JP3016256B2 - 高密度記録ディスク用スタンパとその製造方法 - Google Patents
高密度記録ディスク用スタンパとその製造方法Info
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- JP3016256B2 JP3016256B2 JP3013669A JP1366991A JP3016256B2 JP 3016256 B2 JP3016256 B2 JP 3016256B2 JP 3013669 A JP3013669 A JP 3013669A JP 1366991 A JP1366991 A JP 1366991A JP 3016256 B2 JP3016256 B2 JP 3016256B2
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- density recording
- recording disk
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/26—Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
- G03F7/38—Treatment before imagewise removal, e.g. prebaking
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2011/00—Optical elements, e.g. lenses, prisms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2017/00—Carriers for sound or information
- B29L2017/001—Carriers of records containing fine grooves or impressions, e.g. disc records for needle playback, cylinder records
- B29L2017/003—Records or discs
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度記録ディスクの
成形用スタンパ及びその製造方法に関する。
成形用スタンパ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録デイスクの近年の進歩は目覚ま
しいものがあり、例えば光ディスクの分野においても狭
トラックピッチや線記録密度のアップが検討されてい
る。例えば、コンパクトディスク(CD)の次世代タイ
プとして長時間音楽再生ディスクや、圧縮画像の再生デ
ィスクが考えられており、新聞等にはそれに関連した記
事が紹介されている。
しいものがあり、例えば光ディスクの分野においても狭
トラックピッチや線記録密度のアップが検討されてい
る。例えば、コンパクトディスク(CD)の次世代タイ
プとして長時間音楽再生ディスクや、圧縮画像の再生デ
ィスクが考えられており、新聞等にはそれに関連した記
事が紹介されている。
【0003】この様な高密度記録ディスクは、ピットの
寸法が必然的に長さ、幅共に小さくなるため、スタンパ
からの精密なピット転写が困難になる。スタンパは従来
よりNiで作られたものが用いられてきているが、Ni
は周知の通り柔らかい金属であり、この様な精密転写に
必ずしも適切とは言いがたい。また平面性も良好とはい
えない。
寸法が必然的に長さ、幅共に小さくなるため、スタンパ
からの精密なピット転写が困難になる。スタンパは従来
よりNiで作られたものが用いられてきているが、Ni
は周知の通り柔らかい金属であり、この様な精密転写に
必ずしも適切とは言いがたい。また平面性も良好とはい
えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで金属よりも堅
牢であって、且つ平面性の優れた材料としてはガラスが
あり、スタンパをこれによって作れば高密度記録ディス
クの成形に十分用いることができる。また、スタンパの
材料として、ガラスのような熱伝導率の悪い材料を用い
れば、先に本出願人が出願した特願平1−256105号明細
書に示したように、射出成形法においてはディスクの複
屈折を低減させることができ、更に効果的である。
牢であって、且つ平面性の優れた材料としてはガラスが
あり、スタンパをこれによって作れば高密度記録ディス
クの成形に十分用いることができる。また、スタンパの
材料として、ガラスのような熱伝導率の悪い材料を用い
れば、先に本出願人が出願した特願平1−256105号明細
書に示したように、射出成形法においてはディスクの複
屈折を低減させることができ、更に効果的である。
【0005】このガラス製スタンパについては、その製
造方法を含め先に本出願人は特願昭63-14085号として出
願しているが、その概要は以下の通りである。図4は、
この種の高密度記録ディスクの従来の成形スタンパの製
造工程を示すものである。まず、高密度に研磨した石英
ガラス基板1の表面上にネガタイプのフォトレジスト2
を均一に塗布する(図4(a))。次に、このフォトレ
ジスト2上にレーザ光3を用いて案内溝を記録し(図4
(b))、続いて現像処理により、所望のパターンを得
る(図4(c))。次に、この基板にCF4 ガスプラズ
マ4中でドライエッチングを行ない所望の深さで停止さ
せる(図4(d))。更に残存するフォトレジスト2を
酸素(O2 )プラズマによりアッシングして除去し、ガ
ラス製のスタンパを得る(図4(e))。このスタンパ
から2P法等によりディスク基板を作成し、記録膜およ
び保護膜をコーティングして例えば光ディスク等の情報
記録担体を得ていた。この時のネガタイプのフォトレジ
スト(以下、単にネガレジストと記すこともある。)を
用いたフォトリソグラフィーでは、ドライエッチングに
おいてスタンパのピット幅が1.00μmまでが限界で、す
なわち、CDよりやや大きなピットサイズまでが限界で
あってこれ以下の幅のピットを有するガラススタンパは
作成することができなかった。これは、照射光を短波長
にしてもネガレジスト特有の性質、即ち、露光部と未露
光部の溶解度比が小さいと言う特徴により、ピットの裾
野が広く拡がってしまうためである。
造方法を含め先に本出願人は特願昭63-14085号として出
願しているが、その概要は以下の通りである。図4は、
この種の高密度記録ディスクの従来の成形スタンパの製
造工程を示すものである。まず、高密度に研磨した石英
ガラス基板1の表面上にネガタイプのフォトレジスト2
を均一に塗布する(図4(a))。次に、このフォトレ
ジスト2上にレーザ光3を用いて案内溝を記録し(図4
(b))、続いて現像処理により、所望のパターンを得
る(図4(c))。次に、この基板にCF4 ガスプラズ
マ4中でドライエッチングを行ない所望の深さで停止さ
せる(図4(d))。更に残存するフォトレジスト2を
酸素(O2 )プラズマによりアッシングして除去し、ガ
ラス製のスタンパを得る(図4(e))。このスタンパ
から2P法等によりディスク基板を作成し、記録膜およ
び保護膜をコーティングして例えば光ディスク等の情報
記録担体を得ていた。この時のネガタイプのフォトレジ
スト(以下、単にネガレジストと記すこともある。)を
用いたフォトリソグラフィーでは、ドライエッチングに
おいてスタンパのピット幅が1.00μmまでが限界で、す
なわち、CDよりやや大きなピットサイズまでが限界で
あってこれ以下の幅のピットを有するガラススタンパは
作成することができなかった。これは、照射光を短波長
にしてもネガレジスト特有の性質、即ち、露光部と未露
光部の溶解度比が小さいと言う特徴により、ピットの裾
野が広く拡がってしまうためである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、下記(1)〜(3)の構成になる高
密度記録ディスク用スタンパの製造方法及び高密度記録
ディスク用スタンパを提供する。 (1) 平坦なガラス板上にビームの照射に感応するポ
ジレジスト膜を塗布する第1工程と、該ポジレジスト膜
に情報信号パターンに応じて変調された該ビームを照射
する第2工程と、リバースべークする第3工程と、該リ
バースべークされた部分を含む全面を一括露光する第4
工程と、該ポジレジスト膜を現像することにより、該ビ
ームが照射されていない部分の該レジスト膜を除去し、
該情報信号パターンに応じたパターンの該レジスト膜を
形成する第5工程と、該レジストパターンをマスクとし
て該ガラス板を所定の深さまでエッチングする第6工程
と、該レジスト膜を除去する第7工程とを備え、該第2
工程における該ビームの照射パワー又は該第3工程にお
ける該リバースべーク温度の少なくとも一方を可変する
ことにより、該情報信号パターンの所望の最小線幅のパ
ターンニングを行うことを特徴とする高密度記録ディス
ク用スタンパの製造方法。 (2) 請求項1記載の高密度記録ディスク用スタンパ
の製造方法で製造された高密度記録ディスク用スタン
パ。 (3) 請求項2記載の高密度記録ディスク用スタンパ
であって、該情報信号パターンの最小線幅が0.15μ
m〜0.6μmであることを特徴とする高密度記録ディ
スク用スタンパ。
ために、本発明は、下記(1)〜(3)の構成になる高
密度記録ディスク用スタンパの製造方法及び高密度記録
ディスク用スタンパを提供する。 (1) 平坦なガラス板上にビームの照射に感応するポ
ジレジスト膜を塗布する第1工程と、該ポジレジスト膜
に情報信号パターンに応じて変調された該ビームを照射
する第2工程と、リバースべークする第3工程と、該リ
バースべークされた部分を含む全面を一括露光する第4
工程と、該ポジレジスト膜を現像することにより、該ビ
ームが照射されていない部分の該レジスト膜を除去し、
該情報信号パターンに応じたパターンの該レジスト膜を
形成する第5工程と、該レジストパターンをマスクとし
て該ガラス板を所定の深さまでエッチングする第6工程
と、該レジスト膜を除去する第7工程とを備え、該第2
工程における該ビームの照射パワー又は該第3工程にお
ける該リバースべーク温度の少なくとも一方を可変する
ことにより、該情報信号パターンの所望の最小線幅のパ
ターンニングを行うことを特徴とする高密度記録ディス
ク用スタンパの製造方法。 (2) 請求項1記載の高密度記録ディスク用スタンパ
の製造方法で製造された高密度記録ディスク用スタン
パ。 (3) 請求項2記載の高密度記録ディスク用スタンパ
であって、該情報信号パターンの最小線幅が0.15μ
m〜0.6μmであることを特徴とする高密度記録ディ
スク用スタンパ。
【0007】
【実施例】本発明は、上述のような問題点を解決する為
に、溶解度比が大きく取れる感光材料を用いる。一般的
なポジタイプのフォトレジスト(以下、単にポジレジス
トと記すこともある)はこれに該当するが、凸のパター
ン(スタンパのパターン)を高精度に得るには不適当で
ある。また、この場合は必然的にマスクを介した一括露
光となるが、このような高精度のマスクを作成するのも
現状では困難である。そこで、ポジレジストを用いなが
ら凸のパターンを形成できるイメージリバーサル法が適
当と考えることができるが、これについても従来は0.6
μm幅の解像が限界であった。しかし、この手法につい
て鋭意検討を進めたところ、プロセスの最適化によって
0.6 μm以下のパターンも十分可能であり、0.15μmの
解像までできることが分かったものである。
に、溶解度比が大きく取れる感光材料を用いる。一般的
なポジタイプのフォトレジスト(以下、単にポジレジス
トと記すこともある)はこれに該当するが、凸のパター
ン(スタンパのパターン)を高精度に得るには不適当で
ある。また、この場合は必然的にマスクを介した一括露
光となるが、このような高精度のマスクを作成するのも
現状では困難である。そこで、ポジレジストを用いなが
ら凸のパターンを形成できるイメージリバーサル法が適
当と考えることができるが、これについても従来は0.6
μm幅の解像が限界であった。しかし、この手法につい
て鋭意検討を進めたところ、プロセスの最適化によって
0.6 μm以下のパターンも十分可能であり、0.15μmの
解像までできることが分かったものである。
【0008】具体的には、露光に短波長レーザ光を用
い、まず0.5 μm近くまでスポットを集光することが必
要である。この条件のもとでイメージリバーサルを行な
つた例を図2として示す(条件としてレーザ波長:413
nm、NA:0.94、レジスト:AZ5206E)。この図2
は、リバースベーク温度とレーザパワーをパラメータと
し、ピットの幅を調べたものである。このように、リバ
ースベーク温度が高くなるにつれピットが太くなり、ま
たレーザパワーが強くなるにつれて太くなる傾向にある
ことがわかる。言い換えれば、リバースベーク温度、レ
ーザパワーの少なくとも一方を可変させることで所望の
ピットサイズのパターンニングをすることができる。こ
のとき得られた最短ピット凸形状の幅は最小で0.15μm
であった。
い、まず0.5 μm近くまでスポットを集光することが必
要である。この条件のもとでイメージリバーサルを行な
つた例を図2として示す(条件としてレーザ波長:413
nm、NA:0.94、レジスト:AZ5206E)。この図2
は、リバースベーク温度とレーザパワーをパラメータと
し、ピットの幅を調べたものである。このように、リバ
ースベーク温度が高くなるにつれピットが太くなり、ま
たレーザパワーが強くなるにつれて太くなる傾向にある
ことがわかる。言い換えれば、リバースベーク温度、レ
ーザパワーの少なくとも一方を可変させることで所望の
ピットサイズのパターンニングをすることができる。こ
のとき得られた最短ピット凸形状の幅は最小で0.15μm
であった。
【0009】実施例1 図1は、本発明になる高密度記録ディスク用スタンパの
製造工程の一例を示す図である。まず、高密度に研磨し
た石英ガラス基板10の表面上にポジタイプのフォトレ
ジスト11(AZ5206Eレジスト、ヘキストジャパン
(株))を1000オングストロームの厚みで均一に塗布
し、これを90℃で30分プリベークした(図1(a))。
次に、このポジレジスト11上に413 nmのKrレー
ザ、NA0.94のレンズを用い、レーザパワー4.6 mWの
レーザ光12を用いて案内溝を記録した(図1
(b))。次に、これを115 ℃で5分間ベーキング(リ
バースベーク)し、露光部13を架橋させる(図1
(c))。次に、全面を一括露光し、レーザ露光が行わ
れていなかった部分11Aをアルカリ可溶とする(図1
(d))。続いて30秒現像することによって凸のパター
ンを得る(図1(e))。これをマスクとし、6.0 ×10
-2 torr(ガスはCHF3 )、200 Wの条件でドラ
イエッチングする(図1(f))。続いて、残存してい
るフォトレジストを除去し所望のスタンパを得る(図1
(g))。得られたスタンパをタリステップ及びSEM
で評価したところ、高さ850 オングストローム、ピット
幅0.3 μmの凸ピットを有するガラススタンパが得られ
ていた。
製造工程の一例を示す図である。まず、高密度に研磨し
た石英ガラス基板10の表面上にポジタイプのフォトレ
ジスト11(AZ5206Eレジスト、ヘキストジャパン
(株))を1000オングストロームの厚みで均一に塗布
し、これを90℃で30分プリベークした(図1(a))。
次に、このポジレジスト11上に413 nmのKrレー
ザ、NA0.94のレンズを用い、レーザパワー4.6 mWの
レーザ光12を用いて案内溝を記録した(図1
(b))。次に、これを115 ℃で5分間ベーキング(リ
バースベーク)し、露光部13を架橋させる(図1
(c))。次に、全面を一括露光し、レーザ露光が行わ
れていなかった部分11Aをアルカリ可溶とする(図1
(d))。続いて30秒現像することによって凸のパター
ンを得る(図1(e))。これをマスクとし、6.0 ×10
-2 torr(ガスはCHF3 )、200 Wの条件でドラ
イエッチングする(図1(f))。続いて、残存してい
るフォトレジストを除去し所望のスタンパを得る(図1
(g))。得られたスタンパをタリステップ及びSEM
で評価したところ、高さ850 オングストローム、ピット
幅0.3 μmの凸ピットを有するガラススタンパが得られ
ていた。
【0010】実施例2 レーザパワーを2.4 mWとしたほかは同じとし、ガラス
スタンパを作成した。同様の手段で評価したところ、高
さ850 オングストローム、ピット幅0.15μmの凸ピット
を有するガラススタンパが得られた。
スタンパを作成した。同様の手段で評価したところ、高
さ850 オングストローム、ピット幅0.15μmの凸ピット
を有するガラススタンパが得られた。
【0011】以上のように、ポジレジスト膜を用いると
共にイメージリバーサル法を用いることによって、従来
は不可能であった0.6 μm以下の凸パターンを有するガ
ラススタンパを作成することができる。ピットの幅はカ
ッティングのパワ−、ベーキング温度の少なくとも一方
を可変することにより所望のスタンパを得ることができ
る。
共にイメージリバーサル法を用いることによって、従来
は不可能であった0.6 μm以下の凸パターンを有するガ
ラススタンパを作成することができる。ピットの幅はカ
ッティングのパワ−、ベーキング温度の少なくとも一方
を可変することにより所望のスタンパを得ることができ
る。
【0012】以下、その点をスタンパを使用してディス
ク上での比較を行なった一例として図3を用いて説明す
る。この図3より明らかな如く、ピット幅を小さくする
と、トラック方向に多くのピットを配置できるので、ト
ラックピッチを狭くすることが可能となる。ピット幅半
分の0.3 μmで現行のCDの4倍の容量、更に半分の0.
15μmで16倍の容量とすることが可能となることが分か
る。
ク上での比較を行なった一例として図3を用いて説明す
る。この図3より明らかな如く、ピット幅を小さくする
と、トラック方向に多くのピットを配置できるので、ト
ラックピッチを狭くすることが可能となる。ピット幅半
分の0.3 μmで現行のCDの4倍の容量、更に半分の0.
15μmで16倍の容量とすることが可能となることが分か
る。
【0013】なお、なお、上記の実施例では、記録を集
光レーザによって行なっていたが、半導体プロセスと同
様のマスクを介して一括露光する方法を用いてこれを行
なってもよい。その場合には、マスクのパターンニング
及びガラスのパターンニングの2つのフォトリソグラフ
ィー工程が必要となる。しかし、一度マスクを作製すれ
ば一括露光の繰り返しで多数のスタンパを作成すること
ができるので、生産には向いている手法である。ここ
で、マスクのパターンニング及びガラスのパターンニン
グのいずれかはイメージリバーサル法、他方は通常のホ
トレジストによるフォトリソグラフィ−法となる。
光レーザによって行なっていたが、半導体プロセスと同
様のマスクを介して一括露光する方法を用いてこれを行
なってもよい。その場合には、マスクのパターンニング
及びガラスのパターンニングの2つのフォトリソグラフ
ィー工程が必要となる。しかし、一度マスクを作製すれ
ば一括露光の繰り返しで多数のスタンパを作成すること
ができるので、生産には向いている手法である。ここ
で、マスクのパターンニング及びガラスのパターンニン
グのいずれかはイメージリバーサル法、他方は通常のホ
トレジストによるフォトリソグラフィ−法となる。
【発明の効果】上述した構成によって、本発明は次の効
果を奏することができる。即ち、情報信号パターンの所
望の最小線幅のパターンニングに最適なように、前記し
たイメージリバーサル法を用いて、製造工程中における
ビームの照射パワー又はリバースべーク温度の少なくと
も一方を可変してこれを最適値に設定することにより、
所望の最小線幅で情報信号パターンをスタンパ上に正確
に刻設することができるから、このようなイメージリバ
ーサル法を用いないごく一般的なディスク用スタンパの
製造方法と比較して、最小線幅が極めて微小な(例えば
最小線幅が0.15μm〜0.6μm)高密度記録ディ
スク用のスタンパを正確に作製することができる。
果を奏することができる。即ち、情報信号パターンの所
望の最小線幅のパターンニングに最適なように、前記し
たイメージリバーサル法を用いて、製造工程中における
ビームの照射パワー又はリバースべーク温度の少なくと
も一方を可変してこれを最適値に設定することにより、
所望の最小線幅で情報信号パターンをスタンパ上に正確
に刻設することができるから、このようなイメージリバ
ーサル法を用いないごく一般的なディスク用スタンパの
製造方法と比較して、最小線幅が極めて微小な(例えば
最小線幅が0.15μm〜0.6μm)高密度記録ディ
スク用のスタンパを正確に作製することができる。
【図1】本発明になる高密度記録ディスク用スタンパの
製造工程の一例を示す図である。
製造工程の一例を示す図である。
【図2】本発明になる高密度記録ディスク用スタンパの
製造工程におけるカッティングパワーとピット深さとの
関係を示す図である。
製造工程におけるカッティングパワーとピット深さとの
関係を示す図である。
【図3】本発明になる高密度記録ディスク用スタンパと
他のスタンパを使用してディスク上での比較を行なった
一例を示す図である。
他のスタンパを使用してディスク上での比較を行なった
一例を示す図である。
【図4】従来のスタンパの製造工程の一例を説明するた
めの図である。
めの図である。
10 ガラス基板 11 ポジレジスト 12 レーザ光 13 露光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 佐藤 敬介 (56)参考文献 特開 平1−188332(JP,A) 特開 平4−157638(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/26 B29C 33/38 B29C 33/42 B29L 17:00
Claims (3)
- 【請求項1】 平坦なガラス板上にビームの照射に感応
するポジレジスト膜を塗布する第1工程と、 該ポジレジスト膜に情報信号パターンに応じて変調され
た該ビームを照射する第2工程と、 リバースべークする第3工程と、 該リバースべークされた部分を含む全面を一括露光する
第4工程と、 該ポジレジスト膜を現像することにより、該ビームが照
射されていない部分の該レジスト膜を除去し、該情報信
号パターンに応じたパターンの該レジスト膜を形成する
第5工程と、 該レジストパターンをマスクとして該ガラス板を所定の
深さまでエッチングする第6工程と、 該レジスト膜を除去する第7工程とを備え、 該第2工程における該ビームの照射パワー又は該第3工
程における該リバースべーク温度の少なくとも一方を可
変することにより、該情報信号パターンの所望の最小線
幅のパターンニングを行うことを特徴とする高密度記録
ディスク用スタンパの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の高密度記録ディスク用ス
タンパの製造方法で製造された高密度記録ディスク用ス
タンパ。 - 【請求項3】 請求項2記載の高密度記録ディスク用ス
タンパであって、該情報信号パターンの最小線幅が0.
15μm〜0.6μmであることを特徴とする高密度記
録ディスク用スタンパ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013669A JP3016256B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 高密度記録ディスク用スタンパとその製造方法 |
US08/411,075 US5480763A (en) | 1991-01-11 | 1995-03-27 | Method for manufacturing a stamper for high-density recording discs |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3013669A JP3016256B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 高密度記録ディスク用スタンパとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241237A JPH04241237A (ja) | 1992-08-28 |
JP3016256B2 true JP3016256B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=11839604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3013669A Expired - Fee Related JP3016256B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 高密度記録ディスク用スタンパとその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5480763A (ja) |
JP (1) | JP3016256B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08213304A (ja) * | 1995-02-06 | 1996-08-20 | Toshiba Corp | レジストパタ−ンの形成方法 |
JP3435972B2 (ja) * | 1996-03-26 | 2003-08-11 | トヨタ自動車株式会社 | 成形型の製造方法 |
DE19612329A1 (de) * | 1996-03-28 | 1997-10-02 | Leybold Ag | Verfahren zur Herstellung einer zum Einsetzen in eine Spritzgießform bestimmten Masterabformung |
JPH10302321A (ja) * | 1997-04-30 | 1998-11-13 | Sony Corp | 光ディスクおよび光ディスク製造方法 |
NL1009106C2 (nl) * | 1998-05-08 | 1999-11-09 | Od & Me Bv | Werkwijze voor het vervaardigen van een stamper, stamper verkregen volgens een dergelijke werkwijze alsmede optische schijf verkregen onder toepassing van een dergelijke stamper. |
JP3104699B1 (ja) * | 1999-06-01 | 2000-10-30 | 株式会社ニコン | 細溝付き成形基板の製造方法 |
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