JPH06235Y2 - 溶接スラブ用受け具 - Google Patents

溶接スラブ用受け具

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JPH06235Y2
JPH06235Y2 JP6195490U JP6195490U JPH06235Y2 JP H06235 Y2 JPH06235 Y2 JP H06235Y2 JP 6195490 U JP6195490 U JP 6195490U JP 6195490 U JP6195490 U JP 6195490U JP H06235 Y2 JPH06235 Y2 JP H06235Y2
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JP
Japan
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slab
welding
slab guide
heat
guide body
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JP6195490U
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JPH0422194U (ja
Inventor
光定 浅野
Original Assignee
アサノ防水株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として金属の溶接、溶断時に発生し飛散
する火花状のスラブを収納する受け具に関する。
〔従来の技術〕
従来例えば、鉄骨による建築、構築物の施工現場におい
て鋼材をハンダなどを用いてガス溶接、ガス切断、ある
いは火炎などによる切断を行う場合、比較的高所の場合
では特に面積の比較的大きな不燃性シートを施工現場の
下方にほぼ水平方向に張設させて施工時に飛散するスラ
ブを前記したシートで受け止めるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の溶接スラブ用受け具にあっては、せいぜい不燃性
シートを施工現場の下方に張設させて溶接時に飛散する
火花状の高温度のスラブを受け止めているに止まるか
ら、前記したシート上に落下した高温度のスラブ群が僅
かな風の作用を受けてもシート外に飛散し、その高温度
のスラブがその現場の木材などに飛火し火災を発生する
おそれや施工現場下の作業者や通行人に対して飛火し人
災のおそれもあった。
またシート上に落下するスラブを受け止めるようにする
ものであるから、シートの面積は必然的に大きく採用せ
ざるを得ず、シート材料代がかさむことはもちろん、煩
雑な施工現場でかつ一般的に高所に張設することが少な
くないため、シートの張設作業が煩雑である問題点があ
った。
この考案は、溶接現場において発生する高温度のスラブ
群をタンダムに飛散しないようにし、一定個所に収容さ
せることを目的としており、更に溶接現場に装着し易
く、運搬に際して簡単なスラブ用の受け具を提供するこ
とも目的にしている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の基本的構成は、溶接スラブガイド面を備えた
耐熱性材料によりなる倒立傘状のスラブ誘導本体を設け
るとともに、スラブ誘導本体の頂部にスラブ誘導孔が形
成され、このスラブ誘導孔の下方に着脱自在なスラブ受
け容器が設けられてなるものであって、溶接時に飛散す
る火花状のスラブは溶接スラブガイド面も誘導され、ス
ラブ誘導孔を介して耐熱性スラブ受け容器に収納される
ものであり、更にスラブ誘導本体が折りたたみ自在にも
設けてある。
〔作用〕
上記のように構成された溶接スラブ用受け具の開放部側
を溶接を行う施工現場に向け、スラブ受け容器側を下方
に向けた上、適宜のチエンなどの手段により施工現場の
鋼材などから懸吊させ、溶接を行うことにより、火花状
となって落下飛散するスラブ群はスラブ誘導本体のテー
パー状の溶接スラブガイド面に誘導され、スラブ誘導孔
を介してスラブ受け容器内に収納される。
かくしてスラブが収納された該受け容器をスラブ誘導本
体から外し安全な場所へ運搬し廃棄する。
スラブ誘導本体が折りたたみ自在である場合は施工現場
から外し、運搬や保管のため小さく折り畳むものであ
る。
〔実施例1〕 実施例について第1図を参照して説明すると、第1図は
この部品の使用状態を斜視図で示しており、後述するス
ラブ誘導本体10が軟質材であって折り畳み自在な例で
ある。
反対に金属材などにより非伸縮材である硬質材によりス
ラブ誘導本体10を設けることも考案者は予定してい
る。
スラブ誘導本体10は倒立された傘状を呈している。
内周面にテーパー状の溶接スラブガイド面12を備えて
いるものでその材料は耐熱性のものである。
もちろん高温度により落下する火花状のスラブを受ける
場合に燃焼しないようにするための配慮である。
したがって、スラブ誘導本体10は例えば不燃糸である
ガラス、ステンレスなどによる繊維シートにシリコーン
コーティング処理されたもの(商品名「ラスタン」旭化
成工業株式会社製)を考案者は実験的に試み成果を得
た。
もちろん、この種の繊維シートに制限する趣旨ではな
く、必要なことは難燃性または不燃性などの耐熱性材料
であれば、繊維以外に金属シートでも採用可能である。
スラブ誘導本体10の形態は断面六角形を呈している
が、何ら六角形に制限する趣旨ではない。
断面円形、楕円形、方形などその形態は原則的問わない
ことは容易に理解できるであろう。
必要なことはスラブ誘導本体10の開放部から後述する
頂部側に掛けてその内周面がテーパー状を呈しているこ
とである。
スラブ誘導本体10の頂部(図面上では下方)には、溶
接スラブガイド面12によって誘導されるスラブ14群
を耐熱性材料による受け容器16内に誘導するためスラ
ブ誘導孔18が形成されている。
そしてこのスラブ誘導孔18の下方に着脱自在に耐熱性
のスラブ受け容器16が装着されている。
スラブ受け容器16を着脱自在にすることにより、受け
容器16内に収納されたスラブ14群をスラブ誘導本体
10から外して安全な場所へ廃棄できることは容易に理
解できるだろう。
受け容器16を着脱自在にする手段については特に工夫
を必要にするわけではなく、例えば取外し自在な金具2
0を採用することにより簡単に構成できる。
更にこの考案は工夫が凝らしてあるから、説明すると、
必ずしもスラブ誘導本体10が折り畳み自在であること
を必須とするものはないが、この実施例では折り畳み自
在にすることについて配慮されている。
スラブ誘導本体10の中心に耐熱性材によるポール22
が設けられ、このポール22を中心として傘の骨のよう
に耐熱性材の伸縮自在な支杆24が放射状に張設され、
その先端はスラブ誘導本体10の溶接スラブガイド面1
2に固定されている。
また、溶接スラブガイド面12に即して一定間隔毎に縦
方向にもスラブ誘導本体10の開放部側から頂部に掛け
て支杆34が装着されている(第3図参照)。
したがって、スラブ誘導本体10が折りたたみ自在な形
態のものでない硬質材による場合では、前記したポール
や支杆を必要としない。
そして、スラブ誘導本体10の開放部側のポール22の
先端にはこの溶接スラブ用受け具26を工事現場などの
鋼材に固定するため、金属性のチエン28が装着され、
このチエン28は現場の環境に対応させて伸縮自在にす
るため例えば長さ調整用のいわゆるSカンが装着されて
いる。
更に、溶接スラブ用受け具26を鋼材30に容易に固定
できるようにするため、マグネット32を備えている。
また、溶接スラブ用受け具26の懸吊を安全確実にする
ため、スラブ誘導本体10の開放部端から外側に向けて
もチエン28が装着され、その先端にはマグネット32
が装着されている。
〔実施例2〕 この例は、第4図に示されるものであるが、本質的に実
施例1と変化は少ない。
簡単に言えばスラブ誘導本体10の頂部にスラブ誘導孔
がなく、また受け容器も備えていないものである。
比較的軽微な溶接作業現場で溶接を行う場合、スラブ誘
導本体10自体が受け容器の機能を備えるものである。
したがって、大部分の構成は実施例1と同様であるから
援用する。
スラブ誘導体10、支杆24、チエン22、マグネット
32などの構成は実施例と同様である。
〔考案の効果〕 この考案は上記の構成であるから、以下の利点を奏す
る。
溶接現場において飛散する火花状のスラブを拡散するこ
となく、確実安全に収納できるから、火災や人災を防止
できる。
スラブ誘導本体を折りたたみ自在に設けるたとにより、
不使用時などに伸縮できるから容積を小さくでき、保管
や搬送に楽である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の使用状態を示す斜視図、第2図は断面
図、第3図は要部拡大断面図、第4図は他の実施例を示
す斜視図である。 (主要部分の符号の説明) 10‥スラブ誘導本体 12‥溶接スラブガイド面 16‥スラブ受け容器 18‥スラブ誘導孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面にテーパー状の溶接スラブガイド面
    12を備えた耐熱性材料によりなる倒立傘状のスラブ誘
    導本体10を設けるとともに、スラブ誘導本体10の頂
    部にスラブ誘導孔18が形成され、このスラブ誘導孔1
    8の下方に着脱自在な耐熱性スラブ受け容器16が設け
    られてなる溶接スラブ用受け具。
  2. 【請求項2】内周面にテーパー状の溶接スラブガイド面
    12を備えた耐熱性材料によりなる倒立傘状の折りたた
    み自在なスラブ誘導本体10を設けるとともに、スラブ
    誘導本体10の頂部にスラブ誘導孔18が形成され、こ
    のスラブ誘導孔18の下方に着脱自在な耐熱性スラブ受
    け容器16が設けられてなる溶接スラブ用受け具。
JP6195490U 1990-06-11 1990-06-11 溶接スラブ用受け具 Expired - Lifetime JPH06235Y2 (ja)

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JP6195490U JPH06235Y2 (ja) 1990-06-11 1990-06-11 溶接スラブ用受け具

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JPH0422194U JPH0422194U (ja) 1992-02-24
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KR100835258B1 (ko) * 2007-05-14 2008-06-05 주식회사 한미파슨스건축사사무소 용접불꽃 비산방지 기구
JP2016159396A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 豊田通商株式会社 火花飛散抑制具及び火花飛散抑制具の使用方法

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Publication number Publication date
JPH0422194U (ja) 1992-02-24

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