JP3015129U - 火花等の落下防止器具 - Google Patents
火花等の落下防止器具Info
- Publication number
- JP3015129U JP3015129U JP1995002603U JP260395U JP3015129U JP 3015129 U JP3015129 U JP 3015129U JP 1995002603 U JP1995002603 U JP 1995002603U JP 260395 U JP260395 U JP 260395U JP 3015129 U JP3015129 U JP 3015129U
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- JP
- Japan
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- handle
- sparks
- outer cylinder
- welding
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- Expired - Lifetime
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築物外周付近の高所で、溶接、溶断等の作
業を行う際に生じる火花等の落下を、簡単な方法で防止
する。 【構成】 任意の長さに固定することができる円筒形の
柄外筒部2の上端に、外れ止めが付いたフック1を固着
し、柄外筒部2に差し込まれた柄内軸部3の下端には骨
材8を受け止めることができる骨材受け金物7を固着
し、骨材受け金物7に対してピン10を介して、骨材8
を折りたたみ自在に取り付け、骨材8にガラスウール等
を用いた不燃性シート9を係合部11にて締着して火花
等の落下防止器具が形成される。不燃性シート9を広げ
た状態で溶接箇所の近くの手摺等に、外れ止め付きフッ
ク1を掛けることにより作業場所の下部を覆い、溶接火
花等をその飛散範囲の狭い位置で捕らえることができる
ものである。移動の場合も、手摺等にフックを掛けたま
まスライドさせたり、別の位置で掛け直すだけで移動は
完了する。また骨材8を折りたたみ、柄外筒部2と柄内
軸部3を縮めることによりコンパクトな形となり、収納
や持ち運びにも便利な構造となっている。
業を行う際に生じる火花等の落下を、簡単な方法で防止
する。 【構成】 任意の長さに固定することができる円筒形の
柄外筒部2の上端に、外れ止めが付いたフック1を固着
し、柄外筒部2に差し込まれた柄内軸部3の下端には骨
材8を受け止めることができる骨材受け金物7を固着
し、骨材受け金物7に対してピン10を介して、骨材8
を折りたたみ自在に取り付け、骨材8にガラスウール等
を用いた不燃性シート9を係合部11にて締着して火花
等の落下防止器具が形成される。不燃性シート9を広げ
た状態で溶接箇所の近くの手摺等に、外れ止め付きフッ
ク1を掛けることにより作業場所の下部を覆い、溶接火
花等をその飛散範囲の狭い位置で捕らえることができる
ものである。移動の場合も、手摺等にフックを掛けたま
まスライドさせたり、別の位置で掛け直すだけで移動は
完了する。また骨材8を折りたたみ、柄外筒部2と柄内
軸部3を縮めることによりコンパクトな形となり、収納
や持ち運びにも便利な構造となっている。
Description
【0001】
本考案は、建築物外周付近の高所で、溶接、溶断等の作業を行う際に生じる火 花等の落下を、簡単な方法で防止する火花等の落下防止器具に関するものである 。
【0002】
建築物外周付近の高所で、手摺等の溶接が行われる際、建築物周辺に可燃物や 損傷しやすい物があると、溶接による火花等が落下して、火災や損傷を引き起こ す恐れがある。従来、それを防ぐための火花養生の方法としては図7、図8の如 く、不燃性シート(イ)と針金(ロ)で、その都度作業場所の下部を覆っていた が、溶接箇所を移る場合は、不燃性シート(イ)を移動させるのに大変手間が掛 かり不便であった。
【0003】
前記、従来の方法では、高所において溶接等を行う場合、不燃性シート(イ) と針金(ロ)でその都度作業場所の下部を覆う必要があり、そのため不燃性シー ト(イ)の取り付け、取り外しに大変手間が掛かるばかりでなく、周囲の状況に よっては、完全な形で取り付けるのが難しかったり、早く済ませようとするあま り不完全なままで作業を行って、火花等を下に落とす危険等の問題もあった。本 考案は、これらの問題点を解決することを課題とするものである。
【0004】
前記の課題を解決するための本考案は、溶接等作業場所の下部に、高さを調整 しながら簡単かつ確実に取り付けることができ、又、移動も容易な折りたたみ式 の火花等の落下防止器具である。
【0005】 以下、図により詳細に説明する。図1、図2に於いて、上端にフック1等の簡 単に周囲の手摺やパイプ等に取り付けられる部分を持つ柄外筒部2と、この柄外 筒部2に下から差しこまれた柄内軸部3は、任意の位置で締め付けネジ4を締め ることにより固定される。柄内軸部3の下方には、図3に示すように骨材受け金 物7が固着されており、この骨材受け金物7にピン10を介して、数本の骨材8 が放射線状に折りたたみ自在に取り付けられる。
【0006】 不燃性シート9は、円形叉は多角形状のもので、放射線状に広げられた骨材8 で支持され、係合部11により取り付けられる。折りたたむと図4のように、全 ての骨材8と不燃性シート9が柄外筒部2、柄内軸部3と同方向を向き、全体が 太い棒状の形となる。広げると、図3のように傘状になり、この状態で溶接等の 作業場所の下部に吊り下げて使用される。
【0007】
本考案は、図5、図6に示す如く、骨材8、不燃性シート9を広げた状態で溶 接等作業場所の下部に配置するもので、これにより火花等を受け止め、それ以上 落下することを防ぐものである。
【0008】 図2に於いて、柄外筒部2は締め付けネジ4を緩めると柄内軸部3に沿ってス ライドさせることができ、広げた不燃性シート9の高さを任意の位置に調整する ことができる。調整後は、締め付けネジ4を締めて、その位置に固定する。柄外 筒部2の上端に固着されたフック1は、作業場所周囲の手摺やパイプ等に引っか けて使うためのもので、これにより、本器具を非常に簡単に取り付けることがで きる。又、フック1には、外れ止め5がスプリング6によって常に開口部を塞ぐ ような形で取り付けられており、一旦引っかけられたフック1は容易に外れるこ とはない。
【0009】 図3に於いて、不燃性シート9を支える骨材8は、吊り下げている柄内軸部3 に固着された骨材受け金物7と、ピン10により連結されているため、図4に示 す如く傘のように折りたたむことができる。
【0010】
以下、図面に示す実施例について、さらに詳細に説明する。
【0011】 図2に於いて鋼鉄、ステンレス等の材料で形成した円筒形の柄外筒部2の上端 に、スプリング6の力で常に開口部を閉じている外れ止め5がついたフック1を 固着し、下方には、この柄外筒部2に下から差し込まれた柄内軸部3と任意の位 置で固定することができるように、締め付けネジ4を取りつける。
【0012】 図3に於いて、柄内軸部3の下端に取り付けられた骨材受け金物7と、数本の 骨材8がピン10を介して放射線状に連結される。ガラスウール等を用いた円形 叉は多角形状の不燃性シート9は、放射線状に広げられた数本の骨材8の上に、 係合部11により取り付けられる。
【0013】
本考案によれば、作業場所近くの手摺やパイプ等にフック1を引っかけるだけ で火花養生ができ、取付け、取り外し、移動が極めて簡単になる。スプリング6 及び外れ止め5により、風が吹いたり人が触れたりしても容易に外れることはな く、器具自体の落下を防止している。又、締め付けネジ4を緩めて柄外筒部2と 柄内軸部3の長さを調節することができ、作業に最適な位置に不燃性シート9を 置くことができる。骨材8はピン10により骨材受け金物7と連結されているた め、使用しないときは図4に示すように折りたたむことができ、持ち運びや収納 の際にも便利な構造となっている。
【図1】本考案の一実施例を示す全体図である。
【図2】本考案の一実施例を示す柄の断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す骨材、シート部の断面
図である。(広げた状態)
図である。(広げた状態)
【図4】本考案の一実施例を示す骨材、シート部の断面
図である。(折りたたみ状態)
図である。(折りたたみ状態)
【図5】本考案の使用状況を示す斜視図である。
【図6】本考案の使用状況を示す側面図である。
【図7】従来の実施例を示す斜視図である。
【図8】従来の実施例を示す側面図である。
1 フック 2 柄外筒部 3 柄内軸部 4 締め付けネジ 5 外れ止め 6 スプリング 7 骨材受け金物 8 骨材 9 不燃性シート 10 ピン 11 係合部
Claims (1)
- 【請求項1】 本体を吊り下げるための柄と、この柄の
下部にピン等で折りたたみ自在に放射線状に取り付けら
れた数本の骨材と、この骨材で傘状に支持された円形叉
は多角形状の不燃性シートよりなる火花等の落下防止器
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002603U JP3015129U (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 火花等の落下防止器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002603U JP3015129U (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 火花等の落下防止器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015129U true JP3015129U (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=43150707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002603U Expired - Lifetime JP3015129U (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 火花等の落下防止器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015129U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100835258B1 (ko) * | 2007-05-14 | 2008-06-05 | 주식회사 한미파슨스건축사사무소 | 용접불꽃 비산방지 기구 |
JP2016159396A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 豊田通商株式会社 | 火花飛散抑制具及び火花飛散抑制具の使用方法 |
JP2018066224A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 澄浩 杉江 | ゴミ受け具 |
KR20200045329A (ko) * | 2018-10-22 | 2020-05-04 | (주)엘지하우시스 | 창호 시공용 낙하방지망 조립체 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP1995002603U patent/JP3015129U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100835258B1 (ko) * | 2007-05-14 | 2008-06-05 | 주식회사 한미파슨스건축사사무소 | 용접불꽃 비산방지 기구 |
JP2016159396A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 豊田通商株式会社 | 火花飛散抑制具及び火花飛散抑制具の使用方法 |
JP2018066224A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 澄浩 杉江 | ゴミ受け具 |
KR20200045329A (ko) * | 2018-10-22 | 2020-05-04 | (주)엘지하우시스 | 창호 시공용 낙하방지망 조립체 |
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