JP3136220U - 溶接火花収受具 - Google Patents

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弘康 坂倉
英司 武藤
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Abstract

【課題】取付けおよび格納が極めて簡便で軽量な溶接火花収受具を提供する。
【解決手段】建築現場においては高所での溶接作業が頻繁に行われるが、溶接火花が飛散して火災や火傷などを防止するため、防炎シートなどで囲ったり、敷設している。本考案は、溶接箇所の下方近傍に吊り下げて使用する溶接火花収受具であり、大盃状に形成した耐炎シート1の上端周囲にバネ材からなるリング状の張材2が取付けられている。そして、下端には溶接火花を収集する金属製の受金3が取付けられている。また、耐炎シートの上端付近には吊り下げるための支持部材4を備えている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、溶接や溶断作業時に飛び散る溶接火花を受けて収納する溶接火花収受具に関するものである。
ビルや橋などの建築現場では、高所での溶接や溶断作業を伴うが、溶接火花が下方へ飛散することによる火災や事故を防止するため、飛散箇所に不燃シートを敷いたり、外部へ飛散しないように防火パネルで囲って作業している。しかし、不燃シートの敷設は、広範囲に行う必要があり、また、溶接作業が短時間で移動が多い場合にはこの不燃シートの敷設作業が煩雑となる。そこで、持ち運びが容易で溶接する箇所の近傍に簡単に設置できる溶接火花収受具が開発されている。
例えば、複数のS字状縦桟に横桟をボルトで締結した骨組みに耐熱シートを取り付け、溶接部の近傍に吊して、溶接火花を垂直面に当て下部の火花受部に溜まるようにしたもの(特許文献1)がある。また、耐熱シートを傘状の骨材に取り付け、頂部に溶接火花を収納する容器を取り付け、逆立ち状態にして溶接箇所近傍へ懸架させて使用するもの(特許文献2)もある。
実公平6−235 特開平8−33984
特許文献1の溶接火花養生架台は、溶接火花が耐熱シートの垂直面に当たるように設置する必要があり、設置に手間取ることが多い。また、軽量で、扱いやすい状態に格納できるが、組み立てにボルトを使用しているので、時間を要するいう問題がある。
また、特許文献2の溶接スラブ用受け具は、溶接箇所の下方に吊して使用するので、天井などの溶接には好適である。しかしながら、傘の構造としているので骨の強度を高くする必要があり、全体の重量が重くなる。また六角形テーパー状の骨組が内側にあり、溶接スラブが隙間に入り込み、折り畳むことができなくなってしまう場合がある。また、開閉構造が複雑で破損し易いという問題もある。
本考案は上記ような問題点に鑑み開発したもので、取付けおよび格納が極めて簡便で軽量な溶接火花収受具を提供することを目的としている。
本考案の溶接火花収受具は、上記の目的を達成するため、請求項1では次の手段を採った。すなわち、大盃状に形成した耐炎シートの上端周囲にバネ材からなるリング状の張材を取付けるとともに、下端に溶接火花を収集する金属製の受金を取り付け、該耐炎シートを溶接箇所の下方近傍に吊り下げるため該耐炎シートの上端付近に支持部材を備えたことを特徴としている。
耐炎シートは、建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性試験方法について規定しているJIS A1323種のA種に合格したものを使用する。
張材は、バネ材をリング状にして両端を固着したもので、畳んだときに折れたり塑性変形しない程度の断面の大きさのものを使用する。
耐炎シートを吊持する支持部材は、チェンやワイヤロープなど特に問わないが、請求項3に記載のように、先端に磁石を付設したチェンとするのが望ましい。
また、請求項2では、角錐形状に形成した耐炎シートの上端周囲にバネ材からなる張材を取付けるとともに、下端に溶接火花を収集する金属製の受金を取り付け、該耐炎シートを溶接箇所の下方近傍に吊り下げるため該耐炎シートの上端付近に支持部材を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の溶接火花収受具は、溶接や溶断の際に溶接場所の近傍に吊り下げて作業を行えば、溶接火花は、耐炎シートの中に捕捉され耐炎シートの傾斜に沿って落下し下端の受金に収集される。耐炎シートの上端に取付けられた張材は、バネ材であるので自由に撓ませることができ、使用しないときは、携帯できる程度の大きさの袋に簡便に収納できる。そして、使用の際は、収納した袋から取り出せば自動的に張材がリング状に拡開し大盃状に維持されるので、組み立てる作業が全く無く即座に使用できる。
しかも、構造が簡単で軽量で且つ安価に製造することができ、耐久性に優れている。
また、請求項2記載の溶接火花収受具によれば、形状が矩形であるので、コーナー部での設置に便利で、溶接火花のほとんどを捕集できる。
また、耐炎シートの支持部材は、先端に磁石を付設したチェンを耐炎シートの上端付近に取付けたもの(請求項3)とすれば、溶接火花のほとんどを収受できる適宜な位置に耐炎シートを簡便にセットできる。
本考案の溶接火花収受具の実施の形態を、図1〜図7に基づいて具体的に説明する。
図1は本考案の溶接火花収受具の実施の形態を示す斜視図で、図2は、側面図である。
溶接火花収受具は、大盃状の耐炎シート1と、この耐炎シート1の上端周囲に取付けた張材2と、該耐炎シート1の下端に取付けた受金3と、耐炎シート1の上端付近に取付けた支持部材4とから構成され、支持部材4を持って吊り下げたとき、大盃状に維持される。
耐炎シート1は上端が直径70〜100cmの円で、下方に行くにつれて小さな径となる大盃状であり、耐炎シート1の最下端部は切り抜かれ開口部1aを形成し、上方が開放された金属製の受金3がハトメ6によって固設されている(図4参照)。
そして、耐炎シート1の上端周囲には、5〜8mm角のバネ材からなる張材2が取付けられている。なお、耐炎シート1の上端部は張材2を挟んで2cmほど折り返して、縫製されている(図3参照)。
耐炎シート1は、ここでは、JIS A1323種A種合格している商品名をパイロメックス(東邦テナックス株式会社製)と称しているものを使用している。これは、特殊アクリル繊維を焼成、炭化させた耐炎繊維を綾織りで生地状にして、両面にシリコンコーティングを施したものである。
耐炎シート1の上端付近には、ハトメが複数個(ここでは4カ所)固着され、6〜8mm径の取付孔5が形成され、下端を該取付孔5に係止された逆Y字状の支持部材4が係止されている。この支持部材4は、先端に磁石7を備えたリンク状のチェンである。
溶接火花収受具を使用しないときは、図5に示すように、張材2を撓ませて畳み、巾30cmで長さ40cm程度の収納袋8に収納する。
このように、構成された溶接火花収受具を使用して、例えば梁に部材を溶接する場合について説明する。
まず、収納袋8に収納した溶接火花収受具を持って溶接作業を行う梁へ昇り、溶接火花収受具を取り出す。溶接火花収受具は、収納袋8から取り出すと張材2が自動的に拡開し、両側の支持部材4を持つと耐炎シート1は、ほぼ大盃状になる。
これを、溶接作業を行う30〜50cm直下に位置するように、支持部材4先端の磁石7をその付近の適宜な部材へ係止させる。
この状態で溶接作業を行なえば、溶接による火花は、大盃状の耐炎シート1に落下し、傾斜に沿って滑り落ち下端の受金3内に収納される。
受金3に収納された溶接火花は、高所での溶接作業が終わって降りてきてから、所定の場所に廃棄すればよい。そして、溶接火花収受具は、収納袋8へ格納する。
図7は請求項2に記載の考案の実施の形態を示す斜視図で、上記の実施の形態における図1に対応するものである。
溶接火花収受具の上記との相違点は、耐炎シート10の形状が大盃状ではなく、外観が角錐形状である点である。
耐炎シート10の矩形状の上端周囲には張材12が、また、下端には受金3が取付けられており、さらに、上端付近には支持部材4が取付けられている。なお、受金3と支持部材4は、上記と同じであるので、説明を省略する。
耐炎シート10は上端部が70〜100cmの矩形で、下方に向かって中央部へ傾斜する角錐形状であり、上端周囲には、5〜8mm角のバネ材からなる張材12が取付けられている。耐炎シート10の上端部は張材12を挟んで、2cmほど折り返して縫製されている。
請求項1の考案の溶接火花収受具の実施の形態を示す斜視図である。 同、側面図である。 同、図2のA部詳細断面図である。 同、図2のB部詳細断面図である。 同、溶接火花収受具の使用状態を示す斜視図である。 同、溶接火花収受具を格納した状態を示す斜視図である。 請求項2の考案の溶接火花収受具の実施の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 耐炎シート
1a 開口部
2 張材
3 受金
4 支持部材
5 取付孔
6 ハトメ
7 磁石
8 収納袋
10 耐炎シート
10a 開口部
12 張材

Claims (3)

  1. 大盃状に形成した耐炎シートの上端周囲にバネ材からなるリング状の張材を取付けるとともに、下端に溶接火花を収集する金属製の受金を取り付け、該耐炎シートを溶接箇所の下方近傍に吊り下げるため該耐炎シートの上端付近に支持部材を備えたことを特徴とする溶接火花収受具。
  2. 角錐形状に形成した耐炎シートの上端周囲にバネ材からなる張材を取付けるとともに、下端に溶接火花を収集する金属製の受金を取り付け、該耐炎シートを溶接箇所の下方近傍に吊り下げるため該耐炎シートの上端付近に支持部材を備えたことを特徴とする溶接火花収受具。
  3. 前記支持部材は、先端に磁石を付設したチェンであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の溶接火花収受具。
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