JPH11161343A - 薬液調合装置 - Google Patents

薬液調合装置

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Publication number
JPH11161343A
JPH11161343A JP32650497A JP32650497A JPH11161343A JP H11161343 A JPH11161343 A JP H11161343A JP 32650497 A JP32650497 A JP 32650497A JP 32650497 A JP32650497 A JP 32650497A JP H11161343 A JPH11161343 A JP H11161343A
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JP
Japan
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chemical liquid
chemical
valve
liquid
pure water
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Application number
JP32650497A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Shima
泰正 志摩
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液を調合する際に、調合比率が変化して
も、容易にその変更された調合比率に応じて調合を行え
るようにする。 【解決手段】 この装置は、2種類の薬液、例えば薬液
と純水とを調合する装置であって、薬液及び純水を貯留
する調合用タンク24と、調合用タンク24に薬液を供
給する薬液管路29と、調合用タンク24に純水を供給
する純水管路30と、薬液管路29に設けられた薬液バ
ルブ31と、純水管路30に設けられた純水バルブ32
と、純水バルブ32を通って調合用タンク24に供給さ
れる純水の流量を計測する流量計33と、調合用タンク
24内の薬液及び純水の液面が所定の位置に達したこと
を検出する薬液用フロートセンサ26と、流量計33及
び薬液用フロートセンサ26の測定結果に基づいて薬液
バルブ31及び純水バルブ32を開閉制御する制御部7
0とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液調合装置、特
に、第1薬液供給源及び第2薬液供給源から供給される
第1及び第2薬液を調合する薬液調合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ、液晶表示装置用又はプラ
ズマ表示装置用のガラス角形基板等の各種基板を、複数
の処理槽を搬送しながら処理する基板処理装置が従来よ
り提供されている。この種の装置は、主に、基板表面に
対してエッチングや現像等の薬液処理を行う薬液処理部
と、薬液処理された基板を水洗する水洗処理部と、水洗
処理された基板を乾燥する乾燥処理部とを有している。
【0003】このような基板処理装置における薬液処理
部では、薬液タンクに貯留された薬液をポンプで処理槽
内の薬液ノズルに供給し、この薬液ノズルから基板に薬
液を吐出して処理を行っている。また、処理槽内に落下
した薬液は、戻り管路を介して再び薬液タンクに戻され
る。このように、薬液処理部における薬液は循環して使
用されるが、薬液タンク内の薬液が疲労してくると、新
しい未使用の薬液が薬液タンクに供給される。新しい薬
液は、別に設けられた薬液調合装置によって準備されて
いる。この薬液調合装置は、調合用タンクと、調合用タ
ンクに純水を供給する純水供給部及び薬液を供給する薬
液供給部と、タンク内の調合済みの薬液を薬液処理部の
薬液タンクに供給するポンプとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような薬液調合
装置においては、純水及び薬液の供給量は、それぞれ調
合用タンクに設けられたフロートセンサで確認されるよ
うになっている。例えば、調合用タンクの容量が200
リットルで、薬液を4倍に希釈する場合、純水が150
リットル供給されたことを検出する純水用フロートセン
サと、薬液50リットルが追加されたことを検出する薬
液用フロートセンサ(純水及び薬液がトータルで200
リットル供給されたことを検出するフロートセンサ)と
が設けられる。このようにして、純水:薬液=3:1の
割合でそれぞれを供給して薬液を希釈し、必要に応じて
薬液処理部の薬液タンクに送られる。
【0005】このような従来の装置では、調合比率を変
化させる場合は、純水及び薬液の供給量(液面高さ)を
検出するためのフロートセンサの長さを変更しなければ
ならず、容易に対応することができない。本発明の課題
は、薬液を調合する際に、調合比率が変化しても、容易
にその変更された調合比率に応じて調合を行えるように
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る薬液調合
装置は、第1薬液供給源及び第2薬液供給源から供給さ
れる第1及び第2薬液を調合する装置であって、第1及
び第2薬液を貯留する薬液貯留部と、第1薬液供給源か
ら薬液貯留部へ第1薬液を供給する第1供給路と、第2
薬液供給源から薬液貯留部へ第2薬液を供給する第2供
給路と、第1供給路に設けられた第1薬液バルブと、第
2供給路に設けられた第2薬液バルブと、第1薬液バル
ブを通って薬液貯留部に供給される第1薬液の流量を計
測する流量計と、薬液貯留部内の薬液の液面が所定の位
置に達したことを検出する液面検出手段と、流量計及び
液面検出手段の検出結果に基づいて第1及び第2薬液バ
ルブを開閉制御する制御手段とを備えている。
【0007】この装置では、第1及び第2薬液が、それ
ぞれ第1薬液供給源及び第2薬液供給源から各供給路を
介して薬液貯留部に供給される。この際、第1薬液の流
量は流量計によって計測されている。また、薬液貯留部
では、供給された第1及び第2薬液が所定の液面に達し
たか否かが検出されている。そして、第1薬液の流量計
測結果及び液面高さの検出結果に基づいて、各供給路に
設けられたバルブが開閉制御される。
【0008】ここでは、調合比率が変更された場合、流
量計によって計測される第1薬液の流量に基づいて各バ
ルブを開閉制御すればよい。したがって、調合比率の変
更に際して非常に容易に対応が可能になる。請求項2に
係る薬液調合装置は、請求項1の装置において、制御手
段は、薬液供給開始時は第1薬液バルブを開けるととも
に第2薬液バルブを閉じ、流量計の計測結果があらかじ
め設定された流量値になったときに第1薬液バルブを閉
じるとともに第2薬液バルブを開け、液面検出手段によ
って薬液の液面が所定の位置に達したときに第2薬液バ
ルブを閉じる。
【0009】例えば液面検出手段によって設定された液
面が200リットルに対応しており、第1薬液と第2薬
液とを3:1の調合比率で調合したい場合、第1薬液の
流量を計測しておき、第1薬液の流量が150リットル
になるまで第1薬液バルブのみを開けておく。そして、
第1薬液の流量が150リットルになれば、第1薬液バ
ルブを閉じ、第2薬液バルブを開ける。そして、薬液貯
留部の液面が200リットルに対応する液面になれば、
第2薬液バルブを閉じる。これにより、 (第1薬液150リットル):(第2薬液50リット
ル) の調合比率の薬液を得ることができる。
【0010】このようにして、容易に任意の比率で調合
を行うことができる。請求項3に係る薬液調合装置は、
第1薬液供給源及び第2薬液供給源から供給される第1
及び第2薬液を調合する装置であって、第1及び第2薬
液を貯留する薬液貯留部と、第1薬液供給源から薬液貯
留部へ第1薬液を供給する第1供給路と、第2薬液供給
源から薬液貯留部へ第2薬液を供給する第2供給路と、
第1供給路に設けられた第1薬液バルブと、第2供給路
に設けられた第2薬液バルブと、第1薬液バルブを通っ
て薬液貯留部に供給される第1薬液の流量を計測する第
1流量計と、第2薬液バルブを通って薬液貯留部に供給
される第2薬液の流量を計測する第2流量計と、第1及
び第2流量計の計測結果に基づいて第1及び第2薬液バ
ルブを開閉制御する制御手段とを備えている。
【0011】この装置では、前記同様に、第1薬液及び
第2薬液がそれぞれ薬液貯留部に供給されるが、各薬液
の供給量は対応する流量計によって計測されている。そ
して、その計測結果に基づいて第1薬液バルブ及び第2
薬液バルブが開閉制御される。ここでは、各薬液の流量
が計測され、その結果に基づいてバルブが開閉制御され
るので、薬液貯留部に貯留される薬液の量の多少にかか
わらず容易に任意の比率で薬液を調合することができ
る。
【0012】請求項4に係る薬液調合装置は、請求項1
から3のいずれかの装置において、第1薬液と第2薬液
との調合比率を設定する比率設定手段をさらに備えてい
る。そして、制御手段は、薬液貯留部内における第1薬
液と第2薬液との比率が比率設定手段で設定された設定
値になるように前記第1及び第2薬液バルブを制御す
る。
【0013】この装置では、液面高さがあらかじめ設定
されている場合は、調合比率が設定されれば、制御手段
によって第1薬液をどれだけの量を供給すべきかを演算
し、流量計がその値になったときに各バルブの開閉制御
を行う。また、第1薬液及び第2薬液の両方の薬液の流
量を計測している場合は、設定された調合比率になるよ
うに各薬液の流量を演算し、その値に応じて各バルブの
開閉制御を行う。
【0014】ここでは、調合比率を設定するだけで、容
易に所望の調合処理を行うことができる。なお、本発明
において「薬液」とは、「純水」を含む広い概念であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態によ
る薬液調合装置が採用された基板処理装置の概略構成図
を示す。 [全体構成]この基板処理装置1は、薬液処理部2、水
洗処理部3、及び乾燥処理部4がそれぞれ上流側(図1
の左方)から下流側に向けて相互に隣接しながら直列に
配設されて形成されている。そして、薬液処理部2、水
洗処理部3、及び乾燥処理部4を上流側から下流側に向
けて貫通するように搬送手段5が設けられており、薬液
処理部2に順次送り込まれた基板Wは、搬送手段5によ
って搬送されつつ薬液処理部2、水洗処理部3、及び乾
燥処理部4において処理される。
【0016】[搬送手段]本実施形態においては、搬送
手段5はローラコンベアによって構成されている。ロー
ラコンベアは、基板Wの搬送方向(図1の左方から右方
に向かう方向)に直交する方向に支持軸を有する複数の
ローラ10を有しており、これらの複数のローラ10は
等ピッチで搬送方向に並設されている。そして、この複
数のローラ10は図示しない駆動機構によって同期して
回転させられるようになっている。
【0017】なお、基板Wは、前工程からコンベアある
いはロボット等の上流側引き継ぎ手段を介して薬液処理
部2内のローラ10上に導入され、ついで搬送手段5の
駆動によるローラ10の回転によって、薬液処理部2、
水洗処理部3、及び乾燥処理部4内を搬送される。各処
理が施された基板Wは、乾燥処理部4の下流端からコン
ベアあるいはロボット等からなる下流側引き継ぎ手段を
介して次工程に向けて導出される。
【0018】[薬液処理部]薬液処理部2は、搬送手段
5によって搬送される基板Wに対して薬液を供給して基
板Wを薬液処理するためのものであり、内部に搬送手段
5が敷設された薬液処理槽15と、この薬液処理槽15
内において搬送手段5を挟んで配設された複数の薬液ノ
ズル16と、薬液処理槽15から薬液戻し管路17を介
して排出された薬液を貯留する薬液タンク18と、この
薬液タンク18内の薬液を薬液供給管路19を通して薬
液ノズル16に供給する薬液ポンプ20及び流量制御バ
ルブ21とを有している。また、薬液処理槽15の出口
側近傍にはエアナイフ22が配置されており、水洗処理
部2に向けて搬出される基板Wに付着した薬液を吹き飛
ばすようにしている。
【0019】また、この薬液処理部2には、薬液を所定
の割合に調合して薬液タンク18に供給するための薬液
調合装置23が設けられている。薬液調合装置23は、
図2に示すように、調合用タンク24と、この調合用タ
ンク24に設けられた下限用フロートセンサ25及び薬
液用フロートセンサ26と、調合済み薬液を薬液タンク
18に送る送液管路27及びポンプ28とを有してい
る。なお、下限用フロートセンサ25はポンプ28の保
護用である。また、調合用タンク24には、図示しない
薬液供給源から薬液管路29を介して薬液が、また図示
しない純水供給源から純水管路30を介して純水が供給
されるようになっている。薬液管路29には第1自動バ
ルブ31が設けられ、純水管路30には第2自動バルブ
32及び流量計33が設けられている。流量計33は、
ある流量値を設定可能であり、流量が設定値になったと
きに、後述する制御部に信号を出力して、第2自動バル
ブ32を制御部の制御により閉じさせることが可能なよ
うになっている。
【0020】[水洗処理部]水洗処理部3は、薬液処理
部2から搬送されてきた基板Wを循環水によって水洗処
理する循環水水洗処理部35と、循環水水洗処理部35
で水洗処理された基板Wをさらに新水で水洗処理する新
水水洗処理部36とを有している。 <循環水水洗処理部>循環水水洗処理部35は、内部に
搬送手段5が敷設された水洗処理槽40と、この水洗処
理槽40内に搬送手段5を挟んで上下に配設された複数
の循環水ノズル41と、循環水を貯留する循環水タンク
42と、循環水タンク42の循環水を循環水供給管路4
3を介して循環水ノズル41に供給する循環水ポンプ4
4とを有している。また、循環水供給管路43には、循
環水ポンプ44からの循環水の流量を制御するための流
量制御バルブ45が設けられている。なお、水洗処理槽
40の入口部には、循環水が薬液処理部2側に入り込む
のを防止するためのエアナイフ46が設けられている。
【0021】水洗処理槽40と循環水タンク42との間
には、水洗処理槽40で使用された循環水を循環水タン
ク42に戻すための循環水戻し管路47が設けられてい
る。また、循環水タンク42には、オーバーフローした
循環水を廃棄するための廃棄管路48と、底部の排出口
に接続された排出管路49とが設けられている。排出管
路49にはバルブ50が設けられている。
【0022】<新水水洗処理部>新水水洗処理部36
は、内部に搬送手段5が敷設された水洗処理槽55と、
この水洗処理槽55内に搬送手段5を挟んで上下に配設
された複数の新水ノズル56とを有している。新水ノズ
ル56には、図示しない新水供給部から新水が供給され
るようになっている。また、水洗処理槽55には、水洗
処理槽55で使用された新水を循環水タンク42に導入
するための新水導入管路57が設けられている。
【0023】[乾燥処理部]乾燥処理部4は、水洗処理
部3の新水水洗処理部36から搬出された基板Wを乾燥
するためのものであり、乾燥処理槽60と、この乾燥処
理槽60内の搬送手段5を挟むように設けられたエアー
ナイフ61とを備えている。 [薬液調合装置の制御部]図3に、薬液調合装置23に
関わる制御ブロックを示す。この図に示すように、薬液
調合装置23は、CPU、RAM、ROM等からなるマ
イクロコンピュータを有する制御部70を有している。
なお、この制御部70は、基板処理装置全体の制御を行
う制御部を利用して構成してもよい。
【0024】制御部70には、操作パネル71と、純水
流量を測定する流量計33と、下限用フロートセンサ2
5と、薬液用フロートセンサ26と、薬液タンク側のセ
ンサ72とが接続されている。また、この制御部70に
は、薬液バルブ31と、純水バルブ32と、ポンプ28
とが接続されている。 [全体動作]薬液処理部2では、薬液タンク18内の薬
液が薬液ポンプ20によって薬液ノズル16に供給さ
れ、搬送手段5によって搬送されてきた基板Wに薬液が
吐出される。余った薬液は、薬液処理槽15の底部に自
然落下し、薬液戻し管路17を介して薬液タンク18に
戻される。このように、薬液は循環使用される。そし
て、薬液処理された基板Wは搬送手段5によって循環水
水洗処理部35に搬送される。
【0025】循環水水洗処理部35では、循環水タンク
42の循環水が循環水ポンプ44によって循環水ノズル
41に供給される。したがって、水洗処理槽40内の基
板は循環水によって水洗処理される。使用後の循環水は
循環水戻し管路47を介して循環水タンク42に戻され
る。なお、循環水タンク42には新水水洗処理部36か
ら使用後の新水が新水導入管路57を介して導入されて
おり、循環水タンク42の水量が多くなってオーバーフ
ローした循環水は廃棄管路48を介して廃棄される。ま
た新水水洗処理部36では、新水ノズル56に新水が供
給されており、基板Wは新水によって水洗処理される。
【0026】以上のようにして水洗処理された基板W
は、乾燥処理部4においてエアーナイフ61から噴出さ
れるエアによって乾燥処理される。 [薬液処理部での調合動作]薬液処理部2においては薬
液は循環使用されるが、薬液が疲労してくると、薬液タ
ンク18に設けられた排出管路18a及びバルブ18b
を介してかかる薬液全量が排出廃棄され、新たな薬液が
薬液タンク18に供給される。そのために、薬液調合装
置23において、あらかじめ所定の割合で希釈された薬
液が用意される。また、薬液処理の種類が変更されるよ
うな場合にも、別の調合比率の薬液が薬液調合装置23
によって調合されて用意される。
【0027】薬液の調合処理は、図4以降のフローチャ
ートにしたがって行われる。まず図4に示すステップS
1においては調合処理を行うか否かを判断し、ステップ
S2では送液処理を行うか否かを判断する。調合処理の
指示がなされた場合はステップS1からステップS3に
移行する。ステップS3では調合処理を実行する。ま
た、送液処理の指示がなされた場合はステップS2から
ステップS4に移行し、ステップS4において送液処理
を実行する。
【0028】図5に調合処理のフローチャートを示す。
ここでは、まずステップS10において、調合に必要な
純水の量を後述のように認識し、かかる値を設定値とし
て流量計33に設定する。次にステップS11におい
て、薬液バルブ31を閉じるとともに純水バルブ32を
開ける。これにより、空の状態の調合用タンク24には
純水のみが供給開始される。ステップS12において
は、純水の流量、すなわち調合用タンク24への純水の
供給量が設定値になったか否かを流量計33からの信号
の有無により判断する。純水の流量が設定値になれば、
ステップS12からステップS13に移行する。ステッ
プS13では、純水バルブ32を閉じるとともに薬液バ
ルブ31を開ける。これにより、純水の供給は停止さ
れ、薬液のみが調合用タンク24に供給される。次にス
テップS14においては、薬液用フロートセンサ26が
オンになったか否かを判断する。オンになればステップ
S14からステップS15に移行し、薬液バルブ31を
閉じる。
【0029】例えば、薬液用フロートセンサ26の位置
が調合用タンク24内の容量の200リットルの位置に
設定されており、薬液を4倍に希釈する場合は、調合に
必要な純水の量は調合後の薬液200リットルに対して
150リットルであるから、かかる値を必要純水量とし
て認識し、ステップS10において流量計33の設定値
を150リットルに設定する。すると、調合用タンク2
4に純水が150リットル供給されるまでは純水バルブ
32のみが開いており、純水が150リットル供給され
ると純水バルブ32が閉じられるとともに薬液バルブ3
1が開けられ、合計で200リットルになれば薬液フロ
ートセンサ26がオンになって薬液の供給が停止され
る。このようにして、4倍に希釈された薬液が得られ
る。
【0030】図6に送液処理のフローチャートを示す。
ここでは、まずステップS20においてポンプ28が駆
動され、調合用タンク24内の調合済みの薬液が薬液タ
ンク18に供給される。ステップS21では下限用フロ
ートセンサ25がオンしたか否かを判断し、またステッ
プS22では薬液タンク側から供給停止の指示が送出さ
れてきたか否かを判断する。下限用フロートセンサ25
がオンになるか、あるいは薬液タンク18側から供給停
止の指示が送出されてきた場合は、ステップS21又は
ステップS22からステップS23に移行し、ポンプ2
8を停止する。なお、調合用タンク24の容量は、薬液
タンク18と略同一の容量を有し、調合用タンク24内
の薬液ほぼ全量で薬液タンク18を満たし得る大きさと
されている。また、調合用タンク24内に薬液を残した
状態でポンプ28による薬液タンク18への送液を停止
した場合には、次回の調合時には、かかる残量を考慮し
た上で純水の必要量を認識設定するが、下限用フロート
センサ25がオンする際の残量は次回の調合の調合比率
に対して無視できる程度の値とすることが望ましい。
【0031】以上のような処理により、任意の濃度の薬
液を容易に調合することができる。また、流量計が1個
ですむので低コストである。 [他の実施形態] (a)図7に薬液調合装置の他の実施形態を示す。この
実施形態では、薬液管路29及び純水管路30のそれぞ
れに、自動バルブ31,32と流量計80,33が設け
られている。他の構成は前記実施形態と同様である。
【0032】ここでは、各流量計80,33にそれぞれ
任意の流量を設定することができ、流量がその設定値に
達したか否かによって各対応するバルブ31,32の開
閉を制御できる。したがって、フロートセンサを用いる
ことなく、広い容量範囲で同濃度の薬液を調合すること
ができる。(b)図8にさらに他の実施形態による調合
処理のフローチャートを示す。
【0033】ここでは、制御部70に接続された操作パ
ネル71から、オペレータは調合比率を設定することが
可能である。そして、制御部70は、設定された調合比
率に基づいて、図8に示すフローチャートにしたがって
調合処理を行う。なお、この場合の装置構成は、図1及
び図2に示す構成と同様である。まず、ステップS30
において、オペレータによって設定された調合比率を認
識する。次にステップS31では、設定された調合比率
に基づいて調合用タンク24に供給すべき純水の流量L
を演算し、かかる値を流量計33に設定値として設定す
る。そして、ステップS32では、薬液バルブ31を閉
じるとともに純水バルブ32を開ける。これにより純水
のみが調合用タンク24に供給される。次にステップS
33では、純水が流量Lだけ供給されたか否かを判断す
る。供給された場合はステップS34に移行する。ステ
ップS34では、純水バルブ32を閉じるとともに薬液
バルブ31を開ける。したがってここでは、薬液のみが
調合用タンク24に供給される。次にステップS35で
は、薬液用フロートセンサ26がオンになったか否かを
判断する。オンになった場合はステップS36に移行
し、薬液バルブ31を閉じる。
【0034】このようにして、調合比率を操作パネル7
1によって設定するだけで、所望の比率の薬液を容易に
得ることができる。 (c)図9にさらに他の実施形態による調合処理のフロ
ーチャートを示す。この実施形態は、装置構成が図7に
示す構成の場合に適用されるものであり、基本的な考え
は図7に示す実施形態と同様である。
【0035】ここでは、ステップS40において、オペ
レータによって設定された調合比率を認識し、ステップ
S41では、設定された調合比率に基づいて調合用タン
ク24に供給すべき純水の流量L1及び薬液の流量L2
を演算し、流量L1の値を流量計33に、流量L2の値
を流量計80に、それぞれ設定値として設定する。そし
て、ステップS42では薬液バルブ31を閉じるととも
に純水バルブ32を開ける。次にステップS43では、
純水が流量L1だけ供給されたか否かを判断し、供給さ
れた場合はステップS44に移行する。ステップS44
では薬液バルブ31を開けるとともに純水バルブ32を
閉じる。次にステップS45では、薬液が流量L2だけ
供給されたか否かを判断する。供給された場合はステッ
プS46に移行し、薬液バルブ31を閉じる。
【0036】このような実施形態においても、操作パネ
ル71から調合比率を設定するだけで、所望の比率の薬
液を容易に得ることができる。 (d)なお、前記各実施形態では、薬液調合装置によっ
て、純水と薬液とを調合する場合を例にとって説明した
が、他の薬液を調合する場合等にも本発明を適用でき
る。また、3種類以上の薬液を所定の比率で調合する際
には、純水管路30、純水バルブ32、流量計33と同
様の薬液供給配管系路を、必要な薬液数だけ図2、図7
の構成に付加することで、同様に本発明を適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明では、複数種類の薬
液を調合する場合に、少なくとも一方の薬液の流量を測
定するとともに、他方の薬液の流量を液面検出手段ある
いは流量計によって測定して所望の調合比率の薬液を得
るようにしたので、調合比率が変更になった場合にも容
易に対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による薬液調合装置が採用
された基板処理装置の概略断面構成図。
【図2】前記薬液調合装置の概略断面構成図。
【図3】前記薬液調合装置の制御ブロック図。
【図4】前記薬液調合装置の制御フローチャート。
【図5】調合処理のフローチャート。
【図6】送液処理のフローチャート。
【図7】本発明の他の実施形態による薬液調合装置の概
略断面構成図。
【図8】本発明のさらに他の実施形態による調合処理の
フローチャート。
【図9】本発明のさらに他の実施形態による調合処理の
フローチャート。
【符号の説明】
23 薬液調合装置 24 調合用タンク 26 薬液用フロートセンサ 29 薬液管路 30 純水管路 31 薬液バルブ 32 純水バルブ 33,80 流量計 70 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1薬液供給源及び第2薬液供給源から供
    給される第1及び第2薬液を調合する薬液調合装置であ
    って、 前記第1及び第2薬液を貯留する薬液貯留部と、 前記第1薬液供給源から前記薬液貯留部へ第1薬液を供
    給する第1供給路と、 前記第2薬液供給源から前記薬液貯留部へ第2薬液を供
    給する第2供給路と、 前記第1供給路に設けられた第1薬液バルブと、 前記第2供給路に設けられた第2薬液バルブと、 前記第1薬液バルブを通って前記薬液貯留部に供給され
    る第1薬液の流量を計測する流量計と、 前記薬液貯留部内の薬液の液面が所定の位置に達したこ
    とを検出する液面検出手段と、 前記流量計及び液面検出手段の検出結果に基づいて前記
    第1及び第2薬液バルブを開閉制御する制御手段と、を
    備えた薬液調合装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、薬液供給開始時は前記第
    1薬液バルブを開けるとともに前記第2薬液バルブを閉
    じ、前記流量計の計測結果があらかじめ設定された流量
    値になったときに前記第1薬液バルブを閉じるとともに
    前記第2薬液バルブを開け、前記液面検出手段によって
    薬液の液面が所定の位置に達したときに前記第2薬液バ
    ルブを閉じる、請求項1に記載の薬液調合装置。
  3. 【請求項3】第1薬液供給源及び第2薬液供給源から供
    給される第1及び第2薬液を調合する薬液調合装置であ
    って、 前記第1及び第2薬液を貯留する薬液貯留部と、 前記第1薬液供給源から前記薬液貯留部へ第1薬液を供
    給する第1供給路と、 前記第2薬液供給源から前記薬液貯留部へ第2薬液を供
    給する第2供給路と、 前記第1供給路に設けられた第1薬液バルブと、 前記第2供給路に設けられた第2薬液バルブと、 前記第1薬液バルブを通って前記薬液貯留部に供給され
    る第1薬液の流量を計測する第1流量計と、 前記第2薬液バルブを通って前記薬液貯留部に供給され
    る第2薬液の流量を計測する第2流量計と、 前記第1及び第2流量計の計測結果に基づいて前記第1
    及び第2薬液バルブを開閉制御する制御手段と、を備え
    た薬液調合装置。
  4. 【請求項4】前記第1薬液と第2薬液との調合比率を設
    定する比率設定手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記薬液貯留部内における前記第1薬
    液と第2薬液との比率が前記比率設定手段で設定された
    設定値になるように前記第1及び第2薬液バルブを制御
    する、請求項1から3のいずれかに記載の薬液調合装
    置。
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