工上のトラブルを未然に防止できる 。
【0002】
【従来の技術】
従来は,該クーラントの補給をその都度人手で行なっていたこともあるが,最 近までは図3に示すように,該メインクーラントタンクへの補給水の配管の途中 で,エジェクター式ミキサーを介してクーラントの原液を注入し,混合させて希 釈液を作り,これを複数加工母機へそれぞれ制御弁を介して自動補給していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のエジェクター式ミキサーの該自動補給は,クーラント原液の温度に より該ミキサーの特性が変化してクーラントの希釈濃度が安定しない,従って該 温度に併せてミキサーの調整が必要となり,これの取扱が極めて面倒であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,水溶性クーラント を使用する複数の工作機械に,該クーラントを自動分配補給するタンク装置にあ って,定量検知用フロート式レベルスイッチをクーラント希釈用,及びクーラン トの原液用の各タンクに備えて升タンクとし,この原液用升タンクをクーラント 希釈用タンク上に乗せ,且つ原液用タンクの下部から,下のクーラント希釈用タ ンクへ制御弁を介して連通させ,クーラント希釈用タンク内のクーラントの濃度 を常に一定に保たせる構成を特徴とする水溶性クーラントの自動補給装置である 。
【0005】
【作 用】
本考案の水溶性クーラントの自動補給装置は,クーラント希釈タンクを主体と し,該タンク側面にエヤー加圧式のクーラント原液タンクを備え,同じく該タン ク上クーラント原液用の升タンクが取り付けられている。この両升タンクには, それぞれの上口元に制御弁を介した注入パイプが配管されており,この制御弁は 各タンクに設けられたフロート式レベルスイッチで操作され,又この原液用タン クの下部にはクーラント希釈用タンクへ制御弁を介して連通するパイプが配管さ れている。その他該クーラントを複数母機へ分配する制御弁群が該メインクーラ ントタンク上に取り付けられ,各母機へ専用の配管が出来るようにそれぞれの弁 に口金が準備されている。
【0006】 このような構成の本水溶性クーラントの自動補給装置において,該クーラント 希釈用タンクの該フロート式レベルスイッチから該タンクに補充のサインが出さ れると水用,及びクーラント原液用両升タンクの各上口元の制御弁が開いてそれ ぞれの該升タンクに注入が始まり,各フロート式レベルスイッチのサインで該タ ンク上口元の各制御弁が操作され,各升タンクの定量が確保され,該両升タンク が定量に達すると,原液升タンク下の制御弁が開いて,クーラント希釈用タンク へ落下させ,一定濃度の希釈液として補充する。
【0007】
【実施例】
本考案の,水溶性クーラントの自動補給装置の実施例を図1及び図2に基づい て説明する。 図2において,クーラント希釈用タンク1上には,フロート式レベルスイッチ2 が設けられ,又攪拌機3が取り付けられ,更にクーラント原液用升タンク4が取 り付けられ,フロート式レベルスイッチ5が設けられ,升タンクの上口元には制 御弁6を介したパイプ8が配管されている。 その他クーラント希釈用タンク1の側面には,圧力エヤーパイプ11を挿入した クーラント原液タンク12が補強枠13内に収まり,クーラント原液吐出パイプ 14が先の原液用升タンク4の上口元制御弁6に連結されている。一方クーラン ト希釈用タンク1上のクーラントポンプ16は,各加工母機へクーラントを複数 個の制御弁群17を介して圧送するポンプで,このクーラントポンプ16と制御 弁群17間が弁群手前で分配配管され,制御弁群17の各弁には,各加工母機毎 に専用配管が出来るよう口金が準備されている。又攪拌機3は,クーラント希釈 用タンク1内のクーラントの希釈濃度が常に均等に保たれるように常時運転され ている。
【0008】 このような構成の本水溶性クーラントの自動補給装置において,先ずクーラン ト希釈用タンク1にクーラントの希釈作業起動のサインが出されるとクーラント 希釈用タンク1及びクーラント原液用升タンク4の両升タンクの上口元制御弁6 ,7が開いて水及びクーラント原液か該両升タンク1,4に注入される。そして 各フロート式レベルスイッチ2,5が各升タンク1,4の定量をキャッチし,各 上口元制御弁6,7にサインを出し適宜に注入を停止させ,該両升タンク1,4 が定量に達すると,この原液用タンク下部の制御弁 9を開放して,原液をパイ プ10でクーラント希釈用タンク1内へ落下させ,これを攪拌機3で攪拌し一定 濃度の希釈となった該クーラントを作成する。又補強枠13内に収まっているク ーラント原液タンク12の該原液は,圧力エヤーパイプ11からのエヤー圧がク ーラント原液面15に常時掛けられ,クーラント原液吐出パイプ14で該液が制 御弁6迄圧送され,クーラント原液用升タンク4への注入量がフロート式レベル スイッチ5のキャッチで該制御弁6で操作される。これはエアー圧送の他にポン プによる吸い上げにしてもよい。又各加工母機へのクーラントの自動補給は,該 加工母機からの補給サインで制御弁群17の該当弁が操作され専用配管で該加工 母機へ補給する。尚これ等の自動運転は,クーラント希釈用タンク1に取り付け られた電気制御装置及びこれの操作盤18で行われる。更に本実施例では,クー ラント希釈用タンク1にキャスターが付き適宜の場所に搬設が容易になっている がこの形状に限定するものではなく,適宜な運搬方法を考慮したキャスター無し の形状例えば該クーラント希釈用タンク1にホークリフトのホークが挿入し易い 形状にしてもよい。
【0009】
【考案の効果】
本考案の水溶性クーラントの自動補給装置は,希釈クーラントの作成に当たり ,クーラント原液と希釈水との容量割合いを,希釈水用升タンク,及びクーラン ト原液用升タンクの各専用タンクで決め,この互いの該升タンク内液がその都度 満たされ次第,原液を水タンクに注入希釈されるので,常に一定の希釈濃度のク ーラントを容易に作成することが出来る。そしてこのクーラントを該当加工機械 へ自動補給するので,該クーラントの希釈濃度による加工上のトラブルを未然に 防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の水溶性クーラントの自動補給
装置を示す正面図
【図2】本考案の実施例の水溶性クーラントの自動補給
装置を示す説明図
【図3】従来の水溶性クーラントの自動補給装置を示す
説明図
【符号の説明】
1・・クーラント希釈用タンク 8・・原液用パ
イプ 2・・フロート式レベルスイッチ 9・・原液用パ
イプ下部制御弁 3・・攪拌機 10・・原液用パ
イプ 4・・クーラント原液用升タンク 11・・圧力エヤ
ーパイプ 5・・フロート式レベルスイッチ 12・・クーラン
ト原液パイプ 6,7・・升タンク上口元制御弁 13・・補強
枠 14・・クーラント原液吐出パイプ 31・・クーラ
ント希釈用タンク 15・・クーラント原液面 32・・クーラ
ント原液タンク 16・・クーラントポンプ 33・・エジェ
クター式ミキサー 17・・制御弁群 34・・水供給
用弁 18・・制御操作盤 35・・フロー
ト式レベルスイッチ 36・・制御弁群 37・・クーラントポンプ 38・・電気制御操作盤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性クーラントを使用する複数の工作機
    械に,該クーラントを自動分配補給するタンク装置にお
    いて,定量検知用フロート式レベルスイッチをクーラン
    ト希釈,及びクーラント原液用の各々タンクに備えて升
    タンクとし,この原液升タンクをクーラント希釈用タン
    ク上に乗せ,且つ原液升タンクの下部から,下のクーラ
    ント希釈用タンクへ制御弁を介して連通させ,クーラン
    ト希釈用タンク内のクーラントの濃度を常に一定に保た
    せる構成を特徴とする水溶性クーラントの自動補給装
    置。
JP1995004340U 1995-03-30 1995-03-30 水溶性クーラントの自動補給装置 Expired - Lifetime JP3016401U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069202A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 ニフコプラント株式会社 加工用液剤の希釈装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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