JP3015825U - ランドセル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ランドセル１の襠ベルト２の内側面に、架橋
部3aの両端に固定部3bを設けた補強具３を重ね、補強具
３の固定部3bを襠ベルト２と共に襠部に止着具４で固定
したランドセルとした。前記の補強具３は、上端と下端
に鍔部3c,3d を設け、断面形状をコの字形に形成した
り、架橋部3aの中央に補強脚3fを設けることが好まし
い。 【効果】 襠ベルト２の内側面に、架橋部3aの両端に固
定部3bを設けた補強具３を重ね、補強具３の固定部3bを
襠ベルト２と共に襠部に止着具４で固定しているので、
襠ベルト２が補強され、襠ベルト２に各種の物をぶら下
げても襠ベルト２はその重量に耐えるようになり、傷ま
ず、外観が悪くならない。また、補強具３の上端と下端
に鍔部3c,3d を設け、断面をコの字形に形成したり、補
強具３の架橋部3aの中央に補強脚3fを設けるようにすれ
ば、補強具３の強度が増し、重い物でも襠ベルト２にぶ
ら下げることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ランドセルの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、ランドセルの襠部には襠ベルトが取り付けられており、その襠ベル トに給食袋やリコーダ等の各種の物をぶら下げていた。

【０００３】 そのため、ランドセルの襠ベルトが傷みやすく、長年使用すると外観が悪くな るという問題点があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案では、襠ベルトに各種の物をぶら下げても襠ベルトが傷まず 、外観が悪くならないようにしたランドセルを提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そのため、この考案では、ランドセル１の襠ベルト２の内側面に、架橋部3aの 両端に固定部3bを設けた補強具３を重ね、補強具３の固定部3bを襠ベルト２と共 に襠部に止着具４で固定したランドセルとした。

【０００６】 前記の補強具３は、上端と下端に鍔部3c,3d を設け、断面形状をコの字形に形 成されたものとしたり、架橋部3aの中央に補強脚3fを設けたものとすることが好 ましい。

【０００７】

【作用】

この考案のランドセルでは、襠ベルト２の内側面に、架橋部3aの両端に固定部 3bを設けた補強具３を重ね、補強具３の固定部3bを襠ベルト２と共に襠部に止着 具４で固定しているので、襠ベルト２が補強される。

【０００８】 また、補強具３の上端と下端に鍔部3c,3d を設け、断面をコの字形に形成した り、補強具３の架橋部3aの中央に補強脚3fを設ければ、補強具３の強度が増す。

【０００９】

【実施例】

以下、この考案の実施例を図１〜図４に従って説明する。尚、図１はこの考案 のランドセルの襠部を示す斜視図、図２は補強具の斜視図、図３はこの考案のラ ンドセルに補助袋を取り付けた状態を示す斜視図、図４は図３の縦断面図である 。

【００１０】 図１において、１は、ランドセルであり、襠部に襠ベルト２を設けている。 前記襠ベルト２の内側面には、架橋部3aの両端に固定部3bを設けた補強具３が 重ねられ、補強具３の固定部3bは止着具４で襠ベルト２と共に襠部に固定されて いる。

【００１１】 補強具３は合成樹脂で形成されており、図２に示すように、上端と下端に鍔部 3c,3d を設け、縦断面の形状がコの字形になっている。さらに、固定部3bには、 止着具４を挿通するための穴3eが形成されている。尚、3fは、架橋部3aの中央に 形成された架橋部3aを補強するための補強脚であり、省略して実施することもで きる。

【００１２】 補強具３をランドセル１に取り付けた状態では、図１に示すように、襠の表面 と襠ベルト２との間が架橋部3aにより隙間が開くようになっている。

【００１３】 止着具４は、リベット、ネジ等が適宜選択して使用される。 以上の実施例からなるランドセル１に、背面側上部にフック５が一体に形成さ れた補助袋６を取り付けた場合を一例として説明する。

【００１４】 先ず、補助袋６の構成を説明すると、７は、表部材であり、合成皮革や布等か らなる柔軟なシートで形成されている。さらに、表部材７の上端にはゴム紐８を 挿通するゴム紐通し部7aを設けている。９は、ナイロン等の軟質の合成樹脂で成 形された背板部材であり、背面側上部にはフック10が一体に成形されている。さ らに、この背板部材９と、前記表部材７の左右の端部及び下端部は縫着されてお り、上端が開口された袋になっている。そして、この袋の上端開口部は、前記ゴ ム紐通し部7aに挿通したゴム紐８により伸縮するようにしている。背板部材９の 背面側下部にはランドセル１の襠部の外側面下部に設けた面接着テープ11と接着 する面接着テープ12が設けられている。この面接着テープ11,12 は、補助袋６の 揺れを止めるために設けたものであり、省略して実施することもできる。

【００１５】 このランドセル１に補助袋６を取り付けるには、ランドセル１の襠ベルト２に フック10を引っかけてから、面接着テープ12をランドセル１の襠部の外側面に設 けた面接着テープ11に接着する。すると、図３及び図４の状態になり、補助袋６ がランドセル１に取り付けられる。

【００１６】 以上が実施例であり、背面側上部にフック10を設けた補助袋６を襠ベルト２に 取り付けた例を示したが、巾着状の袋とし、上端開口部の締め紐で襠ベルト２に 括り付けるようにしても良いことはいうまでもない。

【００１７】

【考案の効果】

この考案のランドセルは、上述のとおり構成されており、次の効果を有する。

【００１８】 この考案のランドセルでは、襠ベルト２の内側面に、架橋部3aの両端に固定部 3bを設けた補強具３を重ね、補強具３の固定部3bを襠ベルト２と共に襠部に止着 具４で固定しているので、襠ベルト２が補強され、襠ベルト２に各種の物をぶら 下げても襠ベルト２はその重量に耐えるようになり、傷まず、外観が悪くならな い。

【００１９】 また、補強具３の上端と下端に鍔部3c,3d を設け、断面をコの字形に形成した り、補強具３の架橋部3aの中央に補強脚3fを設けるようにすれば、補強具３の強 度が増すので、重い物でも襠ベルト２にぶら下げることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のランドセルの襠部を示す斜視図であ
る。

【図２】この考案のランドセルの補強具の斜視図であ
る。

【図３】この考案のランドセルに補助袋を取り付けた状
態を示す斜視図である。

【図４】図３の縦断面図である。

【符号の説明】

１ ランドセル ２ 襠ベルト ３ 補強具 3a 架橋部 3b 固定部 3c,3d 鍔部 3f 補強脚 ４ 止着具

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ランドセル（１）の襠ベルト（２）の内
   側面に、架橋部（3a）の両端に固定部（3b）を設けた補
   強具（３）を重ね、補強具（３）の固定部（3b）を襠ベ
   ルト（２）と共に襠部に止着具（４）で固定したことを
   特徴とするランドセル。
2. 【請求項２】 補強具（３）が、上端と下端に鍔部（3
   c,3d ）を設け、断面形状をコの字形に形成されたもの
   であることを特徴とする請求項１記載のランドセル。
3. 【請求項３】 補強具（３）が、架橋部（3a）の中央に
   補強脚（3f）を設けたものであることを特徴とする請求
   項１又は２記載のランドセル。