JP6667916B1 - タンク解体装置およびタンク解体方法 - Google Patents

タンク解体装置およびタンク解体方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短い作業時間で安全にタンクを解体することができるタンク解体装置およびタンク解体方法を提供することを課題とする。【解決手段】タンク解体方法では、タンク10を覆設可能な枠体2を設置する枠体設置工程S1と、前記タンク10を切断し、切断された切断片104をタンク10の底部103に吊り降ろす解体工程S4と、吊り下ろされた前記切断片104を前記タンク10から搬出する搬出工程S5と、を実施する。前記解体工程S4では、切断装置4により前記タンク10を切断する切断工程S41と、前記切断装置4により切断された前記切断片104を吊り降ろし可能な吊り装置5により前記切断片104を前記タンク底部103に吊り降ろす吊り降ろし工程S42と、を実施する。【選択図】図1

Description

本発明は、大型タンクを解体するためのタンク解体装置およびタンク解体方法に関するものである。
従来、大型タンクの解体はクレーン等の大型機械を用いる方法や、重機に加えて足場等併用し、一部の作業を手動で行う方法等により行われていた(例えば、特許文献1や特許文献2)。
特許第3047165号公報 特開平10−159357号公報
しかしながら、近年では例えば原子力発電所で使用されている放射性物質を含んだ汚染水等の危険度の高いものを収容していたタンクの解体需要が増し、作業員が長時間続けてタンク付近で作業を行えないことや、周辺への粉塵等の問題に新たに直面している。
特許文献1や特許文献2に記載のタンク解体方法では、解体作業時に複数の重機や足場等が必要となるため、複数の設備を設置する必要があり作業時間が長くかかることが問題であった。また、周辺への環境対策がさらに必要となるため、設備、費用面にも問題があった。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものであり、短い作業時間でタンクを解体することができるタンク解体装置およびタンク解体方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、安全にタンクを解体することができるタンク解体装置およびタンク解体方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では以下の手段を採用した。
本発明の好ましい形態では、タンクを解体するタンク解体装置であって、前記タンクを覆設可能な枠体と、前記タンクを切断可能な切断装置と、前記切断装置により切断された切断片を吊り下げ可能な吊り装置と、を備える。
本発明に係るタンク解体装置によれば、タンクを覆設可能な枠体と切断層装置と吊り下げ装置を備える装置を、タンクの周りを覆うように設置することにより解体作業を行うことができる。すなわち、タンク解体装置の設置を含める全体の作業時間を大幅に短縮することができる。
本発明の好ましい形態では、前記枠体は、前記タンクよりも高く形成される複数の鉛直材と、前記鉛直材の上方に設けられる上部材と、前記タンクと前記鉛直材との間に設けられる足場と、を有する。
このように、枠体に足場を設けることにより足場を別途設ける必要がないため、作業時間を短縮することができる。さらに断面積が増えるためタンク解体装置の強度を高めることができる。
本発明の好ましい形態では、前記枠体を固定する固定手段をさらに有する。
このように、固定手段を設けることによりタンク解体装置自体の転倒防止等の効果を有し、安全にタンクを解体することができる。
本発明の好ましい形態では、前記枠体に設けられ、準閉空間を形成可能な保護シートをさらに備える。
このように、保護シートを枠体に設けることにより、タンク解体時に生じる汚染物質や粉塵等を外部に漏出させないようにすることができる。
また、本発明はタンクを解体するタンク解体方法にも関する。すなわち、本発明の一態様のタンク解体方法は、タンクを解体するタンク解体方法であって、前記タンクを覆設可能な枠体を設置する枠体設置工程と、前記タンクを切断し、切断された切断片をタンク底部に吊り降ろす解体工程と、吊り下ろされた前記切断片を前記タンクから搬出する搬出工程と、を含み、前記解体工程は、切断装置により前記タンクを切断する切断工程と、前記切断装置により切断された前記切断片を吊り降ろし可能な吊り装置により前記切断片を前記タンク底部に吊り降ろす吊り降ろし工程と、を有する。
本発明に係るタンク解体方法によれば、枠体を設置後すぐに解体作業に移ることが可能であり、全体として短い作業時間でタンクを解体することができる。また、切断片をタンクの底部に吊り降ろすことで切断作業を進め、作業時に生じる粉塵等が周辺に飛びにくくなるため、周辺環境に安全に作業を行うことができる。
本発明の一態様のタンク解体方法は、前記枠体設置工程は、前記枠体に設けられ準閉空間を形成可能な保護シートを設置する保護シート設置工程を含む。
このように、保護シート設置することにより粉塵等を外部に漏出させずに保護シートを設置した空間に留めた状態で作業を行うができる。すなわち、周辺環境配慮した安全なタンク解体方法である。
本発明の一態様のタンク解体方法は、前記切断装置により前記タンクの天井部を切断し、切断された前記天井部を前記吊り装置により前記タンク底部に吊り下ろす天井部吊り降ろし工程と、前記タンク底部から前記切断片が搬出される搬出口を形成する搬出口形成工程と、をさらに含み、前記天井部吊り降ろし工程と前記搬出口形成工程とは、前記切断工程の前に行われる。
このように、切断開始時にタンクの天井部を切断しタンク底部に吊り降ろすことにより、最も汚染度が高いと想定される底部に天井部により蓋をし、より安全に作業することができる。
開示した技術によれば、短い作業時間で安全にタンクを解体することができるタンク解体装置およびタンク解体方法を提供することができる。
他の課題、特徴及び利点は、図面及び特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
本発明の一実施形態に係るタンク解体装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るタンク解体装置の図1におけるI−I線断面図である。 本発明の一態様のタンク解体方法のフローチャートである。 本発明の一態様のタンク解体方法における枠体設置工程を説明するための説明図である。 本発明の一態様のタンク解体方法における天井部吊り降ろし工程を説明するための説明図である。 本発明の一態様のタンク解体方法における天井部吊り降ろし工程および搬出口形成工程を説明するための説明図である。 本発明の一態様のタンク解体方法における解体工程を説明するための説明図である。 本発明の一態様のタンク解体方法における解体工程を説明するための説明図である。 本発明の一態様のタンク解体方法における解体工程および搬出工程を説明するための説明図である。 本発明の一態様のタンク解体方法における搬出工程および作業完了時を説明するための説明図である。
以下、本発明を図面に示した好ましいタンク解体装置の一実施形態および一態様のタンク解体方法について、図1〜図10を用いて詳細に説明する。本発明の技術的範囲は、添付図面に示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更が可能である。
[タンク解体装置]
図1および図2に示す本発明の一実施形態に係るタンク解体装置1は、天井部101と側部102と底部103とを有するタンク10を解体するための装置であり、短時間の作業で安全にタンク10を解体する技術に着眼した。
なお、図2に示すようにX軸に沿って幅方向(タンク10等の直径)を定め、Y軸に沿って高さ方向(上下方向)を定める。
本発明に係るタンク解体装置1は、タンク10を覆設可能な枠体2と、その枠体2に設けられる保護シート3(図4以降参照)と、タンク10を切断する切断装置4(不図示)と、切断装置4で切断された切断片104を吊り下げ可能な吊り装置5と、枠体2を固定する固定手段6(図4以降参照)と、集塵機7(図4以降参照)とを備えている。
枠体2は、タンク10の高さよりも高く形成された複数の鉛直材21と、鉛直材21に直行し、鉛直材21の上方かつ天井部101の上方の位置に設けられる上部材22と、上部材22に平行に設けられる水平材23と、枠体2の補強のために設けられる補強材24と、枠体2を固定する固定手段6が設けられる固定留部25と、作業者が移動可能な足場26と、枠体2をクレーン等で吊り下げて移動させるための吊り部27とを有する。
本実施形態では円筒形のタンク10を例示したため、タンク10の形状に合う円筒形に枠体2を形成しているが、タンク10を覆設可能であれば、例えば角柱等の任意の形状として良い。
鉛直材21は、タンク10の周囲に設けられる。設置部分に脚部が設けられていることにより、安定支持を可能とするため、必要に応じて脚部を設けても良い。鉛直材21の高さは、少なくともタンク10の天井部101と上部材22の間に吊り装置5を設けることが可能な高さとする。なお、好ましくはタンク10高さの1.2〜1.5倍程度である。
本実施形態においては、鉛直材21を略円形上に等間隔に6本設けた例を示しているが、鉛直材21は、枠体2を立体として保持することができる数(少なくとも横倒れせずに保持できるように3本)設けられて入れば良く、数や間隔に制限は設けていない。なお、本実施形態のように等間隔に鉛直材21を設けることにより、外力の影響を均等に分散することができるため、枠体2をより安定して保持することできる。
上部材22および水平材23は各鉛直材21に対して直行方向内向きに設けられており、略円形である。上部材22は鉛直材21の上方に設けられ、好ましくは鉛直材21の上端に設けられることである。水平材23は上部材22よりも下側に設けられ、好ましくは、等間隔に複数設けることである。本実施形態では、水平材23を2つ設けた例を示しているが、少なくとも1つ設けられていれば鉛直材21の位置を固定することが可能であるため、数や位置に制限は設けていない。好ましくは、少なくとも1つの水平材23を下方に設けることであり、鉛直材21の下端が開く方向に力を受けることを抑制することができる。
補強材24は、鉛直材21と上部材22、水平材23により形成された単位格子の対角上に設けられる側部補強材241と上部材22に設けられる上部補強材242とを有する。側部補強材241は、単位形状が略三角形形状となるように設けられることが好ましい。上部補強材242は、上部材22の中心から周方向に向かって設けられ、ブレース等として使用される。
なお、補強材24の設ける位置や数は枠体2の自重や強度を考慮して自由に決めることができる。
固定留部25は、鉛直材21や水平材23に設けられ、後述する固定手段6を接続する。固定留部25は、固定手段6によりタンク解体装置1を安全に固定可能に設けられていれば良く、固定留部25の数や位置に制限は設けていないが、好ましくは各鉛直材21に1つずつ、タンク10の半分の高さの位置に設けられることである。
足場26は、鉛直材21に直行するように設けられ、鉛直材21から内側に向かって延出する。また、鉛直材21に高さ方向に複数設けられる。足場26は水平方向に連続的に設けられていても良いし、断続的に設けられていても良い。また、足場26の数や設ける間隔等は自由に決めて良いが、足場26を設けることにより、より安全に作業を行うことが可能となる。
また、各高さにおける足場26は、階段やはしご、脚立等により接続されており、作業員が自由に必要な位置で作業できるような位置に設けられている。
本発明においては、クレーン等で枠体2をタンク10に覆設する位置に設置するため、枠体2には吊り部27が設けられている。吊り部27は、枠体2を吊り下げて移動可能であれば自由に位置を決めて良いが、本実施形態では、安定して吊り移動が可能となるように、上部に設けている。
枠体2は、強度面を考慮して平鋼や角型鋼等の材料で形成することが想定されているが、材料の材質や形状は必要な強度に合わせて選択して良く、適宜リブやフランジ等を付けて補強して良い。例えば、枠体2の材料として炭素鋼、合金鋼、アルミニウム、スチール等を例示することができる。
保護シート3は、枠体2を覆うように設けられ、準閉空間を形成可能に設置する。すなわち、外部に汚染物質や切断時の粉塵等を漏出させないために設けるものであるあることから、保護シート3の端部を枠体2の設置位置(地上面G)に接着して準閉空間を形成する。
なお、保護シート3は、枠体2を覆い準閉空間を形成することが可能であれば、大きさや形状に制限は設けていない。
本明細書における準閉空間とは、空間の内外において粉塵等の微粒子や汚染物質等の往来が制限された空間のことを指す。一方で、この準閉空間においては粉塵等の微粒子や汚染物質等を漏出させない大きさや位置においては開口部や孔を設けても良い。
保護シート3は、外部に汚染物質や切断時の粉塵等を漏出させないために設けるものである。例えば難燃性材料、不燃性材料等の材質で形成されていることが好ましい。
また、保護シート3は枠体2をタンク10に覆設した後に設置しても良いし、先に枠体2に設置させてからタンク10に枠体2を覆設させても良い。
切断装置4は、作業員が足場26に乗って使用することが想定されている。そのため、電源装置部分は地上面Gに設置し、ケーブルを延長して切断機部分を枠体2上方で使用する。例えば、電源装置を設置する地上面Gとしては鉛直材21とタンク10との間やタンク解体装置1外部を例示することができる。
また、枠体2に切断装置4用のレールを設けて、切断機部分を設置し遠隔操作により切断作業を行うこともできる。
切断装置4として、例えばレーザー切断機、プラズマ切断機、ガス切断機等の切断機を例示することができる。
なお、作業速度およびタンク10の材質(例えば、軟鋼)や側部102の厚さ(例えば、16mm)を考慮するとプラズマ切断機を用いることが好ましく、プラズマ切断機を用いる場合は、切断機部分が切断トーチとなる。
吊り装置5は、枠体2の上部に設けられ、回転可能に接続されるレール部51と、レール部51の中心に設けられる固定吊り部52と、レール部51に設けられる可動吊り部53と、固定吊り部52および可動吊り部53に設けられる吊り手段54を有する。
レール部51は、上部材22または上部補強材242または鉛直材21の上部に設けられ、稼働前にはタンク10上方に位置するように設ける。また、レール部51は、中心部511とタンク10の周方向に向かって延びる腕部512とを有しており、中心部511を軸(図2に示す破線C)として回転可能に設けられている。腕部512は、少なくとも2つ以上設けられており長さは少なくともタンク10の半径以上とする。
腕部512の設けられる好ましい位置は、中心部511を中心として等間隔に設けられることである。すなわち、例えば3つの腕部512が設けられる場合は、中心部511を中心として、中心角を120°とする位置に設けることである。
固定吊り部52は、レール部51の中心(中心部511)に設けられ上下方向にのみ動くことができる。すなわち、固定吊り部52は昇降を可能とする。可動吊り部53は、固定吊り部52とレール部51の端部との間を移動可能に設けられ、上下方向および水平方向に位置を調整可能とする。すなわち、可動吊り部53は、昇降と横行を可能とする。また、固定吊り部52および可動吊り部53も回転可能としても良い。
なお、可動吊り部53は好ましくは各腕部512に少なくとも1つ設けられていることである。固定吊り部52および可動吊り部53は、例えば電動チェーンブロックを例示することができる。
固定吊り部52および可動吊り部53の先端には吊り手段54が設けられている。この吊り手段54は、切断装置4により切断される部分(切断片104)を切断前から保持しておくことにより、より安定して切断が可能となる上、切断直後に切断片104が落下することを防止可能である。また、切断された切断片104をタンク10の底部103に吊り降ろす作業に使用する。
吊り手段54は、切断片104を保持可能であれば様々なものを選択することができる。例えば、フック、磁石、ロボットアーム等を例示することができる。
固定手段6は、枠体2が切断作業による力や風による外力、作業員の移動による力等により、倒れることを防ぐことが目的であり、固定留部25に接続される。枠体2は、支持面(接地面)が大きくないことから、固定手段6を設けることが好ましい。
本実施形態に係る固定手段6は、重りである固定ウェイト61と、固定留部25に固定ウェイト61を接続するための固定ケーブル62を有している。
なお、固定手段6は重りに限らず、例えば固定ケーブル62により既存の建築物等の固定されているものに接続したり、地中に固定したりしてもよい。
集塵機7は、解体作業において生じる粉塵や汚染された空気を外部に漏らさずきれいな空気として排出可能にするために設けられる。集塵機7は、フィルター71とダクト72を有しており、集塵機7により集められた空気は、フィルター71により粉塵等を除去した状態で外部に排出可能とする。また、保護シート3により準閉空間を形成しているため、換気における排出口としての役割も果たす。
ダクト72は保護シート3に囲まれた空間と集塵機7とを接続する。好ましくはダクト72が2つ以上設けられていることであり、その2つのダクト72の一方はタンク10内部と集塵機7とを接続し、他方は保護シート3とタンク10との間の空間と集塵機7を接続する。このようにダクト72を設けることで、タンク10内部とタンク10と保護シート3との間の空間とを分けて効率的に空気を循環させ、集塵することができる。
なお、換気を目的とする際には、すくなくとも1つの給気口を保護シート3に設ける必要がある。
[タンク解体方法]
本発明の一態様のタンク解体方法は、図3に示す各ステップを実施する。
ここでは、上記タンク解体装置1を用いたタンク解体方法について図3〜図10を参照して説明する。なお、本発明に係るタンク解体方法では、タンク10に水等の内容物がある場合は先に排出して、空のタンク10に対して実行することとする。
タンク解体方法は、枠体2をタンク10に覆設するように設置する枠体設置工程(ステップS1)と、タンク10の天井部101を切断して底部103に吊り降ろす天井部吊り降ろし工程(ステップS2)と、切断された切断片104を搬出する搬出口105を形成する搬出口形成工程(ステップS3)と、タンク10を切断し、切断された切断片104を吊り降ろす解体工程(ステップS4)と、タンク10の底部103に集められた切断片104を搬出する搬出工程(ステップS5)と、を含む。
枠体設置工程S1において枠体2は、鉛直材21がタンク10の周囲に配置される位置に設置される。このようにして、タンク10が覆設される。枠体2の設置には、図4に示すようにクレーン等の機械により吊り下げて設置され、クレーン等は枠体2に設けられている吊り部27に係止される。枠体2は、設置されてからタンク10が解体されるまでは動かす必要はない。
枠体設置工程S1は、保護シート3を枠体2に設置する保護シート設置工程(ステップS11)を含む。保護シート3は、枠体2の全体を覆い、さらに地上面Gに接着して準閉空間を形成する。保護シート3の設置によりタンク10の解体作業において生じる粉塵等を外部に漏出させないようにする目的である。なお、保護シート3を地上面Gに接着する際には、少なくとも切断片104を搬出可能な開閉部を形成し、搬出時のみ開けるようにする(図9または図10参照)。
保護シート設置工程S11は、枠体2をタンク10に設置する前に枠体2に設置しても良いし、枠体2をタンク10に設置した後に設置しても良いが切断作業を始める前に設置することが好ましい。
図5および図6に示す天井部吊り降ろし工程S2は、切断装置4と吊り装置5を用いて行われる。まず、作業員が天井部101の高さまで足場26を利用して向かう。次に吊り装置5の可動吊り部53により天井部101を支える。そして最後に切断装置4を用いて天井部101を地上面Gと平行に切断し、切断された天井部101をタンク10の底部103に吊り降ろす。
この時、タンク10の天井部101は、底部103に吊り降ろすことを前提とするため、切断される天井部101は、側部102の断面積(地上面Gと平行方向の断面積)以下となる位置が切断される。なお、タンク10が円筒形ではない場合、最も狭く形成されている部分の断面積以下に切断される。
また、天井部吊り降ろし工程S2では、吊り降ろす対象が大きいため、安定して水平状態を保持しながら吊り降ろすことが必要となる。したがって、吊り手段54として好ましくは磁石を用いることであり、図5に示すように少なくとも2点以上で支えることが必要となる。
例えば汚染物質や有害物質に使用していたタンク10の場合には、タンク10の底部103が最も濃度が高いことが想定されるため、天井部吊り降ろし工程S2によりタンク10の天井部101によりタンク10の底部103に蓋をすることができる。作業員がタンク10周辺(枠体2の足場26)で作業をする際には、危険性を低減することができる。
上記の効果を最大限発揮させるために、天井部101は、側部102の断面積以下の面積となる位置で切断されるが、好ましくは吊り降ろすことが可能な最大の大きさに切断することである。すなわち、底部103を天井部101により覆うことにより効果を発揮するため、側部102を通過可能であり、かつ底部103を最大限覆うことができる位置で天井部101が切断されることが好ましい。
天井部吊り降ろし工程S2は、枠体設置工程S1と解体工程S4との間に行われる。必須工程ではないが、上述のような危険度の高いタンク10を解体する際にはこの工程を含むことが好ましい。
本実施形態では切断装置4は作業員による手動、吊り装置5は遠隔で操作することを想定しているが、切断装置4はタンク解体装置1の説明において記述したように切断装置4用のレールを用いて遠隔により操作することもできる。なお、タンク解体装置1の説明において説明した通り、タンク10の解体にはプラズマ切断機を用いることが好ましく、切断速度が速いため、レールに取り付ける時間等のセッティングに要する時間を考慮すると手動の方が早く作業を完了できる。
断された切断片104はタンク10の底部103に吊り降ろされる。図6に示す搬出口形成工程S3は、底部103に吊り降ろされた切断片104を搬出するための搬出口105を形成する工程である。搬出口105を形成する位置は底部103の何れの位置でも良いが、搬出作業の効率化、すなわち作業導線を考慮すると隣合う2つの鉛直材21の間となる位置に設けることが好ましい。
天井部吊り降ろし工程S2を行った際には、底部103に天井部101が配置された状態となる。天井部101の形状が低い円錐状や球状であれば傾斜により地上面Gとの高さの差が生じないため搬出作業に問題は生じないが、タンク10が円柱状等の天井部101が平らに形成されている場合には、地上面Gとの間に段差が生じするため作業効率が落ちることが懸念される。そのため上記の問題に該当する際には、搬出口105に天井部101と同じ高さから地上面Gに向かって傾斜するように形成された傾斜台等(不図示)を設けることが好ましい。
また、上述のように天井部101の形状が低い円錐状や球場である場合には、切断片104が吊り降ろされる面が斜面や球面となるため、安定した搬出作業が困難となる。したがってこのような場合には、地上面Gと平行な面を形成するために敷台106を配置する。この敷台106は、搬出口105の位置から中心を通った直線上に設けることが好ましく、効率的な作業導線を形成することができる。
搬出口形成工程S3も天井部吊り降ろし工程S2と同様に枠体設置工程S1と解体工程S4との間に行われ、天井部吊り降ろし工程S2と搬出口形成工程S3との間の順番は任意である。
なお、搬出口形成工程S3は、天井部吊り降ろし工程S2の後に行われることが好ましく、吊り降ろされた天井部101の高さを考慮して搬出口105を形成することが可能となるため、搬出口105の大きさ調整等の手間を省くことができる。
図7〜図9に示す解体工程S4は、切断装置4によりタンク10を切断する切断工程(ステップS41)と切断工程S41により切断された切断片104をタンク10の底部103に吊り降ろす吊り降ろし工程(ステップS42)を有する。
切断工程S41は、図7に示すように切断装置4を作業員が操作してタンク10を切断する工程である。切断された切断片104が切断された瞬間に落下することを防止するため、切断工程S41では、吊り装置5の可動吊り部53により切断片104となる部分を支持する。なお、天井部吊り降ろし工程S2と同様に、切断装置4は手動で吊り装置5は遠隔で操作される。
切断工程S41は、天井部吊り降ろし工程S2が実施された場合にはタンク10の側部102から切断を開始し、実施されなかった場合には天井部101から切断が開始されるが、何れの場合にも切断工程S41はタンク10の上部から下部に向けて進める。
吊り降ろし工程S42において切断片104は、吊り装置5により吊り降ろされるため、切断装置4により単位形状に切断されることが好ましい。すなわち、バランスが取れるよう少なくとも地上面Gと平行な方向に対称な形状であることが好ましい。切断片104の切断形状として、略正方形、略長方形、略三角形形状等が例示できる。
ここで、後述する本発明の一態様の搬出工程S5において搬出作業は、図8示すようなコンテナ8を用いて行われ、切断工程S41において最初の切断片104が吊り降ろされるまでにコンテナ8をタンク10の底部103に配置する。コンテナ8は、持ち上げずに搬送可能なように、タイヤ(ローラー)を有していることが好ましく、より好ましくはこのタイヤをロック可能とすることである。
また、本明細書においては、直径10m、高さ15m、板厚16mmの略円柱形(天井部101が低い円錐状)のタンク10を解体対象として例示しているため、コンテナ8は6mの収容能力のあるものを例示している。対象のタンク10の大きさやコンテナ8の大きさは上記したサイズに限定されるものではなく、より小さいものや大きいものを使用することもできる。コンテナ8の大きさは、解体対象のタンク10の大きさ、搬出頻度等を考慮して選択することが好ましい。
上述したように、天井部101の形状が低い円錐状や球場である場合には、切断片104が吊り降ろされる面が斜面や球面となるため、敷台106が設けられる。この場合には作業導線(すなわちコンテナ8の移動)を一方向の往復に限定することができる。したがって、コンテナ8の搬送が容易に可能である。
上記したように、切断片104は吊り装置5によりコンテナ8に収容されるため、切断片104は、コンテナ8に収容可能な大きさとする必要がある。例示したサイズのタンク10においては、幅1.7m、高さ1.7mの略正方形に切断する例を示すことができる。
切断片104は、安定して吊り降ろすことが可能なように上述のような対称形状であり、かつコンテナ8に収容可能な大きさの条件下であれば自由な大きさ、形状に切断することができる。
以上のように吊り降ろし工程S42は、切断工程S41において吊り装置5により支持されていた切断片104が完全にタンク10から切断された状態で行われる。切断工程S41において吊り下げされた切断片104をタンク10の底部103に設けられるコンテナ8に直接収容するように吊り降ろす。
なお、吊り装置5のレール部51は中心部511を軸(図2に示す破線C)として回転可能であるため、タンク10の何れの部分を切断してもコンテナ8を移動することなく一定位置に収容することができる。
解体工程S4において切断工程S41と吊り降ろし工程S42は、底部103に適当な量溜まった切断片104を搬出するまで繰り返される。吊り降ろしのたびに切断片104を搬出したり、ある程度溜まってから搬出したりと、搬出のタイミングは自由に決めて良く、切断工程S41と吊り降ろし工程S42は、複数回繰り返されても良い。
本発明の一態様の解体方法においては、コンテナ8が切断片104により満載となるまで切断工程S41と吊り降ろし工程S42が繰り返される(図9参照)。
図9および図10に示す搬出工程S5は、切断工程S41と吊り降ろし工程S42の繰り返しによりコンテナ8に適量の切断片104が収容された後に行われ、搬出口105からコンテナ8を搬出し、コンテナ8の中身が保管場所に保管され、空になったコンテナ8は再度タンク10の底部103に設けられる。
また、搬出工程S5においてコンテナ8を搬出する際には、図9および図10に示すように保護シート3に形成された開閉可能な開閉部を開いて搬出作業を行う。なお、搬出作業時以外には保護シート3は開閉しないことが好ましい。
また、タンク10が完全に解体されるまで、解体工程S4と搬出工程S5が繰り返される。すなわち、搬出工程S5完了後は、切断工程S41に戻って作業が続けられる。タンク10が完全に解体されたら工程は終了となる。全ての工程が終了した後には、枠体2を次のタンク10に移動させる、または撤去することとなる。
以上のように、本発明によれば、足場26、切断装置4、吊り装置5が設けられるタンク10解体するためのタンク解体装置1をタンク10に覆設させることにより、足場26や解体用の重機等の他の設備を設けることなくタンク10を解体することができる。すなわち、解体作業前の準備時間を削減し、全体として作業時間を短縮することができる。したがって、作業員がタンク10付近で作業を行う時間も削減することができるため、危険度の高い内容物が収容されていたタンク10においても作業員の安全に配慮して解体作業を行うことができる。
また、このような構成としてタンク10の解体を、切断片104をタンク10の底部103、すなわちタンク10の内側に吊り降ろして行うことにより、解体作業を全て枠体2の空間で行うことができる。したがって、切断や吊り降ろし作業時に生じる粉塵等の微粒子の飛散を抑制することができ、さらに作業面積を削減することもできる。すなわち、周辺の安全に配慮し作業空間が限定された場所でもタンク10を解体することができる。
また、切断時に生じる粉塵やタンク10の内部に収容されていた内容物による汚染物質や有害物質を周辺に漏出させないための保護シート3が設けられていることにより、より安全性の高いタンク解体方法となる。また、上述したように切断片104をタンク10の内部に吊り降ろす解体方法と保護シート3との効果が相俟って、粉塵や汚染物質等の漏出を抑制可能な、安全なタンク解体方法を提供することができる。
また、天井部101を先に切断し、最も有害物質や汚染物質の濃度が高いと想定されるタンク10の底部103に蓋をして、作業員の安全確保が可能となる。すなわち、タンク10解体前に行われるタンク10の内容物の排出により、有害物質や汚染物質が溜まって残りやすいと考えられる底部103に天井部101による蓋を被せて有害物質や汚染物質漏出を抑制する着想である。
したがって、密閉されていたタンク10は、切断時から徐々に有害物質や汚染物質を外部に漏出していくため、最も有害物質や汚染物質の濃度が高い底部103に蓋をすることで、漏出量を少なくし、作業員の安全および周辺環境の安全性の向上させる効果有している。
また、切断装置4と吊り装置5を一緒に用いることにより、安全にタンク10を解体することができる。すなわち、切断された切断片104は吊り装置5により支持されていることにより、切断し易く、また切断による突然の落下を防止することができる。
また、タンク解体装置1が枠体2により形成されているため、タンク10の解体のついでに排出口を設けるだけで、切断片104を簡単に排出することができる。すなわち、枠体2は搬出口105を設けずとも多くに開口部を有しているため、タンク10の底部103を一部切断することにより、簡単に切断片104を搬出が可能となる。搬出口105の形成は、タンク10の解体と同様の作業であるため、作業時間を短縮し、かつ作業を円滑に進めることができる。
1 タンク解体装置
2 枠体
3 保護シート
4 切断装置
5 吊り装置
6 固定手段
10 タンク
21 鉛直材
22 上部材
26 足場
101 天井部
103 底部
104 切断片
105 搬出口
S1 枠体設置工程
S11 保護シート設置工程
S2 天井部吊り降ろし工程
S3 搬出口形成工程
S4 解体工程
S41 切断工程
S42 吊り降ろし工程
S5 搬出工程

Claims (7)

  1. タンクを解体するタンク解体装置であって、
    前記タンクに覆設可能な枠体と、
    前記タンクを切断可能な切断装置と、
    前記切断装置により切断された切断片を吊り下げ可能な吊り装置と、
    前記タンク解体装置全体を吊り下げて移動可能な吊り部と、
    前記枠体に設けられ、前記枠体全体を覆い準閉空間を形成可能な保護シートと、を備え、
    前記タンクには、その底部に、前記切断片が搬出される搬出口が形成され、
    前記保護シートには、前記切断片が搬出される、開閉可能な開閉部が形成されているタンク解体装置。
  2. 前記枠体は、前記タンクの周りを覆うように設置可能な大きさに設定されている、請求項1に記載のタンク解体装置。
  3. 前記枠体は、前記タンクよりも高く形成される複数の鉛直材と、
    前記鉛直材の上方に設けられる上部材と、
    前記タンクと前記鉛直材との間に設けられる足場と、を有する、請求項1または請求項2に記載のタンク解体装置。
  4. 前記保護シートで囲まれた空間の粉塵や汚染された空気をきれいな空気にして排出可能な集塵機をさらに備える、請求項1〜3の何れかに記載のタンク解体装置。
  5. 前記吊り装置は、中心を軸に回転可能に接続されている、請求項1〜4の何れかに記載のタンク解体装置。
  6. タンクを解体するタンク解体方法であって、
    タンク解体装置全体を吊り下げ可能な吊り部により前記タンク解体装置をタンク上方から吊り降ろし枠体を前記タンクに覆設させる枠体設置工程と、
    前記タンクの底部から前記タンクの切断片が搬出される搬出口を形成する搬出口形成工程と、
    前記タンクを解体する解体工程と、
    解体された前記タンクを搬出する搬出工程と、
    前記タンク解体装置を次のタンクに吊り下げて移動させる工程と、を含み、
    前記枠体設置工程は、前記枠体全体を覆うように設けられ準閉空間を形成可能な保護シートを設置する保護シート設置工程を有し、
    前記解体工程は、前記タンクを切断片に切断する切断工程と、
    前記切断片を前記タンクの底部に吊り降ろす吊り降ろし工程と、を有し、
    前記搬出口形成工程とは、前記解体工程の前に行われ、
    前記搬出工程は、前記保護シートに形成された開閉可能な開閉部を開いて、前記切断片を搬出する工程を有するタンク解体方法。
  7. 前記タンクを切断可能な切断装置により前記タンクの天井部を切断し、切断された前記天井部を前記吊り装置により前記タンクの底部に吊り下ろす天井部吊り降ろし工程をさらに含み、
    前記天井部吊り降ろし工程は、前記解体工程の前に行われる、請求項6に記載のタンク解体方法。
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