JP3006174U - 工具等携行用具 - Google Patents

工具等携行用具

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JP3006174U
JP3006174U JP1994009233U JP923394U JP3006174U JP 3006174 U JP3006174 U JP 3006174U JP 1994009233 U JP1994009233 U JP 1994009233U JP 923394 U JP923394 U JP 923394U JP 3006174 U JP3006174 U JP 3006174U
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一雄 柳川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高所作業者が両手を用いずに片手で工具等を
脱着できる工具等携行用具を提供する。 【構成】 両端部を離間させて開口部3を形成した略C
形の吊支用金具2であって、両端部に傾斜端面6と直交
端面5を形成するとともに、工具等20の開口部3を通
過させる部分の肉厚より開口部3の間隔を若干大きく形
成し、開口部3から工具等20を挿入し、かつ、抜き出
して取り外せるようにした。そして、工具等20を使用
しないで移動するときなどは、吊支用金具2の両端部間
にチューブ5を挿通して開口部3を閉じることができる
ようにする。また、吊支用金具2の下辺部2aを開口部
3から離れる下方へ傾斜させ、吊支した工具等20が作
業者側へずり移動しないように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工具等携行用具に係り、特には、高所で作業する作業員が各種工具を 不使用時に吊り下げて常に身の回りに携行して作業性を向上させるためのもので あって、主として架設工事の足場等を連結するために針金等を緊締するための工 具(クリッパー)を作業員が腰に吊り下げて保持するためのものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビル建築等の高所作業者は、治具や工具を携帯して作業をするが、そ の場合、腰に巻いたベルトにフック状の吊支用金具等を装着し、その吊支用金具 等に治具や工具等を吊り下げて携帯する工具等携行用具を用いる。工具としては 、例えば前記したクリッパーがある。
【0003】 図7に示すように、従来の工具等携行用具11は、鋼棒からなる略C形の吊支 用金具12の開口部13にピン14で連結され、かつ、該ピン14を中心として 外方へ回転付勢された鋼棒からなるI形の開閉部材15を回動可能に設け、かつ 、開閉部材15の端部に傾斜端面16を形成するとともに、この傾斜端面16が 当接する傾斜端面17を吊支用金具12の開口部13における下端部に形成して なるものであった。
【0004】 そして、この吊支用金具12を作業者の腰に付けて携帯するための手段として 、腰に回すベルト18にバックル状の座金具19を挿通して装着するとともに、 この座金具19とベルト18との間に吊支用金具12を挿通して装着固定してい る。ベルトはバックル(図示略)を有して作業者の腰に脱着自在である。
【0005】 吊支用金具12は断面が円形のロッドをC形に曲げ形成して構成され、容易に 変形し難い形状にしてあり、かつ、工具等20が吊支される下辺部12aは座金 具19、すなわち、作業者側へ下がるように傾斜して形成されている。
【0006】 そして、吊支用金具12の開閉部材15を付勢力に抗して内方へ回動させ(図 中仮想線図示参照)、傾斜端面16,17が離れた開口部13から工具等20の 一部を挿入して内方へ入れたのち、開閉部材15を離すと、開閉部材15は付勢 された力で元の状態に復帰し、傾斜端面16,17が接触して外方へ回動しなく なり、また、挿入された工具等20も抜け出ることはなくなるものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の工具等携行用具11によると、開閉部材5は常に付 勢された力で傾斜端面16,17が接触していて、工具等20を脱着するときは その開閉部材15を必ず回動させなければならない。したがって、工具等20を 挿入するときはワンタッチで操作可能であるが、工具等20を吊支用金具12か ら取り外すときは、一方の片手で工具等20を手持ちして落下しないようにする とともに、他方の片手で開閉部材15を回動させる操作が必要となり、必ず両手 を用いなければならない不便がある。
【0008】 高所作業者は高所に身をおいているので、動作が著しく制約されるために、頻 繁に使用する工具等20を両手を用いなければ吊支用金具1から取り外すことが できないのでは、煩わしく、作業能率に影響を与えるばかりか、安全性が損なわ れる危険性をも伴う。
【0009】 また、前記従来の工具等携行用金具11は吊支用金具12の下辺部12aが座 金具19、即ち、作業者側へ下がるように傾斜して形成されているから、吊支さ れた工具等20は必ず作業者側へずり移動して(矢示方向)、作業者が屈みこむ と必ず腰等に当たり、作業をし辛いことがあるほか、体に工具等20が密接して いるから、必要な工具等20を選択するときは、一々目を体に沿って見下ろす必 要があり、したがって、工具等20を選びだすための手間をも要する。
【0010】 更に、吊支用金具12の断面形状は円であるから、これを座金具19にベルト 18で締め付け固定したときは、座金具19と吊支用金具12とは線接触である ために、吊支用金具12が回動し易くなり、吊支した工具等20が揺動して動作 の邪魔になることがある。
【0011】 そこで、本考案は上記事情に鑑みて、高所作業者が各種工具を不使用時に吊り 下げて常に身の回りに携行できるとともに、両手を用いずに工具等を片手操作で 脱着できる吊支用金具を有する工具等携行用具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、両端部を離間させて開口部を形成した略C 形の吊支用金具であって、工具等の開口部を通過させる部分の肉厚より開口部の 間隔を若干大きく形成してなる構成、両端部を離間させて開口部を形成した略C 形の吊支用金具であって、両端部に傾斜端面と直交端面を形成するとともに、開 口部から工具等を挿入し、かつ、抜き出して取り外せる構成、及び両端部を離間 させて開口部を形成した略C形の吊支用金具であって、両端部に傾斜端面と直交 端面を形成するとともに、工具等の開口部を通過させる部分の肉厚より開口部の 間隔を若干大きく形成し、開口部から工具等を挿入し、かつ、抜き出して取り外 せる構成を提供する。
【0013】 更に、吊支用金具の両端部のいずれか一方側にチューブを挿通し、該チューブ を移動させることにより、開口部を開閉できる構成、吊支用金具の下辺部が開口 部の下方へ傾斜している構成、吊支用金具の断面形状が多角形である構成、及び 吊支用金具の断面形状が六角形である構成を提供する。
【0014】
【作用】
上記構成の本考案によれば、工具等を吊支し、又は取り出すときは、傾斜端面 と直交端面間の開口部から工具等を挿入し、又は抜き出す。この操作は、片手で 工具を手持ちして両手を用いることなく行うことができる。吊支された工具等は 、作業者の体から離れる方向へ下辺部をずり移動する。また、チューブを移動さ せて開口部を閉じれば、工具等が抜け出て下に落下するような事態を防止する。 よって、高所作業者が各種工具を不使用時に吊り下げて常に身の回りに携行でき るとともに、両手を用いずに工具等を片手操作で脱着することができる。
【0015】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図に基づき説明する。図1に示すように、本考案の工 具等携行用具1は、C形をした吊支用金具2と、吊支用金具2の両端部に嵌め込 んだチューブ5とからなり、吊支用金具2の両端部は互いに離間してそれぞれ傾 斜端面6とそれに対面する直交端面7が形成されている。したがって、傾斜端面 6と直交端面7とは内方へ開いた開口部3を形成する。この開口部3から工具等 20を出し入れする為に、傾斜端面6と直交端面7との最小間隔Dは工具等20 の肉厚Tよりも若干大きくしてある。図2は吊支用金具2の全体斜視図である。
【0016】 吊支用金具2は断面が多角形のロッドをC形に曲げ形成して構成され、容易に 変形し難い形状にするのが良い。図示例では断面六角形としたが、断面四角形、 断面八角形等でも良く、又断面円形のものでもよい。また、下辺部2aは開口部 3から離れる下方へ傾斜して形成されている。したがって、この下辺部2aに工 具等20を吊支させたとき、図4に示すように工具等20がずり移動(矢示方向 )して作業者の体に触れることがなくなり、常に作業者の体から所定の間隔をお いて保持され、必要な動作の支障にならない。
【0017】 チューブ5はビニール等の樹脂製であって可撓性に優れ、かつ、吊支用金具2 の両端部に嵌着して開口部3を閉塞することにより、工具等20の抜け止めをす ることができるとともに、チューブ5を上方又は下方へずり移動させることによ り、開口部3を開くことができる。開かれた開口部3から工具等20を挿入して 下辺部2aに吊支したのち、チューブ5で開口部3を閉じれば、工具等20が吊 支用金具2から容易に外れ難くなるのである。
【0018】 この吊支用金具2を装着するための座金具9、及び座金具9を取り付けて作業 者の腰に巻くベルト8は前記従来のそれらと同じであって格別の差異はない。し たがって、図5に示すように、座金具9にベルト8で装着固定し、ベルト8を作 業者の腰に巻き付けて固定する。この場合、図3に示すように、多角形断面の吊 支用金具2は座金具9に面接触してベルト8で締め付けられるから、吊支用金具 2が回動しがたくなり、作業者の腰回りで揺動することが少なくなる。
【0019】 なお、本考案で云う工具等20とは、図3,図4に示すように、開口部3に工 具等20の肉厚部が挿通できるクリッパー等のほか、このようなものでなくとも 、各種の工具に吊下環等を取り付けたものをいう。したがって、大工が必要とす る金槌に吊下環を取り付けたようなものであってもよい。
【0020】 かくして、本考案の実施例によれば、チューブ5を上方又は下方へずり移動さ せて開口部3を開いた状態にしておけば、図3に示すように作業者は必要な工具 等20を片手で手持ちして、開口部3から迅速、かつ、容易に挿入及び抜き出す ことができ、両手を使わなくともよく、また、移動のために工具等20を使用し ないときは、チューブ5で開口部3を閉じておけば足りるので、作業性、安全性 が向上する。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、吊支用金具を略C形に形成してその開口部か ら工具等を片手で抜き取ることができるので、必要な工具の挿入及び取り出しが 迅速、かつ、容易にでき、作業性及び安全性が向上する。
【0022】 また、吊支用金具の開口部を閉塞するチューブを設けたので、吊支した工具等 が不用意に外れることはないから、それが落下して下にいる者を負傷させる危険 が生じるおそれがない。
【0023】 さらに、吊支用金具の下辺部が開口部から離れる下方へ傾斜させたので、吊支 した工具等は作業者の体から離れる方向へずり移動するため、体に触れるような こともなく、作業性が向上する。よって、高所作業者が各種工具を不使用時に吊 り下げて常に身の回りに携行できるとともに、両手を用いずに工具等を片手操作 で脱着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図。
【図2】吊支用金具の全体斜視図。
【図3】使用例を示す説明図。
【図4】使用例を示す説明図。
【図5】使用例を示す説明図。
【図6】図1のA−A断面図。
【図7】従来例の側面図。
【符号の説明】
1…工具等携行用具 2…吊支用金具 2a…下辺部 3…開口部 5…チューブ 6…傾斜端面 7…直交端面 8…ベルト 9…座金具 20…工具等

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部を離間させて開口部を形成した略
    C形の吊支用金具であって、工具等の開口部を通過させ
    る部分の肉厚より開口部の間隔を若干大きく形成してな
    ることを特徴とする工具等携行用具。
  2. 【請求項2】 両端部を離間させて開口部を形成した略
    C形の吊支用金具であって、両端部に傾斜端面と直交端
    面を形成するとともに、開口部から工具等を挿入し、か
    つ、抜き出して取り外せることを特徴とする工具等携行
    用具。
  3. 【請求項3】 両端部を離間させて開口部を形成した略
    C形の吊支用金具であって、両端部に傾斜端面と直交端
    面を形成するとともに、工具等の開口部を通過させる部
    分の肉厚より開口部の間隔を若干大きく形成し、開口部
    から工具等を挿入し、かつ、抜き出して取り外せること
    を特徴とする工具等携行用具。
  4. 【請求項4】 吊支用金具の両端部のいずれか一方側に
    チューブを挿通し、該チューブを移動させることによ
    り、開口部を開閉できる請求項1,2又は3に記載の工
    具等携行用具。
  5. 【請求項5】 吊支用金具の下辺部が開口部の下方へ傾
    斜している請求項1,2,3又は4に記載の工具等携行
    用具。
  6. 【請求項6】 吊支用金具の断面形状が多角形である請
    求項1,2,3,4又は5に記載の工具等携行用具。
  7. 【請求項7】 吊支用金具の断面形状が六角形である請
    求項1,2,3,4又は5に記載の工具等携行用具。
JP1994009233U 1994-07-05 1994-07-05 工具等携行用具 Expired - Lifetime JP3006174U (ja)

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