JP3015638B2 - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JP3015638B2
JP3015638B2 JP5270948A JP27094893A JP3015638B2 JP 3015638 B2 JP3015638 B2 JP 3015638B2 JP 5270948 A JP5270948 A JP 5270948A JP 27094893 A JP27094893 A JP 27094893A JP 3015638 B2 JP3015638 B2 JP 3015638B2
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗い工程に先だって洗
濯物の量を検知し、その検知結果に応じて水流及び水位
を決定して洗濯運転を行う全自動洗濯機に関し、特に水
流の制御に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗い工程、すすぎ工程を含む
一連の洗濯動作を自動的に行う全自動洗濯機が知られて
いる。一般に、全自動洗濯機では、洗濯物の量を自動的
に検知し、洗濯物の量に応じた水位と水流とで洗濯が行
われる。洗い工程に先だって、洗濯物の量の検知が行わ
れる。この洗濯物の量の検知は、槽内に水を入れない、
あるいは少しだけ水を入れた状態で、洗濯物を攪拌し、
又水流を起こさせる攪拌翼を、モータにより短時間反転
させ、モータオフ時の惰性回転パルス数を測定すること
によって達成される。具体的には、洗濯物の量が多いと
攪拌翼に加わる負荷が大きくなる結果、モータオフ時の
惰性回転パルス数は少なくなる。一方、洗濯物の量が少
ないと攪拌翼に加わる負荷が小さくなる結果、モータオ
フ時の惰性回転パルス数は多くなる。つまり、モータオ
フ時の惰性回転パルス数が少ないときには、洗濯物の量
が多いことが検知される。一方、モータオフ時の惰性回
転パルス数は多いときには、洗濯物の量が少ないことが
検知される。なお、以下の説明において、洗濯物の量の
検知を「負荷量検知」と称する。
【0003】洗い工程及びすすぎ工程は、検知された洗
濯物の量を基準として行われる。即ち、洗い工程及びす
すぎ工程の水流及び水位は、上記負荷量検知結果に応じ
て自動的に決定される。具体的には、洗濯物の量が多い
場合には、それぞれ、水流は相対的に強く、水位は相対
的に高く決定される。一方、洗濯物の量が少ない場合に
は、それぞれ、水流は相対的に弱く、水位は相対的に低
く決定される。その結果、洗い工程及びすすぎ工程にお
いては、洗濯物の量に適した水流及び水位で運転される
ようになっている。
【0004】また、決定された水位まで給水され、決定
された水流で洗濯が開始されると、洗い工程中において
は、槽内から水が外部に飛散する、いわゆる水飛び及び
洗濯物の布傷みを考慮して布回り状態の検知が行われ
る。布回り状態の検知は、水のある状態で上記負荷量検
知と同様、モータオフ時の惰性回転のパルス数を測定す
ることによって達成される。具体的には、水の中に洗濯
物(布)が少なければ、惰性で水及び布がよく回るか
ら、攪拌翼も惰性回転が多くなって、パルス数も大きく
なる。よって、モータオフ時の惰性回転パルス数が予め
定める値よりも多ければ、「布回りが良すぎる」と判別
される。一方、モータオフ時の惰性回転パルス数が予め
定める値よりも少なければ、「布回りが悪い」と判別さ
れる。
【0005】洗い工程中の布回り検知の結果、「布回り
が良すぎる」と判別されると、水流は布回り状態が予め
定める状態になるまで順次段階的に弱められる。一方、
「布回りが悪い」と判別されると、水流は布回り状態が
予め定める状態になるまで順次段階的に強められる。即
ち、水位と洗濯物の量に適した水流に修正される。さら
に、洗い工程中及びすすぎ工程中に、手動で水位が設定
された場合には、各水位に対応して固定的に決められた
水流で運転が行われる。また、洗い工程中及びすすぎ工
程中に、手動で水位が変更されたとしても、全ての水位
で上記負荷量検知結果に応じた水流で運転を行うものも
ある。
【0006】さらにまた、すすぎ工程においては、洗い
工程中に布回り検知結果に応じて水流が変更されたとし
ても、洗い工程初期の上記負荷量検知結果に応じた水流
で運転される。また、槽内に水を注ぎながらすすぎを行
う、いわゆる注水すすぎ時には、洗い工程初期の上記負
荷量検知結果に応じた水流を基準に、その水流から数ラ
ンク弱い水流で運転される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
全自動洗濯機において、洗い工程中に布回りが良すぎる
と判別された場合には、順次段階的に弱い水流に変更さ
れていくが、必要以上に水流が弱められてしまうといっ
た問題がある。かかる問題は、とりわけ洗い工程中にお
ける水位が水飛びの恐れのある高水位又は中水位である
場合に顕著に現れる。即ち、従来の全自動洗濯機では、
特に洗い工程中における水位が高水位又は中水位である
場合の弱い水流の下限を定めていないため、必要以上に
水流が弱まってしまう。その結果、布回りが悪くなって
肝心の洗浄能力まで低下する事態に陥り、洗濯物の汚れ
をとることができないことがある。
【0008】そこで、上記のような事態を回避するた
め、水流を弱めていく回数を少なめに固定することによ
って、水流が必要以上に弱くならないようにすることが
考えられる。しかし、水位が水飛びの恐れのある高水位
又は中水位である場合には、以前として水飛びの可能性
のある水流で固定されてしまい、周囲を濡らしてしまう
といった問題が生じることがある。
【0009】また、洗い工程中及びすすぎ工程中に、水
位が手動で設定されると、各水位固定の水流で運転され
る機種にあっては、洗濯物の量が少ない場合に、手動に
て水飛びの恐れのある高水位又は中水位に設定される
と、水流は水飛びの恐れのある高水位又は中水位に対応
して固定的に決められた水流で運転されることになる。
その結果、水飛びが発生する問題がある。
【0010】一方、洗い工程中及びすすぎ工程中に、水
位が手動で設定されも、全ての水位で負荷量検知結果に
応じた水流で運転される機種にあっては、負荷量検知結
果が洗濯物の量が多いと判別された後に、手動にて低い
水位に設定された場合には、少ない水量で多くの量の洗
濯物を強い水流で運転することになる。さらに、洗い工
程中では、布回り検知結果に応じて水位と洗濯物の量に
適した水流に修正されるが、すすぎ工程では、洗い工程
に先だって行われる負荷量検知により決定された初期の
水流で運転される。そのため、水位と洗濯物の量に適し
た水流で運転できない。
【0011】とりわけ、最初から水分を含浸した洗濯物
を洗濯する場合には、負荷量検知において洗濯物本来の
量よりも水分が含浸している分だけ多めに検知される。
そのため、負荷量検知結果に応じて決定される水流は本
来の水流よりも強めに、水位は本来の水位よりも高めに
決定されてしまう。よって、すすぎ工程においては、洗
濯物本来の量に対応した水位よりも高い水位で、かつ洗
濯物本来の量に対応した水流より強い状態で運転され
る。その結果、水飛びが発生することがある。また、洗
い工程中に洗濯物の一部を取り出した場合にも、すすぎ
工程においては、実際にすすぎを行う洗濯物の量に対応
した水位よりも高い水位で、かつ当該洗濯物の量に対応
した水流より強い状態で運転される。その結果、水飛び
が発生することがある。一方、洗い工程中に洗濯物を加
えた場合には、すすぎ工程においては、実際にすすぎを
行う洗濯物の量に対応した水位よりも低い水位で、かつ
当該洗濯物の量に対応した水流より弱い状態で運転され
る。その結果、布回りが悪くなり十分なすすぎを行うこ
とができないことがある。
【0012】さらにまた、注水すすぎにおいても、洗い
工程初期の負荷量検知結果に応じた水流を基準から数ラ
ンク弱い水流で運転される。そのため、すすぎ工程と同
様の問題が生じることがある。本発明は、上記技術的課
題に鑑み、洗い工程及びすすぎ工程において、所定の洗
浄能率を確保しつつ、水飛び及び布傷みの発生を防止で
きる全自動洗濯機の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明請求項1による全自動洗濯機は、槽内の攪拌
翼を回転駆動することにより槽内で洗濯水流を発生させ
る水流発生手段、洗い工程に先だって槽内に収容された
洗濯物の量を検知する負荷量検知手段、上記負荷量検知
手段の検知結果に応じて、予め設定された攪拌翼の反転
時間が異なる複数の水流のうちから洗濯運転を行うべき
水流を選択して決定すると共に、槽内に給水すべき水位
を決定する決定手段、予め上記複数の水流のうちから槽
内の水が外部に飛散しない最強の水流を選出し、この選
出した水流を、洗い工程において槽内の水位が槽内から
水が外部に飛散する恐れのある水位である場合の水流の
下限として記憶する洗い水流下限記憶手段、上記決定手
段にて決定された水流で運転を行うよう、上記水流発生
手段を制御する運転手段、洗い工程中の布回り状態を検
知する布回り検知手段、槽内の水位を検知する水位検知
手段、上記布回り検知手段により布回りが良すぎること
が検知されると、上記水位検知手段からの検知信号に基
づき、槽内の水位が槽内から水が外部に飛散する恐れの
ある水位か否かを判別する洗い水位判別手段、及び上記
洗い水位判別手段により槽内の水位が槽内から水が外部
に飛散する恐れのある水位であると判別されたときに
は、水流を上記下限の洗い水流を下回らない範囲で弱め
て運転を行うよう、上記運転手段を制御する洗い水流弱
め手段を含むことを特徴とする。
【0014】請求項2による全自動洗濯機は、請求項1
記載の全自動洗濯機において、手動により槽内の水位を
設定するための水位設定手段、予め上記水位設定手段に
より手動で設定される槽内の各水位に応じて固定的に定
められた水流を記憶する固定水流記憶手段、洗い工程中
に、上記水位設定手段の水位設定操作があると、上記水
位設定手段により設定された水位を判別する洗い水位設
定判別手段、上記洗い設定水位判別手段による判別の結
果、上記水位設定手段にて槽内から水が外部に飛散する
恐れのある水位に設定されておれば、上記水位設定手段
による水位設定前の水流でそのまま運転を行うよう、上
記運転手段を制御し、上記水位設定手段にて槽内の水が
外部に飛散する恐れのない水位に設定されておれば、上
記固定水流記憶手段に記憶されている各水位固定の水流
で運転を行うよう、上記運転手段を制御する洗い水流調
整手段をさらに含むことを特徴とする。
【0015】請求項3による全自動洗濯機は、請求項2
記載の全自動洗濯機において、上記洗い水流調整手段
は、洗い工程中に、上記水位設定手段により槽内から水
が外部に飛散する恐れのある水位に設定された場合、上
記水位設定手段による水位設定前の水流が上記下限の洗
い水流よりも弱いか否かを判別し、その判別の結果、水
位設定前の水流が上記下限の洗い水流よりも弱ければ、
当該下限の洗い水流で運転を行うよう、上記運転手段を
制御し、水位設定前の水流が上記下限の洗い水流よりも
強ければ、水位設定前の水流でそのまま運転を行うよ
う、上記運転手段を制御することを特徴とする。
【0016】請求項4による全自動洗濯機は、請求項1
乃至3のいずれかに記載の全自動洗濯機において、すす
ぎ工程では、洗い工程において洗濯物の洗浄に使用され
た最終水流で運転を行うよう、上記運転手段を制御する
すすぎ水流制御手段をさらに含むことを特徴とする。
【0017】請求項5による全自動洗濯機は、請求項4
記載の全自動洗濯機において、すすぎ工程において注水
すすぎ運転を行うか否かを判別する注水すすぎ運転判別
手段、予め上記複数の水流のうちから槽内の水が外部に
飛散しない最強の水流を選出し、この選出した水流を、
注水すすぎにおいて槽内の水位が槽内から水が外部に飛
散する恐れのある水位である場合の水流の下限として記
憶する注水すすぎ水流下限記憶手段、上記注水すすぎ運
転判別手段により注水すすぎ運転を行うことが判別され
ると、洗い工程において洗濯物の洗浄に使用された最終
水流よりも予め定める段階弱めた水流で運転を行うよ
う、上記運転手段を制御する注水すすぎ水流制御手段、
上記注水すすぎ水流制御手段により、洗い工程において
洗濯物の洗浄に使用された最終水流よりも予め定める段
階弱めた水流で注水すすぎ運転が開始されると、上記水
位検知手段からの検知信号に基づき、槽内の水位が槽内
から水が外部に飛散する恐れのある水位か否かを判別す
る注水すすぎ水位判別手段、及び上記注水すすぎ水位判
別手段により槽内の水位が槽内から水が外部に飛散する
恐れのある水位であると判別されたときには、注水すす
ぎ開始時の水流が上記下限の注水すすぎ水流よりも弱い
か否かを判別し、その判別の結果、注水すすぎ開始時の
水流が上記下限の注水すすぎ水流よりも弱ければ、当該
下限の注水すすぎ水流で運転を行うよう、上記運転手段
を制御する注水すすぎ水流調整手段をさらに含むことを
特徴とする。
【0018】請求項6による全自動洗濯機は、請求項4
又は5記載の全自動洗濯機において、すすぎ工程中に、
上記水位設定手段の水位設定操作があると、上記水位設
定手段により設定された水位を判別するすすぎ水位設定
判別手段、上記すすぎ設定水位判別手段による判別の結
果、上記水位設定手段にて槽内から水が外部に飛散する
恐れのある水位に設定されておれば、上記水位設定手段
による水位設定前の水流でそのまま運転を行うよう、上
記運転手段を制御し、上記水位設定手段にて槽内の水が
外部に飛散する恐れのない水位に設定されておれば、上
記固定水流記憶手段に記憶されている各水位固定の水流
で運転を行うよう、上記運転手段を制御するすすぎ水流
調整手段をさらに含むことを特徴とする。
【0019】請求項7による全自動洗濯機は、請求項6
記載の全自動洗濯機において、予め上記複数の水流のう
ちから槽内の水が外部に飛散しない最強の水流を選出
し、この選出した水流を、すすぎ工程において槽内の水
位が槽内から水が外部に飛散する恐れのある水位である
場合の水流の下限として記憶するすすぎ水流下限記憶手
段をさらに含み、上記すすぎ水流調整手段は、すすぎ工
程中に、上記水位設定手段により槽内から水が外部に飛
散する恐れのある水位に設定された場合、上記水位設定
手段による水位設定前の水流が上記下限のすすぎ水流よ
りも弱いか否かを判別し、その判別の結果、水位設定前
の水流が上記下限のすすぎ水流よりも弱ければ、当該下
限のすすぎ水流で運転を行うよう、上記運転手段を制御
し、水位設定前の水流が上記下限のすすぎ水流よりも強
ければ、水位設定前の水流でそのまま運転を行うよう、
上記運転手段を制御することを特徴とする。
【0020】
【作用】上記請求項1による全自動洗濯機において、負
荷量検知手段は、洗い工程に先だって槽内に収容された
洗濯物の量を検知する。決定手段は、負荷量検知手段の
検知結果に応じて、予め設定された攪拌翼の反転時間が
異なる複数の水流のうちから洗濯運転を行うべき水流を
選択して自動的に決定すると共に、槽内に給水すべき水
位を自動的に決定する。運転手段は、決定手段にて決定
された水流で運転を行うよう、水流発生手段を制御す
る。布回り検知手段は、洗い工程中の布回り状態を検知
する。
【0021】布回り検知手段により布回りが良すぎるこ
とが検知されると、洗い水位判別手段は、水位検知手段
からの検知信号に基づき、槽内の水位が槽内から水が外
部に飛散する恐れのある水位か否かを判別する。洗い水
位判別手段により槽内の水位が槽内から水が外部に飛散
する恐れのある水位であると判別されたときには、洗い
水流弱め手段は、水流を洗い水流下限記憶手段に記憶さ
れている下限の洗い水流を下回らない範囲で弱めて運転
を行うよう、運転手段を制御する。
【0022】このように、予め上記複数の水流のうちか
ら槽内の水が外部に飛散しない最強の水流を選出し、こ
の選出した水流を、洗い工程において水飛びの恐れのあ
る水位である場合の水流の下限として定めておくことに
よって、布回り検知で布回りが良すぎると判別され、水
流を弱めていく際に、槽内の水位が槽内から水が外部に
飛散する恐れのある水位である場合には、水流は上記下
限の洗い水流を下回らない範囲で弱めらる。その結果、
水流は必要以上に弱められることがない。つまり、所定
の洗浄能力を確保しつつ、水飛び及び布傷みの発生を防
止することができる。
【0023】請求項2による全自動洗濯機において、洗
い水位設定判別手段は、洗い工程中に、水位設定手段の
水位設定操作があると、この水位設定手段により手動で
設定された水位を判別する。洗い設定水位判別手段によ
る判別の結果、水位設定手段にて槽内から水が外部に飛
散する恐れのある水位に設定されておれば、洗い水流調
整手段は、水位設定手段による水位設定前の水流でその
まま運転を行うよう、運転手段を制御する。一方、水位
設定手段にて槽内の水が外部に飛散する恐れのない水位
に設定されておれば、洗い水流調整手段は、固定水流記
憶手段に記憶されている各水位固定の水流で運転を行う
よう、運転手段を制御する。
【0024】このように、洗い工程中に、水位設定手段
にて水飛びの恐れのある水位に変更された場合には、負
荷量検知結果等に応じた水流でそのまま運転されるの
で、槽内に収容された洗濯物の量が少ない時には、その
まま弱い水流で運転されることになる。その結果、水飛
びの問題がなくなる。また、洗い工程中に、水位設定手
段にて水飛びの恐れのない水位に変更された場合には、
当該変更水位に対応した固定の水流で運転されるので、
例えば槽内に収容された洗濯物の量が多い時に低い水位
に手動で設定した時には、負荷量検知に応じた強水流で
運転されるのではなく、低い水位に対応した固定の弱い
水流に調整されて運転される。
【0025】請求項3による全自動洗濯機において、洗
い水流調整手段は、洗い工程中に、水位設定手段により
槽内から水が外部に飛散する恐れのある水位に設定され
た場合、水位設定手段による水位設定前の水流が上記下
限の洗い水流よりも弱いか否かを判別する。その判別の
結果、水位設定前の水流が上記下限の洗い水流よりも弱
ければ、当該下限の洗い水流で運転を行うよう、運転手
段を制御する。一方、水位設定前の水流が上記下限の洗
い水流よりも強ければ、水位設定前の水流でそのまま運
転を行うよう、運転手段を制御する。
【0026】つまり、低い水位でかつ上記下限の洗い水
流よりも弱い水流で洗い運転中に、水飛びの恐れのある
高水位又は中水位に変更された場合に、水飛びを抑える
ため水位のみ変更し水流をそのままにすると、水流が必
要以上に弱くなって洗浄能力が低下する事態に陥るのを
防止するために、下限の洗い水流を定めておき、洗い工
程中に、水位設定手段により水飛びの恐れのある水位に
変更された場合に、水位変更前の水流が上記下限の洗い
水流よりも弱ければ、当該下限の洗い水流で運転するよ
うにしているのである。よって、低い水位でかつ上記下
限の洗い水流よりも弱い水流で洗い運転中に、水飛びの
恐れのある高水位又は中水位に変更された場合であって
も、水流は必要以上に弱くならない。その結果、所定の
洗浄能力を確保することができる。
【0027】請求項4による全自動洗濯機において、す
すぎ工程では、すすぎ水流制御手段は、洗い工程におい
て洗濯物の洗浄に使用された最終水流で運転を行うよ
う、運転手段を制御する。このように、洗い工程におい
て洗濯物の洗浄に使用された最終水流ですすぎ運転が開
始されるので、結果的に、洗い工程中に洗濯物の量及び
水位に適合するように修正された最終水流ですすぎ運転
されることになる。
【0028】つまり、すすぎ工程においては、洗い工程
中に洗濯物の量及び水位に適合するように修正された最
終水流ですすぎ運転されることにより、とりわけ最初か
ら水分を含浸した洗濯物を洗濯する場合でも、洗濯物本
来の量に適した水流ですすぎ運転される。その結果、水
飛びが発生することがない。また、洗い工程中に洗濯物
の一部を取り出した場合にも、すすぎ工程においては、
実際にすすぎを行う洗濯物の量に適した水流で運転され
る。その結果、水飛びが発生することがない。一方、洗
い工程中に洗濯物を加えた場合にも、すすぎ工程におい
ては、実際にすすぎを行う洗濯物の量に適した水流で運
転される。その結果、布回りが悪くなることもなく十分
なすすぎを行うことができる。
【0029】請求項5による全自動洗濯機において、注
水すすぎ運転判別手段は、すすぎ工程において注水すす
ぎ運転を行うか否かを判別する。注水すすぎ運転判別手
段により注水すすぎ運転を行うことが判別されると、注
水すすぎ水流制御手段は、洗い工程において洗濯物の洗
浄に使用された最終水流よりも予め定める段階弱めた水
流で運転を行うよう、運転手段を制御する。
【0030】注水すすぎ水流制御手段により、洗い工程
において洗濯物の洗浄に使用された最終水流よりも予め
定める段階弱めた水流で注水すすぎ運転が開始される
と、注水すすぎ水位判別手段は、水位検知手段からの検
知信号に基づき、槽内の水位が槽内から水が外部に飛散
する恐れのある水位か否かを判別する。注水すすぎ水位
判別手段により槽内の水位が槽内から水が外部に飛散す
る恐れのある水位であると判別されたときには、注水す
すぎ水流調整手段は、注水すすぎ開始時の水流が注水す
すぎ水流下限記憶手段に記憶されている下限の注水すす
ぎ水流よりも弱いか否かを判別する。その判別の結果、
注水すすぎ開始時の水流が上記下限の注水すすぎ水流よ
りも弱ければ、当該下限の注水すすぎ水流で運転を行う
よう、運転手段を制御する。
【0031】このように、注水すすぎにおいては、洗い
工程における洗浄に使用された最終水流からよりも予め
定める段階弱めた水流で注水すすぎ運転が開始されるの
で、結果的に、洗い工程中に洗濯物の量及び水位に適合
するように修正された最終水流よりも予め定める段階弱
めた水流で注水すすぎ運転されることになる。そのた
め、水飛びの問題がなくなり、又布回りが悪くなること
もない。
【0032】また、上記下限の注水すすぎ水流を定めて
おき、注水すすぎ中に、水位が水飛びの恐れのある水位
に達した場合に、注水すすぎ開始時の水流が上記下限の
注水すすぎ水流よりも弱ければ、当該下限の注水すすぎ
水流で運転される。そのため、水流は必要以上に弱くな
ることがなく、所定の洗浄能力を確保することができ
る。
【0033】請求項6による全自動洗濯機において、す
すぎ水位設定判別手段は、すすぎ工程中に、水位設定手
段の水位設定操作があると、水位設定手段により設定さ
れた水位を判別する。すすぎ設定水位判別手段による判
別の結果、上記水位設定手段にて槽内から水が外部に飛
散する恐れのある水位に設定されておれば、すすぎ水流
調整手段は、水位設定手段による水位設定前の水流でそ
のまま運転を行うよう、運転手段を制御する。一方、水
位設定手段にて槽内の水が外部に飛散する恐れのない水
位に設定されておれば、すすぎ水流調整手段は、固定水
流記憶手段に記憶されている各水位固定の水流で運転を
行うよう、運転手段を制御する。
【0034】このように、すすぎ工程中に、水位設定手
段にて水飛びの恐れのある水位に変更された場合に、水
位変更前の水流が上記下限のすすぎ水流よりも強けれ
ば、水位変更前の水流でそのまま運転されるので、槽内
に収容された洗濯物の量が少ない時には、そのまま弱い
水流で運転されることになる。また、すすぎ工程中に、
水位設定手段にて水飛びの恐れのない水位に変更された
場合には、当該変更水位に対応した固定の水流で運転さ
れるので、例えば槽内に収容された洗濯物の量が多い時
に低い水位に手動で設定した時には、洗濯物の量に応じ
た強水流で運転されるのではなく、低い水位に対応した
固定の弱い水流に調整されて運転されることになる。
【0035】請求項7による全自動洗濯機において、す
すぎ水流調整手段は、すすぎ工程中に、水位設定手段に
より槽内から水が外部に飛散する恐れのある水位に設定
された場合、水位設定手段による水位設定前の水流がす
すぎ水流下限記憶手段に記憶されている下限のすすぎ水
流よりも弱いか否かを判別する。その判別の結果、水位
設定前の水流が上記下限のすすぎ水流よりも弱ければ、
当該下限のすすぎ水流で運転を行うよう、運転手段を制
御する。一方、水位設定前の水流が上記下限のすすぎ水
流よりも強ければ、水位設定前の水流でそのまま運転を
行うよう、運転手段を制御する。
【0036】このように、上記下限のすすぎ水流を定め
ておき、すすぎ工程中に、水位設定手段により水飛びの
恐れのある水位に変更された場合に、水位変更前の水流
が上記下限のすすぎ水流よりも弱ければ、当該下限の洗
い水流で運転されるから、水流は必要以上に弱くなるこ
とがない。その結果、所定の洗浄能力を確保することが
できる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づき詳細に説明する。図3は、本発明の第1実施例に
係る全自動洗濯機の概略構成を簡略化して示す断面図で
ある。同図を参照して、本実施例の全自動洗濯機は、洗
濯機本体1内に吊り棒(図示せず。)を介して弾性的に
吊支された洗濯水を貯水する外槽2と、この外槽2に回
転軸3を介して回転自在に内装された、洗濯物を収容す
る内槽4とを備えている。
【0038】洗濯機本体1は、上面に開口を有する箱形
に形成されており、その上面後部には操作部6が設けら
れている。この操作部6には、手動により外槽2内の水
位を設定するための水位設定キー6a(図2参照)、運
転モードを選択するための選択キー6b(図2参照)、
及び運転モード等を表示するためのLED群(図示せ
ず。)が備えられている。
【0039】外槽2の上部には、給水ホース9が接続さ
れている。この給水ホース9の途中部には、外槽2内へ
洗濯水への給水を制御する給水電磁弁11が設けられて
いる。外槽2の底部には、排水口17が形成されてお
り、排水口17に排水ホース10が接続されている。こ
の排水ホース10の途中部には、外槽2から洗濯機本体
1外への洗濯水の排水を制御する排水電磁弁12が設け
られている。
【0040】外槽2の底部一角には、エアートラップ1
6が設けられている。このエアートラップ16は、操作
部6内の水位センサ14に圧力ホース15を介して接続
されている。水位センサ14は、外槽2内の水位変化を
圧力変化として検出し、この圧力変化に応じて磁性体を
コイル内で移動させ、結果として水位変化をコイルのイ
ンダクタンス変化として検出するものである。
【0041】内槽4の周面には、多数の微細な脱水孔4
bが形成されており、内槽4の底部には、洗濯物を攪拌
し、又水流を起こさせる攪拌翼18が正逆回転自在に内
装されている。図4は、内槽及び攪拌翼に回転力を伝達
するための機構を拡大して示す断面図である。同図を参
照して、回転軸3は、内槽4の底面4aに補強板20を
介して固定されており、回転軸3には、攪拌翼18を支
持した内軸19が回転自在に内挿されている。そして、
回転軸3は、外槽2の底面2aに水シール用オイルシー
ル21及び回転軸用軸受22を介して回転自在に貫通支
持されている。このオイルシール21及び軸受22は、
内部にグリースが充填されており、外槽2の底面2aに
圧入固定されている。
【0042】外槽2の底面2aには、回転軸3及び内軸
19を回転駆動させるための攪拌翼駆動手段23(図3
参照)と、攪拌翼駆動手段23からの駆動力を回転軸3
に継断可能に伝達するクラッチ機構25とが設置されて
いる。攪拌翼駆動手段23は、図3に示すように、駆動
モータ26と、後述するベルトプーリ74と、駆動モー
タ26とベルトプーリ74との間に掛巻された無端状の
プーリベルト27とを備えている。
【0043】クラッチ機構25は、駆動モータ26から
の駆動力を駆動軸62から減速して内軸19に伝達する
減速装置63と、減速装置63を内装して回転軸3に外
嵌固定されると共に、駆動力をスプリングクラッチ64
を介して内槽4に伝達するギアケース65とを備えてい
る。そして、ギアケース65の外周に、内槽4の回転を
停止するブレーキ66が離接自在に配置されている。こ
のギアケース65は、ブレーキ66との接触面65aが
硬化処理されたアルミニウム等からなる。
【0044】減速装置63は、駆動軸62に固定された
ピニオン67と、ピニオン67に噛合して回転する大ギ
ア68と、内軸19に外嵌固定され大ギア68を回転自
在に保持するギア保持体69と、ギア保持体69に回転
自在に保持された遊星ギア70aと、ギアケース65の
内周面に形成された遊星ギア70aと噛合するリングギ
ア70bとを備えている。
【0045】ギアケース65は、回転軸3に係合された
小径部71と、減速装置63を内蔵した大径部72とを
有している。大径部72は、ブレーキドラムの機能を有
するもので、大径部72の前記ブレーキ66との接触面
65aを時効処理を行うことにより、耐久性に優れた摺
動部を形成している。ここに、時効処理とは、溶体化処
理した後、急冷し、焼き戻しをすることをいう。
【0046】そして、ギアケース65の下部に、駆動軸
62が駆動軸受筒73を介して回転自在に内装支持さ
れ、駆動軸受筒73とベルトプーリ74との間で円柱状
の伝達体75が介装されており、伝達体75に駆動軸6
2が一体回転可能に嵌合されている。また、伝達体75
及び駆動軸受筒73に、コイル状のスプリングクラッチ
64が外嵌され、更にその外周部に、ラチェットギア7
7が遊嵌されている。スプリングクラッチ64の下端
は、伝達体75に係合されており、スプリングクラッチ
64の上端は、駆動軸受筒73に固定されている。
【0047】そして、伝達体75、スプリングクラッチ
64、ラチェットギア77及びラチェットギア77に係
合離間するストッパ片(図示せず。)により、ギアケー
ス65への動力伝達手段が構成されている。この動力伝
達手段は、駆動モータ26の正転によりスプリングクラ
ッチ64が伝達体75及び駆動軸受筒73の外周面から
離間し、かつ駆動モータ26の逆転によりスプリングク
ラッチ64が伝達体75及び駆動軸受筒73の外周面に
圧接する。
【0048】ブレーキ66は、ブレーキバンド78とブ
レーキシュ79とを備えており、ブレーキバンド78
は、帯状の板をU字形に変形させたもので、ギアケース
65との接触面65aに、ブレーキシュ79がブレーキ
動作時に生じる摺動摩擦でも剥離しないように接着され
ている。そして、ブレーキバンド78の一端に係合した
レバー(図示せず。)により、ブレーキシュ79がギア
ケース65に離接自在とされる。なお、図中80は駆動
軸用軸受、81はクラッチケースである。
【0049】即ち、駆動モータ26からプーリベルト2
7を介して駆動軸62に伝達された駆動力は、洗い及び
すすぎ時には、ベルトプーリ74の回転で駆動軸62が
回転し、ピニオン67が回転する。この際、ラチェット
ギア77は、ストッパ片によって回転が止められてお
り、スプリングクラッチ64は駆動モータ26の正転時
に緩むので、伝達体75の回転は駆動軸受筒73に伝達
されない。このとき、ギアケース65は、ブレーキ66
が押圧されているので、回転しないようになっている。
【0050】ピニオン67は、大ギア68により一段減
速し、大ギア68は、ギア保持体69を介して遊星ギア
70aを回し、遊星ギア70aは、ギアケース65内に
加工されたリングギア70bと噛み合っているため、リ
ングギア70bに噛み合いながら遊転する。遊星ギア7
0aの回転力は、ギア保持体69から内軸19に伝達さ
れ、内軸19を回転させる。したがって、内軸19の先
端の攪拌翼18が一定の減速比をもって回転することで
洗い及びすすぎ作用をなす。
【0051】脱水時には、駆動モータ26を逆転し、ス
トッパ片をラチェットギア77から離間させ、ブレーキ
66のレバーを可動させることによりブレーキ66が緩
められるので、ギアケース65は自由回転可能となり、
又ラチェットギア77も空転するようになる。伝達体7
5及び駆動軸受筒73の外周面がスプリングクラッチ6
4のスプリング自体の内径と僅かに隙間があり、逆転す
ることで伝達体75からの回転力がスプリングクラッチ
64に伝達され、スプリングクラッチ64を締まり方向
に働くように巻くため、伝達体75は駆動軸受筒73に
スプリングによって固定される。したがって、ベルトプ
ーリ74、駆動軸62及び駆動軸受筒73が一緒に回転
し、ギアケース65に一体化された内槽4が回転するこ
とになる。
【0052】また、駆動軸受筒73と駆動軸62とが一
体回転し、ギアケース65が回転するため、減速比が大
でギア同士の噛合が大である減速装置63は、ギアケー
ス65と一体的に回転することになる。即ち、脱水時に
は、両者が一体的に高速回転して脱水作用をなす。図2
は、全自動洗濯機の電気的構成を示すブロック図であ
る。同図を参照して、洗い工程、排水・脱水工程及びす
すぎ工程を含む一連の洗濯動作は、マイクロコンピュー
タ100の制御の下に実行される。このマイクロコンピ
ュータ100は、CPU、RAM及びROM等を備えて
いる。
【0053】CPUは、制御部及び演算部を備えてい
る。制御部は、命令の取り出し実行を行い、演算部は、
命令の実行段階において、制御部からの制御信号によっ
て入力機器やメモリから与えられるデータに対し、二重
加算、論理演算、増減、比較等の演算処理を行う。RA
Mは、洗濯に関するデータを記憶するためのものであ
り、ROMは、洗濯機を動かすためのプログラムや、判
断のための条件設定、各種の情報を処理するためのルー
ル等を読み込ませておくものである。
【0054】マイクロコンピュータ100には、水位設
定キー6a、運転コース選択キー6bからの各操作出
力、水位センサ14からの検知出力、及びパルスエンコ
ーダ101からのエンコーダ出力が与えられる。パルス
エンコーダ101は、駆動モータ26の回転パルスを取
り出すものである。そして、マイクロコンピュータ10
0に、水位設定キー6a、運転コース選択キー6b、水
位センサ14、パルスエンコーダ101からの各出力が
与えられると、これらの情報を基に所定の演算を行い、
モータ26及び給水電磁弁11、排水電磁弁12の動作
を制御する。
【0055】図1は、洗い工程における動作を説明する
ためのフロチャートである。同図を参照して、プログラ
ムがスタートされると、まずステップS1で、外槽2内
に水を給水しない状態で、内槽4内に収容された洗濯物
の量の検知、即ち負荷量検知が行われる。この負荷量検
知は、攪拌翼18をモータ26により反転させ、モータ
オフ時の惰性回転パルス数をパルスエンコーダ101に
より取り出し、このエンコーダ101からのエンコーダ
出力を測定することによって達成される。具体的には、
洗濯物の量が多いと、攪拌翼に加わる負荷が大きくなっ
てモータオフ時の惰性回転パルス数が少なくなるので、
洗濯物の量が多いことが検知される。一方、洗濯物の量
が少ないと、攪拌翼に加わる負荷が小さくなってモータ
オフ時の惰性回転パルス数が多くなので、洗濯物の量が
少ないことが検知される。
【0056】続くステップS2では、負荷量検知結果に
応じて、洗濯運転を行うべき水流及び水位が自動的に決
定される。特に、水流は、予め設定された攪拌翼18の
反転時間が異なる複数の水流のうちから洗濯運転を行う
べき水流を選択して決定される。そして、ステップS3
では、決定された水流及び水位に基づいて洗い工程が開
始される。即ち、決定された水位に達するまで、給水電
磁弁11を開いて外槽2内に洗濯水が給水され、その後
決定された水流を発生するよう、モータ26への通電制
御が行われる。
【0057】洗い工程中には、水飛び及び洗濯物の布傷
みを考慮して、ステップS6で、布回り状態が検知され
る。この布回り検知は、上記負荷量検知と同様、モータ
オフ時の惰性回転のパルス数をパルスエンコーダ101
により取り出し、このエンコーダ101からのエンコー
ダ出力を測定することによって達成される。具体的に
は、モータオフ時の惰性回転パルス数が予め定める値よ
りも多ければ、「布回りが良すぎる」と判別され、モー
タオフ時の惰性回転パルス数が予め定める値よりも少な
ければ、「布回りが悪い」と判別される。
【0058】続くステップS7〜S10においては、布
回り検知結果を基に、水位と洗濯物の量に適した水流に
修正される。詳しくは、ステップS7で、「布回りが良
すぎる」と判別されると、ステップS8では、水位セン
サ14からの検知信号に基づき、水飛びの恐れのある高
水位又は中水位か否かが判別される。ここで、水飛びの
恐れのない水位であれば、ステップS10において、水
流を上記複数の水流の範囲内で1ランクずつ弱めるべ
く、モータ26への通電制御が行われる。一方、水飛び
の恐れのある高水位又は中水位であれば、ステップS9
及びS10において、水流を下限の洗い水流を下回らな
い範囲で弱めて運転される。ここに、下限の洗い水流と
は、予め上記複数の水流のうちから槽内の水が外部に飛
散しない最強の水流を選出し、この選出した水流を、洗
い工程において水飛びの恐れのある水位である場合の水
流の下限としたものをいい、当該水流はマイクロコンピ
ュータ100に記憶されている。具体的には、ステップ
S9で、水流が上記下限の洗い水流か否かが判別され
る。ここで、水流が上記下限の洗い水流よりも強けれ
ば、ステップS10において、水流を上記下限の洗い水
流を下回らない範囲で1ランクずつ弱めるべく、モータ
26への通電制御が行われる。そして、ステップS9で
水流が上記下限の洗い水流まで弱まったと判別される
と、それ以上水流を弱めることなくステップS4に戻さ
れる。斯くして、布回り検知結果を基に、水位と洗濯物
の量に適した水流に修正された結果、ステップS7で、
布回り状態が予め定めた状態になれば、洗い時間が終了
するまで洗い工程が続行される。なお、このフローチャ
ートでは、「布回りが悪い」と判別された場合の処理動
作については示されていないが、「布回りが悪い」と判
別された場合、水流は布回り状態が予め定める状態にな
るまで順次段階的に強められる点については、従来のも
のと同様である。
【0059】このように、予め上記複数の水流のうちか
ら槽内の水が外部に飛散しない最強の水流を選出し、こ
の選出した水流を、洗い工程において水飛びの恐れのあ
る水位である場合の水流の下限として定めておくことに
よって、布回り検知で布回りが良すぎると判別され、水
流を順次段階的に弱めていく際に、槽内の水位が槽内か
ら水が外部に飛散する恐れのある水位である場合には、
水流は上記下限の洗い水流を下回らない範囲で弱めら
る。その結果、水流は必要以上に弱められることがな
い。つまり、所定の洗浄能力を確保しつつ、水飛び及び
布傷みの発生を防止することができる。
【0060】ステップS5において、洗い工程中に、水
位設定キー6aの手動操作により水位が変更されたと判
別されると、ステップS11で、水位センサ14からの
検知信号に基づき、手動にて設定された水位が現在の水
位よりも高いか否かが判別される。ここで、手動にて設
定された水位が現在の水位よりも高くなければ、ステッ
プS13以降の処理に移される。一方、手動にて設定さ
れた水位が現在の水位よりも高ければ、続くステップS
12では、設定された水位に達するまで、給水電磁弁1
1を開いて外槽2内に洗濯水が給水され、その後ステッ
プS13以降の処理に移される。
【0061】ステップS13〜S15の処理では、変更
された水位を考慮して水流の調整が行われる。具体的に
は、ステップS13で、水位設定キー6aにより水飛び
の恐れのある高水位又は中水位に設定されたか否かが判
別される。ここで、水位設定キー6aにて水飛びの恐れ
のある高水位又は中水位に設定されておれば、ステップ
S14で、手動水位設定前の現在の水流でそのまま運転
すべく、モータ26への通電制御が行われる。一方、水
位設定キー6aにて水飛びの恐れのない水位に設定され
ておれば、ステップS15で、各水位固定の水流で運転
すべく、モータ26への通電制御が行われる。ここに、
各水位固定の水流とは、予め水位設定キー6aにより手
動で設定される各水位に応じて固定的に定められた水流
をいい、当該水流はマイクロコンピュータ100に記憶
されている。
【0062】洗い工程中に水位が変更されるに伴って、
ステップS13〜S15において水流が調整された後
は、ステップS4に戻され、洗い時間が終了するまで洗
い工程が続行される。このように、洗い工程中に、水位
設定キー6aにて水飛びの恐れのある高水位又は中水位
に変更された場合には、水位変更前の現在の水流でその
まま運転されるので、内槽4内に収容された洗濯物の量
が少ない時に、途中で水飛びの恐れのある高水位又は中
水位に変更されても、そのまま弱い水流で運転されるこ
とになる。その結果、水飛びの問題がなくなる。また、
洗い工程中に、水位設定キー6aにて水飛びの恐れのな
い水位に変更された場合には、当該変更水位に対応した
固定の水流で運転されるので、例えば内槽4内に収容さ
れた洗濯物の量が多い時に、途中で水飛びの恐れのない
低い水位に手動で変更した場合は、負荷量検知等に応じ
た強水流で運転されるのではなく、低い水位に対応した
固定の弱い水流に調整されて運転されることになる。
【0063】なお、ステップS4で、洗い時間が終了す
ると、洗い工程が終了される。次に、本発明の第2実施
例を図5乃至図7に基づき詳述する。図5乃至図7は、
本発明の第2実施例に係る全自動洗濯の洗い工程、排水
・脱水工程及び注水すすぎを含むすすぎ工程における一
連の洗濯動作を説明するためのフローチャートである。
図5を参照して、本実施例の全自動洗濯機では、プログ
ラムがスタートされると、まずステップS1で、外槽2
内に水を給水しない状態で負荷量検知が行われ、ステッ
プS2で、負荷量検知結果に応じて、洗濯運転を行うべ
き水流及び水位が自動的に決定され、その後ステップS
3で、決定された水流及び水位に基づいて洗い工程が開
始される。
【0064】そして、洗い工程中には、ステップS6
で、水飛び及び洗濯物の布傷みを考慮して布回り状態の
検知が行われ、ステップS7〜S10で、布回り検知結
果を基に、水位と洗濯物の量に適した水流に修正され
る。この水流修正動作は、第1実施例と同様であるので
説明を省略する。また、ステップS5において、洗い工
程中に手動により水位が変更されたことが判別される
と、ステップS11で、手動にて設定された水位が現在
の水位よりも高くなければ、ステップS13以降の処理
に移され、一方手動にて設定された水位が現在の水位よ
りも高ければ、ステップS12で、設定された水位まで
給水された後、ステップS13以降の処理に移される。
【0065】ステップS13〜S15の処理では、変更
された水位を考慮して水流の調整が行われる。具体的に
は、ステップS13で、水位設定キー6aにより水飛び
の恐れのある高水位又は中水位に設定されたか否かが判
別される。ここで、水位設定キー6aにて水飛びの恐れ
のある高水位又は中水位に設定されておれば、ステップ
S14で、水位設定キー6aによる水位変更前の水流が
上記下限の洗い水流よりも弱いか否かが判別される。こ
の判別の結果、水位変更前の水流が上記下限の洗い水流
よりも弱ければ、ステップS15で、当該下限の洗い水
流で運転すべく、モータ26への通電制御が行われる。
水位変更前の水流が上記下限の洗い水流よりも強けれ
ば、ステップS16で、水位変更前の水流でそのまま運
転すべく、モータ26への通電制御が行われる。なお、
ステップS13で、水位設定キー6aにて水飛びの恐れ
のない水位に設定されたことが判別された場合には、第
1実施例と同様に、ステップS17で各水位固定の水流
で運転される。
【0066】ところで、低い水位でかつ上記下限の洗い
水流よりも弱い水流で洗い運転中に、水飛びの恐れのあ
る高水位又は中水位に変更された場合に、水飛びを抑え
るため水位のみ変更し水流はそのままにすると、水流が
必要以上に弱くなって洗浄能力が低下する場合がある。
本実施例では、かかる事態に対処するため、上記のよう
に、下限の洗い水流を定めておき、洗い工程中に、水位
設定キー6aにより水飛びの恐れのある水位に変更され
た場合に、水位変更前の水流が上記下限の洗い水流より
も弱ければ、当該下限の洗い水流で運転するようにして
いるので、水流は必要以上に弱くなることがない。よっ
て、所定の洗浄能力を確保することができる。
【0067】ステップS4で、洗い時間が終了すると、
図6及び図7に示すすすぎ工程の処理に移行される。図
6を参照して、すすぎ工程に投入される前に、ステップ
S18で排水・脱水工程が実行される。排水は、排水電
磁弁12を開くことによって達成される。脱水は、内槽
4を回転させ、脱水孔4bから内槽4内に収容された洗
濯物に含浸している水分を流出させることによって達成
される。
【0068】排水・脱水工程を終えると、ステップS1
9以降のすすぎ工程の処理に移される。すすぎ工程で
は、まずステップS19〜S21において、すすぎ運転
を行う水位まで給水電磁弁11を開いて外槽2内に給水
が行われる。具体的には、ステップS19で、以前の工
程(洗い工程)で水位を変更すべく、水位設定キー6a
による水位設定操作があったか否かが判別される。ここ
で、洗い工程中に水位の変更があった場合には、水位設
定キー6aにより設定された水位まで給水される。一
方、洗い工程中に水位の変更がなかった場合には、洗い
工程初期の負荷量検知結果に応じた水位まで給水され
る。
【0069】すすぎ水位までの給水が完了すると、ステ
ップS22において、注水すすぎを行うか否かが負荷量
に応じて自動的に判別される。ここで、注水すすぎを行
わない場合には、ステップS23で、ほぐし水流を除く
洗い工程における最終水流ですすぎ運転を開始すべく、
モータ26への通電制御が行われ、その後図7に示すス
テップS28以降の処理に移される。ここに、ほぐし水
流とは、洗い工程において洗濯物の絡みをほぐすための
水流であって、最も弱い洗い水流よりも弱い水流をい
う。
【0070】このように、ほぐし水流を除く洗い工程に
おける最終水流ですすぎ運転が開始されるので、結果的
に、洗い工程中に洗濯物の量及び水位に適合するように
修正された水流ですすぎ運転されることとなり、すすぎ
工程における水飛びの問題がなくなり、又布回りが悪く
なることもない。つまり、すすぎ工程においては、洗い
工程中に洗濯物の量及び水位に適合するように修正され
た最終水流ですすぎ運転されるので、とりわけ最初から
水分を含浸した洗濯物を洗濯する場合でも、洗濯物本来
の量に適した水流ですすぎ運転される。その結果、水飛
びが発生することがない。また、洗い工程中に洗濯物の
一部を取り出した場合にも、すすぎ工程においては、実
際にすすぎを行う洗濯物の量に適した水流で運転され
る。その結果、水飛びが発生することがない。一方、洗
い工程中に洗濯物を加えた場合にも、すすぎ工程におい
ては、実際にすすぎを行う洗濯物の量に適した水流で運
転される。その結果、布回りが悪くなることもなく十分
なすすぎを行うことができる。
【0071】ステップS22で、注水すすぎを行うこと
が判別された場合には、ステップS24において、ほぐ
し水流を除く洗い工程における最終水流から数ランク弱
い水流で注水すすぎ運転を開始すべく、モータ26への
通電制御が行われる。注水すすぎ運転が開始されると、
水位センサ14からの検知信号に基づき、水飛びの恐れ
のある高水位又は中水位か否かが判別される。ここで、
水飛びの恐れのない水位であれば、注水すすぎ運転開始
時の水流でそのまま運転され、ステップS28以降のす
すぎ工程の処理に移される。一方、水飛びの恐れのある
高水位又は中水位であれば、ステップS26で、注水す
すぎ開始時の水流が下限の注水すすぎ水流よりも弱いか
否かが判別される。ここに、下限の注水すすぎ水流と
は、予め上記複数の水流のうちから槽内の水が外部に飛
散しない最強の水流を選出し、この選出した水流を、注
水すすぎにおいて水飛びの恐れのある水位である場合の
水流の下限としたものをいい、当該水流はマイクロコン
ピュータ100に記憶されている。この注水すすぎ水流
の判別の結果、注水すすぎ開始時の水流が上記下限の注
水すすぎ水流よりも弱ければ、当該下限の注水すすぎ水
流で運転すべく、モータ26への通電制御が行われた
後、ステップS28以降のすすぎ工程の処理に移され
る。一方、注水すすぎ開始時の水流が上記下限の注水す
すぎ水流よりも強ければ、注水すすぎ運転開始時の水流
でそのまま運転が続行され、ステップS28以降のすす
ぎ工程の処理に移される。
【0072】このように、注水すすぎにおいては、ほぐ
し水流を除く洗い工程における最終水流から数ランク弱
い水流で注水すすぎ運転が開始されるので、結果的に、
洗い工程中に洗濯物の量及び水位に適合するように修正
された最終水流よりも数ランク弱い水流で注水すすぎ運
転されることになる。そのため、水飛びの問題がなくな
り、又布回りが悪くなることもない。
【0073】また、上記下限の注水すすぎ水流を定めて
おき、注水すすぎ中に、水位が水飛びの恐れのある水位
に達した場合に、注水すすぎ開始時の水流が上記下限の
注水すすぎ水流よりも弱ければ、当該下限の注水すすぎ
水流で運転されるので、水流は必要以上に弱くなること
がない。その結果、所定の洗浄能力を確保することがで
きる。
【0074】図7を参照して、ステップS28以降のす
すぎ工程の処理に移されると、まずステップS28で、
すすぎ工程中に、水位設定キー6aの手動操作により水
位が変更されたか否かが判別される。ここで、水位が変
更されなければ、ステップS36で、すすぎ時間が終了
するまで、すすぎ運転開始時の水流でそのまま運転が続
行される。
【0075】ステップS28において、水位設定キー6
aにより水位が変更されたことが判別されると、ステッ
プS29で、水位センサ14からの検知信号に基づき、
手動にて設定された水位が現在の水位よりも高いか否か
が判別される。ここで、手動にて設定された水位が現在
の水位よりも高くなければ、ステップS31以降の処理
に移される。一方、手動にて設定された水位が現在の水
位よりも高ければ、続くステップS30では、設定され
た水位に達するまで、給水電磁弁11を開いて外槽2内
に洗濯水が給水され、その後ステップS31以降の処理
に移される。
【0076】ステップS31〜S35の処理では、変更
された水位を考慮して水流の調整が行われる。具体的に
は、ステップS31で、水位設定キー6aにより水飛び
の恐れのある高水位又は中水位に設定されたか否かが判
別される。ここで、水位設定キー6aにて水飛びの恐れ
のある高水位又は中水位に設定されておれば、ステップ
S32で、水位設定キー6aによる水位変更前の水流が
下限のすすぎ水流よりも弱いか否かが判別される。ここ
に、下限のすすぎ水流とは、予め上記複数の水流のうち
から槽内の水が外部に飛散しない最強の水流を選出し、
この選出した水流を、すすぎ工程において水飛びの恐れ
のある水位である場合の水流の下限としたものをいい、
当該水流はマイクロコンピュータ100に記憶されてい
る。このすすぎ水流の判別の結果、水位変更前の水流が
上記下限のすすぎ水流よりも弱ければ、ステップS33
で、当該下限の洗い水流で運転すべく、モータ26への
通電制御が行われる。水位変更前の水流が上記下限の洗
い水流よりも強ければ、ステップS34で、水位変更前
の水流でそのまま運転すべく、モータ26への通電制御
が行われる。
【0077】一方、ステップS31において、水位設定
キー6aにて水飛びの恐れのない水位に設定されておれ
ば、ステップS35で、各水位固定の水流で運転すべ
く、モータ26への通電制御が行われる。すすぎ工程中
に水位が変更されるに伴って、ステップS31〜S35
において水流が調整された後は、ステップS36で、す
すぎ時間が終了するまですすぎ工程が続行される。
【0078】このように、すすぎ工程中に、水位設定キ
ー6aにて水飛びの恐れのある高水位又は中水位に変更
された場合に、水位変更前の水流が上記下限のすすぎ水
流よりも強ければ、水位変更前の水流でそのまま運転さ
れるので、内槽4内に収容された洗濯物の量が少ない時
には、そのまま弱い水流で運転されることになる。その
結果、水飛びの問題がなくなる。
【0079】また、上記下限のすすぎ水流を定めてお
き、すすぎ工程中に、水位設定キー6aにより水飛びの
恐れのある水位に変更された場合に、水位変更前の水流
が上記下限のすすぎ水流よりも弱ければ、当該下限の洗
い水流で運転されるから、水流は必要以上に弱くなるこ
とがない。その結果、所定の洗浄能力を確保することが
できる。
【0080】さらに、すすぎ工程中に、水位設定キー6
aにて水飛びの恐れのない水位に変更された場合には、
当該変更水位に対応した固定の水流で運転されるので、
例えば内槽4内に収容された洗濯物の量が多い時に低い
水位に手動で設定した時には、洗濯物の量に応じた強水
流で運転されるのではなく、低い水位に対応した固定の
弱い水流に調整されて運転されることになる。
【0081】なお、ステップS36で、すすぎ時間が終
了すると、すすぎ工程が終了される。上記第2実施例に
おいて、すすぎ工程中に、水飛びの恐れのある水位に変
更された場合には、水位変更前の水流でそのまま運転を
行い、すすぎ工程中に、水飛びの恐れのない水位に変更
された場合には、各水位固定の水流で運転を行うように
してもよい。
【0082】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正及び変更を加
え得ることは勿論である。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1の全自動洗濯機では、予め複数の水流のうちから
槽内の水が外部に飛散しない最強の水流を選出し、この
選出した水流を、洗い工程において水飛びの恐れのある
水位である場合の水流の下限として定めておくことによ
って、布回り検知で布回りが良すぎると判別され、水流
を弱めていく際に、槽内の水位が槽内から水が外部に飛
散する恐れのある水位である場合には、水流は下限の洗
い水流を下回らない範囲で弱めらる。その結果、水流は
必要以上に弱められることがなく、所定の洗浄能力を確
保しつつ、水飛び及び布傷みの発生を防止することがで
きる。
【0084】請求項2の全自動洗濯機によると、洗い工
程中に、水位設定手段にて水飛びの恐れのある水位に変
更された場合には、負荷量検知結果等に応じた水流でそ
のまま運転されるので、槽内に収容された洗濯物の量が
少ない時には、そのまま弱い水流で運転されることにな
る。その結果、水飛びの問題がなくなる。また、洗い工
程中に、水位設定手段にて水飛びの恐れのない水位に変
更された場合には、当該変更水位に対応した固定の水流
で運転されるので、例えば槽内に収容された洗濯物の量
が多い時に低い水位に手動で設定した時には、負荷量検
知に応じた強水流で運転されるのではなく、低い水位に
対応した固定の弱い水流に調整されて運転されることに
なる。
【0085】請求項3の全自動洗濯機では、低い水位で
かつ下限の洗い水流よりも弱い水流で洗い運転中に、水
飛びの恐れのある高水位又は中水位に変更された場合
に、水飛びを抑えるため水位のみ変更し水流をそのまま
にすると、水流が必要以上に弱くなって洗浄能力が低下
する事態に陥るのを防止するために、下限の洗い水流を
定めておき、洗い工程中に、水位設定手段により水飛び
の恐れのある水位に変更された場合に、水位変更前の水
流が上記下限の洗い水流よりも弱ければ、当該下限の洗
い水流で運転するようにしている。よって、低い水位で
かつ下限の洗い水流よりも弱い水流で洗い運転中に、水
飛びの恐れのある高水位又は中水位に変更された場合で
あっても、水流は必要以上に弱くならない。その結果、
所定の洗浄能力を確保することができる。
【0086】請求項4の全自動洗濯機によると、すすぎ
工程においては、洗い工程中に洗濯物の量及び水位に適
合するように修正された最終水流ですすぎ運転される。
したがって、最初から水分を含浸した洗濯物を洗濯する
場合でも、洗濯物本来の量に適した水流ですすぎ運転さ
れる。その結果、水飛びが発生することがない。また、
洗い工程中に洗濯物の一部を取り出した場合にも、すす
ぎ工程においては、実際にすすぎを行う洗濯物の量に適
した水流で運転される。その結果、水飛びが発生するこ
とがない。一方、洗い工程中に洗濯物を加えた場合に
も、すすぎ工程においては、実際にすすぎを行う洗濯物
の量に適した水流で運転される。その結果、布回りが悪
くなることもなく十分なすすぎを行うことができる。
【0087】請求項5の全自動洗濯機では、洗い工程中
に洗濯物の量及び水位に適合するように修正された最終
水流よりも予め定める段階弱めた水流で注水すすぎ運転
される。そのため、水飛びの問題がなくなり、又布回り
が悪くなることもない。また、下限の注水すすぎ水流を
定めておき、注水すすぎ中に、水位が水飛びの恐れのあ
る水位に達した場合に、注水すすぎ開始時の水流が下限
の注水すすぎ水流よりも弱ければ、当該下限の注水すす
ぎ水流で運転される。その結果、水流は必要以上に弱く
なることがなく、所定の洗浄能力を確保することができ
る。
【0088】請求項6の全自動洗濯機によると、すすぎ
工程中に、水位設定手段にて水飛びの恐れのある水位に
変更された場合に、水位変更前の水流が上記下限のすす
ぎ水流よりも強ければ、水位変更前の水流でそのまま運
転される。そのため、槽内に収容された洗濯物の量が少
ない時には、そのまま弱い水流で運転されることにな
る。その結果、水飛びの問題がなくなる。
【0089】また、すすぎ工程中に、水位設定手段にて
水飛びの恐れのない水位に変更された場合には、当該変
更水位に対応した固定の水流で運転される。したがっ
て、例えば槽内に収容された洗濯物の量が多い時に低い
水位に手動で設定した時には、洗濯物の量に応じた強水
流で運転されるのではなく、低い水位に対応した固定の
弱い水流に調整されて運転されることになる。
【0090】請求項7の全自動洗濯機では、下限のすす
ぎ水流を定めておき、すすぎ工程中に、水位設定手段に
より水飛びの恐れのある水位に変更された場合に、水位
変更前の水流が上記下限のすすぎ水流よりも弱ければ、
当該下限の洗い水流で運転される。そのため、水流は必
要以上に弱くなることがなくなる。その結果、所定の洗
浄能力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る全自動洗濯機の洗い
工程における動作を説明するためのフロチャートであ
る。
【図2】全自動洗濯機の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】全自動洗濯機の概略構成を簡略化して示す断面
図である。
【図4】内槽及び攪拌翼に回転力を伝達するための機構
を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る全自動洗濯の洗い工
程、排水・脱水工程及び注水すすぎを含むすすぎ工程に
おける一連の洗濯動作を説明するためのフローチャート
である。
【図6】同じく洗い工程、排水・脱水工程及び注水すす
ぎを含むすすぎ工程における一連の洗濯動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】同じく洗い工程、排水・脱水工程及び注水すす
ぎを含むすすぎ工程における一連の洗濯動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
2 外槽 4 内槽 6a 水位設定キー 6b 運転コース選択キー 14 水位センサ 18 攪拌翼 26 駆動モータ 100 マイクロコンピュータ 101 パルスエンコーダ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−71082(JP,A) 特開 平4−152983(JP,A) 特開 平1−280497(JP,A) 特開 平3−60699(JP,A) 特開 平5−261196(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】槽内の攪拌翼を回転駆動することにより槽
    内で洗濯水流を発生させる水流発生手段、 洗い工程に先だって槽内に収容された洗濯物の量を検知
    する負荷量検知手段、 上記負荷量検知手段の検知結果に応じて、予め設定され
    た攪拌翼の反転時間が異なる複数の水流のうちから洗濯
    運転を行うべき水流を選択して決定すると共に、槽内に
    給水すべき水位を決定する決定手段、 予め上記複数の水流のうちから槽内の水が外部に飛散し
    ない最強の水流を選出し、この選出した水流を、洗い工
    程において槽内の水位が槽内から水が外部に飛散する恐
    れのある水位である場合の水流の下限として記憶する洗
    い水流下限記憶手段、 上記決定手段にて決定された水流で運転を行うよう、上
    記水流発生手段を制御する運転手段、 洗い工程中の布回り状態を検知する布回り検知手段、 槽内の水位を検知する水位検知手段、 上記布回り検知手段により布回りが良すぎることが検知
    されると、上記水位検知手段からの検知信号に基づき、
    槽内の水位が槽内から水が外部に飛散する恐れのある水
    位か否かを判別する洗い水位判別手段、及び上記洗い水
    位判別手段により槽内の水位が槽内から水が外部に飛散
    する恐れのある水位であると判別されたときには、水流
    を上記下限の洗い水流を下回らない範囲で弱めて運転を
    行うよう、上記運転手段を制御する洗い水流弱め手段を
    含むことを特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の全自動洗濯機において、 手動により槽内の水位を設定するための水位設定手段、 予め上記水位設定手段により手動で設定される槽内の各
    水位に応じて固定的に定められた水流を記憶する固定水
    流記憶手段、 洗い工程中に、上記水位設定手段の水位設定操作がある
    と、上記水位設定手段により設定された水位を判別する
    洗い水位設定判別手段、 上記洗い設定水位判別手段による判別の結果、上記水位
    設定手段にて槽内から水が外部に飛散する恐れのある水
    位に設定されておれば、上記水位設定手段による水位設
    定前の水流でそのまま運転を行うよう、上記運転手段を
    制御し、上記水位設定手段にて槽内の水が外部に飛散す
    る恐れのない水位に設定されておれば、上記固定水流記
    憶手段に記憶されている各水位固定の水流で運転を行う
    よう、上記運転手段を制御する洗い水流調整手段をさら
    に含むことを特徴とする。
  3. 【請求項3】請求項2記載の全自動洗濯機において、 上記洗い水流調整手段は、洗い工程中に、上記水位設定
    手段により槽内から水が外部に飛散する恐れのある水位
    に設定された場合、上記水位設定手段による水位設定前
    の水流が上記下限の洗い水流よりも弱いか否かを判別
    し、その判別の結果、水位設定前の水流が上記下限の洗
    い水流よりも弱ければ、当該下限の洗い水流で運転を行
    うよう、上記運転手段を制御し、水位設定前の水流が上
    記下限の洗い水流よりも強ければ、水位設定前の水流で
    そのまま運転を行うよう、上記運転手段を制御すること
    を特徴とする。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の全自動
    洗濯機において、 すすぎ工程では、洗い工程において洗濯物の洗浄に使用
    された最終水流で運転を行うよう、上記運転手段を制御
    するすすぎ水流制御手段をさらに含むことを特徴とす
    る。
  5. 【請求項5】請求項4記載の全自動洗濯機において、 すすぎ工程において注水すすぎ運転を行うか否かを判別
    する注水すすぎ運転判別手段、 予め上記複数の水流のうちから槽内の水が外部に飛散し
    ない最強の水流を選出し、この選出した水流を、注水す
    すぎにおいて槽内の水位が槽内から水が外部に飛散する
    恐れのある水位である場合の水流の下限として記憶する
    注水すすぎ水流下限記憶手段、 上記注水すすぎ運転判別手段により注水すすぎ運転を行
    うことが判別されると、洗い工程において洗濯物の洗浄
    に使用された最終水流よりも予め定める段階弱めた水流
    で運転を行うよう、上記運転手段を制御する注水すすぎ
    水流制御手段、 上記注水すすぎ水流制御手段により、洗い工程において
    洗濯物の洗浄に使用された最終水流よりも予め定める段
    階弱めた水流で注水すすぎ運転が開始されると、上記水
    位検知手段からの検知信号に基づき、槽内の水位が槽内
    から水が外部に飛散する恐れのある水位か否かを判別す
    る注水すすぎ水位判別手段、及び上記注水すすぎ水位判
    別手段により槽内の水位が槽内から水が外部に飛散する
    恐れのある水位であると判別されたときには、注水すす
    ぎ開始時の水流が上記下限の注水すすぎ水流よりも弱い
    か否かを判別し、その判別の結果、注水すすぎ開始時の
    水流が上記下限の注水すすぎ水流よりも弱ければ、当該
    下限の注水すすぎ水流で運転を行うよう、上記運転手段
    を制御する注水すすぎ水流調整手段をさらに含むことを
    特徴とする。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の全自動洗濯機におい
    て、 すすぎ工程中に、上記水位設定手段の水位設定操作があ
    ると、上記水位設定手段により設定された水位を判別す
    るすすぎ水位設定判別手段、 上記すすぎ設定水位判別手段による判別の結果、上記水
    位設定手段にて槽内から水が外部に飛散する恐れのある
    水位に設定されておれば、上記水位設定手段による水位
    設定前の水流でそのまま運転を行うよう、上記運転手段
    を制御し、上記水位設定手段にて槽内の水が外部に飛散
    する恐れのない水位に設定されておれば、上記固定水流
    記憶手段に記憶されている各水位固定の水流で運転を行
    うよう、上記運転手段を制御するすすぎ水流調整手段を
    さらに含むことを特徴とする。
  7. 【請求項7】請求項6記載の全自動洗濯機において、 予め上記複数の水流のうちから槽内の水が外部に飛散し
    ない最強の水流を選出し、この選出した水流を、すすぎ
    工程において槽内の水位が槽内から水が外部に飛散する
    恐れのある水位である場合の水流の下限として記憶する
    すすぎ水流下限記憶手段をさらに含み、 上記すすぎ水流調整手段は、すすぎ工程中に、上記水位
    設定手段により槽内から水が外部に飛散する恐れのある
    水位に設定された場合、上記水位設定手段による水位設
    定前の水流が上記下限のすすぎ水流よりも弱いか否かを
    判別し、その判別の結果、水位設定前の水流が上記下限
    のすすぎ水流よりも弱ければ、当該下限のすすぎ水流で
    運転を行うよう、上記運転手段を制御し、水位設定前の
    水流が上記下限のすすぎ水流よりも強ければ、水位設定
    前の水流でそのまま運転を行うよう、上記運転手段を制
    御することを特徴とする。
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