JP3008781U - 水溶性クーラントの自動補給装置 - Google Patents
水溶性クーラントの自動補給装置Info
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- JP3008781U JP3008781U JP1994012798U JP1279894U JP3008781U JP 3008781 U JP3008781 U JP 3008781U JP 1994012798 U JP1994012798 U JP 1994012798U JP 1279894 U JP1279894 U JP 1279894U JP 3008781 U JP3008781 U JP 3008781U
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- Japan
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- coolant
- tank
- tanks
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】常に希釈濃度が一定のクーラントを、複数の加
工母機からの要求に応じて自動供給する。 【構成】所定の希釈濃度に作られたクーラントを貯留す
るメインクーラントタンク1の上に希釈濃度の容量割合
に注入出来る水用升タンク4,及びクーラント原液用升
タンク5を取り付ける。タンク1からの補給サインを受
けて,両升タンクに所定量が満たされ次第,両者を同時
に下のタンク1に落下注入する。クーラント原液は補強
枠18に収まったクーラント原液タンク17から,圧力
エヤーパイプ16でエャーがかけられ,制御弁9を介
し,クーラント原液用升タンク5に圧送される。各加工
母機へクーラントを分配補給する制御弁群22がタンク
1上に取り付けられている。
工母機からの要求に応じて自動供給する。 【構成】所定の希釈濃度に作られたクーラントを貯留す
るメインクーラントタンク1の上に希釈濃度の容量割合
に注入出来る水用升タンク4,及びクーラント原液用升
タンク5を取り付ける。タンク1からの補給サインを受
けて,両升タンクに所定量が満たされ次第,両者を同時
に下のタンク1に落下注入する。クーラント原液は補強
枠18に収まったクーラント原液タンク17から,圧力
エヤーパイプ16でエャーがかけられ,制御弁9を介
し,クーラント原液用升タンク5に圧送される。各加工
母機へクーラントを分配補給する制御弁群22がタンク
1上に取り付けられている。
Description
【0001】
工作機械に使用されるクーラントは,その稼働中に加工熱で蒸発,及び切りく ず,ワークに付着して目減りする。特に最近は加工性が向上したためその現象が 顕著であり,該クーラントの頻繁な補給が必要となってきている。これに対し本 考案の水溶性クーラントの自動補給装置は,常に一定の濃度にクーラントが保た れているので補給での該クーラントによる加工上のトラブルを未然に防止できる 。
【0002】
従来は,該クーラントの補給をその都度人手で行なっていたこともあるが,最 近までは図3に示すように,該メインクーラントタンクへの補給水の配管の途中 で,エジェクター式ミキサーを介してクーラントの原液を注入し,混合させて希 釈液を作り,これを複数加工母機へそれぞれ制御弁を介して自動補給していた。
【0003】
上記従来のエジェクター式ミキサーの該自動補給は,クーラント原液の温度に より該ミキサーの特性が変化してクーラントの希釈濃度が安定しない,従って該 温度に併せてミキサーの調整が必要となり,これの取扱が極めて面倒であった。
【0004】
本考案は,上述した問題を解決するために成されたもので,水溶性クーラント を使用する複数の工作機械に,該クーラントを自動分配補給するタンク装置にあ いて,定量検知用フロート式レベルスイッチを水用,及びクーラントの原液用の 各タンクに備えて升タンクとし,この両升タンクをメインクーラントタンク上に 乗せ,且つ該両升タンクの下部から,下のメインクーラントタンクへ各々制御弁 を介して連通させ,該メインクーラントタンク内のクーラントの濃度を常に一定 に保たせる構成を特徴とする水溶性クーラントの自動補給装置である。
【0005】
本考案の水溶性クーラントの自動補給装置は,メインクーラントタンクを主体 とし,該タンク側面にエヤー加圧式のクーラント原液タンクを備え,同じく該タ ンク上に水用,及びクーラント原液用の両升タンクが取り付けられている。この 両升タンクには,それぞれの上口元に制御弁を介した注入パイプが配管されてお り,この制御弁は各タンクに設けられたフロート式レベルスイッチで操作され, 又この両タンクの各下部にはメインクーラントタンクへ制御弁を介して連通する パイプが配管されている。その他該クーラントを複数母機へ分配する制御弁群が 該メインクーラントタンク上に取り付けられ,各母機へ専用の配管が出来るよう にそれぞれの弁に口金が準備されている。
【0006】 このような構成の本水溶性クーラントの自動補給装置において,該メインクー ラントタンクの該フロート式レベルスイッチから該タンクに補充のサインが出さ れると水用,及びクーラント原液用両升タンクの各上口元の制御弁が開いてそれ ぞれの該升タンクに注入が始まり,各フロート式レベルスイッチのサインで該タ ンク上口元の各制御弁が操作され,各升タンクの定量が確保され,該両升タンク が定量に達すると,該両升タンク下の制御弁が開いて,両者を同時に下の該メイ ンクーラントタンクへ落下させ,一定濃度の希釈液として補充する。
【0007】
本考案の,水溶性クーラントの自動補給装置の実施例を図1及び図2に基づい て説明する。 メインクーラントタンク1上こは,フロート式レベルスイッチ2が設けられ, 又攪拌機3が取り付けられ,更に水用升タンク4,及びクーラント原液用升タン ク5が取り付けられ,各々にフロート式レベルスイッチ6,7が設けられ,両升 タンクの上口元には制御弁8,9を介したパイプ10,11が配管されている。 その他メインクーラントタンク1の側面には,圧力エヤーパイプ16を挿入した クーラント原液タンク17が補強枠18内に収まり,クーラント原液吐出パイプ 19が先の原液用升タンク5の上口元制御弁9に連結されている。一方メインク ーラントタンク1上のクーラントポンプ21は,各加工母機へクーラントを複数 個の制御弁群22を介して圧送するポンプで,このクーラントポンプ21と制御 弁群22間が弁群手前で分配配管され,制御弁群22の各弁には,各加工母機毎 に専用配管が出来るよう口金が準備されている。又攪拌機3は,メインクーラン トタンク1内のクーラントの希釈濃度が常に均等に保たれるように常時運転され ている。
【0008】 このような構成の本水溶性クーラントの自動補給装置において,先ずフロート 式レベルスイッチ2からメインクーラントタンク1のレベル下降限界をキャッチ して該タンク1にクーラントの補充サインが出されると水用升タンク4,及びク ーラント原液用升タンク5の両升タンクの上口元制御弁8,9が開いて水及びク ーラント原液が該両升タンク4,5に注入される。そして各フロート式レベルス イッチ6,7が各升タンク4,5の定量をキャッチし,各上口元制御弁8,9に サインを出し適宜に注入を停止させ,該両升タンク4,5が定量に達すると,こ の両升タンク下部の各制御弁12,13を開放して,両液をパイプ14,15で メインクーラントタンク1内へ落下させ,一定濃度の希釈となった該クーラント を補充する。尚この補充操作は,先のレベルスイッチ2の上限をキャッチする迄 続行される。又補強枠18内に収まっているクーラント原液タンク17の該原液 は,圧力エヤーパイプ16からのエヤー圧がクーラント原液面20に常時掛けら れ,クーラント原液吐出パイプ19で該液が制御弁9迄圧送され,クーラント原 液用升タンク5への注入量がフロート式レベルスイッチ7のキャッチで該制御弁 9で操作される。又各加工母機へのクーラントの自動補給は,該加工母機からの 補給サインで制御弁群22の該当弁が操作され専用配管で該加工母機へ補給する 。尚これ等の自動運転は,メインクーラントタンク1に取り付けられた電気制御 装置及びこれの操作盤で行われる。更に本実施例では,メインクーラントタンク 1にキャスターが付き適宜の場所に搬設が容易になっているがこの形状に限定す るものではなく,適宜な運搬方法を考慮したキャスター無しの形状,例えば該メ インクーラントタンク1にホークリフトのホークが挿入し易い形状にしてもよい 。
【0009】
本考案の水溶性クーラントの自動補給装置は,希釈クーラントの作成に当たり ,クーラント原液と希釈水との容量割合いを,水用升タンク,及びクーラント原 液用升タンクの各専用タンクで決め,この互いの該升タンク内液がその都度満た され次第,同時に併せられ希釈されるので,常に一定の希釈濃度のクーラントを 容易に作成することが出来る。そしてこのクーラントを該当加工機械へ自動補給 するので,該クーラントの希釈濃度による加工上のトラブルを未然に防止するこ とが出来る。
【図1】本考案の実施例の水溶性クーラントの自動補給
装置を示す正面図
装置を示す正面図
【図2】本考案の実施例の水溶性クーラントの自動補給
装置を示す説明図
装置を示す説明図
【図3】従来の水溶性クーラントの自動補給装置を示す
説明図
説明図
1・・メインクーラントタンク 8,9・・升タンク
上口元制御弁 2・・フロート式レベルスイッチ 16・・圧力エヤ
ーパイプ 3・・攪拌機 17・・クーラン
ト原液タンク 4・・水用升タンク 18・・補強枠 5・・クーラント原液用升タンク 19・・クーラン
ト原液吐出パイプ 6,7・・フロート式レベルスイッチ 21・・クー
ラントポンプ 22・・制御弁群 34・・水供給
用弁 23・・電気制御操作盤 35・・フロー
ト式レベルスイッチ 31・・メインクーラントタンク 36・・制御弁
群 32・・クーラント原液タンク 37・・クーラ
ントポンプ 33・・エジェクター式ミキサー 38・・電気制
御操作盤
上口元制御弁 2・・フロート式レベルスイッチ 16・・圧力エヤ
ーパイプ 3・・攪拌機 17・・クーラン
ト原液タンク 4・・水用升タンク 18・・補強枠 5・・クーラント原液用升タンク 19・・クーラン
ト原液吐出パイプ 6,7・・フロート式レベルスイッチ 21・・クー
ラントポンプ 22・・制御弁群 34・・水供給
用弁 23・・電気制御操作盤 35・・フロー
ト式レベルスイッチ 31・・メインクーラントタンク 36・・制御弁
群 32・・クーラント原液タンク 37・・クーラ
ントポンプ 33・・エジェクター式ミキサー 38・・電気制
御操作盤
Claims (1)
- 【請求項1】水溶性クーラントを使用する複数の工作機
械に,該クーラントを自動分配補給するタンク装置にお
いて,定量検知用フロート式レベルスイッチを水用,及
びクーラント原液用の各々タンクに備えて升タンクと
し,この両升タンクをメインクーラントタンク上に乗
せ,且つ該両升タンクの下部から,下のメインクーラン
トタンクへ各々制御弁を介して連通させ,該メインクー
ラントタンク内のクーラントの濃度を常に一定に保たせ
る構成を特徴とする水溶性クーラントの自動補給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012798U JP3008781U (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 水溶性クーラントの自動補給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012798U JP3008781U (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 水溶性クーラントの自動補給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3008781U true JP3008781U (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=43144596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994012798U Expired - Lifetime JP3008781U (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 水溶性クーラントの自動補給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008781U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230521A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Matsuno Seisakusho:Kk | クーラント供給装置 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP1994012798U patent/JP3008781U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230521A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Matsuno Seisakusho:Kk | クーラント供給装置 |
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