JP3100822U - 高所溶接作業用火花防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で且つ軽量で、取付けや移動が容易であり、溶接部分の下方に位置させて、溶接や溶断の火花や火玉が滑り落ちて捕集金属缶に捕集されて周囲への飛散を防止し、特に天井や壁際での作業に好適で耐久性に優れた高所溶接作業用火花防止具を提供するものである。
【解決手段】上方に拡大したラッパ状の防炎シート2の上部開口部3と下部開口部4にそれぞれ金属リング5、6を取付け、この下部開口部4に、溶接火花の捕集金属缶7を取付けると共に、前記上部開口部5の上部金属リング5に取付けたれに取付けた補強ステー8に吊り下げフック10を取付けて、この吊り下げフック10を溶接部の上方の係止部分に吊下げて、ラッパ状の防炎シート2を溶接部の下方に保持させるようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

本考案は、高所で溶接作業を行なう場合に溶接火花の落下を防止する器具に関するものである。
一般にビルなどの建築物を構築する場合、鉄骨を溶接する作業を伴うが、高所での溶接作業の場合、その火花が現場周囲に飛散する。火花が飛散して落下すると、下で作業している人が火花を頭から被って、露出している手や、襟口から背中の中に入って火傷することがある。また溶接現場の周辺に可燃物があると火災が発生する危険があることから、高所で溶接作業をする場合には、下に防炎シート(養生シート)を敷いて、火災の発生を防止している。
このように溶接作業現場の周囲に防炎シートを設けるだけの対策では、特に高所での溶接作業では広範囲に火花が飛散する問題があり、広範囲に防炎シートを敷く必要がある。
また鉄骨柱を溶接する時には、鉄骨柱の溶接部分の周囲に、底面部と傾斜面部を石綿シートで構成し、底面部に磁石を設けた養生治具を、鉄骨柱の4側面を囲むように磁石で取付けてホッパー状に形成し、この内側で溶接を行ない、溶接火花を石綿シートで捕捉して飛散を防止する方法が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、これは鉄骨柱を囲んで取り付けるもので、天井下地軽量鉄骨など格子状に鉄骨を溶接する場合や、天井レールを溶接する場合、あるいは小型の連結部材やブラケットを壁際に溶接する場合には使用できない欠点があった。
この点を改善したものとしては図6に示す溶接スラブ用受け具20が開発されている。これは金属で形成された折たたみ自在の傘の骨構造をなす支杆21の外側を囲うように、難燃性のシートで形成された六角形テーパー状のスラブ誘導本体22を取付けて倒立傘状に形成し、スラブ誘導本体22の下部に耐熱性スラブ受け容器23を着脱自在に取付け、更に前記スラブ誘導本体22のポール24にチェーン25を取付けその先端にマグネット26を取付けたものが開発されている(特許文献2)。
この溶接スラブ用受け具20は、溶接部の下方に吊して、飛散する火花や火玉を捕集するもので、天井などの溶接には好適である。しかしながらこの溶接スラブ用受け具20は、スラブ誘導本体22や耐熱性スラブ受け容器23を支持するために、傘の骨構造の支杆21が強度の高い構造が必要となり、全体の重量が重くなって、高所に持ち上げて作業する上で不便である。
また支杆21が傘の骨構造のように六角形テーパー状のスラブ誘導本体22の内側にあるため、火玉が支杆21とこの外側に張り付けたシート状のスラブ誘導本体22との間に詰まって落下せず支杆21を焼損する問題があり、更に支杆21が開閉構造となっているため構造が複雑で破損し易く耐久性に劣る欠点がある。
特開2000−291883 実公平6−235
本考案は上記問題を改善し、構造が簡単で且つ軽量で、取付けや移動が容易であり、溶接部分の下方に位置させて、溶接や溶断の火花や火玉が滑り落ちて捕集金属缶に捕集されて周囲への飛散を防止し、特に天井や壁際での作業に好適で耐久性に優れた高所溶接作業用火花防止具を提供するものである。
本考案の請求項1記載の高所溶接作業用火花防止具は、上方に拡大したラッパ状の防炎シートの上部開口部と下部開口部にそれぞれ金属リングを取付け、この下部開口部に、溶接火花の捕集金属缶を取付けると共に、前記上部開口部に取付けた金属リング、またはこれに取付けた補強ステーに吊下げ具を取付けて、この吊下げ具を溶接部の上方の係止部分に吊下げるか、または作業者の首に吊下げて、前記ラッパ状の防炎シートを溶接部の下方に保持させるようにしたことを特徴とするものである。
本考案の請求項2記載の高所溶接作業用火花防止具は、ラッパ状の防炎シートの下部開口部に取付けた金属リングに、溶接火花の捕集金属缶を着脱自在に取付けたことを特徴とするものである。
本考案の請求項3記載の高所溶接作業用火花防止具は、ラッパ状の防炎シートの上部開口部の周縁の一部を、上部金属リングに着脱自在にに取付けたことを特徴とするものである。
本考案に係る請求項1記載の高所溶接作業用火花防止具によれば、高所の溶接場所に吊り下げるか、作業者の首に掛けて、溶接部の下方にラッパ状の防炎シートを支持させて溶接や溶断作業を行なうと、特に火災や火傷の原因となる火玉は大部分が上部開口部の内側に落下し、ラッパ状に形成された防炎シートに沿って中央に向かって滑り落ち、最後に捕集金属缶内に落下して捕集することができる。
また雨傘程度の大きさで、複雑な傘の骨構造をなす金属製の支杆がなく、防炎シートを支持しているのは上下の金属リングと補強ステーだけであるので、構造が簡単で軽量で且つ安価に製造することができる。しかも耐久性に優れ、高所での取付けも簡単に行なうことができると共に、使用後はシートを提灯状に上下に縮めて小型化でき運搬や保管も容易である。また構造が簡単なことから安価に製造することができると共に、複雑な傘の骨構造がないので耐久性にも優れているなど種々の効果を有するものである。
また請求項2記載の高所溶接作業用火花防止具によれば、ラッパ状の防炎シートの下部開口部に取付けた下部金属リングに、溶接火花の捕集金属缶を着脱自在に取付けたので、後始末が容易である。
また請求項3記載の高所溶接作業用火花防止具によれば、ラッパ状の防炎シートの上部開口部に取付けた上部金属リングを可撓性の金属リングで形成したので、壁際やコーナ−の形状に合わせてラッパ状の防炎シートを変形させることにより、壁との隙間をなくして溶接することができる。
溶接部分の下方に位置させて、溶接火花や溶断火花を捕集して下方への落下を防止し、天井や壁際での作業に好適な高所溶接作業用火花防止具を実現した。
以下本考案の実施例を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。図において1は高所溶接作業用火花防止具を示すもので、これは上方に拡大したラッパ状の防炎シート(不燃シート)2の上部開口部3と下部開口部4にそれぞれ金属リング5、6を取付け、この下部開口部4の金属リング6に、捕集金属缶7が着脱自在に取付けられている。ラッパ状の防炎シート2は、例えば上部開口部3の直径が約650mm、高さが300mm程度の切頭円錐状に形成されている。
防炎シート2の上部に取付けた上部金属リング5の内側には、その中心を通る補強ステー8が接続され、この中間に吊り下げフック10が回動自在に取付けられている。また捕集金属缶7は図2に示すように、その上部側面にレバー式の止め金具11が取付けられている。また、この反対側の捕集金属缶7の上部周縁にはフック12が取付けられている。更に捕集金属缶7の上部内周にはリング状のストッパー13が取付けられている。
上記構成の高所溶接作業用火花防止具1を使用して、例えば天井に移動式のパネルが吊り下がって走行するレールを溶接する場合について説明する。先ず捕集金属缶7の開口部にラッパ状の防炎シート2の下部開口部4を挿入してストッパー13に当て、下部金属リング6を固定フック12に係合させてからレバー式の止め金具11を下部金属リング6に連結する。また捕集金属缶7には水14を少し入れておく。
このように組立てた高所溶接作業用火花防止具1を手に持って高所の溶接場所まで運び、天井下地軽量鉄骨などに、吊り下げフック10を引っ掛けて、溶接部の下方の30〜50cmの位置にラッパ状の防炎シート2を支持させる。
この状態で溶接作業を行なうと、火花が飛散し、特に溶けた火の玉は重いためそのまま落下する。細かい火花はラッパ状の防炎シート2の上部開口部3から外れて外側に飛散することもあるが、落下する途中で冷えて火災の原因となることは少ない。
溶けた火玉や大きな火花は大部分が上部開口部3の内側に落下し、ラッパ状に形成された防炎シート2に沿って中央に向かって滑り落ち、捕集金属缶7内に落下して、ここで水14により冷やされる。また溶接棒の端材などのこの捕集金属缶7内に捨てることができる。
従って火災や火傷の原因となる溶けた火玉や大きな火花は、大部分が高所溶接作業用火花防止具1に捕集されるので高所で安全に溶接作業を行なうことができる。また高所溶接作業用火花防止具1は、雨傘程度の大きさで軽量であるので、持ち運びが容易で、高所での取付けも簡単に行なうことができる。
また作業が終わって、床に下りてきてから、捕集金属缶7に捕集された鉄粉などは、レバー式の止め金具11を解除して、固定フック12から外すと、捕集金属缶7をラッパ状の防炎シート2から取外すことができるので、後始末も容易である。また使用後は、ラッパ状の防炎シート2を提灯状に上下に縮められるので小型化でき運搬や保管も容易である。
図4は本考案の他の実施例を示すもので、上部金属リング5を可撓性のある材料で形成することにより、自由に変形させることができる。例えば上部金属リング5の半円部分を逆V形に折曲することにより高所溶接作業用火花防止具1を天井の壁際に隙間なく取付けることができ、壁際で溶接する場合に火花の落下を防止することができる。また上部金属リング5の半円部分をL型に折曲することによりコーナ−部での溶接も行なうことがきる。
図5は本考案の他の実施例を示すもので、上部金属リング5と補強ステー8との接続部分に釣り紐15を取付けたものである。これは釣り紐15を作業者の首に掛けて高所溶接作業用火花防止具1を支持するようにしたもので、作業者と一体となって移動できるので、極めて作業性に優れている。
なお上記説明では捕集金属缶7をラッパ状の防炎シート2に着脱自在に取付けた場合について示したが一体の構造でも良い。またラッパ状の防炎シート2は切頭円錐状に限らず、六角形や八角形など多角形状でも良い。また上記説明では溶接作業する場合について説明したが、火花や火玉が飛散する溶断作業や、天井ボードを切取る時の切粉の捕集、あるいは高所での小型部品の取付け作業における部品の落下防止具としても広く使用することができる。
本考案の実施例による高所溶接作業用火花防止具の斜視図である。 図1の高所溶接作業用火花防止具を示す断面図である。 図1の高所溶接作業用火花防止具を示す平面図である。 本考案の他の実施例による高所溶接作業用火花防止具を示す斜視図である。 本考案の異なる他の実施例による高所溶接作業用火花防止具を示す斜視図である。 従来の溶接スラブ用受け具を示す斜視図である。
符号の説明
1 高所溶接作業用火花防止具
2 ラッパ状の防炎シート
3 上部開口部
4 下部開口部
5 上部金属リング
6 下部金属リング
7 捕集金属缶
8 補強ステー
10吊り下げフック
11レバー式の止め金具
12固定フック
13ストッパー
14水
20溶接スラブ用受け具
21支杆
22スラブ誘導本体
23耐熱性スラブ受け容器
24ポール
25チェーン
26マグネット

Claims (3)

  1. 上方に拡大したラッパ状の防炎シートの上部開口部と下部開口部にそれぞれ金属リングを取付け、この下部開口部に、溶接火花の捕集金属缶を取付けると共に、前記上部開口部に取付けた上部金属リング、またはこれに取付けた補強ステーに吊下げ具を取付けて、この吊下げ具を溶接部の上方の係止部分に吊下げるか、または作業者の首に吊下げて、前記ラッパ状の防炎シートを溶接部の下方に保持させるようにしたことを特徴とする高所溶接作業用火花防止具。
  2. ラッパ状の防炎シートの下部開口部に取付けた金属リングに、溶接火花の捕集金属缶を着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1記載の高所溶接作業用火花防止具。
  3. ラッパ状の防炎シートの上部開口部に取付けた上部金属リングを可撓性の金属リングで形成したことを特徴とする請求項1または2記載の高所溶接作業用火花防止具。
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